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本県の学びの変革に向けて

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本県の学びの変革に向けて
平成27年度
指導主事等研究協議会
本県の学びの変革に向けて
平成27年4月23日
アステールプラザ
次の(
)にあてはまる言葉を入れなさい。
1 もし私がそれを聞いたら,私はそれを(
)だろう。
If I hear it, I ( ) it.
2 もし私がそれを見たら,私はそれを ( ) だろう。
If I see it, I ( ) it.
3 もし私がそれを行ってみたら,私はそれを ( ) だろう。
If I do it, I ( ) it.
4 もし私がそれを ( ) たら,私はそれを活用するだろう。
If I ( ) it, I use it.
「農業の時代」から「コンセプトの時代」まで
(by Daniel H. Pink)
「農業の時代」から「コンセプトの時代」まで
ATG( Affluence, Technology, Globalization)
Conceptual Age
(creators &empathizers)
Information Age
(knowledge workers)
Industrial Age
(factory workers)
Agriculture Age
(farmers)
18世紀
19世紀
20世紀
21世紀
(by Daniel H. Pink)
仕事タスクの動向
(Autor et al.,2003より)
広島県教育の経過と現状
指よ文
導る部
是省
正に
管理なき
時代
外部介入
の時代
平
成
10
年
提報
出告
書
の
国による
管理の
時代
平
成
13
年
設支学
置援校
課経
の営
教育委員会
による管理
の時代
平
成
20
年
自己管理の時代
平
成
23
年
平
成
26
年
学力向上の経過と現状
指よ文
導る部
是省
正に
学力否定の
時代
学力向上軽
視の時代
平
成
10
年
提報
出告
書
の
設支学
置援校
課経
の営
学力の復権
学びの変革
学力向上の施策の開始
基礎学力重視の時代
平
成
13
年
平
成
20
年
主体的な学びの
時代
平
成
23
年
平
成
26
年
高等学校学力向上の推移
3000
2500
2000
1500
1000
500
0
H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
センター平均点
国公立大合格者数
難関国立大合格者数
学習の認知的視点 10の「道標」
(マイケル・シュナイダー,エルスベス・スターン)
① 学習は本質的に学習者によってなされる活動である
② 最適な学習は,既有知識を重視し考慮に入れる
③ 学習は知識構造の統合を必要とする
④ 最適な学習によって,概念,スキル,メタ認知能力をバランスよく
獲得できる
⑤ 学習は,知識の基礎的要素の階層的な組織化により,さらに複雑
な知識構造を活用できる
⑥ 最適な学習によって,心の中の知識構造を組織化するために外
部世界の構造を活用できる
⑦ 学習は,人間の情報処理能力の限界により制約を受ける
⑧ 学習は,感情,動機,認知のダイナミックな相互作用から生まれる
⑨ 最適な学習は,汎用的な知識構造を構築する
⑩ 学習は,時間と努力を要する
「知識の量」から「知識の構造」へ
知識の質が,知識の量と同じくらい重要である
アクティブラーニングとは?
一方向的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)
学習を乗り越える意味での,あらゆる能動的な学
習のこと。能動的な学習には,書く・話す・発表する
などの活動への関与と,そこで生じる認知プロセ
スの外化を伴う。
(溝上慎一)
アクティブラーニングとは?
a. 学習者が授業を聴く以上の関わりをしていること
b. 情報の伝達より,学習者のスキルの育成に重きが
置かれていること
c. 学習者は分析,総合,評価などの高次の思考に関
わっていること
d. 学習者は活動(読む,議論する,書くなど)に関与し
ていること
e. 学習者が自分自身の態度や価値観を探求すること
に重きが置かれていること
f. 認知プロセスの外化を伴うこと
(松下佳代)
指導における「双子の過ち」
(ウィギンズ&マクタイ)
・網羅に焦点を合わせた指導
・活動に焦点を合わせた指導
学習の能動性
低
外
的
活
動
内的活動
高
低
D
B
高
C
A
アクティブラーニング導入後における課題
①知識{内容}と活動の乖離をどう克服するか
②能動的な学びを目指す授業のもたらす受動
性をどう克服するか
③学習スタイルの多様性にどう対応するか
主体的な学びとは?
受動的な学び
能動的な学び
教師基点の学び
学習者基点の学び
浅い学び
深い学び
何が学習者を受動的にさせるのか?
教師が量的な評価テストに関心を集中する
教師が量的な評価テストを反映した教育方法を採用する
教師が,学習そのものよりテストそのものに焦点を当て
ることにより,一回だけの成績を重視し,伝達型の授業を
する
教師が,「児童生徒は今,何ができていて,何ができてい
ないか」を考慮せずに,「教えたいスキル」を勝手に決め
てしまう
能動的な学びとは?
