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あおぞら3号 - 埼玉大学教育学部附属中学校

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あおぞら3号 - 埼玉大学教育学部附属中学校
帰国生徒教育通信 第3号
埼玉大学教育学部附属中学校
あおぞら
平成26年7月4日(金)発行
附中祭に向けて
附中祭に向けて ~
~ 上級生からのアドバイス
上級生からのアドバイス ~
~
1学期も終盤になり、いよいよ附中祭への取り組みが始まりました。附中祭で
は、1年生が滞在していた国を紹介し、海外の学校生活や食生活などをテーマに
して展示発表を行います。2年生は映像や実演などで滞在国の魅力等を紹介しま
す。5月29日の学習会では「附中祭に向けて」ということで、2年生に昨年度
の発表を紹介してもらい、以降各自の制作に取りかかっています。1学期の残り
期間と夏休み中の3日間を使って進めていきますので、写真等の資料を早めに準
備しましょう。皆さんの経験や知識を十分に伝えられるといいですね。
保護者のページ
保護者のページ
「シカゴでの思い出」
私たち家族が住んでいたシカゴは、アメリカの中西部、五大湖のミシガン湖
に面したところにあり、大都会と大自然が隣り合う街です。冬は-20℃まで
下がることもあります。でもその厳しい冬を乗り越えると緑溢れる素晴らしい
季節を迎え、家の庭にはリスやウサギなどが現れます。そんな日本では味わう
ことができない環境で約7年間過ごしてきました。
帰国して3ヶ月が経ち、娘も180度変わった生活にようやく慣れてきたよ
うです。これもひとえに、先生方やお友達に助けられながら学校生活を送るこ
とができているからだと思います。附属中という恵まれた環境の中で、海外で
学んだ経験を活かしつつ、あと残り少ない中学校生活を楽しんで欲しいと願い
ます。
United States of America
「ガボンとデンマーク」
République Gabonaise
昨年5月、デンマークより帰国しました。デンマークの前に滞在した、中部アフリカ赤道
直下の国・ガボンには5年前の春、降り立ちました。ガボンは高温多湿な気候に加え、生き
ることに貪欲で、底抜けに明るいアフリカ人のパワーに溢れ、熱気むんむんでした。30
cm超のカラフルなトカゲが平然と佇んでいる中を通った初めてのインターナショナルスク
ール。待っていたのは言葉の壁。伝わらないもどかしさに涙した日々。涙ぐましい努力と仲
間達に支えられて逞しく成長してくれました。特にデンマーク転居後は、多くの友人達との
生活を謳歌し、勢いよく親離れしてしまいました。4年間の貴重な経験と全ての出会いは息
子の人生を豊かなものにしてくれたと信じています。
Danmark
「海外生活を終えて」
ベトナムのハノイに4年、マレーシアのクアラルンプールに3年と、合計7年の海
外生活を経て帰国しました。両国ともアジアのこれから経済的にも成長する若さとエ
ネルギーに満ちた国で、日々景色が変化する様を実感しておりました。
息子は5才より日本を離れていましたので、先日も「日本に帰国したというより、
日本に新たに来たという感じ」と申しておりました。確かに年一度の帰国では日本が
母国という実感は育ちにくいかもしれません。ただ、母としては、在外生活という経
験をプラスにとらえ、広い視野を持って育って欲しいと切に願っております。
Cộng Hoà Xã Hội Chủ Nghĩa Việt Nam
Malaysia
1学期の学習を振り返って
1学期の学習を振り返って ~
~ テスト・学習会・滞在国との違い~
テスト・学習会・滞在国との違い~
早いもので1学期も終わりに近づいてきています。新しい学年、新しい生活での学習はうまく進んでいるでし
ょうか。今回は1年生に1学期の学習を振り返ってもらいました。2、3年生は自分の初心を振り返るとともに、
後輩にアドバイスをしてあげられるといいですね。
日本人学校に通っていたときには、一度だけ先生
が作ったテストを解いたことがあります。そのとき
