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第26号 - bllnara

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第26号 - bllnara
 2004.10.1 第26号
編集・発行 ほっとねっと
奈良市大安寺 1-23-1
代表 伊藤 満
● tel 0742-64-0015
● email [email protected]
● HPurl
http://www.bllnara.jp/hotnet/top.html
みんなで癒されました
9・19 森のコンサート
9 月の プレイ
パーク
こ
れ
か
ら
も
森
に
関
わ
っ
て
ね
9月の連休のど真ん中。19日の
日曜日はひーとびーとの森でプレー
パークの日。この日は森に新しくで
きたステージの柿(こけら)落とし
のコンサートが開かれるとのこと
で、家族ともどもワクワクとこと出
掛けていきました。参加者は約 3 0
人。途中からまたしても雨になり、
あいにく新しいステージは使えませ
んでしたが、ゲストのTさん、Iさん
の歌声と森の雰囲気に、家族みんな
で癒されました!
●“いいぼー”集め
甥っ子のYくん(たぶん 4 才)は、森に行くのが
とてもうれしいようで、僕の車に乗り込んだ時から
既にハイテンション。車中では「まー君(僕のこと
です)見て!見て!木ーぼさぼさやー」「あ!」
「あ!」と通りすぎる景色の中、いろんな事を発見し
ては一生懸命しゃべりまくった。(車中の会話をお
伝えできないのがとても残念ですが、感性いっぱい
の会話はとても楽しいものでした。・・・・)
森に到着し、車を降りてYくんが真っ先に手にし
たものは杉の枝。Y曰く“いいぼー(良い棒)
”らし
く、以前森を訪れたときにも随分集めたことがあっ
た。彼の中では“ぼー”についての良い悪いの基準
がちゃんとあるらしいのです。(僕には見分けがつ
かないけれど子ども同士ならきっと判るんだろう
なぁ)
●堂々の新ステージ完成!しかし⋯
森には既にたくさんの人たちがつどい、キャッチ
ボールやクライミング。料理したり、ひたすら飲ん
だりと、大人と子どもが入り交じりみんながそれぞ
れに遊びを勤しみながら、夕刻のコンサートを待っ
ス
ペ
シ
ャ
ル
サ
ン
ク
ス
、
T
さ
ん
、
I
さ
ん
。
ていた。
今回は前述のYくんの他に姪っ子のNちゃん(1
才7ヶ月)。そして娘のS(1才2ヶ月)も一緒に
やってきた。
私たちはコンサートまで幾分か時間があったの
で、中腹にあるターザンロープやブランコなどで時
間をつぶすことにして、子どもたちとともに一足早
く森の中腹へGO!。
ステージはその中腹に。東の斜面を背(?)にし
て一方の視界が開けたそのオープンステージは堂々
として、ステージというよりは“舞台”というニュ
アンスの方があてはまりそうな出来上がり。「あー
いいなぁー」「ええやろなぁーここでコンサートし
たら」と思わず口から出てしまうほんとうに眺めが
気持ちいい。(作った人⇒Fさんに感謝!!)
と、ところが…。 (2 ページへ)
次回プレイパークは
10 月 17 日(日)
「森の収穫祭」
サツマイモの収穫をして、やきいも、
スイートポテト etc… 是非参加を!
