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商品先物市場監視システム運用保守業務 ※ 別添の仕様

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商品先物市場監視システム運用保守業務 ※ 別添の仕様
件名:商品先物市場監視システム運用保守業務
※
別添の仕様書は、当該業務における仕様内容の主要な部分を抜粋
したものであり、入札にあたっては、必ず別途配布している入札説
明書をご確認のうえ、必要な手続きを行っていただくようお願いし
ます。
商品先物市場監視システム運用保守業務
調達仕様書
平成24年2月
目
次
1.
商品先物市場監視システムの設置目的 ......................................................................................... 1
2.
市場監視システム運用保守業務の対象及び範囲 ...................................................................... 4
3.
調達する業務の内容............................................................................................................................... 4
(1)
保守計画等の策定及び進捗状況の報告 ................................................................................................... 4
(2)
市場監視システムの運用支援業務.............................................................................................................. 5
(3)
業務アプリケーションの保守管理 ................................................................................................................. 7
(4)
文書管理等 .......................................................................................................................................................... 9
(5)
定例報告会への出席等 ................................................................................................................................... 9
4.
役割分担等 ............................................................................................................................................. 10
5.
納入成果物及び期限 .......................................................................................................................... 10
6.
瑕疵担保責任、情報セキュリティに係る事項、知的所有権.................................................. 11
(1)
瑕疵担保責任................................................................................................................................................... 11
(2)
情報セキュリティ及び個人情報の取扱いに関する事項 ............................................................... 11
(3)
知的所有権 ....................................................................................................................................................... 12
7.
