...

第16回 - 倉敷芸術科学大学

by user

on
Category: Documents
105

views

Report

Comments

Transcript

第16回 - 倉敷芸術科学大学
ニュースレター
生
倉敷芸術科学大学
命
科
学
生命科学部
科
平成27年10月 第16号
オープンキャンパス 【7月25、26日】
7 月 25 日(土)、26 日(日)の二日間、「深める」をテーマに夏の
オープンキャンパスが開催されました。お天気にも恵まれ、会場は高
校生の熱気で大盛況でした。
生命科学科では、午前中は科学の面白さがわかる実験を、生命
科学科 3 年、4 年の学生と高校生と一緒になって行いました。また、
午後からは大学の研究室や設備を見学しました。
学生リーダーの武政徹也さん(4 年、岡山県立倉敷古城池高等学
校出身)ほか、協力してくれた学生諸君に感謝!
2010 年ノーベル化学賞受賞
の鈴木章先生(倉敷芸術科学
大学特別栄誉教授)は生命科
学科前身の機能物質化学科で
平成 7 年 4 月から平成 14 年
3 月まで、7 年間にわたり教
鞭を執られました。
1 号館での大杉忠則講師
による生命科学科の全体
説明
高校生で大盛況の大実験室
岡田賢治研究室の研究設 山尾晃弘さん(兵庫県立姫
路工業高等学校出身)によ
備の見学
るマリンバイオ設備の案内
岡本安沙子さん(徳島県立
城東高等学校出身)による
災害備蓄食品の説明
大学祭&生命科学科
オープンキャンパス
10 月 24 日(土)、25 日(日)
に本学の大学祭『芸科祭』が
開催されます。
生命科学科では、芸科祭に
併せて、24 日(土)に学科独
自のオープンキャンパスを開
催します。
学生達が科学の面白さを体
験できる催しを行います。
小さなお子さんからお年寄
りまで楽しめる内容ですの
で、是非お立ち寄りください。
生命科学科のフェイスブックを
開設しました。学生や教員の活
動内容のほか、授業の雰囲気や
研究室の様子など随時アップ
ロードしていきます。
是非、ご覧下さい。
増田朱里さん(兵庫県立山 水野美保子さん(岡山県立 下山夕楓さん(岡山県立津 藤原祐太さん(岡山県立倉
崎高等学校出身)による石 高梁高等学校出身)による 山高等学校出身)による人 敷工業高等学校出身)に
鹸膜の説明
銀鏡反応の説明
工透析機器の説明
よる血圧測定の説明
オープンキャンパス【9月26日】
9 月 26 日(土)、「極める」をテーマに秋のオープンキャンパスが開
催されました。
生命科学科では、生命科学科の 4 年生や大学院生が高校生に
対し、研究内容の説明をポスター形式で行いました。高校生にとって
は難しい内容だったと思いますが、大学の研究室での研究の様子を
わかっていただけたと思います。
学生リーダーの水野美保子さん(4 年、岡山県立高梁高等学校出
身)ほか、協力してくれた学生諸君に感謝!
学生諸君の奮闘ぶりをご覧ください。
水野美保子さん(岡山県立高梁
高等学校出身、写真中央)
福永麻美さん(徳島県立城北高
等学校出身、写真左)
吉田祥子さん(常磐高等学校(福
岡県)出身、写真右)
三島文さん
(松徳学院高等
学校出身)
下門良寛さん(広島県立忠海高
等学校出身、写真右)
松野嵩平さん(関西大倉高等学
校出身、写真中央)
三村健介さん(岡山理科大学附
属高等学校出身、写真左)
片岡佑人さん
(高知県立高知工
業高等学校出身)
元島涼輔さん
(岡山県立玉野
高等学校出身)
本学 1 号館での全体説明会
岡本安沙子さん(徳島県立城東
高等学校出身、写真左)
河野遥さん(岡山県立総社高等
学校出身、写真中央)
諸見里幸さん(沖縄県立泊高等
学校出身、写真右)
佐々木悠真さん
(広島県立向原高
等学校出身)
岡田英里香さん
(香川県立観音寺第
一高等学校出身)
大学院中間報告会【9月3日】
9 月 3 日(木曜日)に恒例の大学院中間発表会が開催されました。修士1年の2名は、初期の研究成果とこれからの研究の方
向性を、修士2年の2名は修士論文完成に向けての核心的な内容を発表しました。
教授陣からの厳しい質問や指摘に対して、冷や汗をかきながらも、今まで学んできた知識を総動員して対応していました。彼ら
研究者の卵たちのこれからの活躍を期待します。
修士2年
修士1年
高橋千里さん(大杉研究室)
(山形県立鶴岡工業高等学校)
「木村式自然栽培農地からの
清酒酵母分離」
根石和季さん(仲研究室)
(広島工業大学高等学校)
「ターチオフェンを有する含ケ
