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≪血液検査一覧≫
≪血液検査一覧≫ 検査項目名 検査でわかること 白血球数[WBC] からだに侵入してきた細菌・ウィルス・異物・有害物等をとらえ、排除したり殺したりする。 高値は感染症の疑い。非常に高い、あるいは低い値は血液の病気の疑い。 赤血球数[RBC] 肺で取り入れた酸素を全身に運び、不要となった二酸化炭素を回収して肺に送る役目をする。 多いと多血症、少ないと貧血の疑い。 血小板数 血液の凝固や止血の役割を持っている。 減少すると出血傾向が現れ、極端に増加すると血栓ができる。 ヘマトクリット値(Ht) 血色素測定(Hb) 血液全体に占める赤血球の割合。少ないと貧血の疑い。 赤血球のなかの物質で酸素を運ぶ働きをしている。少ないと鉄欠乏性貧血の疑い。 末梢血液像 白血球の種類や赤血球の形、血小板の形を染色した血液標本を顕微鏡で調べる検査です。 白血球を分類し、この五種類の細胞のバランスが崩れていないかを調べるのが主体ですが、 同時に形に他の血球についても異常のある細胞がないかもチェックします。 グルコース 血液中に存在する糖質の値を見る。高値は糖尿病の疑い。 総蛋白 血液中に含まれる総タンパク(アルブミン、免疫グロブリン等)濃度の検査。 タンパク合成の低下、尿や糞便への漏出があると低値となる。 アルブミン(Alb) A/G GOT[AST] GPT[ALT] アルカリフォスファターゼ 健康、栄養状態を推測できる。 アルブミンやグロブリンの増減を知ることにより生体異常の有無を推測できる。 肝細胞に多く含まれる酵素。肝臓に障害が起こると血液中に流れ出し値が高くなる。 高値は胆汁の排泄に障害の疑い。 乳酸脱水素酵素(LDH) エネルギーの代謝に関係する酵素で、全ての細胞に含まれる。 細胞を障害する病気があると高値となる。 コリンエステラーゼ(ChE) 肝臓で作られる酵素。肝疾患があるとその血清濃度が低下するため、肝疾患の検出に用い る。 クレアチンキナーゼ アミラーゼ 総コレステロール HDL-コレステロール 骨格筋、心筋、脳などの損傷の程度を推測できる。 デンプンを分解する酵素。唾液腺や膵臓に病気があると高値となる。 糖・脂質代謝に異常をきたす疾患、動脈硬化性疾患を推測できる。 中性脂肪 糖分(主食・アルコール・甘いもの)のとりすぎや運動不足で増える。 悪玉のLDLコレステロールを増やし動脈硬化を進める。 尿酸 プリン体の最終代謝産物。高くなると、痛風、尿路結石の原因になる。 尿素窒素(BUN) アミノ酸が代謝されてできたアンモニア(毒物)は、肝臓で無毒の尿素に変えられて尿中に排 泄される。腎機能が低下し排泄が不十分となると、その血中濃度は上昇する。 クレアチニン Na Cl 腎機能の状態を見る。高いと腎機能障害の疑い。 Na/Cl比は140:100で、通常並行して変化する。この比が逆転したりクロール(Cl)のみ変化する 場合は酸塩基平衡に異常があり、ともに変化する場合は水の代謝に異常がある。 K 細胞の機能、特に心筋の細胞機能に大きく影響するもので、その血中濃度は一定に保たれ、 過剰なカリウムは腎から排泄される。高値の場合はほとんどが腎に障害がある。 鉄[Fe] 酸素を運ぶヘモグロビンの構成物質のひとつ。貧血の指標となる。 フェリチン(精密測定) フェリチンは体内の鉄イオンの解毒、貯蔵に関与している鉄結合タンパクで、 胆のう、脾臓に多く存在している。炎症などで高値となる。 α 1-酸性糖蛋白精密測定 肝臓で合成される血清タンパクの一種。 細菌感染や急性炎症があるとその濃度が上昇する。 C反応性蛋白(CRP)定量 CEA 主に大腸やすい臓、胆嚢、胃、肝臓など消化器系がんの腫瘍マーカーです。 AFP 主に肝臓がんの腫瘍マーカーです。 ※上記以外のがん部位に特異的な腫瘍マーカーを検査可能です。 HBs抗原〈スクリーニング〉 B型肝炎ウイルスの検査です。 HCV抗体〈スクリーニング〉 C型肝炎ウイルスの検査です。 HTLV-1抗体価精密測定 成人T細胞白血病ウイルスの検査です。 HIV-1,2抗体価〈スクリーニング〉 HIVの検査です。 ※治療初回または治療経過1年毎に行う検査です。 ABO血液型 血液型を調べる検査です。※血液型が不明な方のみ