(2)
ほっと ねっと
森のコンサートレポートです
子どもも大人も
ここちよいひととき…
(1 ぺーじより)
●すばらしき行動力(^-^;
「今日は午後から天気に向かいまーす。
」という天
気予報に反して、天からポツ、ポツ、ポツリとやっ
てきた。
と、いうことで急きょコンサートは屋根のある炊
事場付近で行うことに変更。(あぁまたしても…理
事長パワー恐るべし)
でもね。コンサートの始まる前にT(つっちゃん)
さんが言われたように、この予定変更もみんなが協
力しながらテキパキ、スムーズに行っちゃいまし
た。(行動力◎)
●「おまえらだけで、火ぃつけてみ」
プレーパークに来て思うのは、関わる人の行動力
に感心するというのもあるのですが、自分以外の大
人の人が子どもとどのように関わるのか。その関わ
り方みたいなのがとても勉強になることがありま
す。色々な人が森に関わっているので一人ひとり違
うのですが…。
今回は、K bo さん。いつもそうなのですが、子ど
もへの接し方とか、距離感とかがとても上手な人や
なぁーと、今回も感心した。コンロに火を起こそう
かというときに、子どもたちに「おまえらだけで、そ
こ火ー付けてみぃー。
(もちろん薪です。)
」
(こんな
ニュアンス)って。
子どもたちにすごく自然にチャンスを与えるって
感じですね。ライターをぽんと渡して「ヒントはそ
の枝よー燃えんぞ(杉の枯葉指差して)
」って、それ
だけ…。後は距離を
見計らって知らん
振りで、たまにちゃ
ちゃを入れる。(入
れ方もええ感じで
した。)
結局、火は着かな
かったけど「子ども
ら楽しいやろなー」
と思った。
●雨は雨で、子ども
は楽しいのです
雨模様の天気に
フィールドを制限
された娘のSは大丈
夫かなぁと思いつつ炊事場の下でコンサートを待っ
た。樋を伝って雨がポツ、ポツ、ジョロジョロと地
面に落ちている。娘の S は「じゃぁー、じゃぁー」
「じゃぁー、じゃぁー」といいだし、その下にとこと
こ歩いて手を伸ばして水遊びをはじめた。そこへ
姪っ子 N ちゃんが加わり今度は水溜りでどろ遊び。
二人とも上から下までベタベタになった。
「森って、
この年齢の子でも十分遊べるねんなぁー」と実感し
た。
●なつかし、癒し、メッセージ
ようやく日がくれはじめ、いよいよ待ちにまった
コンサート。思いおもいに飲み物片手に屋根の下
へ。
松山ちはるにかぐや姫、アリス…。はじめは、40
代前半の世代にはたまらない名曲の数々をT(つっ
ちゃん)さんがギターで弾き語り。
続いて登場した I さんは「おはよう、ボンジュー
ル、ハロー」というオリジナル曲を含めメッセージ
ソングを数多く唄ってくれ、子どもたちも含めみん
なで大合唱。その後も続く二人の楽しい音楽に、娘
S もノリノリモードで体を揺すり楽しんだ。またT
さんが太鼓(太鼓でいいかな?)を持ってきてくれ
ていたので、ポンポンとリズムにのってとても嬉し
そうに叩いていた。
淡い照明の中でのコンサート。「あー。いい夜
やー」と家族みんなで癒された。子どもたちも随分
と満足しただろう。
「これからがもっと、おもしろくなってくるんだ
ろうなぁー」と思いつつ、盛り上がりの最中、仕方
なく家路に着いた。
●そして余韻⋯
家に帰ってから連れ合いが言う。
「あのタコおいしかったわー。材料なに入れてる
んかなー。
」
森での食事がとっても好評。S さん。今度教えて
あげて下さい。 (おしまい)
ほっと ねっと
(3)
ユネスコ世界文化遺産登録と「大峰山女人禁制」(2)
松村徳子( 「大峰山女人禁制の開放を求める会」会員)
前号に続いて、大峰山女人禁制を残したまま
での「世界遺産登録」についての松村さんの
文章です。8月28日付けで県をはじめ関係機
関に提出した「公開質問状」には、知事(県
男女共同参画課長)からの回答があったのみ
とのこと。う〜ん、なんともスッキリしない
のは、編修者だけでしょうか?
