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仕様書 - 昭島市

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仕様書 - 昭島市
資源ごみ選別等業務委託仕様書
平成 27 年 12 月
昭
島
市
目
次
第1章 総則
第1節 特記事項
1.1.1 適用範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2 基本事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.1 事業名称・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.2 対象施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.3 事業内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.4 事業期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.5 対価の支払・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.6 受注者の義務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.7 再委託の禁止・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.8 対象施設の権利・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.9 業務範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.10 準備期間の業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.11 引継期間の業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.2.12 知的財産権・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.3 リスク分担・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.4 損害の賠償・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.5 契約の解除・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.6 表明、保証及び誓約・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.7 不可抗力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.8 法令等の変更・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.9 調停・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.10 管轄裁判所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.11 事業上の権利及び義務の譲渡等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.12 雑則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.1.13 誠実協議・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
1
1
1
2
3
3
3
4
4
4
6
6
7
7
7
7
7
8
8
8
9
9
9
9
第2節 一般事項
1.2.1 基本方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.2 仕様書の遵守・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.3 関係法令等の遵守・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.4 基本性能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.5 環境への負荷の軽減・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.6 届出等の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.7 官公署等への申請・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.8 指導等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.9 関係官公署への報告等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.10 他事業等への協力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.11 監査等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.12 マニュアル及び計画書等の作成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.13 搬入物及び搬出物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.14 処理フロー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2.15 純度・回収率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
10
10
10
10
11
11
11
11
12
12
12
12
13
14
1.2.16
1.2.17
1.2.18
1.2.19
第3節
1.3.1
1.3.2
1.3.3
1.3.4
用役費等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
緊急時対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
災害発生時等の協力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
提出書類・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
15
16
16
事業条件
事業条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
仕様書記載事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
契約金額の変更・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
事業終了時の引渡条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
18
18
18
第2章 運営管理体制
第1節 組織計画
2.1.1 全体組織計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
第2節
2.2.1
2.2.2
2.2.3
2.2.4
2.2.5
2.2.6
2.2.7
運営管理の実施体制
防火管理体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
連絡体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
施設警備・防犯体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
見学者対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
住民対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
帳票類の管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
雇用への配慮・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
21
21
21
21
21
21
22
第3章 搬入等管理業務及び手数料徴収業務
第1節
3.1.1
3.1.2
3.1.3
3.1.4
3.1.5
3.1.6
3.1.7
3.1.8
3.1.9
搬入等管理業務
搬入等管理業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
廃棄物の受入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
動物の死体の受入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
受入時間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
処理後の廃棄物の搬出等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
搬入等管理要領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
搬入者等への対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トラブルの対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
処理不適物の処理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
23
23
23
23
24
24
24
25
25
第2節
3.2.1
3.2.2
3.2.3
3.2.4
3.2.5
3.2.6
手数料徴収業務
手数料徴収業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一般事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
搬入物の計量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手数料の徴収・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手数料の減免・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トラブルの対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
26
26
26
27
27
27
第4章 運転管理業務
4.1.1 リサイクル棟の運転・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
4.1.2 運転条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
4.1.3 年度別ごみ排出量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
4.1.4 年度別搬出量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
4.1.5 年間運転日数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
4.1.6 運転時間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
4.1.7 施設内の車両動線・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
4.1.8 計画ごみ質及び品目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
4.1.9 計画回収率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
4.1.10 ユーティリティ等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
4.1.11 作業用車両等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
4.1.12 什器、備品及び貯留用コンテナ等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
4.1.13 搬入物等の組成分析・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
4.1.14 適正処理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
4.1.15
4.1.16
4.1.17
4.1.18
適正運転・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
資源化物等の搬出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
運転管理体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
運転計画の作成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
34
34
34
34
4.1.19
4.1.20
4.1.21
4.1.22
運転管理マニュアル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
運転管理記録の作成及び報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
用役、予備品、消耗品、各種物品の調達・管理・・・・・・・・・・・・・
貯蔵可能量を超える廃棄物等の処理・・・・・・・・・・・・・・・・・・
34
35
35
35
4.1.23 臨機の措置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
第5章 補修管理業務
5.1.1 施設の性能維持・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
5.1.2 点検・補修・機器更新計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
5.1.2.1 補修・更新の基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
5.1.2.2 定期点検・補修・機器更新計画の策定・・・・・・・・・・・・・・・ 36
5.1.3 点検等実施計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
5.1.4 点検・検査の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
5.1.5 補修等実施計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
5.1.6 補修等の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
5.1.7 対象施設の保全・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
5.1.8 機器更新・保全改良・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
第6章 環境管理業務
6.1.1 環境管理基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
6.1.2 環境測定の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
第7章 資源化促進業務
