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remedia リメディア ™ D/F触媒フィルター・システム The safest and simplest way to destroy dioxin. The Safest and Simplest Technology for Dioxin Control フィルトレーション分野において常に最先端の技術を提供し続 けているジャパンゴアテックスが、近年、大きな社会問題とな っているダイオキシン・フランの排出規制に十二分に対応でき る画期的な技術「リメディアTM D/F触媒フィルターシステム」を 「 リメディア™ D/F触媒フィル ターシステムはダイオキシ 紹介致します。使用中のバグフィルターに新たなフィルターを ン問題を解決するフィルター技 術として、現在、世界で最も注 」 目されています。 火葬場操作 取り付けるだけで、ガス状ダイオキシン・フランをいとも簡単 に分解することができます。プロセスの変更や新規機材の導入 など、システム設置にかかわる余分なコストは無用です。更に、 ディレクター 環境に優しく、取り扱いは極めて安全です。つまり、ジャパン ゴアテックスのリメディアTM D/F触媒フィルターシステムは、作 業効果が高く、コスト・パーフォーマンスに優れ、安全性に富 んだ革新的なダイオキシン・フラン分解フィルターです。 ダイオキシン問題 そこで、効果的に、安全に、しかも容易 ダイオキシンを如何に削減するかが世界中の にダイオキシンを除去する解決策が望まれて 注目の的となっています。こうした中、各国 います。リメディアTM D/F触媒フィルターシス はダイオキシンに対する規制を次第に強めて テムは、使用中の装置に新規機材を導入する います。一方、人々は食品に含まれるダイオ ことなく効果的にダイオキシンの排出基準を キシン濃度に大きな関心を持っています。こ 達成することを実現しました。既存のダイオ うして、ダイオキシンの排出・処理について キシン制御技術に比べ、格段の作業効率を発 は、規制強化、一般の認識の高まりなど環境 揮します。 問題の大きな課題としてますますその重要度 が高まっています。 リメディア ™ D/F 触媒フィルター システム ダイオキシンを制御する画期的な働き 表面ろ過と触媒作用原理の融合 リメディアTM D/F触媒フィルターシステムの 働きは下図の通りです。ゴアテックス®メン ブレンがフィルター表面で微粒子を捕集しま す。フィルターがパルスジェットなどにより クリーニングされると、固形物はフィルター CO2 CO2 O2 表面から離れバグフィルターのホッパーに集 H2O O2 められます。一方、ガス状のダイオキシン・ HCl ▲ O2 フランは、ゴアテックス®メンブレンを通過 CO2 O2 し触媒フェルト層に達します。触媒がダイオ H2O ▲ ▲ キシン・フランを極微量のCO2、H2O、HCI に分解します。 リメディアTM D/F触媒フィルターシステム は、ガス状のダイオキシンの分解と微粒子の 除去を同時に行うことができます。既存のフ ダイオキシン除去効果と安全性 してあります。最先端フィルトレーション技 ィルターバッグをリメディアTM D/F触媒フィ 触媒作用と表面ろ過の理論を巧みに応用した 術を用いたゴアテックス メンブレンは多く ルターと取り替えるだけなので、作業変更、 リメディア D/F触媒フィルターシステムは、 の産業分野で微粒子の制御や捕集用途として 設備投資、作業員のトレーニングなど一切不 既存のバグフィルターで使用することができ 広く利用されています。 要です。リメディアTM D/F触媒フィルターは、 TM ます。独自のダイオキシン制御技術でガス状 ® また、すでにガス状ダイオキシンの分解 連続運転に対応できるので、信頼性の高い安 のダイオキシン・フランを規制値よりはるか 能力が証明されている触媒は、特許認定のプ 定した運転を可能にし、メンテナンス・コス に低いレベルまで分解することができます。 