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多摩永山中学校視聴覚室の 天井梁部分に貼られた 石膏ボード

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多摩永山中学校視聴覚室の 天井梁部分に貼られた 石膏ボード
多摩永山中学校視聴覚室の
天井梁部分に貼られた
石膏ボード落下事故に関する説明会
■日 時
■場 所
■ 出席者
平成27年9月19日(土) 午後3時40分~4時30分
多摩永山中学校 体育館
教育長:清水哲也 教育部長:福田美香
教育振興課長:松尾銘造 施設係長:横井浩人
多摩永山中学校 校長:中村伸
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説明会次第
1 多摩市教育委員会教育長からのお詫び
2 多摩永山中学校校長からのお詫び
3 落下事故に関する説明(教育振興課)
4 質疑応答
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落下事故に関する説明
(1)落下当日の状況
① 平成27年9月2日(水)午前9時頃、多摩永山中学校3階
視聴覚室において、1年3組(生徒31名)の授業中に教室中央
にある天井梁に貼られた石膏ボードが剥がれ落ち、生徒11人
が怪我をした。
② 生徒11人はすぐに病院で診察を受けた後、学校に戻り授
業を受け、普段どおりに下校した。
③ 生徒11人は、翌日も普段どおり登校した。
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(2)落下直後の状況写真
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(3)多摩永山中学校の他教室の安全確認
① 落下当日の午前9時10分頃、学校からの連絡を受けて駆
けつけた教育振興課施設係職員が、現場を確認し、手配した
業者により落下した石膏ボード等の片づけを行った。
② 多摩永山中学校では、他の教室も事故が起きた3階視聴
覚室の梁と同じ工法で石膏ボードを貼り付けているため、急
きょその日の午前中に他の教室の安全確認を行った。
③ 安全確認は、現場に駆けつけていた教育振興課施設係と
行政管理課施設保全担当の技術職員で目視による確認及び
打診調査を実施し、現時点で問題のある箇所はなく、今すぐに
落下する危険がないことを確認した。
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(4)市内小中学校の安全確認
落下当日の午後、多摩永山中学校以外の市内全学校につい
ても、教育振興課施設係と行政管理課施設保全担当の技術職
員で、今回事故が発生した梁と同じ工法を採用している学校が
ないかどうか、また、安全が確保されているかどうか、目視によ
る確認及び打診調査を実施した。
その結果、現時点で問題のある箇所はなく、今すぐに落下す
る危険はないことを確認した。
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(5)落下した要因の考察
今回落下した石膏ボードは、平成10年にGL工法で施工し、その後
接着面の剥がれが確認されたため、補強工事を実施していた。
①GL工法
石膏系接着剤を用いて、コンクリート面などに下地無しで石膏ボー
ドを直接貼る工法。下地の調整や骨組みを必要としないため、作業
が省力化され工期が短縮できるメリットがある。
②平成23年3月のアングル工事
平成23年2月に教室窓側の梁部分の石膏ボードに剥がれが見受
けられたため、端部をアルミアングルで固定する工事を行った。工事
は3月9日に完了した。
⇒【落下した要因】
②の工事直後の3月11日に、東日本大震災が発生したが落下等
することはなかった。しかし、4年半が経過する中、接着面の剥がれ
が徐々に進行し、自重に耐えられず、今回の事故が発生したものと
思われる。
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視聴覚室梁写真(アングル工事部分)
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(6)アスベスト分析調査
今後、撤去作業等を行うにあたって、安全性の確保に万全を期すため、材
料にアスベストが含有しているかどうか、専門業者による分析調査及び図面
等による検証を行なった。
①石膏ボード
含有されていない
【理由】
今回施工されたのは平成10年であり、石綿含有石膏ボードの製造時期
(昭和45年~昭和61年)に施工されたものではない。
②吹付け仕上げ材(ひる石) ※3階視聴覚室梁部分、1階理科室天井部分
含有されていない
【理由】
専門業者が仕上げ材を採取し分析を行なった結果、アスベストは含有され
ていないことが確認された。
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(7)今後の対応
①アスベスト調査等の結果、材料にアスベストが含有されてい
ないことが確認されたため、今回落下したGL工法で施工されて
いる全教室の中央の梁に貼られた石膏ボードについて、落下
の危険を排除するため、できるだけ速やかに石膏ボードを撤去
する。
②工事にあたっては、学校運営に影響がないよう、学校と十分
に調整を図りながら石膏ボードの撤去工事を実施する。
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