7.1.1 回収物の品質確保・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
7.1.2 資源化の支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
第8章 情報管理業務
8.1.1 本事業の情報管理業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
8.1.2 運転管理記録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
8.1.3 点検等結果報告書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
8.1.4 補修等関係報告書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
8.1.5 環境管理報告等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
8.1.6 安全衛生管理報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
8.1.7 防災管理報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
8.1.8 情報管理報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
8.1.9 その他の管理記録報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
第9章 安全衛生管理業務
9.1.1 安全衛生の確保・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
9.1.2 作業環境管理基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
9.1.3 作業環境測定の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
9.1.4 労働安全衛生・作業環境管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
9.1.5 安全衛生管理業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
第 10 章 防災管理業務
10.1.1
10.1.2
10.1.3
10.1.4
防火管理者の設置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
防火管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二次災害の防止・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
緊急対応マニュアルの作成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
45
45
45
45
10.1.5
10.1.6
10.1.7
10.1.8
防災組織の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
緊急連絡体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
防災訓練の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
事故報告書の作成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
45
45
45
46
第 11 章 その他関連業務
11.1.1 関連業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
11.1.2 清掃・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
11.1.3 植栽管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
11.1.4 施設警備・防犯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
11.1.5 住民対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
11.1.6 車両誘導・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
11.1.7 保険への加入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
別紙1 リスク分担 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48
別紙2 処理フロー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53
別紙3 かし担保の考え方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54
別紙4 業務の分担 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56
別紙5 電力及び上下水道料金の算出方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57
別紙6 消防用設備及び電気設備の点検に要する費用の算出方法 ・・・・・・・・・・ 58
第1章
総則
第1節 特記事項
1.1.1 適用範囲
資源ごみ選別等業務委託仕様書(以下「本仕様書」という。)は、環境コミュニケーション
センターのリサイクル棟(関連設備を含む。)における資源ごみ選別等業務委託事業(以下「本
事業」という。
)に適用する。なお、本事業は、対象施設の基本性能を十分に発揮させ、その
安全性を確保しつつ効率的かつ安定的な運営を行い、廃棄物の3Rと適正処理を促進させる
とともに循環型社会の形成を推進することを目的として実施されなければならない。
1.1.2 基本事項
(1) 本仕様書は、本事業を受託する者(以下「受注者」という。)に対して、昭島市(以下
「本市」という。
)が要求する仕様を示す。
(2) 受注者は、本仕様書に基づき、本事業を行うものとする。
(3) 受注者は、本仕様書に定められた範囲内において、自らの責任と裁量により使用する
機材、人員配置等を決定し、本事業を実施することができる。
1.1.2.1 事業名称
資源ごみ選別等業務委託
1.1.2.2 対象施設
本事業における対象施設(以下「対象施設」という。)は、昭島市環境コミュニケーション
センターのリサイクル棟とし、以下の施設及び設備を含むものとする。
【対象施設位置図】
- 1 -
(1) 計量設備(別棟の計量棟を含む。
)
(2) 搬入・搬出設備(ストック設備を含む。
)
(3) 破砕・選別設備
(4) プラザ棟への渡り廊下
(5) リサイクル棟の搬入・搬出道路(門扉からリサイクル棟まで。周回道路を含む。)
(6) 上記(5)の道路に設置された場内街路灯
(7) リサイクル棟の空調・換気設備、自動開閉ドア設備、消防設備、電気設備、散水設備、
監視カメラ、門扉等
(8) リサイクル棟に附属する事務室、居室、シャワー室、トイレ等
(9) リサイクル棟の屋上・壁面緑化に係る植栽、設備
(10) その他、リサイクル棟に附属する設備
【対象施設の概要】
施設名称
昭島市環境コミュニケーションセンター
所
昭島市美堀町三丁目8番1号
在
地
リサイクル棟
20,139.90 ㎡(環境コミュニケーションセンター全体面積)のうちリサイクル棟
対 象 範 囲
管理運営に係る範囲(1.1.2.2 の対象施設位置図のとおり)
建 築 面 積
4,369.58 ㎡(リサイクル棟+計量機棟)
床
積
5,652.21 ㎡(リサイクル棟+計量機棟)
構
造
鉄骨造一部鉄筋コンクリート造
竣
工
平成 23 年3月
面
設計・施工
地上2階、地下1階
日立造船株式会社
処理能力
不燃・粗大ごみ破砕選別系統
12.9t/5h
プラスチック破砕選別圧縮系統
14.7t/5h
資源選別圧縮系統
8.3t/5h
合計
35.9t/5h
1.1.2.3 事業内容
(1)本事業における業務は、対象施設の搬入等管理業務、手数料徴収業務、運転管理業務、
補修管理業務、環境管理業務、資源化促進業務、情報管理業務、安全衛生管理業務、防
災管理業務及びその他関連業務とする。
(2)搬入される資源ごみ等
区分
容器指定等
収集サイクル
不燃ごみ
指定収集袋
3週に1週
プラスチック
指定収集袋
3週に2週
有害ごみ
透明又は半透明の袋(レジ袋可)
毎日
資源ごみ
透明又は半透明の袋(レジ袋可)
毎日
粗大ごみ
昭島市清掃センターへ電話申し込み
毎日
一般搬入ごみ
なし
直接搬入
※その他、可燃ごみは清掃センターに搬入、古紙は古紙問屋に直接搬入。
- 2 -
1.1.2.4 事業期間
(1) 事業期間
本事業の期間(以下「事業期間」という。
)は、平成 28 年 4 月 1 日から平成 33 年 3
月 31 日までの5年間とする。
(2) 準備期間
受注者は、事業期間の開始日の3か月前からを準備期間とし、1.1.2.10 準備期間の業
務に規定する事項を実施しなければならない。
(3) 引継期間
事業期間の終了の日前3か月間は、引継期間とし、受注者は 1.1.2.11 引継期間の業務
に規定する事項を実施するものとする。
1.1.2.5 対価の支払
(1) 本事業の実施に関する対価として、本市は受注者に対して、事業期間開始年度より委
託料を支払う。準備期間の経費については、1.1.2.10(2)の規定のとおり、受注者の負
担とする。
(2) 事業期間の各年度における委託料の支払は、当該委託料の額を 12 等分し、月ごとに支
払う。この場合において、当該委託料の額を 12 等分した額に 1,000 円未満の端数が生じ
た場合は、当該 1,000 円未満の端数は、当該年度の最終月に合算して支払うものとする。
(3) ごみ量の変動による委託料の変更は行わない。ただし、搬入物量が対象施設の基本性
能を逸脱して著しく増加又は減少する場合は、委託料の変更等について本市及び受注者
で協議する。
(4) 1.1.3 リスク分担の規定に基づき、委託料の額を変更したときは、上記(3)の規定を
基本とし、当該変更後の委託料を支払う。
(5) 受注者は、毎月の業務が終了したときは、実績報告書及び請求書を本市に提出するも
のとする。
(6) 本市は、上記(5)の実績報告書及び請求書を受領した日から、30 日以内に当該月分の
委託料を支払うものとする。
(7) 委託料は、受注者が指定する銀行の口座に、口座振替の方法により支払う。この場合
において、口座振替に係る手数料は、受注者の負担とする。
1.1.2.6 受注者の義務
(1) 受注者は、本事業の実施にあたり、本仕様書の内容を遵守し、その内容を実現しなけ
ればならない。
(2) 受注者は、本仕様書に基づき、善良なる管理者の注意義務をもって、本事業を実施し
なければならない。
(3) 上記(2)の注意義務の履行については、受注者が証明するものとする。なお、証明が
必要となったときは、本市と受注者が十分に協議のうえ、証明すべき細目について決定
する。
(4) 受注者は、本仕様書に基づき、本事業を遂行するために必要かつ十分な人員を配置し
なければならない。
(5) 受注者は、本仕様書に基づき、労働安全衛生及び作業環境の管理の徹底を図らなけれ
ばならない。
(6) 受注者は、受注者の責に帰すべき事由により、本事業に関する住民等の苦情、賠償請
求、差止仮処分申請等が発生した場合は、自己の責任及び費用において必要な対応を実
- 3 -
施するとともにその解決を図るものとする。
(7) 上記(6)の場合においては、本市は、合理的な範囲において、受注者に協力するもの
とする。
(8) 上記(7)の協力に必要となる費用は、受注者の負担とする。
(9) 上記(6)の事由以外により本事業に関する住民等の苦情、賠償請求、差止仮処分申請
等が発生し、本市がその対応を図る場合は、本市及び受注者で協議のうえ、合理的な範
囲において受注者は協力を行うものとする。なお、受注者が協力する場合に必要となる
費用は、本市と受注者が協議のうえ、本市が負担する。
1.1.2.7 再委託の禁止
(1) 受注者は、本事業について全部又は大部分を一括して第三者に委託してはならない。
ただし、業務の一部を第三者に委託し、又は請け負わせることについて、あらかじめ本
市の承諾を得た場合は、この限りでない。また、業務の一部を委託する場合は、専門的
な知識及び技術を有し、的確な業務遂行ができる者に委託するものとする。
(2) 受注者は、上記(1)の規定により、市の承諾を得て第三者に委託し又は請け負わせる
場合は、地元産業の振興育成を図ることから、市内業者を優先すること。
1.1.2.8 対象施設の権利
(1) 本事業の対象施設は、本市が所有する。
(2) 受注者は、対象施設に関して如何なる権利も有しない。
(3) 本市は、受注者に対し、本事業の遂行のために必要な範囲で、対象施設への立ち入り
を認め、対象施設を無償で使用させる。
1.1.2.9 業務範囲
本事業の業務範囲は次のとおりとする。
なお、本項における施設整備業者とは、当該施設を設計・施工した者をいう。
(1) 搬入等管理業務
① 搬入・搬出車両の交通整理
② 一般搬入者の確認・案内
③ 計量
④ 搬入場所での案内・指示
⑤ 搬入物の区分・性状確認
⑥ 搬入不適物の対応
⑦ 搬入物の受入れへの協力及び管理
⑧ 昭島市清掃センターへの搬出手配
⑨ 最終処分場への搬出手配
⑩ 搬出事業者への搬出手配
⑪ ストック量の管理
⑫ 処理物の搬出への協力及び管理
⑬ その他必要な業務
(2) 手数料徴収業務
① 手数料の通知
② 手数料の徴収
③ 手数料の管理
- 4 -
④ その他必要な業務
(3) 運転管理業務
① 破砕業務の実施・管理
② 選別業務の実施・管理
③ 用役管理
④ ごみ処理量(搬入量、搬出量、リサイクル量等)の管理・記録作成
⑤ 運転管理記録の作成
⑥ その他必要な業務
(4) 補修管理業務
① 1.1.2.2 対象施設に示す範囲の保守・点検・検査の実施・管理(電算システムに係る
ものを含む。
)
② 1.1.2.2 対象施設に示す範囲の補修・更新の実施・管理(電算システムに係るものを
含む。
)
③ 計画の策定
④ 記録の作成
⑤ 上記①から④までに係る本市との調整、報告
⑥ その他必要な業務
(5) 環境管理業務
① 周辺環境への影響の低減化の維持・管理
② 環境基準の厳守
③ 本市が実施する環境管理業務への協力
④ その他必要な業務
(6) 資源化促進業務
① 安定的な資源化物の品質確保
② 資源化の支援
③ 本市が委託により実施する粗大ごみ再生事業への協力
④ 本市が委託により実施するごみ減量啓発事業への協力
⑤ その他必要な業務
(7) 情報管理業務
① 個人情報の適切な処理
② 本市の情報公開への協力
③ 各種記録・報告等の適切な保存・整理
④ 本市への情報の提供
⑤ 積極的な情報の公開
⑥ その他必要な業務
(8) 安全衛生管理業務
① 事故の発生防止
② 就労者の安全と健康の確保
③ 適切な作業環境の確保
④ 法令等に基づく安全衛生管理基準の遵守
⑤ 安全作業マニュアル等の作成と徹底
⑥ その他必要な業務
(9) 防災管理業務
① 発災時の緊急対応
② 本市への連絡
- 5 -
③ 二次災害の防止
④ 緊急対応マニュアルの作成と徹底
⑤ 自主防災組織の整備
⑥ その他必要な業務
(10) その他関連業務
① 防火管理の徹底
② 警備・防犯業務
③ 屋上・壁面緑化の維持管理
④ 本市が実施する就労支援事業への協力
⑤ その他必要な業務
(11) 本事業の業務範囲外となる業務
① 上記の業務のうち、施設整備業者のかし担保責任により、施設整備業者が実施するこ
ととなる業務。
② 上記①に該当する業務については、施設整備業者と十分に協議、調整して、本事業の
目的に即した対応を行うものとする。
1.1.2.10
準備期間の業務
準備期間とは、1.1.2.4(2)に示す期間をいう。また、本項における現受注事業者とは、
本仕様書の適用される前(平成 23 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日)の期間における事業
者をいう。
(1) 受注者は、現受注事業者からの円滑な引継ぎを行うため、以下の業務を必要に応じて
行うこと。
① 現受注事業者の運転業務の見学
② 本市、施設整備業者、現受注事業者が用意する本事業に関わる資料の内容の確認
③ 施設の状況調査
④ 本市、施設整備業者、現受注事業者に対する質問(質問の窓口は本市とする)
