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埼玉県農林公社の新たな取り組み等(平成19年5月18日現在)
埼玉県農林公社の新たな取り組み等(平成19年5月18日現在) No, 1 農林公園・森林科学館・県民の森が県と公立学校の共済組合の 事業参加施設に登録されました。 No, 2 長期保有農地の完売に向けて No, 3 公社事業によって新規就農者が生まれました No, 4 青年農業者と出会いの場 農業体験−好評 No, 5 第28回埼玉県農業青年海外派遣研修員の募集 No, 6 優良な種苗の供給を通じて、産地づくりや花いっぱい運動を 支援しています No, 7 農林漁業金融公庫の低利資金への借換と県借入金の無利子化 について No,1 農林公園・森林科学館・県民の森が 県と公立学校の共済組合の事業参加施設に登録されました 平成19年5月18日 (社)埼玉県農林公社 埼玉県地方共済組合埼玉県支部では「マイセレクション事業 」 、公立学校共済組合埼玉 支部では「歩いて健康づくり」でリフレッシュ・健康づくり事業を実施しており、職員に 参加券を配布しています。 平成19年度から、「マイセレクション事業」の参加施設として「農林公園」「森林科学 館」「県民の森」が、また「歩いて健康づくり」の参加施設として「農林公園」が登録さ れました。本事業に積極的に参加していただくことにより、農林業への理解が進むととも に、農林公社の収益拡大や、関連施設・事業の利用促進が期待されます。 マイセレクション事業 (埼玉県地方共済組合埼玉県支部) 歩いて健康づくり (公立学校共済組合埼玉支部) 農林公園 z 農産物収穫体験(1,000 円) z ミニガーデニング教室(1,500 ∼ 2,000 円) z 地粉手打ちうどん道場(2,000 円) 森林科学館(彩の国ふれあいの森) z 森林トレッキング(2,000 円) z オモシロ木工工作(50 ∼ 1,200 円) z 文化体験教室(1,000 ∼ 10,000 円程度) 農林公園 z 農産物収穫体験(1,000 円) 参加券 1種類 1枚 1,000 円 県民の森 z バーベキュー場貸出し(1,000 円) z 自然観察会(500 円∼) z 癒しの森リフレッシュ体験(500 円∼) z 林業体験(500 円∼) ▲うどん道場(農林公園) 参加券 2種類 1枚 1,000 円 森林科学館 ( ) 巨木トレッキング ▲ ▲ガーデニング教室(農林公園) No,2 長期保有農地の完売に向けて 平成19年5月18日 (社)埼玉県農林公社 長年にわたって懸案となっていた長期保有地の売却を促進しています。 ①農業委員会やJA農地保有合理化法人などの御協力、②公社の持っている農地保有合理 化と土地基盤の整備、優良種苗の供給、見沼たんぼの有効活用、③国、県の補助事業であ る農地保有合理化緊急売買促進事業の活用など、多様な手段を講じて売却を促進し、今年 度中に完売できるようにして参ります。 (1)長期保有地(一般)については、平成16年度当初33,488㎡あったものが 4,328㎡まで減少しました。 (2)基盤整備事業を円滑に推進するために公社が買い入れた川里中央土地改良区 24,885㎡(鴻巣市)は売渡が完了し、西吉見南部土地改良区(吉見町)は 41,694㎡あったものが3,810㎡まで減少しました。 (3)見沼たんぼについては、9,542㎡あったものが完売する見込みとなりました。 1 売却状況の推移 区 分 (単位:㎡) 16.4.1 保有面積 (1)長期保有地(一般) (2)長期保有地(整備済) 売 却 面 積 19年度 16年度 17年度 18年度 確定 33,488 (47筆) 9,286 14,231 − 5,643 (7筆) − 4,328 (6筆) 24,885 8,966 − − − 5,624 (1筆) 11,540 (2筆) − 15,919 調整済 (保有残) ①川里中央地区 (4筆) ②西吉見南部地区 41,694 (7筆) (3)長期保有地(見沼たんぼ) 9,542 (12筆) − − − 4,884 (6筆) 4,658 (6筆) − 計 109,609 18,252 24,031 26,839 16,151 16,198 8,138 9,800 − 10,920 3,810 (1筆) 2 売却した農地の利用状況 暗渠排水やパイプラインも整備された大区画水田であることから、生産性の高い農業 経営が行われている。 