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平成22年度事業仕分けを受けた各事業の検討状況

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平成22年度事業仕分けを受けた各事業の検討状況
平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
1
事業名等
ならまち振興財団運営補助金
担当課
文化・スポーツ振興課
仕分け結果
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
対応の方向性
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 財団の必要性をあまり感じない。検討、討論すべき。
(②) ならまちの活性化の事業は賛成だが、人件費補助については、市全体で見直すべきと考える。
民間企業やNPO等の参入や、それらの活用がならまちの発展につながると考える。
(③) 事業の内容について、その重点化や他事業との統廃合などを検討すべき。また、長年継続している事業であることから、今
後の活動の方向性については、廃止なども考慮しながら検討すべき。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 平成23年度に全庁的に市の外郭団体の統廃合を検討している中で、(財)ならまち振興財団についても、この統合計画の中で
どうあるべきか検討していくことになります。
(②) ならまちの振興に関する事業を実施するためや、事業実施する財団を維持するためには、職員の人件費を補助することは必
要であると考えます。
しかし、当財団も市の財団を含めた外郭団体の廃止・統合計画の検討を行うこととなりますので、それまでは、現在の補助
金を維持・継続します。
(③) 事業の実施にあたっては、新財団を含め地域のNPOや民間企業等との連携を促進します。また、事業提案や事業実施にか
かる一般公募の実施、民間のアイデア、ノウハウの積極的な活用なども視野に入れ、ならまちの振興に取り組みます。
(④) 現行の人件費を除く補助事業については、今後のならまちに対する事業の見直しや目的の明確化を行い、その上で市として
の事業の割り振りや実施主体を検討します。引き続き統合後の財団で事業を行うものについては、ならまちにおける他の団
体、地域のNPOや民間企業等との連携を促進しながら当該事業を実施します。
事業番号
2
事業名等
都祁交流センター運営管理事業
仕分け結果
不要(廃止)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
文化・スポーツ振興課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 当該施設の縮小、他施設との統合などをはじめ、学校、保育園、行政センター、福祉施設など、都祁地域の施設全体のあり
方まで考えて施設の再配置、設置目的等を検討すべき。
(②) 住民参加の管理運営、地域のNPO、協議会の受け皿など地域住民との関わりを密に行うべき。
(③) 民間のノウハウやアイデアを管理運営に活用すべき。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 奈良市の公共施設すべての見直しを進める中で、都祁交流センターについても見直しを進めます。その際、地域住民をはじ
めとする市民の皆様が活用しやすい施設として、文化施設の用途を廃止し、周辺地域の公民館、福祉センター等との統廃合
も含め、都祁地域の地域間交流・世代間交流施設としての活用の検討を進めます。
(②) 平成24年度から、市の直営施設とし、その運営等については地域住民、地域のNPOやその他の協議会等の皆様が積極的に
関わっていただけるような制度の導入を検討します。
(③) 平成24年度以降の直営による運営をしていく中で、事業の実施、施設の管理等において、民間のノウハウやアイデアの積極
的な検討・導入を図ります。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
3
事業名等
市民フェスティバル開催事業
担当課
生涯学習課
文化・スポーツ振興課
仕分け結果
不要(廃止)
対応の方向性
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 28回続いた事業の目的が曖昧であり、また、事業がマンネリ化しているのではないか。
(②) 市主体として実施するには限界がある。民間主導で考え、民間が実施する中でスポンサーや協賛金の募集、また、参加料の
引き上げ等、運営方法を改善する余地があるのではないか。
(③) 年々出場団体も減尐しており、今後の活動を行うとすれば民間が実施する等、民間のノウハウが不可欠。また、市民へのア
ピール不足がある。来年度は新しい部門をつくるとか、構成自体を変えて目新しいものにしていただきたい。同じ時期に文
化祭があるのならそれと一緒にすればよい。
(④) 参加者が偏っており、広く参加していただくため、広報等を工夫してはどうか。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 市民フェスティバルは、市民に音楽や舞踊等の日頃の成果発表の場を提供する目的で実施しています。アンケートなどの結
果を参考にプログラムの組み方や本選・予選の考え方について十分検討・工夫します。
(②) 市民フェスティバルの開催は、奈良市文化振興計画(平成21年3月策定)の8-(1)市民の文化に対する意識の高揚に関するこ
とで明記されているように、事業の継続実施は市民文化の振興に必要であるため、事業の運営方法等について検討します。
(③) 平成22年度の市民フェスティバル事業委託から、市民フェスティバル運営委員会(12名:内1名市職員)に全部委託を行い、
フェスティバルの企画・運営等を全て任せました。次年度以降は、市民参画と協働によるまちづくりを推進するため、事業
実施にかかる全ての内容を市民等で組織する実行委員会等に任せ、運営についても、フェスティバル参加者の参加料や協賛
金等を活用しながら実施するように検討を行います。奈良市文化祭は、現在は実施していません。
(④) 参加者の募集については、しみんだより、市ホームぺージ、ポスター・チラシで広報しています。参加者の偏りは認識して
おり、募集広報活動について、今後、十分検討します。
事業番号
4
事業名等
市民だより発行事業
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
広報広聴課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 市民がどういう情報を必要としているかなど、市民の受け止め方の意見を取り入れる余地がある。
(②) 見る側の立場から考えてほしい。
お知らせの記事が多く、読み物としての内容がない。
広報される記事の優先順位を考え直してほしい。
市民にもっと伝えたい情報があるのではないか。
