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コイの池

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コイの池
身近なところで見かけるコイは、何でも食べる
ょう。
■ 原産地
学名:Cyprinus carpio
■ 選定状況
条例
公表
魚類
要
注意
特定
外来
日本
世界
ワースト
ワースト
100
100
■ 県内の確認状況
は虫類
アジア、ヨーロッパ全域。
コイ目コイ科
鳥 類
大食漢です。安易な放流やエサやりはやめまし
哺乳類
コイ
■ 形態と生態
成長すると、全長 60cm 以上になる。春から
両生類
初夏にかけて、川の水草が茂る場所で雌が水草
に卵を産みつける。雑食性で水草や貝類、水生
昆虫などを食べる。
■ 移入経路と現状
魚 類
古くから釣り魚や食用として養殖されたも
のが、放流などにより河川などに定着した。放
流されたり池から逃げ出したりして、ニシキゴ
昆虫類
イなどの飼育品種も定着している。県内の広い
範囲で生息が確認されている。遺伝的に在来と
認められるコイは、琵琶湖などの限られた範囲
で確認されているだけである。
クモ類
■ 影響
水質や水温への適応力が高く、大きくなるた
め天敵も少ない。口に入るものは何でも食べる
貝
ほどの貪欲さから、水草、昆虫類、魚類、貝類
群泳するコイ
類
などのさまざまな在来種を食べつくしてしま
うおそれがある。
■ 類似種との識別点
甲殻類
飼育されたり養殖されてきた系統の個体は
体高が高いが、在来のコイは体高が低くスマー
トな体つきである。ニゴイ(似ゴイ)、フナ類
コイ
植
とは、口元に口ひげが 2 対(4 本)あることで
識別ポイント:
2 対の口ひげ
がある
物
識別できる(右図)。
■ 対策
県内では、池干しなどの際に、他の移入種と
一緒に駆除されている事例がある。個体数を増
やさないため、川や池にいるコイにエサをやら
ないことが重要である。
ニゴイ
ひげ 1 対
フナ
ひげ なし
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