(2) 準備期間の業務については、受注者の責任と経費で実施しなければならない。
(3) 受注者は、本仕様書に基づき策定・協議等が必要となるマニュアル、計画等について
は、準備期間中に整備するものとする。
(4) 受注者は、本仕様書に基づき整備が必要となる運転管理体制、緊急連絡体制、自主防
災組織等について、準備期間中に整備するものとする。
(5) 受注者は、本仕様書に基づき本市と協議等が必要となる事項については、準備期間中
に当該協議等を完了させるものとする。
1.1.2.11
引継期間の業務
引継期間とは、1.1.2.4(3)に示す期間をいう。
(1) 受注者は、引継期間中に、事業期間の終了後以降における本事業を受注した者(以下
「次期受注者」という。
)に対し、本事業に関し必要な教育・訓練を実施しなければなら
ない。
(2) 上記(1)の教育・訓練は、受注者の責任と経費(次期受注者が負担すべきものを除く。
)
で、必要な期間実施しなければならない。なお、次期受注者に対する教育及び指導は、
本事業期間内に実施し、机上研修、現場研修、実地研修を含むものとする。
(3) 受注者は、引継期間中に、次期受注者に対し、本事業に関するマニュアル、計画、記
- 6 -
録、資料等を添付した事業引継書を交付し、事業の引継ぎを行わなければならない。
(4) 事業引継書の内容は、事前に本市と協議して決定し、受注者は、事業引継書の写しを
本市に提出し、承諾を得ること。
(5) 受注者は、受注者の責任において、事業期間の終了後もリサイクル棟の運営・管理が
支障なく継続されるように、上記(1)の教育・訓練及び上記(2)の事業の引継ぎを、適切
に実施しなければならない。
(6) 上記(1)から(5)までの記載事項は、受注者が次期受注者となる場合は適用しない。
1.1.2.12 知的財産権
(1) 受注者は、本事業に必要となる特許権、実施権、使用権、その他のノウハウ等の活用
に必要となる諸権利について、
自己の責任と負担により取得、維持しなければならない。
(2) 本市が著作権等を有する情報、図面、書類等で、本事業に必要となるものについては、
受注者に無償で提供する。
(3) 本事業に関連し、受注者が作成し、本市に提出した書類、図面等に関する著作権は、
本市に帰属する。ただし、本市が受注者より提出された書類、図面等を第三者に開示・
提供を行う場合は、本市は受注者の知的財産の保護に努めるものとする。
1.1.3 リスク分担
本事業に関するリスク分担は、別紙1のとおりとする。
1.1.4 損害の賠償
(1) 本事業において、受注者が故意又は過失により第三者に損害を及ぼしたときは、受注
者はその損害を賠償しなければならない。
(2) 本事業において、受注者が故意又は過失により本市に損害を及ぼしたときは、受注者
はその損害を賠償しなければならない。
(3) 本事業において、本市が故意又は過失により受注者に損害を及ぼしたときは、本市は
その損害を賠償するものとする。
1.1.5 契約の解除
(1) 次に該当する場合は、本市は本件契約を解除することができる。
① 昭島市委託契約約款(平成 27 年4月1日改正)第 20 条に該当するとき。
② 上記①のほか、受注者に本仕様書に関して重大な違反があったとき。
(2) 次に該当する場合は、受注者は本件契約を解除することができる。
① 昭島市委託契約約款(平成 27 年4月1日改正)第 22 条に該当するとき。
② 上記①のほか、本市に本仕様書に関して重大な違反があったとき。
(3) 上記(1)及び(2)の規定による契約の解除は、本市又は受注者の損害賠償の請求を妨げ
るものではない。
1.1.6 表明、保証及び誓約
(1) 受注者は、本件契約を締結した日において、次の事項を表明し、保証するものとする。
① 受注者が適法に設立され、有効に存在する法人であり、かつ、自己の財産を所有し、
本件契約を締結し、及び本件契約に関する業務を遂行する権限及び能力を有しているこ
と。
- 7 -
② 受注者による本件契約の締結及び履行は、受注者の目的の範囲内の行為であり、受注
者が本件契約を締結し、履行することにつき、法律上及び受注者の社内規則上要求され
ている一切の手続を終了していること。
③ 本件契約の締結及び本件契約に基づく業務の履行が受注者に適用のある法令に違反せ
ず、受注者が当事者であり、若しくは受注者が拘束される契約その他の合意に違反せず、
又は受注者に適用される判決、決定若しくは命令の条項に違反しないこと。
(2) 受注者は、本件契約に基づく債権債務が消滅するに至るまで、次の事項を本市に対し
て誓約する。
① 本件契約及び本事業に関して受注者に適用される法令及び規則等を遵守すること。
② 本事業の運営に必要な受注者の取得すべき許認可等を維持すること。
③ 事前に本市の書面による承諾を得ることなく、受注者が本市に対して有する債権を第
三者に譲渡し、又はこれに対して質権の設定その他担保の提供をしないこと。
1.1.7 不可抗力
(1) 不可抗力(暴風、豪雨、洪水、地震、地滑り、落盤、騒乱、暴動その他の自然的又は
人為的な現象のうち、通常予見可能な範囲外のものであって、本市又は受注者のいずれ
の責にも帰すことのできないものをいう。以下同じ。)により、本事業について追加の費
用負担(その負担が本事業に関連し合理的であるものに限る。)が必要となった場合は、
次により負担するものとする。
① 追加負担の額が、当該追加負担が必要となった年度(本市の会計年度をいう。以下同
じ。)の委託費の額(本件契約に基づき本市が当該年度に受注者に支払う委託費の総額
をいう。以下同じ。)の 100 分の 1 以下の額であるときは、受注者が負担する。
② 追加負担の額が、
当該追加負担が必要となった年度の委託費の額の 100 分の 1 の額を
超えるときは、当該 100 分の 1 の額を受注者が、当該超える額を本市が負担する。
③ 年度内において、
不可抗力による追加負担が数次にわたるときは、当該年度内に限り、
上記①及び②の適用に際し、追加負担の額を累積することができる。
(2) 不可抗力により本事業の継続が不可能となった場合又は本事業の継続に合理的な範囲
を超える費用が必要となった場合は、本市及び受注者の協議により、本事業を終了する
ことができる。
1.1.8 法令等の変更
(1) 本事業に直接関係する法令等の制定・変更により生じた追加の費用負担については、
本市が負担する。ただし、本事業のみならず、広く一般的に適用される法令の制定・変
更(ただし、税制の変更については「別紙1リスク分担」とおり。)により生じた追加
の費用負担については、受注者が負担する。
(2) 法令等の変更により本事業の継続が不可能となった場合又は本事業の継続に合理的な
範囲を超える費用が必要となった場合は、本市及び受注者の協議により、本事業を終了
することができる。
1.1.9 調停
(1) 本仕様書において本市及び受注者が協議して定めるべき事項につき、協議が調わなか
った場合、本市又は受注者が定めるべき事項について、相手方に不服がある場合、その
他本事業に関して、本市及び受注者間で紛争を生じた場合には、仲裁法(平成 15 年法律
第 138 号)の規定に基づき、仲裁により解決を図るものとする。
- 8 -
(2) 上記(1)の仲裁を管轄する裁判所は、東京地方裁判所(東京都多摩地区に設置された同
裁判所支部の管轄とすることができる場合は同支部。以下同じ。)とする。
(3) 上記(1)の仲裁に係る手続については、仲裁法に定める仲裁の手続に従い、本市及び受
注者の協議により定める。
1.1.10 管轄裁判所
本事業に関する本市と受注者の紛争で 1.1.9 調停に規定する手続では解決できなかった場
合又は当該紛争の性格が同手続になじまない場合で、裁判により当該紛争を解決するときは、
東京地方裁判所を第一審の管轄裁判所とする。
1.1.11 事業上の権利及び義務の譲渡等
受注者は、事前に本市の文書による承諾なしに、本事業上の権利及び義務を第三者に譲渡
し、継承させ、又は担保の目的に供してはならない。
1.1.12 雑則
(1) 本事業で用いる計量単位は、特別の定めがある場合を除き、計量法(平成 4 年法律第
51 号)に規定するところによる。
(2) 本事業における期間の算定については、特別の定めがある場合を除き、民法(明治 29
年法律第 89 号)及び商法(明治 32 年法律第 48 号)の定めるところによる。
(3) 本事業において用いる時刻は、日本標準時とする。
(4) 本事業において用いる言語は、日本語とする。
(5) 本事業に関して用いる通貨は、日本円とする。
1.1.13 誠実協議
本仕様書に定めのない事項について、必要が生じた場合又は本仕様書に関し疑義が生じた
場合は、その都度、本市及び受注者が誠実に協議して定めるものとする。
- 9 -
第2節 一般事項
1.2.1 基本方針
受注者は本事業の実施にあたっては、以下の基本方針を遵守しなければならない。
(1) 法令、東京都及び本市の条例及び規則並びに本事業に関係する指針、規格、規準、及
び通達(以下「関係法令等」という。)を遵守する。
(2) 施設の基本性能(1.2.4 参照)を発揮させ、廃棄物の適正処理と再資源化を行う。
(3) 施設の安全性を確保する。
(4) 環境への負荷の軽減に配慮する。
(5) 施設の安定的な稼働を確保する。
(6) 総合的かつ一体的な運営・管理を効率的に行う。
1.2.2 仕様書の遵守
受注者は、本仕様書に記載された事項について、遵守しなければならない。
1.2.3 関係法令等の遵守
受注者は、事業期間中(関係法令等の規定により、事業終了後においても義務等を課せら
れる場合にあっては、当該事業終了後を含む。)関係法令等を遵守しなければならない。
1.2.4 基本性能
(1) 本仕様書における各施設の基本性能は、各施設がその設備の適切な運営・管理により
発揮される基本的な性能であり、その内容は以下の図書に基づくものである。
・ 基本仕様書、実施設計図書、承諾図書、竣工図、引渡性能試験成績書
(2) 受注者は、事業期間終了時に、運営開始時点で対象施設が発揮している性能を事業期
間全般にわたり経常的に維持したまま本市に引き渡さなければならない。
1.2.5 環境への負荷の軽減
(1) 受注者は、周辺環境への負荷を軽減するため、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、騒
音規制法、振動規制法、悪臭防止法、下水道法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律及
び都民の健康と安全を確保する環境に関する条例その他の関係法令等を遵守し、対象施
設の運営・管理を行わなければならない。
(2) 受注者は、次の環境基準等を遵守し、対象施設の運営・管理を行わなければならない。
① 大気
・大気の汚染に係る環境基準について(昭和 48 年 環境庁告示第 25 号)
・二酸化窒素に係る環境基準について(昭和 53 年 環境庁告示第 38 号)
・ベンゼン等による大気の汚染に係る環境基準について(平成9年 環境庁告示第4
号)
② 排水
・昭島市下水道条例(昭和 53 年昭島市条例第2号)別表第4
③ 騒音
・騒音に係る環境基準について(平成 10 年環境庁告示第 64 号)
・特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準(昭和 43 年 厚生省、農林省、
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通商産業省、運輸省告示第1号)
・都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(平成 12 年東京都条例第 215 号)別
表第7の5
④ 振動
・特定工場等において発生する振動の規制に関する基準(昭和 51 年環境庁告示第 90
号)
・都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(平成 12 年東京都条例第 215 号)別
表第7の6
⑤ 悪臭
・ 都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(平成 12 年東京都条例第 215 号)別
表第7の7
(3) 本市が実施する環境調査又は受注者が自ら行う調査により、環境への影響が確認され
た場合は、本市と協議のうえ、対策を講じること。
1.2.6 届出等の実施
(1) 受注者は、本事業を履行するうえで受注者が実施すべき一切の届出等について、自己
の責任及び費用において取得し、維持し、適切に実施するとともにその実施に際し、遅
滞なく本市に書面で報告するものとする。
(2) 受注者は、届出等に関し、本市に必要な資料の提供等の協力を要請することができる。
(3) 上記(2)の要請があった場合は、本市は、届出等に関し協力するものとする。
(4) 受注者は、環境コミュニケーションセンターの運営に関し、本市が取得すべき許認可
等及び本市が実施すべき届出等について、その取得、維持及び実施に必要な資料の提出、
その他について協力するものとする。
1.2.7 官公署等への申請
(1) 受注者は、本事業の実施に関し必要となる官公署等への申請等について、受注者の責
任と負担により適切に実施しなければならない。
(2) 上記(1)の申請等については、事前に本市と調整するとともに、申請後速やかに申請
書類一式の写しを添付し報告しなければならない。
1.2.8 指導等
(1) 受注者は本事業の実施に関し、関係官公署及び本市から指導等を受けたときは、当該
指導等に従わなければならない。
(2) 上記(1)の場合においては、受注者は速やかに関係官公署からの当該指導等の内容を
本市に報告しなければならない。また、受注者は、本市から報告を求められ、又は記録、
資料等の提出の要求があったときは、これらに誠実に対応しなければならない。
1.2.9 関係官公署への報告等
(1) 受注者は本事業の実施に関し、関係官公署から報告を求められ、又は記録、資料等の
提出の要求があったときは、これらに誠実に対応しなければならない。
(2) 上記(1)の場合においては、受注者は速やかに報告書又は提出した記録、資料等の写
しを本市に提出しなければならない。
- 11 -
1.2.10 他事業等への協力
受注者は、対象施設を利用し本市又は本市の関連団体等が事業を行うときは、当該事業に
協力するものとする。
1.2.11 監査等
(1) 本事業の実施に関し、本市が監査、検査、調査等(以下「監査等」という。
)を実施す
るときは、受注者は、当該監査等に全面的に協力しなければならない。
(2) 監査等において、本市から記録、資料等の要求があったときは、受注者は速やかに対
応するものとする。
1.2.12 マニュアル及び計画書等の作成
(1) 本事業の実施に関し、受注者が作成するよう定められているマニュアル、計画書等(以
下「マニュアル等」という。
)については、本市と協議して作成するものとする。
(2) マニュアル等は、必要に応じて、受注者の責任により随時見直しを図るものとする。
(3) 作成したマニュアル等は、速やかに本市に提出するものとする。なお、見直しを実施
した場合も同様とする。
1.2.13 搬入物及び搬出物
本事業における搬入物及び搬出物は以下のとおりである。
【搬入物】
(一般廃棄物に限る)
搬入区分
可燃ごみ※
搬入物の例示
生ごみ、衛生上焼却が必要なもの、衣類・ストッキング・革ジャンパー、ぬいぐるみ、
木材、資源にならない紙、草・花・剪定枝など
不燃ごみ
衣類以外の革製品、小型家電製品、化粧品のびん、金属類、傘、ガラス食器・板ガラ
ス、おもちゃ、ゴム製品、瀬戸物、油の缶、塩化ビニール・とい・波板、CD、電球・
グロー球など
スチロール容器、発泡スチロール、マヨネーズ容器、ポリ袋、菓子袋、プラスチック
食品包装容器、チューブ、食用油やドレッシングのプラボトル、ポリタンク、くだも
のなどのクッション材、ポリウレタン、洗剤容器、カップ麺・プリン容器、バケツ・
洗面器・おけ、プラスチックコップ、歯ブラシ、ビデオテープ・カセットテープのケ
ース、収納・衣装ケース、CDのケース、プリペイドカードなど
新聞(折り込みチラシを含む)
雑誌・雑古紙(裏が茶色以外の包装紙、お菓子の箱、ティッシュの箱、封筒、はがき、
石けんや歯磨き粉の箱、紙でできたチケット類)
ダンボール(茶封筒・茶色の紙も含む)
牛乳パック(牛乳以外の飲料用紙パックを含む)
缶、びん(中身が人の口に入るものに限る)、ペットボトル(飲料・醤油用に限る)、
ビデオテープ・カセットテープ、カセットコンロ用ガス・ヘアスプレー・殺虫剤など
のスプレー缶など
蛍光灯・電球型蛍光灯、乾電池・ボタン電池、水銀体温計など
電気製品、家具・収納・寝具用品、OA機器、楽器・スポーツ健康器具用品、台所・
水回り用品、ベッドマットなど
プラスチック
古
紙
資
源
有害ごみ
粗大ごみ
※一般廃棄物収集運搬許可業者の運搬する事業系ごみを除く。
