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平成23年7月7日 臨時第12号 [PDFファイル/263KB]

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平成23年7月7日 臨時第12号 [PDFファイル/263KB]
県南地域感染症情報
臨時第12号(児童)
平成23年7月7日
福島県県南保健所
~県南地域感染制御ネットワーク支援事業~
「県南地域感染症情報」に関する御意見、御質問等につきましてはFAX及びメールにて返信くださるよう
お願いします。メール返信の方は、右下の「感染症情報連携シート」をクリックして記載願います。
県南保健所生活衛生部医療薬事課 FAX0248-23-1252
メールアドレス [email protected]
感染症情報連携シート
全国的に第23週(6月6日~6月12日)から伝染性紅斑が急増!
(県南地域感染症サーベイランス情報(週報)では、25週(6月20日~6月26日)から急増しております。)
全国約3000の小児科から報告された、伝染性紅斑の患者数は、過去10年間で最も多かった2007年に匹敵
する水準で推移しています。第23週では、定点当たりの報告数が1.04となり、2007年の1.02を上回 りまし
た。県内では、県北、いわき市、県南、会津で流行しています。伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による
感染症です。小学校で流行することが多く、集団の抗体価が低下して感受性が増加する数年に一度大流行する
ものです。
○主な症状:両頬のびまん性紅斑(俗名「りんごほっぺ病」) 四肢の網目状、エース状紅斑。
前駆症状として上気道症状を呈する者があります。成人では関節痛、関節炎が多く見られます。
○潜伏期間:約4~15日
○感染経路:接触・飛沫感染
○感染期間:頬に発疹が出現する7~10日くらい前に、微熱や感冒様症状などの前駆症状がみられることが多く、
この時期にウイルスの排泄量が最も多くなります。発疹が出現する頃は、ウイルスの排出がほとんどなく、感染力は
ほぼ消失しています。
【治療・予防】
○特別な治療法はなく、対症療法のみですが、日頃から手洗い等の感染症予防に配慮してください。
現在のところワクチンはありません。
○感染症サーベイランスの中で得られた患者さんの年齢分布をみると5歳~9歳での発生が最も多く、
ついで1歳~4歳が多くなっています。保育園、幼稚園及び小学校においては、特に日頃から、お子さん
達の様子を観察し、微熱や感冒様症状などの前駆症状に注意しましょう。
★妊婦が感染すると胎児の異常(胎児水腫)及び流産の危険性がありますので、流行時期に
感冒様症状の者に近づくことを避け、万が一感染したと思われる場合は、産婦人科医を受診
し、胎児の状況を注意深く見守りましょう。
保育所や幼稚園で発生が確認された場合は、妊娠中の保護者への注意喚起をお願いします!!
定
点
一
医
療
機
関
あ
た
り
の
報
告
数
4.5
4
県南
3.5
3
2.5
2
福島県
1.5
1
0.5
全国
0
第20週
第21週
第22週
第23週
第24週
県南保健福祉事務所ホームページ
www.pref.fukushima.jp/kennanhofuku
第25週
第26週
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