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輸出先国の規制に対応するためのサポート体制整備事業

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輸出先国の規制に対応するためのサポート体制整備事業
[平成29年度予算概算要求の概要]
輸出先国の規制に対応するためのサポート体制整備事業(新規)
【107(-)百万円】
対策のポイント
検疫や防除の専門家を組織化した上で、産地等の要請に応じて適切な専門
家を派遣等することにより、産地の実態を踏まえた輸出先国の規制に則した
防除体系や栽培方法等の確立・導入に向けた技術的指導を実施します。
<背景/課題>
・平成28年5月に取りまとめられた「農林水産業の輸出力強化戦略」に沿って我が国の
農産物の輸出を今後さらに推進するに当たっては、輸出先国の検疫条件や残留農薬基
準に則した防除体系・栽培方法等の普及を強力に進めていくことが重要です。
・これには、我が国に発生し、輸出先国が侵入を警戒している病害虫に対する特別な防
除や選果等の作業が必要となることや我が国で使用可能な農薬が限定されることなど
の課題を解決することが重要です。
政策目標
検疫や防除の専門家から構成されるサポート体制の整備により、産地にお
ける輸出先国の規制に則した防除体系や栽培方法等の確立・普及を図ります。
<内容>
1.事業内容
(1)専門家の登録・組織化、相談受付等
検疫や防除の専門家を登録・組織化するとともに、相談窓口を開設・運営しま
す。また、産地や事業者等の相談者からの相談内容に応じて、適切な専門家を選
出し、専門家は相談者が抱える課題や輸出に関する意向等を聴取して産地・事業
者カルテを作成します。
(2)専門家による産地サポート支援事業
専門家が産地に赴き、産地・事業者カルテに基づき、栽培体系、農作物の生育
状況、病害虫の発生状況等、産地の実態に応じて継続的に技術的指導を実施しま
す。
① 輸出先国の検疫条件に即した栽培・選果体制を確立・導入するため、栽培管
理、病害虫の発生状況調査及び防除、収穫した農作物の消毒及び選果並びに輸
出先国の査察受け入れ準備等に関する技術的指導を実施します。
② 輸出先国の残留農薬基準に則した防除体系を確立・導入するため、使用する
農薬の選定、農薬散布時期の判断及び天敵など化学合成農薬以外の防除方法等
に関する技術的指導を実施します。
2.事業実施主体
民間団体等
3.交付率
定額
4.事業実施機関
平成29年度~平成31年度
[お問い合わせ先:消費・安全局植物防疫課
(03-6744-7168)]
輸出先国の規制に対応するためのサポート体制整備事業
平成28年5月に取りまとめられた「農林水産業の輸出力強化戦略」に則し、検疫や防除の専門家から構成さ
れるサポート体制を整備し、産地・流通・販売事業者の状況に合わせたきめ細やかな技術指導等を行うこと
により、輸出先国の規制・条件に合った生産を推進。
農産物の円滑な輸出に向けた課題
•
•
検疫条件に合致した栽培・防除・選果の実施
輸出先国の残留農薬基準に合致した防除体系の確立
サポート体制の整備
(事業実施主体)
輸出に取り組もうとする
流通・販売事業者
•
・専門家を組織化
・相談窓口を開設
・各地へ専門家を派遣
技術的指導
(制度の解説等)
輸出を円滑に実施するため、産地に対して適
切な要求が出来るよう、輸出先国の規則・基準
に精通する必要
窓口の連携
輸出相談窓口
(JETRO)
情報交換
派遣された専門家
によるサポート
(検疫・防除の専門家)
規則・基準に
適合した農
産物を要求
規則・基準に
適合した農
産物を出荷
輸出に取り組もうとする産地
STEP 1.輸出計画作成
•
地域特産物の輸出先の選定、輸出業者・海
外バイヤーの選定
流通・販売事業者、産地の現状に合