(③) もう尐しページ数を減らし簡略化を検討してはどうか。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) ホームページの「しみんだよりインターネット版」のページに市民のご意見をいただくフォームを掲載しました。
(https://www.city.nara.nara.jp/opt2/enquete/index.jsp)
平成23年度市民意識調査を実施し、しみんだよりをはじめ、広報活動について意見を求めます。
(②) 特集記事が単なるお知らせ記事にとどまらないように構成・内容を工夫します。
例えば高校生などの取材記事を載せるなど、市民参加型で読み物のページを企画していきます。
記事の優先順位を検討しなおし、内容の絞り込みに向けて取組みます。
(③) 記事の優先順位を検討し、ページを減らせる要素と読み物の企画などページ増になる要因を精査し両方のバランスをとって
いきたいと考えています。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
5
テレビ広報事業
事業名等
担当課
仕分け結果
不要(廃止)
対応の方向性
廃止
広報広聴課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) テレビ広報に効果が見えない。
テレビ媒体の必要があるのか。テレビでなければならないとは思わない。
限られた時間内での広報としての役目は尐し無理があるのでは。
人件費や短い放映時間を考えると微妙。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 現行のままの形態で番組を継続するのは難しいと考えています。
現在の番組には奈良市を含め7市が参加しているので、県内他市と今後の番組のあり方について検討協議していきます。
地上デジタル放送の機能をどう活用できるかを検討します。
事業番号
6
事業名等
市民ふれあい福祉大会開催事業
仕分け結果
不要(廃止)
対応の方向性
廃止
担当課
福祉総務課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 老春クラブの役員の方が義務的に参加されており、高齢者の総数の割に参加者が尐ない。
(②) イベント開催の必要性が感じられない。
(③) 何を目指してやっているか見えない。市民にとってごく一部の人だけのもの。
(④) 老人福祉の増進という目的に外れている。他の福祉関係活動行事の中で実現可能と考える。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 義務的に参加されている人の方が多いのであれば、実施について再考する必要があります。
(②) 大会開催により福祉についての関心と理解を深め、高齢者や障がい者等の社会参加意識を高めようと考えていますが、経費
削減により実施内容に制限が生じています。
(③) 市民や福祉対象者である高齢者・障がい者・児童関係者の参加により今まで開催してきましたが、今後のあり方について、
検討が必要であると考えています。
(④) 地域福祉の時代において、福祉活動への市民の主体的参加をどの様に高めるかが課題であるため、地域福祉活動実践者相互
の交流と情報交換を行うとともに、広く市民に福祉に対する理解と啓発を図る必要があります。この現状を踏まえ、奈良市
社会福祉協議会においては、「奈良市地域福祉活動計画」の基本計画である「住民の福祉に対する意識の高揚」において、
住民の福祉に対する理解と関心を高めるための「(仮称)福祉のまちづくりフェスティバル」の開催を掲げていることか
ら、同フェスティバルが開催されるにあたっては、奈良市として側面から支援等を図りたいと考えています。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
7
事業名等
道路清掃事業
担当課
仕分け結果
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
対応の方向性
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
まち美化推進課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 人件費について尐し高いと思う。(正規職員・嘱託職員の仕事内容に大差がないのであれば人員削減を考えるべき)
特殊勤務手当の廃止。現行の人員配置が中途半端。
(②) 民間委託化を進めて欲しい。事業を直営でやらねばならない理由は見当たらない。
(③) どの程度の業務をどのような業務態勢で、どのような方法で行っていくのか、民間委託の拡大も含めて根本的に見直し整理
を行うべき。また、事業自体は必要だと考えるが、効率性の見直し及び改善が必要。
(④) スイーパーの稼働時間が市民の出勤時間に相当し効率が悪い。
清掃車が入れる道は限られていると思うが他の路線への拡大を希望する。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 路面清掃車両の操作経験者である再任用職員を配属し、賃金コストの削減を図っていきます。
(②) 路面清掃作業における運営方法の見直しや、他市の実態調査により比較しながら直営及び民間委託等を検討していきます。
(③) 路面清掃における現行の作業内容等を見直し、機材等の耐用年数を踏まえコストの縮減を図りながら効率性の良い実施方法
を検討していきます。
(④) 道路の通行状況に基づき道路清掃の実施時間帯等を見直し、効率の良い業務内容を検討していきます。
事業番号
8
事業名等
大型ゴミ収集事業
担当課
仕分け結果
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
対応の方向性
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
まち美化推進課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 市実施を継続するならば、有料化を検討してほしい。多尐の個人負担もいたしかたない。
受益者負担について、テレビ等リサイクル法による負担が当然になっている現状から、抵抗が尐ないと考えられるため変換
すべきである。
(②) 民間企業への委託。
東部地域等一部の地域を民間<清美公社>委託しているので、市全域に拡大できないか検討してほしい。(清美公社との委
託料算出根拠を明確にするとともに、民間委託との経費コストの比較が必要ではないか。)また、削減できた資金で別の
サービスへの給付を検討すべきだ。
(③) 大型ごみ収集事業に対する人員体制を改善すべきである。
(④) 課の枠を超えてごみ、清掃事業を検討してもらいたい。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) ごみの有料化については、市民への動機づけ、費用の公平化、減量効果などの観点を踏まえ慎重に検討していきます。
(②) 現行委託の拡大等をも視野に入れ、コスト面を考慮しながら市民サービスの向上が図れるよう業務内容の改善を検討してい
きます。
(③) 収集業務に係る職員が、削減により高齢化傾向にあるため、組織を見直すとともに適正な人員配置の検討により収集能力の
充実を図ります。