(前号より)
らは 80 年あまりです。で
も、人権という言葉ではな
くても、人間の尊厳は人類
が誕生以来存在し、それが
傷つけられることに抗った
人たちはたくさんいます。そんな先人たちの闘いの
歴史が、今日の人権尊重という思想の礎を築いたの
だと思います。第一、人権よりも大切に護らねばな
らない伝統なんてあってよいのでしょうか。
「大峰山女人禁制」を通してそのような問題につ
いて考え、女も男も子どもも高齢者も、どんな立場
にあっても何者にも支配されない社会の実現のた
め、これからも活動を続けていきたいと思っていま
す。
「HOT NET PRESS」読者のなかにも、署名活動
にご協力くださった方がたくさんいらっしゃると思
います。本当にありがとうございました。これから
も関心を持って「大峰山女人禁制」の行方を見守っ
ていただけますよう、よろしくお願いします。 しかし、
「大峰山」だけでなく、私たちの身のまわ
りには「差別の文化」がたくさん残存し、その一部
は「慣習・しきたり・伝統・文化」などと美化さえ
されて、今も継承されています。幼稚園児をもつあ
るお母さんは、子どもの宮参りに「子どもを産んだ
ばかりの女はけがれている」と、同行させてもらえ
ませんでした。また、ある50 歳代のお母さんは「子
どもの宮参りの時、私の産んだ子をつれて家族も親
戚もみ〜んな行ってしまって私一人だけが家に残さ
れた。今思い出しても涙がでる」と語られました。ま
た、祭りで有名なある地域では「女人禁制」のその
(04 年 8 月 28 日 知事、県議会議長、
祭りに参加するため、女性は男の子を産むことを何 ◆公開質問状の要旨
町村会長、天川村長、文化長官あて)
よりも求められます。男の子のいない家では娘に 1、女性差別を含むものに公費を負担することは違法であ
り、県が女性差別を助長することに荷担していること
「婿養子」を迎えますが「よそ者」であるため祭りに
をどのようにお考えですか。
は参加できず、妻もまた地域の女性同士のコミュニ
2、
「男女平等」に照らして、住民が「女人禁制」問題を議
ティに出て行きにくくなるそうです。次に男の子が
論できる場をいつどのように計画されているのか、具
生まれたらその子は地元の子どもとして参加できま
体的な計画を示してください。
す。その地域ではイエの「格」というものも重視さ
3、「道路法」にそう立場から、公道の通行規制をどのよ
れ、町内会の役員も「格」の高いイエから選ばれる
うに解決されるのか、その内容を示してください。
のだそうです。お断りしておきますが、これは江戸 4、民主主義は、法律を守ることによって達成されていく
時代や明治時代のことではなく、現在の話です。
「い
と考えます。
「男性のみ」と限定の募集をした金峰山寺
まどきそんなこと!」と大笑いした後に、怒りがふ
や大峰山洞川温泉旅館組合にたいして、今後どのよう
に指導されるのでしょうか。
つふつとこみ上げてきます。
「女性差別」を「伝統・慣習」などという名のもと ◇続報 9月28日現在、回答をいただけたのは「県知事」
に許している社会では、たとえ男性であってもつら (男女共同参画課長)からのみで、他からは何の返事もあ
い思いを強いられる立場を作り出してしまうし、イ りません。署名提出の際にも、県生活環境部長をはじめ
「女人禁制」によって起き
エの「格」などという階層的差別をも温存してしま 各担当職員の皆さんと面会し、
ている人権侵害について訴えてきました。しかし、回答
う、
「大峰山女人禁制」はそのことにつながる問題だ
の内容に改めて、署名に込められた願いや抗議は受け止
と私は考えています。
めていただけなかったのだと感じています。県内のある
私たちが「人権の視点から大峰山女人禁制の開放 学校はこの夏も、
「女子は稲村ヶ岳」
「男子は山上ヶ岳」と
を求めます」と訴えたことに対して、
「人権という概 男女別コースの校外学習(希望者のみ)を行いました。か
念なんてたかが 100 年程度、大峰山の 1300 年の伝 つては「稲村ヶ岳」も「女人禁制」であったのを、校外
統にはかなわない」と言った歴史研究者がいまし 学習にたくさん来てもらえるように女性向けに開放した
「宗教的伝統」とは何
た。たしかに歴史的に見ると、1789 年の『人権宣 と、天川村長からお聞きしました。
言』から 200 年あまり、1922 年の『水平社宣言』か なのでしょうか。どう思われますか?
