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(自宅編)(2)(PDF:749KB)

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(自宅編)(2)(PDF:749KB)
サバイバルへの道
第2章
2∼10分後【揺れがおさまったらすべきこと】
厚手のスリッパや靴をはく
火の始末
●台所やストーブなど火の始末をしましょう。
線香やタバコ
●散乱したガラスでケガをしないように注意
など小さな火元も見逃さないで。
(避難の時はブレーカー
しましょう。はきやすい靴を常に準備して
やガスの元栓も切りましょう)
おきましょう。
●ガラス片を片付けるためには、
ほうきと
家族の安全を確認する
● 落下物や倒れた家具の下敷きになっていないか確認します。
ちりとりが便利です。
10分∼半日後【家族の無事を確認したら】
余震に注意!
人の救出・初期消火
● 隣近所と協力して、
倒壊した家屋や転倒家具の下敷きになっている人を
救出したり、火災発生の際は消火活動にあたりましょう。
● 近所にけが人や行方不明者がいないか声をかけ、
けが人がいれば応急
手当をして、救護にあたりましょう。特に、視覚障がい者、聴覚障がい者、
高齢者、車いす利用者の住まいなどは気にかけてください。
注意1
注意2
デマにまどわされないで正しい情報収集を
●
●
●
1週間は自力でしのぐ備えを
地震発生後、
水道・ガス・電気・電話などのライフラインをは
や広報車からの情報を聞きます。避難の指示や勧告があれ
じめ、
食料の供給が途絶えるおそれがありますので、
1週間は自
ばすぐに従います。
(P96参照)
力で生活できるよう必需品を備えておきましょう。
(P31参照)
阪神・淡路大震災後のライフ
ラインの復旧
・水道/90日
・都市ガス/84日
・電気/7日
もあるので注意しましょう。
消防署や警察署に問い合わせをす
ると、救助活動に支障をきたすこと
東日本大震災後のライフ
ラインの復旧※
・水道/204日
・都市ガス/54日
・電気/100日
※平成23年
(2011)
4月に発生した最大震度6強の余震による影響も含む。
※津波浸水などによる復旧困難地域を除く。
になるので控えましょう。
官民一緒に行う
「総合防災訓練」
危険を感じたときはすぐに避難を!
まず近くの指定緊急避難場所へ
状況がひとまず落ち着いたら
最寄りの
「指定避難所」
へ避難
避難の8ポイント
急げ!
でも
あわてるな
もう一度火元を確かめる
1 避難の前に、
最小限にする
2 荷物は、
連絡メモを置く
3 外出中の家族には、
徒歩で避難する。
車やオートバイは厳禁
4
エレベーターは使わない
しっかり握る
5 高齢者や子どもの手は、
6 できるだけ集団で、
指定された避難場所へ集まる
7 ヘルメットやずきんで頭部を保護
丈夫な履物を身につけ、
動きやすい服装を心掛ける
狭い道、
塀際、
川べりなどは避ける
8 安全な道を選んで避難する。
初期消火の仕 方
消火器の使い方
万一ドアが開かなくなったら、ハン
マーやバールでこじ開けて脱出します。
道具は玄関付近に常備しておきましょ
う。
マンションではベランダの非常梯子
バール →
上部の安全栓を引き抜き、ホー
スの先をしっかりと火元に向けま
す。レバーを強く握ると、いきおい
よく消火薬剤が噴射されます。
※一般的な消火器は、
射的距離が3
∼5mで、
噴射は10∼15秒しか持
ねら
ちません。しっかりと狙いを定め
てからレバーを握りましょう。
市民の声
14
閉じ込められた人は手近にあるもので金属類を叩いて
音を出したり、ホイッスルを吹いたり、携帯の画面で照らし
て光を出したりして、
存在を知らせます。
救助する側は意識があるかどうかを確認し、
励ましましょ
う。
救出活動には危険が伴う場合があるので、
できるだけ複
数で協力して行います。
長時間家屋などの下敷きになってい
シンドローム
で突然死することが
た人が、
救出後に※「クラッシュ症候群」
あります。
すみやかに救急隊の応急処置を受けてください。
を下の階に声をか
けてから降ろしま
す。隣人に声をか
※
「クラッシュ症候群」
・
・長時間、
身体の一部が圧迫され、
その解放後に起こる様々な症状。
死に至ることがきわめて多い。
け、
仕切り板を壊し
て隣から出ること
もできます。
火災報知設備の警報を聞いたら、
すみやかに行動します。
煙
↑
ハンマー
火災にあった!
が部屋や廊下に充満してきた場合は、
ハンカチやタオルなどで
口、
鼻をしっかり覆い、
煙を吸わないよう姿勢を低くして避難
しましょう。日頃から避難ルートを確認しておきましょう。
下の階に避難するのが基本です。
松山市では、毎年地震災害等を想定した、総合防災
訓練を実施しています。
この訓練では、
警察や自衛隊などの防災関係機関に
よる特殊な車両や資機材を使用した救出訓練、
松山市
と災害時の協定を締結している民間協力団体などによ
る訓練を行っています。
また、
自主防災組織を中心とし
て、市民が実際に訓練に参加し、市民一人ひとりが安
全・安心なまちづくりについて考え、
松山市の防災力を
火災
向上させることを目的に実施しています。
二次災害
消火訓練
捜索・救出訓練
こんな時
防災用品
※老朽化した消火器が破裂し、
死者・負傷者の出
る事故が発生しています。
消火器の耐用年数
(使
用期限)
や亀裂・さびのチェックをしてください。
※初期消火を行うのは、火が自分の身長まで
燃え上がっていない状態の火災の段階まで。
消火器がない場合は
避難
どうしても水で消火しなければならない場合は、
工夫が必要。
火元に
よって消火のコツは違います。
いきなり水をかけると感電するか
も。
まずコンセントを抜くか、ブレー
カーを落としてから消火します。
消えたように見えて、中がくすぶっ
ていることがよくあります。何度も
たっぷり水
をか け て 、
徹底的に火
種を消しま
しょう。
灯油ストーブは、
まず水でぬらした
毛布をかけて火を
押さえ、
その上から
水をかけます。
延焼を防ぐ
た め 、思 い
切って床に引
き倒してから
消火します。
家族が家具や倒壊した家の下敷きになった!
ドアが開かない!
地震
物資搬送訓練
ラジオ・テレビで情報を確認します。松山市の防災行政無線
近所の口伝え情報は、デマの場合
避難をするとき
絶対に水をかけてはいけません。
毛布やシーツを水でぬらしてよく絞り、
天ぷら鍋の上にそっとかぶせるか、
鍋の大きさに合うフタ
をかぶせて火を消しましょう。
火が消えても油の温度が高いうちは、
ふたたび発火します。
すぐガ
スを消し、
元栓を止めて油の温度が十分に下がるまで、
毛布やフタはかぶせたままにします。
■ もし初期消火ができなかったら、
自分や家族の安全を確保するとともに、
消防署へ助けを
求めてください。
★2010年の夏、
大雨で道路が冠水したのがすごく恐かったです。
それ以来、
災害に備え非常持出品や飲料水などをそろえるようにしました。
日中の災害の場合についても、
家族で話し合う機会も増えました。
(43歳・女性) ★仕事中に地震や洪水にあったら、
自宅までの帰途が心配。
(40歳・男性)
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