(④) 家庭系ごみ全般の収集業務体制の見直しを行い、効率良く業務を遂行できる組織の構築を図ります。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
9
事業名等
友愛バス優遇措置事業
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
障がい福祉課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 利用状況を把握するため実態調査等を行い、市の負担額を明確にすること。
(②) 公平性ということから、他の公共交通機関や自家用車等の利用者に対しても、バス優待乗車証も含めた総合的な優遇措置制
度の導入を検討すること。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) アンケート調査や実態調査等の適切な方法を検討し、利用状況の把握を行います。
(②) バス優待乗車証の実態調査等の結果を踏まえて、次の段階として利用者の意見聴取などを行い、ニーズに沿ったバス事業も
含めた選択制の導入等を検討します。
事業番号
10
事業名等
保育職員被服貸与事業
仕分け結果
不要(廃止)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
保育課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 調理員には、貸与が必要である。
(②) 全員が同じ服を着る必要があるのか。私服のポロシャツ等でも衛生面、安全管理に問題はない。
(③) コストが高いと思う。
(④) 制服を余分にもらって、家庭でも着ているように思う。仕事着は自分で持つもの
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 事業不要の判定ですが、調理員の被服に関しての判定は行っていません。安全な給食を提供するため、衛生管理面から見て
も調理員には引き続き被服貸与が必要であると考えています。
(②) ポロシャツ・トレーナー及び靴(保育士の被服貸与品)の貸与については廃止を検討し、代替案として私服のポロシャツ等
の着用に切り替える事を検討します。
(③) 市民から高額であるとの批判のあったポロシャツ・トレーナー及び靴(バレーシューズ)の貸与については廃止を検討しま
す。これにより、全体的なコストを下げます。
(④) 貸与服の私的利用については、貸与服の洗濯を職員自身が自宅で行っているために、完全な検証を行う事はできませんが、
これまでに市民等からの通報や苦情は1例も無く、私的利用は無いと考えています。
次に、仕事着この場合保育士に対する被服ですが、一般事務職員とは異なり、保育士は子供達を保育する上で、服が汚れる
頻度が非常に高くなります。その上、常に衛生的な服を着用する事が求められています。通勤着のまま保育を行う事は、衛
生面での問題もあります。市として業務を行う上で保育士服は必要と考えています。このため、保育士服の貸与を行ってい
ます。
しかし、コスト削減のため、ポロシャツ・トレーナー及び靴(バレーシューズ)の貸与については廃止を検討します。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
11
老春手帳入浴事業
事業名等
担当課
仕分け結果
不要(廃止)
対応の方向性
廃止
長寿福祉課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) ・サービス利用地域が限定されており、利用者が限定されている。市民サービスとしては、公平性に欠けている。
・受益者一人当たりの費用がかかり過ぎ。
(②) ・入浴事業の目的があいまいである。真の目的が何であったのか、根本から考え直す必要がある。
・介護保険を利用せず生活できている活動的で頑張っている高齢者の支えのためには大切な支援。
(③) 事業者を守るための補助金のように思える。やめるべき。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 仕分けで指摘された内容を踏まえ、制度のあり方について抜本的な見直しを行います。
(②) 入浴事業の目的を根本から見直しを行います。この際、制度利用者の実態調査などを実施して、利用者や事業者への影響を
考慮しながら、新たな高齢者支援や介護予防につなげる制度として再構築します。
(③) 廃止による利用者や事業者への影響を考慮しつつ、新たな制度として再構築します。
事業番号
12
事業名等
中央武道場等管理事業
担当課
文化・スポーツ振興課
仕分け結果
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
対応の方向性
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 管理経費(ハード)と事業経費(ソフト)を分けて考えることはできないのか。
(②) 鴻ノ池運動公園一帯の施設を一括管理し、効率運営を検討すべきである。
(③) 公募で指定管理者を選定すべきである。
(④) 日本古来の伝統文化である武道の振興は必要である。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 奈良市は指定管理者に自主事業を充実し、自主財源の確保を指示しています。そのため、施設管理を行っている財団の職員
が自主事業の企画・運営・指導も併せて行っています。施設管理(ハード)と事業運営(ソフト)を分けると、事業運営を
他の組織に再委託することになり、事業運営コストが高くなると考えています。施設管理と事業運営にかかる経費を精査
し、管理事業体制の見直しを図っていきます。
(②) 鴻ノ池運動公園内の陸上競技場等のスポーツ施設はスポーツ事業団が、中央武道場等の武道施設は武道振興会がそれぞれの
専門的ノウハウにより管理運営を行っています。一括管理については財団の統合も含め検討していきます。
(③) 事業の継続性及び管理運営の実績等、非公募で指定管理者を選定しています。今後、財団の統廃合や施設の運営方針の見直
しも含め、指定管理者の選定方法を検討していきます。
(④) 武道の振興は、青尐年の健全育成及び生涯スポーツの振興の面からも必要と考えています。現在実施している武道振興事業
にかかる経費は、指定管理者の自主財源(受益者負担)で賄い、事業を継続していきます。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
13.1
事業名等
生ゴミ処理機器購入助成事業【電気式】
仕分け結果
不要(廃止)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
リサイクル推進課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 電気式生ごみ処理機はエコではないのではないか。
(②) 稼働率が低いので効果は限定的ではないか。
(③) 啓発事業として初期の目的を達成したのではないか。
(④) 使用実態が把握されていないので、ほんとうに必要か疑問である。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 生ごみ処理機は、場所を選ばず、幅広く取り組める利点があります。生ごみを焼却する二酸化炭素の削減に寄与するもので