応札者の条件 ........................................................................................................................................ 12
(1)
業務実績 ............................................................................................................................................................ 13
(2)
審査登録機関の認証等 ................................................................................................................................ 13
(3)
担当者要件 ....................................................................................................................................................... 13
(4)
業務体制 ............................................................................................................................................................ 13
(5)
入札制限 ............................................................................................................................................................ 14
8.
その他 ....................................................................................................................................................... 14
(1)
貸与物件 ............................................................................................................................................................ 14
(2)
関係資料の閲覧について............................................................................................................................. 14
(3)
その他 ................................................................................................................................................................. 15
9.
別紙 ........................................................................................................................................................... 16
1. 商品先物市場監視システムの設置目的
平成21年7月に改正商品取引所法が成立し、衆議院の付帯決議においては「需要から
かけはなれた価格形成により、我が国の中小企業などの事業者の経営に悪影響が及ぶこと
のないよう、健全な取引市場の機能確保に万全を期するとともに、国際的な監視体制の強
化に適切に対応しうるよう、農林水産省及び経済産業省は連携のあり方にさらに検討を加
えつつ、管理・監視体制の充実を図ること。」
(同旨参議院付帯決議)とされ、国を挙げて
の商品先物取引市場の透明性確保が強く求められている。これを受け、平成22年度に、
商品取引所から提出される報告書の大量のデータを短時間で処理し分析するための商品
先物市場監視システム(以下「市場監視システム」という。
)を構築したものである。
(1) 市場監視システムによる業務の概要
市場監視業務は、国内の商品先物市場の監視により、相場操縦等不公正な取引の疑いの
