基本目標Ⅴ 教育の場における男女共同参画の推進

第Ⅲ章 プランの内容（基本目標Ⅴ）
基本目標Ⅴ
教育の場における男女共同参画の推進
人々の意識や価値観は、幼い頃から家庭や学校、地域社会の影響を受けて
かたち作られ、一度形成された意識は容易には変えがたいものとなります。
男女平等観や自らの意思によって多様な生き方が選択できる社会の形成、ま
た、個性や能力が社会で十分に発揮できることの大切さを学ぶため、保育所、
幼稚園、学校での教育の果たす役割は非常に重要なものであるといえます。
職業生活や社会参加において男女が対等な構成員であること、男女が協力し
て家族の一員としての役割をはたし家庭を築くことの重要性など、指導の充実
を図ることが重要です。
また、地域社会において男女共同参画の視点に立った生涯学習活動を推進す
るなど、あらゆる教育の場において男女共同参画の推進を図ります。
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第Ⅲ章 プランの内容（基本目標Ⅴ）
基本方針１ 保育所、幼稚園、学校における男女平等教育の推進
保育所、幼稚園、学校における、それぞれの場、年代にふさわしい男女
平等教育を実施するため指導方法を研究するとともに、いのちと性に対す
る正しい理解や尊重に向けての適切な性教育の充実に努めます。
また、教育相談の充実や保育士、教職員に対する研修等を実施し、男女
が平等な教育環境づくりを推進します。
みんな
男女の声です
・子どもへの男女共同参画に関する教育は、家庭でも必要ですが、長い時間生
活する学校でホームルームの時間なども利用したら良いのではないでしょ
うか。
・小さい頃から学校で、男女の役割だけでなく、男女平等、男女共同参画につ
いてわかりやすい説明と、それについて考える教育をしてもらうことも大切
だと思います。
・教育の場を通して、子どもへの男女共同参画の教育をお願いしたいです。
・子どもへの男女共同参画の教育は学校だと思います。セミナーやフォーラム
は一部の人の参加ですが、義務教育は全員受けるのだから、そこできちんと
教育することが重要だと思います。
・今の教育現場では、中学生のテストに男女共同参画社会基本法が出題される
など、積極的な取り組みをしているようです。
・学校の参観等は男性の参加が少ない。土日に計画する等、男性が学校へ出掛
けられる工夫が必要です。もっと父親が参画できるような企画をお願いしま
す。
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第Ⅲ章 プランの内容（基本目標Ⅴ）
施策１
№
男女平等教育の推進
５８
取組名
男女平等観に基づく個性を生かす教育の推進
継続
授業はもちろんクラブ活動や生徒会活動など、あらゆる機会を通して、積極的に男
女平等教育を推進するとともに、いのちと性に対する正しい理解や尊重に向けての適
切な性教育の充実に努めます。
容 ・男女平等教育の推進
・いのちと性の尊重に関する啓発の推進
現状値
目標値
主担当課
目
標
(17 年度) (22 年度)
16 校
現状を
人権教育の全体計画等への位置付実施校・園
学校教育課
10 園
維持する
内
№
５９
内
園児、児童、生徒の一人ひとりがその個性を生かし、能力を発揮できるような指導
方法の充実に努めます。
・個の悩みに応じた相談指導の推進
容
事業名
目
男女平等観に基づく指導方法の充実
標
各小中学校における教職員の
中級カウンセリング研修の修了割合
84
継続
現状値
(17 年度)
目標値
(22 年度)
主担当課
23%
35%
学校教育課
第Ⅲ章 プランの内容（基本目標Ⅴ）
施策２
№
内
容
男女平等の教育環境の推進
６０
取組名
男女共同参画意識が育つ教育環境づくり
男女平等の観点からの教育相談体制づくりを行うとともに、保育所・幼稚園・学校
行事等が性別による固定的な役割分担とならないよう配慮に努めます。
