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(平成28年度版) [PDFファイル/1.08MB]

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(平成28年度版) [PDFファイル/1.08MB]
家畜保健衛生所に勤務する
□ 先輩獣医師からのメッセージ
平成27年度福島県家保研修参加者のコメント
平成27年8月24日~8月28日
(2名)、8月31日~9月4日
(2名) 計4名参加 研修参加時の学年を記載しています。
■天野 有紗(日本獣医生命科学大学 4年)
震災から五年が過ぎ、福島県は着実に復興に向かって歩んでいます。
■山際 偉之(麻布大学 5年)
その中で、福島県の獣医師は、食の安全・安心確保のため、復興のため、使命感を持って、震災後に生じた新たな課題
にも立ち向かっています。そこには、他では経験出来ない、新たな発見や達成感、やりがいがあります。
家保職員がいなければ、日本の畜産
限られた時間の中で様々な業務を見
業は成り立たず、家保の業務は全て
せていただき、一部では自分でもやら
やりがいのある仕事であると思いま
せてもらい大変充実した研修を過ご
した。また、職員の皆さんが仕事に対
させていただきました。福島県は震
する誇りを持っていたことが忘れられ
災による大きな影響があったものの、
ません。
悲観的になりすぎず着実に前へ歩み
震災の後、福島県の畜産業
豚の新生期下痢に悩まされていた農家から相談を受け、
続けていると感じました。
はどうなっているのだろうと疑
病性鑑定の結果、薬剤耐性を持つ大腸菌が原因であるこ
問を抱き、体験研修に参加させ
とがわかりました。農家に対しては衛生管理の徹底や動物
ていただき、家保の仕事の他
用医薬品の適正使用について指導を行い、結果、下痢は終
に、風評被害対策や畜産の復
息。治療費や死亡による損失が減りとても感謝されまし
興等について知ることができま
た。農家に感謝されることが、この仕事をやっていて良かっ
した。
たと思える一番の瞬間です。
あなたの経験、知識、感性を「新しいふくしま」は必要としています。
我々と一緒に本当のやりがい見つけませんか!
橋本 武(平成28年 日本獣医生命科学大学卒 福岡県出身)
平成27年度獣医学生福島体験研修
(H28.3.1~3.3)
細菌検査実習
橋本 知彦(平成21年 北里大学卒 福島県出身)
実際に福島県を訪れると、県民の皆さんは明るく
復興に向けて努力されていて、自分もそのお手伝い
をしたいと思い、就職を決心しました。福島県には
田川 麻衣(平成27年 日本大学卒 神奈川県出身)
震災前、福島県には一度も訪れたことがありませんでした
直に体験しなくてはわからない魅力がたくさんあり
が、震災後の福島の様子を自分の目で見たくて、初めて福島
ます。
県を訪れました。その時、福島県の人々の温かさ、豊かな自
然の素晴らしさを知り、福島県への就職を考えるようになり
谷口 綾香(平成27年 北海道大学卒 北海道出身)
鳥インフルエンザ検査実習
ました。
震災後、福島県に遊びに来
最終的に決め手となったのは、H25年度に参加した福島体
た際に、自然の美しさ、お酒や
験研修で色々な立場の方からお話を伺って、風評被害問題の難しさを知り、
「神
食べ物のおいしさ、人々の温か
奈川県出身の自分だからこそ出来ることがあるのではないか」と思ったことです。
さ、復興に向かうたくましさに
アクアマリンふくしま視察
触れ、福島への印象が変わりま
した。
小林 由希子(平成27年 日本獣医生命科学大学卒 栃木県出身)
現場に出て家畜に触れる機会も多く、様々な業務に取り組
こんなにも素晴らしく美しい
めるのが家保の魅力だと感じています。東日本大震災を受
ものばかりの土地なのに、放射能検査を厳重にやっ
け、福島県の畜産は未だ復興の途中にありますが、一日も早
ても“福島産”というだけで忌み嫌われる現状を、私