ある取引の把握及び調査・分析及び審査を行う業務である。市場監視システムでは、これ
らの監視を行うため、商品取引所から提出される報告書及び商品取引情報提供ベンダーか
ら提供される情報をインターネットを利用して収集し、提供された情報をサーバ内で蓄
積・集計・加工することにより、異常値の監視・審査等の業務を行うものである。
ア
利用者
農林水産省食料産業局商品取引グループ担当者
イ
利用日、利用時間及びサーバ稼働時間
原則、行政機関の休日に関する法律(昭和63年法律第91号。)第1条第1項各号に
掲げる日(以下「行政機関の休日」という。)を除く日の 9:30~18:15 の時間帯で利用す
るものである。
なお、サーバは、省内設備のメンテナンス等に伴う場合を除き、原則無休止運転であ
る。
ウ
平常時の想定同時利用者数
ピーク時最大 5 ユーザの同時利用を想定している。
1
(2) 市場監視システムの概要
ア
イ
システムの規模
画面数
42画面
帳票数
4帳票
テーブル数
38テーブル
総ステップ数
34,312ステップ(平成 23 年4月現在)
システム概要図
業務とシステムの概要は図 1 のとおり。
図 1
業務内容とシステム化の範囲
農林水産省内ネットワーク
商品先物市場監視システム ネットワーク
監視サーバエリア
①
商品先物市場監視システム
監視サーバエリア
省内LAN網
アプリケーションサーバ
インターネット網
ホームページより
取引所報告書(データ)
等ダウンロード
関西商品取引所
L3
スイッチ
侵入検知等
セキュリティ機器
(既設)
東京穀物
商品取引所
電子メール
による
報告書
運用管理端末(PC)
農林水産省執務室
監視端末エリア
商品取引
関連情報
提供ベンダー
データベースサーバ
②、③
F/W
インターネット
接続用ルータ
(既設)
L2
スイッチ
監視端末
(既設)
監視端末
(既設)
HTTPによる
価格情報等
の配信
(別途調達)
監視端末エリア
スイッチングハブ
①、③
監視端末
(既設)
帳票出力用
プリンター(既設)
日々の業務の流れは以下のとおり。
①
商品取引所、商品取引情報提供ベンダーからのデータを、利用者の端末から市場
監視システムのアプリケーションサーバ(取込待ちデータのフォルダ)に移行する。
↓
②
毎日、市場監視システムの夜間バッチにより、取込待ちデータのフォルダからか
らデータを自動取込し、集計・分析の上、結果を取込み済フォルダに移行する。
↓
③
分析結果を出力する(利用者の端末から確認。基準に合致する場合に、アラート
を表示する。
)。
2
ウ
システム全体構成
市場監視システムの全体概要については、図 2 のとおり。
図 2
外部システム
サーバ構成図
サ ー バ
データサービス層
システムサービス層
アプリケーションサービス層
ベンダー価格マスタ
1.情報等取込
情報提供
システム監視機能
2.取引所報告データ収
集
取引所報告データ
ログ管理機能
ベンダー
・海外先物価格
・為替レート等
3.監視
審査用データ
4.審査(一次)
バックアップ
各種設定データ
管理機能
ウィルス対策
移行案件履歴データ
クライアント
共通マスタ
設定ファイル等
※外部システムからのデータは、クライアントのパソコンを経由してサーバに取りこむ。
3
管理機能
2. 市場監視システム運用保守業務の対象及び範囲
(1) 品名及び数量
市場監視システム運用保守業務
一式
対象機器の型名詳細及び業務アプリケーションの開発環境は以下を参照。
別紙 1
「ハードウェア及び OS・パッケージソフトウェア配置一覧」
別紙 2
「業務アプリケーション開発環境(参考)」
(2) 業務概要
受注者は、市場監視システムの円滑かつ安定的な運用を行うため、サービスデ
スクを設置し、以下3に示す市場監視システムの業務アプリケーション及びシステ
ムの管理、予防保全及びシステム障害復旧等の業務(ハードウェアの保守を除く。
以下「本業務」という。)を行うこと。
(3) 契約期間
平成 24 年 4 月 2 日から平成 25 年 3 月 29 日まで
(4) 業務実施日
原則として、行政機関の休日を除く日とする。
ただし、農林水産省食料産業局商品取引グループ(以下「担当部署」という。)
から業務上の指示があるときは、これに従うこと。
(5) 業務時間
担当部署の利用時間(9:30 から 18:15)に支障が生じないように対応すること。
また、担当部署から指示があるときは、これに従うこと。
3. 調達する業務の内容
(1) 保守計画等の策定及び進捗状況の報告
ア
保守計画等の策定
受注者は、契約後速やかに市場監視システムの年間保守計画を作成し、担当部
署に提出し、承認を得ること。
また、平成 23 年度に策定した、以下(ア)~(エ)の事項を含む年間保守計画
及び運用保守手順書を受注者に提供するので、 これらについて修正が必要と判断す
る場合は、担当部署と協議の上修正するものとする。
4
(ア) サービスレベル管理指標(案を別紙 3 に示す。)
① ハードウェア・OS 等の性能、可用性、セキュリティなど
