...

携帯着メロ

by user

on
Category: Documents
36

views

Report

Comments

Transcript

携帯着メロ
ユビキタス時代のモバイルコミュニケーションサービスを提供
携帯電話用画像自動変換システムを Snaprec+HP ProLiant DL360 によって再構築
株式会社エムティーアイ
いまや携帯電話は、音声はもちろん、テキスト、画像、さらに
動画までも扱うマルチメディア端末へと成長している。数
サイトの『music.jp取り放題』は、auのメニュー順位で恒常的に1
位、2位にランクイン、
Docomoでも着うた® は2位、着メロは8位
であり、多くのユーザーから支持を得ています」
多くのモバイルコンテンツプロバイダーの中でも、約180の
公式サイトを運営し、国内最大級のユーザー数をもつのが
HPのソリューション
株式会社エムティーアイだ。このたび同社は、株式会社
高画質できめ細かな対応が期待できる
アイ・ブロードキャストの Snaprec と HP ProLiant DL360
Snaprec+HP ProLiant DL360を採用
2003年、今までエムティーアイが画像変換システムの実質的標
によって、国内すべての携帯電話に最適な画像を提供する
準として採用していたPictureIQの開発元が撤退し、
今後継続的な
画像自動変換システムを再構築。コストパフォーマンス、拡
サポートを受けられない事態になった。
張性に優れた画像配信の基盤整備を図った。
エムティーアイ ITセンター 品質保証部 アシスタントマネージャー
坂本浩二氏は、
「 2003 年暮れから、
後継システムを探し始めまし
た。4社の画像自動変換サーバを比較検討し、
PictureIQを使ったシ
ステムからの移行が容易で画質の優れている Snaprec に決定しま
お客様のチャレンジ
モバイルコンテンツプロバイダーとして
革新的なコンテンツを提供
した」と話す。こうして2004年10月、
同社のパートナーであり、
HP
認定SIプログラムのメンバーである株式会社エム・ファクトリーが提
案した株式会社アイ・ブロードキャストの Snaprec が採用された。
アイ・ブロード
携帯電話の累積加入者数は約8,597万人、人口普及率は67.4% 「Snaprecは今までのシステムと互換性がある上、
( 2004 年度末)にも上り、ユビキタス時代のコミュニケーション
キャストは新機種の確認対応を迅速に行う仕組みを確立していま
新しい端末が発売される前にコンテンツのテスト
ツールとして著しい普及率を誇っている。携帯電話の普及と同調 した。このため、
株式会社エムティーアイ
取締役兼執行役員常務
IT センター長
川上 桂 氏
して急成長を遂げたモバイルコンテンツプロバイダーがエム
を行うことができました。これまでも新機種情報をいかに早く入
ティーアイである。同社は、
最新技術を駆使してユーザーのライフ
手できるかが課題であったので、
この対応の早さは大変助かりま
スタイルに合わせた革新的なコンテンツを提供しつづけている。 した」と話すのは、エムティーアイ IT センター コンテンツ開発
現在そのカテゴリーは、
着メロ、
着うた® などの音楽コンテンツか
部長 高村和正氏である。
ら、
ニュース、
天気予報や道路交通情報、
地図、
ガイドブック、
スポー
アイ・ブロードキャスト代表取締役社長 上田拓右氏が次のように
ツ、株価情報、辞書などの情報コンテンツにまで及ぶ。
続ける。
エムティーアイ取締役兼執行役員常務ITセンター長 川上桂氏は、 「日本の携帯電話は約400機種ありますが、Snaprecはそのすべ
同社のビジネスについて次のように話す。
「弊社では、
コンテンツ配信の売上高が 7 割、残りはテレマーケ
てに対応します。Snaprecは携帯端末からのリクエストにより画像
を独自変換アルゴリズムで変換、
携帯端末機種に最適化し配信す
ティングや携帯電話販売などです。弊社のコンテンツの強みは、 るサーバソリューションです。また弊社は、各キャリアとの間で
ユーザーのライフスタイルにフィットするメニューの豊富さと音
質・画質の高さです。現在国内で流通しているWebアクセス可能
株式会社エムティーアイ
IT センター コンテンツ開発部長
高村 和正 氏
な携帯電話は 4 0 0 機種近くにもなります。それぞれミディや
CPU、形態が異なりますから、機種の固有振動数に合わせてきめ
細かく音質や画質の調整・チューニングをしています。こうした質
の高いコンテンツ、例えば着うた® サイトの『music.jp』や着メロ
新機種発売と同時に検証できる仕組みを整えています。ただ、
実
2005 年夏から始まり年内に完了した。
際には事前に配布される検証機と量産機では画質が異なります 「旧システムはハードとソフトが一体なので、柔軟性に欠けまし
ので、量産機でもテストを行い調整しています」