あり、地球温暖化防止に効果のあるものです。
(②) 事業仕分け後に実施しました稼働状況についての調査の結果、稼働率は過去10年の平均78.6パーセントであり効果が持続さ
れていますので、ごみ減量に成果を上げていると考えらますが、引き続きアンケート調査を実施していきます。
(③) 今後もごみの減量などの環境問題を理解してもらえるよう継続して啓発していきます。
(④) 使用についての調査の結果、たいへん役立つと感じている人は過去10年の平均82.1パーセントと高い比率を示しています
が、サンプルが尐ないので、引き続きアンケート調査を実施します。
事業番号
13.2
事業名等
生ゴミ処理機器購入助成事業【堆肥式】
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
リサイクル推進課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 使用実態が把握できていない。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 事業仕分け後に実施しましたアンケート調査による利用状況調査の結果、稼働率は過去10年間の平均が85.3パーセントであ
り、効果が持続されていますので、ごみ減量に成果を上げていると考えられます。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
14
事業名等
連絡所管理事業
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
市民活動推進課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 合併当時から生活圏が大きく変わっている状況の中で、本庁への取次ぎ、市税等の徴収、地域にある相談窓口、しみんだよ
り配布の拠点、生活保護医療券の発行を行っている旧行政単位での連絡所の位置づけを今日的課題として考え直し、経費削
減を図り、機能の充実、統廃合を検討すべき。
(②) 地域コミュニティの拠点施設として公民館を活用し、効率化とサービス機能の充実を図るべき。
再任用職員の活用も考えるべき。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 行政の窓口としての機能は統廃合し、より機能を高めた(仮)南部出張所建設に向け協議を行います。
(②) 地域活動の拠点機能については、ふれあい会館なども含めて市域全体の中で、配置・整備を図ります。
事業番号
15.1
事業名等
庁舎案内事業【総合案内窓口】
仕分け結果
市実施(現行どおり)
対応の方向性
市実施(現行どおり)
担当課
広報広聴課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) フロアマネージャーや受付での対応について、来庁者の満足度の分析は行っているか。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 現状に満足することなく、市民の満足度を調査するために、アンケート用紙を受付に置いて、改善に向けての調査を実施し
ています。
8 / 19
平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
15.2
事業名等
庁舎案内事業【福祉なんでも相談窓口】
仕分け結果
不要(廃止)
対応の方向性
廃止
担当課
福祉総務課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 相談件数が尐なく、人件費のコストが高い。
(②) 福祉なんでも相談において、より専門性、より深い業務内容の充実が必要。
(③) 再任用職員3名分以外に認知症の相談業務にも費用が掛かっており、費用対効果を検証すべき。
(④) 外部機関(出先機関等)との連携が十分とはいえないため、地域のネットワーク化を検討すべきである。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 今後、益々複雑化する社会情勢の中で多種多様な相談が寄せられ、相談件数も伸びていくものと思われるため、相談体制の
充実を図る必要があると考えています。また、市役所で実施している相談業務を可能な限り集約し、総合相談窓口を設置す
ることにより、利用者の拡大を図ります。
(②) 女性相談員や専門職員を配置を検討するとともに、窓口職員の研修を実施しスキルアップを図り、別途開設している市民相
談室と統合することにより、より幅広い相談業務に対応します。
(③) 福祉に関する相談窓口を市民相談室と統合することにより、効率的な運用を図ることとし、認知症の相談業務については、
事業仕分けにおいて重要であるという意見があったことから、引き続き実施します。
(④) 外部機関(出先機関等)等とのネットワーク化を図り、相談内容によって地域や関係機関等との連携が図れるよう検討しま
す。
事業番号
16
事業名等
職員福利厚生補助金
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
人事課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 福利厚生事業は、職員のモチベーション維持や人材確保のために必要であり、市として一般企業と同水準の補助金支出は必
要と考えるが、財政状況や経済情勢を踏まえて、補助対象事業を見直すとともに、公費負担率は出来る限り下げるべきであ
る。
(②) 基金残高のうち公費部分は市に返納すべきである。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) これまでにも互助会において、事業検討委員会を設置し、評議員会に諮りながら、職員の負担する互助会費の値上げや事業
の廃止・縮小により、市補助金を減額するとともに、補助対象事業を整理するなど、他自治体や社会情勢を注視しながら継
続的に見直しを行ってきました。
今後においても、福利厚生事業の実施ということで漫然と一定額を補助するということではなく、より一層の説明責任が果
たせる福利厚生事業実現のための方式を検討していきます。
(②) 基金残高のうち公費部分相当額については、市に返還する方向で互助会と協議します。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
17
事業名等
医療検査センター運営管理事業
仕分け結果
民間が実施
対応の方向性
民間が実施
担当課
保健総務課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 事業の必要性は認めるが、民間でもできるのではないか。あるいは現在のサービスを市が税金を投入しないで継続できない
か。
(②) 財務処理を把握し、経営状況及び運営状況を明確にするべきではないか。
(③) 市の施設として啓発・広報をさらに行い、市民への検診受診率アップを図るべきではないか。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 当施設は、市民への保健医療サービス提供のために設置した、検診検査業務に特化した医療施設であり、今後も市民の健康