② ログなどによる監視
③ アプリケーションのセキュリティ、完全性、レスポンスなどの可用性
④ ユーザからの問い合わせ等
⑤ 障害対応
(イ) 管理要領
① インシデント管理 注
1
② 問題管理
③ 変更管理
④ リリース管理 注
2
⑤ 構成管理
⑥ ナレッジ管理 注 3(ユーザ教育、Q&A、マニュアル管理等)
(ウ) キャパシティ管理 注 4計画書
(エ) システム改善
定例報告会における報告
イ
受注者は、定例報告会((5)参照。原則月1回)等において、保守計画の進捗
状況及び上記(ア)から(エ)の実施状況について報告すること。
(2) 市場監視システムの運用支援業務
ア
サービスデスクの設置
受注者は、サービスデスクの設置について、3の(1)のアの(イ)の①のインシデ
ント管理要領により、以下の内容を実施すること。
(ア)
担当部署からの市場監視システムの機能や業務アプリケーションの操作方
法、その他一般的なシステムの技術的事項、障害発生、緊急にサーバを操作
する必要が発生した場合の操作方法等に関する問い合わせ(以下「質問等」と
いう。)に対応する窓口を設置すること。
市場監視システムを操作する担当部署の職員(以下「利用者」という。)は
通常3名で、想定される質問内容は、概ね、サーバートラブル等による障害
の発生への対応及びこれに伴い緊急にサーバを操作する必要が発生した場合
注 1 顧客が”何らかの理由により”業務を遂行できない状態を、いかに早く解決し、業務を続けられるよう
にするかを支援する手法。
注 2 変更管理プロセスで承認された変更作業について、実際のサービス提供媒体へ変更作業を行う(リリ
ース)工程の管理。
注 3 個人の持つ知識(Knowledge)や情報を組織全体で共有し、有効に活用するための管理。
注 4 システムのキャパシティ(リソース/パフォーマンス)を定常的に管理し、問題点を事前に検知して、
最適なコストで、改善するための管理。
5
の操作方法等に関する問い合わせ等を、月に数回程度行うことを想定してい
る。
(イ)
質問等は、担当部署から電話及びメールにより随時必要に応じて行うため、
電話及びメールでの受付窓口を設けること。また、必要に応じてFAXでの
やりとりができるようにすること。
(ウ)
受付及び対応は、原則、行政機関の休日を除く日の 9:30~18:15 とする。な
お、省内 LAN システムに影響を与えるような重大な障害の発生等の際に助言を
求めるために上記時間外でも対応できる緊急連絡先を担当部署へ登録するこ
と。
(エ)
インシデントのうち、問題管理対象となった問題の扱いについて、3の(1)
のアの(イ)の②の問題管理要領により提示し、事前に担当部署の承認を得る
こと。
イ
各種マスタ等変更
受注者は、 利用者が行う各種マスタの変更に伴い、システムの設定にも変更が
必要な場合は、変更内容及び変更時期を担当部署と協議の上、データメンテナン
ス作業を実施すること。
利用者が変更できるマスタは以下の8種類である。
ウ
①
取引所
②
商品
③
限月
④
会員
⑤
職員
⑥
監視商品組み合わせ
⑦
単位補正
⑧
名寄せ管理
ソフトウェアの管理
受注者は、ソフトウェアの管理について、以下の内容を実施すること。
(ア)
業務アプリケーション以外のソフトウェアの管理
業務アプリケーション以外のソフトウェアの管理を行い、当該ソフトウェ
アの不具合や技術的な問い合わせなどへの対応を行うこと。ただし、当該ソ
フトウェアについて保守契約が必要な事項については、当該業務とは別に、
農林水産省が別途発注することとする。
(イ)
セキュリティパッチ及びウィルス対策ソフトのパターンファイルの適用状
況の確認及び不具合がある場合の対応
①
ウィルス対策ソフトのパターンファイルについては、原則として月1回、
6
その適用状況を確認すること。その結果、適用が適切になされていない場
合は、必要なパターンファイルの適用を実施するとともに、その原因につ
いての確認及び対応を行うこと。
②
セキュリティパッチ及びバージョンアップについては、これらにかかる
情報を入手した場合は、受注者が同等の環境にてテストを実施し、適用の
可否を担当部署に協議すること。その結果、適用を行うこととなった場合
は、変更対象のバックアップ取得後、本番機に適用し、適切に作動するこ
とを確認するものとする(原則として3か月に 1 回実施することを想定。た
だし、緊急を要するセキュリティパッチの公表があった場合は、別途担当
部署と協議するものとする。)。
エ
システム状況測定
(ア)
受注者は、市場監視システムの稼働を良好に維持するため、原則として月
1回、各種ログなどによりシステム利用状況、システム稼働状況を測定し、
サービス管理指標の達成度をチェックの上、ハードウェアの増強、業務アプ
リケーション等の改良などの必要がないか検証し、必要な場合は、担当部署
に提案の上、協議するものとする。
なお、CPU使用率、メモリ使用率、ディスク空き容量をシステムが監視
し、閾値を超えた場合やバックアップジョブの異常終了等があった場合は、