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【搬出物】
(参考)
搬 出 区 分
処理・資源化
可燃物
清掃センターへ搬出し中間処理
鉄
民間資源化
アルミ
民間資源化
不燃残渣
民間資源化・最終処分場埋立
容器包装リサイクル法対象プラスチック
容器包装リサイクル法による指定法人資源化
容器包装リサイクル法対象以外プラスチック
民間資源化
硬質プラスチック(ペットボトルキャップ等)
民間資源化
新聞紙
民間資源化
雑誌・雑古紙
民間資源化
ダンボール
民間資源化
牛乳パック
民間資源化
古布
民間資源化
スチール缶
民間資源化
アルミ缶
民間資源化
ペットボトル
容器包装リサイクル法による指定法人資源化
生びん(リターナブルびん)
民間再利用
無色ガラス容器
容器包装リサイクル法による指定法人資源化
茶色ガラス容器
容器包装リサイクル法による指定法人資源化
その他ガラス容器
容器包装リサイクル法による指定法人資源化
資源残渣
民間資源化
ビデオテープ類
民間資源化
スプレー缶
民間処分・民間資源化
乾電池・二次電池
民間資源化
蛍光管
民間資源化
有害残渣(水銀体温計等)
民間資源化
使用済小型家電
民間資源化
廃家電(フロン含有製品類)
民間資源化
携帯電話・携帯電話用バッテリー
民間資源化
電線類
民間資源化
再生粗大
プラザ棟で再生
リサイクル制度対応物
制度に基づくリサイクル・処理
その他(破砕処理不適物、適正処理困難物等)
民間処分・民間資源化
1.2.14 処理フロー
本事業における基本的な処理フローは、別紙2のとおり。
- 13 -
1.2.15 純度・回収率
(1) 不燃・粗大ごみ破砕選別系統
① 破砕寸法
150mm 以下
② 純度・回収率
種別
純度
回収率
鉄分
95%以上
90%以上
アルミニウム
85%以上
60%以上
※上記に純度を示すが重量に反映されない不純物の混入が目立つ場合は、
当該不純物を搬出前に除
去すること。また、
「③純度の実績」に示す純度以上の確保に可能な限り努めること。
③ 純度の実績
種 別
鉄
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
分
99.2%
98.7%
99.4%
99.9%
アルミニウム
93.7%
94.6%
94.8%
94.5%
※各年度における2回の純度測定結果の平均値。
(2) プラスチック破砕選別系統
① 破砕寸法(容器包装リサイクル法対象以外プラスチック) 150mm 以下
② 純度・回収率(容器包装リサイクル法対象プラスチック)
種別
純度
回収率
分別基準適合物の引き取り品質ガイドライン
プラスチック
(
(公財)日本容器包装リサイクル協会)による
98%以上
※下表の直近の実績以上を目標とすること。
③ 容器包装リサイクル法対象プラスチックの品質ランク実績
種 別
H23
H24
H25
H26
H27
破袋度
A
A
A
A
A
容器包装比率
A
A
A
A
A
禁忌品
A
D
D
D
D
(3) 資源選別系統
① 純度・回収率
種別
缶
びん
純度
回収率
鉄
98%以上
98%以上
アルミ
98%以上
98%以上
無色
分別基準適合物の引き取り品質ガイドライン
95%以上
茶色
(
(公財)日本容器包装リサイクル協会)による
95%以上
※下表の直近の実績以上を目標とすること。
95%以上
ペットボトル
② ペットボトルの品質ランク実績
種 別
H23
H24
H25
H26
H27
総合判定
A
A
A
A
A
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1.2.16 用役費等
(1) 本事業に関する用役費は、すべて受注者の負担とする。
(2) ユーティリティについては以下のとおり。
① 水道
本市水道事業による供給が可能
② 電力
電力供給事業者による供給が可能
③ 排水
ア プラント排水及び生活排水
公共下水道へ直接排水
イ 雨水排水
貯留による施設内利用及び地下浸透
(3) 本事業を行うために必要な電力及び上下水道については、本市が自己を契約者として契
約を締結する。
(4) 受注者が使用した電力及び上下水道の費用については、受注者の負担とする。
(5) 受注者は、使用した電力及び上下水道に係る料金相当額について、本市の請求により、
所定の期日までに本市に納入しなければならない。
(6) 受注者は、自己の責任及び費用において、本事業を行うために必要な燃料、薬剤その他
の副資材等を調達しなければならない。
(7) 受注者は、施設整備業者が納入した予備品及び消耗品については、必要に応じて無償で
使用することができる。
(8) 本市が対象施設で所有する工具、器具等のうち、事業開始時に受注者が必要とするもの
については無償で貸与することができる。
(9) 前項の規定に基づき、貸与した工具、器具等は、受注者が適切に維持・管理し、事業終
了時には原状に回復して本市に返還しなければならない。
1.2.17 緊急時対応
(1) 受注者は、災害、機器の故障、停電等の緊急時においては、人身の安全を第一に確保し、
施設を安全に停止させ、環境及び施設へ与える影響を最小限に抑えるとともに、二次災害
の防止に努めること。
(2) 受注者は、緊急時における人身の安全確保、施設の安全停止、施設の復旧、本市への報
告等の手順等を定めた緊急対応マニュアルを作成し、緊急時の対応に備えるものとする。
(3) 受注者は、緊急時における警察、消防、本市等への連絡体制を整備すること。なお、連
絡体制を整備し又は変更したときは、速やかに本市に報告するものとする。
(4) 受注者は、台風・大雨等の警報発令時や、火災、事故などが発生した場合に備えて、自
主防災組織を整備すること。なお、自主防災組織を整備し又は変更したときは、速やかに
本市に報告するものとする。
- 15 -
(5) 受注者は、緊急時に自主防災組織及び連絡体制が適切に機能するように、定期的に防災
訓練等を行うこと。また、年度当初に当該年度の訓練実施計画を本市へ提出し、訓練実施
後は速やかにその実績を報告すること。
(6) 受注者は、事故が発生した場合は、直ちに事故の発生状況、事故時の運転状況等を本市
に連絡すること。なお、連絡後、速やかに連絡事項、対応状況、今後の対応策等を記した
事故報告書を作成し、本市に提出すること。
1.2.18 災害発生時等の協力
(1) 震災その他不測の事態により、本仕様書に示す計画搬入量を大幅に超える量の廃棄物が
発生するなどの状況において、その処理を本市が実施しようとする場合は、受注者はその
処理に協力しなければならない。
(2) 上記(1)の場合における廃棄物の処理に伴う費用等については、
本市と受注者の協議によ
り、別途定めるものとする。
1.2.19 提出書類
(1) 受注者は、本事業の実施に関する事業実施計画書(以下「事業計画書」という。
)を作成
するものとする。
(2) 事業計画書は、事業開始前(準備期間中)に本市に提出し、本市の承諾を得なければな
らない。
(3) 事業計画書は、次の例を参考とし、本市と協議して作成しなければならない。
(4) 本市は、受注者により実施される運営維持管理業務の状況について、確認を行い、必要
に応じて本件施設の現状に即した内容に改定するよう求めることができる。
事業実施計画書の構成(参考)
① 搬入管理業務実施計画書
・業務実施体制表
等を含む
② 搬出管理業務実施計画書
・業務実施体制表
等を含む
③ 手数料徴収業務実施計画書
・業務実施体制表
等を含む
④ 運転管理業務実施計画書
・業務実施体制表
・月間運転計画、年間運転計画
・運転管理マニュアル
・運転管理記録様式
・日報・月報・年報様式
・用役、予備品、消耗品、物品等調達計画
等を含む
- 16 -
⑤ 補修管理業務実施計画書
・業務実施体制表
・点検・補修・機器更新計画
・点検・検査実施計画
等を含む
⑥ 環境管理業務実施計画書
・環境保全計画
等を含む
⑦ 資源化促進業務実施計画書
・品質確保実施体制
・業務実施計画
等を含む
⑧ 情報管理業務実施計画書
・各種報告書様式
・各種報告書管理要領
等を含む
⑨ 安全衛生管理業務実施計画書
・業務実施体制表
・業務実施計画
等を含む
⑩ 防災管理業務実施計画書
・緊急対応マニュアル
・安全衛生管理体制
・安全作業マニュアル
等を含む
⑪ その他関連業務実施計画書
・清掃要領・体制
・植栽(屋上・壁面緑化)管理要領・体制
・防火管理要領・体制
・施設警備防犯要領・体制
等を含む
- 17 -
第3節 事業条件
1.3.1 事業条件
本事業は、次に基づいて行うものとする。
(1) 事業契約書
(2) 本仕様書
(3) その他本市の指定するもの
なお、
「(1) 事業契約書」とは、本事業の実施にあたり本市及び受注者の各当事者が記
名押印した契約書と約款を総称していう。また、
「(2) 本仕様書」とは、本事業の実施に
あたり、本市が受注者に対して要求する仕様であり、資源ごみ選別等業務委託仕様書等を
総称していう。
1.3.2 仕様書記載事項
(1) 記載事項の補足等
本仕様書で記載された事項は、基本的内容について定めるものであり、これを上回って
運営管理することを妨げるものではない。また、本仕様書に明記されていない事項であっ
ても、本事業を適切に実施するために必要なものについては、すべて受注者の責任におい
て補足・完備させなければならない。
(2) 参考図書の取扱
本仕様書の図・表等で「
(参考)
」と記載されたものは、一例を示すものである。受注者
はこれらの図・表等についても本事業を適切に実施するために必要なものについては、す
べて受注者の責任において補足・完備させなければならない。
1.3.3 契約金額の変更
1.3.2 仕様書記載事項の規定により、受注者が補足・完備等を実施した場合においても、契
約金額の増減等の手続は行わない。
1.3.4 事業終了時の引渡条件
受注者は、事業終了時において、以下の条件を満たしたうえで施設を本市に引き渡すこと。
本市は、対象施設の引渡しを受けるに際して、引渡しに関する検査を行う。
(1)受注者は、事業期間最終年度において、対象施設を継続して使用することに支障のない状
態であることを確認するため、受注者の負担において第三者に委託して機能及び性能に係る
確認検査を実施し、対象施設における主要な設備が当初の設計図書に規定されている基本的
な性能を満たしているとともに事業期間終了後も本仕様書に記載されている業務を継続し
て使用することに支障のない状態であることを確認すること。なお、確認検査の内容は、精
密機能検査に準ずるものとし、本市及び受注者の協議により定める。
(2)確認検査の結果、不適箇所があったときは、受注者の負担にて修繕等必要な対応を実施し
- 18 -
なければならない。なお、事業期間内に確認検査に合格できず、事業期間終了後の対象施設
における運営に支障が生じた場合、受注者はその損害を賠償するものとする。また、事業期
間終了後1年間において受注者が実施した補修整備等が明らかに不十分であることに起因
した性能の未達成等が発生した場合は、受注者の責任により必要な対応を行うものとする。
(3)受注者は、事業期間終了後において本仕様書に記載されている業務を継続して本市又は、
次期受注者へ引き継ぐことを可能とするため、以下の業務を行うものとする。
・本市又は次期受注者への引継ぎ業務
・本事業に必要な書類等の整備及び提出(図面、事業計画書、運営維持管理にかかる履歴、ト
ラブル履歴及び措置履歴、取扱説明書、必要物品等の調達方法等)
・本事業期間終了後の事業実施計画の立案
・貸与機器、備品等の返却
(4)受注者は、事業期間終了後の次期受注者に対し、対象施設の円滑な操業に必要な機器の運
転、管理及び取り扱いについて、1.1.2.11 引継期間の業務に基づき、十分な教育と指導を
行うこと。
(5)建物の主要構造部、内外仕上げ及び設備機器等に大きな破損がなく、良好な状態であるこ
と。ただし、継続使用に支障のない程度の軽度な汚損・劣化(通常の経年劣化によるものを
含む。
)は除く。
(6)その他、事業終了時の対象施設の引継ぎ時における詳細条件は、市と受注者の事前協議に
よるものとする。
- 19 -
第2章 運営管理体制
第1節 組織計画
2.1.1 全体組織計画
(1) 受注者は、自らの判断で本事業に係る適切な組織を構成し、本市に報告すること。
(2) 受注者は、下表を参考とし、本事業の適切な運営に必要な有資格者を配置すること。
本事業に必要とされる資格(参考)
NO
資 格 名 称
1
廃棄物処理施設技術管理者(破砕・リサイクル施設)
2
防火管理者
3
自衛消防活動中核要員
4
公害防止管理者
5
フォークリフト運転技能講習修了者
6
車両系建設機械運転技能講習修了者
7
クレーン運転特別教育修了者
8
玉掛け技能講習修了者
9
ガス溶接技能講習修了者
10 アーク溶接特別教育修了者
11 有機溶剤作業主任者技能講習修了者
12 その他、本事業の適切な運営に必要な資格
※注1 上記 NO.3 自衛消防活動中核要員は、東京都火災予防条例に基づき8名を配置する。
(3) 受注者は、本事業の適切な運営に必要となる人員を配置すること。
(4) 受注者は、廃棄物処理施設技術管理者(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第 21 条第1
項の技術管理者をいう。以下同じ。
)を配置し、施設の維持管理に関する技術上の業務を担
当させること。
(5) 受注者は、廃棄物処理施設技術管理者の資格を有する者で、一般廃棄物処理施設(破砕・
リサイクル施設)の現場総括責任者としての経験を有するものを現場総括責任者として配
置すること。
(6) 関係法令、所轄官庁の指導を遵守する範囲において、有資格者の兼任は可能とする。
- 20 -
第2節 運営管理の実施体制
2.2.1 防火管理体制
(1) 受注者は、消防法等関係法令および関係官庁の指示等に基づき対象施設の防火上必要な
管理者、組織等の防火管理体制を整備すること。
(2) 受注者は、防火管理者を設置するとともに自衛消防隊を組織すること。
(3) 受注者は、整備した防火管理体制、設置した防火管理者、自衛消防隊について本市に報
告すること。なお、これらを変更した場合は、速やかに本市に報告すること。
2.2.2 連絡体制
受注者は、平常時及び緊急時の本市等への連絡体制を整備し、報告すること。なお、体制を
変更した場合は、速やかに本市に報告すること。
2.2.3 施設警備・防犯体制
(1) 受注者は、対象施設の施設警備・防犯体制を整備すること。
(2) 受注者は、整備した警備体制・防犯体制について本市に報告すること。なお、体制を変
更した場合は、速やかに本市に報告すること。
2.2.4 見学者対応
受注者は、本市が行う見学者対応について協力すること。ただし、本事業に支障がある場合
は、本市と調整すること。
2.2.5 住民対応
受注者は、常に本事業を適切に実施し、本事業に関する情報を公開し、周辺の住民の信頼と
理解、協力を得ることのできる体制を整備すること。なお、情報の公開については、本市が実
施するものであり、受注者はこれに必要な協力を行うこととする。
2.2.6 帳票類の管理
受注者は、運営管理に必要な帳票類について次表を参考として整備し管理する。なお、帳票
リスト及び様式については、本市と協議のうえ、決定すること。
- 21 -
帳票類の種類(参考)
NO
名
称
NO
名
1
職員配置表
7
定期補修報告書
2
勤務体制編成表
8
設備(機器)台帳
3
運転日報・月報・年報
9
検査台帳
4
機器運転・作業日誌
10
給油台帳
5
受電変電設備日誌
11
備品・予備品台帳
6
試験検査日誌
12
その他必要な書類
称
2.2.7 雇用への配慮
(1) 事業の実施に当たって、新たに発生する雇用については、率先して地元雇用を図るとと
もに高齢者及び障害者雇用に配慮すること。
(2) 関係法令等に基づく雇用基準等を遵守すること。
(3) プラザ棟において実施される障害者就労支援事業
(障害者就労移行支援事業)
について、
本事業において障害者の訓練を受け入れる等、積極的な協力を図ること。なお、実施に際
しては、人数や業務内容等について事前に本市と受注者で協議し対応を図るものとする。
- 22 -
第3章 搬入等管理業務及び手数料徴収業務
第1節 搬入等管理業務
3.1.1 搬入等管理業務
(1) 受注者は、1.3.1 の事業条件を踏まえ、対象施設において、廃棄物の搬入、貯留及び搬
出(以下「搬入等」という。
)を適切に管理しなければならない。
(2) 受注者は、対象施設において、搬入者及び搬出者並びに搬入車両及び搬出車両(以下「搬
入者等」という。
)について、適切に案内し、誘導し、及び必要な指示を行わなければなら
ない。
3.1.2 廃棄物の受入
(1) 受注者は、本市が定める基準及び本仕様書等に基づき、対象施設で保管し、または処理
することが可能な廃棄物以外の廃棄物を受け入れてはならない。