ロセスによりPTTEと組み合わせて、触媒繊 トを必要最小限に押さえます。またフィルタ また、安全で経済効果も抜群、最低限のメン 維として一体化されています。できあがった ー上のダストケーキの制御も容易に行うこと テナンスで使用できます。 触媒/ePTFEファイバーは、ラステックスePTFE ができます。 リメディア D/F触媒フィルターシステム TM は、延伸PTFE(ePTFE)であるゴアテックス ® スクリムにニードルパンチされフェルト基材 となります。 メンブレンを触媒フェルト基材にラミネート 作業変更は無用です。 ▲ D/F触媒フィルターシ ▲ リメディア TM ステムは既存のバグフィルターに取 り付けられるため、プロセスの変更 キシンを処理することができます。 右図は設備での流れの一例です。 ▲ や工場設備の改造を行わずにダイオ The Total Dioxin Solution for Industry and the Environment リメディアTM D/F触媒フィルターシステムは、 低灰処理コスト:リメディアTM D/F触媒フィ 吸着法などの他のダイオキシン制御方法に比 ルターシステムを使用した場合、ダイオキシ べ多くの優れた機能を有してます。 ンに汚染された吸着剤を処理する必要がない ため、有害廃棄物の処理コストを最小限に抑 ダイオキシンの分解機能:ダイオキシンをガ えることができます。これにより、焼却灰中 ス流内から単に固体残留物に変える活性炭な の吸着剤の量や毒性に関して現在及び将来に どのような吸着剤を使用する方法とは異なり、 わたり懸念される埋め立て地などの処理施設 リメディア D/F触媒フィルターシステムはダ の問題に対応することが可能となります。リ イオキシンを「分解」することができます。 メディアTM D/F触媒フィルターシステムを導 活性炭などを用いて物質を 結果、吸着剤を用いた方法と比べ、環境に放 入することで、有害廃棄物を減少することが 単に煙道ガスから固体状の 出されるダイオキシンの総量を大幅に削減す できるばかりではなく、環境保護への積極的 ることが可能です。 な取り組みを表明することにもなります。 TM 「 残留物に変えるのではなく、ほ とんど全てのダイオキシン・フ ランを除去できるリメディアTM D/F触媒フィルターシステムは 」 頼もしい限りです。 医療廃棄物処理工場経営者 リメディア ™ D/F 触媒フィルター・システム: リメディア TM D/F触媒フィルターシステムは優れた機能を有した唯一のダイオキシン分解システ ムです。 低トータルコスト:リメディア TM D/F触媒フィルターシステムは比類のない機能特性と付加価 腐食を抑制:低温を条件に運転される他のダ 値を備えた新しいダイオキシン・フラン分解システムです。 イオキシン制御技術は、バグフィルター内の 腐食が高くなる可能性がありますが、リメデ ィアTM D/F触媒フィルターシステムは高温 ダイオキシン・フラン抑制技術の 稼動コスト比較(15年間) (最高260℃)での運転が可能なので腐食を抑 制することができます。 耐久性:リメディアTM D/F触媒フィルターシ ステムは、触媒とePTFE繊維で作られている ため、優れた機械強度と耐久性を合わせ持っ ています。5年以上の耐久性が期待できるの で稼動コストを大幅に削減することが可能で す。 ばいじん制御:微細な多孔質構造を持つゴア テックス®メンブレンは、サブミクロンのばい じんをろ過できます。そのため、微細粒子を 捕集し、重金属などの有害物質の大気放出を 制御します。 容易な設置:新規の設備投資は不要です。リ 安全作業:活性炭を使用したシステムはバグ メディアTM D/F触媒フィルターシステムは、 フィルターが火災を起こす危険があります。 柔軟なバグフィルターの運転:微細な多孔質 使用中のバグフィルターに取り付けるだけな また、有害物質を吸着した活性炭は、特にダ 構造であると同時に、滑らかな表面を持つゴ ので既存の設備を最大限に活用することがで イオキシンで汚染されている場合、作業員を アテックス® メンブレンは払い落としをし易 きます。