担当部署及び受注者に障害発生通知メールが送信されるので、当該メールを
受信した場合は、通常の対応時間帯に対応すること。
(イ)
受注者は、(ア)の測定結果、検討結果等を3の(1)のイの定例報告会(以
下「定例報告会」という。)において報告すること。
オ
その他
受注者は、市場監視システムの運用全般(担当部署からの指示による、サーバ停
止/起動、ウィルス対策、システムの設定変更、ネットワーク管理担当者等との
打合せへの出席要請があった場合の、技術的助言等)についての支援業務を行うこ
と。
(3) 業務アプリケーションの保守管理
ア
業務アプリケーション障害保守
(ア)
担当部署からの連絡や質問など(インシデント)又は市場監視システムが発
信する障害発生メールの内容を確認し、それが障害と判断される場合は、応
急処置の検討・実施、一次切り分けを行うとともに、第一報の障害報告書を
遅滞なく作成し、担当部署に提出すること。
①
一次切り分けの結果、ハードウェアに起因する障害と判断される場合は、
7
担当部署に報告し、担当部署からの指示を受けた上で受注者がハードウェ
ア保守窓口(契約後に提示)に連絡を行い、対応を求めること。
作業実施後は、障害復旧結果を確認し、障害報告書に対応結果などの必
要事項を記入の上、担当部署に報告し承認を得ること。
②
一次切り分けの結果、アプリケーションの障害と判断される場合は、基
本設計書等を参照の上、更に詳細の障害発生原因調査を行うこと。
(イ)
(ア)の②の調査等の結果、障害発生根本原因が判明した場合は、第二報の
障害報告書を作成し、担当部署に障害発生内容及び原因、対策案を報告する
こと。
(ウ)
(イ)の対策案について、担当部署に説明し、協議のうえ、担当部署が対応
方針を決定する。協議の結果、業務アプリケーションの改修によって対応す
る場合は、イの「業務アプリケーションの変更管理」に従って、変更を実施す
ること。
(エ)
(ウ)の作業実施後、障害復旧結果を確認し、障害報告書に対応結果などの
必要事項を記入の上、担当部署に報告し承認を得ること。
(オ)
当該障害内容及び復旧結果を記載する「障害内容一覧表」の様式をエクセル
で作成の上、(エ)の承認後、その内容をこれに登録し、「障害対応状況等に関
する月次の報告書」として提出すること。なお、担当部署が同様の障害発生の
際の対応の参考とするため、契約期間中のこれらの内容をとりまとめたもの
を、「障害内容一覧表」(仮名)として契約期間終了時に提出すること。
(カ)
障害発生に伴い、データやプログラム復旧の必要がある場合は、担当部署
の了解を得て、バックアップデータからの復元(リストア)を実施すること。
イ
業務アプリケーションの変更管理
受注者は、業務アプリケーションの変更について、3の(1)のアの(イ)の③の変
更管理要領により、以下の内容を実施すること。
(ア) 変更管理
①
市場監視システム業務アプリケーションの運用保守に伴って発生する小
規模な変更について、業務アプリケーションのバージョン管理を行うこと。
変更要求が必要と考えられる場合、又は担当部署から変更の要求があった
場合には、その内容を精査し、実施の要否及び可否について判定の上、担
当部署に提案又は報告すること。
②
①の結果を踏まえ、担当部署と調整の上変更を行うこととした場合は、
影響範囲、作業工数・体制・スケジュール・テスト要領などを変更要求書
として作成し、担当部署の承認を得たうえで変更を実施すること。また、
修正によって他の業務機能への影響がないことを確認すること。なお、テ
ストには、受注者が同等の環境を構築の上行うテストを含む。
(イ) リリース管理
8
リリース管理について、3の(1)のアの(イ)の④のリリース管理要領により、
以下の内容を実施すること。
①
前項の変更管理においてテスト完了まで承認済みの保守案件について、
市場監視システムによるサービス提供の中断を最小限に留めつつ、運用環
境及び運用保守環境に導入するため、適切なリリース管理を実施するこ
と。
②
リリース管理に当っては、3の(1)のアの(イ)の④に記載するリリース方
針に従い、担当部署の承認を得た上で実施すること。
③
リリース後に、ユーザが実施する受入テストで、正常な動作が確認され
た後に、リリースを実施した作業結果を記録すること。あわせて、リリー
スした業務アプリケーションに関する関連ドキュメントについて、遅滞な
く修正を行うこと。
ウ
業務アプリケーションの改善の提案
(ア)
業務アプリケーションの利用中に発生した問題、あるいは今後発生する可
能性のある問題を発見し事前に解決するため、又は利用者の利便性の向上の
ために有効な方策が考えられる場合は、担当部署に対策の提案を、定例報告
会時又は必要に応じ随時行うこと。
(イ)
(ア)の結果を踏まえ、担当部署と調整の上、対策を講じることとなった場
合は、ア及びイに従って変更を実施すること。
(4)
文書管理等
受注者は、文書管理について、管理要領案を3の(1)のアの(イ)の⑤の構成管理
の一部として作成の上、基本設計書及び運用マニュアルその他市場監視システムの
