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県 政 の 成 果
平成18年度 県 政 の 成 果 (主要施策の成果に関する説明書) 平成19年11月 宮 城 県 本書は,地方自治法第233条第5項の規定によ り平成18年度における主要な施策の成果に関 する説明書として作成したものです。 目 次 はじめに 1 趣 旨 ................................................................ 1 2 対 象 ................................................................ 1 3 記載内容 ................................................................ 1 重点事業等 平成18年度重点事業等一覧表................................................. 3 項目1 みやぎの発展に向けた新たな自立戦略の展開 ............................. 7 項目2 富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 .......................... 12 項目3 みやぎグローバル戦略の推進 .......................................... 82 項目4 学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 .......................... 88 項目5 安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり ....................... 110 項目6 安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 ......... 165 項目7 誰もが暮らしやすい地域社会の実現 ................................... 183 項目8 NPOなど多様な主体との協働及び地域文化の振興 ..................... 215 項目9 行政の電子化の推進................................................. 218 参考資料 宮城の将来ビジョンにおける33の取組 ....................................... 221 索 引 五十音順索引 .............................................................. 223 担当部局・課室別索引....................................................... 226 はじめに 1 趣 旨 2 対 象 3 記載内容 はじめに 1 趣 旨 本書は,地方自治法第233条第5項の規定に基づき,平成18年度における主要な施策の成 果に関する説明書として作成したものである。 2 対 3 記載内容 「平成18年度の政策方針」(平成17年12月公表)の体系に基づき,「平成18年度重点 事業等一覧表」の掲載順に掲載している。 また,事業ごとの記載内容は,以下のとおりである。 ・事業名(当該事業が平成18年度重点事業の場合は右隣に【重点】と記載) ・事業概要 ・平成18年度の実施状況 ・平成18年度の成果 ・事業箇所 ・参考(「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組番号 と取組名を記載) ・担当部局・課室名(平成19年4月から変更になっている場合には,変更後の担当部局・担当課 室名を()書きで記載・関係する課室がある場合は[]書きで記載) ・事業量及び事業費(「全体計画(事業期間)」,「平成18年度事業」に分けて記載) 象 本書では,平成18年度に実施した重点事業等を掲載の対象としている。 政策方針における9項目ごとの事業費集計表 (千円) 掲載 事業 件数 政策方針における項目 平成18年度事業費 事業費 うち県決算額 5 2,626,537 1,182,324 70 69,182,527 60,093,605 43,057 38,298 21 1,431,361 1,431,361 安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 55 3,512,434 3,250,087 6 安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみ やぎの創造 18 1,019,374 414,748 7 誰もが暮らしやすい地域社会の実現 33 892,984 747,484 8 NPOなど多様な主体との協働及び地域文化の振興 3 18,055 18,055 9 行政の電子化の推進 2 588,753 588,753 1 みやぎの発展に向けた新たな自立戦略の展開 2 富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 3 みやぎグローバル戦略の推進 4 学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 5 5 注)再掲事業の件数及び事業費の取扱いについては,同一の項目の中で再掲する場合は集計に含めず,異なる 項目の中に再掲する場合には各々の項目ごとに再掲事業も含めて集計することとしている。 -1- 重点事業等 平成18年度 重点事業等一覧表 項目 事 業 細目 頁 ・ 宮城の将来ビジョン策定事業 P 7 ・ みやぎ経営戦略会議開催事業 P 8 ・ みやぎ新しいまち・未来づくり推進事業 ・ 県から市町村への権限移譲の推進 ・ 市町村振興総合支援事業 P 9 P 10 P 11 ・ みやぎ経営戦略会議開催事業【再掲】 P 8 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 中小企業経営安定資金貸付金〔債務負担行為〕 P P P P P P P P P P P P P 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 外資系(研究開発型)企業の誘致促進事業 P P P P P P 25 26 27 28 29 154 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 観光立県みやぎ戦略推進事業 P P P P P P P 30 31 32 33 34 35 36 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 食材王国みやぎ総合推進事業 P P P P P P P P P P P P P P 37 38 39 40 41 42 43 44 45 47 48 49 50 51 1 将来ビジョンの策定 1 たみ なや 自ぎ 立の 戦発 略展 のに 展向 開け た 新 2 みやぎ経営戦略会議の設置 3 市町村との新たなパートナー シップの構築 1 経済発展に向けた基本方針の策 定と推進 2 既存産業の構造改革の推進と新 産業分野の創出 3 内外の企業,資本誘致の積極的 な展開と集積の促進 2 富 県 戦 略 に よ る 宮 城 の 産 業 経 済 の 飛 躍 へ の 助 走 4 観光王国みやぎ戦略の推進 5 食材王国みやぎへの本格的な展 開 中小企業産業振興資金貸付金〔債務負担行為〕 建設業経営多角化支援事業 先端・基盤技術高度化支援事業 光関連産業育成支援事業 自動車関連産業特別支援事業 機能性食品等開発普及支援事業 生活支援機器産業育成・支援事業 環境関連新技術開発支援事業 東北テクノロジーセンター運営事業 みやぎe-ブランド確立支援事業 ITビジネス競争力強化市場形成促進事業 知的財産権活用推進研修事業 企業立地奨励金 情報通信関連企業立地促進奨励金 コールセンター立地促進特別奨励金 コールセンターサポート事業 みやぎエコファクトリー立地促進事業【再掲】 民間主導型国内観光客誘致対策連携事業 みやぎの観光イメージアップ事業 外国人観光客誘致促進事業 観光客誘致ステップアップ事業 グリーン・ツーリズム促進支援事業 地域産業振興事業 みやぎのおいしい「食」ブランド化戦略推進事業 みやぎの野菜ブランド化推進事業 みやぎの水産物トップブランド形成事業 みやぎおさかな12つき提供事業 個性派野菜(プンタレッラ)ブランド化促進事業 養殖水産物ブランド化推進・強化事業 首都圏県産品販売等拠点運営事業 米ビジネス推進事業 麦・大豆ビジネス推進事業 園芸特産戦略産地育成事業 山の幸振興総合対策事業 食育推進事業 学校給食地場野菜等利用拡大事業 -3- 6 アグリビジネスなどの戦略的展 開 7 地域産業の再生と雇用の確保 産業経済を支える広域交通イン 8 フラの整備推進と地域活性化へ の挑戦 1 国際局の新設とみやぎ国際戦略 プランの策定,推進 ー 3 み 戦 や 略 ぎ の グ 推 ロ 進 バ ル 新世代アグリビジネス総合推進事業 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ みやぎマーケティング・サポート事業 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 高規格幹線道路整備事業(三陸縦貫自動車道) ・ ・ ・ ・ みやぎ国際戦略プラン策定事業 みやぎの養液栽培普及推進事業 ふるさと食品活性化ネットワーク支援事業 グリーン・ツーリズム促進支援事業【再掲】 建設業経営多角化支援事業【再掲】 新みやぎの農業教育訓練システム整備事業 新規就農者支援事業 地域営農システム推進支援事業 「もっともっと・みやぎの間伐材」流通拡大対策事業 みやぎブランド材流通強化対策事業 みやぎ木づかいモデル創造事業 みやぎの水産物トップブランド形成事業【再掲】 みやぎおさかな12つき提供事業【再掲】 中小企業再生支援協議会運営費補助事業 中小企業経営安定資金貸付金〔債務負担行為〕【再 掲】 中小企業産業振興資金貸付金〔債務負担行為〕【再 掲】 新規高卒未就職者対策事業 私立学校新規高卒者就職支援事業 若年者就職支援ワンストップセンター事業 みやぎ雇用創出対策事業 職業観を育む支援事業 ジョブサポート事業 高規格幹線道路整備事業(常磐自動車道等) 高規格幹線道路整備事業(みやぎ県北高速幹線道路) 仙台空港国際空港化促進事業 仙台空港アクセス鉄道整備推進事業 仙台空港臨空都市整備推進事業 仙台空港臨空都市整備事業(交通安全施設整備) 仙台国際貿易港整備事業・仙台国際貿易港振興対策事 業 仙台港背後地土地区画整理事業 高速自動車道沿線開発整備プラン策定事業 第三セクター鉄道対策事業 水産物供給施設衛生高度化推進事業 東アジアとの経済交流促進事業 極東ロシアとの経済交流調査事業 みやぎグローバルビジネス総合支援事業 P P P P P P P P P P P P P 52 54 55 35 14 56 57 58 59 60 61 40 41 P P P P P P P P P P 62 63 12 13 64 65 66 67 68 69 P P P P P P P P P P P P 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 P P P P 82 83 84 85 ・ 外国籍県民支援事業 P 86 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 学校活性化プロポーザルモデル事業 P P P P P P P P P P 88 89 90 91 93 94 95 96 97 98 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 学級編制弾力化事業 P P P P P P 99 100 101 102 103 104 ・ ・ ・ ・ ・ 子どもの心すこやか育成事業 P P P P P 105 106 107 108 109 2 多文化共生社会みやぎの形成 1 4 学 力 向 し 上 た , 教 個 育 性 の ・ 推 創 進 造 性 を 重 視 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 学校の主体性確立と特色ある学 校教育の展開 2 学力向上対策の推進 3 不登校児童生徒等への支援 学校活性化プロポーザル事業 県立高校将来構想推進事業 共に学ぶ学習システム整備事業 障害児教育地域支援推進事業 共に学ぶ教育研修充実事業 特別非常勤講師制度活用事業 学校評価支援事業 13歳の社会へのかけ橋づくり事業 IT教育推進事業 小中学校学力向上推進事業 高等学校学力向上ステップアップ事業 進学指導充実支援事業 学校英語教育充実推進事業 小学校英語教育推進事業 スクーリングサポートネットワーク事業 総合教育相談事業 みやぎアドベンチャープログラム事業 高等学校スクールカウンセラー活用事業 -4- 1 地震に強い県土づくりの推進 2 3 5 安 全 ・ 安 心 み や ぎ の 創 造 と 環 境 重 視 の 県 土 づ く り 食の安全・安心のための総合的 な政策の展開 地域医療水準の向上と救急医療 体制等の強化 4 環境重視の県土づくり 5 治安日本一に向けた取組の推進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 津波情報ネットワーク構築事業 ・ ・ ・ ・ みやぎ食の安全安心県民総参加運動事業 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 地域の中核的な病院整備推進事業 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 水循環保全基本計画及び流域水循環計画策定事業 木造住宅等震災対策事業 津波避難誘導標識等設置事業 防潮水門緊急整備事業 水管橋耐震化促進事業 災害等重要突発事案対策事業 県立学校耐震化促進事業 災害ボランティア受入体制整備事業 外国籍県民支援事業【再掲】 水産物産地衛生管理定着事業 生がき安全安心対策事業 有用貝類毒化監視対策事業 救急医療体制強化推進事業 救急医師養成事業 小児救急医療対策事業 AED(自動体外式除細動器)による緊急救命措置普及事業 自治体病院開設者協議会支援事業 自治体病院等臨床研修支援事業 宮城県ドクターバンク事業 医学生修学資金等貸付事業 地域医療システム学講座設置事業 地域医療システム検討促進事業 地域リハビリテーション医療体制整備推進事業 高齢者リハビリテーション促進事業 県リハビリテーション支援センター機能整備事業 リハビリテーション支援センター整備事業 リハビリテーション職員研修会開催支援事業 福祉用具プランナー研修事業 地域リハビリテーション支援体制整備事業 高次脳機能障害者支援事業 新型インフルエンザ対策事業 仙台湾の水循環健康診断事業 金華山島森林復元事業 傷病鳥獣救護システム事業 リアスの森保全対策事業 みやぎ地球温暖化対策地域推進事業 ESCO事業導入可能性調査事業 新エネルギー地産地消導入促進モデル事業 環境産業コーディネーター派遣事業 産業廃棄物発生抑制等支援事業 企業連携型リサイクルシステム構築支援事業 みやぎエコファクトリー立地促進事業 地域におけるバイオディーゼル燃料利活用推進事業 産業廃棄物処理業者指導強化事業 産業廃棄物不法投棄監視強化事業 産業廃棄物処理システム健全化促進事業 エコファーマー支援普及事業 環境にやさしい農業定着促進事業 グリーン製品普及拡大事業 ・ 安全安心なまちづくり推進事業 ・ 地域安全対策推進事業 ・ 緊急配備支援システム整備事業 -5- P P P P P P P P P 110 111 112 113 114 115 116 117 86 P P P P 118 119 120 121 P P P P P P P P P P P P P P P P P P P P 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 P P P P P P P P P P P P P P P P P P P 142 143 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 P 162 P 163 P 164 1 総合的な子育て支援の充実 6 安 心 し て し 子 や 育 す て い で み き や る ぎ み の や 創 ぎ 造 ・ 女 性 が 活 躍 2 女性社会進出支援(就労支援) システムの整備 1 福祉サービス水準の向上の実現 7 誰 も が 暮 ら し や す い 地 域 社 会 の 実 現 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 宮城県次世代育成支援対策協議会開催事業 地域まるごと子育て支援モデル事業 みやぎ子育てシンポジウム2006開催 子ども専用相談推進事業 休日・夜間保育事業 乳児保育等推進事業 一時・特定保育事業 地域子育て支援センター事業 放課後児童健全育成事業 親(母)と子の宿泊型生活サポート事業 ファミリーグループホーム事業 配偶者暴力(DV)被害者支援対策事業 母子保健児童虐待予防事業 子どもメンタルサポート事業 不妊専門相談センター運営事業 不妊治療医療費助成事業 P P P P P P P P P P P P P P P P 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 ・ 男女共同参画相談と自立サポート事業 ・ ポジティブ・アクション推進事業 P 181 P 182 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ P P P P P P P P P P P P P P P P P P ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 地域包括支援センター職員等研修事業 介護予防に関する事業評価・市町村支援事業 介護予防調査推進事業 高齢者リハビリテーション促進事業【再掲】 特別養護老人ホーム建設費補助事業 ユニットケア促進研修事業 小規模多機能型居宅介護事業促進事業 介護支援専門員資質向上事業 ケアマネジメントリーダー活動支援事業 高齢者虐待対策事業 地域福祉推進普及事業 地域福祉活動促進事業 地域福祉実践モデル事業 共生型地域生活総合支援事業 多機能型地域ケアホーム運営強化対策事業 障害児(者)地域療育等支援事業 知的障害者援護施設特別処遇加算補助事業 知的障害者グループホーム整備促進事業 精神障害者自立生活支援事業・精神障害者自立生活支 援員派遣事業 社会的引きこもりケア体制整備事業 重症心身障害児(者)通園事業 福祉サービス第三者評価推進事業 バリアフリーみやぎ推進事業 県有施設ユニバーサルデザイン推進事業 県庁業務障害者就労モデル事業 就労支援事業 みやぎ障害者ITサポート事業 障害者就業・生活サポート事業 難病相談支援センター事業 ALS等総合対策事業 183 184 185 134 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 P 200 P P P P P P P P P P P 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 2 いきいきシニアパワーの活用戦 略 主8 体 とN 文 のP 化 協O の 働な 振 及ど 興 び多 地様 域な ・ みやぎシニアカレッジ・アカデミー校運営事業 ・ 元気シニアのためのマッチング推進事業 ・ 老人クラブ社会貢献活動促進事業 P 212 P 213 P 214 1 NPOとのパートナーシップの 構築と活動基盤の強化 ・ みやぎNPO夢ファンド事業 ・ みやぎNPOサポートローン ・ NPOマネジメントサポート事業 P 215 P 216 P 217 9 行 政 推 の 進 電 子 化 の 電子自治体及び総合情報ネット ワークの構築 ・ みやぎ電子県庁構築事業 P 218 1 ・ 人事管理システム整備事業 P 219 -6- 政策方針における項目1:みやぎの発展に向けた新たな自立戦略の展開 1−1 将来ビジョンの策定 1−1 ‖宮城の将来ビジョン策定事業‖【重点】 [事業概要] 県では,平成12年に,平成22年を目標年度とした「宮城県総合計画」を策定し,これを県政運営の基本方針として各種施策を 展開してきました。 しかしながら,平成17年の国勢調査において県人口が初めて減少に転ずるなど,予想を超える早さで人口減少社会を迎え,また 三位一体改革など地方分権を巡る状況変化,市町村合併の進展など,県政を取り巻く環境は大きく変化してきています。さらに,グ ローバル化や情報化の進展,環境問題の深刻化など時代は刻々と変化しています。 こうした時代潮流に的確に対応し,持続可能な地域社会を作っていくためには,安定した経済基盤を確立し,すべての県民が希望 を持って安心して生活できる地域づくりを進めていく必要があることから,転機を迎えた社会における将来の宮城のあるべき姿や目 標を県民の皆さんと共有し,その実現に向けて県が優先的・重点的に取り組むべき施策を明らかにすることを目的として, 「宮城の将 来ビジョン」を策定するものです。 [平成18年度の実施状況] 「宮城の将来ビジョン」策定にあたっては,外部有識者や県民の皆様の幅広い意見を内容に反映させるため,知事が任命する学識 経験者,市町村長,公共的団体の役員等24名で構成される「総合計画審議会」を開催しました(H18.6∼H18.12 計4回) 。また, 「宮 城の将来ビジョン県民会議」を開催し,県の将来像や各分野のテーマ(農林水産業,社会基盤整備,環境,国際化・観光,商工業雇 用,生活の安全安心,医療福祉,教育文化)について意見交換を行いました(H18.5∼H18.7 計5回 参加者33名) 。併せて,県内 3か所(県南・気仙沼・大崎)において「タウンミーティング」を開催し,地域で活躍されている方からの意見表明や,会場との意 見交換などを行いました(参加者 ①県南会場198名 ②気仙沼会場107名 ③大崎会場160名) 。平成19年1月に審議会か らの答申を受け,同年2月定例県議会の議決を経て,策定しました。 [平成18年度の成果] 「宮城の将来ビジョン」の策定により,我が県の個性と地域特性をふまえ,新たな時代にふさわしい宮城, 「生まれてよかった,育 ってよかった,住んでよかった」と思える宮城を構築していく上で, 「富県共創!活力とやすらぎの邦づくり」という県政運営の理念 や,県として今後10年間に特に注力すべき政策分野について,その基本的な方向性を明示することが出来ました。 また,重点的に取り組むべきテーマや目指す姿などを明確にした上で,その実現を図るための取組の方向等についても明示するこ とが出来ました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 企画部 政策課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事 業 ・ 「宮城の将来ビジョン」の策定 事業主体 県 (平成18年度) 量 事 業 費 − -7- 平成18年度事業 ・ 「宮城の将来ビジョン」の策定 ・総合計画審議会の開催 ・宮城の将来ビジョン県民会議の開催 ・タウンミーティングの開催 2,051 [うち県決算額] 2,051 政策方針における項目1:みやぎの発展に向けた新たな自立戦略の展開 1−2 みやぎ経営戦略会議の設置 1−2 ‖みやぎ経営戦略会議開催事業‖【重点】 [事業概要] 学界,産業界の有識者等を参集し,県産業経済の再生と雇用の安定確保,新たな富の創出を目指す戦略展開の具体策 について提案を受ける「みやぎ経営戦略会議」を開催し,産業経済の活性化に向けた骨幹となる方針を策定します。 [平成18年度の実施状況] みやぎ経営戦略会議を3回開催しました。 平成18年4月21日に第4回「情報関連産業の振興方策」,平成18年4月26日に第5回「集客交流産業の振興 方策」,平成18年7月25日に第6回「商業・サービス業の振興方策」を開催しました。 [平成18年度の成果] 各回6名(延べ18名)の有識者から提言を受け,平成19年度事業に反映しました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 産業経済部 産業政策推進室 事 業 全体計画(事業期間) 量 (経済商工観光部 及 び 事 事業主体 ・みやぎ経営戦略会議の開催(全6回) 県 業 富県宮城推進室) 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・みやぎ経営戦略会議の開催3回 事 業 量 事 業 費 (平成17年度∼平成18年度) 1,469 − -8- 886 [うち県決算額] 886 政策方針における項目1:みやぎの発展に向けた新たな自立戦略の展開 1−3 市町村との新たなパートナーシップの構築 1−3 ‖みやぎ新しいまち・未来づくり推進事業‖【重点】 [事業概要] 少子高齢化の進展,地方財政の危機的状況,地方分権の推進等に対応するための市町村の行財政基盤の強化や生活圏 の拡大に対応した広域的なまちづくりを推進するために,自主的な市町村合併を推進する支援策を総合的に講じるもの です。 [平成18年度の実施状況] ① みやぎ新しいまち・未来づくり交付金 合併市町村が行う電算システム統合事業や行政サービスの格差是正事業など新しいまちづくりのために必要な財政需 要に対して,交付金による財政支援を行いました。 ② みやぎ新しいまち・未来づくり推進事業補助金 公共的民間団体が行う,市町村合併を目的とした講演会の開催,調査研究,その他気運醸成に資する事業に対し,そ の経費の一部を補助しました。 ③ みやぎ新しいまち・未来づくり相談コーナーの運営 市町村合併に関する気運醸成を図るとともに,市町村支援や市町村合併など各種問い合わせへの対応や必要な情報提 供及び助言を行いました。 ④ 市町村合併の構想関係 平成17年4月に施行された新合併特例法に基づき設置された「みやぎ新しいまち・未来づくり審議会」の運営及び 市町村合併に関するシンポジウムの開催等を行いました。 [平成18年度の成果] ① みやぎ新しいまち・未来づくり交付金 合併市町4団体に対して交付金を交付し,新しいまちづくりを支援しました。 ② みやぎ新しいまち・未来づくり推進事業補助金 市町村合併に関する啓発事業を行うため,1団体から申請があり補助金を交付しました。 ③ みやぎ新しいまち・未来づくり相談コーナーの運営 市町村合併啓発用パンフレットを 5,000部作成・配布し,気運醸成と情報提供を行いました。 ④ 市町村合併の構想関係 合併市町応援シンポジウムを開催して156名の参加者があり,合併市町が抱える課題や解決手法について理解を深 めました。また,みやぎ新しいまち・未来づくり審議会を開催し,平成19年度以降の市町村合併を推進していくため の意見をいただき,平成19年度の市町村合併推進方針を作成する際の参考としました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 将来ビジョン実現を支える基礎的な取組 [担当部局・課室名] 総務部 市町村課 事 業 全体計画(事業期間) 事 ・みやぎ新しいまち・未来づくり推進事業 量 及 び 事 業 費 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・みやぎ新しいまち・未来づくり交付金 ・みやぎ新しいまち・未来づくり推進事業補助金 ・みやぎ新しいまち・未来づくり相談コーナーの 運営 ・市町村合併の構想関係 業 量 事 (平成10年度∼) − -9- 436,637 [うち県決算額] 436,637 政策方針における項目1:みやぎの発展に向けた新たな自立戦略の展開 1−3 市町村との新たなパートナーシップの構築 1−3 ‖県から市町村への権限移譲の推進‖【重点】 [事業概要] 住民に身近な行政サービスは,できる限り身近な地方公共団体である市町村において処理することを基本として,地 方分権の担い手として意欲を持つ市町村に対し県からの権限移譲を推進することにより,市町村が自らの責任と判断で 地域づくりができる環境をより一層整え,分権型社会の実現を推進するものです。 権限移譲に当たっては,移譲される事務の処理に要する経費の財源措置として「移譲事務交付金」を県から市町村へ 交付しています。 [平成18年度の実施状況] 「県から市町村への権限移譲推進要綱」に基づき,市町村に対し移譲可能事務として137事務を提示し,移譲希 望の照会を行いました。その結果に基づき,市町村から移譲希望のあった事務について県と市町村との協議を実施し, 平成19年4月から新たに移譲する事務の調整を行いました。 [平成18年度の成果] 移譲希望の照会の結果,各市町村の合計で延べ52事務の移譲希望がありました。移譲希望に基づく県と市町村と の協議の結果,平成19年4月から新たに9市町に対し延べ51事務を移譲することとなりました。 (平成18年11 月定例県議会において条例改正)これにより,137の移譲可能事務について,累計で69事務(全市町村に対し延 べ303事務)が移譲されています。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 将来ビジョン実現を支える基礎的な取組 [担当部局・課室名] 総務部 市町村課 事 事 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・「県から市町村への権限移譲推進要綱」に基づ く権限移譲の推進 (平成15年度∼平成19年度) 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・移譲事務交付金 業 量 事 業 費 − - 10 - 107,382 [うち県決算額] 107,382 政策方針における項目1:みやぎの発展に向けた新たな自立戦略の展開 1−3 市町村との新たなパートナーシップの構築 1−3 ‖市町村振興総合支援事業‖【重点】 [事業概要] 地方分権改革や市町村合併の進展を踏まえ,県が平成16年度に策定した「分権時代の市町村支援プラン」の一環と して,既存の県単独補助事業等を統合した「市町村振興総合補助金」を活用し,市町村自らの選択による個性的・重点 的な事業を推進します。 ① 補助事業メニューの一元化 市町村に対する県単独補助金のうち,総合化可能なものを基本的に一元化・メニュー化 (対象外) 災害対策,扶助費等の補助,義務補助,利子補給,特定地域補助,県単嵩上げ等 ② ワンストップサービス体制 市町村の事業選択の幅を拡大する仕組みを構築し,地方振興事務所をワンストップサービス窓口として位置付け, 申請・交付決定等の手続きを一元化・簡素化 ③ 県の政策誘導機能の確保 県の政策との整合性を図るため,市町村支援本部(本部長:知事)等において,制度の枠組みを決定する仕組みを 構築 ④ メニュー構成 個別の35メニュー事業及び市町村提案事業で構成(計36メニュー事業) [平成18年度の実施状況] 県内全市町村(36市町村)及び一部事務組合(5組合)に対して,補助金を交付しました。 [平成18年度の成果] 個別メニュー事業については,県内全市町村において地域性かつ必要性に沿った事業が展開されました。また,市町 村提案事業については,3市町において市町村独自の課題に対応した先進的事業やモデル的事業が実施されました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 将来ビジョン実現を支える基礎的な取組 [担当部局・課室名] 企画部 地域振興課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 及 び 事 事業主体 ・個別メニュー事業35メニュー事業 (メニュー構成については毎年度見直し) ・市町村提案事業 市町村及 び一部事 務組合 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・個別メニュー事業 ・市町村提案事業 35メニュー事業補助 3事業補助 (平成17年度∼平成19年度) 事 業 費 − − - 11 - 2,079,581 [うち県決算額] 635,368 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖中小企業経営安定資金貸付金〔債務負担行為〕‖【重点】 [事業概要] 経営基盤,経営体質の改善を必要とする中小企業者,経済環境の変化等外部要因により経営の安定に支障を生じてい る中小企業者等への低利かつ長期償還の融資による経営安定化対策を講じ,経営基盤の強化とともに,雇用の維持・促 進を図ります。 [平成18年度の実施状況] 県内での1年以上の事業経歴要件を廃止し,県内に事務所・事業所等を有し,事業を営んでいる場合は県制度融資の 申込みを可能とすることにより,県制度融資利用者の拡大を図りました。 連帯保証人については,原則法人代表者以外不要とすることにより,利用者の負担軽減を図りました。 環境配慮型経営企業に対し,各資金の金利から0.1%を割り引く優遇措置を講じました。 信用保証協会の基本的な料率より低率で利用できるよう,県制度資金の料率を設定しました。 [平成18年度の成果] 中小企業向け融資制度を活用することにより,資金調達の円滑化が図られ,中小企業の事業展開に必要な経営基盤の 強化が図られました。 県中小企業経営安定資金 [事業箇所] H18当初残高 H18新規融資 H18期末残高 8,990件 3,468件 9,707件 118,220,296千円 62,250,760千円 130,584,718千円 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 11 [担当部局・課室名] 産業経済部 経営金融課 事 業 (経済商工観光部 量 全体計画(事業期間) 事 及 び 事 事業主体 ・中小企業経営安定資金 (昭和40年度∼) 県 業 量 − 経営力の向上と経営基盤の強化 商工経営支援課) 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 中小企業経営安定資金 ・一般資金 ・経営緊急支援資金 ・経営環境変化対策資金 ・売掛債権担保活用資金 ・災害復旧対策資金 − 36,111,000 [うち県決算額] 36,111,000 事 業 債務負担行為 費 - 12 - 222,000 [うち県決算額] − 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖中小企業産業振興資金貸付金〔債務負担行為〕‖【重点】 [事業概要] 新技術・新製品の事業化等を図る中小企業者,新規に事業を開始しようとする創業者及び自動車関連事業の拡大や参 入を図る中小企業者等への低利かつ長期償還の融資による事業資金の円滑な供給を図り,中小企業の経営の発展と本県 産業の振興を図ります。 [平成18年度の実施状況] 県の重点施策と連携して自動車関連企業の誘致促進及び関連事業の拡大を図るため,自動車関連事業支援資金を創設 しました。 県内での1年以上の事業経歴要件を廃止し,県内に事務所・事業所等を有し,事業を営んでいる場合は県制度融資の 申込みを可能とすることにより,県制度融資利用者の拡大を図りました。 連帯保証人については,原則法人代表者以外不要とすることにより,利用者の負担軽減を図りました。 環境配慮型経営企業に対し,各資金の金利から0.1%を割り引く優遇措置を講じました。 信用保証協会の基本的な料率より低率で利用できるよう,県制度資金の料率を設定しました。 [平成18年度の成果] 中小企業向け融資制度を活用することにより,資金調達の円滑化が図られ,中小企業の経営の発展とともに,県内産 業の振興が図られました。 県中小企業産業振興資金 [事業箇所] H18当初残高 H18新規融資 H18期末残高 168件 32件 174件 1,156,992千円 310,400千円 1,033,285千円 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 11 [担当部局・課室名] 産業経済部 経営金融課 事 業 (経済商工観光部 量 全体計画(事業期間) ・中小企業産業振興資金 及 び 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 県 中小企業産業振興資金 ・新技術・新製品事業化資金 ・新分野進出資金 ・地場産業振興資金 ・創業育成資金(一般枠・特別枠) ・自動車関連事業支援資金(立地サポート枠・ チャレンジ枠) 等 (平成9年度∼) 量 − 商工経営支援課) 事業主体 事 業 事 経営力の向上と経営基盤の強化 − 961,000 [うち県決算額] 961,000 事 業 債務負担行為 費 - 13 - 14,000 [うち県決算額] − 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖建設業経営多角化支援事業‖【重点】 [事業概要] 公共投資の減少などにより建設市場は縮小を続けており,建設業は厳しい経営環境に置かれています。建設業者の倒産 や就労者のリストラ等は地域経済の安定を脅かし,雇用不安を招きます。 このような状況にあることから,土木部に建設業総合相談窓口を設けるとともに,建設業の経営多角化等に関する支援 を行うなど,建設業を自立した足腰の強い地域産業へ育成します。 [平成18年度の実施状況] ・建設業総合相談窓口を設け,ワンストップでさまざまな相談に対応しました。 ・建設業経営多角化支援セミナーを開催し,新分野進出等の気運醸成を図りました。 ・建設業経営者と,建設業振興に関する意見交換会を開催しました。 ・建設業経営者を対象に,アンケート調査を実施しました。 [平成18年度の成果] 建設業総合相談窓口での相談件数は,10社,延べ61回にのぼりました。また,建設業経営多角化セミナーを3回開 催し,約100人が参加しました。さらに,建設業振興に関する意見交換会を7月から9月にかけて延べ11日間開催し, 建設業経営者116人,土木部職員125人,合計241人の参加がありました。さらに,7月から10月にかけて元請 負主体の総合建設業者200社と,下請負主体である専門工事業者200社の合計400社を対象に,建設業振興に関す るアンケート調査を実施し,それぞれ158社(回答率79%),166社(回答率83%)から回答をいただきました。 これらの取り組みにより,経営多角化等による経営力強化の必要性が建設業界に徐々に浸透しつつあります。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 11 経営力の向上と経営基盤の強化 [担当部局・課室名] 土木部 事業管理課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 ・建設業経営多角化支援事業(建設業総合相談 窓口設置・建設業経営多角化セミナー開催・ 建設業経営多角化支援パンフレット作成など) ・建設業者間連携支援事業 (平成17年度∼22年度) (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・建設業総合相談窓口でのワンストップサービス ・建設業経営多角化セミナーの開催(3回) ・建設業振興に関する意見交換会(241人) ・建設業振興に関する400社アンケート − 536 [うち県決算額] 536 量 事 業 費 - 14 - 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖先端・基盤技術高度化支援事業‖【重点】 [事業概要] 地域企業のものづくり基盤技術の高度化と,世界をリードするナノテク・材料等の先端技術の地域定着を図るため,地 域の大学,高専等グループ機関が連携・協力し,地域企業の技術力の向上・先端技術の実用化を支援しています。 [平成18年度の実施状況] 平成17年4月に産業技術総合センター内に設置した基盤技術高度化支援センターを窓口として,県と相互協力協定を 締結している大学,高専等の12機関(基盤技術高度化支援グループ機関)が連携協力して,ワンストップ体制による技 術相談,研究者情報・機器情報の収集・公開,訪問支援,技術研究会の運営,広報活動等により,地域企業のものづくり 基盤技術の高度化を支援しました。 さらに,MEMSパークコンソーシアムの活動支援を行ったほか,産業技術総合センターへのMEMS関連機器の設置を通じて MEMS関連産業の振興に取り組みました。 [平成18年度の成果] 平成17年度に構築された学術研究機関等の連携協力体制が機能し,企業ニーズに対応した支援が的確に行われたこと により,地域企業のものづくり基盤技術の高度化が促進されました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 1 地域経済を力強くけん引するものづくり産業(製造業)の振興 取組 2 産学官の連携による高度技術産業の集積促進 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 新産業振興課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) ・基盤技術高度化支援センター運営事業 ・基盤技術高度化支援センター情報収集整理・研究 事 会企画運営事業 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・地域企業相談件数 47件 ・研究者約210人,施設・機器約350件のデー タを公開・提供 ・研究会活動 13テーマ ・訪問レクチャー 7件 ・広報イベント等 約20回 業 量 ・事業化推進コーディネータ会議(10回開催) ・セミナー,研修会(9回開催) ・MEMSパークコンソーシアム支援事業 (平成17年度∼平成19年度) 事 業 費 27,500 − 7,991 [うち県決算額] 7,991 ※MEMS=微小電気機械システム:次世代エレクトロニクス産業及び各種製造業等における基盤技術として期待され,将来 的には医療福祉など幅広い分野への利用が考えられている。MEMSは,Micro Electro Mechanical Systemsの略語。 - 15 - 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖光関連産業育成支援事業‖【重点】 [事業概要] 光関連製品は多くの産業分野で用いられており,それらの産業分野を横断的に結び付ける最先端産業技術であることか ら,今後市場の大幅な拡大が期待されています。 県内に立地している誘致企業と県内中小企業が強力なパートナー関係を構築するには,中小企業の技術力の向上が不可 欠であるため,中小企業における技術開発,製品開発の支援を実施します。 [平成18年度の実施状況] ・宮城県光製品開発支援事業 宮城県光製品開発支援事業費補助金交付要綱及び宮城県光製品開発支援事業実施要領を制定し,事業計画の募集を行い ました。 [平成18年度の成果] ・宮城県光製品開発支援事業 2企業より事業計画の提案を受け,審査の結果,適正なものと認定しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 1 地域経済を力強くけん引するものづくり産業(製造業)の振興 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 新産業振興課 事 業 量 及 び 事 業 費 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・中堅・中小製造業調査 ・誘致企業と中堅・中小製造業による研究会設置 ・中堅・中小製造業の試作品製作支援 県 (単位:千円) 平成18年度事業 ・事業認定 2件 業 (平成18年度∼平成20年度) 量 事 業 費 − - 16 - 618 [うち県決算額] 618 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖自動車関連産業特別支援事業‖【重点】 [事業概要] ・他産業分野に対する波及効果の裾野が広く,規模も大きいとされる自動車関連産業への受注・取引の拡大を目指し,多 面的かつ重層的な支援施策を実施します。 ・特に,関東自動車岩手工場における増産,トヨタ自動車東北のライン増設等に伴う現地調達率の向上というビジネスチ ャンスを的確に捉え,継続的かつ安定的な取引関係を構築するために必要な方策を実施します。 ・これによって,直接的な受注はもとより,県内企業の生産対応力のレベルアップを促し,足腰の強い産業構造の構築を 図り,県製造業を中心とした産業基盤の強化を目指します。 [平成18年度の実施状況] ・「みやぎ自動車産業振興協議会」を124会員により設立しました。(H18.5.11) ・宮城・岩手・山形各県の協議会を母体とした連携組織「とうほく自動車産業集積連携会議」を462会員により設立し ました。(H18.7.14) ・いわて・みやぎ・やまがた新技術・新工法展示商談会(愛知県豊田市)を開催し,本県から36社3団体が参加しまし た。 ・受発注開拓,関連情報の収集等を目的に述べ228団体への企業訪問を実施しました。 ・自動車産業特別支援プロジェクト(通称:プロジェクトJ)チームにより,関係部課及び産業支援機関との事業連携, 情報共有化を図りました。 [平成18年度の成果] ・「みやぎ自動車産業振興協議会」に75団体が新たに参加し,199会員による活動に拡大されました。 ・いわて・みやぎ・やまがた新技術・新工法展示商談会では,2,600人が来場し,本県出展企業は4,343件の商 談実績を得られました。 ・展示商談会の開催前後には出展企業に対してアドバイザーによる技術・プレゼン指導及び来場企業に対しての市場開拓 専門員による発注開拓活動等を実施したことにより受注機会の拡大に繋がりました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 1 地域経済を力強くけん引するものづくり産業(製造業)の振興 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 新産業振興課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・受発注拡大プロジェクト推進 ・技術力の高度化プロジェクト推進 ・広域連携プロジェクト推進 ・みやぎ自動車産業振興協議会運営 (平成18年度∼) 事業主体 (単位:千円) 平成18年度事業 県・ ・いわて・みやぎ・やまがた新技術・新工法展示 (財)みや 商談会(愛知県豊田市)の開催 ぎ産業振 ・市場開拓専門員の設置 興機構 ・人材等派遣奨励事業の新設 ・とうほく自動車産業集積連携会議の設立 ・みやぎ自動車産業振興協議会の設立 − - 17 - 13,651 [うち県決算額] 13,651 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖機能性食品等開発普及支援事業‖【重点】 [事業概要] 生活者の健康増進,QOLの向上をキーワードに,食材の機能成分を活用した疾病予防食品(糖尿病予防食品)の研究・ 開発及び嚥下食・介護食の普及・開発・販路拡大を目的に,各種研究会の開催,食品成分調査研究及び関係者間のネット ワーク構築による研究開発・販路拡大に向けた体制整備による県内産業の振興支援を行います。 [平成18年度の実施状況] 疾病予防食品(糖尿病予防食品)については,県産食材の脂質糖化抑制効果の調査研究を行うとともに,県内の食品製造 業者をメンバーに糖尿病予防食品等開発研究会を開催し,製品化に向けた意見交換を実施しました。 また,嚥下食・介護食については,介護現場のニーズに応じた製品開発を図るため,医療福祉関係者,製品開発企業, 大学・試験研究機関及び流通業関係者等をメンバーとする嚥下食普及連携会議を開催し,新製品の開発・販路拡大に向け た意見交換を行いながら,水産物を使用した嚥下食の試作品開発の支援を行いました。併せて,水産加工業者を対象に嚥 下食・介護食の普及セミナーを開催し,企業向け普及支援を行いました。 [平成18年度の成果] 疾病予防食品(糖尿病予防食品)については,県産食材の脂質糖化抑制効果の調査研究により約200種の素材を測 定し,脂質糖化抑制効果のある食材からの強い活性がある成分を発見しました。また,県内食品関連企業をメンバーとす る糖尿病予防食品等開発研究会や特定保健用食品認可などの商品化に向けた研修会を開催し,疾病予防食品の普及・広報 及び製品化に向けたネットワーク体制を構築するとともに,関係企業への有効成分調査等の技術支援を行いました。 嚥下食・介護食については,医療福祉機関,関連企業など幅広い関係者をメンバーとする嚥下食普及連携会議を開催し, 利用者側の視点を取り込んだ製品化に向けたネットワーク体制を進めるとともに,水産品を材料とする新たな嚥下食品の 試作を行いました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 1 地域経済を力強くけん引するものづくり産業(製造業)の振興 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 新産業振興課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) ・抗糖化食品開発支援事業 事 ・嚥下食品開発・普及支援事業 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・抗糖化食品(糖尿病予防食品)に係る技術移転 に関する研究開発 ・糖尿病予防食品等開発研究会の開催 ・嚥下食普及連携会議の開催 ・嚥下食普及セミナーの開催 業 (平成17年度∼平成19年度) 量 事 業 費 4,900 − - 18 - 1,520 [うち県決算額] 1,520 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖生活支援機器産業育成・支援事業‖【重点】 [事業概要] 高齢社会の到来に伴い,福祉機器を含む生活支援機器の市場は今後ますます拡大するものと予想され,福祉関連産業は 有望な成長産業と位置づけられています。しかし,本県の福祉関連産業の下地は薄く,裾野の広がりが見えないことから, 県内の中小企業の生活支援機器開発を支援し,県内産業として育成,支援を図ります。 [平成18年度の実施状況] 宮城県介護研修センター内に設置している福祉機器プラザでは,利用者の意見を収集し,より良質な福祉機器の開発支 援のための活動を行っていますが,その運営を(社福)宮城県社会福祉協議会に委託し,福祉機器に関連する相談対応に よる利用者側の意見等のデータの集積を図りました。また,生活支援機器開発研究会やフィッティング・メンテナンス分 科会を開催し,関係者間での意見交換を行い福祉機器やサービスの開発について検討するとともに,ニーズと製品製造企 業とのマッチングを行いました。産業技術総合センターにおいて福祉機器の試作開発や県内企業の製品への開発・改良支 援を行いました。 [平成18年度の成果] 宮城県介護研修センター内に設置している福祉機器プラザの運営を(社福)宮城県社会福祉協議会に委託し,福祉機 器に関する313件の相談についてデータベース化し,下記の研究会・分科会で製品製造企業等の関係者への情報提供を 行いました。 生活支援機器開発研究会については1回,フィッティング・メンテナンス分科会については2回開催し,福祉機器の試 作品及び改良点等についての意見交換を実施しました。また,福祉機器の改修や新たな機器開発を行う実動組織体として, 分科会の会員企業による「ゆめかじや」の活動を継続し,昇降座椅子など3件の福祉機器・用具の開発を行いました。産 業技術総合センターにおける福祉機器の試作開発についても,体幹サポートなど4件の福祉機器の試作製造を行いました。 これらの活動を通して,福祉機器の試作開発やフィッティング・メンテナンスの体制及び福祉機器の開発・改良に向け た県内企業,福祉関係機関のネットワーク体制を拡大しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 1 地域経済を力強くけん引するものづくり産業(製造業)の振興 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 新産業振興課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 県 ・生活支援機器開発研究会事業 事 ・生活支援機器開発企業・福祉連携事業 ・生活支援機器等開発・評価事業 業 (平成16年度∼平成18年度) 県社協 量 事 業 費 26,295 − - 19 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・福祉機器プラザの運営 ・福祉機器の相談・対応及びデータベース化 (313件)(ニーズ調査) ・生活支援機器開発研究会の開催(1回)及び フィッティング・メンテナンス分科会の開催 (2回) ・ゆめかじや活動(製品・用具開発3件) ・福祉機器の試作開発(産業技術総合センター, 4件) 4,891 [うち県決算額] 4,891 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革と新産業分野の創出 2−2 ‖環境関連新技術開発支援事業‖【重点】 [事業概要] クリーンエネルギーや環境保全,リサイクル等の新たな環境関連技術の確立による,新たな環境関連産業の創出を目 指します。 化石燃料の代替エネルギーとして,クリーンエネルギー(自然エネルギー,水素等)の普及に係る問題は,効率性,安 全性そしてコストであり,現在の段階は,その面の改良による「置換」にあると考えられます。 これを産業としてみた場合には,この「置換」を新技術によりスピードアップすることができるかどうかがビジネスの ポイントであり,産学連携が重要なツールであることから,学術機関の研究シーズや企業の技術シーズを活用しながら, 産学連携のもと行われる共同研究に対し積極的な支援を展開し,企業による環境関連技術の実用化,事業化を支援します。 [平成18年度の実施状況] 先端研究分野である水素関連技術の技術動向や県内企業動向を把握し,今後の環境関連産業の振興に向けた施策の検討 を行うため,水素関連技術動向に関する有識者との意見交換を行うための勉強会を開催するとともに,展示会において県 内学術機関の研究成果を発表・PRすることで企業の当該産業へ参入及び産学での共同研究体制の構築を推進したほか, クリーンエネルギーの事業化を図る企業の当該技術に係る研究開発に対する支援を実施しました。 [平成18年度の成果] 勉強会により当該技術・産業の関連基礎情報を得ることができたとともに,学術機関の研究成果をPRする機会を提供 することで企業の当該産業への参入及び企業の研究開発に対する支援により事業化が促進されました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 2 産学官の連携による高度技術産業の集積促進 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 新産業振興課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・新技術開発産学官ネットワーク形成事業 ・事業推進・管理サポート事業 ・次世代環境産業創出連携推進事業 ・環境関連新技術開発支援事業費補助金 事業主体 県 (単位:千円) 平成18年度事業 ・水素関連技術に関する勉強会の開催 ・環境関連技術開発共同研究体制の構築支援 ・環境関連新技術開発支援事業費補助金 (平成17年度∼平成19年度) − - 20 - 15,332 [うち県決算額] 15,332 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖東北テクノロジーセンター運営事業‖【重点】 [事業概要] 高度IT技術者養成機関「東北テクノロジーセンター」の運営を支援し,応用実践力を備えた高度なIT人材を養成す るものです。 実施主体:「東北テクノロジーセンター・コンソーシアム」(宮城県,仙台市,㈱仙台ソフトウェアセンター,(社) 宮城県情報サービス産業協会,IT企業など全12団体で構成) [平成18年度の実施状況] 「東北テクノロジーセンター・コンソーシアム」に負担金を支出し,「東北テクノロジーセンター」事業として実施す るプロジェクトマネジメント等の7分野19講座の高度IT技術研修やスキルチェックイベント(ITスキルの実力診 断),最先端技術セミナー等を実施しました。 [平成18年度の成果] 高度技術研修には,137人が参加し,応用実践力の向上が図られました。 スキルチェックイベントには延べ543人の参加があり,県内のIT技術者が自らのレベルを認識することによって, さらに高度な技術修得への気運醸成が図られました。 最先端技術セミナー等により,全国トップレベルの技術者が養成され,首都圏市場獲得に向けた企業活動が活発化しま した。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 4 高付加価値型サービス産業・情報産業及び地域商業の振興 [担当部局・課室名] 企画部 情報産業振興室 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・東北テクノロジーセンター運営事業 業 (平成13年度∼平成20年度) 量 事 業 費 − (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・東北テクノロジーセンターへの負担金の支出,運 営支援 − - 21 - 5,000 [うち県決算額] 5,000 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖みやぎe-ブランド確立支援事業‖【重点】 [事業概要] ① みやぎe-ブランド確立支援補助事業 県内IT関連企業の商品開発及び販促活動に係るビジネスプランに対して助成します。 ・補助金額 1社1件につき年度当たり10,000千円以内(2年継続可) ・補助対象経費 商品開発や販促活動に係る直接人件費,機器類整備費,旅費交通費,事務費,広告宣伝費,業務委 託費など ・補助率 補助対象経費の1/2以内 ② みやぎe-ブランド確立商品コンテスト事業 県内IT企業が開発した優れたIT関連商品を表彰し,社会的認知度の向上を図ります。 ③ みやぎe-ブランド確立ビジネスマルシェの開催 上記補助事業により開発された商品や,表彰を受けた優れた商品について,県のネットワークを活用し,ビジネスマッ チング機会等を提供することにより販促活動の支援を行います。 [平成18年度の実施状況] ① 地元IT企業3社3件の優れたビジネスプランを認定し,補助金を交付しました。 ビジネスプラン及び開発企業:Web雇用管理システム開発事業(有限会社ウイング) 携帯電話端末向けFLASHゲームのカタログ式販売及び広告モデルによるゲームサイトの 開発・運営(株式会社K sound design) 遠隔操作による情報セキュリティ監視サービスの事業化(株式会社風土紀) ② 県内IT企業2社2件の優れた商品を表彰しました。 表彰商品及び開発企業:仙台駅前ナビ(株式会社エスツー),NETREPORTABLE=SPiDER(株式会社風土紀) ③ 上記の表彰商品1社1件についてマッチングの場を提供し,販促活動の支援を行いました。 商品開発企業:株式会社風土紀 [平成18年度の成果] 補助金を交付しビジネスプランを商品化した企業及び商品を表彰した企業の中には,当初の売上げ目標を超える企業が 現れました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 4 高付加価値型サービス産業・情報産業及び地域商業の振興 [担当部局・課室名] 企画部 情報産業振興室 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・みやぎe-ブランド確立支援事業 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・みやぎe-ブランド確立支援事業補助金の交付 (平成18年度∼平成20年度) ・みやぎe-ブランド確立商品コンテスト表彰 ・ビジネスマッチング機会の提供 − − - 22 - 26,749 [うち県決算額] 26,749 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖ITビジネス競争力強化市場形成促進事業‖【重点】 [事業概要] 携帯電話,家電製品,自動車などの分野で市場が拡大している組込みシステムの技術者を育成し,県内IT企業のビジ ネス競争力強化と市場獲得を支援するものです。 [平成18年度の実施状況] ① 組込みソフトウェア開発研修を初級コースとして1回,ステップアップコースとして2回開催しました。 ② 組込みシステム開発ワークショップ(近年注目されているソフトウェア開発手法を体験するもの)を1回開催し,県 内IT技術者20人が参加しました。 [平成18年度の成果] ① 初級コースとして15人,ステップアップコースとして30人の技術者が研修を受講し,技術力の向上が図られまし た。 ② ワークショップに参加したIT技術者が新たなソフトウェア開発手法を習得したことで,企業の競争力強化が図られ ました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 4 高付加価値型サービス産業・情報産業及び地域商業の振興 [担当部局・課室名] 企画部 情報産業振興室 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 事業主体 ・組込みソフトウェア開発技術研修等の開催 ※産業技術総合センターに執行委任 (平成16年度∼平成21年度) 県 (単位:千円) 平成18年度事業 ・組込みソフトウェア開発技術研修等の開催 ※産業技術総合センターに執行委任 業 量 事 業 費 − − - 23 - 4,156 [うち県決算額] 4,103 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−2 既存産業の構造改革の推進と新産業分野の創出 2−2 ‖知的財産権活用推進研修事業‖【重点】 [事業概要] 平成17年度末に策定した「みやぎ知的財産活用推進方策」を推進し,県内中小企業,生産者における知的財産を活用 した競争力強化を支援するため,日本弁理士会との協定締結に基づき,中小企業等を対象としたセミナー・演習を行いま す。 [平成18年度の実施状況] 「企業における知的財産セミナー」全5回,「宮城のブランド戦略セミナー」全2回の計7回のセミナー・演習を行い ました。 [平成18年度の成果] 7回のセミナー・演習で計226名の参加者に対し,知的財産の専門家である弁理士の豊富な経験と知識に基づいた実 践的な講義・事例演習を行うことにより,知的財産についての理解向上と知的財産活用に対する啓発がなされました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 2 産学官の連携による高度技術産業の集積促進 [担当部局・課室名] 産業経済部 研究開発推進課 (経済商工観光部 新産業振興課) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 県 ・セミナー・演習 ・特許技術移転等促進 ・みやぎ特許ビジネス市 業 (平成19年度から既存事業を再編) (単位:千円) 平成18年度事業 ・セミナー・演習(全7回開催) 事 量 事 業 費 (平成18年度∼平成20年度) 15,000 − - 24 - 2,550 [うち県決算額] 2,550 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−3 内外の企業,資本誘致の積極的な展開と集積の促進 2−3 ‖外資系(研究開発型)企業の誘致促進事業‖【重点】 [事業概要] 東北大学等県内の高度な学術研究機関と連携し,県内にあるインキュベーション施設への入居可能性のある企業や平 成23年度開設予定の東北大学サイエンスパークへの立地可能性の高い企業を発掘し,誘致活動を展開します。 [平成18年度の実施状況] 近年,高い技術力や研究開発能力を持つ企業が増加している中国及び台湾企業を対象に発掘及び誘致活動を行いまし た。また,米国及び欧州の高い研究開発能力を持つ企業を招へいし東北大学と連携した誘致活動を行いました。 [平成18年度の成果] 中国,台湾,米国及び欧州の企業に対して,本県の投資環境説明を行うなどにより,本県の認知度や投資意欲を高め ました。 [事業箇所] 全県,欧州,中国,台湾 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 8 県内企業のグローバルビジネスの推進と外資系企業の立地促進 [担当部局・課室名] 産業経済部 産業立地推進課 事 事 業 業 量 (経済商工観光部 及 び 事 業 新産業振興課) 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・東北大学と連携した企業の発掘及び誘致活動 ・国際的なセミナーなどを活用した企業の発掘 及び誘致活動 (平成18年度∼平成21年度) 県 ・東北大学と連携した企業の発掘及び誘致活動 ・国際的なセミナーなどを活用した企業の発掘 及び誘致活動 量 事 業 費 16,000 − - 25 - 2,647 [うち県決算額] 2,647 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−3 内外の企業,資本誘致の積極的な展開と集積の促進 2−3 ‖企業立地奨励金‖【重点】 [事業概要] 県内に工場又は研究所を新設,増設,移転する企業に対して奨励金を交付することにより企業立地を促進し,雇用機会 の増大と地域産業の振興を図ります。 [平成18年度の実施状況] 県内に工場等を新設,増設,移転した企業に対して緊急経済産業再生戦略期間限定企業立地促進奨励金及び企業立地 奨励金を交付しました。 [平成18年度の成果] 平成15年9月以降に工場建設に着工した59社のうち22社(25件)に対し,緊急経済産業再生戦略期間限定企 業立地促進奨励金570,968千円を交付しました。 また、平成17年8月以降に工場建設に着工した1社に対し,企業立地奨励金9,600千円を交付しました。 なお、戦略期間内に操業,着工した59社の新規雇用者数は1,047人,戦略期間終了後に操業した1社の新規雇用 者数は116人となっています。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 1 地域経済を力強くけん引するものづくり産業(製造業)の振興 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 産業立地推進課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 ・緊急経済産業再生戦略期間限定企業立地促進奨 励金(投下固定資産・新規雇用) 事 県 (平成15年度∼17年度) 業 量 事 業 費 ・企業立地奨励金(投下固定資産・新規雇用) (平成17年度∼) 3,029,553 − - 26 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・緊急経済産業再生戦略期間限定企業立地促進奨 励金交付(投下固定資産) 交付件数 22 交付額 531,968 ・緊急経済産業再生戦略期間限定企業立地促進奨 励金交付(新規雇用) 交付件数 3 交付額 39,000 ・企業立地奨励金(新規雇用) 交付件数 1 交付額 9,600 580,568 [うち県決算額] 580,568 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−3 内外の企業,資本誘致の積極的な展開と集積の促進 2−3 ‖情報通信関連企業立地促進奨励金‖【重点】 [事業概要] 県内にコールセンター等の情報通信関連事業所を新設,移転又は増設する企業に対し,その事業所設置に要する経費 等を対象とした奨励金を交付することにより,情報通信関連企業の立地を促進するとともに,雇用機会の増大及び県民 所得の向上を図ります。 ○奨励金交付内容 ・基本額:新規雇用者の数に応じた交付(限度額150,000千円) 20人を超える新規雇用者数×雇用形態別の交付単価 ① 新規常用雇用者 ・・・ 300千円/人 ② 新規短時間労働者 ・・・ 240千円/人 ③ 新規派遣労働者等 ・・・ 240千円/人 ・加算額:運営コストに応じた交付(限度額120,000千円) 投下固定資産,通信回線使用料,オフィス賃料,保育支援費の一部を負担 [平成18年度の実施状況] 県民の雇用を創出し,地元企業への波及効果の高いコールセンター等の地方都市への立地に向けて積極的な誘致活動 を行いました。 コールセンターが6社6センター立地し,そのうち地方都市に1社1センターが立地しました。また,上期に立地し た3社3センターに対して奨励金を交付しました。 [平成18年度の成果] 県内へ6社6センターのコールセンターの立地が実現した結果,約1,000人の新規雇用の創出につながりました。そ のうち地方では約100人の雇用が創出されました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 4 高付加価値型サービス産業・情報産業及び地域商業の振興 [担当部局・課室名] 企画部 情報産業振興室 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 及 び 事 事業主体 ・情報通信関連企業立地促進奨励金の交付 (平成13年度∼平成20年度) 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・情報通信関連企業立地促進奨励金の交付 業 量 事 業 費 − − - 27 - 77,714 [うち県決算額] 77,714 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−3 内外の企業,資本誘致の積極的な展開と集積の促進 2−3 ‖コールセンター立地促進特別奨励金‖【重点】 [事業概要] 緊急経済産業再生戦略の一環として誘致したコールセンターに対して,新規雇用者数や事業所設置に要する経費等を対 象とした特別奨励金を交付することで,コールセンターの地元への定着を図るものです。 ○ コールセンター立地促進特別奨励金(H15∼18) 平成15年度から平成17年度までに県内にコールセンターを新設,増設又は移転する企業に対し,特別奨励金 を交付しました。操業開始後3か月経過時点での雇用者数及び1年間の運営コストに応じて奨励金が交付されるこ とから,平成17年度に立地した一部の事業所に対しては,平成18年度に奨励金を交付したものです。 ○ 奨励金交付内容 ・基本額:新規雇用者の数に応じた交付(限度額なし) 20人を超える新規雇用者数×雇用形態別の交付単価 ① 新規常用雇用者 ・・・ 300千円/人 ② 新規短時間労働者 ・・・ 240千円/人 ③ 新規派遣労働者等 ・・・ 240千円/人 ・加算額:運営コストに応じた交付(限度額150,000千円) 投下固定資産,通信回線使用料,オフィス賃料の一部を負担 [平成18年度の実施状況] 戦略期間中(平成15年度∼平成17年度)に立地した12社13センターのうち,8社8センターに対して奨励金を 交付しました。 [平成18年度の成果] 戦略期間中に立地したコールセンターの継続的な運営が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 4 高付加価値型サービス産業・情報産業及び地域商業の振興 [担当部局・課室名] 企画部 情報産業振興室 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 ・コールセンター立地促進特別奨励金の交付 事 業 量 事 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 県 ・ コールセンター立地促進特別奨励金の交付 − 362,766 [うち県決算額] 362,766 (平成15年度∼平成18年度) − - 28 - 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−3 内外の企業,資本誘致の積極的な展開と集積の促進 2−3 ‖コールセンターサポート事業‖【重点】 [事業概要] 県内へのコールセンターの立地促進と立地企業への安定的な人材確保を図るため,コールセンターのオペレータ養成 と求職者向けの企業合同説明会等の機会を提供するものです。 [平成18年度の実施状況] ① 県内のコールセンター業務求職者を対象としてオペレータ養成セミナー(計12回,うち4回は地方都市で開催) を開催し,業務に必要な基礎技術習得の支援を行いました。 ② 宮城労働局等との共催により,コールセンター業務求職者向けの企業合同説明会(8回)を開催し,コールセンタ ーを運営する企業の事業内容を理解してもらうとともに,希望する企業への個別相談及び面接の機会を提供しました。 [平成18年度の成果] ① オペレータ養成セミナーに参加した257人(うち地方都市開催での参加者72人)の基礎技術習得が図られまし た。 ② 延べ59社が参加した企業合同説明会には,求職者227人が参加し,参加企業への就職等,県民の雇用拡大が図 られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 4 高付加価値型サービス産業・情報産業及び地域商業の振興 [担当部局・課室名] 企画部 情報産業振興室 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 及 び 事 事業主体 ・コールセンターサポート事業 (平成15年度∼平成21年度) 県 − − - 29 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・オペレータ養成セミナーの実施 ・企業合同説明会の実施 8回 12回 14,797 [うち県決算額] 14,797 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−4 観光王国みやぎ戦略の推進 2−4 ‖観光立県みやぎ戦略推進事業‖【重点】 [事業概要] 平成18年度観光動態調査を実施することにより観光動向の把握に努めるとともに,みやぎ観光戦略プランを策定し, 経済効果はもとより,地域住民を含めた観光力の向上を目指した観光産業の振興を図ります。 [平成18年度の実施状況] ① 平成18年度観光動態調査 春期,夏期,秋期,冬期に調査を実施し,報告書及びパンフレットを作成,発行しました。 ② みやぎ観光戦略プラン みやぎ観光戦略懇話会を開催し,中間案の作成,パブリックコメントの実施のもと,プランを策定,公表しました。 [平成18年度の成果] ① 平成18年度観光動態調査 県内の観光地や宿泊施設における観光動向や観光消費額,観光による経済効果について把握しました。 報告書,パンフレットを発行し,ホームページに掲載することによって,県,市町村,観光関係者はもとより,住民, 産業界,大学,調査機関等への調査結果の情報提供を行いました。 ② みやぎ観光戦略プラン 観光振興における3つの戦略プロジェクトと18の戦略事業を掲げ,観光客入込数,宿泊観光客数,観光消費額,経 済波及効果の数値目標を設定しました。 観光戦略プランをホームページに掲載することによって,県,市町村,観光関係者はもとより,住民,産業界等への 周知を行いました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 5 地域が潤う,訪れてよしの観光王国みやぎの実現 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 観光課 及 び 事 事業主体 ・観光動態調査の実施,報告書等の作成 ・懇話会の開催,観光戦略プランの策定 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・調査の実施,報告書,パンフレットの作成 ・懇話会の開催,観光戦略プランの策定 (平成18年度) 量 事 業 費 − − - 30 - 6,269 [うち県決算額] 6,269 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−4 観光王国みやぎ戦略の推進 2−4 ‖民間主導型国内観光客誘致対策連携事業‖【重点】 [事業概要] 旅行会社やホテル旅館,交通機関,観光施設などの観光関係事業者と一体となり,旅行商品を造成販売している県外 の旅行エージェントやマスコミ関係者などに対して,本県の観光資源を紹介して売り込みを図り旅行商品の開発や販売 を促進し,併せて一般消費者向けの広告PRを行うことにより直接的な旅行需要の創出を図ります。 [平成18年度の実施状況] 宮城県観光誘致協議会,宮城県,宮城県観光連盟及び仙台市の共同事業として,宮城・仙台観光キャンペーンを実施 し,首都圏や関西圏などで誘客キャラバンを実施したほか,首都圏の旅行エージェント招請事業を実施しました。また, 関西・中京圏からの観光客誘致促進のため,旅行雑誌とのタイアップにより県内観光特集記事を掲載しました。 [平成18年度の成果] 平成18年7月から12月にかけて,6班体制で宮城・仙台誘客キャラバンを北海道,首都圏及び関西・中京圏で実 施したほか,6旅行エージェントの招請事業を実施しました。また,旅行雑誌「じゃらん東海(発行部数80,000部)」及 び「じゃらん関西(発行部数(125,000部)」とのタイアップにより,県内の春の観光情報を掲載しました。 その結果,平成18年の宮城県への観光客入込数は2.5%増の約5,580万人,宿泊者数は1%増の約800万 人となりました。 [事業箇所] 全県・北海道・首都圏・中京圏・関西圏 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 5 地域が潤う,訪れてよしの観光王国みやぎの実現 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 観光課 及 び 事 事業主体 ・宮城県観光誘致協議会タイアップ事業 ・航空路就航都市観光PR (平成13年度∼) 県・仙台 市・民間 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・誘客キャラバン事業 ・旅行エージェント招請事業 ・旅行雑誌観光記事掲載事業 業 量 事 業 費 − − - 31 - 8,579 [うち県決算額] 3,393 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−4 観光王国みやぎ戦略の推進 2−4 ‖みやぎの観光イメージアップ事業‖【重点】 [事業概要] 平成14年のサッカーワールドカップのほか,平成16年のNHK朝の連続ドラマ「天花」や平成17年の大河ドラマ 「義経」の放映,さらには「東北楽天ゴールデンイーグルス」の誕生によって,着実に高まった「宮城」の知名度を活 かし,本県の観光PRを集中的に継続展開して宮城のイメージアップを推進し,本県への観光客の誘致を促進します。 [平成18年度の実施状況] 東北新幹線の八戸延伸により,アクセスが格段に向上した北海道南部地域からの中学生を対象にした修学旅行誘致及 びプロ野球観戦を組み入れた北東北地域からの小学生を対象とした教育旅行誘致のための事業を実施しました。また, 高視聴率テレビ番組とのタイアップ事業を実施して宮城の魅力を広く全国に宣伝しました。さらに,観光展,各種の旅 行博をはじめとする多彩な観光プロモーションにおいて使用するインパクトのある「連ポスター」を作成しました。 [平成18年度の成果] 修学旅行の誘致に当たっては,誘致対象を修学旅行のみならず教育旅行と位置づけて,仙台市(仙台観光コンベンシ ョン協会),宮城県観光誘致協議会と合同で,札幌及び函館において教育旅行誘致のための説明会を開催し,北海道の 中学校の教員及び旅行エージェントに対して本県の体験型資源の魅力をPRしました。また,北東北からの教育旅行の 誘致を促進するために,楽天野球団とも連携の上,3県4会場で説明会を実施しました。 さらに,フジテレビ系列で日曜日に全国放送されている高視聴率番組「サザエさん」とのタイアップを実施し,4月 から9月までの半年間,番組冒頭のオープニング場面で宮城の観光資源のアニメ映像を露出して,観光客の誘致に繋げ ました。加えて,「おもてなし」をキーワードにした2連ポスターを作成し,宮城の魅力をアピールしました。 その結果,平成18年の宮城県への観光客入込数は2.5%増の約5,580万人,宿泊者数は1%増の約800万 人となりました。 [事業箇所] 全国・北海道・北東北3県・県内 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 5 地域が潤う,訪れてよしの観光王国みやぎの実現 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 観光課 及 び 事 事業主体 ・教育旅行誘致促進事業 ・キャラクター活用宣伝事業 ・観光宣伝アイ・インパクト事業 県他 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・教育旅行誘致促進事業(北海道・北東北) ・キャラクター活用宣伝事業 ・観光宣伝アイ・インパクト事業 業 量 事 業 費 − − - 32 - 3,193 [うち県決算額] 3,193 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−4 観光王国みやぎ戦略の推進 2−4 ‖外国人観光客誘致促進事業‖【重点】 [事業概要] 国際定期便が就航し,かつ,本県への観光客数が多い東アジア(中国・韓国・台湾)地域を対象として,現地での観 光説明会等の開催や現地マスコミ及び旅行エージェントの招請並びに外国語パンフレット(発地型・着地型)を整備し, 外国人観光客の誘致を促進します。 [平成18年度の実施状況] 韓国,台湾及び今後大幅な観光客の増加が期待できる中国において,国際旅行博覧会への出展を通じて旅行会社や一 般市民に向けて宮城県の魅力の情報発信を行ったほか,旅行エージェントやマスコミの招請,ミッション団の派遣を通 じ,旅行商品の造成と送客に繋げる事業を重点的に行いました。 [平成18年度の成果] 事業の実施に当たっては,隣接他県や東北の外客誘致関連協議会等との連携を機軸に展開しました。韓国市場におい ては,マスコミの招請や観光ミッションの実施,台湾市場においては,教育旅行に関する関係者の招請や旅行エージェ ントの招請,さらには国際旅行博覧会への出展,中国市場を対象としては,上海及び大連における観光博覧会への出展 や商談会を行うミッション派遣を行いました。 その結果,平成18年の本県の外国人宿泊者数は,対前年比27.1%増の約113,900人となり,特に台湾か らの宿泊者は対前年比80.1%(約16,800人)増の約37,800人となりました。 今後は,平成19年6月に発足した「東北観光推進機構」との連携の下,東北の起点としての役割を認識し,「日本 の東北」への観光客の誘致を促進していきます。 [事業箇所] 韓国(ソウル) 台湾(台北・高雄) 中国(上海・大連) <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 5 地域が潤う,訪れてよしの観光王国みやぎの実現 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 観光課 及 び 事 事業主体 ・海外ミッション派遣事業 ・海外旅行エージェント等招請事業 ・海外国際観光展出展事業 ・外国語パンフレット作成事業 県他 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・海外ミッション派遣事業 ・海外旅行エージェント等招請事業 ・海外国際観光展出展事業 ・外国語パンフレット作成事業 量 事 業 費 − − - 33 - 7,001 [うち県決算額] 7,001 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−4 観光王国みやぎ戦略の推進 2−4 ‖観光客誘致ステップアップ事業‖【重点】 [事業概要] 海外から東北への玄関口である仙台空港を有する本県の優位性を活かし,インバウンドにおける新たな旅行市場の開 拓を図ります。 [平成18年度の実施状況] ドラゴン航空の運休で観光客が減少しているものの,富裕層が多く,かつ,リピーター率の高い「香港」を対象とし たプロモーションを実施しました。また,既に定期路線開設が政府間合意されている「タイ」をターゲットにしたプロ モーションを実施しました。 [平成18年度の成果] ドラゴン航空の運休で手薄になっている香港からの観光客誘致事業として,香港のテレビ局の招請を行ってゴールデ ンタイムに5回の放映を行った他,香港国際旅遊交易会へ出展して本県の観光資源のPRを行いました。また,新たな 市場として期待できるタイにおいては,タイ国際旅遊博に出展し,香港同様積極的に本県の観光資源のPRを行いまし た。 その結果,香港においては対前年比19.1%増の約13,400人,タイにおいては対前年比126.1%増の約 1,300人の外国人の宿泊がありました。 [事業箇所] 香港 タイ(バンコク) <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 5 地域が潤う,訪れてよしの観光王国みやぎの実現 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 観光課 及 び 事 事業主体 ・香港市場の開拓事業 ・タイ市場の開拓事業 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・マスコミ招請 ・国際旅行博覧会への出展 業 量 事 業 費 − − - 34 - 3,882 [うち県決算額] 3,882 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−4 観光王国みやぎ戦略の推進 2−4 ‖グリーン・ツーリズム促進支援事業‖【重点】 [事業概要] 農山漁村地域活性化等の一環として,農山漁村地域の持つ景観,食材,伝統文化等を活用した体験・交流を行うグリ ーン・ツーリズム活動を展開するため,みやぎ型グリーン・ツーリズム行動計画(H17.3策定)に基づき,関係機関 との連携及び民間主体の推進協議会設立と運営支援による推進体制の強化と,各地域が実施するグリーン・ツーリズム 活動へのアドバイザー派遣や研修会の開催などの支援によって本県の多様な地域資源を活かした交流活動を推進してい ます。 [平成18年度の実施状況] 本県グリーン・ツーリズムを一層推進するため,各分野において個別の取組が多い現状から,組織的な課題解決へ流 れを変え,更に永続的な農山漁村地域の活性化のため,自立した取組を重視した民間主体の推進組織の運営を支援しま した。 また,県単独補助事業によるモデル構築と各分野の専門家による現地指導を行ったほか,県内5地域において有識 者・実践者等を招いての研修会開催や「宮城ふるさとプラザ」での首都圏PRによる情報発信,観光業者との意見交換 などを行いました。 市町村への支援として,都市と農村の交流の活性化に要する経費を蔵王町他4市町に補助(市町村振興総合補助金) したほか,「農林漁家民宿開業アドバイスブック」を作成し、今後の民宿開業希望者への参考資料としました。 [平成18年度の成果] 平成17年12月22日に設立された「みやぎグリーン・ツーリズム推進協議会」の運営を支援し,効率的な情報の 受発信や都市住民と農山漁村の受け入れ調整などを実践者,NPO法人,地方公共団体等が連携して行える広域的なネ ットワーク構築のための体制づくりをしました。 また,協議会が開設したホームページ「みやぎまるごとツーリズム」の運営を支援したほか,第1回目となるグリー ン・ツーリズムネットワーク加美町大会の運営を支援し,180名の参加を得ました。 市町村等の創意工夫による多様なグリーン・ツーリズム活動を支援し,地域の活性化とグリーン・ツーリズム活動の 一層の定着を図ることができました。 [事業箇所] 県事業:全県 市町村事業(市町村振興総合補助金:みやぎグリーン・ツーリズムモデル構築事業) 蔵王町,七ヶ宿町,丸森町,加美町,大崎市(旧鳴子町,旧田尻町) <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 5 地域が潤う,訪れてよしの観光王国みやぎの実現 [担当部局・課室名] 産業経済部 むらづくり推進課 事 業 量 (農林水産部 農村振興課) 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事 業 量 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・みやぎ型グリーン・ツーリズム行動計画 (平成17∼20年度) (1)推進体制の整備 (4)情報発信 (2)環境整備の促進 (5)地域活動の活性化 (3)人づくり 平成17年度・全県的な推進協議会の設立 ・相 談窓口の充実 ・普及指導員等によ る経営体育成 平成18年度・市町村合併による組織の再編 ・人材育成への支援 平成19年度・教育研究機関との連携による支 援体制 ・地域サポーターの育成 ・農村等地域への定住の促進支 援・デスティネーションプレキャ ンペーンと連動した活動の展開 平成20年度・推進協議会の自立支援 ・グリー ン・ツーリズムの核となる経営体 の育成・デスティネーションキャ ンペーンと連動した活動の展開 県 市町村等 ・みやぎグリーン・ツーリズム推進協議会と協 議会が開設したホームページの運営支援 ・「みやぎグリーン・ツーリズムモデル構築支 援事業(市町村振興総合補助金)」中間・成果 報告会の開催 ・みやぎグリーン・ツーリズムアドバイザーの 派遣 ・圏域毎の取り組みの方向性やレベルに応じた 研修会の開催 ・グリーン・ツーリズムと観光,教育の連携に 係る調査や意見交換会の実施 ・「農林漁家民宿開業アドバイスブック」の作 成 ・「宮城ふるさとプラザ」での首都圏PR活動 52,878 − - 35 - 11,811 [うち県決算額] 7,786 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−4 観光王国みやぎ戦略の推進 2−4 ‖地域産業振興事業‖【重点】 [事業概要] 地域特性や地域資源などを活かし,地域の産業活動の活性化や産業の創出を図るため,圏域の中核的行政サービス機 関として設置された地方振興事務所において,産業振興に軸足を置いた自主的な取り組みを目指します。 [平成18年度の実施状況] 【主な実施事業】 大河原:みやぎ蔵王三十六景を核とした「食と観光」の連携強化により,地域ブランド化に取組み,旅館やホテル, 物産館等に販売コーナーを設け地元の食の魅力を発信しました。 仙 台:県庁所在地が隣接する全国でも希な経済圏域である仙山圏の交流を促進し,北日本の拠点圏域を形成する ための交流連携促進会議を開催するとともに,仙山交流味祭りの開催や両県大学生による旅行企画商品プ ロジェクトを実施しました。 大 崎:観光客の減少を抑制し新たな誘客を目指すために,最上,雄勝,大崎で東北へそ祭りを開催するとともに, ホスピタリティ向上研修会を開催しました。 栗 原:隣接する秋田,岩手県と連携し,3県の共有財産と認識されている「栗駒山麓」への誘客及び山村交流を 促進するため,3県誘客キャンペーンや県際花めぐり紀行事業を開催しました。 登 米:学校,地域における各年齢層の食育を推進し,健康で安心できる食生活の実践と生産者と消費者が食でつ ながる地域づくりを目指すための食育推進実行委員会の運営を行うとともに,研修会を開催しました。 石 巻:地元生産者を含めた地域内の食品関連業者の交流の場をつくり,地域農林水産物の連携活用に向けたシス テムを構築するため,流通実態調査を行うとともに,ブランド研修会を開催しました。 気仙沼:南三陸地域特有の気象条件を活かし,野菜本来の味を凝縮したちぢみほうれんそう,つぼみ菜,なばな 等の葉菜類のブランド化を推進するため,統一パッケージ等を作成し販売促進を図りました。 [平成18年度の成果] 地域の実情に精通している地方振興事務所が,管内の課題解決に向けた取り組みとして,産業振興に軸足を置いた地 域振興策を展開し,地域産業の活性化が図られました。 [事業箇所] 各圏域 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 3 豊かな農林水産資源と結びついた食品製造業の振興 [担当部局・課室名] 産業経済部 産業政策推進室(経済商工観光部 事 全体計画(事業期間) 事 ・地域産業振興事業 (平成18年度) 業 量 及 び 事 業 富県宮城推進室) 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 関係団体 ○自主事業(32事業) ・仙山交流連携促進事業(仙台) ほか31事業 業 量 事 業 費 − - 36 - 25,374 [うち県決算額] 25,374 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖食材王国みやぎ総合推進事業‖【重点】 [事業概要] 本県の豊富で優れた食材を首都圏及び県内の有名ホテル等に発信することで「食材王国みやぎ」の確立を図るととも に,地元外食事業者の高付加価値化を推進することにより,本県農林水産業の競争力の向上と地元外食産業の振興を図 っています。 [平成18年度の実施状況] ① 「食材王国みやぎフェア」の開催 県内外の有名ホテル等において,本県産食材を使用した「食材王国みやぎフェア」を開催し,ホテルの持つ「高級イ メージ」や「有名シェフの料理」という付加価値を付けることによって,本県産食材の特徴を最大限に引き出し,宮城 の豊富な食材をPRしました。 [県 外]①パンパシフィックホテル横浜(3/1∼4/30),②ホテル日航東京(6/1∼30),③サンシャインシティプリンスホテル(7/1∼8/31), ④ホテルメトロポリタン(7/7∼8/13),⑤クラブハウスウェディングリビエラ東京(7/12∼28),⑥高輪プリンスホテル(9/1∼10/14), ⑦ホテルオークラ東京ベイ(9/16∼24),⑧ホテルグランヴィア大阪(8/9∼20,8/23,9/1∼30) [県 内]①ホテルレオパレス仙台(6/1∼30,10/1∼31),②仙台エクセルホテル東急(7/22,11/19),③仙台サンプラザ(11/28), ④ホテルメトロポリタン仙台(1/6∼3/3),⑤仙台ホテル(6/1∼30,2/27) ② 「みやぎ食材出会いの旅」の実施 首都圏の高質スーパーマーケットや有名ホテル等で本県食材の使用を検討している担当者,調理人等を本県の生産現 場に招へいし,生産者等と直接対話してもらうことで,本県産食材の理解をより一層深めてもらいました。 [招へい先]①クラブハウスウェディングリビエラ東京(4/11∼13),②(株)サカガミ(4/17∼18,9/13∼14),③高輪プリンスホテル(7/6∼7), ④ホテルグランヴィア大阪(7/18∼19),⑤ホテルグランヴィア京都(10/16∼17),⑥明治屋(2/16),⑦椿山荘(2/19∼20), ⑧パンパシフィックホテル横浜(3/5∼6) ③ 「みやぎの食材マーケティング推進事業」の実施 食材の「評価」を正確に把握することによって,より的確な販売戦略を構築し,さらに,その「評価」を生産体制に 反映させるマーケットイン型の生産活動に結びつけ,生産側とのミスマッチの解消を図るよう努めました。 [対象品目]①「寒熟ねぎ」(大崎),②「おおさき山のめぐみ」(大崎),③「ベリー類」(大崎),④「シャコ」(仙台), ⑤「タオヤギソウ」(気仙沼),⑥「ムラサキイガイ」(気仙沼),⑦「アカフジツボ」(気仙沼), ⑧「アカザラガイ」(気仙沼),⑨「ホワイトアスパラガス」(全県) ④ みやぎの外食産業支援 消費者ニーズに応え,満足度の向上に努める優良な地元外食事業者を支援することにより,その質の確保と集客力の 向上を図りました。 具体的には,健康への配慮やもてなしなど,県民にとって満足度の高い食事が提供できるようメニューの栄養成分表 示や食材情報の表示,バリアフリーなどの取組を行っている店舗を「健康づくりサポート・おもてなしの店」として登 録し,新聞広告・ラジオで広く県民に周知するとともに,アンケート・プレゼントキャンペーンを実施しました。 ○健康づくりサポート・おもてなしの店:参加店317店(平成19年5月末現在) [平成18年度の成果] 上記取組により,「食材王国みやぎ」というテーマが広く浸透し,県産食材の知名度アップや販路拡大につながりま した。 [事業箇所] 全県及び首都圏等 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 [担当部局・課室名] 産業経済部 食産業・商業振興課 事 業 量 競争力ある農林水産業への転換 (農林水産部 食産業振興課) 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事 業 量 ・食材王国みやぎフェアの開催 ・みやぎ食材出会いの旅の実施 ・マーケティング推進事業の実施 ・みやぎの外食産業支援 事業主体 平成18年度事業 県 ・食材王国みやぎフェアの開催(計13カ所) ・みやぎ食材出会いの旅の実施(計8回) ・マーケティング推進事業の実施(計9品目) ・みやぎの外食産業支援(新規登録店12店) (平成17年度∼平成19年度) 事 業 費 25,961 − - 37 - 7,604 [うち県決算額] 7,604 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖みやぎのおいしい「食」ブランド化戦略推進事業‖【重点】 [事業概要] 消費者の食の安全・安心への意識の高まり,人口減少社会の到来等本県の基幹産業である「食産業」を取り巻く環境の 変化は,産地間・地域間競争の一層の激化をもたらしています。このような環境に対応し,産地間・地域間競争に勝ち抜 くための方策として,「食」のブランド化に取り組むものです。 また,農林水産部の各課が取り組む農畜水産物ブランド化の方向性を明確にするため,その方針を策定するものです。 [平成18年度の実施状況] 『みやぎの「食」ブランド化戦略推進方針』策定のため,他自治体の状況調査や講師を招いた研修会の開催を中心に情 報収集を行いました。 [平成18年度の成果] 平成19年度以降に行うブランド化の取組の整理を行うと共に,「食」ブランド化の指針とする基本理念(コンセプト) を策定しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 3 豊かな農林水産資源と結びついた食品製造業の振興 取組 6 競争力ある農林水産業への転換 [担当部局・課室名] 産業経済部 食産業・商業振興課 (農林水産部 食産業振興課) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 ・『みやぎの「食」ブランド化戦略推進方針』の 事 策定及び『推進方針』に記載の取組(*)を事 業化し,随時推進。 業 (平成18年度∼平成20年度) (*) 量 ・みやぎの「食」に関する統一イメージの形成・ 発信 ・個々の商品ブランド化の取組支援 等 県 ・『みやぎの「食」ブランド化戦略推進方針』の策 定に向けた他自治体の状況調査等 事 業 費 − 1,421 ・「食」ブランド化の指針とする基本理念の策定 - 38 - 679 [うち県決算額] 679 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖みやぎの野菜ブランド化推進事業‖【重点】 [事業概要] 生産者,流通業者,実需者,消費者等関係機関が一体となった新しい園芸特産物のブランド品の開発・育成に積極的 に取り組み,他県産や輸入農産物との違い・優位性を,実需者や消費者に情報の発信等により理解してもらい,県産園 芸特産物の認知度を向上することで競争力の強化を図ります。 [平成18年度の実施状況] 3品目(いちご,トマト,ちぢみほうれんそう)を選定し,品目毎にブランド化研究会を開催して,ブランドコンセ プトやブランド化の方向性,進め方等について検討しました。また,品質の安定化と栽培基準のデータ収集を行うため の実証ほの設置や,ブランド戦略策定のため,市場調査,マーケティング調査を実施しました。 [平成18年度の成果] 品目別ブランド化研究会において,生産者,実需者,関係機関等によるブランド化推進の体制整備が図られ,生産, 流通,販売に至る一貫したコンセプトに基づいたブランド化を図るための,コンセプト案が決定されました。 実証ほを活用し,品質を確保するための各品目の栽培基準の作成や,生産者技術の平準化を推進しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 [担当部局・課室名] 産業経済部 農産園芸課 事 事 業 量 事 業 費 業 (農林水産部 量 及 び 競争力ある農林水産業への転換 農産園芸環境課) 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・ブランド化研究会の開催 ・先進事例,市場・実需者調査 ・品質基準等の作成 ・商品開発,PR資材等の作成 ・テストマーケティング (平成18年度∼平成20年度) 全農みや ぎ ・品目毎ブランド化研究会の開催 ・先進事例,市場調査 ・品質基準等の作成 16,807 − - 39 - 延べ16回 6,313 [うち県決算額] 3,073 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖みやぎの水産物トップブランド形成事業‖【重点】 [事業概要] 市場流通関係者や生産者団体等が,「高品質」「高鮮度」「安全・安心」を前面に打ち出しながら戦略的なマーケティング活 動を展開し,本県水産物のブランド化の構築と販路やシェアの拡大を図るとともに,生産サイドのマーケティング力の強 化と本県水産物の一層の品質向上を促進します。 [平成18年度の実施状況] ① 市場発信型ブランド形成事業 本県の魚市場に水揚げされる魚介類について,市場流通機能を活用して全国に響くブランド魚を生み出すため,2団体 (水産振興協議会)が対象魚種を選定し,事業を実施しました。 ② 渚の絶品ブランド化推進事業 地元以外ではあまり知られておらず産地としての認知度は低いが優れた水産物について,販路拡大の取組などにより, 絶品としてのブランド化を推進するため,2団体(漁業協同組合等)が対象魚種を選定し事業を実施しました。 ③ みやぎ海の幸ブランド化確立事業 本県の主要な養殖水産物を中心に,県内外でのPRなどにより,日常の食生活への溶け込み,名産品としてのイメージ 向上等を推進し,ブランド化の確立や販路拡大を図るため,県漁業協同組合連合会において事業を実施しました。 [平成18年度の成果] ① 市場発信型ブランド形成事業 対象魚のブランド名を決定するとともに,他の魚との差別化を検討するための品質分析や味覚試験等の結果等を踏まえ た対象魚のブランド基準を策定しました。また,専門家を招いての勉強会などによりブランド形成を図るための基礎的知 見を得るとともに,各種イベントにおける展示や寿司店へのサンプル提供などのPRを実施しました。 ② 渚の絶品ブランド化推進事業 新たな需要開拓やPRのための加工品(干しガレイ,岩ガキ)の開発・販売,県内外のイベントに参加してのPR販売 会や地元でのまつり開催,HPの活用などにより,県内各地から地域の水産物に関する情報を発信しました。 ③ みやぎ海の幸ブランド化確立事業 本県水産物のサポーターづくりを目的とした料理教室等を開催し,約500名が参加しました。また,県内外の量販店 延べ74店舗でのキャンペーン開催,各種イベントに参加してのPR,パンフレットやポップなどの販売・PRグッズの 作成・配布などにより,幅広く本県水産物に関する情報を発信しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 競争力ある農林水産業への転換 [担当部局・課室名] 産業経済部 食産業・商業振興課 (農林水産部 食産業振興課) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 (単位:千円) 平成18年度事業 ①市場発信型ブランド形成事業 魚市場関 ①市場発信型ブランド形成事業 ・魚市場水揚げ魚介類のブランド化,販売促進 係団体 ・魚市場水揚げ魚介類のブランド化,販売促進 ②渚の絶品ブランド化推進事業 漁協等 ②渚の絶品ブランド化推進事業 業 ・地元水産物のブランド化,販売促進 ・地元水産物のブランド化,販売促進 ③みやぎ海の幸ブランド化確立事業 県漁連 ③みやぎ海の幸ブランド化確立事業 量 ・養殖水産物など本県の主要水産物のブランド化, ・養殖水産物など本県の主要水産物のブランド化, 販売促進 販売促進 (平成15年度∼19年度) 事 事 業 費 139,000 − - 40 - 11,244 [うち県決算額] 4,304 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖みやぎおさかな12つき提供事業‖【重点】 [事業概要] 本県を代表する旬の水産物を「みやぎおさかな12つき」として選定し,これらを県民や観光客(ビジネスマン等を 含む)に提供できる身近な場所(鮮魚店・飲食店等)を創出・PRすることで,県産水産物に対する県民理解・認知度 の向上,地産地消の推進及び水産物・水産業に対するサポーターの拡大を図ります。 ・みやぎおさかな12つき提供ネットワーク構築事業 「みやぎおさかな12つき」を,産地から消費者に確実に提供できる仕組みづくりを行います。 ・みやぎおさかな12つき提供店推奨事業 大消費地である仙台市内等の鮮魚店・飲食店をみやぎおさかな12つき提供店として推奨し,PRを行います。 [平成18年度の実施状況] 流通経路等の構築のためには,生産者と販売店との信頼関係が不可欠であるとともに,輸送等の“物流”や決済等の “商流”,消費者の反応など各種の実証が必要であることから,仙台市内鮮魚店においてイベント形式での販売試験を 行いました。 [平成18年度の成果] 仙台市内を中心に多店舗展開している鮮魚店と生産者(漁協)とのルートづくりが図られました。 また,試験販売イベントを通じて,消費者への旬の水産物(生ワカメ)の認知度の向上が図られました。 今後の事業展開に際しての,物流,発注及び決済等の仕組みづくりにおける具体的な課題も把握されました。 [事業箇所] 仙台地域 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 7 地産地消や食育を通じた需要の創出と食の安全安心の確保 [担当部局・課室名] 産業経済部 漁業振興課 事 事 業 (農林水産部 水産業振興課) 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・みやぎおさかな12つき提供ネットワークの 構築 ・みやぎおさかな12つき提供店の推奨 県 ・みやぎおさかな12つき提供ネットワークの 構築 − 1,000 [うち県決算額] 771 業 量 事 業 費 (平成18年度∼平成20年度) 2,800 - 41 - 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖個性派野菜(プンタレッラ)ブランド化促進事業‖【重点】 [事業概要] 本県と友好姉妹県であるローマ県の伝統野菜「プンタレッラ」の高付加価値化を図り,飲食店等でのメニュー化を促進 することで,食材王国みやぎの担い手である意欲ある生産者とこだわりの料理人が一体となって新規野菜の宮城への定 着・宮城からの発信を目指します。併せて,市場流通になじみにくい食材や飲食店等の少量多品目ニーズに対応するため の安定供給システムを構築します。 [平成18年度の実施状況] ① 生 産 支 援 質のよいプンタレッラを栽培するため,良質な種子をローマ県から入手し,発芽試験や土壌診 断を経て定植し,栽培講習会の開催や定期巡回指導により安定生産に努めました。 ② 販 売 促 進 支 援 需要の掘り起こしをするため,県内飲食店を中心に訪問PRなどを行うとともにプンタレッラ の特性や基本的な調理方法を理解していただくためシェフ研修会を開催しました。また,プン タレッラの認知度を高めるため,ホームページやブログによる情報発信,各種催事への参画や 試食会を開催しました。 ③ 流 通 支 援 小規模レストランの小口注文に応じました。 ④ 高付加価値化支援 宮城大学食産業学部と連携し栄養価の検証を行いホームページ等で公表しました。また,ロー マ県との交流を生かし現地(ローマ)情報を収集し,研修会や試食会等において情報提供しま した。 [平成18年度の成果] ① 生 産 支 援 出荷量:約1トン。宮城県産プンタレッラが料理人やローマ出身のイタリア人などから高い評 価を得ることができました。 ② 販 売 促 進 支 援 取扱い店舗数:約60店舗。県内及び首都圏のホテル・レストランを中心に大幅に増加しまし た。 ③ 流 通 支 援 小口多様なニーズに対応するための課題が抽出されました。 ④ 高付加価値化支援 栄養価の基本分析結果をもとに効果的なPRが可能となりました。また,現地(ローマ)から 品質向上・安定供給に向け有用な情報を得ることができ,次年度以降の生産体制に反映させる ことができました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 競争力のある農林水産業への転換 [担当部局・課室名] 産業経済部 産業政策推進室 (農林水産部 食産業振興課) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・生産支援 ・販売促進支援 ・流通支援 ・高付加価値化支援 事業主体 平成18年度事業 県 ・発芽試験・土壌診断,栽培講習会等の開催3回 ・ホームページ・ブログの開設(7月) ・ダイレクトメールの発送約1,600件・訪問PR約50件 ・シェフ研修会(参加者約50名) ・県主催及び関係機関催事等での試食会 (参加者約800名) ・基本栄養分析結果の公表 (平成18年度∼平成19年度) 1,993 (単位:千円) − - 42 - 993 [うち県決算額] 993 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖養殖水産物ブランド化推進・強化事業‖【重点】 [事業概要] 宮城県漁業協同組合連合会が行うノリ,カキ,ワカメ等のブランド化を検討する協議会の開催,各種調査の実施及び 漁業協同組合が行うカキ浄化機器等の整備に対して助成を行い,県産養殖水産物のブランド化を促進します。 [平成18年度の実施状況] 宮城県漁業協同組合連合会が取り組んでいる養殖水産物の振興を行うための先進事例調査,「牡蠣の日」(11月23 日)の周知及びノロウイルス風評被害対策販売促進キャンペーン等を行いました。また,養殖水産物のブランド化に向 けた検討を行う地域推進協議会の開催などに対し助成を行いました。 さらに,安全安心なカキ生産体制の促進として,石巻地区漁業協同組合が行うカキ浄化機器整備に対して指導・助成 を行いました。 [平成18年度の成果] 国内4か所の先進事例の調査が行われ,養殖水産物の優良種苗の安定確保,供給体制の整備,販売戦略等に関する推 進方策の参考にされたほか,「牡蠣の日」の周知及びノロウイルス風評被害対策に伴う全国カキ安全推進キャンペーン では約5,500人の参加者に対して県産カキのPRが行われました。また,地域推進協議会での意見を受け,新たな 消費拡大の展開策として,「のばし海苔」※1試験を実施しました。 さらに,カキ浄化機器が整備されたことにより,安全安心なカキ生産体制の整備が促進されました。 ※1 「のばし海苔」とは,乾燥させた定型サイズの海苔を折り畳まないで伸ばした状態のものを言います。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 産業経済部 漁港漁場整備課 事 業 量 全体計画(事業期間) (農林水産部 水産業基盤整備課) 及 び 事業主体 養殖水産物ブランド化推進・強化事業 ① 養殖業ブランド化推進対策事業 ・県による事業推進や機器整備への助言・指導 県 県漁連 漁協 ・宮城県漁業協同組合連合会が行う養殖水産 物ブランド化の推進体制への支援 事 ② 業 事 養殖業ブランド化推進支援整備事業 ・漁業協同組合等が行うブランド化に必要な 機器等の整備への支援 量 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・地域推進協議会の開催 2回 ・先進地調査 4回 ワカメ種苗需給調査(徳島県鳴門市) ホタテガイブランド化実践調査(青森県平 内町) ギンザケ親魚健全度調査(北海道帯広市) ギンザケ種苗生産調査(岩手県雫石町) ・販促活動 牡蠣の日周知キャンペーン (平成16年度∼19年度) 1回 ・共同カキ処理場の浄化処理機器整備 1ヵ所 石巻地区漁業協同組合(折浜地区) 事 業 費 − − - 43 - 11,842 [うち県決算額] 11,803 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖首都圏県産品販売等拠点運営事業‖【重点】 [事業概要] 一大消費地である首都圏での消費動向を定点観測し,今後の商品開発,販売展開に活用すると共に宮城の魅力を発信す る観光・情報コーナー等の設置を通して県内産業の振興を図るものです。 [平成18年度の実施状況] 首都圏県産品販売等拠点としての東京アンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」において,県産品の販売と観光情報の 発信等を行いました。(営業日数360日) [平成18年度の成果] 平成18年度の売上金額は329,579千円,買上客数は約25万1千人(入店客数:約71万1千人)でした。 物件所在地:東京都豊島区東池袋1丁目2番2号 賃借面積:409.44㎡(ビル1・2階フロア) 賃借料:月額10,458,000円(共益費,看板代等を含む) 賃借期間:平成17年3月1日∼平成22年2月28日(5カ年) 店舗名称:宮城県東京アンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」【愛称:コ・コ・みやぎ】 開設月日:平成17年7月9日 [事業箇所] 宮城県東京アンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」(東京都豊島区東池袋1丁目2番2号) <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 3 豊かな農林水産資源と結びついた食品製造業の振興 [担当部局・課室名] 産業経済部 食産業・商業振興課 (農林水産部 食産業振興課) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・施設整備 ・施設の管理運営 県 事 業 費 平成18年度事業 ・広報宣伝 ・店舗運営 (社)宮城県物産 振興協会 業 量 事業主体 (単位:千円) (平成17年度∼平成21年度) 1,303,408 − - 44 - 242,434 [うち県決算額] 156,932 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖米ビジネス推進事業‖【重点】 [事業概要] 「みやぎ米」がブランドとして確固たる地位を築き,水田農業の担い手経営体が安定した経営を行うため,米に対す る需要者ニーズに機動的に対応できる多様かつ安定的な生産体制を構築するとともに,新たな需要を掘り起こし,売れ る「みやぎ米」づくりを実現します。 ① みやぎ米情報ネット整備事業 米に対する実需者ニーズを迅速かつ的確に生産者に伝え,機動的で多様な生産が実現するよう水稲の生育情報等の 生産情報やみやぎ米に関する流通・販売情報を提供し,需要に的確に対応した「売れるみやぎ米づくり」の実現を目 指します。 ② 米需要創出支援事業 こ オリジナルブランド米「みやぎっ娘」の利用拡大や,新たな米需要の創出のための取組みを支援します。 ③ リモートセンシング導入事業 おいしさ別に刈りわけることを可能にするリモートセンシング技術の研究を推進します。また,高級志向,健康志 向の消費者ニーズに対応したプレミアム宮城米(正式名称「プレミアムひとめぼれ みやぎ吟撰米」)を創出し,確 立することで売れるみやぎ米づくりを実現します。 ④ 気象変動対応稲作推進事業 平成15年冷害や平成16,17年度の高温登熟による品質低下を教訓に,晩期栽培や直播栽培の導入促進により作期の 分散を図り,気象変動に対応できる稲作を展開し,稲作経営の安定化と産地としての米の安定供給を実現します。 [平成18年度の実施状況] ① みやぎ米情報ネット整備事業 社団法人みやぎ原種苗センター内に設置された「みやぎ米情報ネット」の運営支援を行いました。 ② 米需要創出支援事業 (1)県民米普及事業 こ 県オリジナルブレンド米「みやぎっ娘」の取扱を拡大するため,ホテル等を訪問しPRを実施しました。 (2)米需要創出支援事業 低タンパク・低グルテリン米の「春陽」を活用した製品試作の第2弾として,発芽玄米に取組みました。また, 商品化をにらみ,春陽の流通を積極的に手がけている農協等と連携して,試作品の配布と利用者アンケートを実施 しました。 ③ リモートセンシング導入事業 (1)リモートセンシング技術導入事業 リモートセンシング技術の導入に向け,2地区をモデル地区に設定し,セスナ機を活用した撮影と米の成分分析 値の速報マップ作成とその提示を行うとともに,精度向上に向けた研究を実施しました。また,速報マップに基づ く「刈り分け」を初めて実施し,リモートセンシングを活用した高品質米生産の足がかりをつくりました。 (2)プレミアム宮城米の創出支援 プレミアム宮城米の生産に取組んだ4農協に対し,生産体制等の整備を支援しました。また,生産されたお米を 「プレミアムひとめぼれ みやぎ吟撰米」と名づけ,専用パッケージを開発して販売しました。 ④ 気象変動対応稲作推進事業 気象変動に対応した米づくりのため,「一等米比率の向上と気象変動に強い米づくり」を最重点指導事項に掲げ, 晩期栽培及び直播栽培を推進しました。また,生産者を対象に「水稲直播栽培現地検討会」を開催しました。 [平成18年度の成果] ① みやぎ米情報ネット整備事業 平成17年10月4日に社団法人みやぎ原種苗センター内に設置された「みやぎ米情報ネット」のホームページに より,情報発信を行いました。ホームページへのアクセス数は約36,000件となり,みやぎ米に関する情報提供の充実 が図られました。 ② 米需要創出支援事業 (1)県民米普及事業 量販店での取り扱いにより販売されるようになりました。(46店,販売量32.7t) (2)米需要創出支援事業 「春陽」を活用し,試作した発芽玄米について,販売者と見込まれる農協からは商品としての高い期待があると の意見が得られました。 ③ リモートセンシング導入事業 (1)リモートセンシング技術導入事業 リモートセンシング技術を活用したタンパク質含量の推定値と実測値との誤差が0.13%と,目標誤差±0. 2%を上回り,一定の精度を安定的に確保することができました。 - 45 - (2)プレミアム宮城米の創出支援 プレミアム宮城米を4農協で861ha作付けし,うち「吟撰米」として約803tを集荷しました。また,検討会議で は平成19年産に向けた販売戦略等を構築することができました。 ④ 気象変動対応稲作推進事業 気象変動に対応した米づくりを推進した結果,晩期栽培については,9,781ha(H17年9,389ha),直播栽培は253ha(H 17年239ha)で取り組まれ,作期分散による安定生産が図られました。 [事業箇所] 全県(リモートセンシング技術は色麻町,栗原市志波姫。プレミアム宮城米生産は色麻町,大崎市,栗 原市,登米市東和町) <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 [担当部局・課室名] 産業経済部 農産園芸課 事 業 競争力のある農林水産業への転換 (農林水産部 農産園芸環境課) 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事 業 量 1みやぎ米情報ネット整備事業 みやぎ米情報ネットの設置 (平成17年度∼平成19年度) 事 業 費 事 事業主体 平成18年度事業 (社)みやぎ 原種苗セン ター − 2米需要創出支援事業 (1)県民米普及事業 ・ホテル・旅館等の訪問 ・みやぎ米情報ネットの設置に係る経費助成 ・宮城米生産・流通懇談会の開催助成 − 12,404 [うち県決算額] 11,447 県 ・ホテル・旅館等への訪問によるPR ・サンプル米の提供 県 ・米需要創出検討会議の開催 ・試作品の作成委託 業 量 (2)米需要創出支援事業 ・試作品の作成 (平成16年度∼平成18年度) 事 業 費 事 − 3リモートセンシング導入事業 (1)リモートセンシング技術導入事業 ・モデル地区の設定 (平成16年度∼平成18年度) − 県 農協 ・モデル地区の設定(2ケ所)とセスナ機を利 用したデータ取得(撮影) ・速報マップ提示と刈分けの実施 ・成績検討会の開催 農協 ・生産体制整備支援 ・品質管理機器整備支援 ・創出検討会議の開催 業 (2)プレミアム宮城米の創出支援 ・プレミアム宮城米生産の支援 量 ・販売戦略の構築 (平成16年度∼平成19年度) 事 業 費 事 業 量 県 − 4気象変動対応稲作推進事業 ・県推進事業 (平成16年度∼18年度) 890 [うち県決算額] 645 − 県 16,108 [うち県決算額] 15,705 ・水稲直播栽培現地検討会の開催 ・普及展示ほの設置 事 業 費 − − 1,327 [うち県決算額] 944 [事業費合計] − − 30,729 [うち県決算額] 28,740 - 46 - 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖麦・大豆ビジネス推進事業‖【重点】 [事業概要] 麦・大豆については,市場評価の高い高品質な麦・大豆の生産と安定供給が求められています。本県が麦・大豆の主 産県として有り続けるためには,転作作物としての生産から脱却し,水稲の生産調整数量に左右されない産地体制の下 で,需要に基づいた高品質な麦・大豆を安定生産及び供給していかなければなりません。また,安定生産の基礎となる 麦・大豆の需要拡大についても,主産県として取り組む必要があります。 このため,①生産者・実需者の情報共有化,②需要拡大支援,③高品質安定生産指導等を行います。 [平成18年度の実施状況] ・麦及び大豆の実需者を対象にニーズ調査等を実施しました。 ・麦・大豆研修会を開催し,生産者に実需者が望む麦・大豆についての情報を提供しました。 ・麦民間流通地方連絡会議への普及センターの参加と普及センターによる産地指導を実施しました。 ・実需者との協力により県産大麦のPRイベントを開催しました。 ・新形質大豆「きぬさやか」の作付拡大のための打合せ会を開催しました。 ・麦類生産農家を対象とした技術研修会を開催しました。 ・作況試験ほや県内の麦・大豆の主要産地に生育調査ほを設置し,定期調査を実施することにより各地域の栽培技術 指導に当たりました。また,作柄要因を解析し高品質生産に向けた栽培技術の改善を図りました。 ・新品種導入のため,実需者による加工適性等分析を行い,奨励品種の選定を行いました。 [平成18年度の成果] ・実需者ニーズの調査などから,生産拡大方向や要望などを把握することができました。 ・H18産の麦・大豆は,作柄を左右する生育ステージの時期に天候不順となりましたが,大麦については,平均収量 対比で110を確保しました。 ・麦は,PRやイベントなどの効果もあり,需要量に対し供給量が不足する状況となりました。また,県内の実需者か らは,大豆も含めて生産量拡大への要望があります。 ・新形質大豆「きぬさやか」については,H19に600tの生産量を目標に作付拡大することとしました。 ・新品種の導入は,小麦について有望品種の選定が進んでおり,奨励品種採用に向けて最終的な試験と調整を行うこ ととしました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 [担当部局・課室名] 産業経済部 農産園芸課 事 業 (農林水産部 農産園芸環境課) 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・ 競争力のある農林水産業への転換 及 び 事 業 事業主体 麦・大豆ビジネス推進事業 県 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・ 麦・大豆ビジネス推進事業 (平成16年度∼平成20年度) 11,115 − - 47 - 3,343 [うち県決算額] 3,343 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖園芸特産戦略産地育成事業‖【重点】 [事業概要] みやぎ園芸特産振興戦略プラン(H18∼22)の目標達成を推進するため,県及び各圏域において園芸特産振興会 議を開催し,取り組みの進捗状況及び課題等の整理並びに振興方針等の変更及び検討を行うとともに,大幅な生産拡大 を図る意欲的なプランを作成した主体を,関係機関が一体となって支援します。 [平成18年度の実施状況] ① みやぎの強い園芸特産産地づくり推進事業 各地方振興事務所で,推進計画に基づく会議の開催や研修会,調査研究を実施しました。 平成18年9月15日,平成19年3月15日に宮城県園芸特産振興会議を開催し,平成18年度の県及び地方振 興事務所の推進計画と実施状況について協議したほか,みやぎの園芸特産品目ブランド確立研修会(平成18年7月 26日),園芸特産振興フォーラム(平成19年2月20日)を開催しました。 ② 園芸特産重点戦略産地育成支援事業 気仙沼市階上生産組合から申請のあった枝豆(気仙沼茶豆)の計画を承認し,重点戦略産地として育成会議を開催 するとともに,気仙沼茶豆の生産拡大とブランド化推進に係る全体事業計画を検討しました。また,集落営農と関連 した生産者の掘り起こしや団地化を進めるための研修会や座談会を開催しました。 [平成18年度の成果] ① みやぎの強い園芸特産産地づくり推進事業 みやぎの園芸特産品目ブランド確立研修会には34人が参加し,地域ブランドについての啓発がなされました。 園芸特産振興フォーラムには約70人が参加し,業務用需要に対応した生産体制の整備の重要性について,関心を 高めることができました。 ② 園芸特産重点戦略産地育成支援事業 気仙沼茶豆のブランド化を図るため,新規に2種類のパッケージを作成しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 [担当部局・課室名] 産業経済部 農産園芸課 事 (農林水産部 農産園芸環境課) 業 全体計画(事業期間) 事 業 量 競争力ある農林水産業への転換 量 及 び 事 事業主体 ①みやぎの強い園芸特産産地づくり推進事業 ○県推進事業 ・園芸特産振興会議の開催 ・園芸特産振興に関する推進事務 ○地域推進事業 ・地域園芸特産振興会議の開催 ・園芸特産振興に関する推進事務 県 ②園芸特産重点戦略産地育成支援事業 ・園芸特産重点戦略産地育成委員会の設置 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・園芸特産振興会議の開催 ・園芸特産振興に関する推進事務 (研修会の開催) ・園芸特産重点戦略産地育成委員会の設置 (平成18年度∼平成22年度) 事 業 費 21,479 − - 48 - 3,020 [うち県決算額] 3,020 政策方針における項目2:富県戦略における宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖山の幸振興総合対策事業‖【重点】 [事業概要] 生しいたけを始めとする「山の幸」の生産基盤の強化と,効果的な流通・販売を構築し,消費者と直結した需給体制 を確立するため,しいたけ産地強化やその他特用林産物の生産販売強化のための施設整備支援を行うとともに,食用き のこの新品種開発や需要の拡大に向けた消費者との交流等を促進し,特用林産物の振興を図ります。 [平成18年度の実施状況] しいたけ生産強化のため,産地構造計画に基づき生産流通施設整備の支援,きのこの新品種開発と生産技術の確立や, 各種イベント等を通した消費者と生産者の交流の促進による需要拡大を目指した県特用林産振興会への活動の支援を行 いました。 [平成18年度の成果] 本事業を通じ,中核的な生産団体等による産地が強化され,生しいたけ等の安定的供給が可能な体制の整備が図られ ました。 また,消費者ニーズに対応した,きのこの新品種の開発や新たな栽培技術の確立,さらに,県特用林産振興会の各種 イベント等への参加や研修会等の活動支援により,特用林産物の新たな需要の拡大が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 [担当部局・課室名] 産業経済部 農産園芸課 事 業 (農林水産部 量 全体計画(事業期間) 及 び 林業振興課) 事 事業主体 ・生産販売強化事業 事 ・生産技術確立事業(ニュータイプきのこ開発事業) 業 ・需要拡大推進事業 市町村及 び農林業 者で組織 する団体 等 量 競争力ある農林水産業への転換 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・しいたけ等の生産流通施設整備 (市町村振興総合補助金) ・きのこの新品種開発と生産技術の確立 ・宮城県特用林産振興会への支援及び需要拡大 支援 (平成14年度∼22年度) 事 業 費 156,460 − - 49 - 10,653 [うち県決算額] 10,653 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖食育推進事業‖【重点】 [事業概要] 宮城県食育推進会議を設置し,宮城の特性を生かした食育を総合的かつ計画的に推進するための指針となる「宮城県 食育推進プラン」を策定するとともに,食育の普及啓発に努めます。 [平成18年度の実施状況] 平成18年4月に条例により,20人の外部委員からなる「宮城県食育推進会議」を設置するとともに,部局間の情 報の共有化と連携強化を図るため,知事を本部長とする「宮城県食育推進本部」を立ち上げました。これらの会議にお ける計画内容の調整と広く県民の意見を取り入れるために実施した公聴会,パブリックコメント等での意見収集を経て, 平成18年11月に県の計画として正式に「宮城県食育推進プラン」を決定しました。 また,食育推進プランに係る説明会や各種団体の研修会,イベント等を通して,食育の普及啓発に取り組みました。 [平成18年度の成果] 宮城県食育推進会議の委員及び所属団体相互の連携,協力に対する意識が高まり,委員間の連携による食育に係る取 組がなされ,県主催のイベント等においても積極的に参加していただきました。 また,宮城県食育推進プランを策定したことにより,市町村,関係団体,食育に取り組むボランティア等に,本県の 食育を進めていく上での方向性を示すことができ,食育に対する意識の向上が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 20 生涯を豊かに暮らすための健康づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 健康対策課(健康推進課) 事 事 業 量 及 び 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・「宮城県食育推進プラン」の策定 (平成18年度) ・「宮城県食育推進会議」の設置,運営 (平成18年度∼平成22年度) ・食育推進プラン及び食育に係る普及啓発 (平成18年度∼平成22年度) 県 ・宮城県食育推進プランの策定 ・宮城県食育推進会議の開催 4回 ・宮城県食育推進本部の開催 3回 ・宮城県食育推進プラン素案に対するパブリッ クコメントの実施(9月4日∼10月3日) ・宮城県食育推進プラン素案に関する地方懇談 会の実施(県内3会場) ・宮城県食育推進プランに係る説明会 7圏域 ・みやぎまるごとフェスティバルへの食育コー ナーの出展 ・日本健康科学学会での食育に関する特別講演 ・各種団体研修会等での食育に関する啓発8回 業 量 事 業 費 事 4,000 − - 50 - 2,968 [うち県決算額] 2,968 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−5 食材王国みやぎへの本格的な展開 2−5 ‖学校給食地場野菜等利用拡大事業‖【重点】 [事業概要] 県内各地で生産・加工される農産物(特に野菜)の学校給食における利用拡大を図り,児童・生徒に安全・安心な食 材を提供するため,①地域食材供給体制の確立,②食材月間の定着,③食教育の支援等を推進し,継続的な利用推進の ためのシステムを構築します。 [平成18年度の実施状況] 地域で特色ある取組みを推進し,地域食材の利用を拡大するため,各圏域で地域食材利用推進に関する研修会や交流 ・試食会,食育に関するフォーラムやセミナー,伝統料理講習会等を開催し,供給者側と利用者側を結ぶシステムづく り及び地域が一体となった食材利用の啓発を行いました。 11月を「すくすくみやぎっ子 みやぎのふるさと食材月間」として定め,「学校給食メニュー」の募集を行いまし た。また,給食を実施している県内小・中学校等に地元食材の利用推進を働きかけたほか,直接,小学校に出向いて, 児童・生徒,教職員及び父兄等に対して本県農産物等への理解を得ることを目的に,地元食材を利用した「味覚の教 室」を行いました。 [平成18年度の成果] 地域食材供給体制の構築推進については,各圏域で供給者側と利用者側を結ぶシステムづくり及び地域が一体となっ た食材利用の啓発により,消費者,生産者,食育関連業者及び学校関係者等との交流や相互理解が図られました。 食材月間においては,児童・生徒の「食」に対する関心を深める機会が提供できました。また,学校栄養士等関係者 の意識が高まり,学校,給食センターでの地域食材の利用拡大が推進されました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 7 地産地消や食育を通じた需要の創出と食の安全安心の確保 [担当部局・課室名] 産業経済部 農産園芸課 事 業 (農林水産部 農産園芸環境課) 量 全体計画(事業期間) 事 業 ・地域食材供給体制の確立 ・食材月間の定着 ・食教育の支援等推進 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・ 各圏域で地域食材利用システム構築の推進 ・「すくすくみやぎっ子 みやぎのふるさと食 材月間」の実施(11月) ・「味覚の教室」の実施 (登米市,七ヶ浜町の各小学校) ・「学校栄養士研修会」の実施(県庁講堂) − 1,576 [うち県決算額] 1,576 (平成15年度∼20年度) 量 事 業 費 10,920 - 51 - 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−6 アグリビジネスなどの戦略的展開 2−6 ‖新世代アグリビジネス総合推進事業‖【重点】 [事業概要] 新たなアグリビジネスに取り組むマーケットイン型の優れた人材や企業を育成するほか,食関連産業が相互に連携した 食品産業クラスター構築等を推進します。 [平成18年度の実施状況] ① 新世代アグリビジネス創出事業 (財)みやぎ産業振興機構にアグリビジネス支援組織を設置し,多様な支援活動を実施しました。具体的には,アグ リビジネス起業家育成講座を1回,アグリビジネス実践経営塾を4回開催し,アグリビジネス指向者のビジネスプラン 作成や実践者の事業計画の精度向上を支援しました。また,現地支援(延べ270社)及びビジネスマッチング(延べ 17件)により,アグリビジネス経営体の支援を行いました。 さらに,アグリビジネス支援機関連携会議を2回開催し,商工会連合会等の商工支援機関とアグリビジネス支援での 連携方法を検討しました。 ② 農産物直売所ビジネス新展開推進事業 農産物直売ビジネス次世代リーダー育成講座を1回開催(9人受講)し,農産物直売所経営を発展させるためのリー ダーの資質向上を支援するとともに,農産物直売所新展開シンポジウムを1回開催し,農産物直売所の発展に必要な取 り組み等について意識啓発を行いました。 また,県内の農産物直売所実践者6人に対し,野菜ソムリエ資格取得に向けた支援を行いました。 ③ フードシステム連携構築推進事業 設立検討委員会の開催等により平成18年6月の宮城県食料産業クラスター全体協議会の設立を支援するとともに, 県内の地域フードシステム連携構築推進活動を支援しました。 また,食品企業団体1団体の販路開拓やニーズ調査といったフードシステム連携推進活動を支援しました。 [平成18年度の成果] ① 新世代アグリビジネス創出事業 アグリビジネス起業家育成講座,実践経営塾の受講とその後の継続支援により,起業や経営の向上に向け具体的な取 り組みを行う事例が出てきました。ビジネスマッチングにより,アグリビジネス経営体と東京の高級飲食店等11件の 商談が成立しました。 ② 農産物直売所ビジネス新展開推進事業 9人の農産物直売所リーダーが実践計画を作成し農産物直売所の経営発展への意識を高めるとともに,リーダー同士 の人脈を形成しました。 県内農産物直売所6か所に野菜ソムリエが誕生し,農産物直売所のマーケティング力と接客力の向上が図られました。 ③ フードシステム連携構築推進事業 宮城県食料産業クラスター全体協議会が設立され,フードシステム連携構築推進体制が整備されました。 県内の地域フードシステム連携構築推進を図り,地域でのクラスター形成の取り組みや,マッチング等が行われまし た。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 競争力ある農林水産業への転換 [担当部局・課室名] 産業経済部 食産業・商業振興課 (農林水産部 農産園芸環境課) - 52 - 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 県 ・アグリビジネス支援体制の整備 ・アグリビジネス経営体育成支援 ・農産物直売ビジネス研修会等の開催 ・次世代リーダー育成講座の開催1回 ・シンポジウム開催1回 ・野菜ソムリエの育成(6人) ・フードシステム連携構築の支援 (平成18年度∼22年度) ・クラスター全体協議会の設立支援 ・地域フードシステム連携構築推進 量 事 業 費 平成18年度事業 ・アグリビジネス支援組織の設置 ・アグリビジネス起業家育成講座の開催1回 ・アグリビジネス実践経営塾の開催4回 ・経営体現地支援(延べ270社) ・ビジネスマッチング(延べ17件) 事 業 (単位:千円) 93,425 − - 53 - 20,114 [うち県決算額] 20,114 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−6 アグリビジネスなどの戦略的展開 2−6 ‖みやぎの養液栽培普及推進事業‖【重点】 [事業概要] 「宮城型養液栽培システム」の普及推進のため,生産現場での栽培技術の向上を図るとともに,環境条件の変動に対 応した生育管理技術を確立します。また,低コスト生産システムの現地実証展示を行い,生産農業者の経営安定化及び 養液栽培の普及を推進します。 [平成18年度の実施状況] 大規模な宮城型養液栽培システム(登米市米山町)における技術支援等により生産性向上を図り,これを拠点とし て養液栽培の技術向上と普及推進を図りました。さらに,簡易施設(空気二重膜ハウス)と宮城型養液栽培システム (簡易タイプ)の組合せによる低コスト生産システム(品目:夏秋栽培高糖度トマトおよびパプリカ)を現地で実証 展示するとともに,農業・園芸総合研究所において,環境条件の変動に対応した生育管理技術の確立について試験研 究を行いました。 また,県内全域の養液栽培導入農家(これは宮城型に限らず養液栽培全般),養液栽培導入志向農家,営農指導員, 普及指導員などを対象とした養液栽培技術研修会や普及指導員による現地検討会を開催し,県内の養液栽培技術のレ ベル向上を図りました。 [平成18年度の成果] パプリカとトマトで新たに2か所,25aで導入が行われ,当栽培システムの栽培面積は県内17か所で3.3haと なりました。また,農業・園芸総合研究所,普及センター,農業振興課普及指導チーム等の連携により,大規模モデ ル経営体を支援し,栽培技術の向上,経営安定化とシステムの普及推進を図りました。 宮城型養液栽培装置を活用した低コスト生産システム(空気二重膜ハウス+フィルム製ベッド)については,夏秋栽 培の高糖度トマト(石巻市)およびパプリカ(山元町)において,現地実証展示ほを設置しました。また,養液栽培施 設の温度・湿度分布特性を把握するとともに,培地組成(ヤシ殻培地への土壌混和),給液回数,施肥量等がトマトの 養分吸収に及ぼす影響について試験成績を取りまとめました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 [担当部局・課室名] 産業経済部(農林水産部) 事 事 業 量 事 業 費 業 競争力のある農林水産業への転換 農業振興課 量 及 び 事 業 全体計画(事業期間) 事業主体 <みやぎの養液栽培技術向上支援事業> ・養液栽培モデル経営体(登米市米山町)等支援 ・養液栽培マニュアルの作成 ・養液栽培技術向上研修会の開催 <みやぎの養液栽培技術確立事業> ・宮城型養液栽培装置を活用した低コスト生産シス テムの実証展示(平成17∼19年度) ・養液栽培施設の温度・湿度分布特性の解明(平成 17年度) ・施設・気象条件に対応した草勢管理技術の確立 (平成17∼19年度) 県 10,800 (単位:千円) 平成18年度事業 ・大規模モデル経営体に対する支援 ・現地検討会,総合検討会の開催 ・夏秋栽培高糖度トマト(石巻市)および パプリカ(山元町)における現地実証 展示ほ設置 ・大型鉄骨ハウスとフェンロー型ハウスの 温度分布等計測 ・トマトにおける培地,給液回数,施肥量 を変えた栽培試験 − - 54 - 費 1,168 [うち県決算額] 1,168 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−6 アグリビジネスなどの戦略的展開 2−6 ‖ふるさと食品活性化ネットワーク支援事業‖【重点】 [事業概要] 農業経営者からアグリビジネス起業者としての転換を図るため,企業的経営者を目指す農産加工者を対象に,高度な 加工技術アドバイザーの派遣や専門研修の開催,加工販売施設の整備の支援を行い,地域特産物に付加価値をつけた新 たなビジネスチャンスへと拡大を図ります。 [平成18年度の実施状況] 意欲的な農産加工者に対して高度な加工技術を有するアドバイザーを派遣し,地場産品新メニューの商品開発等の支 援や,食品の表示等についての専門研修を開催するとともに,県農産加工者連絡協議会の活動を支援しました。 [平成18年度の成果] 本事業を通じ,アグリビジネス起業者を目指す農業経営者等の生産・加工技術の高度化が図られ,さらに,消費者ニ ーズにあった商品開発や,販売生産体制が強化されました。 また,県農産加工者連絡協議会の各種イベントへの参加や研修会,会員相互の情報交換(ネットワーク)等の活動支 援により,「安全・安心・本物」を求める消費者ニーズに対応した「生産・加工・流通」の拡大が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 3 豊かな農林水産資源と結びついた食品製造業の振興 取組 6 競争力ある農林水産業への転換 [担当部局・課室名] 産業経済部 農産園芸課 事 業 (農林水産部 農産園芸環境課) 量 全体計画(事業期間) 及 び 事 事業主体 ・農林水産加工業サポート事業 農産加工 組織 等 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・商品開発,販売戦略等アドバイザーの派遣 8団体12回 事 ・起業化人材育成事業 ・中央研修会及び部門別強化研修会の開催 4回 ・加工組織活性化事業 ・宮城県農産加工者連絡協議会への支援 ・ベンチャー企業型等施設整備事業 ・農産加工販売施設の施設,機械及び付帯設備 の整備支援 業 量 (平成12年度∼20年度) 事 業 費 179,660 − - 55 - 994 [うち県決算額] 994 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−6 アグリビジネスなどの戦略的展開 2−6 ‖新みやぎの農業教育訓練システム整備事業‖【重点】 [事業概要] 本県の農業後継者と農村地域の指導者を育成することをねらいとして,昭和52年4月に設立された農業実践大学 校を抜本的に改革し,新たな農業教育訓練システムを整備します。 [平成18年度の実施状況] 農業実践大学校の教育内容等の改革を検討するため,新しい農業教育システム検討会を設置し,2回会議を開催しま した。 学習環境の整備を図るため,学生用パソコンを5台導入するとともにインターネット環境の整備を行いました。 [平成18年度の成果] ① カリキュラムの改訂 1)養成課程 平成20年度入校募集から,農業技術・知識の修得度に応じたコース設定として専科(1年制)を新設しま した。 平成19年度入校募集から,学部制を廃止し,本科,専科に専門コースを設定しました。(農産、園芸、畜産、 農村起業の4コース) 平成19年度の教育計画については,ほ場実習や農家派遣研修に加え,農業経営に直結する研修(民間会社、 加工・直売所など)に強化しました。 2)研修課程 平成19年度の新規就農者研修については,Uターン・新規参入者向けに短期研修を拡充しました。 ② 農業教育訓練サポート組織の整備 農業者の協力を得た農業実践教育の確立のため,農家や法人組織からなる農家派遣研修サポート会への登録の 推進を行いました。(登録実績42名又は法人) [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 産業経済部 産業人材育成課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 (農林水産部 農業振興課) 及 び 事 事業主体 ○新みやぎの農業教育訓練システム整備事業 ・カリキュラム等の改訂 ・農家教育訓練サポート組織の整備 ・学習環境の整備 (平成18年度) 県 業 費 (単位:千円) 平成18度事業 ○新みやぎの農業教育訓練システム整備事業 ・カリキュラム等の改訂 ・農家教育訓練サポート組織の整備 ・学習環境の整備 量 事 業 費 − − - 56 - 755 [うち県決算額] 755 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−6 アグリビジネスなどの戦略的展開 2−6 ‖新規就農者支援事業‖【重点】 [事業概要] 次代の本県農業の担い手である優れた青年農業者を計画的・継続的に確保・育成するため,新規就農希望者に対し, 就農のために必要な技術・経営能力を養う研修に要する経費の一部を資金貸付等により支援する事業です。 [平成18年度の実施状況] 就農を目指す青年73人に対し研修資金を貸付けし,農業技術習得のための研修教育施設び先進地農家(国内外) へ派遣等を実施しました。 また,各市町村の地域農業担い手育成センター(構成:市町村・農業委員会・JA・農業者等)と情報交換等を行 いながら,新規就農者が農業に意欲的に取り組める環境整備及びスムーズな就農への支援を行いました。 [平成18年度の成果] 平成18年度中に新たに73人が就農し,このうち39人が就農支援資金貸付事業を活用し,研修教育施設研修・ 国内外の先進地農家研修等を経て就農に至っています。今後,地域のリーダーとして農業への意欲的な取組及び研修 を踏まえた技術・経験を活かした活躍が期待されます。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 10 産業活動の基礎となる人材の育成・確保 [担当部局・課室名] 産業経済部 産業人材育成課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 (農林水産部 農業振興課) 及 び 事 事業主体 ○就農支援資金貸付事業 ・研修資金の貸付け(償還猶予・償還免除含 む) (平成18年度) (財)みや ぎ農業担 い手基金 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ○就農支援資金貸付事業 ・研修資金の貸付け(償還猶予・償還免除含 む) 量 事 業 費 − − - 57 - 37,921 [うち県決算額] 37,921 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−6 アグリビジネスなどの戦略的展開 2−6 ‖地域営農システム推進支援事業‖【重点】 [事業概要] 土地利用型農業を担う担い手の確保と経営安定を図るため,地域の話し合いによる効率的な生産方式である「地域 営農システム」を普及啓発し,品目横断的経営安定対策の対象となる「認定農業者」「一定要件を備えた集落営農組 織」など担い手の経営確立に向けて,関係機関が連携した地域営農の構築支援を行います。 [平成18年度の実施状況] 平成17年に設置した宮城県経営所得安定対策等推進本部と地方推進本部で実施しており,県推進本部では地域営農 システムの普及啓発資料や品目横断的経営安定対策への加入推進パンフレット,県内集落営農組織の事例集などを作成 しながら,県全域に「地域営農システム」の普及啓発を図りました。また,集落リーダー等研修会を開催し,リーダー の資質向上研修等を3回開催し,集落リーダーの意識向上を図りました。 なお,7地方振興事務所単位に設置されている地方推進本部の活動としては,各地域や集落段階での推進研修会や品 目横断的経営安定対策加入手続き説明会を開催しました。さらには,集落等へのアドバイザーの派遣や集落アンケート 調査の実施による意向確認,集落営農に関する情報提供を行いながら集落の合意形成を図りました。 [平成18年度の成果] 地域の合意形成促進に向けた取組支援により,平成19年3月末現在で,農業の担い手と位置づけられる認定農業者 が5,933経営体,集落営農組織は255組織,農業法人は301経営体となり,H18年3月末より,大幅に増加 しました。 また,品目横断的経営安定対策については,平成18年秋まき麦での加入申請者は認定農業者で149経営体,集落 営農組織で91組織の加入があり,麦を作付けする担い手のほとんどが,本対策に加入しました。 [事業箇所] ①地域営農システム推進事業(県推進本部活動):全県 ②地域営農システム構築支援事業(地方推進本部活動):各7圏域 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 11 [担当部局・課室名] 経営力の向上と経営基盤の強化 産業経済部(農林水産部) 農業振興課 事 業 量 全体計画(事業期間) 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 ①地域営農システム推進事業 ・地域営農システムの普及啓発 ・地域営農システム推進リーダー等養成研修会の開催 県 県 業 ②地域営農システム推進研修会の開催 ・地域営農システム構築支援事業 ・地域営農システム構築専門家派遣 ・地域営農システム構築に向けた実践支援 量 (平成18年度∼平成20年度) ①地域営農システム推進事業(県本部推進活動) ・地域営農システムの普及啓発 ・集落リーダー等の養成 ・経営所得安定対策における3対策の連携強化 から県推進本部内に事務局会議を設置。一体 的な推進を図っている。 ・麦の品目横断的経営安定対策加入促進に向け た市町村巡回 ②地域営農システム構築支援事業(地方推進本 部活動) ・地域営農システム推進研修会の開催 ・地域営農システム構築専門家派遣 ・地域営農システムの構築に向けた実践支援 ・推進資料等の作成 ・集落アンケート調査取りまとめ 等 事 事 業 費 6,000 − - 58 - 2,000 [うち県決算額] 1,545 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−6 アグリビジネスなどの戦略的展開 2−6 ‖「もっともっと・みやぎの間伐材」流通拡大対策事業‖【重点】 [事業概要] 森林の造成・保育から木材の利用へという大きな転換期を迎え,間伐実行の遅れから,資源の有効活用や県土保全上 からも間伐の促進が喫緊の課題となっていることから,間伐対象森林の団地化や施業の共同化を促進し,間伐及び間伐 材生産の一層の低コスト化を図ります。 [平成18年度の実施状況] 対象森林の集団化,団地化による間伐の低コスト化と間伐材の安定的な需給に資するため,素材生産事業体等と森林 所有者が共同で行う「持続可能なみやぎ材生産団地(間伐及び間伐材の生産計画)」策定と森林所有者が共同で利用す る作業道の開設について支援しました。 今後も,低コストで収益性に優れた間伐手法を全県に普及することにより,間伐を飛躍的に推進し,県産材の利用拡 大と健全で豊かな森林整備を積極的に図ります。 [平成18年度の成果] 本事業の実施により,間伐対象森林の団地化や施業の共同化が促進され,間伐及び間伐材生産の一層の低コスト化が 図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 [担当部局・課室名] 産業経済部(農林水産部) 林業振興課 事 業 全体計画(事業期間) 事 ・共同間伐団地の設定 ・共同利用作業道の開設 60団地(600ha) 75,000m 業 量 事 業 費 競争力ある農林水産業への転換 量 及 び 事 事業主体 森林組合 又は素材 生産を営 む法人等 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・共同間伐団地の設定 ・共同利用作業道の開設 13団地(133.09ha) 14,820m (平成18年度∼20年度) 360,000 − - 59 - 80,807 [うち県決算額] 7,228 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−6 アグリビジネスなどの戦略的展開 2−6 ‖みやぎブランド材流通強化対策事業‖【重点】 [事業概要] 県産材を品質の高い「優良みやぎ材」としてブランド化を推進し,生産を拡大するとともに販路の拡大を目指し,認 知度の向上を図ります。 [平成18年度の実施状況] 市場ニーズに対応した品質が確かで競争力のある「優良みやぎ材」の生産拡大と,認知度を高めるための宣伝・普及 活動を推進しました。 今後も,「優良みやぎ材」の生産・流通体制強化と需要拡大に取り組んでいきます。 [平成18年度の成果] 優れた品質の県産材をワンストップで消費者に供給する「みやぎ材利用センター」設立及び運営に対して支援を行い, 「優良みやぎ材」の生産・流通体制の強化やネットワーク化を図りました。 また,工務店や地域ビルダーが運営する展示住宅において,「優良みやぎ材」を活用した内装モデル施工やそのP Rに対して支援を行ったり,「みやぎ材・木になるフェア」の開催により,「優良みやぎ材」の認知度向上を図りま した。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 競争力ある農林水産業への転換 取組 7 地産地消や食育を通じた需要の創出と食の安全安心の確保 [担当部局・課室名] 産業経済部(農林水産部) 林業振興課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 ・みやぎ材ブランド化促進事業 (平成9年度∼19年度) 業 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県・森林 組合,木 材関連団 体等 ・みやぎ材・木になるフェアの開催 ・優良みやぎ材モデル住宅におけるPR 7棟 ・優良みやぎ材を活用した在来工法住宅の推進 ・みやぎ材利用センター運営・活動の支援 量 事 業 費 72,000 − - 60 - 13,494 [うち県決算額] 4,866 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−6 アグリビジネスなどの戦略的展開 2−6 ‖みやぎ木づかいモデル創造事業‖【重点】 [事業概要] 本県の林業・木材産業は住宅需要の減退や代替資材の進出等により長期低迷が続いていることから,本県の主要な森 林資源であるスギ材の用途拡大に向け,新たな利用加工技術開発を進め,技術移転を促進します。 [平成18年度の実施状況] 今後,川上では中径材の生産増が,川下では住宅需要構造の変化が予想され,市場ニーズに対応した製品や加工技術 の開発が,県産材需要の拡大を図る上で極めて重要であることから,県産スギ材を用いた新たな住宅資材や木製品,加 工技術等の開発を行いました。 また,技術開発の方向性,開発目標(市場ニーズや製品スペック)等について検討する技術開発検討委員会を設置し, 効率的な事業の実施に努めました。 [平成18年度の成果] 安全・安心を求める住宅需要者のニーズに対応していくため,柱の間隔(スパン)に応じてスギ材を横架材(建物の 梁など水平方向に架ける構造材)として安全に使用できる断面寸法を表したスパン表作成に必要な強度性能試験や,内 装・リフォーム資材等の開発として,難燃処理技術を応用した内装材の試作やオフィス用木製品の試作も行いました。 また,県自らが率先して県産材の利用を推進し,民間需要の先導役を果たすために,「みやぎ材利用行動計画」を策 定しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 7 地産地消や食育を通じた需要の創出と食の安全安心の確保 [担当部局・課室名] 産業経済部(農林水産部) 林業振興課 事 業 全体計画(事業期間) 事 量 及 び 事 事業主体 ・新たな木材利用技術及び木製品等の開発 ・みやぎ材利用行動計画の策定と進行管理 業 県 (宮城県 林業試験 場ほか) 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・新たな木材利用技術及び木製品等の開発 ・みやぎ材利用行動計画の策定 (平成18年度∼20年度) 量 事 業 費 13,900 − - 61 - 4,030 [うち県決算額] 4,012 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−7 地域産業の再生と雇用の確保 2−7 ‖みやぎマーケティング・サポート事業‖【重点】 [事業概要] (財)みやぎ産業振興機構(県中小企業支援センター)において,起業から販路開拓までを一貫的に支援する事業を行 い,本県の産業振興を図ります。 具体的には,起業するために必要なスキルを習得する場としての「起業家育成講座」の開催,各界の専門家とのディス カッションによりビジネスプランの磨き上げや事業の方向性を提示する「実践経営塾」及び関連事業の実施,新規事業等 の展開を目指す企業と,金融・商社等とのビジネスパートナーとの出会いを創出する「みやぎビジネスマーケット」の開 催などを行います。 [平成18年度の実施状況] ① 起業家育成講座(延べ8日間のコース)を3回開催しました。 ② 実践経営塾を24回(毎月の第2・4月曜日)開催しました。 ③ 実践経営塾個別相談を14回開催しました。 ④ 実践経営塾地域派遣経営相談を大崎市と石巻市を会場に14回開催しました。 ⑤ 実践経営塾専門家個別派遣を22回派遣しました。 ⑥ みやぎビジネスマーケットを6回(奇数月)開催しました。 [平成18年度の成果] ① 起業家育成講座の講座修了者数は50人(男39人,女11人)で,起業を促すきっかけとなりました。 ② 実践経営塾の参加企業数は63社で,創業・新事業進出・経営革新等への進展が図られました。 ③ 実践経営塾個別相談の参加企業数は18社で,課題解決やビジネスプランの作成等が進みました。 ④ 実践経営塾地域派遣経営相談の参加企業数は31社で,個人事業者・企業等の経営課題の解決が図られました。 ⑤ 実践経営塾専門家個別派遣の派遣先企業数は14社で,現場における課題等の解決が図られました。 ⑥ みやぎビジネスマーケットにおいて24社が発表し,215件の商談がありました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 10 産業活動の基礎となる人材の育成・確保 取組 11 経営力の向上と経営基盤の強化 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 新産業振興課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・起業家育成講座の開催 ・実践経営塾の開催及び関連事業の実施 ・みやぎビジネスマーケットの開催 業 (平成18年度∼) 量 事 業 費 事業主体 (単位:千円) 平成18年度事業 (財)みや ・起業家育成講座の開催 3回 ぎ産業振 ・実践経営塾の開催 24回 興機構 ・実践経営塾個別相談の開催 14回 ・実践経営塾地域派遣経営相談の開催 14回 (県) ・実践経営塾専門家個別派遣 22回 ・みやぎビジネスマーケットの開催 6回 − - 62 - 32,941 [うち県決算額] 32,941 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−7 地域産業の再生と雇用の確保 2−7 ‖中小企業再生支援協議会運営費補助事業‖【重点】 [事業概要] 現下の厳しい経済情勢や金融機関の不良債権処理が加速化する中で,経営環境が悪化し,自力での再生が困難である 中小企業の再生を支援するため,財団法人みやぎ産業振興機構内に「宮城県中小企業再生支援協議会」が組織され,国 委託費及び県補助金等により運営されています。 協議会の相談体制の強化を図るため,スピードある経営支援策の提供や経営改善計画の策定支援ができる専門的能力 を持った人材を1名増員するための経費等を補助します。 [平成18年度の実施状況] 相談調査員1名に係る人件費等を補助しました。 [平成18年度の成果] 宮城県中小企業再生支援協議会の活動実績は以下のとおりです。協議会の支援により,県内中小企業の再生への取り 組みが図られました。 項 目 実績 備 考 相談件数 123件 相談企業数 60社 2次対応企業(外部専門家の協力を得て経営改善計画の策定支援を行う企業) 再生計画策定着手 4社 再生計画策定完了 5社 再生計画策定支援中 2社 2次対応に準ずる企業(比較的規模が小さい企業に対し、特定課題へのアドバイス等を行う企業) 支援着手 1社 支援完了 4社 支援中 3社 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 産業経済部 経営金融課(経済商工観光部 事 業 量 及 全体計画(事業期間) び 事 商工経営支援課) 業 事業主体 ・相談調査員1名の増員に係る人件費の補助 県,宮城県中 小企業再生支 援協議会 事 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・相談調査員1名に係る人件費の補助 業 量 事 業 費 6,700 - 63 - − 6,631 [うち県決算額] 6,631 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−7 地域産業の再生と雇用の確保 2−7 ‖新規高卒未就職者対策事業‖【重点】 [事業概要] 県内の新規高卒者の就職については,内定率が改善傾向にあるものの,依然として厳しい状況にあります。このため, 県ではキャリアカウンセリングを中心とした支援により,新規高卒未就職者の早期就職を図るとともに,学卒未就職者を 生み出さない社会づくりの観点から,子どもの発達段階に応じた職業意識・勤労観の形成促進を図ります。 [平成18年度の実施状況] (イ)「しごと発見ノート」を作成し,県内全中学校(230校)に配布しました。 (ロ) 県内の小・中・高等学校等の児童・生徒を対象として「みやぎ仕事作文コンクール」を実施しました。 (ハ) 県内3会場において「県外企業就職者・企業人事担当者等による講話・意見交換会」を開催しました。 (ニ) 「みやぎの若者の働く力を高める月間」を制定するとともに平成18年11月12日に記念講演会を開催しました。 (ホ) 県内7か所において平成18年4月及び平成19年3月に新規高卒未就職者「出前カウンセリング」を実施しました。 [平成18年度の成果] 「しごと発見ノート」を活用した職業教育の実施や「みやぎ仕事作文コンクール」への応募により,児童・生徒の職業 意識・勤労観の形成促進が図られました。 「県外企業就職者・企業人事担当者等による講話・意見交換会」には3会場あわせて1,299人の高校生等が参加し,幅 広い職業選択の視点についての啓発がなされました。 「みやぎの若者の働く力を高める月間」を制定し,また,記念講演会の開催や商店街における横断幕の設置するなどに より,子どもの発達段階に応じた職業意識・勤労観の形成促進の重要性・必要性の啓蒙が図られました。 新規高卒未就職者「出前カウンセリング」には計58人が参加し,キャリアカウンセリングや職業適性検査,求人情報の 提供等の就職支援を行いました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」 (平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 10 産業活動の基礎となる人材の育成・確保 取組 18 多様な就業機会や就業環境の創出 [担当部局・課室名] 産業経済部 労政・雇用対策課 (経済商工観光部 産業人材・雇用対策課) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 事業主体 ・実務研修員(非常勤職員)の採用 (∼平成17年度) 県 ・新規高卒未就職者の早期就職の支援 ・子どもの発達段階に応じた職業意識・勤労観の 形成促進 (平成18年度∼) 44,947 − - 64 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・「しごと発見ノート」の作成(配布校数230校, 配布部数13,000部) ・「みやぎ仕事作文コンクール」の実施(応募学 校数95校,応募総数623編) ・「県外企業就職者・企業人事担当者等による講 話・意見交換会」の実施(参加者数1,299人) ・「みやぎの若者の働く力を高める月間」の制定 ・記念講演会の開催(参加者数275人) ・「出前カウンセリング」の実施(参加者数58人) 7,260 [うち県決算額] 7,260 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−7 地域産業の再生と雇用の確保 2−7 ‖私立学校新規高卒者就職支援事業‖【重点】 [事業概要] 県内私立高校のうち,就職希望者が多く,教員のみでは対応が困難な高校を対象に,学校自ら就職支援アドバイザー を配置する場合に補助を行い,私立高校の就職内定率の向上を目指します。 [平成18年度の実施状況] 就職支援アドバイザーを配置する私立高校5校に対して助成を行いました。 [平成18年度の成果] 就職支援アドバイザーの求人開拓や就職相談活動等により,平成19年3月卒の私立高校の就職内定率(平成19年 3月末現在)が,95.6%と前年同期比で1.5ポイント上回りました。 [事業箇所] 県内5の私立高校 [担当部局・課室名] 総務部 私学文書課 事 事 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・就職支援アドバイザーを配置する私立高校へ の助成 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・私立高校5校への助成 業 (平成18年度) 量 事 業 費 − - 65 - 3,522 [うち県決算額] 3,522 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−7 地域産業の再生と雇用の確保 2−7 ‖若年者就職支援ワンストップセンター事業‖【重点】 [事業概要] 若年者の失業率は,他年代に比べて極めて高く,本県の将来を担う若年層の就職問題は,緊急に対応すべき重大な課題 となっています。特に,高卒者の就職環境の悪化やフリーターの増加も大きな社会問題になっています。 このことから,県では若年者の就職支援のためのワンストップセンター(通称:みやぎジョブカフェ)を,平成16年 4月,仙台駅前アエルビル23階に設置し,国,地域の企業・学校等との幅広い連携・協力の下,キャリアカウンセリン グや職業能力開発の実施,インターンシップ等就業体験機会の提供,就職支援セミナーの開催など,職業相談から紹介ま で一貫した就職支援をワンストップで行います。 [平成18年度の実施状況] 1 名 称:みやぎ若年者就職支援センター(通称:みやぎジョブカフェ) 2 設置場所:AER(アエル)23階(仙台市青葉区中央1丁目3−1) 3 対 象 者:概ね30歳未満の求職者,フリーター(パート・アルバイト)等 4 業務内容:(1) キャリアカウンセリング (2) 就職支援セミナー (3) インターンシップ (5) 職業訓練 (6) 職業紹介 (7) 雇用関連情報提供 等 5 開設時間:月∼金曜日 午前10時から午後6時30分 土曜日 午前10時から午後4時 [平成18年度の成果] 1 登録者数:4,016人(目標:4,000人) 2 就職者数:2,121人(目標:2,000人) 3 利用者数:42,854人 4 受講者数:(1) インターンシップ:91人 (2) 職業訓練:114人 (4) フォローアップ (3) 就職支援セミナー:622人 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 18 多様な就業機会や就業環境の創出 [担当部局・課室名] 産業経済部 労政・雇用対策課(経済商工観光部 産業人材・雇用対策課) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 事業主体 ・若年者就職支援ワンストップセンター事業 (平成15年度∼平成18年度) 15年度 設置準備 16年度 目標就職者数:1,000人 17年度 目標就職者数:1,500人 18年度 目標就職者数:2,000人 (平成15年度∼平成18年度) 888,165 県 − - 66 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・若年者就職支援ワンストップセンター事業 就職者数:2,121人 376,738 [うち県決算額] 48,090 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−7 地域産業の再生と雇用の確保 2−7 ‖みやぎ雇用創出対策事業‖【重点】 [事業概要] 本県の雇用失業情勢は,県内の有効求人倍率は改善傾向にはあるものの,依然として厳しい状況にあります。 この厳しい雇用失業情勢に対応するため,国の施策とは別に県独自の雇用対策特別プログラムをパッケージ化し, 事業主が非自発的離職者を雇用する際の助成を行うことで,非自発的離職者の再就職を支援します。 [平成18年度の実施状況] 非自発的離職者を雇い入れた事業主に対して奨励金を支給し,再就職の促進を図りました。 [平成18年度の成果] 非自発的離職者の再就職が促進され,県内の事業所に非自発的離職者14人が雇用されました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 産業経済部 労政・雇用対策課(経済商工観光部 事 業 量 及 び 事 業 産業人材・雇用対策課) 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事 非自発的離職者再就職支援事業 事業主体 県 平成18年度事業 支給件数 雇用人数 14件 14人 (平成5年度∼) 業 量 事 業 費 − - 67 - 2,846 [うち県決算額] 2,846 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−7 地域産業の再生と雇用の確保 2−7 ‖職業観を育む支援事業‖【重点】 [事業概要] 高卒者の就職内定率の向上のため,生徒が的確な職業選択を行うとともに,多様な職業選択を可能とするための体制 構築,就職を希望する生徒一人一人の具体的かつ直接的な進路相談の機会の確保,教職員の進路指導のスキルアップ等 の事業を展開します。 [平成18年度の実施状況] ① 就職スキルアップ支援事業 県内各地において,就職を希望する高校3年生を対象に,就職ガイダンス,マナー講習や少人数グループによる模 擬面接など,即効性のあるカリキュラム(4時間)で39回実施し,3,125名の生徒が参加しました。 ② 進路指導者研修会 県内4地区(大河原・仙台・石巻・大崎)において,教員を対象に,生徒一人一人に対しきめ細かな指導・援助を するため,キャリア教育の理念及びキャリア形成のための諸能力を理解し,生徒や保護者とのコミュニケーションス キル等,カウンセリングの基礎的な能力・技能を習得するためのセミナーを開催し,57名の教員が参加しました。 ③ 就職支援校の指定 3年間の指定期間で校内体制づくりや就職指導の系統的な方策を研究することを目的として,亘理高・松島高・河南 高の3校を推進校に指定し,ジョブサポートティーチャーを配置するなど,調査・研究の支援を行いました。 ④ 子供の就職を考えるセミナーの開催 保護者の就職意識啓発を目的に,専門講師による講演会を県内3ヶ所(石巻・多賀城・岩沼)で開催し,104名の 保護者等が参加しました。 [平成18年度の成果] 各種支援事業を展開することにより,平成19年3月末の就職内定率が前年同期93.0%から94.5%に向上し ました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 10 産業活動の基礎となる人材の育成・確保 取組 15 着実な学力向上と希望する進路の実現 取組 18 多様な就業機会や就業環境の創出 [担当部局・課室名] 教育庁 高校教育課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 及 び 事 事業主体 職業観を育む支援事業 ・就職スキルアップ支援 ・進路指導者研修会 ・就職推進校の指定 ・子供の就職を考えるセミナー (平成18年度∼19年度) 県 12,900 − - 68 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 職業観を育む支援事業 ・就職スキルアップ支援 ・進路指導者研修会 ・就職推進校の指定 ・子供の就職を考えるセミナー 5,222 [うち県決算額] 5,222 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−7 地域産業の再生と雇用の確保 2−7 ‖ジョブサポート事業‖【重点】 [事業概要] 生徒の望ましい職業選択をサポートするため,就職を希望する生徒一人一人の進路相談や希望する求人開拓など進路 指導の補助的業務に従事する就職支援員を県立高等学校に配置するなど,就職内定率の向上や就職未決定卒業生への支 援を図ります。 [平成18年度の実施状況] ① 就職支援員の配置 就職内定率向上のためには,職場訪問を行い,求人企業を拡大することが不可欠なことから,就職希望生徒が多く, 就職内定率の低い県立高等学校24校に就職支援員を配置(12名雇用:1人2校担当)し,教員へ適切な情報を提 供することにより,生徒へのきめ細かな就職相談を支援しました。 ② 地域連絡協議会の開催 9ハローワーク(白石・大河原・仙台・塩釜・石巻・大崎・築館・迫・気仙沼)との連携を図り,地域ごとに就職支 援員や各校の進路指導担当教員の協議会を開催し,就職指導に関する情報交換をとおし,地域の抱える課題解決に取り 組みました。 [平成18年度の成果] ハローワークとの連携や就職支援員の配置による企業訪問(502件)等により,平成19年3月末の就職内定率が 前年同期93.0%から94.5%に向上しました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 教育庁 高校教育課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 及 び 事 事業主体 ・ジョブサポート事業 (平成18年度) 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・ジョブサポート事業 ・就職支援員の配置 ・地域連絡協議会の開催 業 量 事 業 費 − − - 69 - 14,297 [うち県決算額] 14,297 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備推進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖高規格幹線道路整備事業(三陸縦貫自動車道)‖【重点】 [事業概要] 仙台湾地区から三陸沿岸部にかけ宮城を縦走する,東北縦貫自動車道に続く第二の南北軸を形成します。 [平成18年度の実施状況] これまで,県内約124.5kmのうち仙台港北I.Cから河北I.Cまでの45.2kmが供用されており,仙台から石巻までが直結 し,様々な分野で地域への波及効果が現れてきました。 平成18年度には,河北I.C以北の用地買収及び工事が推進されました。 今後とも,整備促進について,国土交通省をはじめ関係機関等へ要望していきます。 [平成18年度の成果] 三陸縦貫自動車道について,用地買収が行われるとともに,工事の進捗が図られました。 [事業箇所] 仙台市,多賀城市,利府町,松島町,東松島市,石巻市,登米市,南三陸町,本吉町,気仙沼市 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 12 宮城の飛躍を支える産業基盤の整備 [担当部局・課室名] 土木部 道路課 事 業 量 全体計画(事業期間) ○三陸縦貫自動車道 業 量 約124.5km(県内延長) 事 業 費 び 事 事業主体 事 ・仙塩道路 ・仙台松島道路 ・矢本石巻道路 ・桃生登米道路 ・登米志津川道路 ・志津川∼気仙沼 ・気仙沼∼県境 及 L= 7.8km L=18.3km L=26.5km L=13.8km L=16.1km 約 34km 約 8km − 国・会社・ 公社 国・会社 公社 国・会社 国 国 国 国 − (注)事業費は県の負担金額です。 - 70 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・(供用済) ・(供用済) ・工事 ・工事 ・用地買収,工事 ・調査設計 ・唐桑道路(L=3.0km)用地買収,工事 3,771,165 [うち県決算額] 3,771,165 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備推進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖高規格幹線道路整備事業(常磐自動車道等)‖【重点】 [事業概要] 東北縦貫自動車道,三陸縦貫自動車道等とともに県内の高速自動車道路網を形成します。 [平成18年度の実施状況] ○常磐自動車道 平成10年4月に施行命令が出された「(仮)山元I.C∼亘理I.C」間(L=11.5km)については,用地買収が進み,平成 13年度に着工式が行われました。平成18年度も引き続き工事を推進しました。 平成10年12月に整備計画区間に指定された「(仮)新地I.C∼(仮)山元I.C」間(L=14.8km宮城県分10.0km)につい ては,事業化に向けた調査が進められました。 今後も,「(仮)山元I.C∼亘理I.C」間の整備促進と「(仮)新地I.C∼(仮)山元I.C」間の早期事業化について,国土交 通省及び東日本高速道路(株)等へ要望していきます。 ○仙台東部道路 常磐自動車道の密接関連道路として整備が進められてきた仙台東部道路の「亘理I.C∼岩沼I.C」間(L=2.2km)及び 「仙台東I.C∼仙台港北I.C」間(L=5.2km)が平成13年8月に完成したことにより,仙台東部道路が全線開通(L=24. 8km)しています。 ○仙台北部道路 仙台北部道路において,「利府J.C.T∼利府しらかし台I.C」間(L=5.2km)が,平成14年に宮城県で開催されたFIF Aワールドカップ会場(宮城県総合運動公園グランディ21)へのアクセス道路として整備され,多くの人々に利用され ました。 これにより,仙台都市圏自動車専用道路ネットワークの約9割が完成しました。 また,平成16年11月14日には「利府∼富谷間」の起工式が行われました。利府しらかし台I.C∼国道4号間が 連結することで,仙台都市圏自動車専用道路が全てつながることになります。 今後とも,仙台北部道路の整備促進について,国土交通省等へ要望していきます。 [平成18年度の成果] 常磐自動車道及び仙台北部道路について, 用地買収が行われるとともに,工事の進捗が図られました。 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 12 宮城の飛躍を支える産業基盤の整備 [事業箇所] 山元町,亘理町,岩沼市,名取市,仙台市,多賀城市,利府町,塩竈市,富谷町,大和町 [担当部局・課室名] 土木部 道路課 事 事 業 量 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ○常磐自動車道 L=59.8km(県内延長) ・(仮)山元I.C∼亘理I.C L= 11.5km ・(仮)新地I.C∼(仮)山元I.C L= 14.8km(県内10km) ○仙台東部道路 L=24.8km ○仙台北部道路 L=13.5km ・利府J.C.T∼利府しらかし台I.C L= 5.2km ・利府しらかし台I.C∼(仮)富谷J.C.T L= 6.6km 会社 事 業 費 − 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・用地買収,工事 ・調査 国・会社 国・会社 ・(供用済) ・(供用済) ・用地買収,工事 − (注)事業費は県の負担金額です。 - 71 - 1,090,667 [うち県決算額] 1,090,667 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備推進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖高規格道路整備事業(みやぎ県北高速幹線道路)‖【重点】 [事業概要] 東北縦貫自動車道,三陸縦貫自動車道,及び常磐自動車道等の高規格幹線道路を有機的に連絡し,県内の高速自動車 道とともに自動車専用道路での交通ネットワークを形成します。 [平成18年度の実施状況] みやぎ県北高速幹線道路Ⅰ期工事については,引き続き橋梁工事や盛土等の工事の推進を図りました。 今後も,地域高規格道路の整備を推進し,交通ネットワークの形成を図っていきます。 [平成18年度の成果] みやぎ県北高速幹線道路Ⅰ期工事の進捗を図りました。 [事業箇所] 栗原市,登米市 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 12 宮城の飛躍を支える産業基盤の整備 [担当部局・課室名] 土木部 道路課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 ○みやぎ県北高速幹線道路 ・Ⅰ期 L=28km L= 9km 及 び 事 業 費 事業主体 (単位:千円) 平成18年度事業 県 ・調査,工事 ( 事 業 費 (注)事業費欄の( 43,000,000 − )は,前年度繰越事業に係る決算額内書きであることを示しています。 - 72 - 687,620) 1,710,620 [うち県決算額] ( 687,620) 1,371,480 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備推進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖仙台空港国際空港化促進事業‖【重点】 [事業概要] 国内外との人的・物的交流の拠点となる仙台空港の航空路線の充実を図るため,エアポートセールス等の実施により既 存路線の安定化や拡充,新規国際路線の開設を目指し,空港利用促進に係る種々の施策を総合的に展開します。 [平成18年度の実施状況] ① エアポートセールス 国際線では,既存路線をはじめ,サーズ(SARS)等の影響により運休した香港線の早期再開及びバンコク線の就航を目 指した活動を展開しました。 海外航空会社日本支社のほか,韓国,台湾,香港,タイの航空会社本社を訪問し,運航や路線開設に係る各種要請を行 いました。 ② 需要喚起 空港をPRするためのホームページの充実を図ったほか,国際線,国内線に関する各種イベントへの協力,全国の地元 情報誌へのPR広告掲載,海外就航地での知名度アップのための現地新聞告知,訪日客向けの旅行案内の作成等,種々の 事業を通じて旅客需要の喚起に努めました。 また,国内既存路線の需要喚起を図るため,平成19年2月から3月にかけて仙台空港アクセス鉄道利用促進キャンペ ーンを実施し,主な国内就航先の航空会社や地元自治体,旅行関係会社等を訪問しました。 [平成18年度の成果] 仙台空港の旅客実績は,前年度に比べ,4.2%増加しました。 内訳を見ますと,全体の9割を占める国内線旅客が3.0%の増となり,また,国際チャーター便の好調等により国際線 旅客についても,17.0%の増となりました。 平成18年度 旅客実績前年度比 全体 4.2%増 国内線 3.0%増 国際線 17.0%増 なお,国際線については,平成18年11月に北京直行便が就航しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 12 宮城の飛躍を支える産業基盤の整備 [担当部局・課室名] 土木部 空港対策課(空港臨空地域課) 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・新路線誘致海外セールス事業 ・仙台空港利用促進事業 ・仙台空港国際化促進協議会負担金 事業主体 県 ※仙台空 港国際化 利用促進 協議会 − - 73 - 平成18年度事業 ・協議会を通じた空港利用促進活動 海外エアポートセールス,各種情報提供,各 種利用促進イベント,旅行商品告知費助成,国 内6都市での仙台空港アクセス鉄道利用促進キ ャンペーン,海外修学旅行の支援 39,194 [うち県決算額] 11,325 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備推進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖仙台空港アクセス鉄道整備推進事業‖【重点】 [事業概要] 道路交通に依存している仙台空港までのアクセス手段として,定時性,高速性,広域集客性に優れ,かつ大量輸送が 可能なアクセス鉄道を整備することにより,空港利用者の利便性向上と東北の拠点空港としての仙台空港の機能充実を 図ります。 [平成18年度の実施状況] 平成18年度内の供用に向け,鉄道工事を円滑に実施しました。 ニュータウン鉄道等整備事業による補助金確保に向け,関係機関との調整を図りました。 鉄道経営安定化のため一層のコスト縮減に努めました。 仙台空港鉄道株式会社(第三セクター)の出資確保に向け,地方公共団体や民間企業への働きかけを行いました。 [平成18年度の成果] 工事進捗のため,計画どおりの資金及び補助金を確保しました。 第三セクター等の協力により,コスト縮減を達成しました。 第三セクターへの出資について,山形県からの出資が実現しました。 平成19年3月18日にアクセス鉄道が開業しました。 [事業箇所] 名取市,岩沼市 [担当部局・課室名] 土木部 臨空地域整備推進課(空港臨空地域課) 事 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・JR名取駅∼仙台空港駅間 営業キロ: 約7.1㎞(単線) 県 仙台空港 鉄道株式 会社(第 三セクタ ー) ・第三セクターへの補助金の交付 ・第三セクターへの貸付 業 (平成3年度∼) 量 33,073,302 − 事 業 費 (注)事業費欄の( )は,前年度繰越事業に係る決算額内書きであることを示しています。 - 74 - (4,440,000) 9,380,852 [うち県決算額] (973,600) 3,509,945 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備推進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖仙台空港臨空都市整備推進事業‖【重点】 [事業概要] 国際化が進む仙台空港の周辺地域において,空港を核とした国際交流・物流・情報の拠点となる新しい都市を形成し, 東北の空の玄関口にふさわしい活力と魅力あるまちづくりを推進します。 仙台空港への県内外からのアクセスの向上及び空港利用の促進を図るため,空港関連道路のネットワークを形成しま す。 [平成18年度の実施状況] 「仙台空港臨空都市整備基本計画」(平成8年9月策定)において国際交流機能等を有する地区として位置付けた名 取市下増田臨空地区,同関下地区の土地区画整理事業については,両土地区画整理組合に対して補助金の交付を実施し ました。 関連整備事業の道路改良事業として3路線3か所,街路事業として1路線1か所の整備を進めました。 仙台空港臨空都市において事業を実施している土地区画整理組合に対して無利子貸付金を融資しました。 仙台空港臨空都市において下水道事業を実施する名取市に対し助成金を交付しました。 [平成18年度の成果] 下増田臨空及び関下の両地区とも主要な幹線道路を供用開始し,まちびらきを行うことができました。 関連道路各路線の事業促進により,仙台空港へのアクセスの向上が図られました。 [事業箇所] 名取市,岩沼市 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 12 宮城の飛躍を支える産業基盤の整備 [担当部局・課室名] 土木部 臨空地域整備推進課(空港臨空地域課) 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 ・区画整理事業補助 ・臨空都市関連道路整備事業 ・臨空都市土地区画整理事業資金貸付金 ・臨空都市整備推進支援事業 及 び 事 事業主体 県 名取市 業 [関係課:道路課,都市計画課] 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・区画整理事業補助 ・臨空都市関連道路整備事業 ・臨空都市土地区画整理事業資金貸付金 ・臨空都市整備推進支援事業 (平成元年度∼) 57,125,000 − 事 業 費 (注)事業費欄の( )は,前年度繰越事業に係る決算額内書きであることを示しています。 - 75 - (2,200,836) 7,980,304 [うち県決算額] (2,200,836) 7,980,304 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備推進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖仙台空港臨空都市整備事業(交通安全施設整備)‖【重点】 [事業概要] 仙台空港及び現在整備中の臨空地域へのアクセス機能強化のため,同地域内及び関連する新設道路の交差点に信号機 を設置し,大規模開発に伴う交通流の変化に対応して安全性の向上に寄与します。 [平成18年度の実施状況] 名取市臨空下増田土地区画整理事業区域と名取市関下土地区画整理事業区域内に合わせて11か所の信号機を新設し たほか,空港アクセス道路として年内供用を目指し整備中の県道仙台館腰線に4か所の信号機を新設しました。 [平成18年度の成果] 信号機の新設により,ダイヤモンドシティの開店を含む上記の土地区画整理事業区域の都市開きが円滑に実施できま した。また,県道仙台館腰線の年内供用が可能となりました。 [事業箇所] 名取市臨空下増田土地区画整理事業区域内 名取市関下土地区画整理事業区域内 県道仙台館腰線:名取市植松及び愛島地内 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 12 宮城の飛躍を支える産業基盤の整備 [担当部局・課室名] 警察本部 交通規制課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 及 び 事 業 費 事業主体 ・信号機新設 32か所 (平成18年度∼平成20年度) 県 (単位:千円) 平成18年度事業 ・信号機新設 15か所 業 量 事 業 費 250,000 − - 76 - 139,887 [うち県決算額] 139,887 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備促進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖仙台国際貿易港整備事業,仙台国際貿易港振興対策事業‖【重点】 [事業概要] 東北地方の国際物流拠点として,コンテナ貨物取扱量の増加に対応するため,国際貿易港としての機能拡充を行います。 また,仙台国際貿易港の更なる利用促進を図るとともに,国際コンテナ定期航路の安定化と新規航路の誘致を目指して, 荷主企業や船会社等に対するポートセールスを行います。 [平成18年度の実施状況] 増加するコンテナ貨物に対応するため,コンテナヤード拡張のための設計とリーファーコンセントを30個増設しまし た。 また,仙台港区の利用促進を図るため,荷主企業等に対してポートセールスを行いました。 [平成18年度の成果] 平成18年におけるコンテナ貨物取扱量が16万TEUを超えました。 (TEU:20フィートコンテナ(高さ8フィート,幅8フィート,長さ20フィート)を1TEUとする換算個数の単位) [事業箇所] 仙台市 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 12 宮城の飛躍を支える産業基盤の整備 [担当部局・課室名] 土木部 港湾課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 ○仙台国際貿易港整備事業 ・防波堤(沖,B,C,D,新,新南) L=3,355m ・岸壁(-10∼-15) N=8バース ・荷役機械 N=8基 ・その他(緑地,用地等) 一式 (昭和61年度∼) 事 業 費 事 業 量 事業主体 324,890,000 ○港湾振興対策事業 ・荷主企業・船社等ポートセールス ・海外ポートセールス・セミナー ・首都圏・地方等ポートセミナー 事 業 費 [事業費合計] (単位:千円) 平成18年度事業 国 県 − ・コンテナヤード拡張設計 ・リーファーコンセント増設 一式 N=30個 139,345 [うち県決算額] 139,345 県 ・船社等ポートセールス ・個別荷主企業等ポートセールス 仙台国際 ・海外ポートセールス・セミナー(韓国:釜山, 貿易港整 ソウル,中国:大連) 備利用促 ・首都圏セミナー 進協議会 ・仙台国際貿易港視察セミナー − 324,890,000 − − - 77 - 5,456 [うち県決算額] 5,456 144,801 [うち県決算額] 144,801 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備推進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖仙台港背後地土地区画整理事業‖【重点】 [事業概要] 進展する国際化,情報化に対応するため,仙台国際貿易港の整備と併せ,仙台港背後地のうち約259haについて,土 地区画整理事業による基盤整備を行い,国際貿易・交流関連事業,流通・工業機能の集積を図り,21世紀にふさわし いまちづくりを推進します。 [平成18年度の実施状況] 昨年度に引き続き,宅地整地,道路築造等の工事,建物等の移転補償及び埋蔵文化財の発掘調査を実施しました。 今後も仙台国際貿易港の整備と一体になった都市基盤の整備を図るため,仙台港背後地土地区画整理事業を推進しま す。 [平成18年度の成果] 宅地の造成は全体の79%を完了しました。これに伴い宅地の利用率は47%となり,前年度42%から5ポイント 増加しました。 [事業箇所] 仙台市,多賀城市 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 12 宮城の飛躍を支える産業基盤の整備 [担当部局・課室名] 土木部 都市計画課 事 事 業 量 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・整備面積 258.5ha ・土地区画整理事業 測量,調査,基本計画,実施計画 公共施設整備工事(道路,公園等) 整地工事 供給処理施設整備工事(上下水道,ガス等) 文化財発掘調査 建物等移転補償 保留地処分 換地計画,処分 ・土地利用計画 センター地区,流通業務地区,工業地区, 住宅地区 (平成2年度∼平成23年度) 県 62,579,000 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・土地区画整理事業 調査 公共施設整備工事(道路,公園等) 整地工事 供給処理施設整備工事(上下水道,ガス等) 文化財発掘調査 建物等移転補償 保留地処分 − 事 業 費 (注)事業費欄の( )は,前年度繰越事業に係る決算額内書きであることを示しています。 - 78 - (1,057,000) 4,313,948 [うち県決算額] (1,057,000) 2,701,155 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備推進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖高速自動車道沿線開発整備プラン策定事業‖【重点】 [事業概要] 本県経済の活性化を図るため,高速道路やサービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)を活用した地域振興策 の検討を行います。 [平成18年度の実施状況] 1 県と東日本高速道路株式会社との連携 平成18年6月23日に東日本高速道路株式会社と①災害対策,②観光振興,③県特産品の販売促進等を目的として 包括的提携協定を締結しました。 また,平成18年10月10日には災害対策に係る「大規模災害発生時における相互協力に関する協定」を締結し, 10月13日には観光振興と県特産品のPRやSA・PAでの販売に係る共同取組項目について確認書を取り交わしま した。 2 新たな地域振興策の検討 SA・PA及びその周辺地域での民間活力を活用した地域振興策を検討するため,東日本高速道路株式会社と共同で ①県内の高速道路の利用状況と利用特性調査,②SA・PAの利用状況調査,③SA・PAの立地特性調査,④先進事 例調査などの基礎調査を行いました。 [平成18年度の成果] 1 県と東日本高速道路株式会社との連携 県内外のSA・PAにおいて,県産品フェアや観光客誘致イベントが開催されました。 2 新たな地域振興策の検討 平成19年度の検討に向けて,基礎データを取りまとめました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 企画部 地域振興課 事 事 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・SA・PAを活用した新たな地域振興策の検 討 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・東日本高速道路株式会社との協定締結 ・基礎調査の実施 業 量 (平成18年度∼平成19年度) 事 業 費 441 − - 79 - 141 [うち県決算額] 141 政策方針における項目2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備推進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖第三セクター鉄道対策事業‖【重点】 [事業概要] 第三セクター鉄道である阿武隈急行線は,鉄道施設の老朽化に伴い管理運営する阿武隈急行株式会社が計画的に施設 整備を実施することとしています。阿武隈急行線は,地域住民の足として欠かすことのできない公共交通機関であり, 運行の維持は沿線地域の活性化を図る上でも重要なことから,県民の生活交通の持続的な確保を図るため,施設整備費 について国・福島県・沿線市町と協調して補助します。 [平成18年度の実施状況] ① 宮城県鉄道軌道近代化設備整備費補助金 緊急的に整備が必要な鉄道施設のうち,阿武隈急行株式会社が国庫補助制度を活用して整備した経費について,国・ 福島県・沿線市町と協調して補助しました。 ② 宮城県阿武隈急行緊急保全整備事業費等補助金 緊急的又は中長期的に整備が必要な鉄道施設のうち,国庫補助制度の対象とならない整備事業費,そのほか鉄道の安 全性向上のため整備が必要として実施した大規模修繕事業費について,福島県・沿線市町と協調して補助しました。 [平成18年度の成果] ① 宮城県鉄道軌道近代化設備整備費補助金 鉄道敷の路盤整備工事,橋梁改修工事及びトンネル改修工事が計画どおり実施され,鉄道の安全運行の維持が図られ ました。 ② 宮城県阿武隈急行緊急保全整備事業費等補助金 軌道整備工事,検修設備工事及び変電設備点検・部品交換工事が計画どおり実施され,鉄道の安全運行の維持が図ら れました。 [事業箇所] 角田市,柴田町,丸森町 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 24 コンパクトで機能的なまちづくりと地域生活の充実 [担当部局・課室名] 企画部 総合交通対策課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事 業 量 ① 宮城県鉄道軌道近代化設備整備費補助金 ・鉄道施設の緊急保全整備 (平成17年度∼平成20年度) 事 業 費 事 業 量 事業主体 阿武隈急行 株式会社 474,608 − ② 宮城県阿武隈急行緊急保全整備事業費等補助金 ・鉄道施設の緊急保全整備,中長期的整備 ・鉄道施設の大規模修繕 (平成17年度∼平成21年度) 事 業 費 [事業費合計] 阿武隈急行 株式会社 724,694 − 1,199,302 - 80 - 平成18年度事業 ・橋梁改修工事 ・トンネル改修工事 ・路盤改良工事 211,996 [うち県決算額] 31,698 ・車両部品購入 ・軌道整備工事 ・検修設備工事 ・変電設備点検・部品交換工事 106,247 [うち県決算額] 31,873 318,243 [うち県決算額] 63,571 政策方針における取組2:富県戦略による宮城の産業経済の飛躍への助走 2−8 産業経済を支える広域交通インフラの整備促進と地域活性化への挑戦 2−8 ‖水産物供給施設衛生高度化推進事業‖【重点】 [事業概要] 消費者ニーズに対応した安全で安心な水産物供給体制の実現を図るため,水産物の流通・加工拠点における高度な衛 生管理並びに環境負荷の低減に必要な施設の整備及び機器の整備を支援する事業です。 [平成18年度の実施状況] 気仙沼魚市場において,施設構造の見直しによる水揚げ・搬出時間の迅速化,衛生管理機能の強化等を目的とした荷 捌き施設の整備に対して支援を行いました。 [平成18年度の成果] ① 荷捌き施設の嵩上げ,場内の柱間隔の変更等による施設構造の改善により,水揚げ作業及び搬出作業の効率化,作 業環境改善が図られました。 ② 滅菌海水による床洗浄施設,防鳥ネットの整備など,衛生面に配慮した漁港荷捌き施設の整備により,水揚げした 水産物の衛生管理の高度化が図られました。 [事業箇所] 気仙沼市 [担当部局・課室名] 産業経済部 漁業振興課 事 業 (農林水産部 水産業振興課) 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 及 び 事 事業主体 ○気仙沼魚市場荷捌き施設の整備 (平成18年度) 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 気仙沼市 ・荷捌き施設の整備 3,435㎡ ・総合管理施設の整備 3階建て 建築面積 581㎡ 延床面積 1,766㎡ ・荷捌き施設の整備 3,435㎡ ・総合管理施設の整備 3階建て 建築面積 581㎡ 延床面積 1,766㎡ − − - 81 - 695,625 [うち県決算額] 230,615 政策方針における項目3:みやぎグローバル戦略の推進 3−1 国際局の新設とみやぎ国際戦略プランの策定,推進 3−1 ‖みやぎ国際戦略プラン策定事業‖【重点】 [事業概要] 急速に進展する経済のグローバル化を脅威としてではなく,産業構造の改革やビジネス拡大の絶好のチャンスとして捉 え,積極的に対応していく必要があります。このため,産学官の連携により「みやぎ国際戦略プラン」を策定し,本県経済 の活性化を図る方策として独自の海外戦略を推進します。 [平成18年度の実施状況] みやぎ国際戦略プラン推進本部(本部の下に幹事会,ワーキンググループ)を設置するとともに,有識者や業界関係者 で構成したみやぎ国際戦略プラン懇話会を開催し,平成18年12月に「みやぎ国際戦略プラン」を策定しました。 [平成18年度の成果] みやぎ国際戦略プランが策定され,県内企業等の海外へ輸出や外資系企業誘致の誘致に向け,数値目標を設定し新たな 取組を始めました。 【戦略プランの概要】 1.香港・台湾プロジェクト 2.外資系企業誘致プロジェクト 3.みやぎ国際人財育成活用プロジェクト 【目標値と達成状況】 H18達成状況 H21目標値 H17現況値 宮城県の貿易額 1兆円 1兆500億円 8,400億円 19%増(H18/H17) 25%増 仙台空港国際線利用 33万人 45万人 29万人 者数 14%増(H18/H17) 55%増 外国人観光客の県内 11万人 16万人 9万人 宿泊者数 22%増(H18/H17) 77%増 ※宮城県の貿易額 横浜税関資料 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 8 県内企業のグローバルビジネスの推進と外資系企業の立地促進 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 国際政策課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・みやぎ国際戦略プラン推進本部会議の開催 ・みやぎ国際戦略プラン懇話会の開催 ・みやぎ国際戦略プランの策定 事業主体 県 業 (単位:千円) 平成18年度事業 ・みやぎ国際戦略プラン推進本部会議の開催 ・みやぎ国際戦略プラン懇話会の開催 ・みやぎ国際戦略プランの策定 (平成18年12月) (平成18年度) 量 事 業 費 − - 82 - 5,582 [うち県決算額] 5,582 政策方針における項目3:みやぎグローバル戦略の推進 3−1 国際局の新設とみやぎ国際戦略プランの策定,推進 3−1 ‖東アジアとの経済交流促進事業‖【重点】 [事業概要] 世界的に対中国ビジネスの拡大が見込まれる中,東北の各自治体が個別に行ってきた国際化政策を共同で実施し,中国 と東北地方の広域的な経済交流を図るため,「東北フェアin上海」,「大連商談会」を開催し,東北の持つポテンシャル と発展性をPRし,広域的な経済交流の促進を図ります。 [平成18年度の実施状況] ① 中国経済の中心都市である上海において,東北各県,仙台市,経済団体等との連携を図りながら,ビジネスフェア(平 成18年11月1日∼5日),食材フェア(平成19年2月2日∼3日),観光フェア(平成18年11月16日∼19 日)からなる「東北フェアin上海」を開催しました。 ② 中国東北地域における工業振興政策の最重点地域である大連市において,岩手県と共同で,食品フェア(平成18年 8月23日),商談会(平成18年8月24日)からなる「大連商談会」を開催し,ビジネスチャンスの拡大を図りまし た。 [平成18年度の成果] ① 「東北フェアin上海」の開催 ビジネスフェアでは,中国国際工業博覧会に東北側から9社の企業が参加し,中国企業と延べ500件(参加企業1社 あたり約56件)の商談が行われました。 食材フェアでは,ホテル・レストランや輸入業者等を対象に試食会・商談会を実施しました。東北側から11社の企業 が参加し,中国企業と延べ298件(参加企業1社あたり約27件)の商談が行われました。 観光フェアでは,中国国際旅遊交易会に東北フェアとして出展し,旅行業界関係者や一般市民に対して東北地域の観光 資源等のPRや商談等を行いました。 ② 「大連商談会」の開催 食品フェアと商談会には,東北側から延べ36社の企業が参加しました。8月24日の商談会には,本県から10社の 企業が参加し,中国企業と延べ126件(参加企業1社あたり約13件)の商談が行われました。 [事業箇所] 中国上海市,大連市 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 8 県内企業のグローバルビジネスの推進と外資系企業の立地促進 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 国際経済課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 ・「大連商談会」の開催 業 事 業 費 平成18年度事業 「東北フェアin上海」 ・「東北フェアin上海」の開催 実行委員会・宮城県・ 宮 城 県 国 際 経 済 振 興 ・「大連商談会」の開催 協会・岩手県・岩手県 産業貿易振興協会 ・「東北フェアin上海」の開催 事 量 (単位:千円) (平成15年度∼平成19年度) − − - 83 - 24,680 [うち県決算額] 19,921 政策方針における項目3:みやぎグローバル戦略の推進 3−1 国際局の新設とみやぎ国際戦略プランの策定,推進 3−1 ‖極東ロシアとの経済交流調査事業‖【重点】 [事業概要] 県内企業ビジネスチャンスの拡大及び本県経済の活性化に資すよう,極東ロシアとの経済交流の可能性を調査・検討し ます。 [平成18年度の実施状況] 県としてどのような経済交流を実施できるかを見極めるため,6月中旬から下旬にかけ,県職員及び県グローバルビジネ スアドバイザーを18日間派遣し,極東ロシアとの交流の可能性の調査を行いました。 [平成18年度の成果] 現地調査を通じ,将来的に経済交流などのポテンシャルの高い地域であることを確信,当該地域と今後とも交流するこ ととし,調査報告書をとりまとめました。 現地調査の結果を,みやぎ国際戦略プランに反映しました。 県庁内において,庁内関係各課向けの報告会を開催しました。 県内3カ所(登米,気仙沼,石巻)において,ロシアとのビジネスに興味がある企業向けの報告会を開催しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 8 県内企業のグローバルビジネスの推進と外資系企業の立地促進 [担当部局・課室名] 産業経済部 国際政策課 (経済商工観光部 国際経済課) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・極東ロシアでの現地調査の実施 ・調査報告書の策定 ・みやぎ国際戦略プランへの記載 ・県庁内向け報告会の実施(1回) ・県内企業向け報告会の実施(3回) (平成18年度) 事業主体 県 − - 84 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・極東ロシアでの現地調査の実施 ・調査報告書の策定 ・みやぎ国際戦略プランへの記載 ・県庁内向け報告会の実施(1回) ・県内企業向け報告会の実施(3回) 1,997 [うち県決算額] 1,997 政策方針における項目3:みやぎグローバル戦略の推進 3−1 国際局の新設とみやぎ国際戦略プランの策定,推進 3−1 ‖みやぎグローバルビジネス総合支援事業‖【重点】 [事業概要] 県内企業の海外ビジネスの展開を拡大するため,みやぎグローバルビジネスアドバイザー相談事業,実践グローバルビ ジネス講座,みやぎビジネスアンバサダー(MBA)連携事業を実施し,国際ビジネスの促進を図ります。 [平成18年度の実施状況] ① 海外ビジネスに精通する専門家を「みやぎグローバルビジネスアドバイザー」として登録し,海外事業展開を志向す る県内企業からの相談に対し専門的な情報の提供やコンサルティングを実施しました。 ② 海外ビジネス展開のための実践情報をゼミ形式で提供する「実践グローバルビジネス講座」を開催しました。 ③ 海外ビジネス事業に精通した,本県にゆかりのある海外居住者を「みやぎビジネスアンバサダー(MBA)」として 登録し,海外のビジネス情報を収集し県内企業に提供しました。 [平成18年度の成果] ① みやぎグローバルビジネスアドバイザー相談事業 19名のグローバルビジネスアドバイザーを登録し,104件の企業訪問及び相談(うちアドバイザーによるコンサル ティングは38件)を行いました。 ② 実践グローバルビジネス講座開催事業 海外ビジネスセミナーを12回(ゼミ形式で11回,相談会形式で1回)開催し,延べ356名の参加者に実践レベル の情報を提供しました。 ③ みやぎビジネスアンバサダー(MBA)連携事業 MBA(みやぎビジネスアンバサダー)を7カ国8名登録し,25件の現地ビジネス情報を収集,県内企業及び一般県 民あてにホームページ等で広く提供を図りました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 8 県内企業のグローバルビジネスの推進と外資系企業の立地促進 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 国際経済課 事 業 量 及 び 事 業 費 事 業 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・みやぎグローバルビジネスアドバイザー相談 事業 ・実践グローバルビジネス講座開催事業 ・みやぎビジネスアンバサダー(MBA)連携 事業 県 ・みやぎグローバルビジネスアドバイザー相談事業 ・実践グローバルビジネス講座開催事業 ・みやぎビジネスアンバサダー(MBA)連携事業 量 (平成15年度∼19年度) 事 業 費 − − - 85 - 3,517 [うち県決算額] 3,517 政策方針における項目3:みやぎグローバル戦略の推進 3−2 多文化共生社会みやぎの形成 3−2 ‖外国籍県民支援事業‖【重点】 [事業概要] 国際化の進展により,本県に暮らす外国人の数が近年急激に増加しており,国籍や民族などの異なる人々が,互いの文 化的差異を認め合い,対等な関係を築きながら,地域社会の構成員として共に生きていくような,多文化共生の地域づく りが求められています。このようなことから,外国籍県民の生活上の不安をできる限り解消するため,大規模災害時に必 要な情報提供体制の整備や,様々な困り事に速やかに対応できる相談支援体制の充実等を図ります。 [平成18年度の実施状況] ① みやぎ外国人相談センター設置事業 外国籍県民が抱える日常生活の問題について,必要な情報提供や専門相談窓口の紹介など問題解決に向けたアドバイス を多言語(英・中・韓・ポルトガル・日)により行う相談センターを,(財)宮城県国際交流協会内に設置し,延べ 250 日間 に寄せられた各種相談に対応しました。 ② 災害時通訳ボランティア整備事業 災害時に通訳ボランティアを派遣し,被災した外国籍県民を支援する県地域防災計画及びみやぎ震災対策アクションプ ランに盛り込まれている通訳ボランティア制度で,県内一円をカバーする派遣システムを運営し,募集・登録を行い説明 研修会を実施しました。 ③ 災害時外国人サポート・ウェブ設置事業 宮城県総合防災情報システム(MIDORI)から発せられる災害・気象情報等を,自動的に多言語に翻訳のうえ,登録者へ メール配信を行うとともに,県の多言語緊急災害情報サイトに掲載するシステムの構築に取り組みました。 ④ 多文化共生推進条例(仮称)推進事業 近年,外国籍県民が急増していることから,このような人々が地域で生活していく上で感じている様々な差別や不 便 を取り除き,共に生活できる地域社会の形成を目指す「宮城県多文化共生推進条例」(仮称)の制定に向け,有識者等に よる懇話会を設置し検討を行いました。 [平成18年度の成果] ① みやぎ外国人相談センター設置事業 相談実績は 199 件,相談者∼相談センター∼専門機関による三者通話が可能なトリオフォンを設置したこともあり,9 割が電話相談で,相談内容も離婚,DV(ドメスティックバイオレンス),保険,医療,福祉,労働,教育,在留資格な ど多岐にわたりました。 また,17 年度から開始した地方での巡回相談は,18 年度は県内7ヶ所で実施し 21 件の相談に応じました。 ② 災害時通訳ボランティア整備事業 12 カ国語 86 名のボランティアに登録していただきました。大規模災害は起こらず派遣実績はありませんでした。 ③ 災害時外国人サポート・ウェブ設置事業 宮城県総合防災情報システム(MIDORI)の一般県民向け情報配信の開始を 19 年度行うための,システム構築を行いま した。 ④ 多文化共生推進条例(仮称)推進事業 「宮城県多文化共生推進条例(仮称)の制定に関する懇話会」を3回,また県内市町村担当課長会議,庁内連絡会議を 開催すると共にパブリックコメントを実施し,条例案の検討及び検討状況の周知,意見の聴取等を行いました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 26 [担当部局・課室名] 産業経済部(経済商工観光部) 国際政策課 - 86 - 外国人も活躍できる地域づくり 事 業 量 全体計画(事業期間) みやぎ外国人相談センター設置事業 ・多言語による相談体制の整備 (平成16年度∼平成18年度 ) 10,000 及 び ① 事 業 量 事 業 費 ② 事 業 量 ③ 災害時外国人サポート・ウェブ構築事業 ・災害情報の多言語自動翻訳・メール配信等 システムの開発,供用開始 (平成17年度∼平成18年度) 3,400 県 ④ 県 事 業 費 事 業 量 事 業 費 多文化共生推進条例(仮称)推進事業 ・条例制定に向けた検討作業 (平成17年度∼平成18年度) 1,000 〔事業費合計〕 費 − 県 2,000 業 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・相談センター(4カ国語)の運営と,巡回相談の実 施 事 業 量 事 業 費 災害時通訳ボランティア整備事業 ・大規模災害時の支援体制の整備 (平成16年度∼平成18年度) 事 3,016 [うち県決算額] 3,016 ・ボランティア制度の運営 − − − 16,400 479 [うち県決算額] 479 ・英語・中国語の自動翻訳・メール配信等システ ムの構築 3,370 [うち県決算額] 3,370 ・条例制定に向けた検討作業 416 [うち県決算額] 416 7,281 [うち県決算額] 7,281 - 87 - 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−1 学校の主体性確立と特色ある学校教育の展開 4−1 ‖学校活性化プロポーザルモデル事業‖【重点】 [事業概要] 創意と活力に満ちた特色ある学校づくりを進めようとする意欲ある小・中学校長を県教育委員会と市町村教育委員会 が密接に連携・協力しながら支援し,その成果を普及することにより,県内公立小・中学校全体の一層の活性化と教育 活動の充実を図ります。 [平成18年度の実施状況] (1)事業期間 平成15年度から平成18年度まで(対象学校は3年継続で実施) (2)実施学校 平成18年度は,小学校及び中学校合計3校を対象に実施 ① 名取市立ゆりが丘小学校 ② 田尻町立田尻中学校 ③ 栗原市立花山中学校 (3)実施内容 ① 実施校においては,校長の自主性と裁量による創意と活力に満ちた特色ある学校づくりを進めるという観点か ら,ア 教育内容に関すること,イ 教員に関すること,ウ 学校組織や運営に関すること,エ 学校予算に関する こと,オ その他学校活性化に必要な事項に関することに先導的に取り組みました。 ② 実施校は,学校の教育計画立案等への参画をはじめ学校教育活動全般にわたり助言・支援を行う保護者や地域 住民で構成される学校支援委員会を設置し,3校全体で延べ16回開催するとともに,推進内容の成果指標を設 定し,その実現状況を公開研究会やインターネット上で公開・公表しました。また,事業の展開内容をまとめて 年次活動報告書を作成しました。 ③ 県教委として,この報告等も参考にしながら指導主事訪問及び各種会議等で実施校の取組成果を紹介しその普 及に努めました。 [平成18年度の成果] 地域住民等で構成される学校支援委員会を設置し,そこでの提言等を学校運営に生かすとともに活動状況を積極的に 外部に公表する手法は,地域に開かれた学校のモデル的役割を果たし,県教委として各学校にその成果を公表しました。 各学校においては,この取組を生かし,全小・中学校で学校の自己評価を実施し,外部公表(H18.8現在,小62.9%, 中51.9%)を行いました。外部評価にも取り組み(H18.8現在,小38.8%,中38.9%),また,外部公表を実施してい る学校が出てきている(H18.8現在,小30.7%,中27.8%)など,地域に開かれた学校づくりが推進されました。 [事業箇所] 県内3校 [担当部局・課室名] 教育庁 義務教育課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 事 ○学校活性化プロポーザルモデル事業7実施校 業 (平成15年度∼平成17年度) 量 ○学校活性化プロポーザルモデル事業3実施校 (平成16年度∼平成18年度) 県 事 業 費 − 平成18年度事業 ・小学校1校,中学校2校,合計3校で事業実施 ※年度ごと3小・中学校各 - 88 - 1,000 3,000 [うち県決算額] 3,000 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−1 学校の主体性確立と特色ある学校教育の展開 4−1 ‖学校活性化プロポーザル事業‖【重点】 [事業概要] 校長の自主性に基づく学校づくりのプロポーザルを支援し,規制緩和,校長の裁量権の拡大,保護者や地域等の参 加・連携を図るなどして,学校運営の改善を進め,特色ある学校づくり,創意と活力に満ちた個性ある学校づくりを 推進するとともに,「みやぎらしい教育」の一つとして「選択」「競争」「評価」「公開」を原則とする新しい学校 の在り方に関する実践を行い,その成果を普及し,県内各高校の活性化を図るものです。 [平成18年度の実施状況] 仙台南高校を指定し,特色ある学校づくりに向けて次のような取組を行いました。 テーマ:「仙台南高校 夢耕人 公孫樹(いちょう)プラン ∼社会人への登竜門たる学校を目指して∼」 1 自己実現をかなえる学校=「社会人への登竜門」としての学校づくり 2 規律ある生活態度を育成するとともに,基礎学力を充実させ,生徒の自己実現を支援するシステムの構築 (1)「基礎学力の充実」 毎日のチェックテストによる学習サイクルの確立と補充授業,模試の活用,小論文指導,読書指導,少人 数指導,毎週末の課題提出,不振者指導 (2)「規律ある生活態度」 生活指導の徹底,社会人としての判断力の養成,教育相談の充実,部活動の充実 (3)「進路達成の支援」 面談の充実,進路シラバスの作成,インターンシップ,大学出前講座,土曜・放課後講習,朝課外,進路 講話,大学説明会,進路体験講話,オープンキャンパス参加 (4)「関連活動」 地域人材活用,授業力向上研修,教育相談研修,学校公開,情報公開,授業評価,学校運営評議委員会, 小論文研修,県外研修 [平成18年度の成果] 仙台南高校 ①学習サイクルの指導システムを教員側が確立したことにより,生徒の学習サイクルが定着し,家庭での学習時間が 増加しました。※〔年間1人当たり平均家庭学習時間〕H16(1.35時間)→H17(1.65時間)→H18(1.68時間) ②読書指導システムの確立により,生徒の読書量が増加しました。また,仙台南高校独自の小論文ノートの作成・活 用及び「読む・考える・まとめる・書く」の指導方法の確立により,生徒の年間図書貸し出し冊数が伸びました。 ※〔年間1人当たり平均図書室利用冊数〕H16(6.5冊)→H17(8.0冊)→H18(7.2冊) ③模擬試験に対する事前・事後指導を年間計画に位置付けたことにより,生徒が模擬試験に取り組む姿勢が確立され ました。その結果,大学進学率が上昇しました。 ※〔年間1人当たり平均偏差値〕H16(50.4)→H17(50.9)→ H18(50.9),〔(現役)大学進学率(%)〕H16(76.3)→H17(78.0)→H18(80.0),〔(現役)国公立大学進学者数〕H16 (64人)→H17(67人)→H18(73人) ④頭髪・服装等の身だしなみや遅刻等の指導システムを構築したことにより,生徒の基本的生活習慣の確立に効果が 見られました。※〔年間頭髪指導者数〕H16(5人)→H17(3人)→H18(0人),〔年間1日平均遅刻者数〕H16(7.8人)→ H17(10.2人)→H18(6.9人) ⑤部活動指導を計画的に行うためのシステムづくりにより,生徒に対して勉学と部活動の両立を目指す「文武両道」 の意識付けをすることができました。また,部活動での生徒や保護者のコミュニケーションを活性化させるため, 複数の部で,部活動通信を発行するようになりました。 ⑥生徒や保護者との面談を行う面談システムの確立により,教員と生徒・保護者の信頼関係を深めることができまし た。※〔三者面談(%)〕H16(99.6)→H17(90.0)→H18(99.7) ⑦教員用シラバスを作成することにより,教員が共通認識を持って進路指導をすることができるようになりました。 また,生徒・保護者用シラバスを2ヶ月に1度配付することにより,タイムリーな進路情報を提供することができ るようになりました。 ⑧インターンシップの実施や,生徒のオープンキャンパスへの参加により,生徒の進路意識を啓発することができま した。※〔インターンシップ(実施事業所数)〕H16(16)→H17(25)→H18(45),〔オープンキャンパス(参加生徒 人数)〕H16(188人)→H17(248人)→H18(321人) [事業箇所] 仙台南高校 [担当部局・課室名] 教育庁 高校教育課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ○学校活性化プロポーザル事業 (平成15年度∼平成18年度) − 事業主体 平成18年度事業 県 仙台南高校における各種事業 基礎学力の充実,規律ある生活態度の育成,進路達 成の支援を目標に,教育力の向上,生徒の自己実現 への援助,新しい時代への対応のための取組を実施 − - 89 - 1,791 [うち県決算額] 1,791 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−1 学校の主体性確立と特色ある学校教育の展開 4−1 ‖県立高校将来構想推進事業‖【重点】 [事業概要] 本県における高校教育の一層の充実を目指し,生徒の興味・関心,進路意識等の多様化や今後の生徒数減少への取組な ど,時代の要請に対応した高校教育改革の方向性及び高校の整備・改編の方針を示す「県立高校将来構想」(平成13年 3月策定)について,その具体化を図り,魅力と活力ある高校づくりを推進します。 [平成18年度の実施状況] 県立高校将来構想に基づき,県立高校の改革・整備及び後期再編計画の推進を図りました。 後期再編計画については,白石高・大河原商業高定時制課程の統合に向けた所要の準備を完了したほか,白石高と白石 女子高の統合,田尻高を改編して設置する昼夜間開講型単位制高校の開校に向けた諸準備を推進しました。また,仙台一 高に併設されている通信制課程の整備の方向性を決定しました。 さらに,小規模校について生徒充足状況等の再編基準への該当状況について確認を行い,基準に該当した2校(宮農高 秋保校,黒川高大郷校)について平成19年度の募集停止を決定の上,公表しました。 男女共学化については,石巻高,石巻好文館高,石巻商業高が単独で共学化を実施したほか,平成19年度に共学化す る仙台二高について所要の準備を完了しました。なお,残る別学校についても共学化時期を踏まえ,計画的な推進を図り ました。 [平成18年度の成果] ① 後期再編計画を推進しました。 ・南部地区定時制高校(白石高・大河原商業高)の統合準備完了 ・学校規模を確保するための白石高と白石女子高の統合及び共学化時期(平成22年度)を踏まえた計画的準備 ・昼夜間開講型単位制高校の設置に向けた準備の推進 ・小規模校の再編の推進 ② 男女共学化を推進しました。 ・平成19年度から共学化する仙台二高の準備完了 ・平成20年度以降に共学化する別学校について,時期を踏まえた準備の推進 ③ 通信制課程の整備の方向性を決定しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 17 児童生徒や地域のニーズに応じた特色ある教育環境づくり [担当部局・課室名] 教育庁 高校教育課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) ○ 県立学校整備推進事業 ・新しいタイプの高校の設置 ・総合学科・多様な学科の設置 業 ・全日制単位制の導入 ・多様なコース制の導入 量 ○ 県立高校将来構想推進事業 (平成13年度∼平成22年度) 事業主体 平成18年度事業 県 ・後期再編計画の推進 (白石高・大河原商業高定時制の統合,白石高 白石女子高の統合,昼夜間開講型単位制高校 の所要の準備,小規模校の再編の推進) ・男女共学化の計画的推進 ・通信制課程の整備方針の決定 事 事 業 費 − (単位:千円) − - 90 - 2,371 [うち県決算額] 2,371 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−1 学校の主体性確立と特色ある学校教育の展開 4−1 ‖共に学ぶ学習システム整備事業‖【重点】 [事業概要] 障害のある児童生徒と障害のない児童生徒が地域の小・中学校で共に学ぶ教育を推進するため,障害のある児童生 徒が通常の学級に在籍して学習するシステムづくりをモデル的に実施するとともに,盲・聾・養護学校の児童生徒が 居住地の小・中学校で交流及び共同学習を行うなど,共に学ぶ教育環境の整備を推進します。 [平成18年度の実施状況] ① 学習システム整備モデル事業 ・障害のある児童生徒が通常の学級に在籍する小・中学校をモデル校として指定し,障害によって生ずる教育的ニ ーズに対応するため,障害の状態に応じて当該学級に担任以外の教員の配置や学習支援室に担当教員の配置を 行うほか,市町村教育委員会が行う介助員等の配置や施設設備に要する経費の一部を負担しました。 ※モデル事業実施校19校,対象児童生徒24人 ・事業の円滑化のため,モデル事業実施校を訪問指導し意見交換等を行うとともに,モデル事業実施校,モデ ル事業実施校を支援する盲・聾・養護学校,関係市町村教育委員会及び教育事務所による連絡会議を年3回開 催し,事業の実施状況に関する情報交換,事業の成果と課題の検証等を行いました。 ② 居住地校学習推進事業 ・県立盲・聾・養護学校を事業実施校に指定し,居住地校における学習活動を希望する児童生徒について,担任等 の推進員を派遣して通年型,短期集中型,固定曜日型などの学習活動を実施し,障害のある児童生徒と障害の ない児童生徒が共に学ぶための居住地校における教育課程の編成や指導方法の在り方の検討を行いました。 ※指定校15校,参加児童生徒数162人,受入校131校(小学校102校,中学校29校),延べ実施回数726回 [平成18年度の成果] ① 学習システム整備モデル事業 モデル事業実施校の校内支援体制が整いつつあり,対象児童生徒自身の学習効果が向上するとともに,障害児 に対する教職員の理解促進が図られました。 ・対象児童生徒の集団生活への参加意識の高揚が図られてきました。 ・教育的ニーズに対応した指導を行う上で学習支援室が有効だということが明らかになりました。 ・モデル事業を通じて障害児教育に対する校内支援体制が整ってきました。 ② 居住地校学習推進事業 盲・聾・養護学校の児童生徒が,その居住地の小・中学校の児童生徒と一緒に学習活動に参加するための活動計 画の在り方,状況作りの工夫点等を明らかにしました。 ・参加した児童生徒の学習意欲が向上し,学校生活に自信を持つことができるようになりました。 ・障害児に対する理解が浸透し,地域における友人関係が拡大して居住地への所属意識を持たせることができ ました。 ・盲・聾・養護学校職員と小・中学校職員とのネットワークが形成され,障害児教育推進の契機となりました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 17 児童生徒や地域のニーズに応じた特色ある教育環境づくり [担当部局・課室名] 教育庁 障害児教育室(特別支援教育室) - 91 - 事 事 業 量 業 量 業 量 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・①学習システム整備モデル事業 ・障害ある児童生徒が通常の学級に在籍して 学習する教育システムの整備をモデル的に 実施。 (平成17年度∼19年度) 県 市町村 事 業 費 事 及 − ②居住地校学習推進事業 ・盲・聾・養護学校の児童生徒が居住地の小 中学校 で交流及び共同学習を行い,その成 果と課題を検証 ・障害のある児童生徒の社会参加の促進と地 域における障害児教育に関する理解促進 (平成16年度∼) 事 業 費 県 市町村 − [事業費合計] 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・モデル事業実施校:19校 ・モデル事業対象児童生徒数:24人 配置教員:23人 120,455 [うち県決算額] 120,455 ・盲・聾・養護学校指定校:15校 ・受入れ小・中学校:131校 (16市,12町) ・参加児童生徒数 162人 延べ実施回数 726回 1,035 [うち県決算額] 1,035 121,490 [うち県決算額] 121,490 - 92 - 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−1 学校の主体性確立と特色ある学校教育の展開 4−1 ‖障害児教育地域支援推進事業‖【重点】 [事業概要] この事業は,障害のある児童生徒が通常の学級に在籍している小・中学校の支援と盲・聾・養護学校の地域の支援セン ターとしての機能強化を図ることを目的とします。この事業の内容は,おおむね次のとおりです。 (1)障害のある児童生徒が通常の学級に在籍している小・中学校の支援や障害児教育に関する研修会等を実施し,各 校の地域の支援センターとしての充実を図ります。 (2)県全体の取りまとめを行うため,地域支援の在り方研究会等を開催し,効果的な地域支援について検討します。 [平成18年度の実施状況] ○障害児の理解と支援に関する地域研修会(各盲・聾・養護学校での開催,県を三つのブロックに分けての研修会) ○障害児教育に関する相談会(幼稚園・保育所・小・中学校等を訪問しての訪問相談等) ○小・中学校等に対し,学校訪問指導・研修会の実施(授業研究会の助言,校内研修・地域研修会の講師派遣等) ○地域支援の在り方や効果的な地域支援の方法等について検討し,地域支援を強化し,センター的機能の充実を図る ための「地域支援在り方研究会」の実施(2回) 以上の事業を実施しました。 [平成18年度の成果] 県立15校の盲・聾・養護学校とその分校(合計17校)で,地域支援部や地域支援コーディネーターが中心となって, 上記内容の事業を展開しました。また,県内を3ブロックに分け,ブロックごとの研修会を企画・実施しました。地域の 保護者・幼稚園・保育所・小・中学校・高等学校・地域の一般県民など多くの方々の参加を得ることができました。この ブロック毎の研修会は,地域支援コーディネーター相互の連携・情報交換の場になっております。さらに年2回の「地域 支援在り方研究会」を県で開催し,地域支援の在り方や効果的な地域支援の方法等について検討しました。各地域の盲・ 聾・養護学校が地域の支援センターとしての機能強化を図ることができました。 [事業箇所] 全県 県立17の盲・ろう・養護学校とその分校,合計19校で,各地域・各学校の実情に応じて事業を展開しました。 また,県内を3ブロックに分け,ブロックごとの研修会を企画・実施しました。 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 17 児童・生徒や地域のニーズに応じた特色ある教育環境づくり [担当部局・課室名] 教育庁 障害児教育室 (特別支援教育室) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・実施要綱の策定 ・地域支援在り方研究会の開催 ・各学校における地域支援活動 ・ブロック研修会の開催 ・ (平成18年度∼) (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・地域支援在り方研究会 2回 開催 ・各盲・聾・養護学校における地域支援活動 (校内研修会の地域への開放,教育相談,研修会 講師派遣・出前講座) ・ブロック研修会 3地域で開催 − - 93 - 1,225 [うち県決算額] 1,225 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−1 学校の主体性確立と特色のある学校教育の展開 4−1 ‖共に学ぶ教育研修充実事業‖【重点】 [事業概要] 共に学ぶ教育及び特別支援教育の推進を図るため,障害のある児童生徒の校内支援の中心的役割を担うコーディネータ ーを養成する特別支援教育コーディネーター養成研修,特殊学級の担任等の資質の向上を図る障害児担当教員等実践研修, 小・中学校の管理職を対象に障害児教育の理解促進を図る管理職研修等を実施します。 [平成18年度の実施状況] ○特別支援教育コーディネーター養成研修 基礎コース :県内の市町村立小・中学校(仙台市を除く) ,県立盲・聾・養護学校において,特別支援教育コー ディネーターとして指名された教員約500人に対し,年間3日間の講義及び研究協議等の研修を 実施しました。 地域支援コース:小・中学校及び県立盲・聾・養護学校において特別支援教育コーディネーターとして指名を受け, 各教育事務所長及び県立盲・聾・養護学校長の推薦に基づき,県教育長が決定した研修員26人 に対し,年間5日間の講義,研究協議及び演習等の研修を実施しました。 ○障害児担当教員等実践研修 県内小・中学校から49人(うち学習システム整備モデル事業の担当者14人)の希望があり,盲・聾・養護学校 16校で,年間4∼5日間の実践研修を行い,指導法や実態把握の方法,配慮事項等の一端を習得しました。 ○管理職研修 県立中学校及び市町村立小・中学校(仙台市を除く)の校長・教頭 約1,000人に対し,共に学ぶ教育及び特別 支援教育に係る理解啓発のための研修を実施しました。 [平成18年度の成果] 各小・中学校において,特別支援教育コーディネーターを中心とした特別支援教育体制推進のための校内体制が整い つつあり,管理職も含め障害児教育に対する教職員の理解啓発が図られました。 また,障害の重い児童生徒が在籍する小・中学校の特殊学級や通常学級の担任の障害児教育に関する資質の向上が図 られるとともに,盲・聾・養護学校の教員も小・中学校が抱える障害児教育の課題を認識し,共有化することにより, 盲・聾・養護学校の地域の支援センターとしての機能強化が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 17 児童生徒や地域のニーズに応じた特色ある教育環境づくり [担当部局・課室名] 教育庁 障害児教育室 (特別支援教育室) 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・ 障害のある児童生徒の校内支援の中心的役割 ・特別支援教育コーディネーター養成研修 県 を担う障害児教育に関する特別支援教育コー 基礎コース(3日間) 500人 事 ディネーターの養成 地域支援コース(5日間) 26人 (平成17年度∼) 業 ・ 障害児教育を担当する教員の資質向上 ・障害児担当教員等実践研修 (平成15年度∼) 県内小・中学校から 49人 量 ・ 管理職の障害児教育に対する理解促進 ・管理職研修 1,000人 (平成17年度∼) 事 業 費 − - 94 - 1,694 [うち県決算額] 1,694 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−1 学校の主体性確立と特色ある学校教育の展開 4−1 ‖特別非常勤講師制度活用事業‖【重点】 [事業概要] 学校教育の多様化への対応とその活性化を図るため,教員免許状は持たないが,各種分野において優れた知識や技能等を有 する社会人を学校現場に積極的に迎え入れて,教科の授業やクラブ活動等に活用するものです。 [平成18年度の実施状況] 小学校においてはのべ168人,中学校においてはのべ192人の社会人講師を迎え入れ,各教科,クラブ活動,選択教科, 総合的な学習の時間,英会話,IT(情報技術)等の時間(小学校746時間,中学校1,834時間)で活用しました。 [平成18年度の成果] 小・中学校で合わせて360人と昨年度と同程度の社会人講師を登用しました(前年度比小学校3人増,中学校16人増)。 授業における社会人の活用は着実に推進されており,多くの社会人を学校現場に迎え入れて優れた知識や技能等を授業に生か すことで学校教育が多様で活気あるものとなりました。また,開かれた学校経営を推進する上で成果がありました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 14 家庭・地域・学校の協働による子どもの健全な育成 取組 17 児童生徒や地域のニーズに応じた特色ある教育環境づくり [担当部局・課室名] 教育庁 義務教育課,教職員課 事 業 事 業 量 事 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ○特別非常勤講師導入 ・小学校に配置活用 各教科 クラブ活動 総合的な学習の時間 英会話 IT(情報技術) ・中学校に配置活用 各教科 選択教科 総合的な学習の時間 IT(情報技術) ○特別免許状制度の活用による社会人の 採用 − 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・小学校に配置活用 各教科 クラブ活動 総合的な学習の時間 英会話 ・中学校に配置活用 各教科 選択教科 総合的な学習の時間 − 業 52校 12校 32校 15校 56校 26校 9校 7,337 [うち県決算額] 費 7,337 - 95 - 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−1 学校の主体性確立と特色ある学校教育の展開 4−1 ‖学校評価支援事業‖【重点】 [事業概要] (1)目的 (2)背景 各学校が,特色ある学校づくり,開かれた学校づくりを行う中で,質の高い充実した授業などの教育サ ービスを提供するため,教育活動の自己点検・自己評価を行うことが期待されています。県教育委員会と しては,各学校がより効果的な学校評価を行い,教育活動の改善を図ることが出来るよう学校評価支援事 業を展開するものです。また,平成16年度から学校評議員に外部評価者としての機能を付加し学校評価 の更なる充実を図るものです。 平成16年4月1日に高等学校設置基準第4条が改められ,高等学校は自己点検・自己評価に努めるこ ととされました。本県では,平成15年度からすべての県立学校で実施することとしたことから,各学校 での学校評価に係る集計分析作業を簡略化し,よりスピーディに教育活動の改善を図ることができるよう, 平成15年度から慶應義塾大学と共同で学校評価支援システムの研究開発をスタートさせました。このシ ステムを十分に活用しながら,さらに学校評価,授業評価及び外部評価の研究に努め,学校教育の質的向 上を目指します。 [平成18年度の実施状況] ・全県立学校に(平成16年度末)配備したSQSマークリーダを活用した学校評価支援システムを全校で試行しま した。 ・全校の学校評価支援システム試行に向けた準備を次のとおり行いました。 (学校評価支援システム研修会の実施) 平成18年9月7日(木)9月8日(金)県教育研修センターを会場にシステム研修を実施し,77名参加しま した。 (授業評価等研修会の実施) 平成19年1月11日(木)県庁を会場に三重大学高等教育創造開発センター助教授中島英博氏の講演を実施し, 123名参加しました。 [平成18年度の成果] ・県立学校の学校評価の実施状況は,100%でした。(なお,学校評議員は外部評価者としての役割も果たしてい ます。) ・評価結果の外部への公表率は,内部評価90.1%,外部評価40.7%でした。 ・公表校のうちホームページ活用率は,内部評価58.9%,外部評価57.6%でした。 [事業箇所] 平成18年度学校評価支援システムサポート校 大河原商業,柴田,名取,宮城農業,仙台第一,仙台向山,仙台南,仙台西,第一女子,泉館山,多賀城, 貞山,利府,古川黎明,加美農業,佐沼,上沼,米谷工業,築館,岩ヶ崎,迫桜,矢本,石巻工業,石巻商 業,気仙沼,気仙沼西(以上の県立高校26校が,他の県立学校をサポートしました。) <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 17 児童生徒や地域のニーズに応じた特色ある教育環境づくり [担当部局・課室名] 教育庁 高校教育課 事 業 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 量 及 び 事業主体 ・学校評価支援事業 (平成16年度∼) 県 − − - 96 - 事 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・学校評価支援システム研修会 ・授業評価等研修会 1,010 [うち県決算額] 1,010 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−1 学校の主体性確立と特色ある学校教育の展開 4−1 ‖13歳の社会へのかけ橋づくり事業‖【重点】 [事業概要] 社会の様々な面で人間関係の希薄化が憂慮される中で,小学校から中学校に移行し不安と期待の入り混じった多感な 時期である13歳(中学校1年生)に焦点を当て,県内公立中学校の全1年生がほぼ同時期に社会との接点となる体験 活動を行うことにより,将来における人間関係づくりに寄与するとともに,生徒の思いやりの心や命を大切にする心, 公共心,勤労観,自己達成感等の育成,将来にわたり社会の中で生きていく力の涵養を図ろうとするものです。 [平成18年度の実施状況] 県内公立中学校185校(35市町村立中学校158校,県立古川黎明中学校,仙台市立中学校26校)の全1年生 が,11月を中心に奉仕活動や福祉活動体験,農業をはじめとする産業現場での支援,地域づくり活動への参加等,社 会との接点となる体験活動を行いました。 各学校では,地域への貢献・支援の観点から生徒の主体性や地域の実情等を踏まえ,総合的な学習の時間や特別活動 等の時間を活用して,公共施設等の清掃や福祉施設での介護,援農活動や商店街での支援,幼稚園等での遊びの補助や 養護学校との交流体験などの活動を実施しました。 [平成18年度の成果] 生徒は,事業に興味・関心をもち,意欲的に体験活動に取り組みました。その結果,他者への思いやりや公共心を はぐくむ大きなきっかけとなり,勤労観が醸成されました。また,体験活動をとおして,生徒は十分な自己達成感を 得ることができ,後の中学校生活や将来にわたり社会の中で生きていく力をはぐくむきっかけになりました。 さらに,県内中学校(3校)の取組紹介,事業概要,事業成果(8校),生徒感想・お礼の手紙(一部抜粋)を掲載した, リーフレット(6,000部)を県内小・中学校及び市町村教育委員会,関係機関等に配布し,今後,各学校が体験活動を 計画・実施する際に活用できるようにしました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 16 [担当部局・課室名] 教育庁 豊かな心と健やかな体の育成 義務教育課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 事業主体 ・13歳の社会へのかけ橋づくり事業 (平成17年度∼) 県 − − - 97 - 平成18年度事業 ・全公立中学校全1年生の実施(185校) ・参加した1年生の人数 (16,255人) 5,165 [うち県決算額] 5,165 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−1 学校の主体性確立と特色ある学校教育の展開 4−1 ‖IT教育推進事業‖【重点】 [事業概要] 「全ての教員」が「全ての教室」の「全ての教科」でコンピュータや高速ネットワークを活用した授業を展開するた めに,教員の指導力の向上,教育用デジタルコンテンツの開発,IT教育環境(校内LAN整備,教育用コンピュータ 整備)の充実を目指します。 [平成18年度の実施状況] みやぎIT教育推進協議会を開催し,みやぎ教育ポータルサイトの充実と教育用デジタルコンテンツの開発・収集, 教材・モデル授業の配信を行いコンピュータや高速ネットワークを活用した授業の展開を促しました。また,各校種に おける情報モラルの育成を図るため,サテライトによる情報モラルの公開授業,情報教育とIT利活用を促すみやぎI T教育推進事業成果発表会を開催しました。 [平成18年度の成果] みやぎIT教育推進事業成果発表会には150名,研究授業は10校421名が参加し,普及啓発が図られました。 また,みやぎ教育ポータルサイトの農業・情報科のコンテンツの利用促進と初等理科コンテンツの研究開発を行い, みやぎIT教育ポータルサイトの利用促進が図られました。 さらには,情報教育,教育の情報化の推進を図るために,平成16年度から3年間のみやぎIT教育推進事業の成果 と今後の計画をまとめた「みやぎICT教育推進計画」を3,000部作成し,市町村教育委員会や全ての小中高等学 校等に配布し,周知徹底しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 15 [担当部局・課室名] 教育庁 高校教育課 事 事 業 量 事 業 費 着実な学力向上と希望する進路の実現 [関係課:義務教育課] 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・みやぎIT教育推進協議会の開催・運営 ・みやぎ教育ポータルサイトの構築と充実 ・教育用コンテンツの集積と研究開発 (農業科,情報科,地歴・公民科,理科) ・情報モラル,学校運営向けガイドライン作成 県 ・みやぎIT教育推進協議会の開催 2回 ・みやぎ教育ポータルサイトの充実 ・教育用コンテンツの集積と研究開発 (農業科,情報科,理科) ・みやぎIT教育推進事業成果発表会の開催 ・e−ラーニングの構築の研究開発 ・e−黒板や学校評価システムの利活用の研究 ・みやぎICT教育推進計画の策定 − 1,627 [うち県決算額] 1,627 (平成16年度∼18年度) − - 98 - 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−2 学力向上対策の推進 4−2 ‖学級編制弾力化事業‖【重点】 [事業概要] 国の標準で40人とされている小・中学校の学級編制に関し,県内一円で弾力的運用を進めることにより,児童生徒 一人一人に応じたきめ細かな教育活動の一層の推進を図ります。 学校生活の出発点である小学校の1・2年生において,その後の学校生活の基本となる学習習慣や生活習慣の着実な 定着を図るため,県内すべての小学校1・2年生で35人を超える学級の解消を図ります。 [平成18年度の実施状況] 小学校 対象校 119校 151学級増 常勤講師 151人配置 [平成18年度の成果] 小学校1・2年生の35人を超える学級の解消を図った結果,授業につまずく児童の減少,発展的課題に取り組む児 童の増加等の学力の向上や,授業中に発言・発表する機会の増加等,学習意欲の高まり,さらには欠席率の減少や不登 校児童の減少等の成果が見られています。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 17 児童生徒や地域のニーズに応じた特色ある環境づくり [担当部局・課室名] 教育庁 義務教育課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 及 び 事 事業主体 ・学級編制弾力化事業 (平成18年度) 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・学級編制弾力化事業 小学校 151学級増 業 量 事 業 費 − − - 99 - 721,329 [うち県決算額] 721,329 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−2 学力向上対策の推進 4−2 ‖小中学校学力向上推進事業‖【重点】 [事業概要] 学習指導要領に基づく児童生徒の基礎学力の定着状況を調査し,その結果を分析するとともに報告書にまとめ周知等 を行うことで各学校における授業改善等につなげていきます。 併せて,夏季休業中に,児童生徒の自主学習を支援し,保護者の学習相談に対応する地域学習支援センターを県立高 校に設置し,家庭学習の習慣の形成を目指します。 教師の指導力向上を図るために,モデル授業のコンテンツを制作し,みやぎSWAN上に配信するとともに,優れた 実績をもつ教員(学力向上成果普及教員)を希望する学校に派遣し,校内研修の充実を支援します。 [平成18年度の実施状況] 学習状況調査及び学習意識調査を,小5(国社算理)及び中2(国社数理英)を対象に,悉皆で実施しました。県全 体及び地域別の状況,市町村別の問題ごとの正答率等の結果情報及び分析結果の概要を,県教育委員会のホームページ に掲載するとともに,正答率の低い領域に係る対応方策等をとりまとめ,各市町村教育委員会や各小・中学校等に周知 するなど,学力向上の取組を促しました。 地域学習支援センターについては,会場を2校増やし県立高校7校で開設しました。 モデル授業オンライン活用事業については,国語,数学,英語のモデル授業例を収集して配信中のコンテンツ(18 本)に加え,18年度は英語のモデル授業5本を制作し,みやぎSWAN上に配信しました。また,学力向上成果普及 マンパワー活用事業は,77人の学力向上成果普及教員が校内研修等の指導助言を行いました。 [平成18年度の成果] 学習状況調査及び学習意識調査の結果を基にきめ細かな分析を行い,県内児童生徒の学習の定着状況や学習に対する 意識等の実態を把握しました。調査結果を基に,県教育委員会として各教科の課題と対応策を示すとともに,教育事務 所及び市町村,学校の各段階においても詳細な分析を行い,それぞれの実態に即した授業改善策を立案し,教員の指導 力向上を図る校内研修の充実や各家庭に対して家庭学習の習慣形成を促す啓発活動に取り組みました。 地域学習支援センターには延べ7,018人(前年比1,451人増)の児童生徒が参加し自主学習に取り組み,児 童生徒の家庭における学習習慣の形成の契機となりました。 モデル授業オンライン活用事業及び学力向上成果普及マンパワー活用事業により,校内研修の充実や教員の教科指導 力の向上を支援しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 15 着実な学力向上と希望する進路の実現 [担当部局・課室名] 教育庁 義務教育課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業量 事業費 ・学習状況調査及び学習意識調査の実施 (平成14年度∼平成18年度) ・地域学習支援センターの設置 ・モデル授業オンライン活用事業 ・学力向上成果普及マンパワー活用事業 事業主体 平成18年度事業 県 ・平成18年度学習状況調査及び学習意識調査の実 施・分析 ・地域学習支援センターの設置 ・モデル授業オンライン活用事業 ・学力向上成果普及マンパワー活用事業 − 13,969 [うち県決算額] 13,969 - 100 - 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−2 学力向上対策の推進 4−2 ‖高等学校学力向上ステップアップ事業‖【重点】 [事業概要] 高校1学年の早い時期から学習習慣を身に付けさせ,生徒の学力向上を図り,第2学年の伸び悩みを解消し更なる向上を図り,第3 学年で生徒の希望する進路目標を達成させることをねらいとして,主任クラスの資質向上を図る研修会,データの把握と分析のための 調査,教員の授業力向上を図るプロジェクトを柱に事業を推進し,本県の高校生の基礎学力の充実と,大学進学率の向上を目指します。 [平成18年度の実施状況] ① 第1学年主任等研修会 全県立高校の第1学年主任及び副主任クラスの教員を対象として,学年主任のリーダーシップの下,校内における第1学年教師集団 の指導体制の確立を図ることをねらいとした研修会を2回実施しました。第1回研修会では,入学後間もない1年生に対して学習習慣 の確立に向けた意識付けを図る効果的な方法について先進校の事例等に学び,第2回研修会では,各校での実践に基づき学力向上に向 けた方策について研究協議を行いました。 ② みやぎ学力状況調査(1学年) 生徒の学力実態を確実に把握するため,全公立高校1年生を対象に国,数,英の学力テストを実施・分析しました。併せて,家庭学 習の実態もアンケート形式で調査し分析しました。 ○学力状況調査:国語・数学・英語の学力テスト (ただし,英語については宮城県版英語検定を実施しました。) ○質問紙調査:家庭学習・生活状況の調査 ③ 地域別授業力向上プロジェクト 県内を4つの地域に分け,数・国・理・社・英の5教科について希望をもとに各1校ずつ「地域発信アクション校」に指定し,それ ぞれが提示したテーマで研究実践を行いました。「地域発信アクション校」は,校内の研究を進め,教科の授業改善に取り組むほか, 研究授業をとおして地域の教科の教育力の向上に努めました。 [平成18年度の成果] ① 第1学年主任等研修会 5月17日(水),10月18日(水)の2回の研修会に1学年主任87名が参加しました。講話や先進校事例発表により,ミドル リーダーとしての自覚を高めることができました。また研究協議により,学年経営についての指導力の充実が図られました。 ② みやぎ学力状況調査(1学年) 公立(県立・仙台市立・石巻市立)高校95校183学科の約15,700名の生徒に実施しました。 学力状況調査(国15,530名 数15,390名 英15,276名) 質問紙調査(15,650名) 学力状況と家庭学習状況をデータとして把握できました。 ③ 地域別授業力向上プロジェクト 県内20校の高校が校内研究を行い,研究授業を行いました。公開研究授業には高校・中学校・小学校から392名の参加者があり, 授業力向上に役立ちました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 15 着実な学力向上と希望する進路の実現 [担当部局・課室名] 教育庁 高校教育課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) ・第1学年研修会 事 ・みやぎ学力状況調査 ・地域別授業力向上プロジェクト (以上3事業は平成18年度から20年度) 業 ・第2学年主任研修会 ・学習カルテ開発プロジェクト 量 ・第2学年学習状況調査 (以上3事業は平成19年度から20年度) − 事 業 費 事業主体 県 − - 101 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・第1学年研修会 ・みやぎ学力状況調査 ・地域別授業力向上プロジェクト 3,684 [うち県決算額] 3,684 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−2 学力向上対策の推進 4−2 ‖進学指導充実支援事業‖【重点】 [事業概要] 県内各地域の進学指導充実の推進力となる学校(11校)を指定し,学校が実施する進学指導充実に係る事業を支援 し,事業を通して得られた成果や有効な手法を他校へ普及することにより,県立高校生の進学希望の実現に役立てます。 [平成18年度の実施状況] ①から⑤については指定校で取り組み,④から⑦は県下全高校を対象として実施しました。 ① 学習合宿 入学当初の時期に,高校生としての学習の仕方や1日の使い方を指導するため,宿泊できる施設で行いました。 ② 学習の手引き(シラバス)の作成 指定校内に「学力向上プロジェクト委員会」を立ち上げ,効果の上がる「学習の手引き(シラバス)」を作成し,生 徒に配布しました。 ③ 指定校ごとの特色ある取り組み 各指定校で進学指導充実のために企画した特色ある取り組みを実施しました。 ④ みやぎ高校模擬試験の実施 高校2年生の希望者対象に「みやぎ高校模擬試験」(国,数,英の3教科)を実施し,その結果を各校で分析し,弱 点把握を行い,その後の指導の改善に生かしました。 ⑤ 予備校を活用した教員研修 各校の教科指導の核となるべき教員を予備校に定期的に派遣し研修を行い,そこで得られたノウハウを持ち帰り,学 校全体の授業改善に役立てました。 ⑥ 高大連携 高大連携を強化するため,進学指導充実推進校の中から県北と県南それぞれ1校を選定し,高大連携事業を推進しま した。 ⑦ みやぎ寺子屋塾 進学指導推進校11校以外の地方の高校生を中心に夏期休業中に学習合宿を実施し,参加生徒は大学教員や大学生の 講話,学習方法の教授などを受けました。 [平成18年度の成果] ① 学習合宿を実施し生徒の学習意欲を喚起しました。 ② 学習の手引き(シラバス)を配布し,活用しました。 ③ 約7,600名の2年生が「みやぎ高校模擬試験」を受験しました。 ④ 各指定高校で,小論文ノートの作成,進路研修会等の取り組みをしました。 ⑤ 118名の教員が予備校で研修し,授業改善に役立てました。 ⑥ 佐沼高校と白石高校での公開講座に472名の生徒が参加しました。 ⑦ 59名の生徒がみやぎ寺子屋塾に参加し,進路意識が高まりました。 ⑧ 指定校11校全体の大学進学達成率が前年度の71.2%から73.5%に上昇しました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 教育庁 高校教育課 事 業 量 全体計画(事業期間) び 事 事業主体 ①学習合宿 ②学習の手引き(シラバス)の作成 事 ③指定校ごとの特色ある取り組み ④みやぎ高校模擬試験の実施 業 ⑤予備校を活用した教員研修 ⑥高大連携 量 ⑦みやぎ寺子屋塾 (平成16年度∼平成18年度) 事 業 費 及 県 − − - 102 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・学習合宿の実施 ・学習の手引き(シラバス)の作成 ・指定校ごとの特色ある取り組み ・みやぎ高校模擬試験の実施 ・予備校を活用した教員研修 ・佐沼高校と白石高校での公開講座の実施 ・みやぎ寺子屋塾の実施 8,524 [うち県決算額] 8,524 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−2 学力向上対策の推進 4−2 ‖学校英語教育充実推進事業‖【重点】 [事業概要] 国際化の進展に対応するため,本県における外国語教育の充実と地域での国際交流の促進を図ることを目的とし, 「外 国青年(外国語指導助手:ALT)招致事業」を昭和62年から行っています。 英語教員の指導力向上のために,平成13年度から「中高英語教員集中講座」(平成15年度から5年間は英語教員 集中研修として実施)を行っている他, 「英語教員地域研修会」 , 「ALTチーフ・アドバイザーの設置」をしています。 生徒の英語運用能力向上のために,平成13年度から「宮城スキット甲子園」を開催している他,平成14年度から 17年度まで「中高生対象英語集中講座」を行いました。また,平成18年度から,「宮城県版英語検定事業」を行っ ています。 [平成18年度の実施状況] 「外国青年招致事業」ではALTを50人招致し,高等学校と高校教育課に配置し,生徒の実践的コミュニケーショ ン能力向上のために,ティーム・ティーチング(以下「TT」 )による英語指導を行いました。 「英語教員集中研修」では,中高英語教員132名が参加し,授業改善や英語運用能力向上を目的として4泊5日の 研修を行いました。「ALTチーフ・アドバイザーの設置」ではALTの授業改善を主な目的に26校の学校訪問を行 った他,5月,8月,10月,1月に開催したALT研修会における企画運営を行いました。 「宮城スキット甲子園」では,71校(中学校45校,高校26校)が参加し,決勝大会には中高各15校,計30 校が出場しました。また,「宮城県版英語検定事業」では,高校1年生15,276人(95校)が生徒各自の実力に 見合ったレベルの試験を受検し英語力の判定を受けました。 [平成18年度の成果] 「外国青年招致事業」ではALTがオーラル・コミュニケーションを中心としたTTの授業を通し,生徒が生きた英 語に接することにより,「聞く」,「話す」コミュニケーション能力の向上が図れた他,英語学習への動機付けや国際理 解,異文化交流への理解を深めることができました。 「英語教員集中研修」のアンケート調査結果によると,参加者の95%が,研修を通して英語指導に対する意識に変 化があったと答えており,授業改善に大きく寄与していると考えられます。 「宮城スキット甲子園」では平成13年度以降,参加校・参加者数が上昇しており,英語を表現するスキット活動の 裾野が確実に広がっています。 「宮城県版英語検定事業」では,その結果のフィードバックを受けることにより,各自の英語力を把握し英語学習の モティベーションを高めることができました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」 (平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 15 着実な学力向上と希望する進路の実現 [担当部局・課室名] 教育庁 高校教育課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 県 − ・学校英語教育推進事業 (平成13年度∼) び 事 業 費 事業主体 ・外国語指導助手招致事業 (昭和62年∼) 事 業 費 及 − 県 業 量 事 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・雇用期間 平成18年8月1日∼平成19年 7月31日 ・招致人数:50人,配置校:47校,定期訪 問校:48校(定時制,特別支援学校含む) 255,547 [うち県決算額] 255,547 ・英語教員集中研修[A日程]7/24∼7/28,[B日 程]8/7∼8/11 ・宮城スキット甲子園8/23 ・ALTチーフ・アドバイザーの設置 ・「宮城県版英語検定事業」10/16∼10/20 19,108 [うち県決算額] 19,108 〔事業費合計〕 274,655 [うち県決算額] 274,655 - 103 - 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−2 学力向上対策の推進 4−2 ‖小学校英語教育推進事業‖【重点】 [事業概要] 県内の小学校において,総合的な学習の時間における英語活動に積極的に取り組もうとする学校を支援するために,小学校3年か ら6年までの各発達段階や児童の興味・関心に応じた組織的・系統的なカリキュラムと指導用教材を開発するとともに,小学校英語 活動実践モデル地域及び実践校を指定し,開発したカリキュラム及び指導用教材等を提供してその活用と普及を図ります。また,小 学校英語活動の指導事例を交換し指導力向上を図る教員研修を充実させるとともに,各実践校の取組成果を印刷物にまとめ,県内全 小中学校に配布するなどして,県全体への普及・拡大を図ります。 [平成18年度の実施状況] 総合的な学習の時間での英語活動の充実に向け,県内8モデル地域(蔵王町,塩竈市,富谷町,大崎市岩出山地区,栗原市栗駒地 区,登米市米山地区,石巻市,気仙沼市) ,29小学校を実践校に指定し,モデルカリキュラム及び指導用教材等を活用して小学校英 語活動に取り組みました。 また,各モデル地域連絡協議会に講師を派遣し,域内小学校教員の研修を進めるとともに,県連絡協議会(2回)で指導内容や指 導方法について情報交換を行いました。 さらに,平成18年11月13日には宮城県特殊教育センタ−を会場に「宮城県小学校英語活動研修会」を開催しました。県内全 域から106名の教員が参加し小学校における英語活動の理論と実践について確認するとともに,宮城県小学校英語教育推進事業に 取り組む実践校8校の具体の実践に学びました。 [平成18年度の成果] 実践校として指定した29校では,本県等が開発したカリキュラム及び指導用教材等を活用し,英語の歌やゲームを中心に児童一 人一人が楽しみながら自然に英語に慣れ親しむ活動に取り組みました。 また,実践校や県内先進校における指導事例及び具体の指導過程や教材・教具,環境整備事例等を「小学校英語活動実践事例集」 にまとめ,県内各小・中学校に配布し,普及・拡大を図りました。 これらにより,県内公立小学校(仙台市を含まず)の94.4%において,総合的な学習の時間での英語活動の取組が行われまし た。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 15 着実な学力向上と希望する進路の実現 [担当部局・課室名] 教育庁 義務教育課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) ・ 事 ・ 業 ・ 事業主体 ・ モデル地域連絡協議会(8地域) 用教材の開発 ・ 講師派遣,研修 小学校英語活動実践モデル地域及び実践校の ・ 宮城県小学校英語活動研修会の開催 指定と指導用教材等の活用 ・ 小学校英語活動事例集の作成・配布 小学校英語活動モデルカリキュラム及び指導 県 平成18年度事業 モデル地域内小学校教員を対象とした研修の 量 実施 ・ モデル地域の成果の普及を図るため実践事例 集を作成し,県内小・中学校に配布 ・ 県小学校英語活動研修会の開催 事業費 − - 104 - 616 [うち県決算額] 616 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−3 不登校児童生徒等への支援 4−3 ‖子どもの心すこやか育成事業‖【重点】 [事業概要] 児童生徒による問題行動等の未然防止及び早期解決を図るため,中学校へはスクールカウンセラーや「心の教室相談 員」を,小学校へは「子どもと親の相談員」等の配置を進め,児童生徒及び保護者からの相談体制の充実を図ります。 また,各教育事務所に専門カウンセラーと在学青少年育成員を配置し多様な相談対応の場を確保するほか,学校と関係 機関等の協力体制を構築し学校だけでは解決困難な問題への的確な対応を図ります。さらに,適応指導教室へのボラン ティア派遣や在宅不登校児童生徒(ひきこもり)への個別学習支援等を行い,学校復帰への支援を図ります。 [平成18年度の実施状況] 相談体制の整備としては134校の中学校にスクールカウンセラーを,カウンセラー未配置の25校の中学校に心の 教室相談員を配置し,さらに,25校の小学校へは子どもと親の相談員を配置しました。また,県内7教育事務所に専 門カウンセラー(各1名)及び在学青少年育成員(仙台2名,他各1名)を配置し,不登校児童生徒・保護者からの相 談に対応するとともに,教育事務所及び各市町村において相談会等を開催したほか,各学校と協力してひきこもり状態 の児童生徒を家庭訪問し,学校復帰を支援しました。 