寿命の延伸を目標に、専門性の高い本事業を継続していくために、公募で指定管理者の選定を行いました。仕分け結果を反
映して、市税の投入をせず管理委託料を0円とします。
(②) 運営協議会を設置し、経営状況を把握するとともに事業運営方針について協議し市民サービスの向上を図ります。
(③) 検診の啓発については、これまでも事業所を中心に行っていますが、事業所以外にも啓発対象を広げ、受診率アップを図り
ます。
事業番号
18
事業名等
ウォーキング推進事業
担当課
仕分け結果
民間が実施
対応の方向性
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
健康増進課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 「20日ならウォーク」のこれまでの事業、特にボランティア育成やウォーキングマップの作成は評価できるが、参加者の増
加や参加者の年齢層の拡大等、これ以上の広がりは見込めないのではないか。
(②) 市が実施するのではなく、市民やNPO、民間、ボランティア等に移行し、側面サポートする方に変えていくべきではないか。
(③) 周知不足であり、事業そのものが市民に定着していない。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 同じ形態で市主催のもと「20日ならウォーク」をこのまま継続しても現状が限界と感じています。しかし、国民の歩数は増
えておらず、現在の参加者の中心である60歳以上の退職者層が今後も継続してウォーキングを実施できるよう、民間やNPO、
自主グループの更なる活性化が必要です。また、子育て世代、青・壮年期に対してもウォーキングを広げ、若い年代から運
動習慣を身につけられるようにすることが必要です。
(②) 「20日ならウォーク」の市主催での開催については、段階的に回数を減らしながら、他課の事業との統合や民間と連携した
ウォーキング推進のため等、広がりつつある「20日ならウォーク」の名称は活用しながらその目的を変化させていくべきと
考えます。民間やNPO、ボランティアの自主的な活動が広がり、継続できるよう、情報提供や団体同士のつながり、啓発な
ど、側面的な支援を強化すべきと考えます。
(③) 運動習慣者の割合は増加しているものの、のびはゆるやかで、歩数に関しては年々減尐しており、運動習慣づくりのきっか
けとしやすいウォーキングを推進することは今後も必要だと考えます。「20日ならウォーク」の開催だけでなく、ウォーキ
ングマップやインターネットなどを活用しながら、市民が身近に情報を得られ、個人のスタイルに合わせてウォーキングを
継続できるよう、情報提供や啓発等のシステムづくりを強化・継続していきます。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
19.1
事業名等
産業廃棄物適正処理指導啓発等対策事業
【指導啓発】
仕分け結果
市実施(現行どおり)
対応の方向性
市実施(現行どおり)
担当課
産業廃棄物対策課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 指導啓発事業を拡大し、見落としのない監視パトロールを望む。
(②) 他府県等との協同や、夜間対応等をして指導啓発事業の充実を望む。
(③) 税金投入の意義があり、パトロール人員を増やしても良い。
(④) 限られた人員で最大の監視体制を構築するべきである。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 通報体制の充実を図り、市内全域を木目細かに監視パトロールを行っていきます。
(②) 他府県等との連携を一層密にし、必要に応じて休日夜間早朝などに監視パトロールを実施します。
(③) 最小経費で最大効果が得られる監視体制であるよう、引き続き検証を重ねて行きます。
(④) ビデオカメラ等の電子機器を併用し、監視体制の充実を図っていきます。
事業番号
19.2
事業名等
産業廃棄物適正処理指導啓発等対策事業
【水質検査】
担当課
産業廃棄物対策課
仕分け結果
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
対応の方向性
市実施(改善)
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 水質検査に係る人件費が大きすぎる。
(②) 水質検査の入札による民間委託を検討するべきである。
(③) 結果が安定している水質検査の回数や他課との重複検査等を見直していくべきである。
(④) 職員による採水を見直し、指導啓発事業へ割り当てるべきである。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 仕分け事業中、1.5人工と説明しましたが、精査の結果0.05人工の誤りでした。(次の事業仕分け前に訂正報告済みです。)
(②) 奈良市保健環境検査課で行っている水質検査を民間委託することで、同課の歳入が減り奈良市全体としての支出が増えるこ
とになります。
(③) 結果が安定している水質検査の回数を減らすことなどについては地元自治会と協議します。また、他課との重複検査につい
ては、協議し一本化を図ることで回数を減らします。
(④) 職員による採水は上記0.05人工で、川の水の採取と共に臭い、色、透明度等川の状況を確認し記録しています。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
20
事業名等
街路灯施設管理事業
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
道路維持課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 地域の受益が大きいので、自治会で電気料金負担も必要。
(②) コスト意識、計画性が必要。具体的にコスト削減のことなどを考えるべき。
(③) 街路灯設置を要望すれば、そのまま設置される印象を受けた。
(④) 防災防犯の観点から見て予算削減すべきところは改善し、逆に市民安全のために増設等の整理が必要。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 街路灯設置の方法は、昭和40年代より本市が全額負担してきたものであり、電気料金を自治会負担に転換することは、自
治会の区域の問題や不特定多数の住民が通行することから自治会負担にすることは難しいと考えます。
(②) コスト削減については、100Wの水銀灯(3,882灯)の電気料金が蛍光灯と比較すれば高額(3倍程度)なため、計
画的に蛍光灯に変え電気料金のコスト削減に努めます。
(③) 街路灯の設置については、設置基準を遵守し、できる限り要望を満たしていく方針です。
(④) 設置基準を遵守しながら安全・安心に通行できる環境づくりを進めていきます。
事業番号
21
事業名等
市営住宅維持管理事業
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