設計開発にかかる資料等について記載内容の変更が必要となった場合、適宜対象と
なる文書を更新し、適切なバージョン管理をすること。
(5)
ア
定例報告会への出席等
市場監視システムの運用に係る定例報告会(原則月 1 回)において、前月分の市
場監視システム保守状況について報告すること。なお、平成 25 年3月分につい
ての報告会は、3月下旬に実施するものとする。
イ
上記定例報告会議のほか、担当部署から会議等への出席要請がある場合は、必
要資料を作成の上出席すること。
ウ
ア及びイの会議については議事録を作成し、3日以内(行政機関の休日を除
く。)に担当部署に提出の上、確認を求めるものとする。
9
4. 役割分担等
別紙4「役割分担及び作業分担一覧表」を参照のこと。
5. 納入成果物及び期限
納入成果物及び提出期限は、下表のとおりとする。
表
№
納品物
作業実施計画書
1
月次報告書
2
議事録
3
4
納入成果物及び提出期限
納品期限
概要
契約後 10 日以内に
スケジュール(工程表)、体制表、プロジ
提出
ェクト作業実施要領等(※1)
会議前日までに提
システム運用状況、障害対応状況等に関
出
する月次の報告書(※1)
会議実施後3日以
受注者及び担当部署等との会議議事録
内に提出
セキュリティ実施手順書
実施の都度速やか
農林水産省セキュリティ規程等の変更、
更新版
に提出
市場監視システムでの受注者による修正
提案がある場合、その都度
サービスレベル管理指標
5
契約後 10 日以内に
別紙 3「サービスレベル管理指標一覧表
提出
(案)」を参照し、担当部署と協議の上作
成すること。
6
変更要求書(仮名)、変更
実施の都度すみや
完了報告書(仮名)、リリ
かに提出
・変更管理規定に定める変更要求書、リ
リ ー ス管 理規 定に 定める リ リー ス手
ース手順書(仮名)及び
順書は、それぞれの実施前に提出。
これに付随する設計書、
・変更を行った後は、変更完了報告書を、
テストエビデンスのほか、変更した設
プログラム、説明資料等
計書、プログラム等を提出すること。
7
障害内容一覧表(仮名)
平成 25 年 3 月 29 日
・2 のうち、契約期間中の障害対応状況
等に関する報告をとりまとめたもの
8
各ドキュメントの修正版
平成 25 年 3 月 29 日
・保守手順書等のドキュメントの変更を
行った場合は、修正版を提出。
(※1)電子媒体 2 式(正、副)、紙媒体 2 式(正、副)を提出すること。
なお、ドキュメントの電子ファイルの保存形式については、Microsoft Word、
Excel、PowerPoint 及び PDF 形式のいずれかを用いることとする。ただし、担当部
署が別途形式を定めて提出を求めた場合はこの限りではない。
10
6. 瑕疵担保責任、情報セキュリティに係る事項、知的所有権
(1) 瑕疵担保責任
受注者は、作業過程において機器の紛失、損傷などの事故が発生した場合は、天
災その他不可抗力または使用者の故意による場合を除き、全て責任を持って対応す
ること。また、受注側の瑕疵により発生した次の(2)及び(3)の事態により生じた損
害については、全て受注者の責により、農林水産省及び損害を受けた者に対し、損
害賠償等の対応を誠実に行うこと。
(2) 情報セキュリティ及び個人情報の取扱いに関する事項
ア
本業務の遂行に当たっては、「農林水産省における情報セキュリティの確保に
関する規則」(平成 15 年 6 月 26 日農林水産省訓令第 11 号
注 5
)に定められてい
る事項について遵守すること。
イ
本仕様書に基づく作業の実施中はもとより、作業実施後も、本業務の実施の過
程で農林水産省が開示した情報(公知の情報を除く。以下同じ)、他の受注者が
提示した情報及び受注者が作成した情報を、本業務の目的以外に使用又は第三者
に開示若しくは漏洩してはならないものとし、そのために必要な措置を講ずるこ
と。
ウ
受注者は、本業務を実施するにあたり、農林水産省から入手した資料等につい
ては、管理台帳等により適切に管理し、かつ、以下の事項に従うこと。
(ア) 複製はしないこと。
(イ) 用務に必要がなくなり次第、速やかに農林水産省に返却すること。
(ウ) 本業務完了後、管理台帳に記載される情報を削除又は返却し、受注者におい
て該当情報を保持しないことを誓約する旨の書類を農林水産省へ提出すること。
(エ) 第三者への情報提供はしないこと。
(オ) 農林水産省が提供した情報を第三者に開示することが必要である場合は、事
前に担当部署と協議の上、承認を得ること。
エ
受注者は、本業務を履行する上で、行政機関の保有する個人情報の保護に関す
る法律(平成 15 年 5 月 30 日法律第 58 号)を遵守するとともに、個人情報の漏洩
等安全確保の上で問題となる事案を把握した場合には、直ちに被害拡大防止のた
め必要な措置を講ずるとともに、担当部署に発生した事案の概要、被害状況、復
旧等の措置について直ちに報告すること。
オ
本業務の作業を派遣労働者に行わせる場合は、労働者派遣契約書に秘密保持義
