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県立農大の「U ターン就農フォローアップ研修」「有機農 業の基礎と実際

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県立農大の「U ターン就農フォローアップ研修」「有機農 業の基礎と実際
県立農大の「U ターン就農フォローアップ研修」
「有機農
業の基礎と実際」開催
2007/09/12
農業共済新聞
【新庄市】新庄市にある山形県立農業大学校ではこのほど、Uターン就農フォローア
ップ研修の一環として、「有機栽培の実践基礎研修」を開催し、県内各地から生産者
ら約90人が参加。講演を通して、有機栽培のメリットや効果的な進め方などを学ん
だ。
研修では、株式会社ジャパンバイオファームの小祝政明代表取締役が「有機農業の
基礎と実践」と題して講演。小祝代表取締役はオーストラリアで有機農業の研究所に
勤務した経験を持ち、現在は有機肥料の販売やコンサルティングを行う同ファームの
代表取締役として、経験や勘に頼らず、客観的なデータに基づいた有機栽培を指導し
ている。
小祝代表取締役は「有機栽培では多収穫と良品質を両立できる。特に果菜類は有機
栽培の得意とするところ」と話し、「失敗しないためには、基礎理論と分析法をしっ
かりと理解し、土壌分析から肥料設計まで、自分でできるようになること。作物や生
育状況に応じた施肥を行う」と強調した。
また、注意点としてミネラル群の管理を上げ、
「有機栽培では鉄欠乏となりやすい。
微量要素であるミネラル群の管理が大切」と説明。
土壌分析の方法については、「単に土の重さに対して、養分がどのくらいあるかとい
う従来の方法ではなく、体積法へ考え方を変えるべき」と訴えた。
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