イ素 H 型化合物の合成とそ
の性質」
諸見里幸さん(大杉研究室)
(沖縄県立泊高等学校)
「納豆菌発酵による脱脂米糠
の有効利用」
藤島聖士さん(仲研究室)
(福岡工業大学附属城東高等学校)
「ジシラニルユニットを持つ、新規星
型化合物の合成と色素増感太陽電
池への応用」
【COC 事業】備災・減災力育成研究
東日本大震災実地視察
9 月 11 日(金)から 15 日(火)まで、COC 事業(文部科学省の地(知)の拠点整備事業)の「備災・減災力育成研究」の一貫と
して、宮城県(石巻市、南三陸町、気仙沼市)の東日本大震災の現場への実地視察が行われました。本視察は、くらしき作陽
大学との合同で行われ、本学からは生命科学科と健康科学科の学生と教員が参加しました。
本学科からは、2 年生の秋山奈美さん(愛媛県立三島高等学校出身)、市来崎慎也さん(広島県立三次高等学校出身)、4 年
生の岡本安沙子さん(徳島県立城東高等学校出身)、後士和也さん(岡山学芸館高等学校出身)、岡田英里香さん(香川県立
観音寺第一高等学校出身)、修士 2 年の藤島聖士さん(福岡工業大学附属城東高等学校出身)と、萬代忠勝教授、大杉忠則
講師が参加しました。
仮設住宅の自治会長さん、語り部の方、救急救命士の方、ボランティアの方からの体験談を聴き、地元中学生とのワーク
ショップも体験しました。地元の方々からは、「復興が進んでいない」「住民の意見が反映されていない」などの縦割り行政への
不満や、「自分の命は自分で守る」「自分の命が無ければ人も助けられない」など震災への心構えなどを聞きました。
学生達は、「自分達が災害に対していかに無関心だったか」「自分達は社会的なことに何も参画していない」などの反省を
口々にしていました。視察を通じて、一回り成長した学生諸君の今後に期待します。
仮設住宅自治会長の話
(南三陸町)
震災の体験談
仮設商店の見学
石巻復興まちづくり
情報交流館での話
ボランティアセンターでの
ワークショップ
津波到達点
(石巻市)
大川小学校
(石巻市)
鹿折地区まちづくり
協議会(気仙沼市)
防災対策庁舎
(南三陸町)
盛土による土地改良
(南三陸町)
東日本大震災実地視察報告会 (9 月 26 日、くらしき作陽大学)
9 月 26 日(土)、くらしき作陽大学にて、地(知)の拠点みら
い講座と題して、東日本大震災の実地視察の報告会が開
催されました。
萬代忠勝教授の基調講演に続いて、本学科の秋山奈美
さん(愛媛県立三島高等学校出身)と後士和也さん(岡山
学芸館高等学校出身)が現地視察の報告を行いました。
秋山さん、後士さんの堂々とした発表に、参加者達は、
熱心に聞き入っていました。
萬代忠勝教授
秋山奈美さん
後士和也さん
生命科学科トピックス
在学生特待生認定式がありました
平成 27 年 7 月 8 日、平成 27 年度在学生特待生認定式が執り
行われました。生命科学科からは才女三人が認定されました♪
学長の河野先生から、祝辞とともに、特待生として学業にますま
す精進し、周りの期待に応えられるような社会人になってほしいと
の激励がありました。
おめでとうございます!これからもがんばって下さい。
なお、在学生特待生制度とは、本学の 2 年次以上に在籍する
学生を対象に、特に成績優秀で良識ある学生を各学科より若干
名選出し、1 年間の授業料の半額を免除するものです。
2 年生 : 高瀬咲生乃さん (岡山県立岡山城東高等学校出身、写真左)
3 年生 : 上田美里さん (静岡県立掛川西高等学校出身、写真中央)
4 年生 : 水野美保子さん (岡山県立高梁高等学校出身、写真右)
本学科3年生が、小学生
夏休み体験ボランティアに参加
本学科4年生が、
「科学大好き岡山クラブ」に参加
本学科の3年生の松岡統さん(福岡県立須恵高等学校出
本学は、岡山大学、岡山理科大学、津山高等工業専門学
身)と矢内真由美さん(兵庫県立須磨翔風高等学校出身)の
校と岡山県と連携して「科学 Try アングル岡山」を組織し、科
二人が、小学生夏休み体験のボランティアに参加しました。
学による地域の活性化に挑戦しています。その中の一つの
元気いっぱいの小学1〜6年生約20名と消防署見学、昼
食作り、ストーリーテーリングと一緒に様々な体験をしました。
消防署では、実際にはしご車に乗車しました。
教員資格取得を目指す二人にとって、子どもたちとのコミュ
ニケーションは貴重な体験となりました。
事業に「科学大好き岡山クラブ」があります。
8 月 30 日の夏休み最後の日曜に開催された催しにマリン