務など個人情報の適正な取扱いに関する事項を明記するとともに、作業実施前に
教育を実施し、認識を徹底させること。
注5
最終改正
平成 23 年 8 月 31 日農林水産省訓令第 18 号
11
カ
市場監視システム運用保守業者の作業に緊密に関係するセキュリティ要件につ
いては、別途閲覧に供する(8の(2)参照)。
(3) 知的所有権
ア
受注者は、本契約に関して農林水産省が開示した情報(公知の情報を除く。以下
同じ。)及び契約履行過程で生じた納入成果物に関する情報を本契約の目的以外
に使用又は第三者に開示若しくは漏洩してはならないものとし、そのために必要
な措置を講ずること(本件において知り得た事項については、外部に漏らさぬこ
と。)
イ
この契約により作成される成果物の著作権等の取扱いは、次に定めるところに
よる。
(ア) 受注者は、著作権法(昭和45年法律第48号)第21条(複製権)、第26条の
3(貸与権)、第27条(翻訳権・翻案権等)及び第28条(二次的著作物の利
用に関する原著作者の権利)に規定する権利を、発注者に無償で譲渡するも
のとする。
(イ)
発注者は、著作権法第20条(同一性保持権)第2項第3号又は第4号に該
当しない場合においても、その使用のために、当該成果物を改変し、また、
任意の著作者名で任意に公表することができるものとする。
(ウ)
受 注 者 は、 発 注 者 の書 面 に よ る 事 前 の 同意を 得 な け れ ば 、 著 作権法 第 18
条(公表権)及び第19条(氏名表示権)を行使できないものとする。
(エ)
作成した資料及び納入成果物に第三者が権利を有する著作物(以下「既存
著作物」という。)が含まれる場合は、発注者が特に使用を指示した場合を
除き、当該著作物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約に係る一切の
手続きを行うこと。この場合、受注者は当該契約等の内容について事前に発
注者の承認を得ることとし、発注者は既存著作物について当該許諾要件の範
囲内で使用するものとする。
なお、本仕様書に基づく業務の実施に関し、第三者との間に著作権に係る
権利侵害の紛争が生じた場合は、当該紛争の原因が専ら農林水産省の責めに
帰す場合を除き、受注者の責任、負担において一切を処理すること。この場
合、農林水産省は係る紛争等の事実を知ったときは、受注者に通知し、必要
な範囲で訴訟上の防衛を受注者に委ねる等の協力措置を講じるものとする。
(オ)
使用する画像、デザ イン、表現等に 関して 他者の著作権を 侵害す る行為
に十分配慮し、これを行わないこと。
7. 応札者の条件
応札者は、本仕様書に示す業務を確実に履行できる者であるとともに、以下の条
件を満たしていること。
12
(1) 業務実績
システム運用保守の実績を有していること(請負事業として実施したもの及び現
在契約中のものを含めるものとするが、その主な実績を農林水産省に明示すること。
なお、納入実績等があったとしても、システム請負業者からの請負若しくは代理委
任若しくは下請けされたものである場合は実績には含まれないものとする。)。
(2) 審査登録機関の認証等
応札者は、担当事業所でISO9001(産業分類は情報処理)認証を取得していること。
また、情報セキュリティの観点から、ISO27001(情報セキュリティマネジメントシ
ステム要求事項)又はプライバシーマークを取得していること。
(3) 担当者要件
実際に保守を実施する担当者(複数名の場合は、そのうちの最低1名)は、以下
ア、イの要件をすべて満たすこと。
ア
以下のいずれかの情報処理技術者資格を有すること。
(ア)
応用情報技術者(旧第一種情報処理技術者、ソフトウェア開発技術者)、
基本情報技術者(旧第二種情報処理技術者)、IT サービスマネージャ
(イ)
ITストラテジスト(旧システムアナリスト)、システムアーキテクト(旧特
種情報処理技術者、アプリケーションエンジニア)、ネットワークスペシャリ
スト(旧オンライン情報技術者、テクニカルエンジニア(ネットワーク))、デ
ータベーススペシャリスト(旧オンライン情報技術者、テクニカルエンジニ
ア(データベース))、情報セキュリティスペシャリスト(旧テクニカルエンジ
ニア(情報セキュリティ))、システム監査技術者(旧情報処理システム監査
技術者)
イ
Javaによるプログラミング、基本設計及び詳細設計の経験が3年以上あること。
(4) 業務体制
ア
担当者が不在でも迅速な対応が取れる総合的なサポート体制を有すること。
イ
日本語を母国語とする担当者による対応が可能であること。
ウ
以下の事項について書面の提出が可能であること。
(ア) (1)に記載する業務実績
(イ) 体制図(対応窓口等の連絡先、緊急時の体制も含む)
(ウ) 担当責任者の関連実績(期間、ユーザ、内容、立場)、システム開発・運用
なども含めた経験年数、資格(資格については、証明書類も添付)
(エ) アプリケーションに起因する障害発生時の対応基本方針