(2) 搬入物が対象施設において処理できるものであることの判断は本市のホームページ
(http://www.city.akishima.lg.jp/190/index.html)等を参考とし、受注者で判断できな
い場合は、本市と協議すること。
(3) 受注者は、本市が搬入基準の変更を行なった場合は、変更後の搬入基準に基づき本業務
を実施するものとする。なお、搬入基準を変更した場合は、本市が通知するものとする。
(4) 受注者は、搬入物を受け入れたときは、当該搬入物を搬入した者に計量票を交付するも
のとする。
3.1.3 動物の死体の受入
受注者は、市民が直接搬入する動物の死体受入れについて、本事業の実施に重大な支障が
生じない範囲で冷凍庫等保管設備への搬入作業を行う。ただし、本市により動物の死体の搬
入がある場合は、搬入作業は本市が行う。また、冷凍庫等保管設備からの搬出作業は本市が
行う。
3.1.4 受入時間
(1) 搬入物の受入は、原則次のとおりとする。なお、1月1日から1月3日まで及び 12 月
31 日は、休業日とする。
① 月曜日から金曜日までの午前8時 45 分から午前 11 時 30 分、午後1時から午後4時ま
で。
② 月曜日から金曜日までの祝日及び毎月の第一日曜日と第三日曜日の午前8時 45 分から
午前 11 時 30 分、午後1時から午後3時 30 分まで。
③ 上記①、②を原則とするが本市から要請がある場合は、この限りではない。
(2) 上記(1)にかかわらず、本市が家庭ごみの特別収集を実施する場合は、当該特別収集の終
- 23 -
了するまで搬入物を受け入れるものとする。
(3) 施設の補修等により搬入物の受け入れが困難な場合は、本市と協議し、臨時に搬入物の
受け入れを中止することができる。
3.1.5 処理後の廃棄物の搬出等
(1) 対象施設で貯留する処理後の廃棄物は、本市が別途委託する業者が搬出する。この場合
において受注者は、積込み、搬出等に際し、当該業者に協力すること。なお、処理後廃棄
物の搬出の手配については、原則的に本市が行うものであるが事前に受注者が本市の許可
を受けて行うものについては、この限りではない。
(2) 受注者は、対象施設で貯留する処理後の廃棄物が、対象施設の貯留可能量を上回ること
がないよう適切に管理しなければならない。
(3) 受注者は、対象施設から搬出するものを適切に計量し、記録しなければならない。
3.1.6 搬入等管理要領
(1) 受注者は、安全に搬入及び搬出が行われるように、必要に応じて誘導員を配置し、対象
施設において搬入車両を誘導・指示すること。
(2) 受注者は、搬入者及び搬入物を確認し、対象施設において処理できない廃棄物の混入を
防止すること。
(3) 受注者は、搬入者の住所等の確認を自動車運転免許証等により行い、本市の区域外で発
生した廃棄物の混入を防止すること。
(4) 受注者は、搬入者について、関係法令等の規定に基づき適切に搬入できる者であるかを
確認し、関係法令等に違反した廃棄物の搬入を防止すること。
(5) 受注者は、爆発の危険があるガスボンベやスプレー缶等の発見・撤去に努め、事故の防
止に努めること。
(6) 受注者は、搬入物が正しく分別されていない場合には、指導を行うこと。
(7) 受注者は、搬入物の荷下ろし及び搬出物の積み込み時に適切な指示を行うこと。
(8) 受注者は、本市が行う搬入物、貯留物及び搬出物の検査に協力すること。
(9) 粗大ごみ等については、適切に前処理を実施し、破砕機等に投入すること。
(10) 粗大ごみ等のうち再生可能なものについては、本市の指定場所に取り置きすること。当
該品目については、本市が指定する。
3.1.7 搬入者等への対応
(1) 受注者は、搬入者等について案内し、誘導し、及び必要な指示を行う場合は、迅速かつ
親切、丁寧に行わなければならない。
(2) 受注者は、搬入者等の質問、問い合わせ等については、その内容を十分に確認し、適切、
迅速かつ親切、丁寧に行わなければならない。
(3) 受注者は、市民の持ち込みごみの搬入の際には、その受入れについて必要な協力を行う。
- 24 -
(4) 受注者は上記(1)、(2)及び(3)の対応について、市民から不快感をもたれることのない
よう十分留意して対応しなければならない。
3.1.8 トラブルの対応
(1) 受注者は、本事業における搬入等の管理業務(以下「搬入等管理業務」という。)に関
する搬入者等の対応については、原則として自らの責任において対応しなければならない。
(2) 受注者は、搬入等管理業務に係るトラブルについては、誠意を持ってその解決に努める
とともに遅滞なく本市に報告するものとする。
(3) 搬入等管理業務における搬入者等の対応については、必要に応じ、本市の指示・協力に
より、連携して対応することができるものとする。
3.1.9 処理不適物の処理
(1) 受注者は、対象施設で処理できない廃棄物(以下「処理不適物」という。)を受け入れ
てはならない。
(2) 受注者は、搬入物に処理不適物が混入しないよう特別の注意を払い、最大限の努力をし
なければならない。
(3) 上記(2)の注意と努力にもかかわらず、搬入物に処理不適物が混入していた場合、これ
を排除するよう努力し、排除した処理不適物は、対象施設で一時保管するものとする。
(4) 受注者は、処理不適物を保管したときは、遅滞なく本市に報告するものとする。
(5) 上記(1)の規定にかかわらず、本市が特別の承認をするときは、受注者は処理不適物を
受け入れ、対象施設で一時保管するものとする。
(5) 上記(3)及び上記(5)の規定により、一時保管した処理不適物は、本市の確認の下、処理
業者に引き渡すものとする。この場合において当該処理業者に関する費用について、上記
(3)の規定により生じた費用は受注者が負担し、上記(5)の規定により生じた費用は、
本市が負担する。
- 25 -
第2節 手数料徴収業務
3.2.1 手数料徴収業務
受注者は、1.3.1 の事業条件を踏まえ、適切な手数料徴収業務を行うこと。
3.2.2 一般事項
(1) 受注者は、地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 158 条の規定に基づき、廃棄
物処理手数料(以下「手数料」という。
)の徴収業務を行わなければならない。
(2) 受注者は、本市から交付される収納事務受託者証を手数料を徴収する場所に掲示しなけ
ればならない。
(3) 受注者は、対象施設に搬入された廃棄物及び動物の死体について、昭島市廃棄物の処理
及び再利用の促進に関する条例(平成5年昭島市条例第3号。以下「廃棄物条例」という。
)
の規定に基づき、手数料を徴収する。
(4) 受注者は、手数料の徴収に関し、搬入者である市民等との対応については、迅速・親切・
丁寧を常に心掛け、市民等から不快感をもたれることのないよう十分留意して対応するこ
と。
(5) 徴収した手数料は、受注者の責任で保管し、本市の指定金融機関又は収納代理金融機関
(以下「指定金融機関等」という。
)に即日又は徴収日以後最初の指定金融機関等の営業
日に、その内容を示す計算書(以下「納付書」という。
)を添えて、払い込まなければな
らない。
(6) 納付書の書式は、本市と協議して定める。
(7) 受注者は、計量室及びその他搬入者の目に付きやすい場所に、徴収する手数料について
掲示するものとする。
(8) 受注者は、手数料を徴収したときは、手数料を納付した者に領収書を交付するものとす
る。
(9) 受注者は、本市が手数料の改定を行なった場合は、変更後の手数料に基づき本業務を実
施するものとする。なお、手数料を改定した場合は、本市が通知するものとする。
(10) 手数料徴収業務に係るつり銭及び両替金については、受注者が受注者の責任及び負担に
より準備するものとする。
3.2.3 搬入物の計量
(1) 受注者は、対象施設に搬入される廃棄物を計量し、当該廃棄物の搬入者に対し、計量の
結果を記載した計量票を交付するものとする。
(2) 計量は、搬入時と搬入物を所定の場所に下ろした後の2回行い、その重量差が、搬入物
の重量となる。したがって、2回の計量時に乗車員の人数が異なるなど、適正な計量を妨
げるようなことがないように、受注者は、適切な確認・指導を行うこと。
(3) 受注者は、搬入時の計量の際、搬入物を確認し、対象施設において処理できない廃棄物
の混入を防止すること。なお、対象施設において処理できない廃棄物については、その処
理方法、受け入れ場所等の情報提供に努めること。
(4) 受注者は、搬入時の計量の際、自動車運転免許証等により搬入者の住所等を確認し、本
市の区域外で発生した廃棄物の搬入を防止すること。
(5) 受注者は、搬入時の計量の際、搬入者について、関係法令等の規定に基づき適切に搬入
できる者であるかを確認し、関係法令等に違反した搬入者による廃棄物の搬入を防止する
こと。
(6) 受注者は、計量後の搬入者の案内等について迅速かつ親切・丁寧に対応すること。
- 26 -
3.2.4 手数料の徴収
(1) 手数料は、廃棄物を搬入した日に徴収するものとする。
(2) 受注者は、廃棄物の搬入者に対し、手数料の額を口頭で通知するものとする。
(3) 受注者は、手数料を徴収したときは、当該手数料を納付した者に、受注者名で領収書を交
付するものとする。
(4) 領収書の交付については、レジスターからの打ち出し(レシート)によることができる。
ただし、納付者から要求があったときは、それに代え、別途領収書を交付するものとする。
(5) 手数料の徴収に関し必要となる機器、什器等は、受注者の責任及び負担により準備するも
のとする。
(6) 受注者は、手数料の徴収については、公金を取り扱うことの重要性を自覚し、事故等ない
よう十分注意して事務処理に当たること。
(7) 受注者は、手数料の徴収状況、指定金融機関等への払い込み状況を日報等により本市に報
告するものとする。この場合においては、納付書及び指定金融機関等の領収書の写しを添付
すること。
(8) 受注者は、手数料の徴収に関する本市の調査、監査等に全面的に協力すること。
3.2.5 手数料の減免
(1) 廃棄物条例の規定に基づき、手数料の減額又は免除(以下「減免」という。
)を受ける者
については、無料又は当該減額後の手数料の額を徴収し、搬入物を受け入れること。
(2) 減免の対象となるかどうかの判断は本市が行うことが原則である。搬入者から申し出があ
ったときは、本市に連絡し確認すること。
(3) 計量窓口で、減免等の相談があった場合は、本市にその旨を連絡するとともにプラザ棟事
務室で相談するよう案内すること。
(4) 火災等の災害により減免となるものについては、本市が交付する減免通知書の内容に基づ
き、手数料を減免すること。
(5) 受注者は、本市から口頭等で緊急時等の特別の指定があるときは、減免通知書の提示によ
らず、手数料を減免するものとする。
3.2.6 トラブルの対応
(1) 受注者は、手数料徴収業務における搬入者等の対応については、原則として自らの責任に
おいて対応しなければならない。
(2) 受注者は、手数料徴収業務に係るトラブルについては、誠意を持ってその解決に努めると
ともに遅滞なく本市に報告するものとする。
(3) 手数料徴収業務における搬入者等の対応については、必要に応じ、本市の協力により、連
携して対応することができるものとする。
- 27 -
第4章 運転管理業務
4.1.1 リサイクル棟の運転
受注者は、対象施設を適切に運転し、基本性能を十分に発揮させ、搬入される廃棄物について
は、関係法令等を遵守し、適切に処理するとともに、経済的な運転に努めること。
4.1.2 運転条件
受注者は、以下に示す運転条件に基づき、施設を適切に運営すること。
4.1.3 年度別ごみ排出量
前事業期間におけるごみ量は、次のとおりである。
単位:トン/年度
年
度
H23
H24
H25
H26
H27
可燃ごみ
17,530
17,328
17,091
16,582
16,517
不燃ごみ
1,488
1,423
1,476
1,309
1,304
プラスチック
1,861
1,850
1,808
1,823
1,816
資源
1,708
1,688
1,703
1,668
1,661
収 古紙
3,444
3,360
3,332
3,226
3,213
集 有害ごみ
42
41
40
36
36
粗大
280
302
321
296
295
廃小型電子機器
0
0
0
1
1
白色トレー
1
1
1
1
1
26,354
25,993
25,772
24,942
24,844
可燃ごみ
4,759
4,973
5,056
4,952
4,933
不燃ごみ
85
83
78
67
67
プラスチック
48
8
10
8
8
持 資源
6
2
1
3
3
込 古紙
52
51
49
48
48
有害ごみ
9
9
10
9
9
粗大ごみ
485
564
586
619
617
5,444
5,690
5,790
5,706
5,684
31,798
31,683
31,562
30,648
30,527
小
小
合
計
計
計
※1 平成 23 年度から平成 26 年度は実績値、平成 27 年度は推計値を示す。
※2 収集可燃ごみは原則として清掃センターに搬入される。
※3 収集の古紙及び白色トレーは、原則として直接業者等に搬入され、リサイクル棟には搬入されない。
- 28 -
4.1.4 年度別搬出量
前事業期間におけるリサイクル棟からの処理後搬出物の搬出量は、次のとおりである。この量
を参考として事業期間内の処理後搬出物の搬出量の計画を行うこと。
単位:トン/年度
年
度
H23
H24
H25
H26
H27
1,381.73
1,335.93
1,311.33
1,282.05
1,277.01
ペットボトル梱包物
313.18
331.89
330.66
323.91
322.64
鉄缶プレス成型品
192.96
188.20
180.73
171.28
170.61
アルミ缶プレス成型品
186.38
186.13
184.55
185.17
184.44
無色カレット
238.31
216.22
239.03
247.34
246.37
茶色カレット
197.45
178.68
181.53
197.24
196.46
その他カレット
143.12
122.58
123.26
118.36
117.89
プラスチック梱包物
スプレー缶
破砕鉄
―
―
―
―
10.94
491.15
499.41
474.62
471.81
469.95
53.55
50.26
37.99
36.51
36.37
325.61
417.91
593.74
680.66
677.98
99.32
66.50
40.58
31.22
31.10
0.09
0.11
1.33
1.03
1.03
資源選別可燃
14.59
9.16
8.72
10.48
10.44
不燃選別可燃
2,025.23
2,017.78
1,840.03
1,784.58
1,777.56
持込可燃(搬出分)
349.84
305.04
305.67
304.14
302.94
廃プラ(容リ法外)
190.81
272.72
310.81
307.58
306.37
蛍光管
17.21
16.07
14.12
13.47
13.42
乾電池
37.35
31.81
32.53
32.16
32.03
二次電池
0.00
0.71
0.68
0.42
0.42
テープ類
68.58
50.09
46.50
35.80
35.66
硬質プラスチック
20.12
15.88
20.66
18.05
17.98
ダンボール
16.31
15.94
16.99
17.29
17.22
新聞紙
1.92
1.90
1.65
1.87
1.86
雑古紙
21.31
18.92
17.08
17.33
17.26
牛乳パック
14.36
14.08
12.97
11.80
11.75
粗大鉄屑
22.53
29.56
31.44
18.99
18.92
廃電線
15.14
13.34
12.14
11.51
11.47
廃小型家電
2.70
7.05
42.06
38.85
38.70
廃携帯電話
0.57
0.50
0.51
0.46
0.46
0.12
0.12
1.21
1.21
合
計
6,443.32
6,416.22
6,414.93
6,372.69
※1 平成 23 年度から平成 26 年度は実績値、平成 27 年度は推計値を示す。
6,358.56
破砕アルミ
不燃残渣資源化
不燃残渣埋立
ガラアルミ
携帯電話バッテリー
生きびん
―
―
1.90
―
2.56
- 29 -
1.70
4.1.5 年間運転日数
施設の年間運転日数は、搬入される廃棄物を滞りなく処理できるように設定すること。
4.1.6 運転時間
施設の運転時間は、昼間(概ね午前8時 30 分~午後5時の間)の5時間を原則とし、搬入量や
処理の状況に応じて調整すること。
4.1.7 施設内の車両動線
(1) 施設内の車両動線については、本市と協議のうえ、車両動線計画を策定し、遵守すること。