く農家や消費者の皆さんの安心を取り戻せるよう、家畜防疫
は獣医師として、日本人として打開しなければなら
の面で少しでもお手伝いできたらと思っています。
ない!と心に決め、福島県の獣医師職員となる決心
ミネロファーム(復興牧場)視察
病理検査実習
をしました。
見えてくるかもしれません。皆さんと福島県でお会いできる日を楽しみにしてい
平成27年度福島県家保研修
ます。
H27.8.24~8.28
(2名)
、 8.31~9.4
(2名)
牛の採血
畜産研究所視察
学生の皆さんは、ぜひ福島県の説明会や体験研修などに
参加して、実際に自分の目や耳で確かめてみてください。自分のやりたいことが
削蹄競技大会視察
【お問い合わせ先】
福島県農林水産部畜産課 (研修事業) 024-521-7364 [email protected]
福島県農林水産部農林総務課(採用試験) 024-521-7391 soumu.aff@pref.fukushima.lg.jp 【県ホームページ】
採用情報
福島県人事課
検索
家保業務や研修紹介
福島県畜産課
検索
福島県職員
2016
獣医師募集
Working together toward a brighter future
Future From Fukushima
ふくしまからはじめよう。
□ 福島県の位置
□ 家畜保健衛生所の業務内容
300km
家畜伝染病の予防
そ の 他
福島県では、獣医学生の皆さんに、復興から立ち上がる福島の今、福島の魅力を知ってもらい、さらに、家畜保健衛生所
■家畜伝染病の発生予防、まん延防止のために家畜
■動物病院を定期的に立入検査し、適正な獣医療の
また、夏休み期間は、インターンシップを受け入れており、家保の日常業務と共に高度な研修も受けることができます。い
200km
東京からは
東北の南端にあり
東西南北に鉄道、
おおむね200km
東北の玄関口
高速道路など
交通網が発展
北海道、岩手県に
東北新幹線で
次いで全国で
東京から
3番目の広さ。
約1時間20分
(郡山)
仙台
200km圏内
福島県
福島空港
小名浜港
□ 研修事業の紹介
の検査を行う。
提供がされるよう獣医師を指導する。
■口蹄疫や鳥インフルエンザなど家畜伝染病が発生し
た時に消毒、殺処分などの防疫措置を行う。
■動物用医薬品販売業者などに立入検査し、動物用
医薬品が適正に流通されるよう指導する。
■その他、家畜人工授精師の指導、家畜排せつ物処
(以下家保という)の業務に関心を持ってもらうため、春休みに「獣医学生福島体験研修」を実施しています。
ずれの研修も交通費、宿泊費を県が補助します(他の団体から補助を受けて参加する場合、重複して県の補助は受けられ
ません)。
申込書等は、お問い合わせいただくか畜産課ホームページ、大学窓口でも入手可能です。
福島県家保研修
理の指導など畜産振興のために多種多用な業務を
東京
行っている。
■平成28年度の福島県家保研修(インターンシップ:予定人数5名、交通費、宿泊費を補助)
以下の①~③の期間のうち学生の希望を調整。各期間2名程度に分けて研修を受け入れる。
① 平成28年8月29日㈪~9月2日㈮ ② 平成28年9月5日㈪~9月9日㈮
③ 平成28年9月12日㈪~9月16日㈮ 馬の採血
□ 豊かな自然、史跡、伝統文化
東日本大震災後に加わった業務
通常業務に加えて、震災後は、放射能対策など新た
福島県は、浜通り、中通り、会津の3つの地域に区分されます。
鶏の採血
それぞれの地域で、豊かな自然、史跡、伝統文化などが
蜜蜂の検査
数多く残っており、見るものを魅了します。
また、登山、カヌー、スキー、スノーボードなど
満喫することが出来ます。
な業務が加わり、安全な畜産物の生産、畜産の復興の
■平成28年度の獣医学生福島体験研修(予定人数14名、交通費、宿泊費を補助)
ために家畜保健衛生所の獣医師が奮闘しています。
平成29年2月28日㈫~3月2日㈭開催予定 申込期限 平成29年1月31日㈫