県内8か所の適応指導教室への支援として,学生ボランティア(けやきフレンド)を派遣しました。 [平成18年度の成果] 中学校スクールカウンセラーは,生徒・保護者等,計36,460人(29,690件)の相談に対応し,問題行動 等の未然防止や早期解決に向けた助言等を行いました。各教育事務所専門カウンセラーは,主として地域内の小学校児 童及び保護者やカウンセラー未配置の中学校からの1,148人(962件)の相談に対応し,相談体制の充実を図り ました。在学青少年育成員は,専門カウンセラーへの相談申し込みの調整や各学校と関係機関等との協力体制づくりに 努めるなど,地域における生徒指導推進の要となりました。 また,在宅不登校児童生徒(ひきこもり)対策事業では,不登校児童生徒の保護者及び教員対象の相談会を各教育事 務所単位で37回,市町村で71回開催し,計945人に対し専門カウンセラーや在学青少年育成員が相談対応や助言 を行いました。 県内8か所の適応指導教室(75人通所)に,学生ボランティア16人をのべ76回派遣し,通所児童生徒の学習相 談の支援を行い,うち14人が再登校に至る成果を上げました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 教育庁 事 業 量 事 業 費 体 計 画 豊かな心と健やかな体の育成 義務教育課 事 全 16 (事業期間) ○中学校スクールカウンセラー配置事業 (平成13年度∼) ○「心の教室相談員」活用調査研究事業 (平成10年度∼) ○「子どもと親の相談員等」配置事業 (平成16年度∼) ○在学青少年育成員配置事業 (昭和56年度∼) ○教育事務所専門カウンセラー配置事業 (平成 9年度∼) ○在宅不登校児童生徒対策事業 (平成13年度∼) ○適応指導教室へのボランティア派遣 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・134中学校に配置 ※事業費 142,913[142,913] ・25中学校に配置 ※事業費 7,795[ 7,795] ・25校に配置 ※事業費 8,641 [ 8,641] ・7教育事務所に8人配置 ※事業費 15,217[ 15,217] ・7教育事務所に各1人配置 ※事業費 9,291[ 9,291] ・事務所及び市町村での教育相談 ※事業費 2,576[ 2,576] ・県内全ての適応指導教室に学生ボランティア派遣 − 164,038 [うち県決算額] 164,038 - 105 - 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−3 不登校児童生徒等への支援 4−3 ‖スクーリングサポートネットワーク事業‖【重点】 [事業概要] 不登校が憂慮すべき状況にあることを踏まえ,不登校児童生徒の早期発見・早期対応をはじめ,学校復帰を促すため に,学校・家庭・関係機関の地域におけるネットワークを構築し,家庭訪問による学習支援や体験活動等をとおして, 具体的な支援を行います。 不登校対策に関する中核的機能を担い,地域ネットワークへの支援機能を果たす機関として,県教育研修センターに 広域スクーリング・サポート・センターを設置し,教員・指導員研修や学校支援訪問を実施します。また,域内におけ る不登校対策に関する中核的な機能を担う機関として,各教育事務所に地域スクーリング・サポート・センターを設置 し,家庭にひきこもりがちな児童生徒への訪問学習指導や,宿泊体験,陶芸教室,保育体験等,各地域の実情に応じた 体験活動を実施し,児童生徒の自己有用感や学校復帰への意欲を喚起します。 [平成18年度の実施状況] 広域スクーリング・サポート・センターでは,各教育事務所単位で不登校に関する教員・指導員研修会を7回,学校 を訪問しての不登校に関する教員研修会を30回,適応指導教室に児童生徒を通わせる保護者を対象とした研修会を2 回実施しました。また,教育事務所ごとにのべ30名の指導員が不登校の児童生徒に対し,訪問学習指導を行いました。 [平成18年度の成果] 広域スクーリング・サポート・センターが実施したのべ7回の教員・指導員研修会には450人が参加し,学校を対 象とした教員研修会には,小学校13校,中学校10校,高等学校7校の計30校の610名が参加しました。また, 適応指導教室で実施した2回の研修会には保護者を中心に59名が参加し,それぞれ不登校児童生徒の理解を深める研 修会を行いました。 地域スクーリング・サポート・センターが実施した訪問学習指導では,30名の指導員が47名に児童生徒に対しの べ713回の訪問学習指導を行い,47名の児童生徒のうち,20名が学校に再登校できるようになり,20名が学校 復帰に向け意欲的になるなど好転した様子が見られました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 教育庁 義務教育課 事 全 事 業 量 事 業 費 体 計 画 業 量 (事業期間) スクーリング・サポート・ネットワーク事業 (平成15年度∼平成18年度) 及 び 事 事業主体 県 − - 106 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・不登校理解研修会,訪問学習指導実施 8,004 [うち県決算額] 8,004 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−3 不登校児童生徒等への支援 4−3 ‖総合教育相談事業‖【重点】 [事業概要] いじめ・不登校問題対策事業である「不登校相談センター事業」「いじめ問題対策事業」及び「教育相談事業」を一体 的に実施しています。 [平成18年度の実施状況] ① 不登校相談センター (H10.11.2 県教育研修センター内に開設) 平日: 9:00∼16:00 ・学校不適応児童生徒及びその保護者に対して非常勤の教育相談嘱託医(精神科医1名),教育相談心理相談員(臨 床心理士4名),教育相談嘱託員(5名)による面接又は電話による専門的教育相談活動を行いました。 ・学校との連携強化: 「訪問教育相談」 (精神科医が相談者の在籍校を訪問し,不登校児童生徒の在籍校への学校復帰 や将来の自立へ向けての指導・助言を行うもの)を年3回実施しました。 ・関係機関との連携ネットワーク:教育事務所やNPO等の関係機関との連携・協力を図りました。 ・学校及び保護者への啓発活動: 「派遣研修」 (不登校の理解とその対応に関する研修会に,精神科医を講師として派 遣するもの)を年3回実施しました。 ② いじめ電話相談(「子どもの教育相談」) (H6.12.20 県教育研修センター内に開設) 平 日(2人体制):16:00∼20:00 245日 土・日・祝日(1人体制):10:00∼15:00 114日(12/29∼1/3 は休み) ・いじめや不登校等に対応するため,非常勤の電話教育相談員が,電話による相談に応じました。 ③ 教育相談一般 教育研修センターの指導主事等が,学業不振や進学・就職などの教育相談に応じました。 [平成18年度の成果] 電話と来所合わせて2,216件の相談に応じ,不登校等の未然防止や早期発見・早期対応等に寄与しました。 (相談件数) 内訳 全 体 不登校相談センター いじめ 夜間・ 教 育 電話 休 日 相 談 来所 電話 総 計 来所 電話 計 年度 電話 電 話 H18 508 1,708 2,216 508 766 1,274 416 315 211 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 16 豊かな心と健やかな体の育成 [担当部局・課室名] 教育庁 高校教育課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・総合教育相談事業 (平成6年度∼) 事業主体 県 業 事 業 費 平成18年度事業 ・不登校相談センター 電話相談,来所相談 平 日 : 9:00∼16:00 ・いじめ電話相談 平 日 (2人体制):16:00∼20:00 土日祝日(1人体制):10:00∼15:00 ・教育相談一般電話相談 平 日 : 量 − - 107 - (単位:千円) 9:00∼16:00 17,020 [うち県決算額] 17,020 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−3 不登校児童生徒等への支援 4−3 ‖みやぎアドベンチャープログラム事業‖【重点】 [事業概要] 仲間と協力して様々な課題を解決しながら他人を信頼し思いやる心を育てる体験学習法であるPA(プロジェクト アドベンチャー)の考え方や手法を,県内の小・中・高等学校等の学校教育全体及び地域における児童生徒の諸活動 に取り入れ,児童生徒の豊かな人間関係を構築し学校不適応等の未然防止を図るとともに,児童生徒が未知の分野に おいて自ら課題を見いだし,考え,解決する力をはぐくむことをねらいとして推進しています。 [平成18年度の実施状況] 指導者養成講習会では,平成17年度までに養成してきた県内指導者が中心となって講習会を実施しました。また, 希望する学校や団体等に県内指導者を派遣して実施する学校訪問体験会や出前体験会を継続して実施しました。さら に,県内指導者を養成するための研修会への派遣を継続するとともに,県内指導者のスキルアップのための研修会 (MAPLS)や県内指導者連絡会議も継続して実施しました。 小・中・高校の校種ごとに事例研究会を開催し,研究協議することで授業への効果的導入を図りながら,中・高生 フォーラムも開催しました。また,広報用リーフレット「みやぎアドベンチャープログラム(MAP)活用の手引 き」を作成・配布しました。 施設・設備の充実では,現在設置されているローエレメント,ハイエレメントのメンテナンスを実施しました。 [平成18年度の成果] 指導者養成講習会等に,延べ978名の教員等が参加しました。(平成18年度までの累計8,807名) 平成18年度に実施した実態調査の結果では,平成17年度までに県内の7割以上の公立学校でMAPを取り入れ ており,MAPを取り入れた学校の児童生徒の変容をみると,人間関係を円滑にするのに効果があるという結果が出 ました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 16 [担当課室名] 教育庁 豊かな心と健やかな体の育成 教職員課,義務教育課,高校教育課,生涯学習課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 ○MAPの啓発活動 県 ○教育活動での活用と 展開 ○指導者の養成 事 業 量 ○施設・設備の充実 平成18年度事業 ○ 「みやぎアドベンチャープログラ ム(MAP) 活用の手引き」作成 ○ 事例研究会(小・中・高各1校で開催) ○ 県主催研修会の実施 ・ 学校訪問体験会 19校 ・ 体験会 7回 ・ 講習Ⅰ 5回 ・ 講習Ⅱ 2回 ・ MAPLS 1回 ○ PAJ主催研修会への派遣 ・ AP・ABC・AITC講習 各11名 ○ ハイエレメント,ローエレメント のメンテナンス ○ ロープスコース施設担当者ミーテ ィングへの派遣 (平成12年度∼) 事 業 費 − − - 108 - 6,665 [うち県決算額] 6,665 政策方針における項目4:学力向上,個性・創造性を重視した教育の推進 4−3 不登校児童生徒等への支援 4−3 ‖高等学校スクールカウンセラー活用事業‖【重点】 [事業概要] 県内高校生の不登校や中退,問題行動等は,依然として高い水準にあり,その対応に迫られています。このため,県 立高校にスクールカウンセラーを配置し,生徒・保護者や教職員の相談に応じ,生徒の悩み等の解消を図るとともに, 各学校の教育相談体制の充実に助言を与えることにより,生徒の健全育成に努めます。 [平成18年度の実施状況] 県立高等学校 全84校(独立校+全・定併設校+分校+通信制)に配置しました。 1回6時間で,年24回(月2回),83校に配置するとともに,教育相談体制に係る研究指定校として,貞山高校 には年48回(月4回)配置し,実施しました。 スクールカウンセラーと校内担当者による「連絡会議」を,年2回実施しました。 [平成18年度の成果] 配置したスクールカウンセラーによる年間の相談件数は,10,136件,相談人数は,12,267名(1回当た り5.0件,6.0名)にのぼり,各学校で生徒はもちろんのこと,保護者及び教職員に対する専門的・心理的ケアが 行われました。 生徒,保護者,教職員への講話や研修等の「その他の活動」は,総数282件,総対象人数は,24,730名を数 え,スクールカウンセラーの周知や教職員の研修,校内教育相談の充実・整備等に寄与しました。 関係者による「連絡会議」を実施することにより,事業の効果的な運用や事務手続きの徹底及び教職員の資質向上を 図りました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 16 [担当部局・課室名] 教育庁 高校教育課 事 業 全体計画(事業期間) 事 ・高等学校スクールカウンセラー活用事業 (平成11年度∼ ) 量 及 び 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 県 ・県立84校(全校)配置 ・1回6時間,年24回(月2回):83校 1回6時間,年48回(月4回): 1校 平成17・18年度研究指定:貞山高 ・連絡会議:年2回実施 ・年間事業計画書及び年間事業報告書の提出 ・月毎報告書(3ヶ月毎)の提出 量 − 事 事業主体 業 事 業 費 豊かな心と健やかな体の育成 − - 109 - 66,147 [うち県決算額] 66,147 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−1 地震に強い県土づくりの推進 5−1 ‖津波情報ネットワーク構築事業‖【重点】 [事業概要] 宮城県沖地震の長期評価によると,これまで類を見ない高い発生確率となっていることから,大規模災害による被害を 最小限にする県土づくりを実現するためには,地震,津波に対する観測態勢を整備し,その情報を県民へ迅速に提供する ソフト対策が重要となります。 そこで,迅速確実な津波情報を提供するため,既設波浪計や今後設置見込みのGPS波浪計を活用した津波情報のネットワ ーク化を実施します。 [平成18年度の実施状況] 津波情報ネットワークの全体計画を作成しました。 [平成18年度の成果] 県民へ迅速な津波情報を提供するネットワークを構築するための全体計画を作成しました。 [事業箇所] 県内沿岸16市町 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 31 宮城県沖地震に備えた施設整備や情報ネットワークの充実 取組 33 地域ぐるみの防災体制の充実 [担当部局・課室名] 総務部 危機対策課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 事業主体 県 ・ネットワークの全体計画作成 ・ネットワーク構築設計 ・ネットワーク構築工事 (平成18年度∼平成21年度) (単位:千円) 平成18年度事業 ・ネットワークの全体計画作成 (観測地点の選定) (避難勧告の基準と情報伝達) 量 事 業 費 374,856 − - 110 - 3,856 [うち県決算額] 3,856 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−1 地震に強い県土づくりの推進 5−1 ‖木造住宅等震災対策事業‖【重点】 [事業概要] 高い確率で発生が予想されている宮城県沖地震の再来に備え,県民の生命,身体及び財産の被害の軽減を図るため, 次の事業を実施します。 ① 昭和56年5月31日以前の旧耐震基準で建築された木造戸建て住宅の耐震診断助成事業(市町村が耐震診断及び 耐震改修計画の作成を行う「耐震診断士」を派遣する場合,その費用の一部を県が負担します。) ② 昭和56年5月31日以前の旧耐震基準で建築された木造戸建て住宅(高齢者・障害者等のいわゆる「避難弱者」 が居住する住宅に限ります。)の耐震改修工事に対する助成事業 ③ スクールゾーン内の通学路に面する危険なブロック塀の除却に対する助成事業(市町村が除却に要する費用を助成 する場合,その費用の一部を県が負担します。) ④ 耐震改修等の必要性に対する認識を高めるとともに,地震災害に対する知識の啓発を図るための普及啓発事業 [平成18年度の実施状況] ① 木造戸建て住宅の耐震診断助成事業については,1,154件実施しました。 ② 木造戸建て住宅の耐震改修工事助成事業については,92件実施しました。 ③ 危険なブロック塀の除却助成事業については,96件実施しました。 ④ 普及啓発事業については,無料相談窓口を開設し406件の相談への対応を実施するとともに,耐震診断士養成講 習会を開催し,234人の技術者を養成・登録しました。また,「助成制度パンフレット」を6,000部,「改 修工事の事例集」を3,000部作成し,配布しました。 [平成18年度の成果] ① 木造戸建て住宅の耐震診断を1,154件実施したところ,226件が倒壊する可能性がある,913件が倒壊す る可能性が高いとの診断結果が得られ,耐震改修の必要性が住宅の所有者に認識されたことから,耐震改修が促進さ れる環境が整いました。 ② 木造戸建て住宅の耐震改修工事を92件実施し,地震に対する居住者の安全が確保されました。 ③ 危険なブロック塀が除却されることにより,学童等の安全が確保されました。 ④ 相談業務の実施やパンフレット等を配布することにより,県民の耐震改修等の必要性に対する認識が高まりました。 耐震診断士が新たに234名養成・登録され,耐震診断を円滑に実施する環境が整いました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 31 宮城県沖地震に備えた施設整備や情報ネットワークの充実 [担当部局・課室名] 土木部 住宅産業振興室(建築安全推進室) 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事 ・木造住宅等震災対策事業 (平成15∼18年度) 業 事業主体 市町村 市町村 市町村 県 量 事 業 費 1,746,914 平成18年度事業 ①木造戸建て住宅耐震診断助成事業 1,154件 ②木造戸建て住宅耐震改修工事助成事業 92件 ③危険ブロック塀等除却事業 96件 ④普及啓発事業 ・無料相談受付 406件 ・耐震診断士の養成・登録 234人 ・助成制度パンフレット作成 6,000部 ・改修工事の事例集作成 3,000部 − - 111 - 315,765 [うち県決算額] 58,006 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−1 地震に強い県土づくりの推進 5−1 ‖津波避難誘導標識等設置事業‖【重点】 [事業概要] 今後高い確率で発生が予想される「宮城県沖地震」による津波対策として,海水浴場や河川公園,海浜公園など外来利 用者の多い施設において利用者への情報提供や危険性の喚起を目的に避難誘導標識等を設置します。 [平成18年度の実施状況] 県内の海浜公園,河川公園において4カ国語表示による津波啓発標識を設置しました。 観光客の多い松島において国と県,松島町が連携して津波避難誘導標識の設置に関する住民参加による検討会を開催し, 標識整備を行いました。 [平成18年度の成果] 国,県,市町村が連携した津波避難誘導標識の設置により意識啓発が図られました。 住民参加型の検討会開催により,住民の意識啓発が図られました。 [事業箇所] (H17 繰越分) 市町村名 地区名 岩沼市 岩沼海浜公園 東松島市 矢本海浜公園 多賀城緩衝緑地 多賀城市 松島町 市町村名 気仙沼市 本吉町 石巻市 塩竃市 七ヶ浜町 旧砂押川河川公園 松島公園周辺 地区名 青野沢川,只越川,御崎港 大谷海岸,中島海岸 長浜海岸,白浜海岸 塩釜港 菖蒲田海岸,松ヶ浜海岸 [担当部局・課室名] 土木部 防災砂防課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・標識整備ガイドラインの策定 ・標識の設置 業 (平成17年度∼18年度) 事業主体 県 (単位:千円) 平成18年度事業 ・標識の設置 量 事 業 費 25,000 − - 112 - 18,272 [うち県決算額] 18,272 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−1 地震に強い県土づくりの推進 5−1 ‖防潮水門等緊急整備事業‖【重点】 [事業概要] 今後高い確率で発生が予想される「宮城県沖地震」では,約20分で三陸南沿岸に津波が到達すると想定されてい ます。このため,津波発生時の即応性の強化及び操作者の安全を確保するため,三陸沿岸の13河川の河口部に設置し ている防潮水門について遠隔操作化を実施し,津波災害から地域住民の貴重な生命・財産を守ります。 [平成18年度の実施状況] 三陸沿岸の9箇所の防潮水門(南三陸町)について,遠隔操作工事及び遠隔操作を統括する志津川管理所工事を実施 しました。 [平成18年度の成果] 南三陸町内の9つの防潮水門の遠隔化工事及び志津川管理所工事が完了し,3月末に運用を開始しました。 [事業箇所] 南三陸町 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 31 宮城県沖地震に備えた施設整備や情報ネットワークの充実 [担当部局・課室名] 土木部 河川課 事 業 全体計画(事業期間) 事 業 量 量 及 び 事 事業主体 ○防潮水門緊急整備事業 ・遠隔操作化(無線化含む) 13水門 (平成17年度∼平成20年度) 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 県 ・対策工事 9箇所 ( 事 業 費 (注)事業費欄の( 942,000 − )は,前年度繰越事業に係る決算額内書きであることを示しています。 - 113 - 329,140) 445,770 [うち県決算額] ( 329,140) 445,770 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−1 地震に強い県土づくりの推進 5−1 ‖水管橋耐震化促進事業‖【重点】 [事業概要] 安定給水に向け,近い将来,高い確率で発生が予想される宮城県沖地震等の大規模地震対策として,水管橋の耐震化を 図ります。 企業局所管水管橋87橋の内,対策必要箇所55橋について,対策を講じるものです。 ・大崎広域水道用水供給事業 :30橋の内,対策必要箇所17橋 ・仙南・仙塩広域水道用水供給事業:38橋の内,対策必要箇所28橋 ・工業用水道事業 :19橋の内,対策必要箇所10橋 仙 塩:14橋の内,対策必要箇所7橋 仙 台 圏:5橋の内,対策必要箇所3橋 仙台北部:大崎広域水道と共架 [平成18年度の実施状況] 実施については,優先順位を付け,上位順から詳細設計9橋,施工4橋を実施しました。 ・大崎広域水道用水供給事業 :(詳細設計=高田,西川水管橋) <施工=高倉水管橋(仙台北部工業用水道事業と共架)> ・仙南・仙塩広域水道用水供給事業:(詳細設計=名取川,蔵本,船岡,阿武隈川水管橋) <施工=名取川,阿武隈川水管橋> ・仙台圏工業用水道事業 :(詳細設計=名取川,広瀬川,七北田水管橋) <施工=名取川水管橋> [平成18年度の成果] 4橋の水管橋耐震化施工により,安定給水に大きく寄与しています。 [事業箇所] 大崎圏域,仙台圏域,仙南圏域 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 31 宮城県沖地震に備えた施設整備や情報ネットワークの充実 [担当部局・課室名] 企業局 公営事業課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 企業局所管水管橋の耐震化対策必要橋55橋 ・大崎広域水道用水供給事業 17橋 (仙台北部工業用水道は大崎広域水道橋に共架) 業 ・仙南・仙塩広域水道用水供給事業 28橋 ・仙塩工業用水道事業 7橋 量 ・仙台圏工業用水道事業 3橋 (平成17年度∼21年度) 県 事 業 費 − 事 1,596,000 - 114 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・詳細設計9橋,施工4橋 ・大崎(詳細設計2橋,施工1橋) ・仙南・仙塩(詳細設計4橋,施工2橋) ・仙台圏(詳細設計3橋,施工1橋) 415,781 [うち県決算額] 415,781 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−1 地震に強い県土づくりの推進 5−1 ‖災害等重要突発事案対策事業‖【重点】 [事業概要] 災害等の重要突発事案発生時において,警察が適時適切な指揮・活動を行うため,現場の状況をリアルタイムに把握 する必要があることから,現場映像ライブ伝送システムを整備します。 また,県警察の保有する災害対策用小型ヘリコプターの更新のために必要な操縦士・整備士の教育訓練を実施するほ か,格納庫等施設の改修等を行います。 [平成18年度の実施状況] ① 現場映像ライブ伝送システムの受信機拡張整備 平成16年度に整備した現場映像ライブ伝送システムは,送信装置4セットに対し,受信装置が1セットしかなく, 広範囲かつ多元的映像を同時に把握することができなかったことから,受信装置を3セット増設し,送信装置と同数と することで,複数情報の同時把握を可能にしました。 ② 県警察保有災害対策用小型ヘリ更新に伴う教育訓練,格納庫の改修等 操縦士・整備士の教育訓練を実施しました。 格納庫の整備を行い,航空燃料ポンプ庫の移設を行いました。 点検・整備用として構造部品の調達をいたしました。 [平成18年度の成果] ① 現場映像ライブ伝送システムの受信機拡張整備 現場映像ライブ電送システムの送信装置を3セット増設したことにより,広域又は複数の現場映像情報の同時受信が 可能となり,災害等の重要突発事案発生時に,映像による正確な現場情報をリアルタイムに把握し,適時適切な指揮・ 活動ができるようになるとともに,各種事件捜査や訓練等において有効活用することができました。 ② 県警察保有災害対策用小型ヘリ更新に伴う教育訓練,格納庫の改修等 操縦士・整備士の教育訓練を実施したことにより技量が向上し,安全に運航できるようになりました。 航空燃料ポンプ庫の移設により,格納庫へのヘリコプターの出し入れが容易になりました。 構造部品の調達により,不具合が生じても短時間に復旧することができました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 警察本部 警務課(会計課),地域課 事 事 業 量 事 業 費 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・現場映像ライブ伝送システムの受信機拡張整 備 ・県警察保有災害対策用小型ヘリ更新に伴う教 育訓練,格納庫の改修等 (平成18年度) 県 − - 115 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・現場映像ライブ伝送システム受信装置増設 ・操縦士・整備士の教育訓練 ・格納庫の改修 ・点検・整備用の構造部品の調達 62,676 [うち県決算額] 62,676 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−1 地震に強い県土づくりの推進 5−1 ‖県立学校耐震化促進事業‖【重点】 [事業概要] 生徒の安全確保及び地域防災機能の強化を図るため,旧耐震基準(昭和56年建築基準法改正以前)で建築された校舎 等について,耐震診断に基づき,必要な耐震補強を実施するものです。 [平成18度の実施状況] 平成18年度に,補強設計を18棟,補強工事を21棟実施しました。 [平成18年度の成果] 耐震補強工事を進め,平成18年度末までに87.3%の耐震補強を実施し,耐震化の向上を図りました。 [事業箇所] 県内各県立学校 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」 (平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 17 児童生徒や地域のニーズに応じた特色ある教育環境づくり 取組 31 宮城県沖地震に備えた施設整備や情報ネットワークの充実 [担当部局・課室名] 教育庁 施設整備課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体実績(事業期間) 事 業 量 事 業 費 事業主体 耐震化促進事業 平成18年度事業 県 ・耐震診断 318棟 ・補強設計 18棟 ・補強設計 197棟 ・補強工事 21棟 ・補強工事 172棟 (平成15年度∼18年度) 2,113,581 − - 116 - 455,653 [うち県決算額] 455,653 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−1 地震に強い県土づくりの推進 5−1 ‖災害ボランティア受入体制整備事業‖【重点】 [事業概要] 大規模災害時に県内外から駆けつけるボランティアの受入れが円滑,効果的かつ安全に行われるよう,災害ボランテ ィアセンターが迅速に設置できる体制の整備や災害ボランティアセンター運営スタッフの育成・確保等を行います。 [平成18年度の実施状況]〔事業主体〕 (1) 災害ボランティアセンター設置・運営訓練〔社会福祉法人宮城県社会福祉協議会〕 市町村災害ボランティアセンターの設置・運営に係る模擬訓練について,市町村社会福祉協議会職員,市町村職 員,ボランティア団体及び県派遣職員を対象に県内10箇所で実施しました。 (2) 災害ボランティア運営スタッフの養成事業〔社会福祉法人宮城県社会福祉協議会〕 災害ボランティアセンターの運営を円滑に行うため,運営スタッフ該当者に対して,災害ボランティアコーディ ネーター等の養成研修を実施しました。 (3) 災害ボランティアセンターへの派遣職員の指定〔県〕 大規模災害時等に設置される県及び市町村災害ボランティアセンターの運営スタッフとして県職員を派遣するこ ととし指定しました。 (4) 県災害ボランティアセンター支援連絡会議の開催〔県〕 平常時から災害ボランティア関係団体相互間の連携・協力を促進し,災害時における円滑かつ的確な対策を実施 できる体制の整備を図りました。 [平成18年度の成果] (1) 災害ボランティアセンター設置・運営訓練 県内10箇所で1,043名が参加し設置・運営訓練を実施したことで,市町村社会福祉協議会職員をはじめ参 加者に対して災害ボランティアセンター運営の基礎的知識の習得とその重要性等に係る意識の向上が図られました。 (2) 災害ボランティア運営スタッフの養成事業 災害ボランティアコーディネーターや県派遣職員を対象とした研修を実施(受講者:212人)することで,災 害時の運営スタッフの育成が図られました。 (3) 災害ボランティアセンターへの派遣職員の指定 270名の県職員を災害ボランティアセンターへの派遣職員として指定することにより,災害ボランティアセン ターが迅速かつ円滑な運営を行うためのスタッフ確保が図られました。 (4) 県災害ボランティアセンター支援連絡会議の開催 6月に災害ボランティア関係団体11団体により支援連絡会議を設置し,会議を2回開催して災害時での関係団 体相互間の連携・協力のあり方について検討を行いました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 33 [担当部局・課室名] 保健福祉部 社会福祉課 事 事 業 量 事 業 費 地域ぐるみの防災体制の充実 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・災害ボランティアセンター運営スタッフ養成 ・災害ボランティアセンター設置・運営訓練 ・災害ボランティア情報の発信 ・関係団体との連携 ・派遣職員の指定 (平成15年度∼) 県社協 県社協 県社協 県 県 ・災害ボランティアセンター運営スタッフ研修 ・災害ボランティアセンター設置・運営訓練 ・災害ボランティア情報の発信 ・災害ボランティアセンター派遣職員の指定 ・関係団体との連携(県災害ボランティアセンタ ー支援連絡会議の開催) − - 117 - 7,748 [うち県決算額] 7,748 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−2 食の安全・安心のための総合的な政策の展開 5−2 ‖みやぎ食の安全安心県民総参加運動事業‖【重点】 [事業概要] 消費者,生産者・事業者及び県が協働して「安全で安心できる食」の実現に取り組むことを目指し,みやぎ食の安全 安心推進条例に基づき,消費者が参加する「食の安全安心消費者モニター制度」及び生産者・事業者が自ら取り組む 「食の安全安心取組宣言」を中心に県民総参加運動を展開します。 食の安全安心消費者モニター制度は,県内に住む食の安全安心に関心のある消費者の方々にモニターとして登録して もらい,ボランティアでアンケートへの協力,各種講習会への参加等の活動を行ってもらうものです。食の安全安心取 組宣言は,生産者・事業者の食の安全安心に関する取組を消費者に伝えることにより,自らの食の安全安心への意識の 向上を図るとともに,消費者が食品を選択し購入する際の目安とすることを目的とするものです。 [平成18年度の実施状況] ① 食の安全安心消費者モニター制度事業 リーフレットを作成するとともに,みやぎ出前講座,食品表示研修会等の消費者が集まる機会に普及啓発を行いまし た。 また,消費者モニターへの情報提供を行うとともに,消費者モニター研修会を開催し,正しい知識を習得する機会の 提供や意見・情報の交換を行いました。 ② 食の安全安心取組宣言事業 パンフレット,食の安全安心取組宣言店頭掲示用ロゴマーク,ロゴマーク普及啓発ポスター,ガイドブックを作成す るとともに,生産者及び事業者関連団体が開催する各種会議等において普及啓発を行いました。 また,食品の買い上げ検査を行うことにより食品等の安全性を確認しました。 [平成18年度の成果] ① 食の安全安心消費者モニター制度事業 消費者モニター数は,426人(平成19年3月31日現在)となっております。 消費者モニター研修会を3回開催し,正しい知識の習得の機会を提供しました。 ② 食の安全安心取組宣言事業 食の安全安心取組宣言者数は,65,721生産者及び2,670事業者(平成19年3月31日現在)となってお ります。 中でも,事業者については,寿司商及び食肉の各生活衛生同業組合員並びにファミリーレストラン及びコンビニエン スストアなどにも取組宣言が拡がりました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 7 地産地消や食育を通じた需要の創出と食の安全安心の確保 [担当部局・課室名] 環境生活部 食と暮らしの安全推進課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・みやぎ食の安全安心県民総参加運動事業 ・食の安全安心消費者モニター制度事業 ・食の安全安心取組宣言事業 (平成16年度∼平成22年度) 81,000 事業主体 平成18年度事業 県 ・みやぎ食の安全安心県民総参加運動事業 ・県民総参加運動普及啓発 ・消費者モニター数426人 ・食の安全安心取組宣言者数 65,721生産者及び2,670事業者 − - 118 - 7,368 [うち県決算額] 7,368 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−2 食の安全・安心のための総合的な政策の展開 5−2 ‖水産物産地衛生管理定着事業‖【重点】 [事業概要] 食の安全・安心に対する社会のニーズが高まる中,水産食品の流通・製造現場における衛生管理の高度化を図るため, 以下の事業を実施します。 ① 産地魚市場等衛生高度化推進事業 水産物流通の拠点である産地魚市場において高度な衛生対策が求められていることから,産地魚市場開設者等が取り 組む魚市場のパイロット的な衛生対策を支援し,市場利用者の衛生意識の向上と衛生管理体制の定着を図ります。 ② 産地水産加工場衛生高度化推進事業 水産加工場において高度な衛生管理方式の導入が求められていることから,個々の水産加工業者等が取り組む加工場 での衛生対策を支援し,水産加工業者における衛生管理体制の定着を図ります。 [平成18年度の実施状況] ① 産地魚市場等衛生高度化推進事業 県内の産地魚市場が実施する衛生に関する研修やパイロット的な取り組みを支援しました。 ② 産地水産加工場衛生高度化推進事業 県内の水産加工業者の団体等が実施する衛生管理の意識高揚を図るための研修会の開催,品質・衛生管理の高度化 を図るための専門家による工場診断,品質・衛生管理体制を確立するためのSSOP(衛生管理に関する手順)の作 成,従業員教育,HACCP(危害分析重要管理点方式)導入等を支援しました。 [平成18年度の成果] ① 産地魚市場等衛生高度化推進事業 気仙沼市において,水産加工工場10カ所に対し衛生診断,SSOPの作成,気仙沼地域HACCP導入に向けた指 導に対する支援を行い,気仙沼地域における品質,衛生管理意識の向上が図られました。 また,水産加工業者等を対象とした研修会の開催等に支援を行ったことにより,気仙沼地域における品質・衛生管理 の向上が図られました。 ② 産地水産加工場衛生高度化推進事業 塩釜市の仲卸市場において,衛生診断,製品検査実施への支援を行ったことにより,衛生管理の実態把握,衛生管理 意識の向上が図られました。 また,衛生管理に関するパンフレット,ポスターの作成・配布活動に対する支援を行い,仲卸市場における衛生管理 意識の向上が図られました。 [事業箇所] 塩竈市,気仙沼市 [担当部局・課室名] 産業経済部 漁業振興課 事 (農林水産部 水産業振興課) 業 量 全体計画(事業期間) 事 ・品質・衛生管理の自主的取り組みへの支援 研修,工場診断,SSOP定着 (平成16∼18年度) 及 び 費 (単位:千円) 平成18年度事業 魚市場開 設者,水 産加工業 者等 「産地魚市場等衛生高度化推進事業」 ・気仙沼地区の水産加工工場における衛生診断 製品検査等衛生意識高揚への取組み及び水産 加工業者に対するHACCP導入等品質衛生 管理対策,研修会開催への補助 「産地水産加工場衛生高度化推進事業」 ・塩釜仲卸市場における衛生診断,製品検査等 衛生意識高揚への取組みに対する補助。 ・仲卸市場の衛生意識高揚のためのパンフレッ ト,ポスターの作成及び配布活動に対する補 助 量 − 業 事業主体 業 事 業 費 事 − - 119 - 1,500 [うち県決算額] 1,470 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−2 食の安全・安心のための総合的な政策の展開 5−2 ‖生がき安全安心対策事業‖【重点】 [事業概要] 生食用カキの食中毒の原因となるノロウイルス(NV)の浄化手法,短期間での検査手法の開発を行います。 [平成18年度の実施状況] NV代替のネコカリシウイルス(FCV)を取り込ませたカキを使用して,超音波や高圧処理による浄化促進試験を 実施しました。また,検査時間の短縮を図るため,新たな検査法であるLAMP法を応用した検査手法について検討し ました。 [平成18年度の成果] FCVを取り込ませたカキを使用しての超音波や高圧処理による浄化促進試験では,高圧処理した場合,ウイルス量 は対象区と比べ1/100に減少しました。また,LAMP法によるNV遺伝子検出に用いるプライマーを東北地方で 検出頻度の高い塩基配列を基に設計しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 7 地産地消や食育を通じた需要の創出と食の安全安心の確保 [担当部局・課室名] 産業経済部 漁港漁場整備課 事 事 業 量 業 (農林水産部 水産業基盤整備課) 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 生がき安全安心対策事業 ノロウイルスをカキ体外に排出又は不活化す るための浄化手法の開発及び短時間でウイルス を確認できる検査手法の開発 ・ノロウイルス浄化手法の確立 ・短時間での検査手法の確立 ・実証施設でのパイロット事業 ・浄化マニュアルの作成 県 ・FCVを取り込ませたカキを使用しての浄化 促進試験 ・LAMP法を応用した新たな検査手法の開発 (平成16年度∼19年度) 事 業 費 − − - 120 - 8,316 [うち県決算額] 8,316 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−2 食の安全・安心のための総合的な政策の展開 5−2 ‖有用貝類毒化監視対策事業‖【重点】 [事業概要] 本県産二枚貝のうち,産業上重要な種類について,消費者に安全・安心な供給を図るため定期的に貝毒検査を行うと ともに国の定める規制値を超えた場合には出荷自主規制措置を講じ,食中毒の未然防止を図ります。 また,新たに貝毒監視対象種となったトゲクリガニについて貝毒検査による監視と生態調査を行い,監視体制の確立 を図ります。 [平成18年度の実施状況] 貝毒監視対象貝類等として,カキ,アサリ,アカガイ,ウバガイ(ホッキガイ),コタマガイ,トゲクリガニの6種 類について,定期的にマウス試験法(公定法)による貝毒検査を計198回行いました。 トゲクリガニについては,貝毒検査による毒量の推移の確認及び本県沿岸域における移動性,食性等の生態解明調査 を行いました。 [平成18年度の成果] 貝毒監視体制の強化を図り,麻痺性貝毒の発生による出荷自主規制措置を14件講じ,貝毒をもった貝類の流通を防 止し,貝毒による食中毒を未然に防止しました。 トゲクリガニについては,貝毒検査による毒量の推移及び生態解明調査による沿岸域の移動性,食性等について更な る知見を得ました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 産業経済部 漁港漁場整備課 事 事 業 量 事 業 費 業 (農林水産部 水産業基盤整備課) 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 有用貝類毒化監視対策事業 県産二枚貝について定期的に貝毒検査を行 い,食中毒の未然防止を図る。 監視対象種 カキ,アサリ,アカガイ,ウバガイ(ホッキガイ),コタマガイ, トゲクリガニ 検体採取海域 カキ,アサリ 13海域 アカガイ,ウバガイ,コタマガイ,トゲクリガニ 3海域 貝毒検査 下痢性及び麻痺性 (平成17年度∼21年度) トゲクリガニ監視体制強化事業 トゲクリガニの貝毒検査による監視と不明な 点が多い生態解明のための調査を行う。 貝毒監視調査 貝毒検査による毒量の推移の確認(麻痺性貝 毒検査) 生態解明調査 本県沿岸域における移動性,食性,活動時期 の解明等 (平成17∼18年度) 県 − 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 有用貝類毒化監視対策事業 貝毒検査回数 下痢性 58回 麻痺性 合 計 225回 167回 トゲクリガニ監視体制強化事業 貝毒監視調査 麻痺性貝毒検査 年間41回 生態解明調査 本県沿岸域における移動性,食性,活動時期 の解明等 − - 121 - 4,880 [うち県決算額] 4,432 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖地域の中核的な病院整備推進事業‖【重点】 [事業概要] 救急医療を始めとする地域医療についての県民の関心は高く,より身近な地域で必要な医療を受けられる体制の整備 が望まれています。 そこで,各圏域において地域医療の拠点となる公的病院を「地域の中核的な病院」に指定するとともに,新たな施 設・設備整備について財政支援し,医療提供体制の整備促進を図っています。 [平成18年度の実施状況] 各圏域ごとに入院治療を伴う相当程度の医療を完結できる医療提供体制の整備を推進するため,「地域の中核的な病 院」のうち「公立刈田綜合病院」,「みやぎ県南中核病院」,「栗原市立栗原中央病院」,「石巻赤十字病院」の4病 院に対して,財政支援を実施しました。 [平成18年度の成果] 県が財政支援をした4つの「地域の中核的な病院」は,24時間体制での救急医療の実施や病院内に地域医療連携室 を設置して開業医などの地元医療従事者を対象とした研修会を開催するなど,各圏域において地域医療の拠点病院とし ての機能を担っております。 「公立刈田綜合病院」では,圏域内の入院率が(平成17年)の78.3%から平成18年は78.6%に,同様に 「県南中核病院」が59.6%から67.7%に,「栗原市立栗原中央病院」が61.8%から71.0%に,「石巻 赤十字病院」が73.2%から74.9%に上昇しており,より身近な地域で必要な医療が受けられる体制の整備が図 られました。 [事業箇所] 仙南圏域,栗原圏域,石巻圏域 [担当部局・課室名] 保健福祉部 医療整備課 事 事 業 量 事 業 費 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・地域の中核的な病院(7病院)の施設・設備 整備支援 (平成12年度∼) 市町村 (一部事 務組合) ・地域の中核的な病院(4病院)の施設・設備 整備支援 − − - 122 - 541,752 [うち県決算額] 541,752 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖救急医療体制強化推進事業‖【重点】 [事業概要] 救急医療の担当医師不足の緩和及び県内救急医療体制の充実を図るため,救急科専門医の養成・救急関係医等に対する 研修・救急搬送時間の短縮化に向けた研究事業等の取り組みを実施します。 [平成18年度の実施状況] 平成18年度に開設された「東北大学病院高度救命救急センター」の機能・人的資源・ノウハウを最大限活用し,事業 を効果的に実施するため,本事業は東北大学病院に委託して実施しました。 救急科専門医の養成事業においては,高度救命救急センター医員に対する救急科専門医としての教育指導を実施しまし た。また,救急関係医に対する研修事業においては,研修会を53回,シンポジウムを10回開催しました。 このほか,救急搬送時間の分析研究のため,関係する医療機関や消防機関の協力により平成17年度以降の救急事案に ついて分析を行いました。 [平成18年度の成果] 救急科専門医の養成事業については,3人のセンター医員に対して救急科専門医としての教育指導を実施しました。 また,救急関係医に対する研修事業においては,研修会では延べ約1300人の医師・看護師等の受講者があったほか,シ ンポジウムにおいては災害時の対処について約600人の参加を得,医療関係者の資質の向上や一般市民の災害医療への啓発 が図られました。 このほか,救急搬送時間の短縮化に向けた研究事業等においては,平成17年度以降の救急事案について,仙台市内の 関係医療機関や消防機関のデータ分析を行いましたが,今後は調査対象を拡大するなどし,より詳細な分析を行っていき ます。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 19 安心できる地域医療の充実 [担当部局・課室名] 保健福祉部 医療整備課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) ・救急医療体制強化推進事業 事 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・救急科専門医養成事業(3名) ・救急関係医研修等事業(研修会 53回 1,300人 シンポジウム 1回,600人) ・地域救急医療体制構築研究事業(平成17∼18年度 の救急事案に係る分析) (平成18年度∼平成20年度) 業 量 事 業 費 138,000 − - 123 - 39,980 [うち県決算額] 39,980 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖救急医師養成事業‖【重点】 [事業概要] 救急医療の担当医師不足の緩和及び県内救急医療体制の充実を図るため,外科や内科等の医師を対象に心肺蘇生法等の 研修会・講演会等を行う「救急医師養成事業」を実施します。 [平成18年度の実施状況] 救急医師養成事業においては,延べ26回の救命処置教育及び外傷処置教育事業を実施したほか,救急医療に関する訓 練や講演会を延べ5回開催するなど,普及啓発活動を実施しました。 [平成18年度の成果] 救命・外傷処置教育事業については各病院や診療所から延べ505人,救命措置の標準化等に係る訓練・研修会・講演 会に延べ176人が参加し,参加医師の資質の向上が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 19 安心できる地域医療の充実 [担当部局・課室名] 保健福祉部 医療整備課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 県 ・救急医師養成事業 事 (平成16年度∼) 業 量 事 業 費 38,746 − - 124 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・救命処置教育事業(25回,455人) ・外傷処置教育事業(1回,50人) ・救急処置の標準化等に係るその他事業 (5回,176人) ・普及啓発事業(備品貸出61件,91日 AEDに係るアンケート調査) 5,999 [うち県決算額] 5,999 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖小児救急医療対策事業‖【重点】 [事業概要] 小児の保護者の育児不安を解消するとともに小児科初期救急医療体制を補完し,患者の症状に応じた適切な医療提供 体制の構築を図ります。また,小児科医の不足を補完するため,小児の診療に当たる内科医等に対して小児救急医療に 必要な知識と関心を持った医師を養成し,小児救急搬送患者の受入促進を図ります。 [平成18年度の実施状況] 「こども休日夜間安心コール事業」を実施しました。 また,内科医師等を対象に小児救急医療に関する研修会を開催しました。 [平成18年度の成果] 「こども休日夜間安心コール事業」として保護者等からの電話相談受付件数は1,595件ありました(県医師会に 委託して実施)。 小児救急医療研修事業として研修会を4回開催し延べ158人の受講がありました(県医師会に委託して実施)。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 医療整備課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 ・こども休日夜間安心コール事業 ・小児救急医療研修会の開催 (平成17年度∼平成21年度) 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・こども休日夜間安心コール事業(電話相談) (相談件数 1,595件) ・小児救急医療研修会の開催 (4回,158人) − 6,310 [うち県決算額] 6,310 量 事 業 費 51,924 - 125 - 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖AED(自動体外式除細動器)による緊急救命措置普及事業‖【重点】 [事業概要] 非医療従事者によるAED(自動体外式除細動器)の使用によって緊急救命措置普及を図り,救急患者の救命率の向 上を図ります。 [平成18年度の実施状況] 平成17年8月から県庁やスポーツ施設等の県有施設にAEDの設置を行っており,平成18年度には,気仙沼合同 庁舎,高等看護学校,子ども総合センター(本館・中央児童館),リハビリテーション支援センター,精神保健福祉セ ンター,視覚障害者情報センターの合計7つの施設に1台ずつAEDを配置しました。 [平成18年度の成果] 「非医療従事者が使用する自動体外式除細動器(AED)の設置及び普及啓発に関する基本方針」に基づき啓発を図 ったほか,市町村等でもAEDの配置が図られました。また,県職員等を対象にAED救急法講習会を4回実施しまし た。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 医療整備課 事 業 全体計画(事業期間) 事 業 量 及 び 事 事業主体 ・AEDによる緊急救命措置普及事業 ・AED救急法講習会 (平成17年度∼平成18年度) 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・県有施設へのAEDの配置(7カ所) ・AED救急法講習会の開催(4回,86人) 量 事 業 費 8,233 − - 126 - 2,102 [うち県決算額] 1,780 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖自治体病院開設者協議会支援事業‖【重点】 [事業概要] 地域医療の中心である自治体病院等の医師確保対策として,宮城県自治体病院開設者協議会が行う医師確保対策事業 について支援します。 [平成18年度の実施状況] 県内自治体病院等の医師不足の状況等を把握するための医師需要調査を実施するとともに,自治体病院等紹介パンフ レットの作成・配布等を行いました。 [平成18年度の成果] 医師需要調査により医師不足の状況を的確に把握するとともに,自治体病院等紹介パンフレットについては,全国の 医師及び医学生に対する本県のドクターバンク制度,修学資金等貸付事業等のPRに活用されました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 医療整備課 事 事 業 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・医師需要調査の実施 ・自治体病院等紹介パンフレットの作成・配布 ・医師確保対策専門委員会の開催 ・研修会の開催 宮城県自 治体病院 開設者協 議会 ・医師需要調査の実施 ・自治体病院等紹介パンフレットの作成・配布 (平成14年度∼) 量 事 業 費 − − - 127 - 950 [うち県決算額] 950 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖自治体病院等臨床研修支援事業‖【重点】 [事業概要] 医師不足地域での自治体病院等の臨床研修医の確保を促進するとともに,臨床研修後の地域医療に従事する医師の確 保を図るため,医師不足地域での自治体病院等が行う臨床研修事業に対し国庫補助外で支援を行います。 [平成18年度の実施状況] 医師不足地域での自治体病院等が行う臨床研修事業に対する補助を実施しました。 [平成18年度の成果] 補助対象となる7つの自治体病院等に対し補助を行った結果,地域の中核的な病院における研修医の確保につながる とともに,研修医の地域医療への理解や定着も図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 保健福祉部 安心できる地域医療の充実 医療整備課 事 事 19 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・医師不足地域での自治体病院等が行う臨床研 修事業に対する補助を実施 県,自治 体病院等 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・7つの自治体病院等に対し補助を実施 (平成16年度∼平成19年度) 業 量 事 業 費 55,200 − - 128 - 20,400 [うち県決算額] 20,400 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖宮城県ドクターバンク事業‖【重点】 [事業概要] 全国から県内自治体病院に勤務する医師を募集し,配置することにより,地域医療の中心である自治体病院の医師確 保を支援します。 [平成18年度の実施状況] 5月15日から8月25日までを募集期間とし,県ホームページや県政だより及び医事情報誌等への募集情報掲載, 全国の医科系大学・附属病院及び臨床研修病院へのポスター・パンフレット配布等による幅広い周知とPRを実施する とともに,県内高校等の協力による本県出身医師へのダイレクトメール発送,首都圏の医科系大学・附属病院や県内主 要病院への訪問・説明,東北大学医学部での事業説明会等を実施しました。 [平成18年度の成果] 2人の医師を県職員として採用し(採用内定2人),県内自治体病院に配置しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 保健福祉部 業 安心できる地域医療の充実 医療整備課 事 事 19 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・募集活動の実施 ・県内自治体病院に勤務する医師を募集し配置 ・毎年度5人,計5年度で25人を目標 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・募集活動の実施 ・2人の医師を採用し配置(採用内定2人) (平成17年度∼平成21年度) 量 事 業 費 − − - 129 - 5,209 [うち県決算額] 4,727 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖医学生修学資金等貸付事業‖【重点】 [事業概要] 将来,知事が指定する県内自治体病院・診療所に勤務する意志のある医学部学生,大学院生及び臨床研修医・専門研 修医を対象に修学資金等を貸し付け,将来的に地域医療に従事する医師を確保します。 [平成18年度の実施状況] 5月15日から8月25日までを募集期間とし,県ホームページへの募集情報掲載,全国の医科系大学へのポスタ ー・パンフレット配布等による幅広い周知とPRを実施するとともに,県内高校の協力による本県出身医学生へのダイ レクトメール発送,首都圏の医科系大学への訪問・説明,東北大学医学部での事業説明会等を実施しました。 [平成18年度の成果] 医学部学生19人から応募申込があり,予算枠の中で,11人を貸付者として決定し貸付けを行いました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 保健福祉部 安心できる地域医療の充実 医療整備課 事 事 19 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・将来県内自治体病院等に勤務する意志のある 医学部学生等を対象に毎年度10人に貸付け ・募集活動の実施 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・医学部学生11人に貸付け ・募集活動の実施 業 (平成17年度∼) 量 事 業 費 − − - 130 - 53,300 [うち県決算額] 53,195 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖地域医療システム学講座設置事業‖【重点】 [事業概要] 東北大学大学院医学系研究科に「地域医療システム学講座」を県の寄附により設置し,地域医療システム及び医療機 関のネットワークに関する研究を行い,その成果を本県の地域医療の向上及び医師確保対策に還元します。 [平成18年度の実施状況] 今後の研究のための基礎データの分析を行ったほか,地域医療システムの構築に向けた検討作業に着手しました。 また,医師不足や医師の確保と育成をテーマにした公開シンポジウムを開催しました。 [平成18年度の成果] 今後の本県の地域医療システムのあり方を検討するための基礎データが分析されるとともに,公開シンポジウムの開 催により,地域医療に係る県民等への啓発も図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 保健福祉部 安心できる地域医療の充実 医療整備課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 19 ・地域医療システムに関する研究 ・医療機関のネットワークに関する研究 ・研究成果の情報発信 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・地域医療の充実に向けた医療システムの検討 に用いるデータ分析 ・シンポジウムの開催 業 (平成17年度∼平成19年度) 量 事 業 費 120,000 − - 131 - 40,000 [うち県決算額] 40,000 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖地域医療システム検討促進事業‖【重点】 [事業概要] 効率的な医師配置を可能にする体制づくりを支援するため,二次医療圏ごとの地域の中核的な病院を中心とした地域 医療システムの構築に向けた検討及び調整に係る経費を補助します。 [平成18年度の実施状況] 仙南医療圏及び登米医療圏の地域医療システム構築の検討に係る経費を補助しました。 [平成18年度の成果] 二次医療圏ごとの地域の中核的な病院を中心とした地域医療体制の整備に係る検討の促進につながりました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 医療整備課 事 事 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・二次医療圏の地域医療システム構築に向けた 検討及び調整に係る経費を補助 地区地域 医療対策 委員会等 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・2地域を対象に補助を実施 業 (平成17年度∼平成18年度) 量 事 業 費 5,938 − - 132 - 2,000 [うち県決算額] 1,401 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖地域リハビリテーション医療体制整備推進事業‖【重点】 [事業概要] 市町村等が行う地域リハビリテーション医療体制の整備に要する経費を対象に,一定期間補助金を交付することに より,リハビリテーション関係施設基準の取得を支援し,各二次医療圏におけるリハビリテーション医療体制の充実 を図ります。 [平成18年度の実施状況] 栗原市に対して,財政支援を実施しました。 [平成18年度の成果] 栗原市において,理学療法士1人,作業療法士1人,言語聴覚士1人の専門職員を確保し,低周波治療器2台の医 療機器を購入し,1回の研修会を開催し,より身近な地域で必要なリハビリテーション医療が受けられる体制の整備 が図られました。 [事業箇所] 栗原圏域 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 保健福祉部 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 費 安心できる地域医療の充実 医療整備課 事 事 業 量 19 及 び 事 事業主体 ・地域リハビリテーション医療体制整備推進 支援 (平成18年度∼平成20年度) 38,115 市町村 (一部事 務組合) − - 133 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・地域リハビリテーション医療体制整備推進 支援 5,000 [うち県決算額] 5,000 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖高齢者リハビリテーション促進事業‖【重点】 [事業概要] 県内において提供量の少ない介護予防の訪問リハビリテーション(介護予防訪問リハビリテーションを含む。)の提 供を開始する事業者に対して補助を実施します。 [平成18年度の実施状況] 介護老人保健施設において訪問リハビリテーションの事業を開始する医療法人に対して補助を実施しました。 [平成18年度の成果] 補助を受けた医療法人が運営する介護老人保健施設が,訪問リハビリテーションの提供事業所がない高齢者保健福 祉圏域内において訪問リハビリテーションの提供を開始しました。 [事業箇所] 仙南地域高齢者保健福祉圏域 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 保健福祉部 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 費 安心できる地域医療の充実 長寿社会政策課 事 事 業 量 19 及 び 事 事業主体 ・高齢者リハビリテーション促進補助金 (平成18年度∼) 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 医療法人等 ・補助実施事業所 − − - 134 - 1施設 676 [うち県決算額] 676 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖県リハビリテーション支援センター機能整備事業‖【重点】 [事業概要] 平成18年4月に開設したリハビリテーション支援センターにおいて,県全体を対象とした専門的な技術支援や調 査・研究,リハビリテーション専門職の確保・育成など,本県における地域リハビリテーション推進の中核的な役割を 担う機能の整備を図ります。 [平成18年度の実施状況] ・各圏域の課題・ニーズを把握するため,地域リハビリテーション広域支援センター(保健福祉事務所)との連絡会 議を開催するとともに,各圏域からの要請に応じて専門スタッフを派遣し,技術的な支援を行いました。 ・リハビリテーション資源に関する調査・研究や新たなリハビリテーションプログラムの開発を行いました。 ・住民からのリハビリテーションに関する相談を受けて必要なサービスの調整を行う人材である「地域リハビリテーシ ョンコーディネーター」の養成研修を行うとともに,リハビリテーション専門職研修や本県初の試みである「みやぎ OT・PT・ST合同就職説明会」を開催しました。 ・インターネットによりリハビリテーションに関する情報を総合的に提供するWebサイトの構築作業を行いました。 [平成18年度の成果] ・専門スタッフ(主に言語聴覚士)が県内各地において,コミュニケーション障害や摂食・嚥下障害を有する方々に対 する支援を行いました。 ・「失語症マニュアル」や「摂食・嚥下機能チェックリスト表」,「自動車改造支援の手引き」等の作成し,地域リハ ビリテーション従事者等が相談・支援活動を行う上で活用できるよう普及・啓発を行いました。 ・地域リハビリテーションコーディネーターを養成するとともに,リハビリテーション専門職の資質の向上を図りまし た。また,県内に従事するリハビリテーション専門職の従事実態を明らかにするととに,「みやぎOT・PT・ST 合同就職説明会」の開催により,県内の11施設(病院や介護老人保健施設)において専門職が確保されました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 保健福祉部 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・県リハビリテーション支援センター機能整備 事業 (平成18年度∼平成22年度) 県 ・地域リハビリテーション広域支援センター連 絡会議の開催 2回 ・リハビリテーション情報システムの構築 ・専門スタッフの派遣 50回 ・リハビリテーション専門職従事状況調査の実 施 ・リハビリテーションプログラム等の開発 5件 ・地域リハビリテーションコーディネーター研 修(養成研修・専門研修)の実施 ・リハビリテーション専門職研修の実施 ・みやぎOT・PT・ST合同就職説明会の開 催 業 量 事 業 費 安心できる地域医療の充実 健康対策課(健康推進課) 事 事 19 26,300 − - 135 - 5,454 [うち県決算額] 5,454 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖リハビリテーション支援センター整備事業‖【重点】 [事業概要] 障害者更生相談所と診療所機能を有する肢体不自由者更正施設である拓杏園を統合して,地域リハビリテーション推進 の中核的な役割を担うリハビリテーション支援センターを設置します。 [平成18年度の実施状況] リハビリテーション支援センターの機能が十分に発揮されるように,その庁舎として使用する拓杏園の改修工事,耐震 工事,備品設備等の整備を行いました。 [平成18年度の成果] リハビリテーション支援センターを設置し,地域リハビリテーション支援体制が強化されました。 [事業箇所] 仙台市若林区南小泉4丁目地内 [担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・庁舎の改修工事,耐震工事,備品設備等の施設整 ・庁舎の改修工事,耐震工事,備品設備等の施設整 県 備 備 事 (平成18年度) 業 量 事 業 費 − - 136 - 65,946 [うち県決算額] 65,946 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖リハビリテーション職員研修会開催支援事業‖【重点】 [事業概要] リハビリテーション関係職員(OT,PTなど)の資質向上を図り県内のリハビリテーション体制の充実を図るため、 これら職員を対象として開催する研修会の開催経費を助成し,その開催を支援・促進します。 [平成18年度の実施状況] リハビリテーション関係職員研修会開催を希望する「みやぎ地域リハビリテーション懇話会」及び「医療法人将道 会」に対して,財政支援を実施しました。 [平成18年度の成果] 「第6回みやぎ地域リハビリテーション懇話会学術集会」及び「第88回総合南東北病院メディカルカンファラン ス」の2つの研修会が開催され,それぞれ83人,144人が受講し,リハビリテーションに関する知識や技術の向上 が図られました。 [事業箇所] 岩沼圏域,栗原圏域 [担当部局・課室名] 保健福祉部 医療整備課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 及 び 事 事業主体 ・リハビリテーション職員研修会の開催支援 (平成17年度∼平成18年度) − 各医療 団体等 − - 137 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・リハビリテーション職員研修会の開催支援 400 [うち県決算額] 144 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖福祉用具プランナー研修事業‖【重点】 [事業概要] 福祉用具プランナー研修の実施により,福祉用具を必要とする高齢者や障害者に対し,必要な福祉用具選択の援助, 適切な使用計画の策定,利用の支援及び適用状況をモニターし評価までを行うことのできる中級程度の専門家を養成し, 助言・指導を行う体制整備を図ります。 [平成18年度の実施状況] 社団法人日本福祉用具供給協会と共催し,平成18年10月20日から11月19日までの計7日間,宮城県介護研 修センターにおいて研修を実施しました。 [平成18年度の成果] 福祉用具プランナー研修修了者数は22人で,福祉用具に関しての専門知識と技術を習得し,資質の向上が図られま した。 福祉用具プランナーによる福祉用具の助言,指導の体制整備が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 保健福祉部 事 業 費 安心できる地域医療の充実 長寿社会政策課 事 事 業 量 19 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・福祉用具プランナー研修の実施により,福 祉用具プランナーを養成し,福祉用具に関 する助言,指導を行う体制を整備。 (平成17年度∼平成21年度) 県 ・社団法人日本福祉用具供給協会宮城県ブロ ックと共催し福祉用具プランナー研修を実 施。 − - 138 - 500 [うち県決算額] 500 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖地域リハビリテーション支援体制整備事業‖【重点】 [事業概要] 高齢者や障害者が住み慣れた地域で自立した生活を送るために必要なリハビリテーションサービスが,総合的かつ一 貫性をもって提供できるよう,地域リハビリテーション支援体制を整備します。 [平成18年度の実施状況] ・リハビリテーションに係る施策の推進に関する重要事項を審議するため,県リハビリテーション協議会を開催すると ともに,各種課題に関する調査・検討を行うため,3つの専門部会を設置・運営しました。 ・地域リハビリテーション広域支援センターに指定されている各保健福祉事務所が中心となって,保健・医療・福祉関 係者から構成される地域リハビリテーション検討会の開催や先導的な取組を行う地区に対する重点的な支援,市町村 等からの要請に基づいて技術的な支援を行うとともに,人材育成支援,普及啓発等を実施しました。 ・保健福祉事務所が医療的側面からの指導・助言を得るために,圏域ごとに地域リハビリテーション協力病院の指定を 行いました。 [平成18年度の成果] ・リハビリテーション協議会において「総合リハビリテーション体制整備に係る具体的取組計画」(平成17年2月) の進行管理や今後必要な施策等について検討を行うとともに,専門部会において市町村支援や地域における関係機関 間の連携の在り方,医療提供体制の現状と課題等の検討を行いました。また,各圏域においても地域リハビリテーシ ョン検討会を開催し,地域の課題の解決に向けた具体的な検討を行いました。 ・県内5地区においてリハビリテーション体制の充実に向けた先導的な取組を行うとともに,市町村等からの要請に基 づいて専門スタッフを派遣し,技術的な支援を行うことにより,困難事例の解決や市町村事業の円滑な実施が図られ ました。 ・リハビリテーション専門研修の実施により,地域リハビリテーション従事者等の資質向上が図られました。 ・一般県民等を対象とした講演会や福祉機器展の開催により,リハビリテーションに関する知識の普及が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 保健福祉部 安心できる地域医療の充実 健康対策課(健康推進課) 事 業 量 全体計画(事業期間) ・地域リハビリテーション支援体制整備事業 (平成12年度∼平成21年度) 及 び 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 県 ・宮城県リハビリテーション協議会及び専門部 会の開催 7回 ・地域リハビリテーション検討会の開催 14回 ・地域リハビリテーションモデル地区推進事業 の実施 5地区 ・地域リハビリテーション啓発事業の実施 7回 ・地域リハビリテーション協力病院の指定 12病院 ・市町村等への技術的支援 403回 ・リハビリテーション専門研修の実施 18回 業 量 110,099 事 事業主体 事 事 業 費 19 − - 139 - 11,348 [うち県決算額] 11,348 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖高次脳機能障害者支援事業‖【重点】 [事業概要] 高次脳機能障害者等が医療機関から在宅,そして社会参加へと円滑に移行できるように高次脳機能障害者等に対し, 相談支援,専門的な評価や通所によるリハビリテーション等を実施します。また,保健医療福祉関係者等の資質の向上 を図るための研修会等を開催します。 [平成18年度の実施状況] リハビリテーション支援センターを支援拠点施設として,4人の支援コーディネーターを配置し,拠点病院である東 北厚生年金病院の協力のもと,相談支援,専門的な評価や通所によるリハビリテーション等実施しました。 また,各保健福祉事務所では,圏域の関係者を対象に高次脳機能障害理解のための研修等を開催しました。 [平成18年度の成果] リハビリテーション支援センターでは延べ35件,各保健福祉事務所では延べ91件の相談に対応し,地域で生活し ている高次脳機能障害者等やその家族が抱えている問題の解決に向けた支援を行いました。また,通所リハビリテーシ ョンについては,5人の利用がありました。 研修については,全圏域対象に5回,各圏域においてはそれぞれ1∼3回開催し,延べ788人が参加しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課 事 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・高次脳機能障害者相談 ・高次脳機能障害者研修 ・高次脳機能障害者支援担当者養成研修 ・高次脳機能障害者通所支援プログラム 業 量 及 び 事 事業主体 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・高次脳機能障害者相談 123日 ・高次脳機能障害者研修 15回 ・高次脳機能障害者支援担当者養成研修 2回 ・高次脳機能障害者通所支援プログラム 1クール,16回 (平成18年度∼) − - 140 - 1,726 [うち県決算額] 1,726 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−3 地域医療水準の向上と救急医療体制等の強化 5−3 ‖新型インフルエンザ対策事業‖【重点】 [事業概要] 宮城県新型インフルエンザ対応行動計画(平成17年12月策定)に基づき,抗インフルエンザウイルス薬(タミフル) の備蓄を行うことにより,新型インフルエンザ大規模流行時における同薬の適正な流通体制の確保を図ります。また,発 生時における疫学調査や患者の移送時に装着する個人感染防護装具(ガウン,マスク等)の備蓄や医療提供体制等の整備 を図ります。 さらに,新型インフルエンザの発生時において県民,医療従事者,保健所職員等が適切な行動をとれるよう具体的行動 マニュアルを整備します。また,研修会や訓練の開催等により基礎知識や技術の習得を図るとともに,新型インフルエン ザ対策の普及・啓発に努めます。 [平成18年度の実施状況] 新型インフルエンザの発生に備え,抗インフルエンザウイルス薬(タミフル)を9万8千人分,1人10カプセル換算 で98万カプセル備蓄するとともに,個人感染防護装具,インフルエンザ迅速診断キット,患者発生時におけるトリアー ジ用陰圧テント等を整備しました。また,インフルエンザ感染予防啓発ポスターを作成,関係機関への配布により普及啓 発に努めました。 さらに,県医師会の協力の下,平成18年10月から12月にかけて,県内7圏域で「新型インフルエンザに関する研 修会」を開催し,感染症の専門家による講演等を行いました。また,平成19年1月29日には,感染症に携わる保健所 職員等を対象とした「個人感染防護装具着脱訓練」を実施しました。 [平成18年度の成果] 抗インフルエンザウイルス薬(タミフル)を9万8千人分備蓄するとともに,個人感染防護装具やトリアージ用陰圧テ ント等を購入し,新型インフルエンザ大規模流行時に備えた体制整備を進めました。 また,インフルエンザ感染予防の咳エチケットに関するポスターを作成し,各市町村や学校,社会施設のほか県内全医 療機関など約1,900箇所(仙台市を除く)に配布することにより,感染症予防に対する啓発を図りました。 「新型インフルエンザに関する研修会」には,医師,感染症指定医療機関担当者,関係自治体担当者等,7会場で計約 800人が参集し,新型インフルエンザ対策の普及・啓発が図られたほか,感染症に直接携わる保健所職員等が「個人感 染防護装具着脱訓練」を行うことによって,感染防止に対する知識及び迅速に対応するための技術の習得がなされました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 20 生涯を豊かに暮らすための健康づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 健康対策課(疾病・感染症対策室) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 事業主体 ・抗インフルエンザウイルス薬(タミフル)の備 蓄 ・患者トリアージ用陰圧テントの整備 ・防疫及び予防啓発 ・新型インフルエンザに関する研修会・訓練の開 催 ・新型インフルエンザ患者に係る医療提供体制の 確保 (平成17年度∼) 259,928 県 − - 141 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・抗インフルエンザウイルス薬(タミフル)の備 蓄 ・患者トリアージ用陰圧テントの整備 ・防疫及び予防啓発 ・新型インフルエンザに関する研修会・訓練の開 催 240,803 [うち県決算額] 238,457 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖水循環保全基本計画及び流域水循環計画策定事業‖【重点】 [事業概要] 計画的な用水の活用による水循環への負荷の低減,豊富な生物が生息できる環境の確保及び人間の社会生活の営みに 不可欠な代替性の無い資源である水の持続的な確保を図るため,「ふるさと宮城の水循環保全条例」第7条に規定する 水循環保全基本計画及び第12条に定める流域水循環計画を策定します。 [平成18年度の実施状況] ・水循環保全基本計画の策定について,環境審議会から答申を得ました。 ・環境審議会水循環保全基本計画策定専門委員会を開催し,専門的な立場からの水循環保全基本計画に対する意見を 得ました。 ・国,仙台市及び庁内の関係機関からなるワーキンググループから,水循環保全基本計画についての,意見収集と調 整を行いました。 ・パブリックコメントを実施しました。 ・鳴瀬川流域水循環計画の策定に着手しました。 [平成18年度の成果] 水循環に関する県民意識調査を実施するとともに,基本計画の「基本理念」,「流域分割」,「現状と課題」,「目 標の設定」について,環境審議会専門委員会及びワーキンググループで検討し,基本計画案を策定しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 29 [担当部局・課室名] 環境生活部 環境対策課 事 事 業 量 事 業 費 豊かな自然環境,生活環境の保全 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・環境審議会水循環保全基本計画策定専門委員 会の設置 ・国,仙台市及び庁内の関係機関からなるワー キンググループの設置 ・水循環保全基本計画の策定 ・流域水循環計画策定検討委員会の設置 ・流域水循環懇談会の設置 ・流域行政部会の設置 ・流域水循環計画(5か所)の策定 (平成17年度∼25年度) 県 ・水循環保全基本計画の策定 ・環境審議会水循環保全基本計画策定専門委員 会の意見聴取 ・国,仙台市及び庁内の関係機関からなるワー キンググループの意見聴取及び調整 ・環境審議会から答申 ・鳴瀬川流域水循環計画の策定に着手 ・流域計画策定のために,庁内関係機関からな るワーキンググループを設置 54,330 − - 142 - 5,111 [うち県決算額] 5,111 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖仙台湾の水循環健康診断事業‖【重点】 [事業概要] 平成18年度は,「ふるさと宮城の水循環保全条例」(平成16年度策定)に基づく水循環保全基本計画等の策定年度 に当たり,関係事業の重点化が求められています。一方,基本計画の対象となっている仙台湾においては貧酸素水や赤潮 等による環境悪化が漁業資源に悪影響を与えていることが懸念されています。このような背景から,本事業では,仙台湾 を対象に,環境と産業の双方の基礎資料となるような調査を実施することで,水循環保全基本計画や漁場保全施策の検討 に資する情報の収集と整理を行います。 [平成18年度の実施状況] ① 底生生物・底質分布調査 仙台湾の底生生物出現状況及び底質分布を明らかにするためのサンプリング調査を実施しました。 また,得られたデータを基に,仙台湾における底生生物・底質分布の変遷を検討しました。 ② 着底稚仔魚調査 仙台湾沿岸等の稚仔魚着底域での環境を把握するため,異体類(ヒラメ・カレイ類)を指標に取り上げ,これら稚仔魚 の分布及び生育状況を調査しました。 ③ 貧酸素水分布調査 貧酸素水(主に溶存酸素量4.2mg/L以下の孤立した水塊)の発生範囲を把握し,その生成要因を解明するためのモニタ リング調査を実施しました。 ④ 魚類斃死状況調査 魚類斃死に係る分布,発生頻度等の実態を把握するための聞き取り調査を実施しました。 ⑤ 海の健康診断 ・ ・ ・ ・ ・ 海洋政策研究財団が考案した海の健全度を評価する「海の健康診断」を仙台湾に適用しました。 [平成18年度の成果] ① 底生生物・底質分布調査 底生生物は,多毛類が個体数,種類数ともに優占しており,仙台湾が過栄養域あるいは汚染域に移りつつあることが示 唆されました。一方,底質は沿岸域や北部海域の一部で悪化傾向が認められました。 ② 着底稚仔魚調査 サンプルとして7種類の異体類を入手することができました。いくつかの異体類で生息環境の違いによる成長速度への 影響を確認しました。 ③ 貧酸素水分布調査 定期定点調査により,各調査点のデータを蓄積し,時期別に貧酸素水の発生分布図を作成することができました。また, 貧酸素水が認められた調査点は底層水温が低く,閉鎖的な水塊を形成していることが分かりました。 ④ 魚類斃死状況調査 平成18年度の魚類斃死状況を整理した結果,当年度の魚類斃死が例年よりも広範囲で認められました。この結果を基に, 貧酸素水塊と斃死との関連を検討しました。 ⑤ 海の健康診断 上記①∼④の調査結果を踏まえ,開放系の湾としては仙台湾ではじめて「海の健康診断」の一次診断を実施しました。 その結果,物質循環の円滑さについて問題のあることが明らかになりました。 [事業箇所] 仙台湾域 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 競争力のある農林水産業への転換 [担当部局・課室名] 産業経済部 漁港漁場整備課 (農林水産部 水産業基盤整備課) - 143 - 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 事業主体 県 ・海の健康診断 ・底生生物,底質調査 ・着底稚仔魚調査 ・貧酸素水の分布調査 ・貧酸素水塊発生源調査 ・魚類斃死状況調査 ・広報,啓蒙活動 (平成18年度∼21年度) 平成18年度事業 調査関係; ・海の健康診断の一次診断 ・底生生物,底質調査 ・着底稚仔魚調査(東北大学に委託) ・貧酸素水の分布調査 ・魚類斃死状況調査 報告会等; ・海区漁業調整委員会 ・海の健康診断委員会 ・仙台湾小型漁船漁業振興協議会 量 事 業 費 (単位:千円) 16,400 − - 144 - 6,000 [うち県決算額] 6,000 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖金華山島森林復元事業‖【重点】 [事業概要] 南三陸金華山国定公園の特別保護地区に指定されている金華山島では,生態系の根幹をなす森林の稚樹がシカに採食さ れ,草原化が進行しているため,植生の生育状況及びシカの生息調査を実施し,生態系の実態を把握するとともに,シカ の侵入を防止し,森林の育成を図るための柵(防鹿柵)を設置します。 [平成18年度の実施状況] 防鹿柵を1200m設置しました。 [平成18年度の成果] 約2haのシカ侵入防止・森林育成の区域が創出されました。 [事業箇所] 金華山島(石巻市) <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 29 豊かな自然環境,生活環境の保全 [担当部局・課室名] 環境生活部 自然保護課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 県 ・防鹿柵の設置(囲込み面積6ha) (単位:千円) 平成18年度事業 ・防鹿柵の設置(囲込み面積2ha) 事 (平成17年度∼19年度) 業 量 事 業 費 34,807 − - 145 - 12,442 [うち県決算額] 12,442 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖傷病鳥獣救護システム事業‖【重点】 [事業概要] 県民の自然環境への関心が高まる中,傷病野生鳥獣の救護要請が増加しており,本県では,県が協力依頼した動物病院 等やボランティアの協力を得て対応していますが,専門的な治療施設もないことから,大型獣類の救護や野生復帰に向け たリハビリが困難になっている等の課題が生じています。 これらの課題を解消するとともに,効果的かつ機動的な救護を行うため,関係各機関及び団体が適切な役割の下に連携 した,保護から野生復帰までの一貫した救護システムの整備を図ります。 [平成18年度の実施状況] 宮城県傷病鳥獣救護システム整備検討会を4回開催し,関係機関,団体が協力した救護体制の構築や,救護施設の整備 等について検討を行いました。 [平成18年度の成果] 検討会での検討内容を反映し,本県の救護活動のあり方を示した「宮城県傷病野生鳥獣救護ガイドライン」を策定しま した。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 29 豊かな自然環境,生活環境の保全 [担当部局・課室名] 環境生活部 自然保護課 事 業 量 及 び 事 業 費 事 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・宮城県傷病鳥獣救護システム整備検討会の開催 ・傷病鳥獣救護システム整備 県 ・宮城県傷病鳥獣救護システム整備検討会の開催 (4回開催) 業 (平成18年度∼平成20年度) 量 事 業 費 1,500 − - 146 - 500 [うち県決算額] 500 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖リアスの森保全対策事業‖【重点】 [事業概要] 県北部沿岸地域はリアス式海岸特有の断崖・急峻な地形であるため,松くい虫被害により枯損し放置された被害木 (以下「枯損木」という。)が白骨状態のままで多数残っています。これら枯損木は景観を著しく損ねるため,本地域 の主要な産業である観光産業へ悪影響を及ぼすと共に,海上への倒壊・流出等による沿岸養殖施設等の被害も懸念され る状況となっています。 このような状態で放置し続けると地域産業の振興に深刻な支障を来す恐れがあることから,県が実施主体となって, 技術的に困難な断崖・急峻箇所の枯損木処理を実施しました。 [平成18年度の実施状況] 県北部沿岸地域の重要松林のうち,とりわけ沿岸漁業が盛んでかつ優れた景勝地である本吉町及び気仙沼市(旧唐桑 町)では,断崖部に枯損木が多数残っているものの,伐採・搬出等に高度な処理技術が不可欠であることから,県が枯 損木処理を実施しました。 事業実施にあたっては,市町の負担(負担割合 県3/4,市町1/4)を受けて実施しました。 [平成18年度の成果] 本事業の実施により,枯損木は165m3(166本)《内訳:気仙沼市74m3(85本)・本吉町91m3(81本)》を搬出し,焼却処 理しました。 [事業箇所] 県内2カ所 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 29 [担当部局・課室名] 産業経済部(農林水産部) 事 事 業 業 豊かな自然環境,生活環境の保全 森林整備課 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・松くい虫被害を受け,相当年数経過し白骨化 した枯損木処理 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・白骨化した枯損木処理 165m3 (平成18年度∼20年度) 量 事 業 費 20,000 − - 147 - 4,995 [うち県決算額] 4,995 政策方針に関する項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖みやぎ地球温暖化対策地域推進事業‖【重点】 [事業概要] 「環境立県みやぎ」の実現に向けた取組の一環として,地域からの地球温暖化対策を強力に推進します。 [平成18年度の実施状況] 宮城県の地球温暖化対策の基本となる「“脱・二酸化炭素”連邦みやぎ推進計画」(平成16年3月策定)の具体的な取 組の一環として,特定の地域における二酸化炭素排出削減のモデル的な取組の削減効果の検証を行うとともに,検証済み の取組について他地域への波及に努めました。 さらに,県,市町村,NGO等の広範な関係者が参加する地域協議会を組織し,協議会構成団体等が実施する地球温暖 化防止に向けた普及啓発事業の支援等を実施しました。 [平成18年度の成果] ① 平成16年度に二酸化炭素排出状況の診断とその削減対策を提案した岩沼臨空工業団地(岩沼市)での取組成果の検 証を実施したほか,平成17年度に検証を終えた,秋保温泉街(仙台市)及び台町商店街(大崎市(旧古川市))で の取組について,他の地域へ説明し,同様の取組の実施を呼び掛けました。 ○ 岩沼臨空工業団地 エコドライブの普及啓発用ポスター・ステッカーの作成配付及び燃費計を設置してのエコ ドライブの実施並びに各事業所での省エネ対策の実施 ・ 年間二酸化炭素削減量 約256t(18年度検証結果) (参考:秋保温泉街及び台町商店街における年間二酸化炭素削減量(17 年度検証結果) ) 秋保温泉街 約958t 台町商店街 約23t ○ 他地域への波及 県内の,3温泉旅館組合,2商店街振興組合,5商工会,3商工会議所及びこれらの上部組 織等に対して,検証済の取組を説明するとともに同様の取組の実施について要請。 ② 地球温暖化防止をテーマにした地域イベント支援や,地域,県民レベルでの温暖化防止活動を推進するための地球 温暖化防止活動推進員の活動支援などを行いました。 ○ 地域イベントの支援 ・ 石巻市「環境フェア2006」 平成18年9月3日 石巻文化センター (参加者約1,500人) ・ 大崎市「環境フェア」 平成18年9月9日 大崎市民会館 (参加者約 500人) ・ 柴田町「平成18年度柴田町環境フェア」 平成18年9月24日 槻木生涯学習センター(参加者約 600人) ・ 利府町「りふ・環境まるごとフェア」 平成18年10月29日 利府町役場 (参加者約3,000人) ※ 上記イベントの主な内容:気象予報士による地球温暖化問題の講演会,地球温暖化問題をテーマとした“戦 隊モノ”の寸劇の上演,エネルギー教室(ソーラーカー実験)の開催など。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 27 環境に配慮した社会経済システムの構築と地球環境保全への貢献 [担当部局・課室名] 環境生活部 環境政策課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 ○ 脱・二酸化炭素連邦みやぎ形成事業 県 ・「温泉街」「商店街」「流通・工業団地」のモデ 市町村 ル地区での二酸化炭素排出診断,削減対策提案 事業者 事 ・モデル地区での二酸化炭素排出削減への取組 ・モデル地区での取組成果の検証と成果波及 業 (平成15年度∼平成18年度) ○ 宮城県地球温暖化対策地域協議会運営事業 県 量 ・脱・二酸化炭素連邦みやぎ形成フォーラム開催 市町村 ・地球温暖化防止活動推進員への支援 NGO (平成15年度∼) 県民 事 業 費 54,294 − - 148 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・「流通・工業団地」のモデル地区での取組成果 検証 ・「温泉街」「商店街」のモデル地区での検証済 取組成果の他地域への波及 ・市町村主催地域イベントへの支援 ・地球温暖化防止活動推進員への支援 6,616 [うち県決算額] 6,616 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖ESCO事業導入可能性調査事業‖【重点】 [事業概要] 宮城県環境保全率先実行計画に基づき,県の事務事業に伴う二酸化炭素排出量を削減するため,宮城県が所有する施 設へのESCO事業導入に向けて,県有施設におけるエネルギー消費量等の整理・分析,省エネルギー診断,ESCO 事業の導入可能性の検討などを行い,「ESCO事業導入基本方針」を策定します。 [平成18年度の実施状況] 県有施設219施設におけるエネルギー使用量を調査し,その結果からエネルギーの使用量が多いなど,ESCO事業 を導入する効果が見込まれる39施設について,建物概要や運用状況,設備概要等について実態調査を行いました。 この実態調査の結果から,エネルギー消費量や設備の状況,省エネルギー対策を評価して選定した12施設で省エネル ギー診断を行うとともに,ESCO事業者へのアンケートによる事業可能性の調査を行いました。 [平成18年度の成果] ESCO事業の円滑な導入を推進するための基本的事項を定めるものとして,「宮城県ESCO事業導入基本方針」を 策定しました。また,ESCO事業導入対象施設として,8施設を選定しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 27 環境に配慮した社会経済システムの構築と地球環境保全への貢献 [担当部局・課室名] 環境生活部 環境政策課 事 業 全体計画(事業期間) ・宮城県ESCO事業導入基本方針策定 事 業 量 量 及 び 事 事業主体 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・宮城県ESCO事業導入基本方針の策定 (平成18年度) 事 業 費 − エ ス コ エネルギー サ ー ビ ス カンパニー 5,573 [うち県決算額] 5,573 ※ESCO事業=E n e r g y Service Companyの略。ビルや工場の省エネルギー改善に必要な包括的なサービス(省エ ネルギー診断,設備機器等の整備,省エネルギー効果の検証,設備機器等の維持管理)を提供する 事業で,必要な費用は,ESCO事業を行う者により保証された光熱水費の削減分で対応する事業。 - 149 - 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖新エネルギー地産地消導入促進モデル事業‖【重点】 [事業概要] 地域における行動主体や各種資源を把握し,複合的に組み合わせる先導的なモデル事業を行うことで,地産地消型のエ ネルギーの利用を高め,持続可能な地域社会の確立を目指します。 [平成18年度の実施状況] EIMY検討会を開催しました。 5月23日(県庁)5月26日(県庁)7月26日(県庁)11月1日(県庁) 現地視察を行いました。 6月23日(千葉県市原市)8月4日(川崎町) パートナーシップ会議の一環としてモデル地区で講演会を開催しました。 1月30日(川崎町) [平成18年度の成果] 新エネルギー地産地消導入促進モデル事業マスタープランを策定しました。今後は,このマスタープランに基づきモデ ル地区での事業実施に向けた支援を行っていく予定です。 [事業箇所] 栗原市鶯沢地区,川崎町 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 27 環境に配慮した社会経済システムの構築と地球環境保全への貢献 [担当部局・課室名] 環境生活部 環境政策課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・EIMY検討会の開催 ・現地視察の実施 ・パートナーシップ会議の開催 事業主体 平成18年度事業 県及び各 モデル地 区 ・EIMY検討会の開催4回 ・現地視察の実施2回 ・パートナーシップ会議の一環として講演会の開 催1回 ・新エネルギー地産地消導入促進モデル事業 マスタープラン策定 業 量 (平成18年度∼20年度) 事 業 費 1,379 エ ナ ジ ー イ ン マ イ ヤ ー (単位:千円) − ド 947 [うち県決算額] 947 ※ EIMY=Energy In My Yardの略。地域におけるエネルギー需要に対して,その地域で利用 可能な再生可能エネルギー(バイオマス,地熱等)を,自然条件・経済条件が許す限り地域のために最大限利用し, 過不足分は既存のエネルギーシステムから需給するエネルギーシステム・社会システムをいう。 - 150 - 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖環境産業コーディネーター派遣事業‖【重点】 [事業概要] 県内企業等が抱える廃棄物の3Rを中心とした環境関連の課題に対応するため,環境負荷低減に関する技術やノウハウ などに基づいた環境関連情報を提供するなどして指導・助言を行います。 [平成18年度の実施状況] 平成16年度及び17年度に引き続き,民間企業で環境管理や品質管理,技術開発等の実務経験を有する5人を環境産 業コーディネーターとして雇用して,3年間で延べ825社(実数503社)の企業を訪問の上,企業の課題を聴取する とともに有益な情報の提供を行いました。 ≪平成18年度中の主な活動≫ ○企業訪問による環境関連課題の把握 ・リサイクル事業者の実態を把握するために,県内においてリサイクルを行っている58事業者を対象にコーディ ネーターが訪問して調査しました。 ○環境改善に関する情報の提供,改善支援 ・コーディネーターが県内企業等を訪問し,廃棄物発生抑制・適正処理に関する情報の提供や工程改善のための支 援を行いました。 ○県補助事業の実施支援 ・宮城県企業連携型リサイクルシステム構築支援事業(補助金)について,5件の交付事業者に対して申請内容に 関する助言・指導や進捗の管理を行いました。 [平成18年度の成果] ○企業訪問による環境関連課題の把握と分析 ・58事業者を対象としたリサイクル事業者調査の結果,事業者の実態を把握し,あるべきリサイクル事業者とな るために行政が取り組むべき施策について検討しました。 ○環境改善に関する有益な情報の提供,改善支援 ・延べ201社の県内企業等を訪問し,標記を効率的に実行するための手段として,地域の企業でもって構成され る地域エコフォーラムの立ち上げを支援し,結果として,新たに4カ所の地域エコフォーラムが活動をはじめま した。 ○県補助事業の実施支援 ・宮城県企業連携型リサイクルシステム構築事業(補助金)について,5件の採択の事業の執行に関し,廃棄物の 3Rの具体的検討の支援を行うことができました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 28 廃棄物等の3R(発生抑制・再使用・再生利用)と適正処理の推進 [担当部局・課室名] 環境生活部 資源循環推進課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・環境産業コーディネーターの採用 ・企業訪問による環境関連課題の把握と分析 ・環境改善に関する有益情報の提供,改善支援 ・環境産業の創出に関する有益情報の提供 ・県補助事業の実施支援 (平成16年度∼平成18年度) 事業主体 県 (単位:千円) 平成18年度事業 ・環境産業コーディネーターの採用 ・企業訪問による環境関連課題の把握と分析 ・環境改善に関する有益情報の提供,改善支援 ・環境産業の創出に関する有益情報の提供 ・県補助事業の実施支援 ・延べ201社の企業訪問を実施 − - 151 - 20,533 [うち県決算額] 20,533 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖産業廃棄物発生抑制等支援事業‖【重点】 [事業概要] 本県における産業廃棄物の発生抑制又はリサイクル率の向上を図り,循環型社会の構築を推進するため,県内の事業者 等が産業廃棄物の発生抑制,再使用又は再生利用を促進する設備機器を導入する場合に,産業廃棄物発生抑制等支援事業 費補助金を交付します。 [平成18年度の実施状況] 県内の排出事業者及び処理事業者計4社に対して,産業廃棄物発生抑制等支援事業費補助金を交付しました。 ※補助金の概要 事 業 区 分 補 助 率 補助限度額 排出事業者が産業廃棄物の発生抑制のための設備機器を整備する事業 1/2 2,500万円 事業者が産業廃棄物の再使用のための設備機器を整備する事業 事業者が産業廃棄物の再生利用のための設備機器を整備する事業 2,000万円 [平成18年度の成果] 産業廃棄物発生抑制等支援事業費補助金により,次の事業が実施されました。 ① 自社発生汚泥を減量化する排水処理施設の改造事業 ② 廃プラスチック類のリサイクル施設の設置事業(2件) ③ 廃プラスチック類及び紙類を原料とした燃料(RPF)の製造機械の導入事業 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 28 廃棄物等の3R(発生抑制・再使用・再生利用)と適正処理の推進 [担当部局・課室名] 環境生活部 資源循環推進課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) ・事業計画の募集,評価及び補助金交付決定 ・事業実績報告書及び現地調査による事業計画の 事 完了確認 ・補助金の交付 業 ・事業実績報告書による効果測定 量 事 業 費 事業主体 県 (単位:千円) 平成18年度事業 ・事業計画の募集,評価及び補助金交付決定 ・事業実績報告書及び現地調査による事業計画の 完了確認 ・補助金の交付 ・事業実績報告書による効果測定 (平成17年度∼平成22年度) − - 152 - 61,833 [うち県決算額] 61,833 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖企業連携型リサイクルシステム構築支援事業‖【重点】 [事業概要] 現状では再資源化されていない廃棄物について,複数の企業が連携し,効率的かつ継続的なリサイクルシステムの構築 を検討する際に,企業連携型リサイクルシステム構築事業費補助金を交付し,システム構築に要する経費の一部を支援し ます。 対象者 補助率・補助額 対象経費 3事業者以上で構成される 団体のうち,県内に事業所 を有する者が半数以上の団 体(法人格不問) ・補助率:1/2 ・補助額:100万円以内 ・事業費 副資材費,調査費,指導受入費,機器使用料, 委託費等 ・事務費 会議費,資料費,印刷費,調査旅費等 [平成18年度の実施状況] 公募を行い,5件の事業計画の申請がありました。申請された事業計画は,企業連携型リサイクルシステム構築事業計 画評価委員会において総合的な評価を行い,最終的には4団体に対して,企業連携型リサイクルシステム構築事業費補助 金を交付しました(※4団体中,1団体については,繰越事業として継続中)。 [平成18年度の成果] 企業連携型リサイクルシステム構築事業補助金を交付したことにより,下記の事業が構築されました。 ① 三本木・大衡企業間連携による廃プラのマテリアルリサイクル化及び少量廃棄物の共同収集方式の確立 ② シリコン汚泥リサイクルシステム構築 ③ 汚泥の減量・固形燃料化システムの事業構築 ④ 廃石膏リサイクルプロジェクト [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 28 廃棄物等の3R(発生抑制・再使用・再生利用)と適正処理の推進 [担当部局・課室名] 環境生活部 資源循環推進課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・事業計画の募集・評価・認定 ・企業連携型リサイクルシステム構築事業費 補助金の交付 事業主体 県 (単位:千円) 平成18年度事業 ・事業計画の募集・評価・認定 ・企業連携型リサイクルシステム構築事業費 補助金の交付 業 量 事 業 費 (平成17年度∼平成21年度) − - 153 - 1,044 [うち県決算額] 1,044 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖みやぎエコファクトリー立地促進事業‖【重点】 [事業概要] 県が地元市町村と連携して形成を進める「みやぎエコファクトリー」に立地する事業者に対し奨励金を交付し,環境・ リサイクル産業が集積立地するモデル団地の早期形成を促し,排出企業のリサイクル処理需要の高まりに対応した環境・ リサイクル産業の県内立地の拡大を図ります。 [平成18年度の実施状況] 大和町など,県内5カ所の工業団地をみやぎエコファクトリーに指定し,各市町とともに企業立地を促進しました。 また,平成18年度までにみやぎエコファクトリーに立地する企業14社を奨励金交付対象事業所として指定し,延べ 12社に対して奨励金を交付しました。 ※奨励金の概要 1 緊急経済産業再生戦略事業分 ①投下固定資産に対する奨励金投下固定資産(土地を除く)の30%,限度額3億円 ②新規雇用者数に応じた加算新規雇用5人以上の場合,5人目から1人につき30万円,限度額なし 2 通常分 ①投下固定資産に対する奨励金投下固定資産(土地を除く)の10%,限度額7千万円 [平成18年度の成果] みやぎエコファクトリーの立地企業に対する奨励金制度の周知を行ったことにより,リサイクル企業の立地に関する 相談が寄せられました。奨励金交付対象事業所として新たに2社を指定しました。また,操業開始した5社に対して投下 固定資産奨励金の一部を交付したほか,前年度操業開始した3社に対し,特例交付分を除く投下固定資産奨励金及び新規 雇用奨励金を交付しました。 [事業箇所] 大和町,大郷町,大崎市(旧岩出山町),栗原市(旧若柳町),東松島市(旧鳴瀬町) <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 1 地域経済を力強くけん引するものづくり産業(製造業)の振興 取組 28 廃棄物等の3R(発生抑制・再使用・再生利用)と適正処理の推進 [担当部局・課室名] 環境生活部 資源循環推進課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 ○環境・リサイクル団地整備事業 県 (平成14年度∼平成22年度) 事 ・ 宮城県環境・リサイクル産業団地形成基本構想 の策定 業 ・ エコファクトリーの形成支援 ・ 環境・リサイクル産業の立地促進 量 ・ みやぎエコファクトリー立地促進奨励金制度 の創設 ・ 奨励金の交付 事 業 費 − - 154 - ・ ・ ・ ・ ・ (単位:千円) 平成18年度事業 みやぎエコファクトリー立地促進奨励金制度 の周知 企業立地の促進,立地に向けた各種調整 みやぎエコファクトリー立地企業連絡会議の 開催 奨励金交付対象事業所の指定(2社) 奨励金の交付(延べ8社) 391,461 [うち県決算額] 391,461 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖地域におけるバイオディーゼル燃料利活用推進事業‖【重点】 [事業概要] 県内で製造されるバイオディーゼル燃料(廃食用油を原料とし製造された軽油代替燃料であり,CO2排出量はゼロカ ウントとなります。以下「BDF」といいます。)の利活用や品質確保の取組を支援し,地域におけるリサイクルの重要 性の啓発を行うとともに,資源の有効活用及び地球温暖化対策を図ります。 [平成18年度の実施状況] ① BDFを燃料とする県公用車を運行し,BDFの普及啓発をするとともに,BDF使用時の車両走行性を調査しまし た。 ② 県内で製造されるBDFの品質を確保するために,小規模事業者3社が製造するBDFの品質の分析調査を実施しま した。 ③ BDF事業関係機関を対象に「BDF製造及び利用に関する勉強会」を開催しました。 [平成18年度の成果] ① BDFを燃料とする県公用車を運行したことにより,BDFの認知度を向上させるとともに,廃食油のリサイクル促 進を啓発することができました。そのほか,BDF使用時の車両走行性を確認することができました。 ② BDF品質分析調査により,3事業者の製造するBDFの品質を把握することができました。 ③ 「BDF製造及び利用に関する勉強会」には,廃食用油の排出事業者,処理事業者,BDF製造業者,行政機関など 36名が出席し,BDFの利活用に関する情報や課題が共有されました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 28 廃棄物等の3R(発生抑制・再使用・再生利用)と適正処理の推進 [担当部局・課室名] 環境生活部 資源循環推進課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 ・BDFの普及啓発(BDFを燃料とした車両運行 試験、シンポジウムの開催) 事 ・BDFの利活用に関する基礎調査(BDF品質分 析調査,廃食用油賦存量調査,BDF利用意識調 業 査) ・BDFの利活用の支援(BDF勉強会) 量 (平成17年度∼平成20年度) 事 業 費 県 − - 155 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・BDFの普及啓発(県公用車運行試験) ・BDFの利活用に関する基礎調査(BDF品質分 析調査) ・BDFの利活用の支援(BDF勉強会) 1,321 [うち県決算額] 1,321 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖産業廃棄物処理業者指導強化事業‖【重点】 [事業概要] 適正な産業廃棄物処理を推進するため,処理過程において大きな役割を担う産業廃棄物処理業者に対し,適正処理に ついて理解の徹底を図るための講習会を開催します。 さらに,財政基盤の状況把握を行い指導監督業務の重点化に資するため,産業廃棄物処理業者の財務分析マニュアル を作成します。 [平成18年度の実施状況] 過去に行政処分を受けた処理業者等を対象に,再教育化を図るための講習会を2回開催しました。 県内の全処理業者を対象に,廃棄物処理法の要点等を再確認するための講習会を県内各地で10回開催しました。 産業廃棄物中間処理業者の財務諸表を集約し,公認会計士の知見を得ながら「財務分析マニュアル」を作成しました。 [平成18年度の成果] 全処理業者を対象にした講習会には,延べ880名の業者が参加し,業者の遵法意識向上に寄与することができまし た。 中間処理業者を対象にした財務分析マニュアルが完成し,これによって,今後同マニュアルを活用した処分業者の重 点監視指導等が容易になります。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 28 廃棄物の3R(発生抑制・再使用・再生利用)と適正処理の推進 [担当部局・課室名] 環境生活部 廃棄物対策課 事 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・全処理業者を対象にした講習会の開催 ・処理業者の重点指導等に活用するための財務 分析マニュアルの作成 県 ・過去に行政処分を受けた処理業者等への講習 会の開催 ・県内全処理業者を対象にした講習会の開催 ・中間処理業者用の財務分析マニュアルの作成 業 (平成18年度∼20年度) 量 事 業 費 5,900 − - 156 - 1,154 [うち県決算額] 1,154 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖産業廃棄物不法投棄監視強化事業‖【重点】 [事業概要] 不法投棄等不適正処理の早期把握・拡大防止を図るため,従来の不法投棄対策に加え,監視強化を中心とした各種取組 を進めることにより,不法投棄等不適正処理の根絶を目指します。 また,県民一人一人の廃棄物の適正処理に関する意識を一層高めるため,ラジオ広報を実施します。 [平成18年度の実施状況] ○産廃ガードマン業務委託 産業廃棄物の不適正処理が疑われる8箇所に,民間事業者(警備会社等)を活用した「産廃ガードマン」を配置 し,行政による監視が手薄となりがちな早朝を含む夜間及び休日に重点をおいた定点監視活動を行いました。 ○民間ヘリコプター運航業務委託 民間ヘリによる上空からの監視を2回実施しました。 ○最終処分場等航空撮影業務委託 最終処分場16箇所について航空撮影を実施しました。 ○市町村職員への産業廃棄物処理施設等立入検査権限の付与 10市町32名の市町村職員に対し,産業廃棄物処理施設等への立入権限を付与しました。 ○ラジオ媒体を活用した不法投棄防止広報 FM,AMラジオにおいて通年の広報啓発を実施しました。 [平成18年度の成果] いずれも,不法投棄等の廃棄物の不適正処理の未然防止及び早期発見に向けた監視強化が図られました。 ○産廃ガードマン業務委託 不適正処理の有無や改善状況を確認しました。 ○民間ヘリコプター運航業務委託 不法焼却行為を発見したほか,パトロールの実施がメディアに取り上げられたことで,抑止効果が図られました。 ○最終処分場等航空撮影業務委託 最終処分場の違法な区域変更がなかったことを確認しました。 ○市町村職員への産業廃棄物処理施設等立入検査権限の付与 不法投棄等に対する監視体制が強化されました。 ○ラジオ媒体を活用した不法投棄防止広報 廃棄物の適正処理に関する県民の意識を高めることにつながりました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 28 廃棄物等の3R(発生抑制・再使用・再生利用)と適正処理の推進 [担当部局・課室名] 環境生活部 廃棄物対策課 事 業 量 及 び 事 業 費 事 業 量 事 業 費 全体計画(事業期間) 不法投棄等不適正処理の監視強化 ・産廃ガードマン業務委託 ・民間ヘリコプター運航業務委託 ・最終処分場等航空撮影業務委託 ・市町村職員への産業廃棄物処理施設等立入 検査権限の付与 ・ラジオ媒体を活用した不法投棄防止広報 (平成17年度∼平成21年度) 事業主体 県 − - 157 - (単位:千円) 平成18年度事業 不法投棄等不適正処理の監視強化 ・産廃ガードマン業務委託 ・民間ヘリコプター運航業務委託 ・最終処分場等航空撮影業務委託 ・市町村職員への産業廃棄物処理施設等立入 検査権限の付与 ・ラジオ媒体を活用した不法投棄防止広報 11,379 [うち県決算額] 11,379 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖産業廃棄物処理システム健全化促進事業‖【重点】 [事業概要] 現状における産業廃棄物管理の現状は,産業廃棄物管理票による書面上の確認のみにとどまり,廃棄物の処理過程に ついては,不透明かつ各種情報が欠如している状況にあります。こうした適正処理と不適正処理の判断が困難な中,産 業廃棄物の不法投棄等の不適正処理の温床となり,より安価な産業廃棄物処理業者に廃棄物が流れる図式が形成されて います。 そこで,産業廃棄物処理過程を追跡するためのGPS追跡管理システムの普及促進,産業廃棄物処分業者等の処理実 績の公開,優良な処理業者の育成を行うなど不適正処理がされにくい健全で透明性の高い産業廃棄物処理システムの構 築を目指した施策を展開し,産業廃棄物処理への信頼性を高めます。 システムの構築に当たっては各主体の意見を反映させるため,県,自治体関係者,排出事業者及び処理業者で構成す る産業廃棄物処理システム検討会を設置し検討します。 [平成18年度の実施状況] ① GPS端末機・デジカメ及び運行経路の作図が可能なフリーソフトを用いた産業廃棄物の追跡管理システムを構 築し,産廃協会と連携して17業者の協力を得ながら実証試験を行いました。さらに,実証試験に参加した排出事 業者・収集運搬業者に対しアンケート調査を実施し,意見集約を図りました。 ② 排出事業者,処理業者,自治体関係者で構成する産業廃棄物処理システム検討会を3回開催し,これらの意見を参 考に,「優良な処理業者の育成・公表のあり方」及び「処理業者等の処理実績の公表のあり方」について検討しました。 ③ 産業廃棄物処分業者及び自社において産業廃棄物処理施設を設置している事業者における産業廃棄物の処理実績 をホームページで3月に公表しました。 [平成18年度の成果] ① 産業廃棄物の追跡管理システムの有効性等について,実証試験に協力した排出事業者・収集運搬業者を対象にア ンケート調査を実施したところ,7割を超える排出事業者から明確でわかりやすい等の肯定的な評価を得,9割以 上の事業者が同システムを導入する業者を評価するなど,有効性が確認できました。 ② 適正処理に取組む処理業者と協定を締結し,広く公表する制度の基本的な考え方を取りまとめ,それをもとに次年 度に制度設計を行い,導入することとしました。 ③ 処理業者等の処理状況を公開することにより,県内業者の処理実態が確認でき透明性が向上しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 28 廃棄物等の3R(発生抑制・再使用・再生利用)と適正処理の推進 [担当部局・課室名] 環境生活部 廃棄物対策課 事 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・GPS追跡管理システムの普及促進 (平成17年度∼21年度) ・処理実績の情報公開 (平成18年度∼21年度) ・産業廃棄物処理システム検討会の開催 (平成18年度∼19年度) 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・収集運搬業者17社がGPS追跡管理システ ム実証試験実施 ・産業廃棄物処分業者,処理施設設置事業者の 処理実績を公開 ・産業廃棄物処理システム検討会開催3回 − - 158 - 1,004 [うち県決算額] 1,004 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖エコファーマー支援普及事業‖【重点】 [事業概要] 「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」に基づき,持続的な農業を実践するモデル的な農業者を 「エコファーマー」に認定し,環境と調和した持続的な農業の普及定着を図ります。また,地域の特性に応じた持続的 農業を推進するため,技術展示ほの設置や環境にやさしい農業機械の導入など,市町村や生産組織の活動を支援します。 [平成18年度の実施状況] 堆肥等の有効利用など農業が持つ自然循環機能を活用した持続性の高い農業生産への転換を推進するため,農業者や 消費者等を対象としたセミナーを開催するとともに,エコファーマーなど持続型農業に関しリーフレットやポスター等 により普及啓発を展開しました。 また,生産組織や農業団体に対して,機械の導入支援や協議会開催に関する支援を実施しました。 [平成18年度の成果] 平成18年度のエコファーマー認定数は5,824名と増加し,平成11年度以降,累計の認定数は7,317名になりました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 7 地産地消や食育を通じた需要の創出と食の安全安心の確保 取組 10 産業活動の基礎となる人材の育成・確保 取組 27 環境に配慮した社会経済システムの構築と地球環境保全への貢献 [担当部局・課室名] 産業経済部 農業振興課 事 業 全体計画(事業期間) 事 (農林水産部 量 及 び 農産園芸環境課) 事 事業主体 ・持続的農業推進セミナーの開催等普及啓発 ・エコファーマーの育成及び認定 ・持続的な農業生産技術の導入支援 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・環境にやさしい農業セミナーの開催 ・エコファーマーの認定 ・リーフレット及びポスターによる普及啓発 業 (平成16年度∼平成18年度) 量 事 業 費 5,954 − - 159 - 1,236 [うち県決算額] 1,236 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖環境にやさしい農業定着促進事業‖【重点】 [事業概要] 消費者の食の安全・安心志向を背景として,農薬や化学肥料を節減して栽培する特別栽培農産物のニーズが高まって います。このため,信頼性の高い特別栽培農産物の生産を促進するため,「みやぎの環境にやさしい農産物認証・表示 制度」を運営し,生産現場の検査確認体制を整備しつつ,認証された農産物の適正な流通を図ります。 [平成18年度の実施状況] 県認証制度に取り組む農業者が作成した栽培計画や栽培記録の確認,生産圃場の現地確認を行うほか,消費者代表や 学識者で構成する認証運営委員会を開催するなど,県認証制度の適切な運営に努めました。また,リーフレットの作成 配布を行うほか,生産現場と消費者の交流の場を設けるなど,認証制度についての認知度向上や取り組み拡大を図りま した。 [平成18年度の成果] 認証制度の取組み面積は約2,665ha(前年比103%)に拡大しました。認証面積は約2,421ha(同9 8%)とほぼ横ばいでした。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 6 競争力のある農林水産業への転換 取組 27 環境に配慮した社会経済システムの構築と地球環境保全への貢献 [担当部局・課室名] 産業経済部 農業振興課 (農林水産部 事 事 業 量 及 び 農産園芸環境課) 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・みやぎの環境にやさしい農産物認証・表示制 度の運営 ・認証制度の普及啓発 県 業 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・認証制度の運営 ・リーフレット等による普及啓発 ・認証基準の見直し ・生産者と消費者の交流会 (平成15年度∼平成20年度) 量 事 業 費 45,249 − - 160 - 7,175 [うち県決算額] 7,175 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−4 環境重視の県土づくり 5−4 ‖グリーン製品普及拡大事業‖ [事業概要] 宮城県グリーン購入促進条例(平成18年4月1日施行)に基づき,環境負荷の低減に資する再生資源の利用や環 境に配慮した製品等を「宮城県グリーン製品」として認定し,その普及を図ります。 [平成18年度の実施状況] ① 宮城県グリーン購入促進委員会を設立・開催し,宮城県グリーン製品の認定基準を決定しました。併せて,当該認 定基準の告示と事業者説明会を実施するとともに,事業者からの申請に基づき,審査を行い,認定基準に適合する環 境物品等を「宮城県グリーン製品」として認定しました。なお,これまでの要綱に基づく認定製品についても,条例 に基づく認定基準を確認し,「宮城県グリーン製品」として継続しました。 ② 製品の利用拡大 (1) 宮城県グリーン製品の優先使用を明記した「宮城県環境物品調達方針」と「宮城県リサイクル製品の利用促進に関 する実施方針」により県の調達を実施し,その調達実績を公表することにより,県内市場の拡大を誘引しました。 また,条例に基づき「グリーン購入の推進に関する基本方針」を定め,県における宮城県グリーン製品の優先的調 達についても明記しました。 (2) 宮城県グリーン製品の紹介パンフレットやパネルの作成・配布,ホームページ等による情報提供を行うとともに, パネル展の開催や環境メッセ等の展示会への出展等により制度及び製品の紹介を行いました。 [平成18年度の成果] 7社7製品を条例に基づき新たに認定するとともに,更新認定を 希望する14社18製 品についても再認定 しました。この結果,宮城県グリーン製品の全製品数は,45社 64製品 となり ました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 27 環境に配慮した社会経済システムの構築と地球環境保全への貢献 [担当部局・課室名] 環境生活部 資源循環推進課 事 事 業 量 [関係課:環境政策課] 及 び 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・宮城県グリーン購入促進委員会の設立・開催 ・認定基準の作成・告示 ・宮城県グリーン製品認定 ・各種普及促進事業の展開 (平成18年度∼) 県 ・宮城県グリーン購入促進委員会の設立・開催 (3回) ・認定基準の作成・告示及び事業者説明会開催 ・宮城県グリーン製品認定 (新規:7社7製品,更新:14社18製品) ・宮城県グリーン製品の利用拡大 (県の調達実施及び調達実績の公表) ・グリーン購入の推進に関する基本方針 ・各種普及促進事業の展開(グリーン製品の紹 介パンフレットやパネルの作成・配布,ホー ムページ等による情報提供,パネル展開催や 展示会への出展等) − 997 [うち県決算額] 997 業 量 事 業 費 事 - 161 - 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−5 治安日本一に向けた取組の推進 5−5 ‖安全安心なまちづくり推進事業‖【重点】 [事業概要] 犯罪のないみやぎ安全・安心まちづくり条例に基づき,県民が安心して暮らせる地域社会の実現を目指し,行政,県 民,事業者が連携・協働して,「安全・安心まちづくり」を県民運動として展開します。 [平成18年度の実施状況] 安全・安心まちづくり委員会を開催し,「安全・安心まちづくり基本計画」を策定するとともに,「犯罪のないみや ぎ安全・安心まちづくり各種防犯指針」を策定しました。 平成18年10月31日に「安全・安心まちづくりに関するシンポジウム」を開催しました。 [平成18年度の成果] 「安全・安心まちづくり基本計画」及び「犯罪のないみやぎ安全・安心まちづくり各種防犯指針」の策定により,安 全・安心まちづくりの推進が図られました。 「安全・安心まちづくりに関するシンポジウム」には,約500人の参加があり,安全・安心まちづくりに対する普 及・啓発がなされました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 環境生活部 業 量 事 業 費 安全で安心なまちづくり 生活・文化課 事 事 25 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・安全・安心まちづくり委員会の開催・運営 ・安全・安心まちづくり基本計画の策定,推進 ・安全・安心まちづくり各種防犯指針の策定, 推進 ・安心・安全まちづくりの県民運動としての展 開 ・安全・安心まちづくりの普及・啓発 (平成18年度∼) 県 − - 162 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・委員会開催 4回 ・安全・安心まちづくり基本計画の策定 ・安全・安心まちづくり各種防犯指針の策定 ・安全・安心まちづくりの普及・啓発 ・安全・安心まちづくりシンポジウムの開催 2,303 [うち県決算額] 2,303 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−5 治安日本一に向けた取組の推進 5−5 ‖地域安全対策推進事業‖【重点】 [事業概要] 増え続ける県民からの多種多様な相談等に的確に対応し,県民の身近な不安を解消するとともに,警察官の街頭活動 時間を確保するための地域安全対策を推進します。 [平成18年度の実施状況] 交番相談員4人を泉警察署長命ヶ丘交番,南光台交番,遠田警察署涌谷幹部交番及び大河原警察署大河原駅前交番に 配置し,警察安全相談員1人を佐沼警察署に配置しました。 [平成18年度の成果] 各種相談受理体制の確保と交番の不在状態を縮減するとともに,警察官を街頭活動に振り向け,地域安全対策を推進 しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 警察本部 業 安全で安心なまちづくり 地域課,生活安全企画課 事 事 25 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・交番相談員51人,警察安全相談員26人の 採用 (平成6年度∼) 県 ・交番相談員4人,警察安全相談員1人の増員 量 事 業 費 − - 163 - 66,613 [うち県決算額] 66,613 政策方針における項目5:安全・安心みやぎの創造と環境重視の県土づくり 5−5 治安日本一に向けた取組の推進 5−5 ‖緊急配備支援システム整備事業‖【重点】 [事業概要] 広域化・組織的かつスピード化している重要凶悪犯罪を早期に検挙するためには,初動捜査において大量の警察力を 緊急に投入し,現場周辺の捜査はもちろんのこと,緊急配備等の集中した捜査活動を実施することが極めて重要です。 しかし,現実問題として,車両を使用した犯罪の場合,現場配置までのタイムラグにより,犯人が遠隔地に逃れ,捕捉 するのが困難な状況にあります。 このため,犯罪の多発地域,主要幹線道路等の必要箇所を網羅する形で車両ナンバーを読み取る路上装置を設置し, 路上装置で認識した車両ナンバー情報を基に警察本部に設置したサーバーで照合を行い,犯罪使用車両や容疑車両を早 期発見,捕捉し,被疑者の検挙を図るものです。 [平成18年度の実施状況] 犯罪の多発地域及び主要幹線道路に車両ナンバーを読み取る路上装置を増設しました。 [平成18年度の成果] 路上装置の設置により犯罪の多発地域及び主要幹線道路における犯罪使用車両や容疑車両の発見及び捕捉能力が向上 したほか,路上装置は昼夜を問わず稼働しているため,車両を使用した犯罪の場合,現場配置までのタイムラグがなく, 迅速な緊急配備が実行できるようになりました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 警察本部 業 量 事 業 費 安全で安心なまちづくり 刑事総務課 事 事 25 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・路上装置の増設及び増設に伴う本部サーバー の改修 ・路上装置と本部サーバーを結ぶ回線の整備 ・路上装置の破損保険加入 県 ・路上装置の増設及び増設に伴う本部サーバー の改修 ・路上装置と本部サーバーを結ぶ回線の整備 ・路上装置の破損保険加入 (平成18年度) − - 164 - 97,476 [うち県決算額] 97,476 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖宮城県次世代育成支援対策地域協議会開催事業‖【重点】 [事業概要] 少子化対策を推進するために,国は次世代育成支援対策推進法を定め,子育て支援等を中心とする次世代育成支援を強 力に推進することとしており,この法律の施行に伴い,宮城県においても,地域の実情を踏まえた宮城県次世代育成支援 行動計画(「新みやぎ子どもの幸福計画」)を策定し,計画の実現を目指して次世代育成支援対策を推進します。 [平成18年度の実施状況] 「新みやぎ子どもの幸福計画」の推進に当たり, 「次世代育成支援対策地域協議会」を開催し,進捗状況を報告し,有 識者の意見を聴取しました。 [平成18年度の成果] 「新みやぎ子どもの幸福計画」の計画期間の2年目でしたが,設定した目標に対して,概ね着実な推進が見られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 ・次世代育成支援対策推進法に基づく宮城県次 世代育成支援行動計画「新みやぎ子どもの幸 事 福計画」の推進 業 量 (計画期間 平成17年度∼平成21年度) 県 事 業 費 − − (単位:千円) 平成18年度事業 ・宮城県次世代育成支援対策地域協議会の開催 ・宮城県次世代育成支援行動計画「新みやぎ子ども の幸福計画」の推進 - 165 - 249 [うち県決算額] 209 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖地域まるごと子育て支援モデル事業‖【重点】 [事業概要] 子育て家庭の負担感・不安感を取り除き健全な子育てを推進するため,地域の人財や資源を活用して,地域がまるごと 子育てに関わる良好な子育て環境を整備することにより,子どもが心身共に健やかに伸び伸びと育つ地域社会,子どもを 生み育てることに喜びを実感できる地域社会を創るためのモデル事業です。 [平成18年度の実施状況] ・岩沼市地域まるごと子育て支援モデル事業は,平成18年8月に開始され,平成20年度まで継続します。 ・栗原市地域まるごと子育て支援モデル事業は,平成18年10月に開始され,平成20年度まで継続します。 [平成18年度の成果] 地域の人財を活用し次の事業が行われ,地域がまるごと子育てに関わる子育て環境づくりを啓発しました。 ・子育てキャリア活用事業 ・元気シニア活用事業 ・中・高生保育体験事業 ・父親育児参加促進事業 ・子育てサークル育成事業 [事業箇所] 岩沼市,栗原市 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子育て支援室 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 ・岩沼市地域まるごと子育て支援モデル事業 ・栗原市地域まるごと子育て支援モデル事業 事業主体 市町村 (単位:千円) 平成18年度事業 ・岩沼市地域まるごと子育て支援モデル事業 ・栗原市地域まるごと子育て支援モデル事業 (平成18年度∼平成20年度) 量 事 業 費 − - 166 - 2,554 [うち県決算額] 1,272 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖みやぎ子育てシンポジウム2006開催‖【重点】 [事業概要] 少子化,核家族化が進展し子育ての孤立化等が起きているなか,地域全体で子育てをする重要性の認識を図るため子育 てフォーラムを開催し,次世代育成の機運醸成を図ります。 [平成18年度の実施状況] ・「みやぎ子育てフォーラム2006」を,平成18年11月12日(日)に栗原市若柳総合文化センターで開催しまし た。 ・「みやぎ子育てフォーラムinなとり」を,平成19年3月17日(土)に名取市文化会館で開催しました。 [平成18年度の成果] フォーラムでは,「子どもの幸せ,地域の幸せ」をテーマに基調講演,パネルディスカッションを行い,約300人の 参加者に対し,地域全体での子育てについて啓発がなされました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子育て支援室 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) みやぎ子育てシンポジウム開催 事業主体 県 事 (単位:千円) 平成18年度事業 ・みやぎ子育てフォーラム2006 ・みやぎ子育てフォーラムinなとり 業 量 事 業 費 − - 167 - 1,080 [うち県決算額] 1,080 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖子ども専用相談推進事業‖【重点】 [事業概要] 頻発するいじめ,児童虐待など,子どもを取り巻く環境の実態を子ども自身の声の聴取などにより把握・分析し,子ど もが置かれている現実を総合的にとらえ,子どもの関する施策の総合的な展開及び次世代育成支援の在り方の検討に活用 します。 [平成18年度の実施状況] NPOとの協働事業により,子どもからの相談電話を受け付け,子どもの置かれている状況を把握するためのデータを 作成し,そのデータをもとに専門家の分析を加えた事業報告書を作成しました。 また,次世代育成支援対策地域協議会に子どもの声調査検討部会において,平成17年度事業報告書をもとに,相談電 話に寄せられた子どもの声を踏まえた施策の検討を行いました。 (電話相談) ・開設日数 240日 ・通話件数 858件 ・通話時間 9,187分(10.7分/件) (部会) ・開催回数 3回 [平成18年度の成果] 「性とその周辺の問題を探る」のテーマについて,現状の課題の把握・分析及び今後の施策の基本的方針・方向性の検 討を行い,次期の次世代育成支援行動計画への反映を目指した部会が運営されました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課 事 業 量 及 び 事 業 費 事 業 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・子ども専用電話相談事業、子どもの育ちや成長 に関わる者のスキルアップ業務及び子どもの権 利に関する啓発・普及事業の業務委託 ・次世代育成支援対策地域協議会子どもの声調査 検討部会の開催 県 ・子ども専用電話相談の受付 ・事業報告書の作成 ・電話受け手養成講座の実施 ・電話受け手ボランティア養成講座の実施 ・子どもの権利に関する講演会の実施 ・子どもの権利に関する広報カード・パンフレッ トの配付 ・次世代育成支援対策地域協議会子どもの声調査 検討部会の開催 NPO 量 (平成17年度∼平成19年度) 事 業 費 (単位:千円) − - 168 - 2,713 [うち県決算額] 2,713 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖休日・夜間保育事業‖【重点】 [事業概要] 保育対策等促進事業として,日曜・祝日等の保護者の勤務等により,児童が保育に欠けている場合の休日保育及び夜間 保育を行う保育所にその事業費の一部を補助します。 [平成18年度の実施状況] 1町,1か所の保育園において,休日保育事業が実施され,利用児童数は延べ41人でした。 [平成18年度の成果] 就労形態が多様化するなか,休日における保育ニーズに対応しました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 子育て支援室 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 休日・夜間保育事業 事業主体 市町村 (単位:千円) 平成18年度事業 休日・夜間保育事業 事 業 量 事 業 費 − - 169 - 1,717 [うち県決算額] 420 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖乳児保育等推進事業‖【重点】 [事業の概要] 保育対策等促進事業として,保育所において,年度途中入所の乳児の受入れを可能とする乳児担当保育士を年度当初か ら配置する場合,また,軽度障害児を含め4人以上の障害児を受け入れる保育所にその事業費の一部を補助します。 [平成18年度の実施状況] ① 乳児保育促進事業 3市町,3か所の保育所において実施されました。 ② 障害児保育円滑化事業 1市,5か所の保育所において実施されました。 [平成18年度の成果] ① 乳児保育促進事業 保育所において,乳児担当保育士が加配されている期間に対し補助を行い乳児保育の安定的受入を図りました。 ② 障害児保育円滑化事業 障害児保育を実施する保育所に対し,障害児の受入経費を補助し障害児保育の推進を図りました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 子育て支援室 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) ・乳児保育促進事業 事 事業主体 市町村 ・障害児保育円滑化事業 (単位:千円) 平成18年度事業 ・乳児保育促進事業 ・障害児保育円滑化事業 業 量 事 業 費 − - 170 - 27,329 [うち県決算額] 4,704 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖一時・特定保育事業‖【重点】 [事業概要] 保育対策等促進事業として,専業主婦家庭等の育児疲れ解消,急病や入院等に伴う一時保育,又は親の就労形態の多様 化等に伴う断続的な保育等,需要に応じた保育サービスを提供する保育所にその事業費の一部を補助します。 [平成18年度の実施状況] ・一時保育促進事業 16市町,32か所の保育所で実施され,延べ17,968人の利用がありました。 ・特定保育推進事業 7市町,11か所の保育所で実施され,延べ9,565人の利用がありました。 [平成18年度の成果] 保護者の傷病・入院,災害・事故等により緊急・一時的に保育が必要となった場合,また,保護者のいずれもが一定程 度の日時について児童を保育できない場合の多様な保育ニーズに対応しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子育て支援室 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・一時保育促進事業 ・特定保育促進事業 事業主体 市町村 (単位:千円) 平成18年度事業 ・一時保育促進事業 ・特定保育促進事業 業 量 事 業 費 − - 171 - 145,628 [うち県決算額] 30,302 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖地域子育て支援センター事業‖【重点】 [事業概要] 地域全体で子育てを支援するために,市町村が,身近な児童福祉施設である保育所等の育児ノウハウを活用し,地域の 子育て家庭の育児支援を行う場合に,その地域子育て支援センター事業の運営費を補助します。 [平成18年度の実施状況] 29市町村,46か所の地域子育て支援センターにおいて,下記の事業が行われました。 ・育児不安等への相談指導 ・子育てサークル及び子育てボランティア等の育成・支援 ・地域の需要に応じた保育サービスの積極的実施・普及の促進 ・地域の保育資源の情報提供等 ・家庭的保育を行う者への支援 [平成18年度の成果] 地域子育て支援センター事業は,34か所の保育所及び児童センター等12か所において実施され,地域の子育て家庭 を支援しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子育て支援室 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 地域子育て支援センターの設置・運営 事業主体 市町村 (単位:千円) 平成18年度事業 地域子育て支援センターの設置・運営 事 業 量 事 業 費 − - 172 - 398,151 [うち県決算額] 179,282 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖放課後児童健全育成事業‖【重点】 [事業概要] 保護者が労働等で昼間家庭にいない,主に小学校低学年の児童(概ね10歳未満)に対し,授業の終了後に児童館等を 利用して適切な遊びや生活の場を与えて,その健全な育成を図るため,市町村が実施(委託)する「放課後児童健全育成 事業(放課後児童クラブ) 」に対して,その運営に要する経費を補助します。 [平成18年度の実施状況] 年間開設日数が200日以上で放課後児童が20人以上(年間開設日数が281日以上の場合は放課後児童が10人以 上)のクラブ122箇所(仙台市を除く。)に助成しました。 [平成18年度の成果] 当該事業実施により,放課後児童クラブの設置促進が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」 (平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 事 ・市町村の実情に応じた「放課後児童クラブ」の設 業 置促進 量 事 業 費 − 県 − - 173 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・放課後児童健全育成事業 12市16町122クラブ 補助額 142,552千円 388,595 [うち県決算額] 144,488 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖親(母)と子の宿泊型生活サポート事業(プロジェクトM)‖【重点】 [事業概要] 虐待関係にある親(母)と子が分離せず,一緒に生活しながら,健康的な親子関係を築いていくための治療的なプログ ラムを開発・提供し,虐待予防及び虐待防止だけでなく,次世代の健全な親子関係の構築を促進します。 [平成18年度の実施状況] 前年度に引き続き通所によるプログラムのほか,宿泊によるプログラムの提供を行いました。また,事業の運営に当た り,有識者等による運営検討会を開催し,事業の効果的な推進を図りました。 [平成18年度の成果] 延べ266人の母親に対し,すこやかハウスで子どもと一緒に生活しながら,通所及び宿泊によるプログラムの提供を 行い,育児生活技術を高める支援を行いました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・ 母と子の宿泊型プログラムの提供 事業主体 県 (単位:千円) 平成18年度事業 ・ 事業運営検討会の開催 ・ 母と子の通所型プログラムの提供 ・ 母と子の通所型・宿泊型プログラムの提供 ・ 家族再統合のためのプログラムの研究と開発 ・ 業 量 事 業 費 家族再統合のためのプログラムの研究と開発 (平成17∼19年度) − - 174 - 10,511 [うち県決算額] 10,511 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖ファミリーグループホーム事業‖【重点】 [事業概要] 保護を要する児童に対し家庭的な環境を提供し,児童の社会的自立の促進を図ります。 [平成18年度の実施状況] 保護を要する児童に対し家庭的な環境を提供するため,前年度に引き続き,登録里親が運営する1グループホームの運 営等に要する経費を助成しました。 [平成18年度の成果] 指定したグループホームに3名の児童を委託し,家庭的な環境を提供し,児童の社会的自立の促進を図りました。 [事業箇所] 蔵王町 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・ グループホームの改修経費の補助 事業主体 里親 業 ・ グループホームの運営費の補助 量 事 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・ グループホームの運営 1件 ・ 委託児童 3名 (平成17∼19年度) − - 175 - 724 [うち県決算額] 724 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖配偶者暴力(DV)被害者支援対策事業‖【重点】 [事業概要] 近年, 配偶者からの暴力による被害者が増加しており社会問題となっていることから,平成16年12月に改正DV 防止法が施行され,宮城県においても,平成18年3月に基本計画を策定しました。 この計画に基づき,配偶者から の暴力を防止し,被害者を支援することにより自立の促進に努め,かつ配偶者からの暴力を容認しない社会の実現を目 指します。 [平成18年度の実施状況] ① DV被害者自立支援金貸付事業 婦人保護施設に入所中の被害者が自立するのに必要な手続きや活動をする場合の費用の貸付を開始しました。 ② DV防止普及啓発事業 ポスター1,500枚,外国人向けリーフレット3,000枚,医療関係者向けリーフレット30,000枚を作 成し,関係団体等に配布しました。 ③ DV防止ワークショップ効果測定事業 女性に対する暴力の加害者及び被害者となることを防止する観点から,若年層を対象とした予防啓発プログラムを 実施しました。 [平成18年度の成果] ① DV被害者自立支援金貸付事業 DV被害者の自立を支援するとともに生活意欲の喚起が図られました。 ② DV防止普及啓発事業 ポスターを配布することにより,一般県民への周知が促進されました。また,リーフレットにより,外国人に対す る予防啓発がなされ,医療関係者には通報制度への周知が図られました。 ③ DV防止ワークショップ効果測定作業 若年層を対象に暴力予防啓発の体験型ワークショップを実施し,その効果測定及び分析を行うことにより,新たな 予防啓発プログラムを策定する上での課題及び問題点の抽出が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 [担当部局・課室名] 保健福祉部 全体計画(事業期間) ・被害者自立支援事業 ・普及啓発事業 安全で安心なまちづくり 子ども家庭課 事 事 25 業 量 及 び 事 事業主体 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・DV被害者自立支援金貸付事業 ・DV防止普及啓発事業 ・暴力防止ワークショップ効果測定事業 業 量 事 業 費 − - 176 - 2,853 [うち県決算額] 2,853 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖母子保健児童虐待予防事業‖【重点】 [事業概要] 児童虐待問題については発生時対策だけでなく,予防対策が重要視されており,従来からの母子保健活動が虐待予防に 大きな役割を果たすことから,その活動の大切さが見直されています。 宮城県では,虐待予防だけでなく親のよき支援者として関係者が関わるために,平成13年度より新生児訪問時の産後 うつ病質問紙票(EPDS)等の活用を推進してきました。また,必要に応じ保健福祉事務所で事例検討会や親支援グル ープミーティングの実施を並行して行っていますが,県内関係機関の支援体制は必ずしも十分とはいえない現状です。 [平成18年度の実施状況] 関係者の研修を実施 ・ 基礎研修 3回延べ141名参加(対象:市町村,保健所保健師等) ・ 専門技術研修 1回延べ16名参加(対象:保健所保健師等) ・ 上記の他「保健機関が行う親支援グループミーティング」研修会(全国保健師長会健やか親子21特別委員 会主催)に後援。県内の市町村・県の保健師が50名ほど参加。また,日本子ども虐待防止学会第12回学 術集会みやぎ大会に後援及び母子保健分科会への話題提供を行い,県内外から多数の参加者がありました。 把握されたハイリスクの親子に対する,グループミーティングの実施 育児不安や育児への負担感から悩みを抱える母親に対し,変化への動機付けと心理的支援を行うグループミー ティングを実施しました。(4保健所で年間各5∼7回実施し,各保健所延べ12∼26名の参加) 市町村に対する保健所からの技術支援 ・ 事例に関する相談・助言回数 ・ 市町村主催の事例検討会への出席 年間 年間 144件(18年度) 102件(18年度) [平成18年度の成果] ・ハイリスクの親子を早期に発見し,リスクアセスメントと支援計画作成時の基礎資料ともなる産後うつ病質問紙票(E PDS)等の導入を平成13年度より推進してきており,平成17年3月時点で68市町村中58市町村で実施しまし たが,普及推進した結果35市町村中34市町村で実施となりました。 [事業箇所]全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課 事 業 量 及 び 事 業 費 事 業 量 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・ 母子保健福祉研修会(総論研修1回,各論研修 2回) 県 ・ 母子保健福祉研修会(基礎研修3回,専門技術 研修1回) ・ ・ 市町村に対するケアコーディネート支援 ・ ハイリスクの母と子に対するグループミーテ ィング等の受け皿づくりの推進 − - 177 - ハイリスクの母と子に対するグループミーテ ィング等の受け皿づくりの推進(4保健所で 年間各5∼7回実施し,各保健所延べ12∼ 26名の参加) 871 [うち県決算額] 871 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖子どもメンタルサポート事業‖【重点】 [事業概要] 児童精神科医を中心として,子どもの成長発達についての相談や子育ての悩み,不登校,心身症などの心の問題を持つ 子どもに関する相談や診療を行います。また,不登校や様々な心の問題及び発達の問題などにより適応できない子どもを 対象に,社会生活を営む上で必要な生活技能を高めるための訓練や学習プログラムを提供し,適応能力の向上を図ります。 [平成18年度の実施状況] 子ども総合センター附属診療所(仙台,大崎,石巻,気仙沼の4箇所)において,乳幼児,小学生,中学生までを対象 に専門的な医療,保健サービスを提供しました。また,治療の一環である「子どもデイケア」を開設し,通所実人数28 名,通所延べ人数934名の子どもに対し,適応能力の向上を図るプログラムを提供しました。 ※診療状況 子ども総合センター附属診療所 〃 大崎診療室 〃 石巻診療室 〃 気仙沼診療室 合計 新患数 579 94 51 21 745 単位:人 患者延べ数 3,876 481 155 67 4,579 [平成18年度の成果] 当該事業等の実施により,不登校や様々な心の問題及び発達の問題などにより適応できない子どもの発達支援及びその 家族への支援の充実が図られたとともに,関係者の理解及び対応技術の向上が促進されました。 [事業箇所] 仙台:子ども総合センター附属診療所(子どもデイケアも実施) 大崎: 〃 大崎診療室(大崎地域子どもセンター内) 石巻: 〃 石巻診療室(石巻地域子どもセンター内) 気仙沼: 〃 気仙沼診療室(石巻地域子どもセンター気仙沼支所内) ※全県対象(仙台市も含む。) <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 ・多様化する児童期の発達や精神保健領域の問 題に対して,医療機関として専門的な視点を 事 備えた医療・保健サービスの提供と,人材育 業 成の実施 量 県 (単位:千円) 平成18年度事業 ・子ども総合センター附属診療所の運営 ・子どもと関わるスタッフへの高度専門的なコン サルテーションの実施 ・子どもと関わる人材の育成支援 ・フレンドリーパートナーの派遣 事 業 費 − − - 178 - 9,497 [うち県決算額] 8,417 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖不妊専門相談センター運営事業‖【重点】 [事業概要] 近年の急激な少子化が進行する中,子どもが欲しくても妊娠できず不妊治療を受けている夫婦に対して,その健康状態 に応じた相談指導,不妊に関する治療や実施医療機関等について的確な情報を提供するため,不妊専門相談センターを開 設し,不妊で悩む夫婦の精神的な負担を軽減し,少子化対策の充実を図ります。 [平成18年度の実施状況] 不妊で悩む夫婦等に,その健康状態に応じた相談指導を行うとともに,不妊に関する治療や医療機関等について情報提 供を行いました。 相談件数 107件 (内訳 電話相談 96件,医療相談 9件,心理相談 2件) 電話相談内容内訳(延べ件数) 不妊の原因について 38 不妊症の検査・治療について 85 不妊治療を実施している医療機関の情報について 24 主治医や医療機関に対する不満について 6 世間の偏見や無理解による不満 10 家族に関すること 3 計 166 [平成18年度の成果] 相談者の精神的負担の軽減を図りました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 ・ 業 量 事 業 費 不妊専門相談センター事業 事業主体 県 − - 179 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・ 相談件数 107件 2,001 [うち県決算額] 2,001 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が活躍しやすいみやぎの創造 6−1 総合的な子育て支援の充実 6−1 ‖不妊治療医療費助成事業‖【重点】 [事業概要] 近年の急激な少子化が進行する中,子どもが欲しくても妊娠できず不妊治療を受けている夫婦に対して,高額の経費が かかる不妊治療に要する費用の一部を助成し,夫婦の経済的な負担を軽減し,少子化対策の充実を図ります。 [平成18年度の実施状況] 単年度あたり10万円を限度に,不妊治療に要した費用の一部を助成しました。 助成件数 172件 [平成18年度の成果] 申請者及び相談者の経済的負担の軽減を図りました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 13 次代を担う子どもを安心して生み育てることができる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 子ども家庭課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 ・ 量 事 業 費 特定不妊治療費助成事業 事業主体 県 − - 180 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・ 助成件数 172件 17,198 [うち県決算額] 17,198 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が生活しやすいみやぎの創造 6−2 女性社会進出支援(就労支援)システムの整備 6−2 ‖男女共同参画相談と自立サポート事業‖【重点】 [事業概要] 複雑・多様化する男女共同参画に関する諸問題について,県民が気軽に相談できる総合的な窓口として「みやぎ男女共 同参画相談室」を設置し,他機関と連携を図りながら適切な助言を行っています。 [平成18年度の実施状況] 平成13年4月に設置した「みやぎ男女共同参画相談室」において,男女共同参画に関する相談一般(家庭や地域など での性別による差別的な扱い,職場環境,セクハラなどを含む。)に対応するとともに,弁護士による法律相談を実施し ました。 また,相談者の自立をサポートするための公開講座を実施しました。 [平成18年度の成果] 相談事業の実施により,県民の男女共同参画についての諸問題の解決が図られました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 環境生活部 男女共同参画推進課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 事業主体 県 ・「みやぎ男女共同参画相談室」の運営 (平成13年度∼) 業 量 事 業 費 − − - 181 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・「みやぎ男女共同参画相談室」の運営 相談受付件数 一般相談 1,428件 法律相談 113件 ・公開講座の実施 開催回数 4回 参加人員 計158人 5,415 [うち県決算額] 5,415 政策方針における項目6:安心して子育てできるみやぎ・女性が生活しやすいみやぎの創造 6−2 女性社会進出支援(就労支援)システムの整備 6−2 ‖ポジティブ・アクション推進事業‖【重点】 [事業概要] 企業における女性労働者の能力発揮を促進するための積極的取組(ポジティブ・アクション)を県の入札参加登録制度 と関連付けて加点対象とすることなどにより,女性の登用を推進するための取組を行うとともに,事業所の訪問調査を実 施し,優良事例を表彰・紹介することによって多くの企業の一層の取組促進を図ります。 [平成18年度の実施状況] 建設工事等の入札参加登録業者について,入札参加登録審査における評点付与の前提となる確認書を交付したほか,県 内42事業所を訪問調査し優れた取組をしている事業者を表彰し,紹介するとともに調査結果をとりまとめ,報告書を作 成しました。 [平成18年度の成果] 企業における男女共同参画の推進が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 10 産業活動の基礎となる人材の育成・確保 取組 18 多様な就業機会や就業環境の創出 [担当部局・課室名] 環境生活部 男女共同参画推進課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 事業主体 県 ・ポジティブ・アクション推進事業 (平成16年度∼平成20年度) (単位:千円) 平成18年度事業 ・ポジティブ・アクション推進事業 確認書が交付された事業者数 136社 訪問調査事業所数 42社 業 量 事 業 費 − − - 182 - 2,288 [うち県決算額] 2,288 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖地域包括支援センター職員等研修事業‖【重点】 [事業概要] 地域包括支援センターに従事する職員及び業務の一部を受託する指定居宅介護支援事業所に所属する介護支援専門員 の資質の確保・向上を図り,地域包括支援センターの業務を円滑かつ適切に実施できる体制づくりの支援を行います。 [平成18年度の実施状況] ① 地域包括支援センター職員研修 地域包括支援センター業務の実施に必要な知識の習得を図るため,同センターの保健師,社会福祉士,主任介護支 援専門員を対象とする研修を実施しました。 ② 介護予防支援指導者研修 介護予防支援従事者研修等における指導者として必要な知識・技術の習得を図るため,研修を実施しました。 ③ 介護予防支援従事者研修 介護予防ケアマネジメントについての知識・技術の習得を図るため,研修を実施しました。 [平成18年度の成果] ① 地域包括支援センター職員研修 研修修了者 85 人 地域包括支援センターの業務を行う上で必要な知識の習得が図られ,業務の適切な運営が図られました。 ② 介護予防支援指導者研修 研修修了者 6 人 介護予防支援従事者研修等の指導者の養成が図られました。 ③ 介護予防支援従事者研修 研修修了者 140 人 介護予防ケアマネジメントに関わる従事者の資質向上が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 21 高齢者が元気に安心して暮らせる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 介護保険室 事 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・地域包括支援センター職員研修等 (平成17年度∼平成21年度) 業 量 及 び 事 事業主体 県 − - 183 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・地域包括支援センター職員研修修了者 85 人 ・介護予防支援指導者研修 6 人 ・介護予防支援従事者研修修了者 140 人 3,050 [うち県決算額] 3,050 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖介護予防に関する事業評価・市町村支援事業‖【重点】 [事業概要] 平成18年4月から介護保険制度に創設された地域支援事業(介護予防事業)及び新予防給付について,より介護予 防の観点から効果的な事業実施が図られるよう,「介護予防に関する事業評価・市町村支援委員会」を設置し,市町村 等が行う介護予防に関する事業について,その効果を調査分析するとともに,事業評価や担当者の研修等を通じ,市町 村において効果的な事業実施が図られるよう支援します。 [平成18年度の実施状況] 介護予防に関する事業評価・市町村支援委員会を1回,3部会をそれぞれ2回ずつ開催し,市町村が行った介護予 防事業を評価する際の調査項目を検討しました。 市町村の介護予防事業担当者を対象に,介護予防に関する講演会及び特定高齢者の決定基準の変更等に関する研修会 を開催しました。 介護予防に関するパンフレットを作成し,県内市町村を通じて配布しました。 [平成18年度の成果] 研修会等にそれぞれ約80名が参加し,市町村介護予防事業担当者の資質向上が図られました。 パンフレットを県民に配布することにより,介護予防についての普及啓発が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 21 高齢者が元気に安心して暮らせる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 長寿社会政策課 事 事 業 量 事 業 費 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・介護予防に関する事業評価・市町村支援委員 会及び同部会の開催 (平成18年度∼) ・介護予防に関する市町村担当者研修事業 (平成18年度∼) ・介護予防に関する普及啓発事業 (平成18年度∼) 県 ・介護予防に関する事業評価・市町村支援委員 会の開催(1回) ・介護予防に関する事業評価・市町村支援委員 会部会(3部会)の開催(各2回) ・市町村担当者研修 2回 ・パンフレットの作成(25,000部) − − 4,119 [うち県決算額] 1,847 - 184 - 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖介護予防調査推進事業‖【重点】 [事業概要] 介護予防制度が創設された平成12年度以降,新たに要支援・要介護に認定され,又はより重度の介護状態に移行し た方の割合や要因を調査することにより,平成18年4月の介護保険制度改革に伴い市町村が行うこととされた介護予 防事業及び新予防給付がより円滑に展開されるよう支援します。 [平成18年度の実施状況] 市町村の介護予防事業等が円滑に行われるために有効な調査項目と,基礎データの提供に要する市町村の業務量との バランス及び基礎データの管理状況等を把握するため,先行して5市町から基礎データを収集し,効率的な調査方法に ついて検討しました。 [平成18年度の成果] 市町村の効果的な介護予防事業に資するための効率的な介護予防調査を次年度以降推進していく環境が整いました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 長寿社会政策課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 及 び 事 事業主体 ・要支援認定者等出現率調査 (平成18年度∼) 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・5市町から基礎データの先行収集 ・介護予防の効率的な調査方法の検討 業 量 事 業 費 − − - 185 - 24 [うち県決算額] 24 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖特別養護老人ホーム建設費補助事業‖【重点】 [事業概要] 生活支援に視点をおいた介護サービスに対応するためユニット型特別養護老人ホームの整備に補助を行うとともに,グ ループケアユニット型増改築に対し助成を行い,施設整備の促進を図ります。 [平成18年度の実施状況] ユニット型特別養護老人ホーム2施設及びグループケアユニット型増改築1施設の整備に対し助成を行い,高齢者福 祉の向上に努めました。 [平成18年度の成果] ユニット型特別養護老人ホーム2施設及びグループケアユニット型施設1箇所が整備され,質の高い介護サービス 基盤の整備が促進されました。 [事業箇所] ユニット型特別養護老人ホーム創設 グループケアユニット型増改築 石巻市,蔵王町 本吉町 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 21 高齢者が元気に安心して暮らせる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 長寿社会政策課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 ・特別養護老人ホーム建設費補助 (昭和38年度∼) 整備目標(平成20年度) 定員 7,238人 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 社会福祉 法人 ・ユニット型特別養護老人ホーム創設 2箇所 ・グループケアユニット型増改築 1箇所 ・グループケアユニット型増改築 (平成14年度∼) − − 事 業 費 (注)事業量は着工ベース。事業費欄の( (223,610) 512,110 [うち県決算額] (223,610) 377,110 )は,前年度繰越事業に係る決算額内書きであることを示しています。 - 186 - 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖ユニットケア促進研修事業‖【重点】 [事業概要] 生活支援に視点を置いた介護サービスに対応するとともにサービスの質の向上を図るため,特別養護老人ホーム等の ユニットケアに携わる職員等を対象とした研修会等を実施します。 [平成18年度の実施状況] 特別養護老人ホーム等のユニットケアを導入する施設職員等を対象としたユニットケア施設管理者・リーダー研修会 等を委託により実施し,22名の参加がありました。 [平成18年度の成果] ユニットケアに携わる職員の意識啓発とユニットケアを効果的に提供するための具体的手法等について理解が図ら れました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 長寿社会政策課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 及 び 事 事業主体 ・ユニットケア施設管理者研修 ・ユニットケアユニットリーダー研修 ・ユニットケア指導者養成研修 (平成15年度∼) 県 − − - 187 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・ユニットケア施設管理者研修 1人 ・ユニットケアユニットリーダー研修 18人 ・ユニットケア指導者養成研修 3人 1,990 [うち県決算額] 1,990 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖小規模多機能型居宅介護事業促進事業‖【重点】 [事業概要] 介護保険制度の改正により新たに制度化された小規模多機能型居宅介護事業について,新規参入者が事業指定を受け る際に必要となる(義務付け)研修等を実施することにより,介護技術の向上を図るとともに,県独自の研修等により 当該事業の普及促進を図ります。 [平成18年度の実施状況] 新規開設予定事業者等に対して,下記の研修事業を実施しました。 ① 小規模多機能型居宅介護(認知症介護)実践者研修 ② 小規模多機能型居宅介護(認知症対応型)サービス事業者管理者研修 ③ 小規模多機能型サービス等計画作成担当者研修 ④ 地域密着型サービス検討委員等研修 ⑤ 小規模多機能型サービス事業者研修 [平成18年度の成果] ① 小規模多機能型居宅介護事業者に対して研修を実施しました。8名が受講し,認知症高齢者の自立支援に向けた実 践的な認知症介護の知識と技術を身につけることで,介護サービスの質の向上が図られました。 ② 小規模多機能型居宅介護事業所の管理者となる者に対して,①の研修を修了後に研修を実施しました。4名が受講 し,事業所を管理・運営していくための専門的な知識を身につけることで,介護サービスの質の向上が図られました。 ③ 計画作成担当者となる者に対して,①の研修を修了後に研修を実施し,11名が受講し,利用者及び事業の特性を 踏まえた事業計画を作成するために必要な知識を身につけることで,介護サービスの質の向上が図られました。 ④ 2回実施した研修会では各市町村の運営委員や行政担当者延べ19名が受講し,地域密着型サービス事業者指定の 参考となる基本的知識と視点,理念等について普及が図られました。 ⑤ 研修会では10名が受講し,小規模多機能型居宅介護事業の適正運営や質の高いサービス提供について研修を行う ことにより事業の普及促進が図られました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 21 高齢者が元気に安心して暮らせる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 長寿社会政策課 事 事 業 量 事 業 費 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ①小規模多機能型居宅介護(認知症介護)実践 者研修 ②小規模多機能型居宅介護(認知症対応型)サ ービス事業者管理者研修 ③小規模多機能型サービス等計画作成担当者研 修 ④地域密着型サービス検討委員等研修 ⑤小規模多機能型サービス事業者研修 県 − − - 188 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ①研修会3回実施 8人受講 ②研修会3回実施 4人受講 ③研修会1回実施 11人受講 ④研修会2回実施 ⑤研修会1回実施 19人受講 10人受講 2,733 [うち県決算額] 2,733 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖介護支援専門員資質向上事業‖【重点】 [事業概要] 介護保険制度を円滑に実施するため,介護支援専門員の養成を行うとともに,現任の介護支援専門員を対象とする研 修を実施し,資質の向上を図ります。 主任介護支援専門員の養成や現場でのケアプラン指導,相談窓口の設置などにより,介護支援専門員への支援を行い ます。 [平成18年度の実施状況] ① 介護支援専門員の養成・資質向上 介護支援専門員実務研修受講試験合格者を対象とする実務研修,実務従事者を対象とする介護支援専門員専門研修及 び主任介護支援専門員研修等を実施し,介護支援専門員の養成や資質向上,そして地域の包括的・継続的ケアマネジメ ントの中核的な役割を担う人材の養成を行いました。 ② 介護支援専門員の支援 ケアマネジメントリーダーによる相談窓口の設置,現場への指導チームの派遣を行い,地域の介護支援専門員に対す る支援・現場の課題解決について支援しました。 [平成18年度の成果] ① 介護支援専門員の養成・資質向上 介護支援専門員実務研修修了者 512人,実務従事者基礎研修修了者 275人, 専門研修修了者 1,443人(専門研修Ⅰ 633人,専門研修Ⅱ 810人),主任介護支援専門員研修修了者 ② 141人 介護支援専門員の支援 ケアマネジメントリーダーによる相談窓口を設置し,328件の相談を受け指導助言を行いました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 21 高齢者が元気に安心して暮らせる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 介護保険室 事 事 業 業 量 及 び 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・介護支援専門員実務研修等の各種研修事業 を実施 ・ケアマネジメントリーダー相談窓口設置, ケアプラン指導研修事業を実施 県 ・介護支援専門員実務研修修了者 512 人 介護支援専門員実務従事者基礎研修修了者 275 人 同 専門研修修了者 1,443 人 主任介護支援専門員研修修了者 141 人 ・ケアマネジメントリーダー相談件数 328 件 量 事 業 費 事 − - 189 - 30,794 [うち県決算額] 30,794 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖ケアマネジメントリーダー活動支援事業‖【重点】 [事業概要] 介護支援専門員の質の向上と支援体制の強化を図り,介護保険制度の適正な運営を図ります。 [平成18年度の実施状況] ① スーパーバイザー研修 地域包括支援センターの主任介護支援専門員やケアマネジメントリーダー等の中で指導的活躍ができる人材の養成を 行いました。 ② ケアマネジャー地域支援センター整備事業 各圏域のケアマネジャー協会各支部を中心に,地域における介護支援専門員の支援に関する事業を実施し,介護支援 専門員の組織化や資質向上,日常業務の円滑な実施を支援しました。 [平成18年度の成果] ① スーパーバイザー研修 32人のスーパーバイザーを養成し,指導的役割を担う人材の養成・介護支援専門員の資質向上が図られました。 ② ケアマネジャー地域支援センター整備事業 県内6支部において,相談会やケアプラン強化研修会,地域連絡会へのサポートなどを30回実施し,地域の介護支援 専門員への支援が図られました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 介護保険室 事 事 業 量 事 業 費 業 量 及 び 事 全体計画(事業期間) 事業主体 ・スーパーバイザーの養成 ・宮城県ケアマネジャー協会の各支部を拠点 に,介護支援専門員に対する支援事業等を 実施 (平成17年∼平成19年度) 県 − - 190 - 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・32 人のスーパーバイザーを養成 ・6支部において相談会等を 30 回実施 2,333 [うち県決算額] 2,333 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖高齢者虐待対策事業‖【重点】 [事業概要] 高齢者虐待防止への理解を深め,虐待に対する適切な対応を図るため,発見から対応,アフターケアに繋いでいく仕 組みを構築します。 [平成18年度の実施状況] ① 地域ネットワークシステム構築事業 養護者及び介護サービス従事者等による虐待防止等の取組を推進するために,市町村及び地域包括支援センターにお ける虐待を発見した場合の対応・アフターケア等,適切な対応を支援する仕組みを構築するため,各圏域において地域 ネットワーク検討会,研修会を開催しました。 ② 高齢者虐待防止普及・啓発事業 高齢者虐待防止,成年後見制度等の権利擁護制度に関する県民理解の促進を図るため,権利擁護講演会を開催しまし た。また,ポスター・リーフレット等啓発資料を作成しました。 ③ 高齢者虐待相談機能強化事業 権利擁護に関する相談体制を構築するため,専門知識を有し権利擁護活動を実施している団体に委託し,虐待に関す る相談から解決までの機能強化を図りました。 [平成18年度の成果] ① 地域ネットワークシステム構築事業 検討会,研修会を計28回開催し,各圏域におけるネットワーク構築を支援しました。 ② 高齢者虐待防止普及・啓発事業 県内4圏域で開催した高齢者権利擁護講演会には,820人が参加し,高齢者虐待への理解の促進を図りました。 ポスター「あなたの『気付き』が虐待を受けている高齢者を救います」を4,000部,リーフレット「ご存じです か?高齢者虐待」を8,000部作成し,介護サービス事業所等に配付し高齢者虐待防止についての啓発を図りました。 ③ 高齢者虐待相談機能強化事業 法律・医療・保健・福祉・消費者問題等に関し専門性を有する者が,各市町村,地域包括支援センター等からの相談 等や事例検討会の講師として対応し,異業種連携,ネットワーク化を図っての解決に向けた調整を図りました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 21 高齢者が元気に安心して暮らせる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 長寿社会政策課 事 全体計画(事業期間) 事 業 ・地域ネットワークシステム構築事業 ・高齢者虐待防止普及・啓発事業 ・高齢者虐待相談機能強化事業 (平成17年度∼平成21年度) 業 量 及 び 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・検討会,研修会の開催26回 ・講演会の開催4回(大河原,仙台,栗原, 登米圏域) ・市町村,地域包括支援センターに対する対 応相談窓口の設置 量 事 業 費 事 − - 191 - 3,991 [うち県決算額] 3,991 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖地域福祉推進普及事業‖【重点】 [事業概要] みやぎ保健医療福祉プランについて県民各位への普及啓発を行い,また庁内に県の推進本部を設置するとともに,外 部の学識経験者等からなる委員会を設置して,みやぎの保健・医療・福祉の推進状況やプランの進行管理を行うもので す。 [平成18年度の実施状況] ① みやぎ保健医療福祉プランの普及啓発 みやぎ保健医療福祉プランについて,各総合福祉圏域毎に県民の方々を対象にした説明会を開催するとともに,市 町村職員,市町村社会福祉協議会及び社会福祉施設職員等を対象とした各種研修会等において説明を行いました。 ② みやぎ保健医療福祉プランの進行管理 みやぎ保健医療福祉プランの進行管理を行うための庁内組織である「宮城県保健医療福祉推進本部」及び外部の有 識者等で組織する「みやぎ保健医療福祉プラン推進委員会」を開催しました。 [平成18年度の成果] ① みやぎ保健医療福祉プランの説明会及び各種研修会等において,3,000名を超える方々に対し説明を行い,広 く普及啓発が図られました。 ② みやぎ保健医療福祉プラン推進委員会を開催し,みやぎの保健・医療・福祉の推進状況やプランの進行について御 意見をいただきました。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 地域福祉課 事 全体計画(事業期間) 事 ・みやぎ保健医療福祉プランの普及啓発 ・みやぎ保健医療福祉プランの進行管理 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・みやぎ保健医療福祉プラン説明会の開催等 ・宮城県保健医療福祉推進本部及びみやぎ保健 医療福祉プラン推進委員会の開催 業 量 事 業 費 (平成18年度∼22年度) − - 192 - 4,879 [うち県決算額] 4,879 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖地域福祉活動促進事業‖【重点】 [事業概要] 県民が福祉活動に取り組むきっかけ作りを行うとともに,地域住民や地域で福祉活動を行うグループ等と協働し,地 域福祉を推進するものです。 ① みやぎの地域福祉実践塾 県民を対象とした研修等を通じて,地域福祉の担い手として地域で自主的活動を行う人材を養成します。 ② 福祉活動の道先案内人派遣事業 福祉活動に取り組む団体等に対し,福祉活動の実践者や有識者をアドバイザーとして派遣し,必要な専門知識や具 体的な手法等について助言等を行い,その活動を支援するとともに団体等の育成を図ります。 ③ 地域福祉市町村支援事業 県,市町村,市町村社会福祉協議会が連携して,有識者の助言や支援を得ながら,モデル地域の「地域力」に関す る調査を行い,調査結果を資料とした住民ワークショップ等を通じて地域課題を抽出し,解決策を検討・実施します。 [平成18年度の実施状況] ① みやぎの地域福祉実践塾 各保健福祉事務所に一般公募による応募者及び所管区域内の関係団体等から推薦された者で組織する「みやぎの地 域福祉実践塾」を設置し,保健・医療・福祉に関する研修等を行い,地域で自主的に福祉活動を行う人材を養成しま した。 ② 福祉活動の道先案内人派遣事業 県内で地域福祉の推進に先導的に取り組んでいる福祉活動リーダーを発掘し,人材リストを作成,公開しました。 ③ 地域福祉市町村支援事業 行政が地域に働きかけ,地域住民に地域の問題に気づいてもらい,地域住民自らがその課題解決のための活動を推 進するため,4地区のモデル地域において20歳以上の住民を対象に「地域生活と地域活動に関するアンケート調 査」を実施し,地域に対する意識を把握しました。また,各モデル地域において「アンケート結果報告会」及び「意 見交換会」を開催し,よりよい地域づくりのために必要なことについて意見交換を行いました。 [平成18年度の成果] ① みやぎの地域福祉実践塾 各圏域で6∼10回にわたり保健・医療・福祉に関する研修を行いました。また,塾生同士のネットワークを築く ため,塾生交流会を開催しました。これにより,塾生の保健・医療・福祉に関する知識・経験が増え,地域福祉活動 に向けての基礎作りが進みました。 ② 福祉活動の道先案内人派遣事業 11名の福祉活動リーダーを「福祉活動の道先案内人」として登録しました。 ③ 地域福祉市町村支援事業 住民アンケート調査の回収率が80%を超え,また,住民ワークショップを行うことにより,地域住民の地域に対 する考えや,地域生活における不安なことなどをかなり把握することができました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 保健福祉部 地域福祉課 事 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) ・みやぎの地域福祉実践塾 (平成18年度∼22年度) 事 ・福祉活動の道先案内人派遣事業 (平成18年度∼22年度) 業 ・地域福祉市町村支援事業 (平成18年度∼20年度) 事業主体 平成18年度事業 県 ・みやぎの地域福祉実践塾 各圏域に実践塾の設置 7か所 塾生の登録 93名 塾生交流会の開催 1回 各圏域活動回数 6∼10回 ・福祉活動の道先案内人派遣事業 案内人の登録 11名 ・地域福祉市町村支援事業 モデル地域の設定 4か所 アンケート調査の実施 2,019名対象 回収率81.9% アンケート結果報告会開催 各地域1回 計107名 意見交換会開催 各地域1回 計 86名 − 4,497 [うち県決算額] 4,497 量 事 業 費 - 193 - 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖地域福祉実践モデル事業‖【重点】 [事業概要] みやぎ保健医療福祉プランの基本理念である「地域で自分らしい生活を安心して送れる社会」を実現するため,地域生 活支援や地域福祉の観点から先導的なモデルとなる事業所を指定して,県,民間事業者及び地域住民の協働を通じて「地 域力」を高める拠点づくりを目指します。 [平成18年度の実施状況] 「世代を超えた福祉ケアモデル事業」については,社会福祉法人に委託のうえ,世代を超えた地域生活の在り方を高め る取組として,地域住民の参加協力を得ながら,小学校,中学校等の児童生徒が特別養護老人ホームや重度・重複障害者, 知的障害者及び認知症高齢者が暮らしをともにする共生型グループホームで生活する利用者と様々な交流を行うことに より,地域生活や地域福祉の在り方を実践し,その効果の検証を行いました。 「地域福祉創造支援事業」については,NPO法人,社会福祉法人等を対象に,住民参加による地域づくりや地域生活 支援により「地域力」を高めようとする先駆的な取組に対して,助成を行いました。 [平成18年度の成果] 「世代を超えた福祉ケアモデル事業」については,高齢者,障害者の居宅支援及び保育事業を実施している団体(1ケ 所)に委託し,小学校,中学校等及び社会福祉協議会等の協力を得ながら実践することにより効果的な事業の実施が図ら れ,世代を超えた観点から地域生活の在り方の検証及びその有効性が確認できました。 「地域福祉創造支援事業」については,事業を実施した3団体(3ケ所)に対して,運営費,備品購入費及び建物改修 費の助成及び運営への助言等を行い,新たな福祉の枠組みや,「地域力」を高めるための拠点の整備ができました。また, 縦割りの制度を超えたサービス等の展開により,利用者のニーズに合わせて,地域生活を支援することが可能になりまし た。 [事業箇所] 世代を超えた福祉ケアモデル事業 栗原市 地域福祉創造支援事業 仙台市若林区,仙台市泉区,加美町 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 保健福祉部 地域福祉課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 事業主体 ・世代を超えた福祉ケアモデル事業 4ケ所 ・地域福祉創造支援事業 12ケ所 (平成18年度∼21年度) (単位:千円) 平成18年度事業 県,社会福 ・世代を超えた福祉ケアモデル事業 1ケ所 祉法人等 ・地域福祉創造支援事業 3ケ所 業 量 事 業 費 26,660 − - 194 - 10,181 [うち県決算額] 4,445 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖共生型地域生活総合支援事業‖【重点】 [事業概要] みやぎ保健医療福祉プランの基本理念である「地域で自分らしい生活を安心して送れる社会」を実現するため,重度・ 重複障害者,知的障害者及び認知症高齢者が暮らしをともにする共生型グループホームをはじめとする共生型事業を実施 している事業所に対する個別支援,事業所間の合同支援を重層的に実施するとともに共生型事業の普及啓発を行います。 [平成18年度の実施状況] 個別支援として,共生型グループホームを運営している事業所を訪問し,意見交換及び研修ニーズの把握等を行い,4 事業所に対し,個別の課題に対し助言等を行いました。 合同支援として,共生型グループホームを運営する事業所間の連携強化のため「みやぎ共生ネット」の設立を支援する とともに,人材育成のための研修企画に対し運営支援を行いました。 [平成18年度の成果] 個別事業所のニーズを踏まえ技術的支援を行うことにより,事業所運営の円滑化が図られました。 共生型グループホームを運営する事業所等で組織する「みやぎ共生ネット」が設立され,各事業所の連携強化,共生型 サービスの実践による効果や課題の共有化及び研修会の開催等を通じての人材育成が図られました。 共生型グループホーム等の事業所紹介や取組の状況等について,市町村,事業者,地域ボランティア等の研修会におい て,情報発信することができました。 [事業箇所] 名取市,登米市,栗原市,七ヶ宿町 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 保健福祉部 地域福祉課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 事業主体 県 ・個別支援 ・合同支援 ・事業効果の研究 (平成18年度∼21年度) (単位:千円) 平成18年度事業 ・個別支援 4事業所 ・合同支援 3回 量 事 業 費 3,316 − - 195 - 430 [うち県決算額] 430 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖多機能型地域ケアホーム運営強化対策事業‖【重点】 [事業概要] 多機能型地域ケアホームの地域における役割と支援内容を検討するとともに,新たなサービス事業の掘り起こしや地域 展開への支援を行うことにより生活支援機能の拡大を図り,併せて,同ホームの普及啓発を図ります。 [平成18年度の実施状況] 民生委員等を対象に多機能型地域ケアホームの意義の周知,取組の紹介及び地元社会福祉協議会との協力による新たな サービス事業の掘り起こしを行いました。また,同ホームを運営する3事業所合同で実施した研修や先進地視察への支援 を行いました。 [平成18年度の成果] 合同研修や先進地視察を行ったことにより,事業所間の協力体制が推進されました。また,地元社会福祉協議会の協力 を得たことにより,子育てサロンを定期的に開催する等,ケアホームの生活支援機能の拡充が図られました。 [事業箇所] 大河原町,柴田町 [担当部局・課室名] 保健福祉部 地域福祉課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 事業主体 県 ・新たな需要の掘り起こし対策 ・地域展開への支援 ・ケアホームの普及・啓発 (平成18年度∼20年度) (単位:千円) 平成18年度事業 ・民生委員等に対するケアホームの紹介 ・先進地視察 ・研修会 ・事業所に対する助言 2回 1回 2回 随時 量 事 業 費 824 − - 196 - 60 [うち県決算額] 60 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖障害児(者)地域療育等支援事業‖【重点】 [事業概要] 在宅の重症心身障害児(者),知的障害児(者),身体障害児の地域における生活を支えるため,身近な地域で療育指 導,相談等が受けられるよう療育機能の充実を図ります。また,地域で生活するグループホーム入居者等の相談支援を行 います。 また,相談支援事業の見直しに伴い,「障害児等療育支援事業」として,障害児を対象とした療育支援を行い,市町村 障害者相談支援事業と連携して,地域における相談支援体制を構築します。 [平成18年度の実施状況] 県内各圏域の社会福祉法人(9法人)に業務を委託し,相談窓口を開設するとともに,専門の相談員であるコーディネ ーター及び地域生活プランナーを複数名配置し(各圏域に3∼4名),知的障害児(者)に対して訪問・外来による健康 診査,療育相談,各種福祉サービスの提供に係る援助・調整及びボランティアの育成等を行いました。 県内各圏域の社会福祉法人(10法人)に業務を委託し,相談窓口を開設するとともに,専門の相談員を配置して,障 害児に対して訪問・外来による療育相談・指導,障害児の通う保育所等の職員に対する療育に関する技術指導を行いまし た。 [平成18年度の成果] 障害福祉サービスの利用方法などに関する各種の相談・指導によるサービスの利用拡大に努めたところ,相談件数等に おいて平成17年度前半並みの15,227件の実績がありました。 また,市町村障害者相談支援事業と連携した相談支援を開始し,障害児に関する相談は,3,912件の実績がありま した。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 量 事業主体 障害児(者)地域療育等支援事業 (平成8年度∼平成18年度前半) 1 療育等支援施設事業 (1) 在宅支援訪問療育指導事業 (2) 在宅支援外来療育指導事業 (3) 地域生活支援事業 (4) 施設支援一般指導事業 2 グループホーム支援事業 県 障害児等療育支援事業 (平成18年度後半∼) 1 訪問による療育指導 2 外来による療育相談・指導 3 障害児の通う保育所等の職員に対する療 育に関する技術指導 事 業 費 − 県 − - 197 - (単位:千円) 平成18年度事業 ・各種相談・指導件数 ・各種相談・指導件数 15,227件 3,912件 85,863 [うち県決算額] 85,863 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上と実現 7−1 ‖知的障害者援護施設特別処遇加算補助事業‖【重点】 [事業概要] 重度の知的障害者を受け入れている知的障害者支援施設等に人件費補助を行い,職員の加配を促すことで適切な処遇を 確保します。 [平成18年度の実施状況] 知的障害者支援施設15施設に対する補助を実施しました。 [平成18年度の成果] 補助対象事業所(加配施設)が拡大し,特別要介護認定者数も増加しました。 地域で暮らす障害者の日中活動の場である知的障害者援護施設等で処遇の充実が図られています。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 ・知的障害者援護施設特別処遇加算補助事業 市町村 (単位:千円) 平成18年度事業 ・知的障害者援護施設特別処遇加算補助事業 事 (平成9年度∼) 対象事業所数 :15事業所 特別要介護認定者数:295人 業 量 事 業 費 − − - 198 - 43,064 [うち県決算額] 43,064 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖知的障害者グループホーム整備促進事業‖【重点】 [事業概要] 本県では,従来の施設入所を中心とした障害者福祉施策から地域生活を中心にした障害者福祉施策への転換を推進し ていますが,施設に入所する知的障害者が地域で自分らしい生活を安心して送るためには,地域での生活の場の確保が 必要になります。その生活の場の1つとして,4∼7人の少人数で共同生活を営むグループホーム(ケアホームを含む。 以下「グループホーム等」という。)が有効な選択肢であることから,市町村又は社会福祉法人等がグループホーム等 を新規設置する場合における住宅改修や備品購入に対して補助を行い,グループホーム等の設置促進を図ります。 [平成18年度の実施状況] 新たにグループホーム等を設置しようとするNPO法人1団体に対して,備品購入費補助として1件,補助金として 300千円を交付しました。 [平成18年度の成果] 当事業により1箇所のグループホーム等を整備し,4人が入居しました。 [事業箇所] 石巻圏域1箇所 [担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 及 び 事 事業主体 ・知的障害者グループホーム整備促進事業 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・知的障害者グループホーム整備促進事業 (平成16年度∼) − − - 199 - 300 [うち県決算額] 300 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖精神障害者自立生活支援事業・精神障害者自立生活支援員派遣事業‖【重点】 [事業概要] 精神科病院に入院している精神障害者のうち,病状が安定して入院治療の必要がないにもかかわらず,地域における 受け皿とのつながりがないなどの理由で入院を余儀なくされている,いわゆる「受入れ条件が整えば退院可能な者」に 対し,外出支援や宿泊体験等,地域生活を体験する場を提供することにより,精神障害者の自立と地域生活への移行の 促進を図ります。同時に,地域支援ネットワークの構築,及び自立生活に必要な社会資源の開発など受け皿作りをして いきます。 [平成18年度の実施状況] 仙台市を除く県内を6地区に分けて各地区1名の自立生活支援員を保健福祉事務所等に配置し,24名の対象者に対 し,精神科病院での面接,外出や宿泊体験の同行等の支援を行いました。 また,精神障害者のグループホーム等に宿泊体験用の部屋を確保し,対象者の宿泊体験を実施しました。 さらに,対象者への具体的な支援の検討,各関係機関のネットワークの構築,受け皿作りを進めるための会議を地域 単位と県単位で実施しました。 [平成18年度の成果] 対象者の大部分が「今後の生活の話をするようになった」「退院後の生活について具体的にイメージするようになっ た」「自発性が出てきた」等,良い方向へ変化し,11名の方が退院しました。また,精神科病院と保健福祉事務所が 連携をとりながらケアマネジメントを実施し,地域の関係者を交えて定期的なケア会議を開催する中で,病院も含めた 地域のネットワークが構築されつつあります。 [事業箇所] 仙台市を除く全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 ・精神障害者自立生活支援事業 ・精神障害者自立生活支援員派遣事業 及 び 事 業 費 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・支援体制及び事業推進のための会議の開催 ・精神障害者自立生活支援員の派遣による支援 ・精神障害者自立生活体験ホームによる宿泊体 験 業 量 事 (平成15年度∼) − − - 200 - 15,148 [うち県決算額] 15,148 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖社会的引きこもりケア体制整備事業‖【重点】 (平成15年度社会的引きこもり社会復帰支援事業から名称変更) [事業概要] 近年,社会環境の変化は著しく,精神発達の途上にある青少年にも,引きこもり・不登校・家庭内暴力などの,様々 な問題が顕在化してきています。本事業は,長期化及び深刻化しやすい「引きこもり」の問題に対応していくため,相 談支援体制などの地域支援システムの構築に向けた検討を行い,さらに今後地域の中で,相談支援を担う関係職員の育 成や関係機関のネットワーク化を進めていきます。 [平成18年度の実施状況] 「社会的引きこもり」者を対象として,社会復帰プログラムを一体的に実施する「フリースペース」を運営するNP O法人に対し,支援マニュアルの作成を委託するとともに,県内7保健福祉事務所において,専門相談や関係職員への 研修会を実施しました。 [平成18年度の成果] NPO法人が作成した支援マニュアルが,今後の地域支援を行う上での有効な資料になりました。また,保健福祉事 務所の専門相談については142名(延282名)の方が利用され,精神科医や臨床心理士等による相談内容に応じた 支援を実施しました。