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三位一体の情報モラル育成 - 学校ICTの利活用が教育現場を変えます。

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三位一体の情報モラル育成 - 学校ICTの利活用が教育現場を変えます。
【印刷回覧用】
広がるモバイル環境。必要なのは学校/教育委員会/家庭での
三位一体の情報モラル育成
もうすぐはじまる新学期は、進級を機に、スマートフォンや携帯電話デビューする子供たちが増加します。携帯電話を
持ち始める子供の低年齢化が進み、小学4年生の所有率はこの3年間で約3倍の41.4%(※1)に上ります。
その一方で「ネットいじめ」は、昨年度過去最多の8,787件あり(※2)、子供の約3人に1人が悪意のある投稿を行った
ことがある(※3)など、さまざまなトラブルが広がっています。
※1 平成25年度 青少年のインターネット利用環境実態調査(内閣府)
※2 平成25年度 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査(文部科学省)
※3 2014年度 情報セキュリティに対する意識調査報告書について(情報処理推進機構)
トラブルに巻き込まれたり、
学力低下をまねいたり不安が広がっている。
■多様化するネット特有のいじめ
無料通話メールアプリでの既読スルー(※1)が要因のグループはずし(※2)
や誹謗中傷。SNSに個人情報や本人の画像を掲載する「さらし」など。
■オンラインゲームやアプリの高額請求
無料だと思っていると、知らず知らずのうちに課金されている場合も。
課金トラブルは年間約2,500件の相談に対して平均購入金額23万円。※3
■スマホ依存
スマホなどの利用時間が多いほど、学力テストの正答率が低い傾向。※4
さらに日常に不満を抱え、SNSで知り合った相手と会うことに肯定的。※5
※1
※2
※3
※4
※5
既読スルー…メッセージが読まれているにもかかわらず、相手から返信がない状態。
グループはずし…グループトークの中から、対象となるメンバーを除外する行為。
平成26年版消費者白書(消費者庁)
平成25年度全国学力・学習状況調査報告書(文部科学省)
中高生の携帯電話、インターネットの利用等について(警視庁)
教育委員会と学校、家庭が三位一体で
情報モラルの育成に取り組むことが重要。
「春のあんしんネット・学校一斉行動」は、昨春に続く2年目となる施策で、
文部科学省、総務省、内閣府、経済産業省、警察庁が共同し、
全国の教育委員会やPTA団体、関係企業にも呼びかけを行っています。
この施策には、ますます進む情報化社会の中で、子供たちが
適切に情報端末を使う知識を、学校だけでなく、家庭も含め
社会全体で考えてもらおうという狙いがあります。
右図は、学校、教育委員会、家庭で
どのような役割が考えられるかを示したものです。
子供たちへ向けて、教育委員会、学校、家庭から
それぞれアプローチをしましょう。
教育委員会→現状把握、学校と家庭への周知
「学校ネットパトロール」の実施で現状把握
Twitterなどの公開SNSを中心に、子供たちの投稿を監視。
不適正な投稿などによるネットいじめの兆候を掴む。
取り組み事例:学校ネットパトロール(相模原市立総合学習センター)
「春のあんしんネット・新学期一斉行動」を
各学校へ周知し、学校を通じて家庭へ周知
「春のあんしんネット・新学期一斉行動」で紹介されている、
各種資料の情報を学校へ提供し、各教科などでの指導時に積極的に
活用するよう依頼する。保護者向けリーフレットや
スマホ購入前チェックシートを学校から家庭へ配布する。
教員や保護者・地域向けのセミナー企画・実施
校長会や保護者会などで専門家を派遣するセミナーを行う。
学校→学習指導要領に基づく教科指導
各教科での情報モラル指導
学習指導要領では、情報モラルは各教科の指導を通して身に付けさせることとしている。
家庭
フィルタリングの徹底、ルール作り
スマホをただ買い与えるだけでなく、学校から配布の「スマホ購入前チェックシート」やリーフレットを活用し、
親子で話し合い、フィルタリング設定やルール作りをする。
それぞれの具体策について、授業の指導案や各種資料・ツールのご提供ができますので、
ぜひご相談ください。
Webサイトからのリンクしているページ
・春のあんしんネット・新学期一斉行動(文部科学省)
・保護者向けリーフレット(内閣府)
・スマホ購入前チェックシート(総務省)
・学校ネットパトロール(相模原市立総合学習センター)
〒153-0061 東京都目黒区中目黒1-8-8 目黒F2ビル
http://www.jmc.ne.jp
TEL:03-6890-8720
2015年3月発行
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