(2) 緊急時の動線については、車両動線計画を踏まえ、受注者の責任で計画し、本市へ報告す
ること。
4.1.8 計画ごみ質及び品目
次のとおり。
なお、計画ごみ質の値については、ライスタイル等の動向を勘案し、直近の平成 26 年度に実施
した2回測定分の数値を平均化した値を採用している。
不燃ごみ計画ごみ質(参考)
単位体積重量(kg/m3)
150.1
【種類組成(%)
】
プラスチック類
フィルム
1.6
発泡スチロール
0.2
トレー
0.0
ペットボトル
0.1
指定収集袋
0.5
レジ袋
0.4
その他
17.3
プ ラ ス チ ッ ク 計
19.8
鉄缶
2.2
金属
有
価
物
ガラス
不燃物
その他鉄
11.5
アルミ缶
0.1
その他アルミ
3.1
その他金属
7.7
カレットになるビン
0.6
その他のガラス
8.3
家電類
12.7
有 価 物 計
有
価
物
以
外
土砂・陶磁器
13.1
ゴム・皮革
11.0
その他不燃物
有 価 物 以 外 計
不 燃 物 計
可燃物
45.9
紙
2.8
26.8
72.6
1.7
- 30 -
厨芥
0.0
繊維
1.7
草木
3.3
その他可燃物
1.0
可 燃 物 計
合
7.6
計
100.0
プラスチック計画ごみ質(参考)
単位体積重量(kg/m3)
27.8
【種類組成(%)
】
容器包装リサイクル法対象物
49.5
容器包装リサイクル法対象物(レジ袋)
容器包装リサイクル法対象外品
3.6
30.0
ガラス類
0.0
金属類
0.2
ゴム・皮革
2.3
指定収集袋
10.9
その他
3.6
合
計
100.0
資源計画ごみ質(参考)
単位体積重量(kg/m3)
166.9
【種類組成(%)
】
ペットボトル
プラスチック
指定収集袋
0.7
レジ袋
2.4
その他
1.9
プラスチック類計
スチール缶(飲料用)
金属類
アルミ缶(飲料用)
その他の金属
金 属 類 計
ガラス類
31.2
リターナブルびん
36.1
9.5
10.6
0.0
20.1
3.7
カレットになる白色びん
20.1
カレットになる茶色びん
9.4
その他カレットになるびん
9.8
ガ ラ ス 類 計
ビデオテープ
42.9
1.0
合
計
- 31 -
100.0
粗大ごみ計画品目(参考)
過去5年間における平均品数を採用している。
品 目
過去5年間
平均品数
いす(応接用椅子を除く)
布団
自転車
本棚
たんす
衣装箱
応接用いす
テーブル、座卓
ベッド
電子レンジ
ストーブ(ファンヒーター含む)
敷物、じゅうたん
戸棚
テレビ台
ベッドマット
机、ライディングデスク
こたつ板
電気こたつ(堀ごたつ含む)
押入収納庫
マットレス
カラーボックス
子供用遊具(ブランコ等含む)
ゴルフ用品
スーツケース
保管庫、書庫、ロッカー
パイプハンガー、ハンガーラック
物干し(2本まで)
スキー板
波板、トタン板(各2枚まで)
姿見
鏡台、ドレッサー
ガス台、調理台
ワゴン
ミシン
げた箱
米びつ付きレンジ台
照明器具
1,474
1,175
976
909
902
779
724
716
653
571
530
514
383
373
366
365
338
313
279
270
257
249
199
196
192
171
152
150
127
114
112
110
97
90
88
86
73
品 目
除湿機
サイドボード
電気掃除機
水槽
アコーディオンカーテン
オーディオラック
食器洗い乾燥機
ベビーベッド
脚立
物干し台(1組まで)
ペット小屋
オーディオ機器(単体のもの)
オフィスオートメーション機器
仏壇
スピーカー
米びつ
ランニングマシーン
ステレオセット
編み機
風呂釜
物置(1坪以内で解体したもの)
ローイングマシーン
流し台、洗面化粧台
サイクリングマシーン
ぶら下がり健康器
カラオケ演奏装置
オルガン
換気扇
湯沸かし器
ワードプロセッサ
テレビ映像機(リサイクル法対象外)
その他
合 計
※上記品目及び数量は、収集によるものであり、持込みによるものは含まれない。
- 32 -
過去5年間
平均品数
49
42
42
39
38
35
35
34
27
27
25
24
21
19
17
17
15
13
13
13
12
12
9
8
7
7
3
3
2
1
1
1,428
17,283
4.1.9 計画回収率
1.2.15 による。
4.1.10 ユーティリティ等
1.2.16 による。
4.1.11 作業用車両等
(1) 本事業に必要な作業用車両等は、受注者の責任において、適切なものを本事業の実施に支
障がないように用意すること。
(2) 対象施設内で使用する作業用車両等については、電動式のものを採用すること。
(3) 作業用車両の確保、維持管理等に関する費用は、すべて受注者の負担とする。
現受注事業者により使用されている作業用車両(参考)
車 種
アタッチメント
台 数
電動フォークリフト
バケット
4
電動フォークリフト
フォーク
1
電動フォークリフト
クランプ
1
※1 電動フォークリフトは、6台同時稼働の場合がある。
4.1.12 什器、備品及び貯留用コンテナ等
(1) 本事業に必要な什器、備品等は、受注者の責任において、本事業の実施に支障がないよう
に用意すること。
(2) 什器、備品等の確保、維持管理等に関する費用は、すべて受注者の負担とする。
(3) 処理後の貯留物を貯留するためのコンテナ等は、適切なものを必要な量、受注者の負担で
用意すること。
(4) 有害ごみ等を貯留するためのコンテナ等(蛍光管を貯留するためのコンテナ(形態及び大
きさ別)
、乾電池を貯留するためのドラム缶等)は、適切なものを必要な量、受注者の負担で
用意すること。
4.1.13 搬入物等の組成分析
(1) 受注者は、次のとおり、受注者の責任と費用負担で、対象施設に搬入される廃棄物の組成
分析を実施すること。
① 不燃ごみ
ア 本市の通達によるもの(年度内に2回)
イ 東京たま広域資源循環組合の指示によるもの(年度内に2回(東京たま広域資源循環
組合から特別の指示があった場合はその指示による。
)
)
② プラスチック(本市の通達により年度内に2回)
③ 資源(本市の通達により年度内に2回)
(2) 組成分析の結果は、計量証明書を添付して、速やかに本市に提出すること。
(3) 組成分析の方法、内容、提出物等については、本市の指定による。
4.1.14 適正処理
(1) 受注者は、搬入された廃棄物を、関係法令等を遵守し、適切に処理すること。
(2) 受注者は、対象施設内における処理において 1.2.15 の純度・回収率以上を満たすように
- 33 -
適切に処理すること。
(3) 1.2.15 の純度・回収率を満たさない場合は、受注者は、速やかにその原因と責任の究明を
行うとともに純度・回収率を満たすよう必要な対策を講じること。
(4) 上記(3)の対応については、本市と協議し決定すること。なお、
(公財)日本容器包装リサ
イクル協会の指導等があった場合は、当該指導等に従うこと。
4.1.15 適正運転
受注者は、施設の運転が関係法令等に適合し、適切に実施されていることを定例的に確認する
こと。確認の結果については、4.1.20 に規定する運転管理記録に含めること。
4.1.16 資源化物等の搬出
(1) 受注者は、対象施設で選別される鉄類、アルミ類、プラスチック類、古紙類、蛍光管、乾
電池、その他のリサイクル品等について、本市の指定する事業者に引き渡すこと。
(2) 受注者は、対象施設から排出される各種残渣について、本市の指定する事業者に引き渡す
こと。
(3) 受注者は搬出車両への積み込みにおいて、必要な協力を行うこと。
4.1.17 運転管理体制
(1) 受注者は、対象施設を適切に運転するために、運転管理体制を整備すること。
(2) 受注者は、整備した運転管理体制について本市に報告し、本市の承諾を得ること。
(3) 受注者は、運転管理体制を変更した場合は、速やかに本市に報告し、本市の承諾を得るこ
と。
4.1.18 運転計画の作成
(1) 受注者は、本市と協議のうえ、計画処理量に基づき、施設の点検、補修等を考慮した年間
運転計画を毎年度作成し、本市に提出すること。
(2) 受注者は、年間運転計画の作成にあたり、必要に応じて現受注事業者と調整すること。
(3) 受注者は、年間運転計画に基づき、毎月、月間運転計画を作成し、本市に提出すること。
(4) 受注者は、作成した年間運転計画及び月間運転計画を変更する必要が生じた場合は、本市
と協議のうえ、計画を変更すること。
4.1.19 運転管理マニュアル
(1) 受注者は、施設の運転・操作に関して、その手順、方法等について、取扱説明書等に基づ
き、標準化した運転管理マニュアルを作成すること。
(2) 運転管理マニュアルには、爆発・火災等事故の発生防止対策について定めること。
(3) 受注者は、作成した運転管理マニュアルについて本市に報告し、本市の承諾を得ること。
(4) 受注者は、運転管理マニュアルに基づき、対象施設の運転・管理を実施すること。
(5) 受注者は、施設の運転状況等に合わせ、随時、運転管理マニュアルの見直しを図り、常に
最善の状況で施設の運転・管理ができるようにすること。
(6) 受注者は、運転管理マニュアルを見直した場合は、速やかに本市に報告し、本市の承諾を
得ること。
(7) 受注者は、運転管理マニュアルの作成、見直しにあたり、必要に応じて現受注事業者と調
整すること。
- 34 -
4.1.20 運転管理記録の作成及び報告
受注者は、各施設・設備の運転データ、電気・上水等の用役データを保存するとともに、
分析値、補修、故障及び事故等の内容を含んだ運転日誌、日報、月報、年報等を作成し、本
市に報告すること。
4.1.21 用役、予備品、消耗品、各種物品の調達・管理
(1) 本事業に関し必要となる用役、予備品、消耗品、各種物品については、受注者の責任
により調達するものとする。
(2) 上記(1)の調達に関する費用は、すべて受注者の負担とする。
(3) 受注者は、用役、予備品、消耗品、各種物品の調達計画を作成し、本市に提出するこ
と。なお、予備品、消耗品については別紙4の業務分担を踏まえ、計画を策定すること。
(4) 受注者は、調達した用役、予備品、消耗品、各種物品については、必要の際に支障な
く使用できるように適切に保管・管理すること。
(5) 対象施設で本市が所有する工具、測定器、器具等のうち、本事業の実施に必要なもの
については、受注者に無償で貸与する。ただし、貸与した工具、測定器、器具等の維持・
補修・更新については、受注者の責任において行い、本事業終了時に、継続して適切に
使用できる状態で本市に返却すること。
4.1.22 貯蔵可能量を超える廃棄物等の処理
(1) 受注者は、対象施設において、搬入量に応じた廃棄物の処理を実施することができず、
未処理の廃棄物が対象施設の貯蔵可能量を超える恐れが生じた場合は、本市に対し、速
やかにその旨を通知しなければならない。
(2) 前項の場合において、本市は、必要に応じ、他の廃棄物処理施設を確保する等により、
貯蔵可能量を超えた廃棄物の処理に努めるものとする。
(3) 受注者は、上記(2)の処理について、最大限の協力を行わなければならない。
(4) 上記(1)の場合が受注者の責に帰すべき事由により生じた場合において、本市が上記
(2)の処理を行ったときは、受注者は当該処理に関する費用を負担しなければならない。
4.1.23 臨機の措置
(1) 受注者は、対象施設において、事故、災害等緊急の事態を生じさせるおそれがあると
認められる場合は、臨機の措置を講じ、その防止を図らなければならない。
(2) 前項の場合においては、受注者は、その講じた措置の内容を本市に直ちに通知するも
のとする。
(3) 本市は、上記(1)の場合において、必要があると認められるときは、受注者に対し上記
(1)の措置を講ずることを請求することができる。
(4) 上記(1)の場合が生じたときは、本市及び受注者は、その原因究明に努めなければなら
ない。
(5) 上記(1)の措置に要した費用は、受注者が負担する。ただし、当該措置が本市の責に帰
すべき事由により必要となった場合は本市が負担するものとする。
- 35 -
第5章 補修管理業務
5.1.1 施設の性能維持
受注者は、対象施設を適切に補修管理し、各施設の基本性能(1.2.4 参照)を事業期間にわ
たり維持すること。
5.1.2 点検・補修・機器更新計画
5.1.2.1 補修・更新の基本的な考え方
(1) 対象施設の基本性能を維持するために必要な機器の補修・更新(施設整備業者がかし担
保責任等により施設整備業者の責任において実施すべきものを除く。以下この章において
同じ。
)は、補修管理業務に含まれる。
(2) 受注者は、施設整備業者がかし担保責任等により、点検、整備及び改善工事等を実施す
る場合は、これに協力するものとする。
(3) 対象施設の基本性能を維持するために必要な機器の補修・更新は、受注者の責任におい
て実施するものとする。
(4) 受注者は、対象施設の基本性能を維持するために必要な機器の補修・更新を実施すると
きは、事前に実施計画を作成し、本市と協議するものとする。
(5) 受注者は、
上記(4)の協議により確定した実施計画に基づき補修・更新を行うものとする。
(6) 対象施設の基本性能を維持するために必要な機器の補修・更新を緊急に実施する必要が
生じた場合又は当該補修・更新が軽微なもので、本市が承諾したものについては、上記(4)
の協議を行わず、受注者の責任において補修・更新を実施し、実施後にその内容を報告す
ることができるものとする。
(7) 受注者は、定期点検・補修・更新(以下「点検等」という。
)の実施にあたっては、周辺
環境に与える影響をできる限り抑え、交通安全等、安全対策に万全を期さなければならな
い。
(8) 受注者は、点検等の実施にあたっては、市民への対応や、苦情に関する対応について、
受注者の責任と負担において適切に行なわなければならない。
5.1.2.2 定期点検・補修・機器更新計画の策定
(1) 受注者は、事業期間(準備期間を除く。
)における点検等の実施項目、実施時期、費用等
について定期点検・補修・機器更新計画を策定し、本市の承諾を得ること。
(2) 定期点検・補修・機器更新計画には、日常点検、定期点検、法定点検・検査、自主検査
等の内容(機器の項目、頻度等)を記載した点検・検査計画書(事業実施期間及び年度ご
と)を添付すること。
(3) 定期点検・補修・機器更新計画は、実施した点検等の結果に基づき毎年度更新し、本市
に提出し、本市の承諾を得ること。
- 36 -
5.1.3 点検等実施計画
(1) 受注者は、定期点検・補修・機器更新計画に基づき、点検等を実施するため、毎年度、
点検等実施計画を策定し、本市に提出し、本市の承諾を得ること。
(2) 点検等実施計画は、点検等が施設の運転に支障がなく、点検等の効能性を考慮し、効率
的に実施できるよう策定するものとする。
5.1.4 点検・検査の実施
(1) 点検等は、点検等実施計画に基づいて実施すること。
(2) 日常点検で異常が発見されたときや故障が発生したときなど、点検等実施計画以外で点
検等が必要となった場合は、受注者は、受注者の責任において、点検等を実施すること。
(3) 点検等に係る記録・資料は適切に管理し、法令等で定められた期間(その期間が事業期
間の終了から3年間に満たない場合又は法令等で定められた期間がない場合は、事業期間
の終了から3年間とする。以下同じ。
)
、受注者の責任において保管すること。
(4) 点検等を実施したときは、受注者は速やかに点検等結果報告書を作成し、本市に提出す
ること。ただし、日常点検の結果は、日報等に記載することにより報告に代えることがで
きる。
5.1.5 補修等実施計画
(1) 受注者は、定期点検・補修・機器更新計画に基づき、点検等の結果及び設備・機器の耐
久度と損耗状況を適切に把握し、これらを勘案して各年度における補修、機器更新、調整
等(以下「補修等」という。
)の計画(以下「補修等実施計画」という。
)を作成し、本市
に提出し、本市の承諾を得ること。
(2) 受注者が計画すべき補修等の範囲は、リサイクル棟の基本性能を維持するために必要と
なるものであり、施設整備業者が、かし担保責任等により、施設整備業者の責任において
実施すべきものは含まれない。
5.1.6 補修等の実施
(1) 補修等は、補修等実施計画に基づいて実施すること。
(2) 補修等を実施するときは、事前に補修等施工計画書を本市に提出し、承諾を得ること。
(3) 日常点検で異常が発見されたときや故障が発生したときなど、補修等実施計画以外で補
修等が必要となった場合は、受注者は、受注者の責任において、当該補修等を実施するこ
と。
(4) 緊急に補修等が必要となった場合等で、
補修等施工計画書を提出する時間がないときは、
補修等施工計画書の提出に代え、口頭その他の方法により、本市の承諾を得ること。
(5) 受注者が行うべき補修等の範囲は以下のとおりである。