さらに,研修会には延272名の参加者があり,地域ネットワークの構築等について,検討する ことができました。 [事業箇所] 仙台市(引きこもり者の支援マニュアルの作成を委託) 県内7箇所保健福祉事務所(専門相談,関係職員への研修) [担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・社会的引きこもりケア体制整備事業 及 び 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・引きこもり者の支援マニュアルの作成を委託 ・保健福祉事務所における専門相談の実施,関 係者の研修会 (平成14年度∼) − 事 − - 201 - 3,297 [うち県決算額] 3,297 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖重症心身障害児(者)通園事業‖【重点】 [事業概要] 在宅の重症心身障害児(者)の社会参加機会の拡大と在宅生活の安定を図るため,通園の方法により日常生活動作運 動機能等に係る訓練や保護者に対して療育技術を指導します。 [平成18年度の実施状況] ① 重症心身障害児(者)通園事業(B型)〔国庫補助事業〕を下記4法人(4施設)に委託し,事業を実施しまし た。 ・社会福祉法人 白石陽光園 (知的障害者通所更生施設 とも) 【仙南圏域】 ・社会福祉法人 大崎誠心会 (知的障害者通所更生施設 第二あやめ学園) 【大崎・栗原圏域】 ・社会福祉法人 石巻祥心会 (知的障害者通所更生施設 第二ひたかみ園) 【石巻圏域】 ・社会福祉法人 槃特会 (知的障害者通所更生施設 第二はんとく苑) 【登米圏域】 ② 重症心身障害児(者)通園事業(A型)〔仙台市が下記法人に委託〕については,仙台市との利用契約に基づき, 県所管利用者に対してサービスを提供しました。 ・社会福祉法人 陽光福祉会 (重症心身障害児施設 エコー療育園) 【仙台圏域】 [平成18年度の成果] ① 重症心身障害児(者)通園事業(B型) 実施 4施設 972日開設 延べ4,961人利用 ② 重症心身障害児(者)通園事業(A型) 実施 1施設(仙台市との利用契約に基づき実施) 245日開設 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 延べ765人利用 及 び 事 事業主体 ・重症心身障害児(者)通園事業(B型) (平成9年∼) ・重症心身障害児(者)通園事業(A型) 〔仙台市との利用契約に基づき実施〕 (平成16年度∼) 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・重症心身障害児(者)通園事業(B型) ・重症心身障害児(者)通園事業(A型) 〔仙台市との利用契約に基づき実施〕 量 事 業 費 − − - 202 - 71,287 [うち県決算額] 71,287 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖福祉サービス第三者評価推進事業‖【重点】 [事業概要] 福祉サービスの利用者が適切なサービスを選択できるよう,社会福祉事業の事業者が提供する福祉サービスについ て,第三者機関が客観的・専門的な立場から公正中立に評価し,その評価結果を公表する事業を推進します。そのた め,事業者が第三者評価を受けられるよう環境整備を行うとともに,第三者評価機関に所属する評価者を養成する研 修などを実施します。 [平成18年度の実施状況] ・評価の実施に必要な知識や手法等を習得する「福祉サービス第三者評価者養成研修」を実施し,13名の受講修了 者がありました。(地域福祉課) ・宮城県福祉サービス第三者評価推進機構の会議を開催し,第三者評価基準を検討し決定するとともに,第三者評価機 関の認証に向けた認証基準を検討し決定しました。(社会福祉課) ・国のガイドラインに基づき,県の評価項目を設定するために,高齢者分野における第三者評価のあり方について,他 県の情報を収集したほか,内部検討を行いました。(長寿社会政策課) ・平成18年11月30日・12月1日に開催された保育セミナーにおいて,「第三者評価とこれからの児童福祉施 設」をテーマにした児童福祉施設第三者評価研修が行われました。(子育て支援室) [平成18年度の成果] ・第三者評価者としての意識啓発と評価の実施に基本的な知識や具体的手法等について理解が図られました。(地域福 祉課) ・第三者評価を実施するに当たっての具体的基準が決定し,かつ,評価を実施する評価機関の募集に向けた評価機関認 証基準が決定したことにより,今後の第三者評価の開始に向けた体制が整いました。(社会福祉課) ・高齢者分野の評価項目に対する県の基本的な考え方を検討するとともに,平成18年度から開始された介護サービス 情報の公表制度における調査項目との整合性について検討を行いました。(長寿社会政策課) ・保育セミナー(第三者評価研修)は,児童福祉施設及び保育所(園)の設置者,施設長,職員155人が受講し,「第三 者評価」についての理解が深められました。(子育て支援室) [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 21 高齢者が元気に安心してくらせる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 地域福祉課・社会福祉課・長寿社会政策課・子育て支援室 事 事 業 量 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・福祉サービス第三者評価者養成研修 (平成18年度∼) ・宮城県福祉サービス第三者評価推進機構会議 の開催 ・評価基準に関すること ・評価機関の認証に関すること の検討等 (平成17年度∼) ・実施方針の検討 (平成17年度∼) ・児童福祉施設第三者評価研究事業補助 県 ・福祉サービス第三者評価者養成研修 (30.5時間) ・宮城県福祉サービス第三者評価推進機構会議 の開催 ・評価基準の検討及び決定 ・評価機関の認証基準の検討及び決定 任意団体 県 ・児童福祉施設第三者評価研究事業補助 宮城県保 育協議会 事 業 費 − - 203 - 2,112 [うち県決算額] 1,545 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖バリアフリーみやぎ推進事業‖【重点】 [事業概要] 「地域で自分らしい生活を安心して送れる社会」の実現に向けて,障害者や高齢者等をはじめとした人々が日常生活 や社会生活を送っていくうえで,バリア(障壁,障害)となるものを取り除く「バリアフリー」を進めていくために, 意識啓発,人づくり,情報提供,生活環境の整備等に関する各種事業を実施します。 [平成18年度の実施状況] ① 県民意識の啓発 福祉のまちづくり読本を小学校等に配布し,バリアフリーの意識啓発に努めました(配布小学校数346校,計19, 720冊)。また,バリアフリー福祉教育事業については5つの小中学校でキャップハンディ体験等を実施しました。 ② 人づくりの推進 県内のバリアフリーに取り組む団体等の自主的な活動や連携を図るために組織されている「バリアフリーみやぎ推 進ネット」の各種活動を支援しました。 (総会や交流会の開催,24時間テレビでのキャップハンディ体験の実施,会報の発行3回など) ③ 情報の提供 多目的トイレの利用を無償で開放する施設を示す標識について,14施設に計19枚配布するとともに,利用者の 利便性を図るため,設置場所の情報を提供しました。 ④ 生活環境の整備 「だれもが住みよい福祉のまちづくり条例」に基づき,整備基準に適合している公益的施設(20施設)に対して, 適合証を交付しました。また,完了検査後の不適切な改造等に対しての調査,指導・助言等が可能となるよう条例を 改正しました。 さらに,同条例施行規則(整備基準等)の改正に伴い,整備マニュアル等を改訂し,4圏域で説明会を開催し,施 設のバリアフリー化等についての普及啓発を行いました。 [平成18年度の成果] ① 県民意識の啓発 擬似体験や障害者当事者との交流等の福祉学習を通じて,小・中学生の障害者等に対する理解を深めることができ ました。 ② 人づくりの推進 ネットワーク組織の事務局として,活動を支援することにより,参加団体同士が活動を確認するとともに連携を深 めることができました。 ③ 情報の提供 利用者の利便性の向上に寄与するとともに,施設の方々の障害者に対する理解を深めることができました。 ④ 生活環境の整備 建築士会の会員であり,設計等を実際に行っている方々に対し,公益的施設や住宅など,バリアフリー整備の必要 性を再認識していただきました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 保健福祉部 地域福祉課 事 事 業 量 事 業 費 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・県民意識の啓発 福祉学習のための福祉のまちづくり読本の 作成,配布等 擬似体験や障害者当事者との交流会等を小 中学校で開催 ・人づくりの推進 事務局として各種活動の支援 ・情報の提供 多目的トイレ無償開放施設標識の作成,配 布等 みやぎバリアフリー情報マップの更新・充 実 ・生活環境の整備 「だれもが住みよい福祉のまちづくり条例」 に基づく適合証の交付 福祉のまちづくりの推進の普及啓発 (平成18年度∼) 県 ・県民意識の啓発 福祉のまちづくり読本の配布 (小学校346校,19,720冊) 擬似体験や障害者当事者との交流会等を小 学校4校,中学校1校で開催 ・人づくりの推進 事務局として各種活動の支援(総会や交流 会等の開催,日本テレビの「24時間テレビ」 への参加,会報を3回発行等) ・情報の提供 多目的トイレ無償開放施設標識を14施設 に計19枚配布 ・生活環境の整備 「だれもが住みよい福祉のまちづくり条例」 に基づく適合証の交付(20施設) 整備マニュアル等について4圏域で説明会 を開催 − - 204 - 2,650 [うち県決算額] 2,650 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖県有施設ユニバーサルデザイン推進事業‖【重点】 [事業概要] ユニバーサルデザインの観点から,障害者や高齢者等をはじめとして,不特定多数の方々の利用が想定される県有施 設の整備を行う際に,ワークショップ等により意見をいただき,よりいっそう使いやすい施設の整備を図っていきます。 [平成18年度の実施状況] 宮城県第三女子高等学校の改築工事に伴い,設計内容に関する意見交換のワークショップを平成19年3月19日に 開催し,設計内容に対する検討,意見交換を行いました。 参加者:在校生,卒業生,車いす利用の方,学校関係者や工事関係者など24人 [平成18年度の成果] 意見交換により出された意見に対し,施設整備内容について説明があり,出席者の理解が得られました。 ワークショップに参加した在校生や卒業生,学校関係者にユニバーサルデザインに対する普及・啓発がなされるとと もに,工事関係者にユニバーサルデザインに対する整備の必要性が再認識されました。 [事業箇所] 仙台圏域 [担当部局・課室名] 保健福祉部 地域福祉課 事 全体計画(事業期間) 事 ・ワークショップの開催 ・県有施設の整備 業 (平成18年度∼) 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 ・ワークショップの開催1回 ・県有施設の整備 (宮城県第三女子高等学校改築に伴う設計内容 に対するワークショップによる意見交換) 量 事 業 費 − - 205 - 171 [うち県決算額] 171 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖県庁業務障害者就労モデル事業‖【重点】 [事業概要] 県庁舎内で障害者の特性に応じた業務を創出し,県が率先して障害者雇用の場を確保します。また,障害福祉課内に職 場実習生として知的障害者を受け入れ,就業体験の機会を提供するとともに,障害程度や能力に応じた職域の創出並びに 適切な業務内容,業務量などの検討を行います。 [平成18年度の実施状況] ① 古紙リサイクル事業 県庁内(7~13階,17階の49課室)に設置してある回収ボックスからの紙類の回収,運搬,分別,湿式シュレッダー 処理及び搬出業務を障害者団体へ委託し,障害者の雇用の場を確保しました。 ② 障害者ビジネスアシスタント事業 障害福祉課内に知的障害者を2名受け入れ,職場実習生として,事務補助業務に従事してもらい,就業体験の機会を 提供するとともに,障害程度や能力に応じた職域の創出並びに適切な業務内容,業務量などの検討を行いました。 [平成18年度の成果] ① 古紙リサイクル事業 障害者6名を雇用し,古紙,年間回収量18,316kg,年間処理量34,265kgの実績がありました。 ② 障害者ビジネスアシスタント事業 障害福祉課内に知的障害者を2名受け入れ,就業体験の機会を提供しました。また,この事業を通して,知的障害者 の能力に応じた職域の創出,適切な業務内容,支援方法についての検討を行うことができました。 [事業箇所] 県庁 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 18 多様な就業機会や就業環境の創出 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 事業主体 県 1 古紙リサイクル事業 (平成15年度∼) 業 量 事 業 費 2 障害者ビジネスアシスタント事業 (平成18年度∼) (単位:千円) 平成18年度事業 1 古紙リサイクル事業 障害者6名の雇用の場を創出 古紙,年間回収量18,316kg,年間処理量 34,265kg 2 障害者ビジネスアシスタント事業 障害福祉課内に知的障害者を1名(延べ 2名)受入れ − − - 206 - 14,034 [うち県決算額] 14,034 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖就労支援事業‖【重点】 [事業概要] 障害者が地域で生活を送るためには,雇用・就労の実現による経済的な自立が不可欠です。このため,事業主等への障 害に対する理解促進,障害のある人の就労意欲や職業能力の向上等,就労支援に関する取り組みを展開します。 [平成18年度の実施状況] ① 障害者就労アドバイザー派遣事業 障害のある人が就労する場合に障害者本人の職場への適応と一連の仕事の内容や作業に慣れるまでの指導・助言を行 う障害者就労アドバイザー派遣を行いました。 ② 知的障害者ホームヘルパー養成研修事業 知的障害者を対象とした,ホームヘルパー2級課程養成研修(1回)及び3級課程養成研修(2回)を実施しました。 [平成18年度の成果] ① 障害者就労アドバイザー派遣事業 障害者の職場定着の促進等のため,障害者就労アドバイザーを763回派遣し,就労を通した社会参加に寄与しまし た。これによって,障害者5名が就労に結びつきました。 ② 知的障害者ホームヘルパー養成研修事業 2級課程養成研修では9名,3級課程養成研修では25名が受講し,障害者6名が就労に結びつきました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 18 多様な就業機会や就業環境の創出 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事 業 事業主体 1 障害者就労アドバイザー派遣事業 (平成14年度∼) 2 知的障害者ホームヘルパー養成研修事業 (平成15年度∼) 県 (単位:千円) 平成18年度事業 1 障害者就労アドバイザー派遣 763件 2 知的障害者ホームヘルパー養成研修開催 2級課程 1回 9名受講修了 3級課程 2回 25名受講修了 量 事 業 費 − − - 207 - 5,525 [うち県決算額] 5,525 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖みやぎ障害者ITサポート事業‖【重点】 [事業概要] IT講習会等により障害者向けITの普及定着を推進するとともに,就労に向けた人材育成や相談窓口の中核機関とし て「みやぎ障害者ITサポートセンター」を設置し,障害者の就労及び社会参加を支援します。 [平成18年度の実施状況] ① みやぎ障害者ITサポート事業 障害者の社会参加や就労等を促進するため,在宅就労支援や相談窓口の機能を持つ拠点機関として「みやぎ障害者I Tサポートセンター」を設置するとともに各種IT講習会を実施しました。 ・障害者向けIT講習会(知的・精神・視覚・聴覚及び肢体不自由向けの基礎技能の習得を目的とした集合研修) ・パソコン訪問講習(集合研修には参加できない重度の障害児・者を対象とした在宅訪問研修) ・障害者ITスキルアップ研修事業 ・相談支援事業 ② ちゃれんじど情報塾開催事業 障害児の情報リテラシーの向上による将来の在宅就労等社会参加の可能性を広げるため,小・中学生に対して情報 通信技術に親しむ機会を提供しました。 ・障害児パソコン教室 ・障害児パソコン学習訪問支援 等 [平成18年度の成果] ① 障害者ITスキルアップ研修受講者18人中,8人が就労に結びつき,また,各種研修・相談支援を通じて,障害者 のITの利用機会創出や活動能力の格差是正が図られました。 ② パソコン教室,訪問支援を通し,実際に情報通信技術に親しむ機会を提供することができました。また,それを支援 するボランティア等のスタッフの意識の醸成を図ることができました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 18 多様な就業機会や就業環境の創出 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 保健福祉部 障害福祉課 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 1 事 2 事業主体 障害者IT研修事業 (平成13年度∼) 県 ちゃれんじど情報塾開催事業 (平成11年度∼) 業 量 事 業 費 − − - 208 - (単位:千円) 平成18年度事業 1 障害者ITサポート事業 ・知的障害者向け講習会 1回 5名 ・精神障害者向け講習会 3回 15名 ・視覚障害者向け講習会 3回 40名 ・聴覚障害者向け講習会 2回 9名 ・肢体不自由者向け講習会 2回 12名 ・パソコン訪問講座(個人講習) 30名 ・スキルアップ研修 4回 18名 ・相談件数 888件 2 ちゃれんじど情報塾開催事業 ・パソコン教室 3回 16名 ・学習訪問支援 1人 8回 17,197 [うち県決算額] 17,197 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖障害者就業・生活サポート事業‖【重点】 [事業概要] 職業生活における自立を図るために継続的な支援を必要とする障害者のための,職場実習や就職先の開拓及び職場定 着支援等を行うことを目的とした,障害者就業・生活サポートセンターを設置し,障害者の雇用の促進と職業生活の安 定を図ります。 [平成18年度の実施状況] 仙台市を除く仙台都市圏域を対象とした社会福祉法人宮城県社会福祉協議会(岩沼市:ぱれっとさとのもり)に対し 障害者生活サポートセンター事業費補助金を交付しました。 (1)運営主体:社会福祉法人宮城県社会福祉協議会 (2)設置場所:岩沼市下野郷字前條463−3 (3)活動区域:塩竃市,名取市,多賀城市,岩沼市,亘理町,山元町,松島町,七ヶ浜町,利府町,大和町, 大郷町,富谷町,大衡村 (4)補助金額:6,700千円 [平成18年度の成果] (1)相談人数 :1,014人 (2)就職人数 : 17人 この他,ハローワーク及び関係機関との密接な連携を図り,障害者の雇用の場の拡大に努めました。 [事業箇所] 仙台圏域 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 18 多様な就業機会や就業環境の創出 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 産業経済部 労政・雇用対策課(経済商工観光部 事 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・障害者就業・生活サポート事業 業 量 及 び 事 事業主体 社会福祉 法人等 業 産業人材・雇用対策課) 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・障害者就業・生活サポートセンターの運営 (平成13年度∼) − - 209 - 6,773 [うち県決算額] 6,773 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖難病相談支援センター事業‖【重点】 [事業概要] 地域で生活する難病患者及びその家族は,日常生活においてさまざまな悩みや不安等を抱えており,これらの不安等の 軽減を図るため,難病に関する相談・支援等の拠点として宮城県難病相談支援センターを設置しています。難病相談支援 センターは,難病患者等の活動団体である特定非営利活動法人宮城県患者・家族団体連絡協議会に運営を委託しています。 難病相談支援センターは,療養・日常生活,各種制度の手続き等に関する電話・面接相談,患者会の設立支援,専門の講 師による医療講演・相談会,ボランティア研修会の開催など難病患者等の立場に立ったきめ細かい支援等を行い,患者等 が安心して地域生活が送れる環境の整備を推進しています。 [平成18年度の実施状況] 難病相談支援員2人,補助員1人配置し,週5日(10時∼17時)(月1回土・日曜対応)体制で電話・面接等によ り相談・支援等の業務を行いました。また,医療・福祉・雇用等の専門家を講師として難病患者等に対する講演・相談会 を開催するとともに,患者・家族の疾病や療養生活,介護に関する情報交換の場として交流会を行いました。さらに,患 者会・支援の会の立ち上げの支援や患者等の在宅生活を支援するボランティア育成等のための研修会を開催しました。 [平成18年度の成果] 電話・面接等により1,863件の相談があったほか,医療講演会を3回,ピア・カウンセリング研修会及びボランティ ア講習会を各1回開催しました。講演会には延べ128人,ピア・カウンセリング研修会には32人,ボランティア講習 会には27人,講演会と同時開催した患者交流会には107人の参加がありました。また患者会の立ち上げ支援によりF OP(進行性骨化性線維異形成症),多系統萎縮症の2つの疾患の患者会等が新設されました。さらにFOPの患者支援 の会が実施した難病指定にむけての国会請願活動等を支援しました。 なお,FOPは平成19年3月,難病に指定されました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 保健福祉部 健康対策課(疾病・感染症対策室) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 ○難病相談支援センターの運営 ・療養・日常生活等に関する相談 事 ・就労支援 ・患者等に対する講演会・交流会の開催 ・患者・家族団体への支援 業 ・ボランティアの育成 (平成17年度∼) (単位:千円) 平成18年度事業 県 ・療養・日常生活等に関する相談 ・就労支援 ・患者等に対する講演会・交流会の開催 ・患者・家族団体への支援 ・ボランティアの育成 量 事 業 費 9,577 − - 210 - 9,446 [うち県決算額] 9,446 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−1 福祉サービス水準の向上の実現 7−1 ‖ALS等総合対策事業‖【重点】 [事業概要] 在宅で療養しているALS(筋萎縮性側索硬化症)等の神経難病重症患者のさまざまな不安等を解消し,患者・家族の 生活の質(QOL)の維持・向上を図るため,拠点・協力病院で構成される神経難病医療ネットワークを活用した緊急時 等の入院調整や難病医療専門員による在宅療養における医療相談を実施するとともに,介護する患者家族のレスパイトの ための介助人や難病のため困難となったコミュニケーションを補完する機器の導入支援技術者を派遣するほか,在宅療養 患者の緊急時の対応のための疾病情報を記載した療養手帳の作成を行っています。さらに,地域における在宅療養を支援 するための保健所管内ごとの医療・保健・福祉の関係者による支援体制を構築し,ALS等の神経難病重症患者が在宅で 安心して療養生活が送れる環境の整備を推進しています。 [平成18年度の実施状況] 協力病院として1施設を追加指定するとともに,15件の入院調整の申し込み及び1,533件の医療相談があったほ か,医療従事者等実地研修会を3回開催しました。また,31人の患者家族への介助人派遣や,33人の患者へコミュニ ケーション機器導入支援技術者派遣を行いました。さらに,新たに10人に対して難病療養手帳を交付したほか,県保健 所において地域の在宅療養の支援体制の構築に取り組むとともに,ボランティアの養成・登録に努めました。 [平成18年度の成果] 神経難病医療ネットワークの拡充(拠点・協力の施設数21→22)が図られたほか,入院調整実績は13件,計3回 開催の研修会への参加者数は延べ148名でした。また,介助人は延べ1,539回,コミュニケーション機器導入支援 技術者は延べ146回派遣し,難病療養手帳の交付患者は延べ87人,ボランティアの登録者数は延べ121人となりま した。さらに,災害時にALS患者等が適切な対応ができるよう「災害時対応ハンドブック作成指針」を作成しました。 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 22 障害があっても安心して生活できる地域社会の実現 [担当部局・課室名] 保健福祉部 健康対策課(疾病・感染症対策室) 事 業 量 及 び 事 業 費 全体計画(事業期間) 事業主体 ○神経難病医療ネットワーク事業 ・医療ネットワークの構築・拡充 ・医療相談 ・在宅療養患者の入院等の調整 事 ・医療従事者等の実地研修会の開催 (平成10年度∼) ○ALS在宅療養患者介助人派遣事業 ・介護“ホットいきぬき”サービス支援 (平成9年度∼) ・指名制介助人派遣 業 (平成11年度∼) ○難病患者個人ネットワーク構築事業 ・患者個人ネットワーク形成支援 ・患者療養手帳の作成・配布 (平成11年度∼) ○コミュニケーション機器導入支援事業 ・コミュニケーション機器導入支援技術者派遣 量 (平成13年度∼) ○難病患者地域支援対策推進事業 ・地域支援ネットワークの構築・拡充 ・ボランティアの養成・登録 (平成13年度∼) 県 事 業 費 − 31,226 (単位:千円) 平成18年度事業 ・医療ネットワークの拡充 ・医療相談 ・在宅療養患者の入院等の調整 ・医療従事者等の実地研修会の開催 ・介護“ホットいきぬき”サービス支援 ・指名制介助人派遣 ・患者個人ネットワーク形成支援 ・患者療養手帳の作成・交付 ・コミュニケーション機器導入支援技術者派遣 ・地域支援ネットワークの構築・拡充 ・ボランティアの養成・登録 - 211 - 29,092 [うち県決算額] 29,092 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−2 いきいきシニアパワーの活用戦略 7−2 ‖みやぎシニアカレッジ・アカデミー校運営事業‖【重点】 [事業概要] 高齢者の高度な知的ニーズにこたえ,社会貢献活動の促進を図るため,みやぎシニアカレッジ・アカデミー校の運営 を行います。 [平成18年度の実施状況] 4つの講座を開設し,年間12回∼20回の学習を行いました。 「福祉の専門講座」 20回 「史跡・郷土史と地域講座」 12回 「野生植物と環境保全講座」 12回 「デジタルカメラと記録講座」 12回 [平成18年度の成果] 合計63名が所定の学習を修了しました。学習に参加した高齢者自身の生きがいづくりに寄与するとともに,1年間 の学習を通じて培ったネットワークを活かして,修了後にそれぞれの地域で社会貢献活動に取り組むことが期待されて います。 「福祉の専門講座」 10名 「史跡・郷土史と地域講座」 27名 「野生植物と環境保全講座」 10名 「デジタルカメラと記録講座」 16名 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 21 高齢者が元気に安心して暮らせる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 長寿社会政策課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・毎年,シニアの皆さんが興味・関心のある 分野で4講座程度を開設する。 及 び 事 事業主体 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 社会福祉法人 「福祉の専門講座」 宮城県社会福 「史跡・郷土史と地域講座」 祉協議会 「野生植物と環境保全講座」 「デジタルカメラと記録講座」 − - 212 - 20回 12回 12回 12回 3,907 [うち県決算額] 1,982 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−2 いきいきシニアパワーの活用戦略 7−2 ‖元気シニアのためのマッチング推進事業‖【重点】 [事業概要] シニア世代の地域活動を促進するため,経験や知識・ノウハウ・技術などを活かしたボランティア活動を希望してい るシニア世代の個人・団体と,受入れを希望している市民活動団体を,宮城県社会福祉協議会がホームページを媒体に して仲介するものです。 [平成18年度の実施状況] マッチングのためのホームページ「元気シニアのみやぎ情報ネット」を立ち上げ,情報の募集を開始しました。 [平成18年度の成果] 高齢者の知識や経験を活かした地域活動への参加等の促進が図られました。 登録された情報 20件 「人材求む」 6件 「活動の場求む」 0件 「行事イベント情報」 11件 「活動場所」 3件 [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 21 高齢者が元気に安心して暮らせる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 長寿社会政策課 事 全体計画(事業期間) 事 業 量 事 業 費 ・ホームページの立ち上げ ・マッチングの推進 業 量 及 び 事 事業主体 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 社会福祉法人 ・ホームページの立ち上げ 宮城県社会福 祉協議会 − - 213 - 251 [うち県決算額] 251 政策方針における項目7:誰もが暮らしやすい地域社会の実現 7−2 いきいきシニアパワーの活用戦略 7−2 ‖老人クラブ社会貢献活動促進事業‖【重点】 [事業概要] 財団法人宮城県老人クラブ連合会が実施する県内老人クラブの社会貢献活動への取り組みを促進する事業に対し補助 するものです。 [平成18年度の実施状況] ① 社会貢献活動表彰 県内の老人クラブのうち,子育て支援活動等の社会貢献活動に積極的に取り組んだ老人クラブを表彰しました。 ② 認知症サポーター養成講座 県内の市町村において,主に老人クラブ会員を対象とした「認知症サポーター養成講座」を開催しました。 [平成18年度の成果] ①老人クラブ等が行う社会貢献活動の促進が図られました。(社会貢献活動表彰:15団体) ②認知症を正しく理解し,認知症の人や家族を温かく見守る応援者(認知症サポーター)が養成されました。 (認知症サポーター養成講座:35市町村において36回開催(参加者1,500人)) [事業箇所] 全県 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 取組 21 高齢者が元気に安心して暮らせる環境づくり [担当部局・課室名] 保健福祉部 長寿社会政策課 事 事 業 量 事 業 費 業 量 及 び 事 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・社会貢献活動に顕著な取り組みがあった老 人クラブ等の表彰 ・認知症サポーター養成講座の開催 財団法人宮城 県老人クラブ 連合会 ・社会貢献活動表彰 15団体 ・認知症サポーター養成講座 1,500人 − - 214 - 1,000 [うち県決算額] 1,000 政策方針における項目8:NPOなど多様な主体との協働及び地域文化の振興 8−1 NPOとのパートナーシップの構築と活動基盤の強化 8−1 ‖みやぎNPO夢ファンド事業‖【重点】 [事業概要] 特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンターが運営する「地域貢献サポートファンドみんみん」内に,目的, 助成基準等を個別に設定する「冠ファンド」の一つとして「みやぎNPO夢ファンド」を開設し,NPO関係者,学識 者,企業関係者及び県関係者等による運用委員会で選考の上,県内NPOに助成を行います。 [平成18年度の実施状況] NPOが自らの目的に即した公益活動を展開する上で必要とされる活動資金について,県拠出金と市民・企業からの 寄附金を原資とするファンドから助成しました。 (県拠出金の状況) 平成18年度拠出金額 4,000千円 平成18年度末拠出金額累計 29,000千円 (助成状況) 人材育成支援プログラム,ステップアップ支援プログラム及びスタートアップ支援プログラムの3プログラム全 体で,11団体に,3,400千円を助成しました。 [平成18年度の成果] NPOがその活動を行う上で必要とされる資金を助成することにより,県内NPOの育成及びNPO活動の自立的・ 継続的活動を促進しました。 [事業箇所] 県内 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 将来ビジョン実現を支える基礎的な取組 [担当部局・課室名] 環境生活部 NPO活動促進室 事 業 量 全体計画(事業期間) ・みやぎNPO夢ファンド事業 事 及 び 事 業 費 (単位:千円) 事業主体 平成18年度事業 県 NPO ・企画コンペによる,活動資金の助成 (プログラム名,助成団体数) ①人材育成支援プログラム(6団体) ②ステップアップ支援プログラム(2団体) ③スタートアップ支援プログラム(3団体) 業 量 (平成15年度∼25年度) 事 業 費 50,000 − - 215 - 4,000 [うち県決算額] 4,000 政策方針における項目8:NPOなど多様な主体との協働及び地域文化の振興 8−1 NPOとのパートナーシップの構築と活動基盤の強化 8−1 ‖みやぎNPOサポートローン‖【重点】 [事業概要] NPO活動の資金支援をするため,金融機関との提携により,NPO法人向けの融資制度を創設し,低利,無担保に よる資金貸付を行うことで,県内NPO法人の自律的・継続的活動の一層の促進を図ります。 [平成18年度の実施状況] 東北労働金庫宮城県本部との提携(協調)融資とし,資金貸付に関する業務一切については,当該金融機関が行いま す。融資実績は,NPO法人3団体に対して16,000千円融資しました。 (主な融資条件) 1 融資対象 国や自治体等からの委託金等の公的資金について,1年以内の受給が確定しているNPO法人 2 資金使途 つなぎ資金(運転資金) 3 融 資 額 つなぎ資金の範囲まで 4 返済期間 1年以内 5 金 利 年1.7%(固定金利) ※各年度の3月1日現在で見直し翌月改定 6 担 保 不要 [平成18年度の成果] NPO法人へ融資することにより,NPO法人が行う委託事業等の円滑な実施とNPO法人の継続的活動を促進しま した。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 環境生活部 NPO活動促進室 事 業 量 全体計画(事業期間) 及 び 事 業 費 事業主体 ・みやぎNPOサポートローン 県 東北労 働金庫宮 城県本部 事 業 (単位:千円) 平成18年度事業 ・NPO法人に対するつなぎ資金の融資 融資法人数 3団体 融資額 16,000千円 量 (平成17年度∼21年度) 事 業 費 50,000 − - 216 - 10,000 [うち県決算額] 10,000 政策方針における項目8:NPOなど多様な主体との協働及び地域文化の振興 8−1 NPOとのパートナーシップの構築と活動基盤の強化 8−1 ‖NPOマネジメントサポート事業‖【重点】 [事業概要] NPOの自主的・継続的活動に不可欠な財務・経理,労務管理等のマネジメント能力の向上やマンパワー面の強化を 図るため,各圏域においてマネジメント・セミナーを実施するとともに,中間支援型NPO(NPO支援のためのNP O)職員を対象としたスキルアップセミナーを実施し,団体運営面の支援事業を総合的に展開します。 [平成18年度の実施状況] NPOの組織マネジメント能力向上を図るためのマネジメント・セミナーや,中間支援型NPO職員を対象としたス キルアップセミナーを実施しました。 事 業 名 NPOマネジメント・セミナー 事 業 内 容 団体運営,組織づくり,会計と税務,企画書づくりと 資金調達等基礎講座,実践講座 中間支援センター・組織スキル アップセミナー 運営方法,情報収集・提供,人材育成,情報公開等中 間支援センターのマネジメント力向上,スタッフ・ス キルアップ研修 実 施 箇 所 大河原町,白石市,角田 市,石巻市,大崎市,栗 原市,登米市,気仙沼市 仙台市 [平成18年度の成果] NPO関係職員及び市町村職員等を対象としたNPOマネジメント・セミナーは458名,また,中間支援センタ ー・組織スキルアップセミナーは19名が受講し,NPOの基本的なマネジメント能力の向上や中間支援型NPOスタ ッフのスキルアップが図られました。 [事業箇所] 大河原町,白石市,角田市,仙台市,石巻市,大崎市,栗原市,登米市,気仙沼市 <参考> 「宮城の将来ビジョン行動計画」(平成19年度∼平成21年度)で関連する取組 将来ビジョン実現を支える基礎的な取組 [担当部局・課室名] 環境生活部 NPO活動促進室 事 事 業 量 及 び 業 費 (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・NPOマネジメント・セミナー ・中間支援センター・組織スキルアップセミナ ー 県 NPO ・NPOマネジメント・セミナー (受講者)NPO関係職員,市町村職員等 458名 ・中間支援センター・組織スキルアップセミナ ー (受講者)NPO関係職員,市町村職員等 19名 業 量 (平成16年度∼20年度) 事 業 費 事 25,000 − - 217 - 4,055 [うち県決算額] 4,055 政策方針における項目9:行政の電子化の推進 9−1 電子自治体及び総合情報ネットワークの構築 9−1 ‖みやぎ電子県庁構築事業‖【重点】 [事業概要] ITを活用し,行政手続の透明化,迅速化を図るとともに,インターネットを利用し,いつでも,どこからでも申請 を可能にする各種行政手続の電子化,ホームページによる行政情報の提供等の行政サービスを行うことにより,県民サ ービスの質的向上,行政コストの低減及び地域産業の活性化を目指します。 [平成18年度の実施状況] 平成14年10月策定の「電子県庁推進アクションプログラム」に基づき,開発してきた電子県庁構築のための各種 システムについて,平成17年4月から順次稼働を開始し,運用・保守業務のアウトソーシング及び改善などを実施し ました。 また,行政運営の効率化を図るための「バックオフィスシステム(財務会計システムなどの内部事務システム)」に ついて,詳細設計・開発業務を実施しました。 あわせて,全国地方公共団体相互を結ぶ総合行政ネットワーク(LGWAN)の運用を行うとともに,運営に要する 経費の負担を行いました。 各システムの稼働開始状況 平成17年4月 「宮城県電子県庁共通基盤システム」 平成17年5月 「宮城県電子申請システム」 平成17年8月 「宮城県建設工事等電子入札システム」 (企画部 (企画部 (出納局 情報システム課) 情報システム課) 契約課) [平成18年度の成果] 宮城県建設工事等電子入札システムによる入札対象範囲を拡大するとともに,平成19年6月からの稼働開始に向け 電子調達システムの開発の実施や、平成20年4月からの稼働開始に向け「バックオフィスシステム」の詳細設計・開 発業務を実施するなど,計画通りの進ちょく状況となっており,電子県庁構築に向けて順調に各事業が進んでいます。 [事業箇所] 全県 [担当部局・課室名] 企画部 情報政策課,情報システム課 [関係課:総務部 人事課,土木部 用地課,出納局 事 事 業 業 量 及 び 事 業 費 会計課,契約課,教育庁 高校教育課] (単位:千円) 全体計画(事業期間) 事業主体 平成18年度事業 ・共通基盤システム,電子申請システム,電子 調達システムの構築・運用 ・公金電子収納システムの導入・整備 ・総合行政ネットワークの運用(利活用推進) (平成16年度∼) 県 市町村 ①共通基盤システム,電子申請システムの運 用・保守 355,028 ②バックオフィスシステムの詳細設計・開発 業務の実施 157,441 ③総合行政ネットワーク(LGWAN)の県・ 市町村での利用推進 66,576 量 事 − − 579,045 [うち県決算額] 業 費 579,045 - 218 - 政策方針における項目9:行政の電子化の推進 9−1 電子自治体及び総合情報ネットワークの構築 9−1 ‖人事管理システム整備事業‖【重点】 [事業概要] バックオフィスシステムの整備に併せて,現在運用している人事・給与トータルシステムの再構築(ネットワークの 切替,他システムとのデータ連携,機器更新等)を行うとともに,新たに職員身上調書と管理者マネジメント支援制度 の電子化を図る次期システムを開発します。 [平成18年度の実施状況] ① 人事・給与トータルシステムの再構築 情報系LANへの移設,機器更新(OS,データベースの更新),他システム(庶務業務支援システム等)とのイン ターフェイス開発,機能拡張等を実現するため,委託業務により基本設計とプログラム開発を行いました。 ② 次期システム関係 これまで紙媒体で運用していた職員身上調書と管理者マネジメント支援制度のシステム化を実現するため,委託業務 により基本設計とシステム開発を行いました。 [平成18年度の成果] ① 人事・給与トータルシステムの再構築 平成19年度中の移設稼働に向けて,委託業務によりシステム改修の基本設計とプログラム開発を行いました。 ② 次期システム関係 職員が直接使用するシステムであることから,バックオフィスシステムとの親和性を図ることで利便性を高めるとと もに,同じ開発環境を活用して経費の圧縮を実現するため,庶務業務支援システムと一体となった委託業務により基本 設計とシステム開発を行いました。平成20年度の本稼働に向けて,画面構成や運用方法を検討しています。 [事業箇所] 県庁組織内 [担当部局・課室名] 総務部 人事課 事 業 量 全体計画(事業期間) 事 及 び 事 事業主体 ・システム開発 ・機器調達 県 業 費 (単位:千円) 平成18年度事業 ・システム開発 業 量 事 業 費 (平成18年度∼平成19年度) 96,708 − - 219 - 9,708 [うち県決算額] 9,708 参考資料 宮城の将来ビジョンにおける33の取組 - 221 - 索 引 1 五十音順索引 2 担当部局・課室別索引 五十音順索引 あ IT教育推進事業 98 休日・夜間保育事業 169 ITビジネス競争力強化市場形成促進事業 23 共生型地域生活総合支援事業 195 安全安心なまちづくり推進事業 162 極東ロシアとの経済交流調査事業 い 医学生修学資金等貸付事業 130 一時・特定保育事業 171 金華山島森林復元事業 145 緊急配備支援システム整備事業 164 グリーン製品普及拡大事業 161 く え グリーン・ツーリズム促進支援事業 AED(自動体外式除細動器)による緊急救命措置普及 事業 211 エコファーマー支援普及事業 159 ケアマネジメントリーダー活動支援事業 ESCO事業導入可能性調査事業 149 県から市町村への権限移譲の推進 NPOマネジメント・サポート事業 217 元気シニアのためのマッチング推進事業 け 48 建設業経営多角化支援事業 お 親(母)と子の宿泊型生活サポート事業 174 か 介護支援専門員資質向上事業 10 213 14 206 県有施設ユニバーサルデザイン推進事業 205 県立学校耐震化促進事業 116 県リハビリテーション支援センター機能整備事業 外国籍県民支援事業 190 県庁業務障害者就労モデル事業 県立高校将来構想推進事業 外国人観光客誘致促進事業 35 126 ALS等総合対策事業 園芸特産戦略産地育成事業 84 90 135 33 86 こ 189 高規格幹線道路整備事業(三陸縦貫自動車道) 70 介護予防調査推進事業 185 高規格幹線道路整備事業(常磐自動車道等) 71 介護予防に関する事業評価・市町村支援事業 184 高規格幹線道路整備事業(みやぎ県北高速幹線道路) 72 外資系(研究開発型)企業の誘致促進事業 学級編制弾力化事業 学校英語教育充実推進事業 25 高次脳機能障害者支援事業 99 高速自動車道沿線開発整備プラン策定事業 103 140 79 高等学校学力向上ステップアップ事業 101 109 学校活性化プロポーザル事業 89 高等学校スクールカウンセラー活用事業 学校活性化プロポーザルモデル事業 88 高齢者虐待対策事業 191 学校給食地場野菜等利用拡大事業 51 高齢者リハビリテーション促進事業 134 学校評価支援事業 96 コールセンターサポート事業 環境関連新技術開発支援事業 20 29 コールセンター立地促進特別奨励金 28 環境産業コーディネーター派遣事業 151 個性派野菜(プンタレッラ)ブランド化促進事業 42 環境にやさしい農業定着促進事業 160 子ども専用相談推進事業 168 観光客誘致ステップアップ事業 34 子どもの心すこやか育成事業 105 観光立県みやぎ戦略推進事業 30 子どもメンタルサポート事業 178 米ビジネス推進事業 45 き 企業立地奨励金 企業連携型リサイクルシステム構築支援事業 機能性食品等開発普及支援事業 26 153 18 さ 災害等重要突発事案対策事業 115 災害ボランティア受入体制整備事業 117 救急医師養成事業 124 産業廃棄物処理業者指導強化事業 156 救急医療体制強化推進事業 123 産業廃棄物処理システム健全化促進事業 158 - 223 - 五十音順索引 産業廃棄物発生抑制等支援事業 152 精神障害者自立生活支援事業・精神障害者自立生活支援 員派遣事業 産業廃棄物不法投棄監視強化事業 157 仙台空港アクセス鉄道整備推進事業 74 仙台空港国際空港化促進事業 73 し 200 仙台空港臨空都市整備事業(交通安全施設整備) 76 自治体病院開設者協議会支援事業 127 仙台空港臨空都市整備推進事業 75 自治体病院等臨床研修支援事業 128 仙台港背後地土地区画整理事業 78 市町村振興総合支援事業 11 仙台国際貿易港整備事業・仙台国際貿易港振興対策事業 自動車関連産業特別支援事業 17 仙台湾の水循環健康診断事業 社会的引きこもりケア体制整備事業 201 若年者就職支援ワンストップセンター事業 66 13歳の社会へのかけ橋づくり事業 97 重症心身障害児(者)通園事業 202 就労支援事業 207 首都圏県産品販売等拠点運営事業 44 障害児(者)地域療育等支援事業 197 障害児教育地域支援推進事業 先端・基盤技術高度化支援事業 77 143 15 そ 総合教育相談事業 107 た 第三セクター鉄道対策事業 93 80 多機能型地域ケアホーム運営強化対策事業 196 男女共同参画相談と自立サポート事業 181 100 地域安全対策推進事業 163 125 地域医療システム学講座設置事業 131 146 地域医療システム検討促進事業 132 情報通信関連企業立地促進奨励金 27 地域営農システム推進支援事業 58 食育推進事業 50 地域子育て支援センター事業 職業観を育む支援事業 68 地域産業振興事業 食材王国みやぎ総合推進事業 37 地域におけるバイオディーゼル燃料利活用推進事業 155 ジョブサポート事業 69 地域の中核的な病院整備推進事業 122 65 障害者就業・生活サポート事業 209 小学校英語教育推進事業 104 小規模多機能型居宅介護事業促進事業 188 小中学校学力向上推進事業 小児救急医療対策事業 傷病鳥獣救護システム事業 私立学校新規高卒者就職支援事業 ち 172 36 地域福祉活動促進事業 193 新エネルギー地産地消導入促進モデル事業 150 地域福祉実践モデル事業 194 進学指導充実支援事業 102 地域福祉推進普及事業 192 新型インフルエンザ対策事業 141 地域包括支援センター職員等研修事業 183 新規高卒未就職者対策事業 64 地域まるごと子育て支援モデル事業 166 新規就農者支援事業 57 地域リハビリテーション医療体制整備推進事業 133 地域リハビリテーション支援体制整備事業 139 人事管理システム整備事業 219 新世代アグリビジネス総合推進事業 52 知的財産権活用推進研修事業 新みやぎの農業教育訓練システム整備事業 56 知的障害者援護施設特別処遇加算補助事業 198 知的障害者グループホーム整備促進事業 199 す 中小企業経営安定資金貸付金 水管橋耐震化促進事業 水産物供給施設衛生高度化推進事業 114 81 水産物産地衛生管理定着事業 119 スクーリングサポートネットワーク事業 106 12 中小企業再生支援協議会運営費補助事業 63 中小企業産業振興資金貸付金 13 つ せ 生活支援機器産業育成・支援事業 24 19 - 224 - 津波情報ネットワーク構築事業 110 津波避難誘導標識等設置事業 112 五十音順索引 と みやぎ経営戦略会議開催事業 8 東北テクノロジーセンター運営事業 21 宮城県次世代育成支援対策協議会開催事業 165 特別非常勤講師制度活用事業 95 宮城県ドクターバンク事業 129 特別養護老人ホーム建設費補助事業 186 みやぎ国際戦略プラン策定事業 共に学ぶ学習システム整備事業 91 みやぎ子育てシンポジウム2006開催 共に学ぶ教育研修充実事業 94 みやぎ雇用創出対策事業 な 82 167 67 みやぎシニアカレッジ・アカデミー校運営事業 212 みやぎ障害者ITサポート事業 208 生がき安全安心対策事業 120 みやぎ食の安全安心県民総参加運動事業 118 難病相談支援センター事業 210 みやぎ地球温暖化対策地域推進事業 148 みやぎ電子県庁構築事業 218 に 乳児保育等推進事業 170 みやぎのおいしい「食」ブランド化戦略推進事業 38 みやぎの観光イメージアップ事業 32 宮城の将来ビジョン策定事業 は 配偶者暴力(DV)被害者支援対策事業 176 バリアフリーみやぎ推進事業 204 ひ 東アジアとの経済交流促進事業 83 光関連産業育成支援事業 16 7 みやぎの水産物トップブランド形成事業 40 みやぎの野菜ブランド化推進事業 39 みやぎの養液栽培普及推進事業 54 みやぎブランド材流通強化対策事業 60 みやぎマーケティング・サポート事業 62 民間主導型国内観光客誘致対策連携事業 31 麦・大豆ビジネス推進事業 47 む ふ ファミリーグループホーム事業 175 福祉サービス第三者評価推進事業 203 福祉用具プランナー研修事業 138 木造住宅等震災対策事業 不妊専門相談センター運営事業 179 「もっともっと・みやぎの間伐材」流通拡大対策事業 59 不妊治療医療費助成事業 180 山の幸振興総合対策事業 49 ふるさと食品活性化ネットワーク支援事業 55 も 111 や ほ 放課後児童健全育成事業 173 ゆ 防潮水門緊急整備事業 113 有用貝類毒化監視対策事業 121 ポジティブ・アクション推進事業 182 ユニットケア促進研修事業 187 母子保健児童虐待予防事業 177 よ み 養殖水産物ブランド化推進・強化事業 水循環保全基本計画及び流域水循環計画策定事業 みやぎ新しいまち・未来づくり推進事業 みやぎアドベンチャープログラム事業 みやぎe-ブランド確立支援事業 43 142 9 り 108 22 みやぎエコファクトリー立地促進事業 154 みやぎNPOサポートローン 216 みやぎNPO夢ファンド事業 215 みやぎおさかな12つき提供事業 41 みやぎ木づかいモデル創造事業 61 みやぎグローバルビジネス総合支援事業 85 - 225 - リアスの森保全対策事業 147 リハビリテーション支援センター整備事業 136 リハビリテーション職員研修会開催支援事業 137 老人クラブ社会貢献活動促進事業 214 ろ 担当部局・課室別索引 総務部 人事課 人事管理システム整備事業 219 私学文書課 私立学校新規高卒者就職支援事業 65 みやぎ新しいまち・未来づくり推進事業 10 9 危機対策課 津波情報ネットワーク構築事業 161 産業廃棄物発生抑制等支援事業 152 地域におけるバイオディーゼル燃料利活 用推進事業 155 みやぎエコファクトリー立地促進事業 154 廃棄物対策課 市町村課 県から市町村への権限移譲の推進 グリーン製品普及拡大事業 産業廃棄物処理業者指導強化事業 156 産業廃棄物処理システム健全化促進事業 158 産業廃棄物不法投棄監視強化事業 157 生活・文化課 110 安全安心なまちづくり推進事業 162 男女共同参画推進課 企画部 政策課 宮城の将来ビジョン策定事業 7 男女共同参画相談と自立サポート事業 181 ポジティブ・アクション推進事業 182 NPO活動促進室 地域振興課 NPOマネジメントサポート事業 217 高速自動車道沿線開発整備プラン策定事 業 79 みやぎNPOサポートローン 216 市町村振興総合支援事業 11 みやぎNPO夢ファンド事業 215 総合交通対策課 第三セクター鉄道対策事業 80 保健福祉部 情報政策課 みやぎ電子県庁構築事業 地域福祉課 218 情報産業振興室 共生型地域生活総合支援事業 195 県有施設ユニバーサルデザイン推進事業 205 196 ITビジネス競争力強化市場形成促進事 業 23 多機能型地域ケアホーム運営強化対策事 多機能型地域ケアホ ム運営強化対策事 業 コールセンターサポート事業 29 地域福祉活動促進事業 193 コールセンター立地促進特別奨励金 28 地域福祉実践モデル事業 194 情報通信関連企業立地促進奨励金 27 地域福祉推進普及事業 192 東北テクノロジーセンター運営事業 21 バリアフリーみやぎ推進事業 204 みやぎe-ブランド確立支援事業 22 福祉サービス第三者評価推進事業 203 情報システム課 みやぎ電子県庁構築事業 社会福祉課 218 環境生活部 災害ボランティア受入体制整備事業 117 福祉サービス第三者評価推進事業 203 医療整備課 環境政策課 医学生修学資金等貸付事業 130 ESCO事業導入可能性調査事業 149 AED(自動体外式除細動器)による緊急 救命措置普及事業 126 新エネルギー地産地消導入促進モデル事 業 150 救急医師養成事業 124 みやぎ地球温暖化対策地域推進事業 148 救急医療体制強化推進事業 123 自治体病院開設者協議会支援事業 127 自治体病院等臨床研修支援事業 128 小児救急医療対策事業 125 環境対策課 水循環保全基本計画及び流域水循環計画 策定事業 142 自然保護課 金華山島森林復元事業 145 地域医療システム学講座設置事業 131 傷病鳥獣救護システム事業 146 地域医療システム検討促進事業 132 地域の中核的な病院整備推進事業 122 地域リハビリテーション医療体制整備推 進事業 133 宮城県ドクターバンク事業 129 リハビリテーション職員研修会開催支援 事業 137 食と暮らしの安全推進課 みやぎ食の安全安心県民総参加運動事業 118 資源循環推進課 環境産業コーディネーター派遣事業 151 企業連携型リサイクルシステム構築支援 事業 153 - 226 - 担当部局・課室別索引 長寿社会政策課 子育て支援室 介護予防調査推進事業 185 一時・特定保育事業 171 介護予防に関する事業評価・市町村支援 事業 184 休日・夜間保育事業 169 元気シニアのためのマッチング推進事業 213 地域子育て支援センター事業 172 高齢者虐待対策事業 191 地域まるごと子育て支援モデル事業 166 高齢者リハビリテーション促進事業 134 乳児保育等推進事業 170 小規模多機能型居宅介護事業促進事業 188 福祉サービス第三者評価推進事業 203 特別養護老人ホーム建設費補助事業 186 みやぎ子育てシンポジウム2006開催 167 福祉サービス第三者評価推進事業 203 福祉用具プランナー研修事業 138 県庁業務障害者就労モデル事業 206 みやぎシニアカレッジ・アカデミー校運 営事業 212 高次脳機能障害者支援事業 140 ユニットケア促進研修事業 187 社会的引きこもりケア体制整備事業 201 老人クラブ社会貢献活動促進事業 214 重症心身障害児(者)通園事業 202 就労支援事業 207 障害児(者)地域療育等支援事業 197 障害福祉課 介護保険室 介護支援専門員資質向上事業 189 ケアマネジメントリーダー活動支援事業 190 地域包括支援センター職員等研修事業 183 精神障害者自立生活支援事業・精神障害 者自立生活支援員派遣事業 知的障害者援護施設特別処遇加算補助事 業 健康対策課(平成19年3月まで) ALS等総合対策事業 県リハビリテーション支援センター機能 整備事業 食育推進事業 199 211 みやぎ障害者ITサポート事業 208 135 リハビリテーション支援センター整備事 業 136 50 141 地域リハビリテーション支援体制整備事 業 139 難病相談支援センター事業 210 産業経済部(平成19年3月まで) 産業政策推進室(平成19年3月まで) 健康推進課(平成19年4月から) 食育推進事業 地域リハビリテーション支援体制整備事 業 198 知的障害者グループホーム整備促進事業 新型インフルエンザ対策事業 県リハビリテーション支援センター機能 整備事業 200 135 個性派野菜(プンタレッラ)ブランド化 促進事業 42 地域産業振興事業 36 みやぎ経営戦略会議開催事業 50 8 新産業振興課 139 疾病・感染症対策室(平成19年4月から) 環境関連新技術開発支援事業 20 機能性食品等開発普及支援事業 18 ALS等総合対策事業 211 自動車関連産業特別支援事業 17 新型インフルエンザ対策事業 141 生活支援機器産業育成・支援事業 19 難病相談支援センター事業 210 先端・基盤技術高度化支援事業 15 光関連産業育成支援事業 16 みやぎマーケティング・サポート事業 62 子ども家庭課 親(母)と子の宿泊型生活サポート事業 174 子ども専用相談推進事業 168 子どもメンタルサポート事業 178 外資系(研究開発型)企業の誘致促進事 業 25 配偶者暴力(DV)被害者支援対策事業 176 企業立地奨励金 26 ファミリーグループホーム事業 175 不妊専門相談センター運営事業 179 中小企業経営安定資金貸付金[債務負担 行為] 12 不妊治療医療費助成事業 180 中小企業再生支援協議会運営費補助事業 63 母子保健児童虐待予防事業 177 中小企業産業振興資金貸付金[債務負担 行為] 13 宮城県次世代育成支援対策協議会開催事 業 165 放課後児童健全育成事業 173 産業立地推進課 経営金融課(平成19年3月まで) 産業人材育成課(平成19年3月まで) - 227 - 新規就農者支援事業 57 新みやぎの農業教育訓練システム整備事 業 56 担当部局・課室別索引 労政・雇用対策課(平成19年3月まで) 若年者就職支援ワンストップセンター事 業 障害者就業・生活サポート事業 森林整備課 66 リアスの森保全対策事業 209 147 漁業振興課(平成19年3月まで) 新規高卒未就職者対策事業 64 水産物供給施設衛生高度化推進事業 みやぎ雇用創出対策事業 67 水産物産地衛生管理定着事業 観光課 みやぎおさかな12つき提供事業 81 119 41 外国人観光客誘致促進事業 33 漁港漁場整備課(平成19年3月まで) 観光客誘致ステップアップ事業 34 仙台湾の水循環健康診断事業 143 観光立県みやぎ戦略推進事業 30 生がき安全安心対策事業 120 みやぎの観光イメージアップ事業 32 有用貝類毒化監視対策事業 121 民間主導型国内観光客誘致対策連携事業 31 養殖水産物ブランド化推進・強化事業 国際政策課 研究開発推進課(平成19年3月まで) 外国籍県民支援事業 86 極東ロシアとの経済交流調査事業 84 みやぎ国際戦略プラン策定事業 82 知的財産権活用推進研修事業 24 経済商工観光部(平成19年4月から) 国際経済課 富県宮城推進室(平成19年4月から) 東アジアとの経済交流促進事業 83 地域産業振興事業 みやぎグローバルビジネス総合支援事業 85 みやぎ経営戦略会議開催事業 食産業・商業振興課(平成19年3月まで) 食産業 商業振興課(平成19年3月まで) 36 8 新産業振興課 37 外資系(研究開発型)企業の誘致促進事 業 環境関連新技術開発支援事業 20 52 機能性食品等開発普及支援事業 18 38 自動車関連産業特別支援事業 17 40 生活支援機器産業育成・支援事業 19 先端・基盤技術高度化支援事業 15 首都圏県産品販売等拠点運営事業 44 食材王国みやぎ総合推進事業 新世代アグリビジネス総合推進事業 みやぎのおいしい「食」ブランド化戦略 推進事業 みやぎの水産物トップブランド形成事業 43 農業振興課 25 エコファーマー支援普及事業 159 知的財産権活用推進研修事業 24 環境にやさしい農業定着促進事業 160 光関連産業育成支援事業 16 みやぎマーケティング・サポート事業 62 地域営農システム推進支援事業 58 みやぎの養液栽培普及推進事業 54 産業立地推進課 農産園芸課(平成19年3月まで) 企業立地奨励金 26 園芸特産戦略産地育成事業 48 商工経営支援課(平成19年4月から) 学校給食地場野菜等利用拡大事業 51 中小企業経営安定資金貸付金[債務負担 行為] 12 米ビジネス推進事業 45 中小企業再生支援協議会運営費補助事業 63 ふるさと食品活性化ネットワーク支援事 業 55 中小企業産業振興資金貸付金[債務負担 行為] 13 みやぎの野菜ブランド化推進事業 39 産業人材・雇用対策課(平成19年4月から) 麦・大豆ビジネス推進事業 47 若年者就職支援ワンストップセンター事 業 山の幸振興総合対策事業 49 障害者就業・生活サポート事業 むらづくり推進課(平成19年3月まで) グリーン・ツーリズム促進支援事業 35 林業振興課 66 209 新規高卒未就職者対策事業 64 みやぎ雇用創出対策事業 67 観光課 みやぎ木づかいモデル創造事業 61 外国人観光客誘致促進事業 33 みやぎブランド材流通強化対策事業 60 観光客誘致ステップアップ事業 34 伐 「もっともっと・みやぎの間伐材」流通 拡大対策事業 策事業 59 観光立県みやぎ戦略推進事業 30 - 228 - 担当部局・課室別索引 みやぎの観光イメージアップ事業 32 民間主導型国内観光客誘致対策連携事業 31 水産業基盤整備課(平成19年4月から) 国際政策課 仙台湾の水循環健康診断事業 143 生がき安全安心対策事業 120 121 外国籍県民支援事業 86 有用貝類毒化監視対策事業 みやぎ国際戦略プラン策定事業 82 養殖水産物ブランド化推進・強化事業 43 国際経済課 極東ロシアとの経済交流調査事業 84 東アジアとの経済交流促進事業 83 みやぎグローバルビジネス総合支援事業 85 土木部 事業管理課 建設業経営多角化支援事業 14 道路課 高規格幹線道路整備事業(三陸縦貫自動 車道) 高規格幹線道路整備事業(常磐自動車道 等) 高規格幹線道路整備事業(みやぎ県北高 速幹線道路) 農林水産部(平成19年4月から) 食産業振興課(平成19年4月から) 個性派野菜(プンタレッラ)ブランド化 促進事業 42 首都圏県産品販売等拠点運営事業 44 河川課 食材王国みやぎ総合推進事業 37 防潮水門緊急整備事業 みやぎのおいしい「食」ブランド化戦略 推進事業 38 防災砂防課 みやぎの水産物トップブランド形成事業 40 津波避難誘導標識等設置事業 農業振興課 71 72 113 112 港湾課 仙台国際貿易港整備事業・仙台国際貿易 港振興対策事業 新規就農者支援事業 57 新みやぎの農業教育訓練システム整備事 業 56 空港対策課(平成19年3月まで) 地域営農システム推進支援事業 58 仙台空港国際空港化促進事業 みやぎの養液栽培普及推進事業 54 159 園芸特産戦略産地育成事業 48 学校給食地場野菜等利用拡大事業 51 環境にやさしい農業定着促進事業 160 米ビジネス推進事業 45 新世代アグリビジネス総合推進事業 52 ふるさと食品活性化ネットワーク支援事 業 55 77 73 臨空地域整備推進課(平成19年3月まで) 農産園芸環境課(平成19年4月から) エコファーマー支援普及事業 70 仙台空港アクセス鉄道整備推進事業 74 仙台空港臨空都市整備推進事業 75 都市計画課 仙台港背後地土地区画整理事業 78 住宅産業振興室(平成19年3月まで) 木造住宅等震災対策事業 111 空港臨空地域課(平成19年4月から) 仙台空港アクセス鉄道整備推進事業 74 みやぎの野菜ブランド化推進事業 39 仙台空港国際空港化促進事業 73 麦・大豆ビジネス推進事業 47 仙台空港臨空都市整備推進事業 75 農村振興課(平成19年4月から) グリーン・ツーリズム促進支援事業 建築安全推進室(平成19年4月から) 35 木造住宅等震災対策事業 111 林業振興課 みやぎ木づかいモデル創造事業 61 みやぎブランド材流通強化対策事業 60 「もっともっと・みやぎの間伐材」流通 拡大対策事業 59 山の幸振興総合対策事業 49 教育庁 教職員課 特別非常勤講師制度活用事業 みやぎアドベンチャープログラム事業 森林整備課 リアスの森保全対策事業 水産物産地衛生管理定着事業 みやぎおさかな12つき提供事業 108 義務教育課 147 水産業振興課(平成19年4月から) 水産物供給施設衛生高度化推進事業 95 81 学級編制弾力化事業 99 学校活性化プロポーザルモデル事業 88 子どもの心すこやか育成事業 119 13歳の社会へのかけ橋づくり事業 41 小学校英語教育推進事業 - 229 - 105 97 104 担当部局・課室別索引 小中学校学力向上推進事業 100 スクーリングサポートネットワーク事業 106 特別非常勤講師制度活用事業 みやぎアドベンチャープログラム事業 刑事総務課 緊急配備支援システム整備事業 95 164 交通規制課 仙台空港臨空都市整備事業(交通安全施 設整備) 108 76 障害児教育室(平成19年3月まで) 障害児教育地域支援推進事業 93 共に学ぶ学習システム整備事業 91 共に学ぶ教育研修充実事業 94 企業局 公営事業課 水管橋耐震化促進事業 高校教育課 IT教育推進事業 学校英語教育充実推進事業 98 103 学校活性化プロポーザル事業 89 学校評価支援事業 96 県立高校将来構想推進事業 90 高等学校学力向上ステップアップ事業 101 高等学校スクールカウンセラー活用事業 109 職業観を育む支援事業 68 ジョブサポート事業 69 進学指導充実支援事業 102 総合教育相談事業 107 みやぎアドベンチャープログラム事業 108 施設整備課 県立学校耐震化促進事業 116 生涯学習課 みやぎアドベンチャープログラム事業 108 特別支援教育室(平成19年4月から) 障害児教育地域支援推進事業 93 共に学ぶ学習システム整備事業 91 共に学ぶ教育研修充実事業 94 警察本部 会計課 災害等重要突発事案対策事業(平成19 年4月から) 115 警務課 災害等重要突発事案対策事業(平成19 年3月まで) 115 生活安全企画課 地域安全対策推進事業 163 地域課 災害等重要突発事案対策事業 115 地域安全対策推進事業 163 - 230 - 114 平成18年度 県 政 の 成 果 平成 19 年 11 月 発行 編集 宮城県 宮城県企画部政策課 仙台市青葉区本町三丁目 8 番 1 号 TEL 022(211)2419