・内的動機づけに基づいている
・学習に対する構えができている
・自ら学びに関与している
・自らの学びに自覚的である
学習とは,観客席に座ってスポーツを見るようなもの
ではない。学生は,授業中ただ座って教員の話を聴
き,あらかじめパッケージ化された宿題をやって暗記
し,質問に答えるだけでは,多くのことを学ばない。
学生は,学んでいることについて話をし,書き,過去
の経験と関連づけ,そして日常に応用しなければな
らない。さらには,そうしたことを通して,自分自身を
学ぶということをしなければならない。
(チッカリング&ギャムソン)
学習者基点とは?
「知る」ことの本質は,自分自身で知識を構成す
ることであること
児童生徒の先行の経験と学校での学びを結び
つけること
児童生徒が日々の学習に影響している基本的
な認知プロセスに意識的であること(メタ認知)
「深い理解には,事実を知ることと同時に,い
かにそれらが組合わさって全体をなすかを知っ
ていることが必要である」
(ウィリンガム)
「浅い」アプローチと「深い」アプローチ
記憶する
認める
名前を挙げる
文章を理解する
言い換える
記述する
中心となる考えを理解する
関連づける
論じる
説明する
身近な問題に関連づける
原理と関連づける
仮説を立てる
離れた問題に適応する
振り返る
浅いアプローチ
深いアプローチ
深い学びとは?
Ideas(考え・
基礎知識)
レベルの動詞
Connections
(つながり)
レベルの動詞
定義する ,記述する,説明する,分類する,
比べる,明らかにする,列挙する,位置づけ
る,明確に理解する
応用する,比較する,対比する,類別する,
組織化する,分類する,識別する,解釈する,
統合する,修正する
計画する,展開する,診断する,評価する,
Extensions
(応用・ひろが 既存の資料に基づいて推定する,審理する,
予測する
り) レベルの動
詞
平均学習定着率(National Training Laboratories 調査)
講義 5%
読書 10%
視聴覚 20%
デモンストレーション 30%
グループ討議 50%
自ら体験する 75%
他の人に教える 90%
主体的な学びとは?
インプットとアウトプットが均衡している
授けられた知識を一方的に享受するのではなく,そ
れを踏まえて展開する
学んだ知識をつなげて新たなものに展開する
読む,書く,議論する,問題解決に関与する
何かをするとともに,していることについて考える
協同学習,問題解決学習,ケースメソッド学習,シ
ミュレーション学習などによって促進する
Active Learning Strategies
Complex
Experiential Learning
Jigsaw Discussion
Role Playing
Interactive Lecture
Case Studies
Groups Evaluations
Informal Groups
Large Group Discussion
Writing
Think-Pair-Share
Self-assessment
Pause for reflection
Simple
Inquiry Learning
Active Review Sessions
Hands-on Technology
Brainstorming
Peer Review
Triad Groups
Forum Theater
自立(定型の仕事の成果)
5+3=X
記憶・定着型学習
A問題
考え・基礎知識 (Ideas)
半自律(創意工夫+判断作業)
X+Y=8
応用・活用型学習
B問題
つながり (Connections)
自律(課題発見+目的設定+創意工夫+判断作業)
X+Y=Z
発見・探求型学習
C問題
ひろがり (Extensions)
協同学習とは?
すべての学習者が,共有した学習目標の達
成に向け,協同の精神に則り,自分と仲間の
学習過程に深く関与し,主体的かつ能動的に
教え合い,学び合う授業であり,そこにおいて
は,学習者一人一人の確かな学力と自己の変
化成長が期待できる。
*協同の精神=学習目標の達成に向け,仲間と心と
力を合わせて,自分と仲間のために真剣に学ぶこと
協同学習の基本要素
(ジョンソンによる)
① 肯定的相互依存
② 積極的相互交流
③ 個人の2つの責任(自己の学びと仲間の学び
に対する責任)
④ 社会的スキルの促進
⑤ 活動の振り返り
(ケーガンによる)
① 肯定的相互依存
② 個人の2つの責任(自己の学びと仲間の学び
に対する責任)
③ 参加の平等性
④ 活動の同時性
さまざまな協同学習の技法
文章作成の技法
24交換日誌
25ラウンドテーブル
26ペアレポート
27ピアエディティング
28協調ライティング
29チーム資料集
30論文プレゼンテーション
(バークレイ・クロス・メジャー)
話し合いの技法
1思考・ペア・シェア
2ラウンドロビン
3パズグループ
4トーキングチャップ
5三段階インタビュー
6批判的ディベート
図解の技法
19似た者同士をまとめる
20グループグリッド
21チームマトリックス
22シークエンスチェイン
23ワードウェブ
教え合いの技法
7ノートテイキング・ペア
8ラーニングセル
9フィッシュボウル
10ロールプレイ
11ジグゾー
12テストチーム
問題解決の技法
13タップス
14問題解決伝言ゲーム
15事例研究
16構造化された問題解決
17分析チーム
18グループ研究
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