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埼玉県 子育て 応援行動計画
データから見る埼玉県の子供と子育ての現状 児童人口の減少 本県の18歳未満の児童人口は、昭和60(1985)年には約168万9千人でしたが、その後、徐々に減少し、平成25 (2013)年には約115万8千人となっています。 埼玉県の「児童人口」と「総人口に占める児童割合」の推移 2,000 (千人) 1,500 1,689 1,543 1,362 28.8 24.1 1,000 1,263 1,193 1,191 1,161 1,183 1,175 30 1,158 20 20.2 18.2 500 0 40 (%) 児童人口 16.9 16.5 16.1 16.3 16.2 15.9 24 25 総人口に占める児童割合 昭60年 平2年 7 12 17 21 22 23 埼玉県 子育て 応援行動計画 10 0 未婚化・晩婚化 ひとり親世帯の増加 本県における未婚率は、男女ともに昭和60(1985) 本県におけるひとり親世帯数は、平成7(1995)年に 年以降、大幅に上昇しています。特に、35歳∼39歳の 減 少 し た も の の、平 成22(2010)年 ま で 上 昇 傾 向 と 男性の未婚率と、25歳∼ 29歳の女性の未婚率が大幅 なっています。特に、母子世帯数は、平成7(1995)年 に上昇しています。また、本県における平均初婚年齢 の26,871世帯から平成22(2010)年には41,461世帯 も、男女ともに上昇傾向にあります。 へと約1.5倍増加している状況です。 児童虐待相談受付件数の増加 子供の貧困の状況 本県の児童虐待相談の受付件数は平成15(2003)年 子供の貧困率(全国)は、平成15(2003)年から平成 度の1,814件から平成25(2013)年度は5,358件へと 24(2012)年までの約10年間で2.6%上昇し、16.3% 約3倍に増えており、子供を虐待から守るために、ます になりました。これは、可処分所得の中央値の半分で ます虐待の未然防止・早期発見・早期対応が重要に ある貧困線を下回る世帯が増えていることを意味し なってきています。 ています。 平 成 27 ∼ 31 年 度 概要版 計画策定の趣旨 埼玉県の合計特殊出生率は平成25(2013)年度で1.33と全国41位に位置しており、依然として全国の合計特殊出生率の 1.43を下回る水準で少子化傾向が続いています。 また、妊産婦や子育て世帯を取り巻く社会環境が変化する中で、安心して子供を生み、子供が健やかに育まれるための切 れ目ない支援が求められています。一方、経済的に厳しい環境にある家庭への支援も大きな課題となっています。 この計画は、急速な少子化の進行、社会の変化などに対応した県の子育て支援の内容、目標等を明確にすることにより、総 合的で効果的な子供・子育て支援を行おうとするものです。 計画の位置付け 計画期間 この計画は次の法律等に基づく 計画として位置付けています。 母子及び父子並びに寡婦福祉法に基づく 次世代育成支援対策推進法に基づく 子どもの貧困対策推進法に基づく 都 道 府 県 行 動 計 画 子ども・子育て支援法に基づく 子ども・子育て支援事業支援計画 自 立 促 進 計 画 計画期間は、平成27(2015)年度から 平成31(2019)年度までの5年間とします。 子 ど も の 貧 困 対 策 計 画 厚生労働省通知に基づく 母 子 埼玉県福祉部少子政策課 〒330-9301 さいたま市浦和区高砂3丁目15番1号 TEL 048-830-3349 FAX 048-830-4784 保 健 計 画 埼玉県子育て応援行動計画の全文は ●埼玉県少子政策課ホームページ http://www.pref.saitama.lg.jp/a0607/koudoukeikaku/index.html ●埼玉県結婚・妊娠・出産・子育て応援公式サイト http://www.saitama-support.jp/ に掲載しています。 彩の国 埼玉県 誰もが子供を生み育てることに 喜びを感じられる社会づくりを 目指します 1 次代の 次代の親の育成、若年者の経済的自立、 地域 地域経済・雇用の活性化により 少子化対策を推進します。 具体的取組 保育所等受入枠の拡大 結婚に対する意識の醸成 地域子育て支援拠点の整備 高校生による保育体験の実施 ● ワークライフバランス(仕事と生活の調和)を通じて 子育てしやすい社会づくりを進めます。 6 ● 家庭を築き子供を生み育てる希望を 実現できるよう支援します。 ひとり親世帯の生活相談、就業支援 妊娠・出産・不妊・妊活に関する 正しい知識の普及 発達障害児支援の中心となる人材の育成 若年者の就職活動支援 生活困窮世帯等の 児童への学習支援 子育てしやすい まちづくりの推進 3 基本理念 安全・安心なまちづくりと子育てしやすい 住環境の整備を進めます。また、子供の交通 安全を確保し、犯罪から守る取組を推進します。 ワークライフバランス の推進 「すべての子供の最善の利益」を目指して 「子育ち」 「親育ち」を支援するとともに、 具体的取組 誰もが子供を生み育てることに 企業による取組の推進と社会全体の 気運づくりにより、ワークライフバランスや 仕事と子育ての両立を支援します。 わがまち防犯隊による民間パトロール活動の充実 喜びを感じられる社会づくり 具体的取組 ● 家庭の子育て力の向上を図ります。 ● 経済的に厳しい環境にある家庭への 支援を強化します。 計画の取組指標 幼児教育・保育、地域の子育て支援、家庭教育・ 学校教育の充実を図ります。また、ひとり親世帯、 障害児、貧困の状況にある子供を支援します。 具体的取組 ● すべての子供と子育て家庭を 社会全体で支えます。 ● すべての子供の健全な成長と 社会的自立を促します。 「子供の育ち」と 「子育て」の支援 少子化対策の推進 ●「子供の幸せ」を第一に考え、 子供の最善の利益を最大限に尊重します。 ● 母と子の健康支援により、安心して 子供を生み育てられる環境を整備します。 2 地域全体での子育て支援を通じて、 県営住宅の多子世帯専用募集枠の設定 携帯電話などのフィルタリングの 普及促進 現状値(平成25年度) →目標値(平成31年度) 保育所等受入枠(現状値 92,328人) 目標値 110,152人 延長保育事業(現状値 42,413人) 目標値 52,857人 一時預かり事業(現状値 539,810人日) 目標値 584,644人日 病児保育事業(現状値 30,750人日) 目標値 42,786人日 地域子育て支援拠点(現状値 472か所) 目標値 564か所 放課後児童クラブ受入枠(現状値 49,657人) 目標値 62,567人 生活困窮者学習支援対象者の高校進学率 目標値 98% 児童養護施設退所児童の大学等進学率(現状値 13.9%) 目標値 24% 里親等委託率(現状値 14.6%) 目標値 21% 不妊治療に対する助成件数(現状値6,819件) 目標値 8,500件 男女共に働き続けられる職場環境づくりの促進 企業の「仕事と子育ての両立」への 取組を支援 5 母と子の健康、 医療の充実 安心して子供を産み育てられる環境の整備と 不妊に悩む方への支援を行います。 また、子供の保健・医療の充実を図ります。 具体的取組 父親の育児参加を推進 4 児童虐待防止・ 児童養護対策の充実 子供を虐待から守る地域づくりと 社会的養護の充実を図ります。 妊娠から出産、子育て期の相談支援 妊娠か 具体的取組 不妊に悩む方への支援の拡充 不妊 24時間体制で児童虐待通告へ対応 周産期医療体制の充実 心に傷を負った児童のケア 小児救急電話相談 (#8000)の実施 保護者のもとで暮らすことができない 児童の里親委託推進