西吉見南部地区(吉見町) 買入希望の方は農林公社へ! (社)埼玉県農林公社 ℡048(558)3555 http://www.sainourin.or.jp No,3 公社事業によって新規就農者が生まれました 平成19年5月18日 (社)埼玉県農林公社 農林公社では、見沼田んぼ就農予備校や営農実践研修事業により、農外からの新規参入 を支援しています。平成18年度は、就農予備校延長者11名のうちコースのステップア ップが3名、また就農予備校及び営農実践研修からそれぞれ1名の新規就農者が生まれま した。 1 2 見沼田んぼ就農予備校 コース別 初級編 中級編 上級編 平成19年 26人 5人 4人 平成18年 32人 5人 1人 計 18年→19年ステップアップ 35人 継続者11人 ①初級→中級1人、上級1人 38人 ②中級→上級1人 営農実践研修事業 年 度 新規 継続 合 計 備 16年度 1人 1人 坂戸市(野菜) 17年度 2人 1人 3人 三芳町(野菜)、日高市(果樹) 考 18年度 7人 3人 10人 鴻巣市(野菜)、白岡町(果樹)、所沢市(野菜)、狭山市(野 菜)、春日部市(野菜)、東松山市(野菜)、さいたま市(野菜) 見沼田んぼ就農予備校を経て就農 Y.Fさん (就農時の年齢 64歳) 平成17年3月埼玉県農業大学校基本技術科1年課程野 菜コース露地野菜専攻卒業後、見沼田んぼ就農予備校を 受講した。さいたま市、さいたま農林振興センターの指 導、協力を得て、平成19年3月に見沼田んぼ地内におい て農地を確保し、約4,800㎡の露地野菜を作付けしてお り、ネギを中心にサトイモ、ナス、レタス、ホウレンソウ等を栽培している。生産物は 出荷団体を通じて生活協同組合を中心に販売している。経営規模は1haまで拡大したい とのこと。 営農実践研修を経て就農 S.Aさん (就農時の年齢 32歳) 富士見市内の農家で有機栽培の実習を積み、三芳町や 川越農林振興センターの就農相談を経て営農実践研修を 活用した。当初は、東京都板橋区から通いながら研修を 行っていたが現在は三芳町に転居している。平成18年10 月からは営農実践研修と合わせて約7,200㎡の農地を確保 している。現在は有機栽培により露地野菜を生産し、宅配を中心に販売している。 No,4 青年農業者と出会いの場 農業体験―好評 平成 19年5月18日 (社)埼玉県農林公社 1 主旨 埼玉県内で意欲をもって農業に従事している独身男性と、農業に興味のある独身女性に 出会いの場を提供し、埼玉県農林公園内の諸施設を活用した農業体験(全4回)を通じて親睦 を深めていただくものです。 2 募集及び今までの経過 (1)当イベントには女性16名男性15名の若い男女が参加しています。 参加費 5,000 円。 (2)1回目を3月24日(土)に開催し、ジャガイモの定植、ハーブの定植、麻袋を活用した 除草体験等を実施しました。 (3)4月28日(土)に2回目を開催し、参加男性が栽培した農産物の販売、たけのこ掘り、 トマトの収穫と荷造り、コーヒー粕を使った堆肥作り等を実施しました。2回目は参加 者同士の会話もはずみ、和やかに実施できました。 「販売はたのしい」との声 3 「堆肥作りの重要性を知った」との声 これからの実施予定 (1)3回目:5月 19 日(土) ・ジャガイモの栽培管理 ・トラクター等農業用機械の作業体験 ・ガーデニング体験・ハーブの栽培 など (2)4回目:6 月 16 日(土) ・ジャガイモの収穫・うどんの手打ち体験 ・ジャガイモを使った料理作り など 農業青年が指導しながらのジャガイモの栽培 管理(培土) No,5 第28回埼玉県農業青年海外派遣研修員の募集 ヨーロッパの先進的な農業経営や技術を視察 平成19年5月18日 社団法人埼玉県農林公社 農林公社では、先進的な技術・経営や環境保全型農業にじかに触れることにより、新し い発想や創造性に優れた人材を育成するため、市町村長及び農協組合長から推薦された青 年農業者、農協職員等20名をヨーロッパに派遣します。 研修効果が期待される青年農業者等に、参加を進めていただきますようお願いします。 