(4)
ほっと ねっと
野次馬情報
掲示板
●自助具製作講座
〜グリップ付きスプーン&フォーク〜
ちょっとした工夫で、介護はもっとやりやすくな
る。県介護実習・普及センターでは、下記の講座の
受講生を募集中です。
開催日:10 月 16 日(木)10:00 〜 15:30
場所:県介護実習・普及センター
磯城郡田原本町多722
(アクセス:近鉄笠縫駅より西へ徒歩 15 分程度)
対象者:どなたでも可。定員:15 人
参加費:材料費 1,000 円程度必要です。
申込方法:電話か FAX、ハガキで連絡先へお申し
込み下さい。FAX、ハガキの場合は「住所・氏名・
年齢・電話番号・を明記の上「
「自助具製作(グリッ
プ付きスプーン&フォーク)
」と書いて下さい。
連絡先:〒 636-0345 磯城郡田原本町多722
県介護実習・普及センター
TEL: 07443-2-8848 FAX: 07443-4-2800
場所:コリアタウン・御幸森第2公園(大阪市生
野区御幸通り商店街、JR 大阪環状線鶴橋駅下車)
プログラム:和太鼓、手話コーラス、胡弓、タイ
舞踊、フィリピン民族舞踊、勧告伝統芸能、ラテ
ン音楽、朝鮮伝統結婚式、マイフェス国際交流ク
イズ
出店:各国料理、飲み物、民芸品、雑貨
主催:同実行委員会(06-6910-7103)
●ウリフェスタ・ナラ 2004
日時 10 月 31 日(日)13 時〜 16 時
場所 奈良市立鼓阪小学校講堂
(奈良市雑司町 97 tel 0742-26-5006)
内容 ソルチャング、プンムル、奈良朝鮮初級学
校の文化発表、紙芝居、サムルノリ、民族ノリ体
験他、入場無料、みんなあつまれ!
問合せ 奈良・在日外国人保護者の会
(tel 0742-44-6634)
● 2004 橿原ひゅーまんフェスタ
橿原市における人権確立をテーマに開催されてい
る恒例のフェスタ。人権の時代は地域から、という
わけで下記のとおり賑やかに開催されます。
日時・場所 11 月 7 日(日)10 時〜 16 時
●学習会 「持続可能な開発のための教育の 10 年」 畝傍北小学校(近鉄畝傍御陵前駅から北へ徒歩 5 分)
とは何か
舞台発表(かぎろひ夢バンドコンサート等)
、模擬
05年1月からスタートする「持続可能な開発のた 店、抽選会、パネル展示等
めの教育の 10 年」
。グローバル化した社会に暮らす 私たちの前に突き付けられている環境問題、人権問 ●男女共同参画県民ミーティング
題と取り組み、持続可能な社会確立を実現するため 「あなたのチャレンジを応援します」〜個性と能
には⋯。いっしょに考えてみませんか。
力を活かせる社会をめざして〜
日時:10 月 26 日(火)13 時 30 分〜 15 時 30 分 日時 10 月 9 日(土)13 時〜 16 時
場所:大阪人権センター 6F
場所 天理市文化センター・文化ホール
大阪市浪速区久保吉1-6-12(JR芦原橋駅よ 基調講演 「仕事おこしが自分育て」
(講師=広岡
り徒歩 5 分)
守穂さん / 中央大学教授・NPO 推進ネット理事長)
講師:阿部治さん(立教大学、ESDJ 運営委員長) 申込み・問合せ 県男女共同参画課
参加資料代:1000 円
(0742-27-8729)
●「県住みよい福祉のまちづくり条例」を改正
●マイ・マイ・フェスティバル 2004inコリアタウン 〜障害者や高齢者により優しく、より安全に
〜差別なく共に生きるための異文化交流〜
県はこのほど、障害者や高齢者がより安全で快適
マイノリティ(少数者)同士がつながりあい、マ に生活できる地域社会を実現するため、「県住みよ
ジョリティ(多数者)社会を変えていく、その意思 い福祉のまちづくり条例」を改正すると発表しまし
と連帯の力を表現する異文化・多文化の交流の場と た。10月公布、来年4月実施を目指すとしています。
の位置付けで開催されているマイグラント・マイノ 条例施行から8年が経過し、社会状況が大きく変化
リティ・フェスティバル。多民族・多文化共生社会 したのが理由。
の実現は、歴史への学びと差別を許さない法制度か 改正の柱は、◇より広い対象者に適用を拡充◇対
ら!
象施設や設備を広く、より身近なものにする◇効
日時:10 月 31 日(日)11 時〜 16 時
率、効果的に運用する、の 3 点。
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