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スペイン

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スペイン
スペイン
スペインにおける柔軟な退職の状況は?
スペインは、退職後に住みたい地として1番に選ばれることもありますが、柔軟な退職という単語は現実とは程遠い状況です。
スペイ
ンではフルタイム勤務から退職すると、
それ以降はいっさい仕事をしないのが普通です。
2015年度エイゴン・リタイアメント意識度調
査でも、
スペインの現役世代従業員の44%が、年金受給開始年齢の65歳になったら収入を得るための仕事は辞めると回答していま
す。
2011年に合意された年金改革では、年金受給開始年齢を2013年から2027年にかけて、65歳から67歳まで徐々に上げていくこと
が決まりました。
この年金支給開始年齢はヨーロッパでも最も高いものですが、
その背景には、
スペインの65歳以上人口は2050年ま
でに32%に達することがあります。
国は公的年金の満額受給の資格の引き上げも行いましたが、長く働き続けると受給額が増えるイ
ンセンティブも用意され、就労期間を1年延長するごとに受給額がその就労期間に応じて2-4%ずつ増える仕組になっています。
しか
多くの点で、検討すべ
し、若者の失業率が48%と高いため、高齢者の就労を促進する政策を進めることは政治的に困難な状況です。
き優先課題は経済危機や緊縮政策であり、
柔軟な退職や高齢期のアクティブなライフスタイルを創ることではありません。
従業員はどのような退職を思い描くか?
65歳より前に退職
退職への移行は柔軟に
活動的であり続ける/
頭を使い続ける
スペイン
世界
スペイン
世界
スペイン
世界
22%
26%
26%
55%
61%
70%
55歳以上の回答者のうち、65歳
より前に退職を考えている人の
割合
55歳以上の回答者のうち、柔軟
な退職への移行を希望している
人の割合
柔軟な退職を希望している55歳以上
の回答者のうち、
その理由が活動的で
あり続けたいからと答えた人の割合
柔軟な退職に対する企業の支援は?
フルタイムからパートタイム
への移行
再研修制度
会社への帰属
スペイン
世界
スペイン
世界
スペイン
世界
7%
9%
19%
27%
47%
48%
55歳以上の回答者のうち、
勤務先企業に再研修や再ト
レーニングの制度があると
回答した人の割合
55歳以上の回答者のうち、勤務
先企業にはフルタイム勤務から
パートタイム勤務に移行できる
制度があると回答した人の割合
55歳以上の回答者のうち、勤務
先企業に対しての帰属意識が強
いと回答した人の割合
18%
63歳
主な指標
25年
19年
60歳時の平均余命 60歳時の健康余命
20 ¦ 新しい柔軟な退職
60歳以上人口の
割合
65歳
公的年金支給開始
年齢
(満額)
実効退職年齢
43%
労働市場での
高齢者の就労率
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