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(5) 入札制限
本契約履行の適正さが損なわれないようにすること及び適正さに疑義が生じな
いようにするため、以下に該当する事業者は、本業務の入札に参加できないもの
とする。
ア
本業務仕様書の作成に直接関与した事業者又は工程管理支援に携わった事業
者、農林水産省におけるCIO補佐官及びその支援スタッフ(任期付職員、非常
勤職員、官民交流法に基づき採用された職員を除く)がその現に属する事業者又
は過去 2 年間に属していた事業者
アの事業者と「財務諸表等の用語、株式及び作成方法に関する規則」
(昭和 38
イ
年大蔵省令第 59 号)第8条に規定する親会社及び子会社、同一の親会社を持つ
会社並びに委託先等緊密な利害関係を有する事業者
ウ
商品取引所の会員等及び当該会員等と会社法第2条第1項第3号又は第4号
に掲げる子会社又は親会社の関係にある者
8. その他
(1) 貸与物件
ア
本業務の遂行に必要な貸与物件がある場合は、事前に担当部署と協議の上、
貸与申請を行うこと。
イ
貸与物件の取扱いについては、以下の事項について遵守すること。
(ア)貸与に当たっては、事前に担当部署との協議の上貸与申請を行う。
(イ)貸与物件は、作業終了後返却する。
(ウ)貸与を受ける情報・データの適正な管理を行う。
(エ)貸与を受ける情報・データ及びそれらを利用して加工・編集された情報並
びに中間成果物(以下、
「貸与データ等」という。)を本業務以外の目的で使
用しない。
(オ)貸与データ等の全部又は一部を第三者に譲渡・貸与・提供しない。
(カ)貸与データ等の全部又は一部を担当部署の許可なくして複製しない。
(キ)本業務終了後は、受注者が複製した貸与データ等を抹消する。
(ク)貸与データ等の管理・使用にあたっては担当部署の指示に従う。
(2) 関係資料の閲覧について
本業務の参考資料として、操作マニュアル、システム設計書、機能一覧、画面一
覧、帳票一覧、セキュリティ実施計画書、運用保守手順書のほか必要な資料を、平
成24年2月21日(火)から3月5日(月)まで閲覧に供する。本業務の入札参
加希望者は応札前までにこれらの書面を閲覧し、市場監視システムについて、その
内容をよく理解しておくこと。
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閲覧に当たっては、以下の点に留意すること。
ア
閲覧を希望する場合は、閲覧希望日の3日前(行政機関の休日を除く。)まで
に希望日時、所要時間、訪問者の氏名及び連絡先を担当部署宛に電子メールで
連絡することとし、担当部署と日程調整すること。
イ
閲覧に当たっては、後日担当部署から返信される電子メールの指示に従い閲
覧すること。
ウ
閲覧時間については、1回につき3時間程度をめどとし、時間が不足する場
合は、再度閲覧日について担当部署と調整すること。
エ
資料の撮影・複写は不可とするが、紙媒体の内容についてメモをとることは
許可する。
オ
閲覧スペースの都合により、閲覧可能人数は原則4人までとする。
(3) その他
ア
担当部署と協議し、協力して、市場監視システムの運用保守業務に努めるこ
と。
イ
ハードウェア保守、システム管理支援に努めること。
ウ
受注者は、スケジュール、運用連絡窓口等を変更する必要が生じた場合は、
変更内容等の所要事項を記載した書面をもって報告し、事前に担当部署の承認
を受けること。
エ
作業実施にあたっては、担当部署の承認を得ることとし、関係事業者等と必
要な調整を行うこと。なお、当該システムに関し、農林水産省で運用している
行政情報システム(省内LAN/グループウェア)等に影響が考えられる場合につい
ては、行政情報システム(省内LAN/グループウェア)等保守業務等の担当者も含
めて十分な調整を図ること。
オ
作業完了後、担当部署が変更内容に不備があると判断した場合は、受注者の
負担と責任により再度当該作業を実施すること。
カ
本仕様書の内容及び解釈等に疑義が生じた場合、その他必要がある場合は、
事前に担当部署と協議し、決定及び解決すること。この場合、当該協議に関す
る議事録を作成し確認を受けること。
キ
本業務にあたっては、本仕様書に明示されていない事項で必要と認められる
作業は、担当部署に報告、調整のうえ、受注者の責任において実施すること。
ク
作業過程において機器の紛失、損傷などの事故が発生した場合は、天災その
他不可抗力または使用者の故意による場合を除き、全て受注者が責任を持って
対応すること。
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9. 別紙
別紙 1
ハードウェア及び OS・パッケージソフトウェア配置一覧
別紙 2
業務アプリケーション開発環境(参考)
別紙 3
サービスレベル管理指標一覧表(案)
別紙 4
役割分担及び作業分担一覧表
以上
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