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平成 14 年度 現代ファイナンス理論 期末テスト
平成 15 年 2 月 10 日 平成 14 年度 現代ファイナンス理論 期末テスト 問1から問3の答は答案用紙の表に記入して下さい。解答する順番は問題番号通りで なくてもかまいません。問4と問5は答案用紙の裏側に記入して下さい。裏側に記入 し始める前に用紙の上下方向を確認して下さい。電卓使用不可。計算の過程を説明し ていない答えは評価しません。 問1 新聞記載の 月 日から 月 日の東京工業品取引所における金先物価格は次の ようなものであった。 月 日に始値で金の先物を 枚買った。 月 日に終値 で売却した。値洗いと証拠金の変化を説明しなさい。手数料の計算は不要。 2 5 2 2 7 5 1 2 7 問2 日本の債券先物の原資産について説明しなさい。 問3 新聞に掲載された 月 日の外国為替相場の数字を用いて次の問いに答えなさ い。新聞記事は別紙参照。 日本円の利子率が年複利年率 パーセント、アメリカドルが パーセ ントであるとする。銀行間中心レートを用いてドル円 ヶ月 の理論値を求める方法を示しなさい。 資料から実際の ヶ月 を求めなさい。 実際の為替レートが ドルx円で、このxの値が上で求めた理論値より大き いとする。この場合に、どのような裁定取引が可能と考えられるか説明し なさい。解答にあたり、明らかな数値は明示しなさい。また必要なら理論 値は F と表しなさい。 問4 [答は答案用紙の裏側に記入] 2 月 5 日の日経平均先物及びオプションの終値は別紙のようなものであった。利 子率は実質的にゼロであるとする。「3 月限月」の日経平均オプションを用いて 2 5 (1) 0.12 1.44 1 (2) 1 (3) forward rate 1 0 1 forward rate 2 先物の売りポジションを合成する方法を図を用いて説明しなさい。その際、合成 先物価格を計算しなさい。要計算 。 問5 [答は答案用紙の裏側に記入] A社とB社が 5 年間の資金を調達しようしている。 2 社それぞれが固定金利と 変動金利で借入しようとすると、以下のような金利を支払う必要があるものとす る。A社は変動金利、B社は固定金利を希望している。いま C 銀行が仲介して 金利スワップを成立させようとしている。C 銀行は仲介手数料として、1% 受 け取り、節約分の残りをA社とB社で等しく分け合うものとする。 (1)LIBOR とは何か簡単に説明しなさい。 (2) スワップ契約による金利の節約分を求めなさい。要計算。 (3) スワップの結果のA社とB社それぞれの支払い金利を求めなさい。要計算。 A社 B社 固定金利 10% (期間 5 年) 12%(5 年) 変動金利 6ヶ月 LIBOR+0.25 6ヶ月 LIBOR +0.75 3