は予告がなく、前もって勉強をしていなかったので、
よい点数をとることはできませんでした。
しかし、中学校のテストについては、しっかり予
告もされ勉強する時間もあったのに、日本人学校で
のテストの点数と同じくらいでした。これには少し
驚きました。ですが、取り組み自体は、今までより
もたくさんのテスト勉強をできました。これからも
結果に関わらず、しっかりとした取り組みをがんば
りたいと思います。
僕が定期テスト勉強で工夫したところは2つありま
す。その1つ目は、プリントにシャープペンシルなど
色が黒のもので書くのではなく、赤ペンや緑ペンで書
いたことです。そうすることで一度やったら終わるの
ではなく、赤シートなどで答えを隠し、覚えるまで何
度も取り組むことができました。
2つ目に工夫したところは、テスト範囲を全て紙に
書き出したことです。そうすることで自分のやったも
のにはチェックをつけて、やり忘れがないようになる
と思います。今回の1学期のテストで工夫してやった
ところを2学期、3学期のテストで生かしてがんばり
たいです。
私はテスト前に先生方から「帰国生徒学習会があ
る」と聞いたときに、ギクリとしました。『学習会』
というと、とにかくすごくたくさん勉強をするだけ
のような感じがしたからです。
しかし実際は、問題を解いたりしながらも、担当
の先生が個人個人の質問を丁寧にわかりやすく教え
てくださり、私もわからなかったところをじっくり
と聞けてとても為になりました。今後の学習会にも
積極的に参加していきたいなと思いました。
「なんて素晴らしい設備なんだろう!」私は初めて
理科室に入った日の感動を忘れません。理科室だけで
なく、どの教室も清潔で、やる気もモリモリと湧いて
きました。日本で、そして附属中で学ぶことができる
自分は幸せだなあと感じました。
学習会では繰り返し先生方がご指導くださり、とて
も有意義な時間でした。仲間と不安な気持ちを分かち
合ったり、励まし合ったりする時間でもありました。
2学期には点数もモリモリ上がるように頑張ります!
1学期の学習を振り返って、僕は家庭での学習を
集中してできていないと思いました。僕の滞在国だ
ったアメリカと日本では、学校で教科書のテストに
出てくる部分を先生に詳しく教えていただくという
面では、変わりはありませんでした。ですがアメリ
カでは、宿題がとにかくたくさん出て、それをこな
すうちにいつの間にか内容を覚えていました。附属
中では、宿題をこなすことよりも、自分で大切なと
ころを勉強することの方が大切なようです。早くこ
の方法に慣れ、しっかりと勉強の仕方を考えながら
これから勉強をしていきたいです。
私がいたマレーシアの日本人学校は、とてものん
びりとした学校でした。授業が進むのも遅くて、一
つのことにたくさんの時間をかけて学びました。ま
た、実験も月に1回くらいでした。
附属中に来て、私は3つのことに驚きました。1
つ目は授業の進みがとても速く、内容も濃いことで
す。2つ目は実験の多さです。理科はもちろんです
が、他の教科でも実験のようなことがたくさんあり
ます。そして3つ目がテストの難しさです。私はマ
レーシアの進み方に慣れてしまっているので、つい
て行けるように工夫して頑張っていきたいです!
アメリカ合衆国と日本の学習の違いといえば、皆さんは何だと思いますか?
多くの人は日本の学習量は多く、アメリカ合衆国は日本と比べて少ないと思ったでしょう。確かにそうかもし
れませんが、これには理由があります。
1つ目はアメリカ合衆国では「英語」が公用語なので「外国語」としてわざわざ勉強しないことです。
2つ目は宿題のやり方にあります。アメリカ合衆国ではパソコンで宿題をやるところがあり、わからないとこ
ろをすぐ相談したり、例を見たり、問題をやり終わっても、間違えた点に合わせてすぐ新しい問題が出たり、効
果的なやり方がありました。
このような理由で、やっている内容が同じであっても、より速く理解することができました。このような工夫
を、これからの生活の中でも生かしていきたいです。
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