た。Snaprec はハードに依存していませんので、柔軟に拡張が行
(川上氏)
Snaprecは、HTTPサーバ内にある画像に対して携帯端末からリクエ えるようになりました」
ストがあるとキャリア・携帯端末機種を認識し、
その端末ごとに最適 「今までのソフトとハードが一体のシステムでは、
ハードウェアが
化した画像を配信する。Webアクセス可能な携帯端末であれば、 壊れるとサービスがストップします。サービスを止めることはでき
適合したフォーマット(JPEG 、
PNG、BMP、GIF )、画面縦横比、バッ ませんから、スピード感、信頼できるバックボーンが必要でした。
株式会社エムティーアイ
IT センター
品質保証部
アシスタントマネージャー
坂本 浩二 氏
ファサイズに変換し配信することができる。また、
新しい携帯端末機
今回はハードウェアを冗長化することで可用性を上げることがで
種の対応はSnaprecサーバがアイ・ブロードキャストのサーバに自
きました」
(高村氏)
動的に接続、
そのプロファイルを取得するのでユーザーは常に最新 「画像の表現力が向上しました。髪の毛が柔らかいかどうかもわ
の携帯端末に最適された情報を得ることが可能だ。
かるようになりましたね(笑)」
(坂本氏)
この Snaprec サーバとしてアイ・ブロードキャストは HP ProLiant 「HPのマシンはコストパフォーマンスが高く、
サポートもしっかり
DL360 を採用している。
していますから、
お客様にとって大きなメリットだと思います。今
「HPのコストパフォーマンスの高さを評価しました。また、
サポー
後は、Snaprecを日本発のグローバルスタンダード製品にするた
トのスピードが速いことも大きな理由です。モバイルビジネスは
め、
世界中の携帯電話端末のチェックができるようにしたいと考え
スピードが速いため、
より短い調達時間が要求されるからです」 ています。その上でも、
グローバルなサポートを展開しているHP
(上田氏)
と組んだことは最適な選択だと考えています」
(上田氏)
1Uラックマウント型のHP ProLiant DL360は、必要に応じてサー 「画像サービスや映像の配信は魅力的なコンテンツを提供してい
バの数をスケーラブルに増やすことができる。このため、
システ く上で不可欠です。弊社では今後の市場拡大を見越して電子書籍
株式会社アイ・ブロードキャスト
代表取締役社長
上田 拓右 氏
ムの設置面積に制限がある中でシステム需要の拡大に応じて
や映像配信サービスも手がけています。それを支えるシステムと
(川上氏)
サーバ数を増やすことや、
負荷分散を必要とするアプリケーショ して Snaprec には大いに期待しています」
ンが稼働する通信業界などに最適なサーバだ。
ユビキタス時代のモバイルコミュニケーションサービスの基盤
となる画像自動変換システム(Snaprec+HP ProLiant DL360 )
ビジネスベネフィット
は、エムティーアイのビジネスの成長を支え続けていくに違い
アクセス数の急激な増大にも
ない。
迅速でスケーラブルな拡張が可能に
膨大なコンテンツを抱える旧システムからSnaprecへの移行は、
導入ハードウェア
HP ProLiant DL360 G3
HP の提供ソリューション
お客様のチャレンジ
導入ソフトウェア
●
Snaprec
国内携帯電話キャリアの端末に対
●
応した画像自動変換システムの再
HP ProLiant DL360 G3によるコ
ストパフォーマンスが高く拡張性に
構築
●
結果
●
柔軟性、拡張性に優れたシステム
の実現
優れたシステム
アクセス増大時にも迅速に対応で
●
充実したサービスサポートの提供
きるシステムの拡張性
お問い合わせはカスタマー・インフォメーションセンターへ
03-6416-6520
月∼金 9:00 ∼ 19:00 土 10:00 ∼ 18:00(日、祝祭日、年末年始および 5/1 を除く)
HP ProLiant 製品に関する情報は http://www.hp.com/jp/proliant
HP 認定 SI プログラムに関する情報は http://www.hp.com/jp/asip
記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
記載事項は 2006 年 1 月現在のものです。
本カタログに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。
© Copyright 2006 Hewlett-Packard Development Company,L.P.
HP 認定 SI プログラムメンバー
株式会社エム・ファクトリー
日本ヒューレット・パッカード株式会社
〒 140-8641 東京都品川区東品川 2-2-24 天王洲セントラルタワー
PDFCRP06003
Fly UP