わせて、産地・事業者カルテ等を活用
し、専門家が必要なサポートを強化
•
産地や事業者の意向や抱える課題等を
聴取し、産地・事業者カルテを作成
JETRO等を紹介するとともに、事業
者と産地とのマッチングをサポート
技術的指導
STEP 2.輸出先国の規制に合った生産
• 輸出先国の検疫条件に即した栽培・選果
•
輸出先国の検疫条件に即した栽培・選果の
等の的確な実施に向けた技術的指導
実施、残留農薬基準に合致した防除体系
• 病害虫防除マニュアルを踏まえた防除体
系の確立・導入に向けた技術的指導
STEP 3.園地・こん包施設の登録、輸出検査
• 園地やこん包施設の登録、輸出先国の査
•
園地・こん包施設の登録、輸出先国の査察受
察受け入れ準備等をサポート
け入れ準備、輸出検査準備
JETRO、日本青
果物輸出促進協
議会等
緊密に連携
植物防疫所
病害虫防除所等
農林水産業の輸出力強化戦略
(抜粋)
2-(6)海外輸入規制に適合して、
生産する
・各都道府県に専門家をメン
バーとする産地サポート体制
を整備し、輸出先国の規制に
対応した防除・生産・選果等
に関する助言・技術指導等を
実施
[平成29年度予算概算要求の概要]
生産資材安全確保対策事業委託費(拡充)
【338(324)百万円】
対策のポイント
国産農畜産物の安全を確保し、ヒトへの健康被害を未然に防止するため、
生産資材の調査・試験や分析・試験方法の開発等を実施します。また、畜産
分野における薬剤耐性菌の監視・動向調査を強化し、抗菌剤の慎重な使用に
関する研修等を実施します。
<背景/課題>
・生産資材(農薬や肥料、飼料・飼料添加物、動物用医薬品)は、適切に使用しなけれ
ば、ヒト・家畜等の健康や農産物の生育に悪影響を及ぼすおそれがあります。
・国産農畜産物の安全を確保し、ヒトへの健康被害を未然に防止するためには、生産資
材の使用基準や残留基準値等の設定・見直し等を行う必要がありますが、これには、
生産資材やこれに含まれる有害物質の調査・試験や分析・試験方法の開発、薬剤耐性
対策等を実施する必要があります。
・輸出用農産物の生産のためには、輸出先国で残留基準値が設定され我が国でも使用で
きる農薬を確保する必要があります。
政策目標
国産農畜産物の安全性を向上させるため、生産資材の使用基準や残留基準
値等の設定・見直し等を実施
<内容>
1.事業内容
(1)農薬・肥料に関する安全確保対策の実施(拡充)
①
国内未利用資源の肥料原料としての活用促進に向けた調査等、生産資材の安全を
より確保するための調査・試験
② より安全な農薬の登録を進めるための試験項目の追加等や作物グループごとの農
薬登録に向けた調査・試験
③ 我が国と輸出先国での新たな農薬の同時期の登録・残留基準値の設定を促進する
ための諸外国との農薬の共同評価の実施に向けたセミナー等の開催
(2)飼料・動物用医薬品に関する安全確保対策の実施
①
飼料の基準・規格の設定・見直し等に必要な調査・試験や海外登録農薬の分析
方法の開発等
② 動物用医薬品の使用基準や残留基準値等の見直しに必要な調査・試験の実施等
(3)畜産分野における薬剤耐性対策(動物用医薬品安全確保対策事業)
(拡充)
①
②
薬剤耐性菌のモニタリング調査、薬剤耐性菌の簡易検査方法の開発等
畜産の生産現場における抗菌剤の慎重な使用の取組を推進するための抗菌剤の
使用実態調査の実施及び獣医師、生産者等に対する研修等の開催
2.委託先
民間団体等
3.事業実施期間
平成18年度~31年度
お問い合わせ先:
(1)の事業 消費・安全局農産安全管理課
(2)の事業 消費・安全局畜水産安全管理課
(3)の事業 消費・安全局畜水産安全管理課
(03-3591-6585)
(03-6744-2104)
(03-3502-8097)
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