1 派 遣 団 区 研 分 修 役 生 17人 員 3人 計 2 派遣人数 派遣期間 備 考 青年農業者、農協職員 団長、副団長、事務局長 20人 平成19年10月17日(水)∼26日(金)の10日間 3 主な研修先 (1) オランダ アールスメール中央生花市場、コパート天敵防除方法開発会社 企業的花き経営、施設野菜における環境保全型農業等 (2) ドイツ ドイツ農業協会、有機認証団体、農業機械の共同利用システム 有機野菜栽培農家、契約栽培とトレーサビリティ 4 負 担 金 研修生1人当たり28万円 5 今後のスケジュール (1) 5月下旬、実施要領を関係機関に配布。研修生の募集開始 (2) 8月10日募集締め切り (3) 9月19日第1回事前研修 10月4日第2回事前研修 平成18年度の研修風景 洋蘭育種・栽培農家を訪問(オランダ) 青果物市場の視察(フランス) レイモン・ファン・デール・クナープ農園 ランジス中央市場 No,6 優良な種苗の供給を通じて、産地づくりや花いっぱい運動を支援しています 平成19年5月18日 (社)埼玉県農林公社 1 稲と大豆の原種を供給しました。 3月から4月にコシヒカリや彩のかがやきなど の水稲の原種を5,681kg、飼料用稲の原種を 2,069kg、タチナガハとエンレイの大豆原種 461kgを県内の採取ほ農家等に供給しました。 5月下旬からは農林61号などの小麦や大麦の 原種の収穫が始まります。 県内の種子更新率の向上を支援しています。 水稲原種の出荷作業 2 水稲の箱苗を受託育成しています。 JAほくさいを中心に「彩のかがやき」等の水 稲の箱苗を播種から3日間育成した「芽出し苗」 と田植えが可能な大きさの「硬化苗」を受託育成 しています。4月から6月にかけて合わせて、 6,200箱の供給を予定しています。 県産米「彩のかがやき」の銘柄化の推進を支援 するとともに、農作業の効率化を支援をしています。 芽出し苗(写真上)と育苗風景 3 ナス接ぎ木苗を供給しました。 5月15日にJAちちぶ 吉田支店から委託を受け て育成した夏秋収穫用のナスの接ぎ木苗4 , 010鉢 を11戸の生産者に供給しました。 品種は、長卵形ナスの千両二号、10.5cmの ポットで育成しました。 潅水作業 4 県内の花いっぱい運動を支援しています。 ( 1 ) 坂戸市役所では花の植栽活動を支援するため、 3月27日に市内総合公園内に温室を建設しました。 その温室で育成されるサルビア等の成型苗を 約10 , 000株供給しました。ボランティアによっ てポットに植え付けられ、開花したら市内の花壇へ 植栽される予定です。 ( 2 ) (株)富士電機リテイルシステムズ埼玉工場では、 月の第一始業日に環境貢献事業への取り組みとして、 全員でゴミ拾い等の作業を行っています。 5月7日に飾花活動として種苗センターで育てた ペチュニアの成型苗500株をプランタ100基に 職員による植え付け作業 植 付 けま し た 。 (株) 富士電 機リテ イル システ ムズ No,7 農林漁業金融公庫の低利資金への借換と 県借入金の無利子化について 平成19年5月18日 (社)埼玉県農林公社 1 趣 旨 (1)公社で実施している森林整備については、事業資金の大部分を農林漁業金融公 庫と県からの借入金で賄ってきましたが、債務が多額であることから借入金の利 子が大きな負担となっていました。 (2)そこで、平成14年度以降、公庫からの借入金については、低利資金に借換を 進めた結果、本年度をもって高利率借入金の借換を完了できる見込みとなりまし た。 (3)また、長年の懸案となっていた県借入金の無利子化が、県の協力により本年度 から実現されることとなりました。 2 内 容 (1)農林漁業金融公庫の低利資金への借換 ア 昭和59年度∼平成8年度までの高利率借入金 イ 利率 ウ 利息軽減額 元金 6,561百万円 「3.5%」→「0.7∼2.35%」 約2,322百万円 (2)県借入金の無利子化 ア 利息軽減額 約72億円 (平成75年度までに、必要とされる262億円の借入に伴う利息) 3 効 果 (1)長期の収支見通しが改善され、経営の安定化に寄与します。 ( 2 )加えて 、施業基準の見直しによる造林コストの削減 、既契約の分収割合の変更 、 純収益分収方式の導入などにより、長期的な経営改善に一層努めて参ります。 (3)更に、伐採時期における伐採・搬出の低コスト化と有利な販売戦略に向け、研 究に着手して参ります。