住宅課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 住宅管理における、家賃回収方法や滞納者に対する対応および入居要件について見直しが必要ではないか。
(②) 住宅の維持管理について、住宅を増設せずに民間借上げによる方法や維持管理業務の委託方法等管理におけるコスト削減に
ついて検討する必要がある。
(③) 現在行っている建替計画を含め奈良市における住宅施策について見直す時期だと思います。
(④) 昭和20年代に建てられた木造住宅への対応や管理している住宅の修繕計画を見直すべきだ。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 滞納家賃の徴収につきましては、専門的に扱うグループの設置等組織の強化を図るとともに、滞納繰越分の内容を原因ごと
に分類し処理方法について滞納整理マニュアル等作成し対処していく予定です。
(②) 民間借上げについては、他市の事例も参考にしながら今後検討していきます。また、維持管理経費については給水方式を直
圧方式に切替えることにより水槽の点検や保守点検業務のコスト削減を行います。また、委託業務の入札条件等発注方法を
整理しコスト縮減に努めていきます。
(③) 現在行っている建替については建設から30年以上経過し、規模面・設備面・高齢化対応において居住機能が現在の住戸水
準から劣るため、建替基本方針を策定し、国の交付金を受け事業を進めています。建替については、建設費の見直しを行
い、コスト縮減に努めています。また、奈良市における住宅施策については、奈良県住生活基本計画が見直し予定であるこ
とから、奈良市においても県が計画策定後に奈良市住生活基本計画の策定を検討していきます。
(④) 住宅課が管理している木造住宅については「奈良市営住宅ストック総合活用計画」の中で法的規制により有効な土地利用が
図れないため、現地での建替が困難であることから将来用途廃止の位置づけとなっており、他の団地の建替計画時に吸収を
視野に入れた検討をしたいと考えています。また、ストックの修繕計画については、中長期的な維持保全計画を策定し、国
の交付金を活用し、計画的にメンテナンスを行うことにより建物の長寿命化を図っていきます。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
22.1
事業名等
都市計画街路事業(三条線)
【着工中区間】
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
街路課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 観光に特化した道づくりを行い、奈良らしさを出してほしい。
(②) 道の通行を規制すれば拡幅の必要も無いし歩行者天国にすればよい。
(③) 商店街は、道幅が狭いほうが賑わいがあり今のままでよい。
(④) 自転車の不法駐輪は、駐輪場が必要であり作ればよい。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 三条通りで新たに設置する照明灯やゲート照明に祭事バナーを取り付けて商店街全体の賑わいを醸し、また地元まちづくり
協議会やデザインの専門家による優れた意見を参考にしながら、ストリートファニチャーやモニュメント等の設置を行い、
そのような工夫をこらすことにより“奈良らしさ”をアピールしていけるよう改善します。
(②) 高齢者等の商店前までの寄り付き他、荷捌きを行なう裏道等が無く、車の通行が必要です。また、歩行者天国の実施につい
ては過去に何度も議論を行なっており、車の通行があっての商店街であり車通行禁止には出来ないので拡幅が必要です。
(③) 商店街にある書店、ゲームセンター等の前には、常に自転車の不法駐輪であふれており、歩行者は車道を歩かなければなり
ません、歩行者の安全のため拡幅が必要です。
(④) 拡幅する道路内に路上施設として駐輪スペースを各町内に設置を計画しています。自転車の不法駐輪や買い物客の車などで
歩行者の通行が妨げられています。観光シーズンには車道にも歩行者が溢れており市民や観光客の安全を確保するためにも
拡幅整備が必要です。
事業番号
22.2
事業名等
都市計画街路事業(三条線)
【未着手区間】
担当課
仕分け結果
不要(廃止)
対応の方向性
都市計画道路の全体の見直しの中で検討していく
街路課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) やすらぎの道から一の鳥居の区間は,今のままの方が奈良らしい雰囲気である。
(②) 費用が膨大で市民感情として納得いかない。
(③) 道路を拡幅せずに車や自転車の規制、歩行者天国、電線地中化、看板の規制、駐車場の確保、駐輪場の整備などの運用面で
対応できないか。
(④) 都市計画道路としての見直しが必要である。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 猿沢池から一の鳥居までの間は、2車線の交互通行であり、観光シーズンは車の通行量も特に多くなります。歩道幅も狭く、
歩行者が溢れ車道にまではみ出しており、安心して通行できる状態ではありません。奈良らしい雰囲気と言うのはとらえに
くいと考えます。
(②) 奈良市の中心市街地に位置するため、用地費、建物補償費等が高額です。
(③) 買い物客の寄り付き及び荷裁き等のための裏道が無く、車の通行禁止は無理です。電線地中化についても道路幅員が狭く埋
設スぺースが無く運用面での対応は難しい状況です。看板の規制は、三条通地区地区計画や景観条例により規制を行なって
います。
(④) 市全体の都市計画道路(未着手区間)網を対象に、廃止も含めた見直しを進めており、変更に伴うまちづくりへの影響につ
いて検証していきます。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
23
事業名等
市立幼稚園運営管理事業
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
教育総務課/学務課
教育企画課/学校教育課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 統合・再編計画については、幼保一元化を前提として、全庁的な検討体制を早く作るべきである。
(②) 民営化を前提とした統合・再編計画を検討すべきである。
(③) 幼稚園の適正化は幅広く柔軟な手法を活用し、現在のニーズに対応できるよう早急に取組むべきである。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 幼稚園の統合・再編計画を進めるにあたって、保育所を含めた子育て支援施策と併せて、一体的に取り組む組織体制を整備
していきます。
(②) 現在、学校規模適正化実施計画中期計画の見直しを進めていますが、幼稚園においては園児数の減尐が今後も続くと予想さ
れることから、幼稚園同士の統合・再編だけでは適正規模を確保することが難しい状況です。
このことから、保育所を含めた統合・再編計画や民営化も視野に入れて検討していきます。
(③) 現在の保護者ニーズを的確に把握しながら、認定こども園制度の活用や保育所との統合・再編、3歳児保育の導入など、子