① 定期的に実施する補修等
② 点検・検査結果より必要とされる補修等
③ 性能が劣化した場合に回復させるための補修等
④ 設備が故障した場合の補修等
⑤ 再発防止のための補修等
⑥ 性能の劣化・設備の故障が予想される場合の予防的な補修等
⑦ その他リサイクル棟の基本性能を維持するために必要となる補修等
(6) 施設整備業者が、かし担保責任等により、施設整備業者の責任において実施すべきもの
や、不可抗力によるもの(1.1.7 不可抗力の規定により受注者が負担すべきものを除く。
)
- 37 -
など、
受注者の責に帰さない補修等が必要となった場合、
受注者は施工の責を有さないが、
臨機の措置を取り、速やかに本市にその旨を報告すること。
(7) 補修等に係る記録・資料は適切に管理し、法令等で定められた期間、受注者の責任にお
いて保管すること。
(8) 補修等を実施したときは、受注者は速やかに補修等結果報告書を作成し、本市に提出す
ること。ただし、軽微な補修で、本市が承諾したものは、日報等に記載することにより報
告に代えることができる。
(9) 受注者は、補修等に要する部品・材料等については、原則として設計と同一のものを使
用すること。ただし、特別な理由により本市が承諾するときは、補修等に要する部品・材
料等を変更することができる。
5.1.7 対象施設の保全
(1) 受注者は対象施設の照明・採光設備・給排水衛生設備・空調設備などの点検を定期的に
行い、補修等を適切に実施し、対象施設の保全を図ること。
(2) 受注者は、対象施設の建屋の外壁、屋根の防水、構内道路のアスファルト舗装及び構内
白線等について定期的な点検を行い、補修等を適切に実施し、対象施設の保全を図ること。
5.1.8 機器更新・保全改良
受注者は、本市の求めに応じ、対象施設の機器更新、保全改良等に関する意見を提出するも
のとする。
- 38 -
第6章 環境管理業務
6.1.1 環境管理基準
(1) 受注者は、関係法令等及び基本仕様書に基づき、周辺環境への負荷をできる限り低減す
ることを目的とし、本事業における環境管理基準を制定し、本市に提出し、本市の承諾を
得ること。
(2) 本事業における環境基準は、関係法令の規定、基準等を踏まえ、大気、騒音、振動、悪
臭及び水質について策定すること。ただし、ばいじんに係る環境管理基準は、0.04g/m3N
とする。
(3) 受注者は、本事業の実施にあたり、環境管理基準を遵守すること。
(4) 関係法令等の改正等により環境管理基準を変更する場合は、本市と事前に協議し、本市
の承諾を得ること。
(5) 受注者は、環境管理基準の遵守状況について、定例的に確認し、本市に報告すること。
6.1.2 環境測定の実施
(1) 受注者は、環境管理基準の遵守状況を確認するため、環境測定を実施すること。
(2) 環境測定については、実施する環境測定の項目、方法、頻度、時期等を定めた環境測定
実施計画を策定し、本市の承諾を得ること。
(3) 大気に関する環境測定は、次の項目について実施すること。
① ダイオキシン類
② VOC 関係 以下の 16 項目
ベンゼン、ジクロロメタン、1,1,1-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラ
クロロエチレン、アクリロニトリル、塩化ビニルモノマー、クロロホルム、1,2-ジクロ
ロエタン、1,3-ブタジエン、トルエン、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、アセト
ニトリル、パラジクロロベンゼン、アルデヒド類
③ その他 以下の 7 項目
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル、トルエンジイソシアネート、水銀、硫化水素、硫化メ
チル、二硫化炭素、酸化エチレン
(4) 水質に関する環境測定は、昭島市下水道条例別表第 4 に掲げる項目について実施するこ
と。
(5) 受注者は、環境測定実施計画に基づき環境測定を実施し、その結果を本市に報告するこ
と。
(6) 環境測定に関する費用は、受注者が負担すること。
(7) 環境測定実施計画は次表を参考として策定すること。
環境測定項目等(参考)
項
目
大
騒
振
悪
水
気
音
動
臭
質
調査地点・対象
排出口からの排気及び敷地境界線上
敷地境界線上
敷地境界線上
敷地境界線上
下水道放流水
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調 査 回 数
1回以上/年
1回以上/年
1回以上/年
1回以上/年
1回以上/年
第7章 資源化促進業務
7.1.1 回収物の品質確保
受注者は、安定して適切な資源化が行われるよう対象施設で選別されたアルミ類、鉄類等の
回収物の品質を 1.2.15 純度・回収率に示す品質以上の確保に努めること。
7.1.2 資源化の支援
受注者は、本市の要請に基づき、対象施設で選別されたアルミ類、鉄類等の回収物が適切に
資源化されるよう協力すること。また、搬入されるごみの前処理作業について、受注者は業務
範囲内で可能な限り資源化率向上に向けて努めること。ただし、搬入されるごみ質、ごみ量が
仕様書の想定を逸脱する場合や夜間・休日に残業をせざるを得ない状況が見込まれる場合など、
本事業の業務範囲を大幅に逸脱することが見込まれる場合はこの限りでない。
- 40 -
第8章 情報管理業務
8.1.1 本事業の情報管理業務
(1) 受注者は、事業条件を踏まえ、関係法令等を遵守した適切な情報管理業務を行うこと。
(2) 受注者は、
本事業に関し個人情報を取り扱う場合は、
個人情報の保護の重要性を認識し、
昭島市個人情報保護条例(平成 10 年昭島市条例第 37 号)を遵守し、個人の権利、利益を
侵害することのないよう個人情報を適正に取り扱わなければならない。
(3) 受注者は、情報の公開に努め、本事業の運営の透明性を確保しなければならない。
8.1.2 運転管理記録
(1) 受注者は、4.1.20 に基づく運転管理記録の作成及び報告については、当該規定に基づき
適切に実施すること。
(2) 報告の頻度・時期・詳細項目は本市と協議のうえ、決定すること。
(3) 運転管理記録の報告に係る記録・資料は適切に管理し、法令等で定められた期間、受注
者の責任において保管すること。
8.1.3 点検等結果報告書
(1) 受注者は、5.1.4 に基づく点検等結果報告書の提出については、当該規定に基づき適切
に実施すること。
(2) 報告書の提出の頻度・時期・詳細項目は本市と協議のうえ、決定すること。
(3) 点検等結果報告書に係る記録・資料は適切に管理し、法令等で定められた期間、受注者
の責任において保管すること。
8.1.4 補修等関係報告書
(1) 受注者は、5.1.5 に基づく補修等実施計画並びに 5.1.6 に基づく補修等施工計画書及び
補修等結果報告書(以下「補修等関係報告書」という。
)の提出については、これらの規定
に基づき適切に実施すること。
(2) 補修等関係報告書の提出の頻度・時期・詳細項目は本市と協議のうえ、決定すること。
(3) 補修等関係報告書に係る記録・資料は適切に管理し、法令等で定められた期間、受注者
の責任において保管すること。
8.1.5 環境管理報告等
(1) 受注者は、6.1.1 に基づく環境管理基準の策定及び遵守状況の報告並びに 6.1.2 に基づ
く環境測定実施計画の策定及び環境測定結果の報告(以下「環境管理報告等」という。
)に
ついては、これらの規定に基づき適切に実施すること。
(2) 環境管理報告等の提出の頻度・時期・詳細項目は本市と協議のうえ、決定すること。
(3) 環境管理報告等に係る記録・資料は適切に管理し、法令等で定められた期間、受注者の
責任において保管すること。
8.1.6 安全衛生管理報告
(1) 受注者は、9.1.2 に基づく作業環境管理基準の提出及び遵守状況の報告並びに 9.1.3 に
基づく作業環境測定実施計画の策定及び作業環境測定の結果の報告(以下「安全衛生管理
- 41 -
報告」という。
)については、これらの規定に基づき適切に実施すること。
(2) 安全衛生管理報告の頻度・時期・詳細項目は本市と協議のうえ、決定すること。
(3) 安全衛生管理報告に係る記録・資料は適切に管理し、法令等で定められた期間、受注者
の責任において保管すること。
8.1.7 防災管理報告
(1) 受注者は、本事業の対象施設における防災管理報告に関する、緊急対応マニュアル、事
故報告等を事業期間にわたり適切に管理すること。
(2) 受注者は、補修等により、本事業の対象施設に変更が生じた場合は、緊急対応マニュア
ル等を速やかに修正すること。
(3) 本事業の対象施設に関するマニュアル、事故報告等の管理方法については本市と協議の
うえ、決定すること。
8.1.8 情報管理報告
(1) 受注者は、本事業の対象施設に関する、情報管理報告に係る各種マニュアル、図面等を
事業期間にわたり適切に管理すること。
(2) 受注者は、補修等により、本事業の対象施設に変更が生じた場合は、各種マニュアル、
図面等を速やかに変更すること。
(3) 本事業の対象施設に関する各種マニュアル、図面等の管理方法については本市と協議の
うえ、決定すること。
8.1.9 その他の管理記録報告
(1) 本事業の適切な実施に関し必要となる記録・資料等は、受注者の責任において自主的に
管理・保管するものとする。
(2) 受注者が管理・保管する本事業に関する記録・資料等は、本市の要請により、本市に提
出するものとする。
- 42 -
第9章 安全衛生管理業務
9.1.1 安全衛生の確保
受注者は、対象施設における労働災害の防止と衛生の確保、及び従業員の健康管理を適切に
進め、次の項目の実現を図り、適切な管理を実施すること。
(1) 労働災害防止のための基準を確立すること。
(2) 責任体制の明確化及び自主活動を促進すること。
(3) 総合的・計画的な対策を推進し、従業員の安全と健康を確保すること。
(4) 快適な職場環境の形成を促進すること。
9.1.2 作業環境管理基準
(1) 受注者は、関係法令等に基づき作業環境管理基準を定め、本市に提出すること。
(2) 受注者は、本事業の実施にあたり、作業環境管理基準を遵守すること。
(3) 関係法令等の改正等により作業環境管理基準を変更する場合は、本市と事前に協議し、
本市の承諾を得ること。
(4) 受注者は、作業環境管理基準の遵守状況について、定例的に確認し、本市に報告するこ
と。
9.1.3 作業環境測定の実施
(1) 受注者は、
作業環境管理基準の遵守状況を確認するため、
作業環境測定を実施すること。
(2) 作業環境測定については、関係法令等に基づき実施する作業環境測定の項目、方法、頻
度、時期等を定めた作業環境測定実施計画を策定し、本市の承諾を得ること。
(3) 受注者は、作業環境測定実施計画に基づき作業環境測定を実施し、その結果を本市に報
告すること。
9.1.4 労働安全衛生・作業環境管理
(1) 受注者は労働安全衛生法等関係法令に基づき、従業員の安全と健康を確保するために、
本事業に必要な管理者、組織等を整備し、安全衛生管理体制を確立すること。
(2) 受注者は、本事業の安全衛生管理体制について本市に報告すること。なお、安全衛生管
理体制を変更した場合は速やかに本市に報告すること。
(3) 受注者は作業に必要な保護具及び測定器等を整備し、従業員に使用させること。また、
保護具及び測定器等は定期的に点検し、安全な状態が保てるようにしておくこと。
(4) 受注者は、日常点検、定期点検等の実施において、労働安全衛生上、問題がある場合は、
必要な対応をとること。
(5) 受注者は関係法令等に基づき、従業員に対して健康診断を実施し、その結果及び結果に
対する対策について本市に報告すること。
(6) 受注者は従業員に対して、定期的に安全衛生教育を行うこと。
(7) 受注者は安全確保に必要な訓練を定期的に行うこと。訓練の開催については、事前に本
市に連絡すること。
(8) 受注者は、場内の整理整頓及び清潔の保持に努め、施設の作業環境を常に良好に保つこ
と。
- 43 -
9.1.5 安全衛生管理業務
(1) 受注者は、安全衛生管理体制に基づき、対象施設における従業員の安全と健康を確保す
るとともに、快適な職場環境の形成を促進すること。
(2) 受注者は、対象施設における標準的な安全作業の手順(安全作業マニュアル)を定め、
その励行に努め、作業行動の安全を図ること。
(3) 安全作業マニュアルは施設の作業状況に応じて随時改善し、その周知徹底を図ること。
- 44 -
第 10 章 防災管理業務
10.1.1 防火管理者の設置
受注者は、消防法の規定に基づき対象施設の防火管理者を設置すること。
10.1.2 防火管理
(1) 防火管理は、対象施設に限らず、必要な範囲で環境コミュニケーションセンター全体を
対象とすること。
(2) 受注者は、日常点検、定期点検等の実施において、防火管理上、問題がある場合は、本
市と協議のうえ、対象施設の改善を行うこと。
(3) 受注者は、関係法令等並びに消防署の指導及び協議等に基づき、必要な報告等を消防署
へ提出すること。
(4) 環境コミュニケーションセンターの火災警報発報時は、受注者は本市と協力して初期消
火作業、避難誘導及び消防署への連絡等を行うこと。
(5) リサイクル棟のコンベア類については、入念な防火管理を行うこと。
10.1.3 二次災害の防止
受注者は、本事業の対象施設全体の防災に努め、災害、機器の故障、停電等の緊急時におい
ては、人身の安全を最優先で確保するとともに、環境及び施設へ与える影響を最小限に抑え、
施設を安全に停止させ、二次災害の防止に努めること。
10.1.4 緊急対応マニュアルの作成
(1) 受注者は、緊急時における人身の安全確保、施設の安全停止、施設の復旧等の手順を定
めた緊急対応マニュアルを作成しなければならない。
(2) 受注者は、緊急時にはマニュアルに従った適切な対応を行うこと。
(3) 受注者は作成した緊急対応マニュアルについて、恒常的に点検・見直しを図るものとす
る。
10.1.5 防災組織の整備
(1) 受注者は、台風・大雨等の警報発令時や、地震、火災、事故などが発生した場合に備え
て、防災組織を整備すること。
(2) 防災組織を整備し、又は変更したときは、速やかに本市に報告すること。
10.1.6 緊急連絡体制
(1) 受注者は、緊急時における警察、消防、及び本市等への連絡体制を整備すること。
(2) 連絡体制を整備し、又は変更したときは、速やかに本市に報告すること。
10.1.7 防災訓練の実施
受注者は、緊急時に防災組織及び連絡体制が適切に機能するように、定期的に防災訓練等を
行うこと。また、訓練の開催については、事前に本市の参加について協議すること。
- 45 -
10.1.8 事故報告書の作成
受注者は、事故が発生した場合は、直ちに事故の発生状況、事故時の運転状況等を本市に連
絡すること。なお、連絡後、速やかに連絡事項、対応状況、今後の対応策等を記した事故報告
書を作成し、本市に提出すること。
- 46 -
第 11 章 その他関連業務
11.1.1 関連業務
受注者は、要求する仕様、関係法令等を遵守し、適切な関連業務を行うこと。
11.1.2 清掃
(1) 受注者は、対象施設の清掃計画を作成し、本市に提出すること
(2) 受注者は、清掃計画に基づき、施設内を清掃し、常に清潔に保つこと。
11.1.3 植栽管理
(1) 受注者は、対象施設の屋上緑化及び壁面緑化に係る植栽管理計画を作成し、本市に提出
すること。
(2) 受注者は植栽管理計画に基づき、屋上緑化及び壁面緑化を適切に管理すること。
(3) 受注者は対象施設内の植栽・緑地について、景観を損ねないように剪定、刈り込み、除
草等を行い、適切に管理しなければならない。
11.1.4 施設警備・防犯
(1) 受注者は、対象施設の場内警備を実施すること。
(2) 環境コミュニケーションセンターの警報発報時は、受注者は本市と協力して可能な限り
現場確認及び警察署への連絡等を行うこと。
(3) 受注者は、対象施設の夜間・休日の施錠管理を実施すること。
11.1.5 住民対応
(1) 受注者は、常に適切な運営・管理を行い、周辺の住民の信頼と理解、協力を得られるよ
う努めること。
(2) 本市が住民等と協定等を締結したときは、
この趣旨を十分理解し、
これを遵守すること。
(3) 受注者は、対象施設の運営管理に関して住民等から直接、受注者へ意見等があった場合
は、誠意を持って適切に対応すること。
(4) 上記(3)の場合においては、当該意見等の内容、実施した対応等を速やかに本市に報告
すること。
(5) 本事業の実施に関し、本市に住民等からの意見等があった場合は、本市から受注者へ対
応を指示するので、受注者は必要な措置を講ずること。
11.1.6 車両誘導
(1) 受注者は、対象施設において車両の通行が安全に行われるように、必要に応じて誘導員
を配置する等、適切に車両を誘導し、必要な指示をすること。