プロセスの変更やスペースの確保は 危険にさらすことになります。活性炭を使用 くするだけではなく、ダストケーキのコント 全く不要です。 しないリメディアTM D/F触媒フィルターシス ロールをも容易にします。このため、低圧損 テムは火災の危険を取り除き、作業員の健康 での運転が可能となり、高い生産性、安定し を守ります。 た稼動、エネルギーの節約など優れた特性を 容易な運転:リメディア D/F触媒フィルタ TM 発揮します。 ーシステムは、設備が稼動している間中、ダ イオキシンを分解します。装置の追加を必要 ダイオキシン除去効果:吸着剤を使用した制 とせず、スムーズな運転でメンテナンスを必 御システムは、ダイオキシンの除去効率を高 要最小限にすることが可能です。 めるためガスを冷却する必要があります。し かし、リメディアTM D/F触媒フィルターシス テムは最大260℃の高温での運転が可能です。 従って、冷却設備の設置やシステムを変更す る必要がありません。 実証された革新的な技術 ン濃度は、活性炭を使用した場合と比べ格段 1995年以来、ゴア社は世界の焼却設備でポリ に低いことが立証されました。つまり、環境 塩化ジベンゾ・ダイオキシン・フランの測定 へのダイオキシンの総排出量(バグフィルタ を200件以上も実施してきました。さらに、 ーから放出されるガス状及び粒子状のダイオ 都市ごみ焼却場、火葬場、高温冶金工場、有 キシンを含む)を大幅に減少させることがで 害廃棄物燃焼セメントキルンなど70箇所以上 きます。 の施設で700を越えるリメディアTM D/F触媒フ これらの優れた結果は、実機テスト、パ ィルターシステムの試作品が導入されまし イロット・テストにおいても同様の成果を納 た。 めています。各テストは温度範囲180-250℃、 特筆すべき事例は、200t/日の処理能力 ろ過速度0.8-1.4m/minの条件で実施されまし をもつ都市ごみ焼却炉にリメディアTM D/F触 た。これらの範囲内では、リメディアTM D/F 媒フィルターシステムを設置して約3年間ダ 触媒フィルターシステムは優れた性能を発揮 イオキシンの排出濃度を計測したところ、規 し、ダイオキシン排出濃度を0.1ng-TEQ/m3N 制値の0.1ng-TEQ/m3Nをはるかに下回る値を 以下に維持できるよう設計されています。 得ることができました。入口のガス状ダイオ リメディアTM D/F触媒フィルターシステム キシンの濃度3.4~5.9ng-TEQ/m Nに対し、排出 は、入口濃度を10ng-TEQ/m3N以下となるよ 濃度は0.1ng-TEQ/m Nを大幅に下回る0.002~ うな良好な燃焼処理施設にはまさに理想的な 0.04ng-TEQ/m Nでした。 システムと言うことができます。 3 3 3 また、リメディアTM D/F触媒フィルターシ 「 リメディアTM D/F触媒フィルター ステムを使用した場合の飛灰中のダイオキシ システムの最大のメリットは、 ダイオキシンを単に吸着するだけで はなく、ダイオキシンを分解してし まうという点にあります。プロセス 確かな実績:リメディア TM D/F触媒フィルターシステムは、実機でダイオキシンとフランを規 や装置を変更する必要は全くありま 制基準値以下に抑制する効果が、長期間にわたって極めて高いことが確認されています。 」 せんでした。 市ごみ処理場所長 10 3.4 3.75 5.89 5.89 4.71 5.94 4.07 2.85 [ng(TEQ)/m3N ] 1 0.1 0.025 0.01 0.011 0.01 0.0025 0.004 0.008 0.013 0.012 27 33 37 0.005 0.002 0.002 0.001 0.25 1.5 3 4.8 8 13 18 21 「優れた実績」:リメディア TM D/F触媒フィルターシステムは様々なアプリケーションでダイオキシ ン・フランを規制基準値以下に抑えています。 