育て支援も含めて幼児教育環境の整備に有効な施策を検討し、適正化計画を推進します。
事業番号
24
事業名等
月ヶ瀬梅渓保勝会事業補助金
仕分け結果
市実施(現行どおり)
対応の方向性
市実施(現行どおり)
担当課
文化財課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 地域住民の協力を得る。
(②) 人件費を縮減する。
(③) 後継者を育成する。
(④) 観光料金(寄付金、カンパを含む)を徴収する。
(⑤) 観光担当課と共同で観光戦略を練る。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 梅林保護の実務を担う(財)月ヶ瀬梅渓保勝会は、月ヶ瀬地区のほぼ全世帯が会員として加入している団体であり、具体的
な作業に関して青年団や万年青年クラブなどの地域団体の取りまとめの役割も果たしています。そのため、(財)月ヶ瀬梅
渓保勝会に地域住民と一体となった活動の拡充を要請します。
(②) ここで課題とされている人件費は(財)月ヶ瀬梅渓保勝会の役員報酬、職員賃金に関するものであるため、(財)月ヶ瀬梅
渓保勝会の組織的な課題として検討を要請します。
(③) 月ヶ瀬地域の住民の高齢化が進む中、若い人材、後継者の確保は非常に難しい課題であると考えますが、課題①の地域住民
と一体となった活動をさらに、地域外にまで広げることができないか検討を要請します。
(④) 梅林のあり方からみて、観光入場料の徴収は難しいと思われます。他所類例を調査し、梅渓保勝会が梅林保護を目的とした
募金・寄付金などを募ることができないか要請します。
(⑤) 今年度建設する(仮称)月ヶ瀬梅の資料館の展示の充実を図るため、月ヶ瀬梅林の歴史的資料を有効活用し、また、梅を利
用した特産品を開発するなど、月ヶ瀬の新たな魅力の創出に努めます。あわせて、月ヶ瀬の自然資源を活用したウォーキン
グ・イベントの開催やエコツーリズムの企画などにより観光客の誘致を図ります。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
25
事業名等
交通対策協議会補助金
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
交通政策課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 各団体が連携して、または役割分担して、総合的な施策の効果を上げる必要がある。
(②) 事業内容を改善すべき。一部のイベント(ゲートボール、グラウンドゴルフ)につき交通安全目的との関係性が明確ではな
く、効果が本当に見込めるかが不明確である。
(③) 交通安全対策は必要だが、警察なども同じことをやっているため、配布物品や行事をすり合わせて再考する必要がある。
(反射板、リーフレットやティッシュなどの配布)
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 春・秋に交通安全運動を行い、警察、交通安全協会やその他団体と共に分担し啓発活動を実施しています。施策の効果は数
字や目に見えない部分が多いですが地道な活動が効果を上げていると考えています。
(②) 春・秋の交通安全運動の一環として実施している市民決起大会や街頭パレードは、広く市民の皆様に啓発活動が行える効果
的なイベントであり今後も実施します。ゲートボール、グラウンドゴルフ大会についてはイベントの効果を検証し、廃止・
縮小の方向で警察・協議会と検討を進めていきます。
(③) 行事のすり合わせを行い、配布物品の縮減にも努めます。また、市民決起大会のプログラムの作成及び印刷を業者発注せ
ず、自製で行うなど経費節減に努めます。
事業番号
26
事業名等
自転車駐車場管理事業
担当課
仕分け結果
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
対応の方向性
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
交通政策課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 民間事業者との協働を推し進めることが大事である。
(②) 民間への委託を拡大した方が効果的、効率的に事業目的を達成できる可能性が高い。
(③) 放置自転車の撤去、管理を含めて民間委託を検討すればどうか。
(④) 民間駐輪場の料金の方が高いので、同程度に見直すべきである。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 既に、民間のノウハウを活かし、合理的に経営するため、指定管理者制度を導入しています。損益については、黒字になっ
ていることからも、効率は良いと考えます。
(②) 民間の自主経営の拡大を進めていきたいと考えています。民間経営が拡大できれば、市営駐輪場の廃止も可能となります。
しかしながら、駅前の一等地での事業展開であることから、新規事業者の開拓は困難な要素もあります。
(③) 放置自転車に関する業務については、現在シルバー人材センターに委託しており、効率良く進めていることから、現委託を
継続します。
(④) 市営駐輪場の使用料については、近隣の民間駐輪場の現状及び今後の動向を踏まえ、改定についての検討を進めます。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
27
事業名等
都市景観形成地区(奈良町)
建造物保存整備補助金
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
景観課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 補助率と利用率の見直しが必要ではないのか。
(②) 景観形成に対する自己評価、外部評価をする必要がある。
(③) 国、県との連携や民間資金の活用も含めて財源について検討する必要があるのではないのか。
(④) 補助金を利用した建築物等であることを、観光客も含めてアピールするために広報を強化していく必要があるのではない
か。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 補助制度の利用率向上を図るため、使いやすい制度となる方策を検討します。
(②) 景観形成における評価方法については、先進地の事例を参考にしながら調査研究を行います。
(③) 財源については、平成23年度の社会資本整備総合交付金(街なみ環境整備事業)を国に対し要望します。
(④) ホームページ等を活用し情報発信の充実を図ります。
地区内に案内板を設置する等の検討を行います。
事業番号
28
事業名等
庁舎駐車場管理事業
担当課
仕分け結果
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
対応の方向性
市実施(民間委託を拡大、市民参画・協働を進める)
管財課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 職員による直営管理ではなく、民間委託を進めるべきではないか。
(②) 自動ゲート化及び、有料化を含め抜本的な整備をするべきではないか。
