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女子大生による地域活性化プロジェクトを通して育まれた アクティブ・ラーニングとその課題 ― 地域の固有価値を再発見、創造性を育む力とは - 2013年度 青谷ゼミの活動から報告 神戸松蔭女子学院大学 人間科学部生活学科 都市生活専攻 青谷 実知代 人―心 生活学 心理学 社会的な強みのある 人―暮らし 衣食住 都市生活専攻 幅広い領域 ⇔ 「暮らし」との つながり 人ー人 社会学 モノ―人 経済・経営 何が出来るのか?→面白い・楽しい!を発見 *ゼミテーマ 地域資源の発掘 ~パワフル女子大生が考える観光振興~ 地域活性化 →お土産・旅行商品開発を実施 女子ならではの楽しさ・新しさを形にする商品開発 基礎的テーマと目的 • 大学生が発見し(気付いた)、創造する、地域の観光振興 目的1:大学生が旅をし、地域の人々と交流する中で(異文化 交流)、 今までにない観光素材を①発見し、②創造し、 ③発信することを目的とする。・・・観光庁の課題に対応 目的2:経験・体験による実践教育の充実(学生にとっての学 びの成長)・・・産学連携課題に対応 目的3:文化(伝統文化)への意識向上。日本固有の文化と伝 統固有の文化の発見・・・社会的問題への対応にもつなが る。 目的4:多様な学部学科の参加による学生間の交流(豊かな 創造性を育む)→ カレッジ参加!! 取り組みの達成目標 【到達目標】 ①学生自身の「楽しい・面白い」を「形」にす る(できる)商品開発を目指す ➁「伝える力」をつける!! →年齢・立場・地域を超えた幅広いコミュニ ケーション力、チーム力を学ぶ 学生の評価と根拠 ①先入観を持って取り組んでいないか ・「当たり前」を疑えているか ・常に疑問をもっているか ②自分の意見(考え)を発信しているか ・個性を活かした発言をしているか ③他人の意見に耳を傾ける ・聞く、再考、確信を得ているか 目指すべき方向性 論理に裏付けられたアイデア構築 アイデア 論理 ・具体的にどのよう な商品にするか なぜそうなのか? (調査で確認する必要= 消費者ニーズの理解) ・社会的背景の理解 ・調査分析の理解 アイデアに関する裏付け調査の技術力アップ! マーケティングの実践編 青谷ゼミ *地域活性化を目指した活動エリア 未開の地発掘 熊本県 人吉市 鹿児島県 鹿屋市 石川県 加賀市 岩手県 遠野市 ・お土産づくり(遠野市・人吉市) ・旅行商品(加賀市、鹿屋市) ・旅行雑誌・番組企画(人吉市) 問いつづける!変わりつづける!! 歩みつづける!!! 目標 ①商品化の実現!! ➁企業の方が納得されるプレゼンをする!! *私たちの活動成果 2013年4月~現在 新聞掲載・ メディア登場 50回以上 *2012年度の活動結果 岩手県 遠野市 4つのチームに分かれて 岩手県遠野市のお土産を開発!! 後期の取り組み 8月 9月 10月 人吉 大学生が見つけた鹿児島・北陸のいいね! JR西日本が沿線自治体、大学生と共に地域と旅の魅力を発見し発信するプロジェクト 両カレッジに参加!!! JR西日本おでかけネットより 北陸・鹿児島カレッジに参加 ~JR西日本・各県主催~ 目的:大学生の目線で旅行商品を造成する!! 石川県加賀市:現地研修8月 鹿児島県鹿屋市:現地研修9月 • 10月26日中間報告会(5大学) • 12月16日最終報告会!! 【参加企業】JTB、日本旅行、 【参加企業】JTB、日本旅行 、 近畿日本ツーリスト、その他 近畿日本ツーリスト、その他 旅行会社、JR西日本、石川県 • 10月中間報告会(3大学参加) • 11月25日、最終報告会 商品化投票結果2位 最優秀賞に輝く 鹿屋PRガールに任命 目的:地域の特性を活かし た情報発信を目指す ★現地研修(10月); ★おくんち祭りに参加 ★地元の素材調査 ★地域の方々と交流 ①雑誌掲載 ②番組企画 →検討中 大きな壁の連続→悔しさ経験 無駄な時間 グループ力の弱さ アイデア不足 容量の悪さ 情報伝達がうまくで きていない 固定観念がある 計画性の無さ 他人任せ 先入観が抜けない 伝える力の無さ 地方文化の難しさ 社会人とのコミュニケー ション不足 伝わらないスライド 言葉の壁 質問ができない 原稿を読むだけのプ レゼン 生活文化の違い 本当の礼儀作法 *改善していった点 そして 身についた力 ・相手の意見を否定しない ・言葉の選び方 ・初対面の人にも積極的に話しかける 協調性 ・進んで自分のできることを探す ・時間を決めて内容を詰める 行動力 自信を得る 考える力 ・物事に対して常に疑問を持つ ・妥協しない ・名刺交換でつながりを大切にする (お礼・挨拶メールや手紙は必ず) ・情報を正確に共有する ・自分から元気なあいさつ コミュニケー ション能力 ・プレゼンテーションの方法を工夫 ・パワーポイントの見せ方を工夫 伝える力 変化と成長 伝える…から…伝えたい!!に変化 アクティブ・ラーニング① 最終日に発表 企業や地域にPR 地域滞在 体験 観光振興: 魅力を提案 情報発信 学生 若い世代から見た新しい魅力の発見 → 新たな 生活文化の 導入 新規需要の開拓 アクティブ・ラーニング② 全国に地域のPR活動へ! 学生 ①学祭【11月】で報告、地場 野菜や絵付け体験、おもちゃ づくりを販売、実施。特産品 も販売。 ②JR西日本様や旅行会社 へのプレゼン →その後、旅 行会社から商品化。更に、投 票システム導入。 ③修学旅行提案 → 松蔭 高校決定 動きを止めず、果敢に挑戦し続ける! 学生の役割:発見・創造・発信の責任!!! (詳細) 大学生 鹿児島県を体験(地域別) (例)農業・漁業・産業・食(文化)・ 伝統工芸・パワースポット・神話巡り・・・ 発見 【計画を立てる楽しさを発見する】 ・体験(訪問)するにあたり、個人・ゼミで下調べをする。 ・旅行雑誌や、必要な情報・資料を収集 → 体験したいことなどを先方に伝える。 ※先方から体験案を提出された場合は、交渉する。 創造 JR西日本、旅行会社、鹿児島県・北陸三県に プレゼンテーション ※中間プレゼン、最終プレゼンの2回 発信 商品化決定!?最初からFacebookやツイッターで情報発信し続ける 1年間のアクティブ・ラーニングと今後の課題 A:現状把握 B:調査・分析 (理論とアイデア の掛け算) C:共通価値 創造 • 地域の暮らしに潜 在している価値を 発見 • アイデアの創出 • インタビュー調査とア ンケート調査を実施 • 詳細分析を通してアイ デアの具体化を図る • 共通価値を発見 • アイデアの絞込み • プレゼンテーションの 実践 • 情報発信し続ける ※敏感に生 活環境の変 化を掴むこと ※理論とアイ デアの一致 ※批判的能 力の形成 ※個人目標 の明確な設 定