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学生横綱・アマ横綱の2冠を達成した 大道久司選手が大相撲

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学生横綱・アマ横綱の2冠を達成した 大道久司選手が大相撲
スポ東だより
学生横綱・アマ横綱の2冠を達成した
大道久司選手が大相撲デビュー
学生とアマチュアで頂点を極めた相撲部 大道久司選手
(法学部
企業法学科4年)が、いよいよ大相撲へ進む。2015年1月27日、
白山キャンパスで行った出羽海部屋への入門会見では、これか
らの相撲界を背負っていくであろう 期待の星 とあって、取材陣
が殺到。注目度の高さに本人も驚いたようすだった。
「持ち味であるスピードある押し相撲を磨いて、頂点に立ちた
い」
と力強く抱負を述べ、3月の春場所(大阪市・3月8日∼ 22日)
に幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏む。
大学4年間で15個のタイトルを獲得。
次の
「頂点」
を目指して
大道選手の才能が大きく開花したのは大学入学後。
「東洋大学
相撲部には、全国からトップクラスの選手たちが集まっている。高
校までとは違う、レベルの高い環境に刺激を受けて、より稽古に
打ち込むようになった」
。特に「突き押し」に重点を置いて稽古に
励み、めきめきと頭角を現していった。
周囲からの信望も厚く、相撲部主将を務めた大道選手。濱野文
雄監督も
「まじめで一生懸命、力があって非常に多くの稽古を積
む。そうした姿は他の部員にも良い影響を与えていて、後輩の面
倒見も良い」
と高く評価している。
集大成となる大学4年次、史上3人目(現行制度)
となる学生横
綱、アマチュア横綱の2冠を達成。卒業後の進路は考え抜いた結
果、大相撲の道を選んだ。
「大学相撲で活躍していた選手たちが
大相撲でも活躍している姿を見て刺激になった」
と、大道選手は
心境を語る。さらに、
「出羽海昭和親方から部屋を再興するために
力を貸してほしいと言われ、意気に感じた。少しでも力になれた
ら」
と入門の理由を明かし、その決意に濱野監督や仲間も彼の背
中を強く押したのだった。
大道久司選手(写真左)
と出羽海昭和親方(写真右)
出羽海親方は大道選手の相撲を
「立ち合いの踏み込み、
その後、
体勢が悪くなっても前に出ようとするところに魅力を感じた」
と評
価し、
「やるからには一番上(横綱)
を目指してほしい」
と期待を寄
せている。
大相撲は1日1番の真剣勝負でしのぎを削る厳しい世界。大道選
手は「自分の身体ひとつで、がむしゃらにやってやろうという気持
ち」
と意気込む。対戦を楽しみにしているのは、同じ幕下10枚目格
付け出しでデビューし、幕内へ昇った2歳上の遠藤関(追手風部
屋)。
「学生時代は2勝3敗。早く対戦したい」
と力を込めた。大道選
大学4年間の個人戦績
■2011年(1年生)
全日本大学選抜十和田大会 優勝
全国学生個人体重別135kg未満 優勝
■2012年(2年生)
東日本学生相撲選手権 優勝 ■2013年(3年生)
全国大学選抜九州大会 優勝
全国大学選抜和歌山大会 優勝
全日本大学選抜金沢大会 優勝
■2014年(4年生)
全日本大学選抜宇和島大会 優勝
全国大学選抜九州大会 優勝
東日本相撲選手権 優勝
全国大学選抜金沢大会 優勝
東日本体重別無差別 優勝
アジア相撲選手権重量級 優勝
全国体重別無差別 優勝
全国学生相撲選手権 優勝 第92代学生横綱
全日本選手権 優勝 第63回アマチュア横綱
手は次の頂点に向けて、持ち味の「押しで前へ」進んでいく。
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