(③) 駐車場管理だけでなく、保安員の業務全体を委託化など検討してはどうか。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 駐車場の管理運営形態を変更し、委託運営へ移行していきます。
(②) 自動ゲート化については、初期投資が高額になり、また、有料化については、市民負担につながることになります。市民が
用務で来庁されるための駐車場であり、現在まで無料であることから、市民の理解が得られにくいと考えられますので、自
動ゲート化及び有料化は見送ります。
(③) 保安員全体の業務を委託化するには、保安員の配置転換が必要となります。しかし、現在職種変更の制度がないことから、
制度化するには、保安職だけでなく、他の職種全体に関わることであり、関係部署等での協議が必要となります。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
29
情報系ネットワーク関連事業
事業名等
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
情報政策課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 費用対効果を見定め、行財政改革を図っていくべきではないか。
(②) セキュリティ、個人情報の漏えいに十分気を使ってほしい。
(③) 経費節減の余地があるので考えてほしい。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 市民が利用できるサービスを豊富に展開することにより、ネットワークの利用率の向上を図ります。なお、サービスを展開
するにあたって、費用対効果の面からの検証も行いながら関係課との協議を進めていきます。
(②) 常に最新のウイルス対策ソフトに更新したり、セキュリティパッチ(OS・ソフトの不備を修復するプログラム)を適用し
ます。また、人的セキュリティ対策としても職員研修も継続して行いたいと考えています。
(③) 来年度入れ替えの情報系ネットワークは、調達の透明性を図った更改とします。また情報機器の再リースを行うことや、再
リースによって次期リース開始時期を合わせ、入札台数を集約することによるリース額の節減を図ります。
事業番号
30.1
事業名等
観光便所・待機所管理事業【観光便所】
仕分け結果
市実施(現行どおり)
対応の方向性
市実施(現行どおり)
担当課
観光交流課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 市の財源を使ってするのは無理があるので国や県がすべき。
(②) 委託先の拡大等、コスト削減の検討。
(③) 観光便所の増設、障がい者用便所の増設。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 奈良公園内には県設置・管理の便所があり、市が設置・管理している便所は地元からの要望によるものも多いため、今後の
設置については県や地元とも協議を図っていきます。
(②) 手をつなぐ親の会への委託は、知的障がい者雇用としての位置づけをしています。毎日4ヶ所のトイレを指導員が障がい者
4、5人とともに清掃に巡回しており、委託料としては低廉であると考えます。毎年予算の減額を図っています。
(③) 観光便所の設置要望は多いですが、用地の確保、維持管理費用等の負担増を伴うため、県とも協議を図り、コンビニ等の民
間施設への協力も進めていきます。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
30.2
事業名等
観光便所・待機所管理事業【待機所】
仕分け結果
市実施(現行どおり)
対応の方向性
市実施(現行どおり)
担当課
観光交流課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) アイドリングストップ自体の認知度は高まっているので休憩所が無くても良いのではないか。
(②) バス会社等への事業者負担を求めるべきである。
(③) 休憩所を増設すべき。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 認知度は高まってきているが、アイドリング・ストップ実践乗務員休憩所は本市の自然や文化遺産保護の面からも継続して
いきます。
(②) バス会社等と協議の場を設け、理解を求めていきたいと考えています。
(③) 増設のためには、用地確保と建設費用が伴うため、用地の無償提供があれば、今後検討していきたいと考えています。
事業番号
31
事業名等
奈良商工会議所事業補助金
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
担当課
商工労政課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 補助対象事業を市の商工業の発展に寄与する事業とし、補助率を明確にすべきではないか。
(②) 補助対象事業の成果は、奈良商工会議所より市の商工業の発展への寄与が明確になる報告を提出して貰い、市でそれを検証
すべきではないか。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 商工会議所等事業補助金交付要領を改正し、平成23年度から補助対象事業を市の商工業の発展に寄与する事業とし、補助率
を50パーセント以内としました。
(②) 補助対象事業の成果として、奈良商工会議所より市の商工業の発展への寄与がより明確になる報告を提出して貰い、市でそ
れを検証します。
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平成22年度 事業仕分けを受けた各事業の検討状況
事業番号
32
事業名等
森林総合保育事業補助金
仕分け結果
市実施(現行どおり)
対応の方向性
市実施(現行どおり)
担当課
農林課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 事業は長期の視点で見るべきで国・県が協働してやるべき。市全体では森林組合と更に情報を共有し間伐の必要性、重要性
を伝え、市民意識の形成に努めるべき。人の交流やボランティア等で市民参画や協働をすすめるべき。
(②) 緑と水は大切な物、森林は民有林であっても100年の計を立てて次世代に残すことが必要。今後森林整備の公益性を明確
にすると共に間伐森林資源の活用や間伐技術者の育成も不可欠。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針
(①) 水源かん養や保水能力等身近な例として森林の公益性を広く市民に周知する事が重要と考えています。また国・県で採択さ
れない比較的規模の小さい森林についても引き続ききめ細やかな対応をしていきます。
(②) 森林整備計画での市の森林の位置付けを明確にすると共に、森林組合と間伐材の利用や技術者育成についても協働し、作業
の集約化等で効率を上げる工夫を模索しながら次世代の林家に希望が持てる様な方策を考えていきます。
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