(2) 受注者は、車両の渋滞時に当該渋滞する車両が対象施設の外まで影響を及ぼすことがな
いように、適切に車両を誘導し、必要な指示をすること。
11.1.7 保険への加入
受注者は、本事業の実施に関し、労働災害保険、第三者損害賠償保険、プラント保険等必要
な保険に加入すること。また、加入する保険の内容については、事前に本市へ報告すること。
- 47 -
別紙1:リスク分担
凡例
○ :リスクが顕在化した場合に原則として負担を負う。
空欄:リスクが顕在化した場合に原則として負担を負わない。
△ :リスクが顕在化した場合の負担が主負担者(○印)に比べて小さい又は限定的に負担を負う。
リスクの種類
№
リスクの内容
1 本仕様書の誤りに関するもの
契約手続リスク
法令変更
制度関連
リスク
税制変更
許認可の取
得
住民等の要
望
社会リスク
周辺環境へ
の影響
第三者賠償
本市の帰責事由により受注者と契
2 約できない又は契約締結に時間を
要す場合
受注者の帰責事由により本市と契
3 約できない又は契約締結に時間を
要す場合
本事業に直接関係する法令の制
4
定・変更に関するもの
本事業のみならず、広く一般的に適
5 用される法令の制定・変更に関する
もの
消費税に関する税制の変更又は受
注者に課せられる税金のうち、その
6
利益に課せられるもの以外に関す
る税制の変更
本事業に関する新税の成立、税率の
変更のうち、受注者の費用の増減が
7 明らかで、かつ、その額の確定が可
能であり、受注者の工夫による費用
増加の抑制が不可能なもの
受注者に課せられる税金のうち、そ
8 の利益に課せられるものの税制度
の変更
本市が取得すべき許認可の遅延等
9
による費用の増加
受注者が取得すべき許認可の遅延
10
等による費用の増加
環境コミュニケーションセンター
11 そのものに対する住民等の要望活
動・訴訟に起因する費用の増加等
本事業の業務範囲に関する住民等
12 の要望活動・訴訟に起因する費用の
増加等
本事業に起因する環境問題(騒音、
13 振動、悪臭、有害物質の排出等)に
関する対応
本市の帰責事由により第三者に損
14
害を与えた場合
受注者の帰責事由により第三者に
15
損害を与えた場合
- 48 -
負 担 者
本市
受注者
備
考
○
○
○
○
○
○
契約金額に含まれる税
金の額の増減額につい
ては、これに応じて契
約金額を改定する。
○
増減措置に応じて、契
約金額を改訂する。
○
○
○
○
○
○
○
○
受注者の責に帰すべき
合理的な範囲において
リスク負担する。
受注者の責に帰すべき
合理的な範囲において
リスク負担する。
リスクの種類
経済リスク
№
負 担 者
本市
受注者
金利変動
16 市場金利の変動
物価変動
17 インフレ及びデフレに関するもの
△
本市の帰責事由による本事業の中
止、延期
○
18
債務不履行
リスクの内容
本事業の中
止・延期
不可抗力リスク
施設かしリスク
施設損傷リスク
29
性能未達リスク
30
業務内容変更リスク
31
支払遅延リスク
32
終了時の施設性能の確保リ
スク
33
本市の帰責事由により、本業務に対
する委託費の支払が遅延した場合
本事業終了時における対象施設の
性能の保持
本事業終了時の手続に関する費用
34
の負担
- 49 -
物価水準等の変動が一
定水準を超える場合、
契約金額を改定する。
予算案の不成立や政策
変更等によるものをい
う。
1.1.7 不可抗力の規定
による。
かし担保期間中に発見
されたものは、施設整
備業者の負担
○
○
○
○
維持管理費増大リスク
○
○
26 上記以外の事由による施設の損傷
28
終了手続に関するリスク
○
○
本市の帰責事由により、施設の改修
が必要となった場合
要求水準未達など、受注者の帰責事
由により施設の改修が必要となっ
た場合
要因が本市の事情以外による維持
管理費の増大(他のリスク項目に該
当するものを除く。)
基本仕様書の性能が発揮できない、
又は不適合に関するもの
要因が本市の事情による本業務の
変更
○
○
25 不可抗力による施設の損傷
施設改修リスク
考
○
不可抗力及び本市の帰責事由によ
19 るもの以外による本事業の中止、延
期
想定していない又は想定以上の自
然災害及び戦争・暴動等の人為的な
20
現象による施設の損害、本事業の中
止、変更
施設整備業者に係る施設のかしで、
21 かし担保期間を経過した後に発見
されたもの
事業期間中に受注者が実施した補
22 修・改修・更新部分のかしが、かし
担保期間中に発見された場合
受注者の帰責事由による施設の劣
23
化・損傷
本業務を適切に実施しなかったこ
24
とによる施設の劣化・損傷
27
備
○
○
○
○
○
○
○
○
○
※不可抗力リスクによ
る
リスクの種類
対象施設の基本性能を逸
脱する搬入物量の変動リ
スク
注意1
№
リスクの内容
本事業の事業期間中において、
搬入物の量が対象施設の基本性
35
能を逸脱して著しく増加又は減
少する場合の費用負担
負 担 者
本市
受注者
○
備
考
○
契約金額の改訂に関する考え方
(1)上記表の№6、№7、№17、及び№35 に該当したときは、本市及び受注者は、相手方に対
し、委託料の額の変更について、協議を申し出ることができる。
(2)上記(1)の協議による本市及び受注者の合意に基づき、委託料の額を変更する。
(3)上記(1)の協議は、本市及び受注者双方が誠意を持って行わなければならない。
(4)委託料の額の変更は、上記(2)の合意が形成された以降に支払期を迎える委託料から反映
し、既に支払の終了した委託料に遡及しない。
(5)上記(4)の規定にかかわらず、委託料を増額する合意が整った場合において、本市の予算
手続が当該合意以降に到来する委託料の支払期に間に合わないときは、増額前の委託料を支
払い、予算手続の終了後、増額分を支払うことができる。
(6)上記(1)の協議は、本事業の準備期間にあっても申し出ることができる。
注意2
物価水準の変動(上記表の№17)の判断
(1)物価水準の変動については、委託料を人件費相当分、電気料相当分及びそれ以外の額に分
け、それぞれ判断する。
(2)委託料における人件費相当分、電気料相当分及びそれ以外の額については、次表により按
分する。
①
人件費相当分
委託料における人件費の実支出予定額
②
電気料相当分
委託料における電気料の実支出予定額
③
その他の額
委託料から人件費相当分及び電気量相当分を控除した額
(3)人件費相当分については、東京都の実質賃金指数(名目賃金指数(現金給与総額)を消費者
物価指数(東京都区部)で除して算出した規模 5 人以上の実質賃金指数をいう。以下「実質賃
金指数」という。
)により、以下のとおり判断する。
① 平成 26 年 10 月から平成 27 年 9 月までの実質賃金指数の平均値を 100 とした場合におい
て、T年 10 月からT+1 年 9 月までの実質賃金指数の平均値が±1以上変動したとき、T
年度において人件費相当分に関する物価水準等の変動が一定水準を超えたものとみなす。
② 2回目以降の改訂は、T-1 年 10 月からT年 9 月までの実質賃金指数の平均値を新たな
基準とし、上記①と同様に判断する。
(4)電気料相当分については、電力供給事業者の電気料金単価(以下「電気料金単価」という。
)
- 50 -
により、以下のとおり判断する。
① 平成 27 年 10 月の電気料金単価を 100 とした場合において、T年T月の電気料金単価が
±1以上変動したとき、電気料金相当額に関する物価水準等の変動が一定水準を超えたも
のとみなす。
② 2回目以降の改訂は、T年T月の電気料金単価を新たな基準とし、上記①と同様に判断
する。
(5)委託料のうち人件費相当分及び電気料相当分を控除した額(以下「その他の額」という。)
については、企業向けサービス価格指数(日本銀行の調査による企業向けサービス価格指数
のうち諸サービス(大類別)の建物サービス(小類別)の指数をいう。以下「サービス価格
指数」という。)により、以下のとおり判断する
① 平成 26 年 10 月から平成 27 年 9 月までのサービス価格指数の平均値を 100 とした場合に
おいて、T-1 年 10 月からT年 9 月までのサービス価格指数の平均値が±1以上変動した
とき、T年度においてその他の額に関する物価水準等の変動が一定水準を超えたものとみ
なす。
② 2回目以降の改訂は、T-1 年 10 月からT年 9 月までのサービス価格指数の平均値を新
たな基準とし、上記①と同様に判断する。
(6)物価水準の変動に基づく注意1の(1)の協議は、人件費相当分、電気料相当分及びその他の
額それぞれについて実施し、当該協議に基づく合意により変更される委託料は、当該合意の
内容により、人件費相当分、電気料相当分及びその他の額のみに反映される。
(7)前号の規定は、人件費相当分、電気料相当分及びその他の額のうちその2つの項目又は全
ての項目を協議の対象とすることを妨げるものではない。
注意3
搬入物の量が対象施設の基本性能を逸脱して著しく増加又は減少する場合(上記表の
№35)の協議
(1)事業期間中に搬入される搬入物について、対象施設の基本性能を逸脱する搬入物量の著し
い増加又は減少等により、委託料の算定に変動要素を生じ、本事業の継続に著しい影響が生
じると合理的に認められる場合は、本市及び受注者は、相手方に対し、具体的な根拠を文書
で示し、委託料の額の変更について、協議を申し出ることができる。
(2)前号の協議の申し出があったときは、本市又は受注者は、合理的な理由がなければ当該協
議の申し出を拒否することはできない。
(3)第1号の協議による本市及び受注者の合意に基づき、委託料の額を変更する。
注意4 著しい経済環境の変動等による協議
(1)著しい経済環境の変動等により、この表で規定する事項以外で委託料の算定に変動要素を
生じ、本事業の継続に著しい影響が生じると合理的に認められる場合は、本市及び受注者は、
相手方に対し、具体的な根拠を文書で示し、委託料の額の変更について、協議を申し出るこ
とができる。
- 51 -
(2)前号の協議の申し出があったときは、本市又は受注者は、合理的な理由がなければ当該協
議の申し出を拒否することはできない。
(3)第1号の協議による本市及び受注者の合意に基づき、委託料の額を変更する。
- 52 -
- 53 - 53 -
別紙3:かし担保の考え方
本事業におけるかし担保については、原則的に「1.3.4 事業終了時の引渡条件」に示すもの
である。また、
「昭島市環境コミュニケ―ションセンター整備事業工事仕様書」
(以下、
「工事仕
様書」という。
)では、施設整備業者の行う、かし担保に関する考え方は、下表のとおり定めて
いる。
施設整備業者から本市への対象施設の引渡し日は、平成 23 年 3 月 31 日であり、かし担保期
間については、この日の翌日より開始されている。詳細については、必要に応じて受注者が工
事仕様書等を確認すること。
- 54 -
- 55 -
別紙4:業務の分担
本事業に関連する業務のうち、本市が担当するものは次のとおりである。本事業の執行につ
いては、各々自らの費用と責任において適切に業務を実施するものとする。
(1) 一般廃棄物処理計画の策定
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条第1項の規定に基づき、一般廃棄物処理計画
を策定し、同条第5項の規定に基づき公表すること。
(2) 可燃物等の搬送
搬入・選別された可燃物等の清掃センター(焼却施設)への搬送業者の選定・契約
(3) リサイクル棟からの搬出物の搬送
リサイクル棟から搬出されるものの運搬業者の選定・契約
(4) リサイクル事業者・処分事業者の選定・契約
リサイクル棟で選別等を実施した物に係るリサイクル事業者・処分事業者の選定・契約
(5) 最終処分場への運搬
不燃残渣の最終処分場への運搬業者の選定・契約
(6) 処理不適物の処分
受注者の責によらず、リサイクル棟に搬入された処理不適物の処分
(7) 電気・水道の契約
電気・水道の契約業務
(8) 施設の補修
受注者の責によらず、不可抗力により必要となった施設の補修(1.1.7 不可抗力の規定
により、受注者が負担すべきものを除く。
)
(9) 機器の更新
受注者の責によらず、不可抗力又は法令等の変更により必要となった機器の更新(1.1.7
不可抗力又は 1.1.8 法令等の変更の規定により、受注者が負担すべきものを除く。)
(10) 見学者の対応
施設見学者の対応
(11) 統括防火管理者の設置
統括防火管理者を設置する必要がある場合は、本市が設置する防火管理者が、統括防火
管理者となる。
(12) 損害保険の加入
火災保険等対象施設の所有者として加入すべき損害保険への加入。ただし、対象施設の
運営に関するものについては、受注者の負担とする。
- 56 -
別紙5:電力及び上下水道料金の算出方法
本事業に係る電力及び上下水道料金(基本料金、従量料金)の算出は、以下のとおり行うも
のとする。
(1) 受注者はリサイクル棟の電力及び上下水道使用量を別途本市及び受注者にて協議のう
え定める日時、方法にて確認する。
(2) 受注者は本市に対し、前号の各使用量を速やかに報告する。
(3) 本市は、以下の計算式に基づき、各施設で使用した電力量及び上下水道量の使用量比率
に応じて本事業に係る電力及び上下水道料金を算出し、受注者に請求する。
a.電力料金
Qe:従量料金請求金額、Ae:リサイクル棟使用量、Be:プラザ棟使用量
・受注者の本事業に係る電力従量料金=Qe×Ae/(Ae+Be)
※従量料金請求金額(Qe)とは、本市が立替払いをするリサイクル棟分(Ae)と本市が
負担するプラザ棟分(Be)を合計した実質の使用料金をいう。
※電力料金の基本料金は、本市が一括して支払う。ただし、本基本料金はリサイク
ル棟分とプラザ棟分の設備容量で按分し、受注者は受注者の管理所掌となるリサ
イクル棟分の費用を負担することとする。なお、力率の変動により基本料金が変
動する場合は、変動分を受注者が負担することとする。
b.上水道料金
Qw:一括請求金額、Aw:リサイクル棟使用量、Bw:プラザ棟使用量
・受注者の本事業に係る上水道料金=Qw×Aw/(Aw+Bw)
※一括請求金額(Qw)とは、本市が立替払いをするリサイクル棟分(Aw)と本市が負担
するプラザ棟分(Bw)を合計した実質の使用料金(基本料金を含む)をいう。
c.下水料金
Qs:一括請求金額、As:リサイクル棟使用量、Bs:プラザ棟使用量
・受注者の本事業に係る下水道料金=Qs×As/(As+Bs)
※一括請求金額(Qs)とは、本市が立替払いをするリサイクル棟分(As)と本市が負担
するプラザ棟分(Bs)を合計した実質の使用料金(基本料金を含む)をいう。
(4) 本市から受注者への請求金額の算出において、1円未満の端数が生じた場合は、これを
切り捨てた金額を本市から受注者へ請求することとする。
現受注事業者の負担金額の実績
区
分
電力料金
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
11,500,131 円
14,479,014 円
17,320,962 円
15,042,188 円
上水道料金
183,568 円
213,438 円
226,641 円
361,363 円
下水道料金
208,060 円
254,515 円
257,125 円
384,180 円
- 57 -
別紙6:消防用設備及び電気設備の点検に要する費用の算出方法
本事業に係る消防用設備及び電気設備の点検に要する費用の算出は、以下のとおり行うもの
とする。
(1) 消防用設備の点検に要する費用の算出方法
消防用設備の点検に要する費用は、本市が一括して支払う。ただし、受注者は受注者の
管理所掌となる費用を負担するものとし、本市と受注者の負担費用は以下の通り、延床面
積に応じて按分する。
区分
本
延床面積
管理所掌
市
1,672.54 ㎡
プラザ棟管理部分(プラザ棟、自転車置場)
受注者
5,652.21 ㎡
リサイクル棟管理部分(リサイクル棟、計量機棟)
現受注事業者の負担金額の実績
平成 23 年度
272,240 円
平成 24 年度
平成 25 年度
298,184 円
285,220 円
平成 26 年度
293,369 円
(2) 電気設備の点検に要する費用の算出方法
電気設備の点検に要する費用は、本市が一括して支払う。ただし、受注者は受注者の管
理所掌となる費用を負担するものとし、本市と受注者の負担費用は以下の通り、設備容量
に応じて按分する。
区分
本
市
受注者
設備容量
223KW
1,080KW
管理所掌
プラザ棟分
リサイクル棟分
現受注事業者の負担金額の実績
平成 23 年度
491,536 円
平成 24 年度
平成 25 年度
479,352 円
479,352 円
平成 26 年度
493,056 円
以上
- 58 -
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