バイオコース4年生の松川夏美さん(広島県立三次高等学
校出身)が参加しました。
水生生物についての説明やドクターフィッシュ体験など、小
学生に大人気の内容となりました。
修士学生が、学会で研究発表
仲章伸教授が総説論文を発表
9 月 7 日から 9 月 9 日
まで関西大学で行われた
有機金属化学討論会で仲
研究室の藤島聖士さん
(修士2年、福岡工業大学
附属城東高等学校出身)
が発表しました。
題目は、「ペンタメチル
ジシラニル置換ビス(ビチ
エニル)ベンゾチアジア
ゾールの合成と性質」で
す。
本学科の仲章伸教授の新しい論文が学術雑誌の「Asian
Journal of Organic Chemistry」に掲載されました。
題目は”The Chemistry of Silacyclopropenes”で、ケイ素
を含む三員環の合 成とその
特異な反応性に関する総説
(これまでの研究成果の総ま
とめ)です。
本学科の元教授で広島大
学名誉教授の石川満夫先生
と広島大学工学研究院教授
の大下浄治先生との共同執
筆論文です。
活躍する卒業生
戸田和希さん
(倉敷リバーサイド病院勤務)
平成 25 年度卒業生(本学 16 期生)の戸田和希さん(広島県立神辺旭高等学校出身)より近況報告をいただきました。戸
田さんは、大学の近くにある公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構・倉敷リバーサイド病院で臨床工学技士として活躍
されています。これからも卒業生の様子を随時ご紹介します。
以下は、戸田さんからのコメントです。
臨床工学技士とは、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う医療
職種です。医療現場にはさまざまな医療機器があり、私はそれらの点検や
管理を行っています。日々点検することで医療機器の不具合による事故を
未然に防ぎ、また医療機器の不具合が発生したときにトラブルを解決した
り、修理を行ったりしています。
実際に現場で働いてみて、大学で学んだことがいかに大切か分かりま
す。しかし、医療機器は進歩しており、新しい機器も入ってくるので日々勉
強は欠かせません。現在の医療は Dr.を中心にさまざまな医療職種の連
携によるチーム医療で行っています。臨床工学技士として医療機器の面か
ら安全で円滑な医療を担っているという責任と自覚とやりがいをもって働い
ています。
大塚雅広准教授が矢掛町立
山田小学校で出張講義
7 月 22 日、大塚雅広准教授が、矢掛町の山田小学校を
訪問し、1 年生~3 年生の児童を対象に、水の中で生活して
いる魚や生物について紹介しながら、水生生物と共生して
いくためにはどうしたらいいのかなどを、平易に話しました。
また、実際に水槽に手を入れて、ドクターフィッシュが手の
角質層を食べる経験を体験してもらいました。ドクターフィッ
シュは小学生に大人気でした。
須見洋行教授が国際学会で発表
須見洋行教授が、6 月 20 日~25 日にカナダのトロント
で 開 催 さ れ た 国 際 学 会 The International Society on
Thrombosis and Haemostasis(国際血栓止血学会議)で,
納豆(鑑評会受賞製品)の効能成分について発表を行いま
した。
おかやま PRODUCE
「水質浄化プロジェクト」に参画
おかやま PRODUCE とは、おかやま信用金庫が中小企
業の若手経営者・後継者の育成を目的に結成したもので、
地元「岡山」の多種多様な分野の事業創生を図り、広く内
外に「岡山」で生まれた情報を発信する部会組織をつくるこ
とを目指しています。
会の検討課題の中の環境
分野において、本学科マリン
バイオコースは、会の主旨に
賛同し、協同して、「早島町に
おける水質浄化プロジェクト」
を進めています。
9 月 9 日にコンベックス岡山
で開催された「しんきん合同
ビジネス交流会」で進捗状況
を報告しました。
海外の大学教授による
特別セミナーを開催
9 月 11 日、フランスのモンペリエ大学教授の Ziya Günata
先生が岡憲明研究室を訪問され、特別セミナーを開きまし
た。先生は、ワインの天然物化学の専門家で、セミナーで
は、ワインの製造法や天然物(特に香気成分)、官能評価法
(テイスティング)まで、幅広くお話いただきました。
学生諸君は、英語のセミナーに戸惑っていましたが、ワイ
ンという馴染みのある話題で、少しは理解できたようです。
Fly UP