・男女平等観に基づく教育相談体制づくり
・男女共同参画意識が育つ教育環境づくり
目
標
さわやか相談員の配置率
№
内
容
継続
６１
取組名
現状値
(17 年度)
目標値
(22 年度)
主担当課
100％
100％
学校教育課
保育士・教職員研修の充実
新規
男女共同参画社会の実現を目指した保育所、幼稚園、学校教育を推進するため、保
育士・教職員研修の充実に努めます。
・保育士研修の充実
・教職員研修の充実
目
標
市内各幼稚園、小中学校の教職員研修の実施
85
現状値
(17 年度)
16 校
10 園
目標値
(22 年度)
現状を
維持する
主担当課
学校教育課
第Ⅲ章 プランの内容（基本目標Ⅴ）
基本方針２
生涯学習における男女共同参画の推進
男女共同参画を進めていくためには、あらゆる機会を通して情報や学習
機会を提供し、生涯にわたり主体的で多様な生き方を選択できる能力を育
成することが重要です。
このため、生涯学習の場において、男女平等の視点に立った学習内容に
なるように努めるとともに、男女共同参画意識を浸透させるための講座等
の充実を図ります。
みんな
男女の声です
・女性が視野を広げられるような企画を多く考えて欲しいです。
・男女共同参画セミナー等の開催を増やし、啓発促進を希求します。
・祭りや自治会などの各地域の集会などで、
「男女共同参画」に関する話し合いの
場を設けていただきたい。
・男女共同参画の講演会に出席している男性が少ないので、もっと参加を呼びか
けてほしいです。
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第Ⅲ章 プランの内容（基本目標Ⅴ）
施策１
№
内
容
男女共同参画の視点に立った生涯学習の充実
６２
取組名
生涯にわたる学習機会の充実
男性も女性も一人ひとりが自分自身の能力を発揮できるようにするため、生涯を通
じて、学ぶ機会の充実を図るとともに、学習機会の情報提供に努めます。
・生涯学習セミナーの実施
・生涯学習情報の提供
目
現状値
(17 年度)
標
生涯学習セミナーの年間受講者数
№
内
容
継続
６３
取組名
600 人
目標値
(22 年度)
現状を
維持する
男女平等に関する生涯学習の推進
主担当課
生涯学習課
新規
男女平等推進関連講座の充実を図るとともに、女性団体等による自主的な男女平等
学習を支援します。
・家庭教育学級の実施
・公民館講座での男女平等の推進
目
標
公民館講座の年間受講者数
87
現状値
(17 年度)
目標値
(22 年度)
主担当課
20,397 人
21,000 人
生涯学習課
第Ⅲ章 プランの内容（基本目標Ⅴ）
施策２
人権尊重教育の推進
№
６４
内
男女の固定的な役割分担意識の見直しや、男女共同参画社会の形成について、人権
尊重の観点から男女平等に関する学習活動を推進します。
・社会人権教育の推進
容
取組名
目
人権尊重の観点からの男女平等教育の推進
標
人権教育研修会・講演会等の参加者数
88
継続
現状値
(17 年度)
目標値
(22 年度)
主担当課
1,873 人
2,100 人
生涯学習課
第Ⅲ章 プランの内容（基本目標Ⅴ）
みんな
男女で取り組もう
・学校行事やＰＴＡ活動に男性も積極的に参加しましょう。
・性別にとらわれない、個人の適性に合った進路選択をしましょう。
・男女共同参画の視点を踏まえた進路指導、就職指導に努めましょう。
・家庭、地域、学校が連携して、男女共同参画社会について学習する機会を設けま
しょう。
・スポーツや習い事、趣味など、
「男なら○○○をやれ」
「女なら○○○を習いなさ
い」などといった、従来の固定的な考えを押し付けず、自主的に取り組むように
しましょう。
・教育（指導）者が、男女共同参画を理解し、男女平等意識が広く浸透されるよう
意識啓発を図りましょう。
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