放射能対策は、世界に類を見ない厳重な体制をと
り、世界一安全な畜産物の生産を目指しています。
【予定】
1日目 家保施設内での研修(検査施設見学、家保業務の紹介)
■畜産物の放射線モニタリング:原乳、肉、鶏卵、はち
2日目 被災地、復興関連牧場など視察
みつなどの畜産物を定期的にサンプリングして測定
3日目 家保施設内での研修(実習など)
機関へ搬入する。
家畜衛生の向上
どの季節においても美しい自然を舞台にレジャー・スポーツを
獣医学生福島体験研修
▼ ▼ ▼
牛の採血
■畜産農家を巡回して、放射性物質の問題のない飼料
■畜産農家の巡回指導、講演会の開催などにより家畜
衛生に関する情報、技術等の普及を行う。
を家畜に給与しているかなどを確認し、必要に応じ
て血液を採取して放射性物質の測定を行う。
■地域で問題となっている消化器病や呼吸器病など
を低減するため、原因究明や指導を行う。
■被災された畜産農家が、経営を再開できるよう畜舎
内の衛生対策や経営支援を行う。
平成27年度獣医学生福島体験研修参加者のコメント
平成28年3月1日~3月3日 16名参加 研修参加時の学年を記載しています。
■喜多見 はるか(鳥取大学 5年)
尾瀬
裏磐梯
会津彼岸獅子
家畜の病性鑑定
南会津
■家畜の病理解剖や病原体の分離、同定検査などを
□ 勤務先、待遇
■職務内容
行い、ウイルス、細菌、病理、生化学など総合的に診
断する。
家畜保健衛生所、食肉衛生検査所、保健福祉事務所等に勤務し、
(平成28年4月1日新規採用者の給与の例 大学新卒の場合)
家畜保健衛生所に勤務:月額268,000円※1+α※2
ふくしまからはじめよう。
業務開始
9:00
牛の検査のため畜産農家へ出発
ウイルス検査
病理解剖
農家到着
10:30~12:00
農家、獣医師と打合せ後、2班にわかれ牛200頭から採血
12:15~13:00
昼食
14:15
帰庁
家保の通常業務や福島県ならではの
放射能に不安を感じていたところが
放射線にかかわる業務、復興の様子
あったが、実際に自分の目で見て、耳
などを学ぶことができた。 他大学の
で聞くことは大変有意義であった。放
学生や職員の方々と交流することもで
射能に対する懐疑は無知が原因であ
き、大変有意義であった。研修で得た
ることに気づいた。福島県の安全性に
知見を今後の学生生活に役立ててい
対する絶対的な自信と復興への気概
きたい。
を感じ、福島のために貢献したいと改
めて思った。
■伊藤 みのり(岩手大学 4年)
■西郷 智貴(北里大学 5年)
検査室で牛ブルセラ病の検査
福島県の獣医師は福利厚生も充実し
家保業務の最終的な目標は、人に対
16:00
検査結果を上司へ報告し畜産農家へ連絡
ており、女性に優しい職 場だと感じ
する食の安全安心を確保するためで
17:15
事務処理終了後帰宅
た。特に職場の雰囲気が良く、福島の
あるということがわかった。福島県の
家 畜 保 健 衛生 所で 働きたいと思っ
家保は、被災された農家さんの経営再
た。前向きに生きる福島の人達の力強
開の支援などやりがいのある仕事だと
さを間近で感じ感銘を受けました。
感じた。
14:30~15:30
福島県給与規定に基づき支給
※1 給料月額のほか、初任給調整手当及び給料の調整額を含む、基本的な給与の額です。
※2 基本的な給与のほか、期末・勤勉手当(ボーナス)、超過勤務手当(時間外勤務手当)、
通勤手当、住居手当等がそれぞれの要件により支給されます。
8:30
10:00
家畜保健衛生・食品衛生・試験研究等の業務に従事
■給 料 等
ある日のスケジュール(例)
■戸田 宗生(日本獣医生命科学大学 4年)
*農林水産部では畜産研究所や本庁、保健福祉部では保健福
祉事務所、食肉衛生検査所や本庁などに勤務する場合もあ
ります。
Future From Fukushima
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