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(平成23) 年 03月 24日号
NO,2011.3.24号 寺 報 ずいようじ 煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、 隨 陽 寺 行 事 御 案 内 よろずのこと、みなもてそらごと、 〶 671-2577 TEL.0790-62-6429 兵庫県 宍粟市 山崎町 山崎 475 隨 陽 寺 たわごとまことあることなきに、ただ念仏 のみぞまことにておわします 「歎異抄」 大地震におもう この度の東日本大地震、言葉を失う程の大惨事でした。恐ろしいこと です。娑婆の地獄絵図を見たようでした。 地震、津波、火災、そして原発の危機。誰もが予想し得なかった事態が 起こりました。国を挙げての救済と復興がなされてはいますが、被害甚 大で思うように手が届かないのが現状のようです。 世界各国から救援隊が来てくれているようですし、日本の若いボラン ティアの人達が続々と被災地入りしていることも頼もしいことです。 あちこちで募金活動も始まりました。東本願寺でも親鸞聖人750回忌大 法要を急遽中止して復興支援に全力を挙げるとのことです。今日(3月20 日)の神戸新聞に復興には20兆円~26兆円のお金が必要と試算している 人の記事が出ていました。 しかしお金には代えることの出来ぬ人命が失われ、日毎死者の数は増 えることでしょうし、元の生活に戻れるのには一体何年の歳月がかかる のでしょうか。 この娑婆に生きることは耐え忍ぶことだと思います。天災にしろ人災 にしろ、私達の身の上に何時降りかかって来るかも知れません。仏教で は、この娑婆のことを「堪忍土 (かんにんど)」といいます。娑婆はもともと 地獄なのです。 水や食料、ガソリン…を求めて長い行列が出来ています。被災された 皆さんが整然と並んで順番を待っておられます。欲しいものを皆で分か ち合う。これは正しく浄土の世界です。日本人を誇りに思いますし、私 もまたそうありたいと願っています。 永代経・ 永代経 ・ 別永代経法会 ・平成23年4月28日(木) 午後1時30分より ・講師 正親 恒信 師 (姫路市 西寶寺 住職) ・粗飯を準備してお待ちしており ます ◎ 今後の 今後 の 当寺主要行事◎ 当寺主要行事 ◎ 4月9日10日大茶盛茶会 4月28日 永代経法会 5月1日~5日 俳画賛展・山野草展 6月上旬 市場誠一ピアノコンサート 7月下旬 寺子屋学習会 8月 お盆のお参り 10月 バンブーファイブ演奏会 11月 仏具お磨き奉仕 12月5日 報恩講 12月31日 除夜の鐘撞き 写経教室御案内 ○当教室では、初心者の方には、 墨のすり方、筆の持ち方等… 日 時 4月9日( 土 )、10日( 日 ) から指導しています。楷書は私 午前10時~午後3時迄 も苦手で思うように筆が動きま 場 所 隨陽寺本堂 せん。参加されている皆さんも 写経のところまでは程遠い道の 会 費<冥加金> 千 円 りです。今は閑谷学校「あいう (高校生以下五百円) えお論語」を書いて字の練習を ※どなたでも参加出来ます しています。字の上手下手を超 楽しい気軽な茶会です え、無心に墨をすり、字を書く ※直径30㎝~40㎝の大茶 ことは私にとっても皆さんにと 碗に茶をたてます っても至福の時間です。写経が ※茶を飲んで元気をいただき 何かの役に立つのではなく、写 ましょう 経そのものが、字を写すことそ のものが楽しいのです。静かに 時が流れ 、心を癒してくれます 。 隨陽寺 寺宝 心豊かな時が過ごせ、奥深い書 の世界にも親しむことが出来ま す。ご参加をお待ちしておりま 大谷句仏 俳画賛展 (山野草展同時開催) す。 観桜大茶盛茶 会 地獄も極楽も実は「あの世」にあるのではなく、この娑婆にあるので すね。いつ、何時どんな事態に遭遇しようとも親鸞さんや良寛さんの発 ・平成23年5月1日~5日 せられた「ことば」に向き合い、時に深刻に時に堂々と時に慈愛溢れる ・午前10時より午後4時まで 表白の中味を学んで行かなければならぬと改めて強く心に思うことです 。 ・住職が永い間育てた山野草を是 非見てください ( 2011.3.21 住職記 ) ● 随陽寺教室 毎月第1、3水曜日 ● 閑古庵教室 毎月第2、4月曜日 いづれも時間は、 午前10:00~11:30まで NO,2010.3.25号(号外) 寺 報 ずいようじ 〶 671-2577 TEL.0790-62-6429 兵庫県 宍粟市 山崎町 山崎 475 隨 陽 寺 隨 生きるということは 陽 寺 行 事 御 案 内 ◎ 今後の 今後 の 当寺主要行事◎ 当寺主要行事 ◎ 生きることに苦悩するということ 藤 元 正 樹 宗祖聖人降誕会法要 永代経・ 永代経 ・ 別永代経法会 大地震 ・平成22年5月21日(金) この度の東北関東大地震にまさしく娑婆の地獄絵図を見たようです。 午後1時30分より こんな恐ろしいことが現実にこの日本に起こることを一体何人の人が予 想していたでしょう。地震 津波 火災に加えて原始力発電所の危機。 ・講師 正親 恒信 師 水 石油 ガス 毛布 薬 着替え食料・・・もっと速く届けられな (姫路市 西寶寺 住職) いのか。テレビを見ていてイライラしてます。余りにも広範囲の大惨事 に届けようにもその手段がないのでしょう。でも、若いボランティアの 方々が続々と現地入りしているようで頼もしく思います。 今、親鸞さんや良寛さんの言葉が頭を駆け巡りただただオロオロする 大茶盛茶 会 ばかりです。親鸞さんは「歎異抄」の中で「煩悩具足の凡夫、火宅無常 の世界は、よろずのこと、みなもてそらごと、たわごとまことあること 日 時 平成22年4月10日、11日 なきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」と言っておられます。 午前10時~午後3時迄 地震やその他天災のみを意識しての言葉ではないと思いますが、人間こ 場 所 隨陽寺本堂 の娑婆に生を受けたからには火宅無常の世界を耐え忍びながら生きて行 かねばなりません。 会 費<冥加金> 千 円 「無常の来ることは水火の攻むるよりも速やかに逃れがたきものを・ (高校生以下五百円) ・・」と吉田兼好も徒然草の中で言ってます。 ※どなたでも参加出来ます。 良寛さんは文政11年(1828)11月12日三条(新潟)の大地 楽しい気軽な茶会です 震がありその12月8日に友人に送った有名な手紙があります。 ※直径30㎝~40㎝の大茶 「災難に逢う時節には災難に逢うがよろしく候。死ぬ時節には死ぬが 碗に茶をたてます よく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候 。・・・」良寛さんならで ※茶を飲んで元気をいただき はの言葉だと思います。娑婆の悲惨な地獄を体験した上での良寛さんの ましょう 言葉でありましょう。誰もが被災された皆さんにかける言葉を失ってい ます 。どんな慰めの言葉を言ったところでそれは「 そらごと 、たわごと 」 になるからでありましょう。 隨陽寺 寺宝 私達は今、親鸞さんや良寛さんの言葉を深く受け止め、この災難から 多くのことを学ばねばなりません。 大谷句仏 俳画賛展 人間の傲慢さや科学・医学の進歩は我々人間に、より快適な生活を与 (山野草展同時開催) えてくれます。しかし一方で知らず知らずの内に地球の命おも縮め、さ らに我々人間の命おも虫食んでい事実が日々明らかになっています。 ・平成22年5月1日~6日 自衛隊 消防団 公務員 医師・・・そして国境を越えて多くの国から被 災地に入ってくれています。身命をかえりみず、被災地の皆さんに手を ・午前10時より午後4時まで 差しのべて下さっていること、心強く頼もしい限りです。 この文は2011. 3. 18. に書いたものです。事態は日々変化します。 > > 4月10日11日大茶盛茶会 5月1日~6日 俳画賛展・山野草展 5月21日 降誕会法要 6月27日 市場誠一ピアノコンサート 7月下旬 寺子屋学習会 8月 お盆のお参り 10月 バンブーファイブ演奏会 11月 仏具お磨き奉仕 12月5日 報恩講 12月31日 除夜の鐘撞き 写経教室御案内 一昨年の秋から写経教室を開催 しています。 字の上手、下手は問いません。 いつからでもご参加下さい。 ○毎月第1.3の水曜日 隨陽寺 ○毎月第2.4の月曜日 閑古庵 (三津) ※いずれも午前10時より11時半迄 【 仏像六体寄贈御礼】 仏像六体寄贈御礼 】 ◎不動明王・千手観音・蔵王権現 仁王一対・聖徳太子 寄贈者 故 深川三四治 様 ◎いずれも20センチから70セ ンチ程の大作です。一木造りで 木目がはっきりと見える白木仕 上げの立派な仏像です。