0.1 「 0.08 0.072 0.054 0.06 0.042 0.04 0.011 今後一層厳しさを増してい くと予想されます。リメディアTM D/F触媒フィルターシステムは、 既存のバグフィルターを利用し 0.023 0.02 ダイオキシンの排出規制は て効果的なダイオキシン対策を 0.011 図れることから、我々施設を運 0 医療廃棄物 営する者にとって福音と言える でしょう。また、ダイオキシン をコントロールできるだけでな く、微粒子を効率的に集じんで GORE = 信頼の代名詞 きるのもリメディアTM D/F触媒 フィルターシステムのメリット ジャパンゴアテックスは、W.L.ゴア&アソシ グにいたるまで、ろ過・分離技術分野で高い エーツ社と共に、エレクトロニクス・インダ 信頼を得ています。 ストリアル・メディカル・ファブリックスな 環境規制に対応すると同時に、業界の様々な どの産業分野で優れた製品とサービスを提供 ニーズに応えるべく、ゴアグループはろ過・ する世界的な企業です。 分離技術をたゆまなく研究し、技術の限界を フロロポリマー、特にPTFEの開発とその応用 押し広げてきました。触媒プロセスは副産物 技術を駆使して開発した数多くの製品は業界 や環境に対する有害物質の少ない清浄度の高 から高い評価を受けています。また、延伸多 い物質だけを排出します。微多孔性、清浄性、 孔質PTFE(ePTFE)メンブレンを利用したフ 微粒子化しない特性を持つePTFEと触媒の科 ィルトレーション分野では業界を代表するパ 学的反応特性とが融合して燃料電池や工業フ イオニアとして20年以上の経験を生かして活 ィルターなどの分野で注目を浴びています。 躍しています。ePTFEは強靱性、科学的・熱 リメディアTM D/F触媒フィルターシステムは、 的安定性、連続微多孔質構造などの特性によ 将来のろ過技術と有害排気物の制御のあり方 り汎用性の高い高性能のフィルター媒体で を変えていく画期的なシステムです。 す。半導体プロセス用の精密フィルター、モ ジュール、コンピュータハードディスクの汚 染物質の捕集用フィルター、工業用煙突・ば いじん捕集用カートリッジ、フィルターバッ 」 です。 排ガス処理機器メーカー 技術部長 リメディア™ D/F 触媒フィルター システム www.gore.com/remedia リメディア™ D/F 触媒フィルターシステムについての詳細のお問い合わせは下記宛にお願いいた します。 ジャパンゴアテックス株式会社 ビジネスオペレーションセンター インダストリアルグループ 〒156-8505 東京都世田谷区赤堤 1-42-5 電話:03-3327-0011 FAX :03-3427-8305 販売に関するお問い合わせは アルストム パワー株式会社 環境プラント事業部 技術サービス部 〒650-0046 神戸市中央区港島中町 2-3-4 電話:078-303-5019 FAX :078-303-5743 W. L. ゴア&アソシエーツ社 (米国) W. L. Gore & Associates, Inc. 101 Lewisville Road P.O. Box 1100 Elkton, MD 21922-1100 USA 電話:+1-410-392-3300 リメディア™ D/F触媒フィルター・システム* 繊維素材内容 主成分 – ゴアテックス ePTFE / 触媒 スクリム – ラステックス (RASTEX®) ePTFEファイバー フェルト構造 サポート・ニードルフェルト メンブレン ゴアテックス (GORE-TEX®) ePTFE 継続稼働温度 260°C (最高) サージ温度 274°C (最高) 耐酸性 優良 耐アルカリ性 優良 * 全てのスペック内容は通告なしに変更される可能性があります。 ©1999 W. L. ゴア&アソシエーツ・インク ゴア (GORE)、ゴアテックス (GORE-TEX)、リメディア (REMEDIA)、ラステックス (RASTEX)、およびデザイン は W. L. ゴア&アソシエーツ・インクおよびジャパン ゴアテックスの登録商標です。 2000/11