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2 生涯学習機会の拡充と学習成果の活用

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2 生涯学習機会の拡充と学習成果の活用
2 生涯 学 習 機 会の拡 充 と 学 習 成 果の 活 用
現状と課題
○ 学習機会の拡充について
市民一人ひとりの価値観が多様化し、少子・高齢化の進行や国際化・
情報化の進展など市民を取り巻く社会情勢が大きく変化する中、市民が
自分自身の生き方の向上をめざす生涯学習への関心や意欲はますます高
ま っ て い ま す 。 ま た 、新 市 の ま ち づ く り や 超 高 齢 社 会 へ の 対 応 、地 域 の
歴史や環境資源等、合併後の新たな課題についての学習ニーズも高まっ
て い ま す ( 資 料 3 )。
市民の多様化、高度化する学習ニーズに応えるために、現在行われて
いる各種講座の充実を図るとともに、その見直しを随時進め、新規講座
の開設についても検討していく必要があります。
〈 資 料 3 〉市 民 が 学 び た い 学 習 内 容( 複 数 回 答 )
○
学習成果の活用について
生涯学習活動においては、こ
れからますます個人や団体の学
習活動をどう評価し、その学習
成果をいかに活用していくかが
課題とされています。これまで
も各地域の文化協会等を中心に、
市民の学習成果を表現する場と
して、作品展示会や発表会等を
① パ ソ コ ン 等 IT 技 術
・・・ 39.7 %
②料理、食品、栄養管理
・・・ 35.8 %
③書道、書き方、ペン字
・・・ 22.9 %
④園芸、盆栽、銘石木
・・・ 20.4 %
⑤工芸、陶芸、竹工芸
・・・ 19.3 %
⑥英会話等外国語
・・・ 18.3 %
⑦手工芸(編み物等)
・・・ 17.0 %
⑧楽器演奏
・・・ 15.7 %
⑨カラオケ、コーラス等
行ってきました。これからも市
・・・15.5 %
民の生涯学習活動への意欲を高
⑩釣り 天体観測 鳥の観察
めていく啓発の意味からも、学
・・・14.0 %
習成果の発表機会をより多く提
供することが求められています。
また、これまで各種教室や講座、
資料:佐伯市長期総合教育計画アンケート
(平成18年度 佐伯市教育委員会)
サ ー ク ル 等 の 活 動 の 中 で 、市 民 が 自 ら の 学 習 成 果 を 活 か し て 指 導 者 や お
世話 役 とし て 活動 する 機 会を 支 援す る取 組 を進 め てき まし た が、今 後は
そのような方々を人材バンクとして登録し、その充実と活用方法の検
討・整備を進め、指導者・サークル情報として市民に情報提供していく
ことも必要です。特に高齢者の方々の人材活用については、積極的な推
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進 が 求 め ら れ て い ま す ( 資 料 4 )。
〈 資 料 4 〉学 ん だ 成 果 の 活 用 に つ い て( 複 数 回 答 )
①自分自身の教養や技術の向上に活かす
・・・ 54.6%
②自分や家族の生活をより豊かなものに
・・・ 40.4%
③ ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 等 、 地 域 活 動 に 活 か す ・・・ 17.3%
④ 発 表 会 や 作 品 展 等 で 、 成 果 を 発 表 し た い ・・・ 12.6%
⑤就職・転職・昇進のために活かす
・・・ 10.3%
⑥わからない
・・・ 10.3%
⑦修了証や認定証など成果を形に残す
・・・
9.8%
⑧指導者、講師として活動したい
・・・
2.6%
⑨活かしていこうとは思わない
・・・
2.6%
・・・
1.5%
⑩学習グループのリーダーとして他の学習活動を支えていく
資料:佐伯市長期総合教育計画アンケート調査
(平成18年度 佐伯市教育委員会)
○
社会教育関係団体の育成・支援のあり方について
地域のつながりが稀薄になる中、地域活動を支えているPTAや婦人
会等をはじめとする社会教育関係団体の活動の自立、活性化が求められ
ています。
これからの基本方向
(1)
市民の多様化、高度化した学習ニーズに対応した学習機会
の提供を進めます。
(2)
学習成果を活かせる場づくりを広く進めます。
主な取組
(1)
①
多様な学習機会の提供
各種講座や教室等の生涯学習支援事業の充実
それぞれの年代に応じた学習ニーズや、地域課題等を検討し、地区
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公民館を中心に生涯学習関連施設等と連携を図りながら、市民がいつ
でも、どこでも気軽に学び始めることができる学習環境の整備充実を
推進し、多様な学習機会の提供を図ります。
②
〈資料5〉市民の年間読書冊数
読書活動の推進
市民の読書活動をさらに推進する
50 冊 ∼75 冊
ために、アンケートや利用者への聞
き取り、貸出書籍の分析等を行い、
利用者ニーズを反映した選書を進め、
利用率の向上を図っていきます。
3%
100 冊 以 上
3%
25 冊 ∼50 冊
8%
5 冊 ∼10 冊
16%
③
1 冊 ∼5 冊
31%
視聴覚センターの講座の充実
情 報 教 育 等 も 視 野 に 入 れ て 、よ り
読 んでいない
19%
10 冊 ∼25 冊
20%
市民の学習ニーズにあった講座の開
設に努め、視聴覚・情報教育の中核
施設としての役割を強化していきま
(平成18年度 佐伯市教育委員会)
す。
(2)
①
資料:佐伯市長期総合教育計画アンケート調査
学習成果の活かせる場づくりの推進
学習成果の発表機会の提供・拡充
各地区公民館や各種団体等と連携し、市民への情報提供等を積極的
に行い、学習成果の発表機会の拡充を図ります。
②
学習成果の活用に関する体制整備
個人の学習成果を表彰したり、学習歴を登録するなどの市民の学習
活動を活性化するための評価と、その学習成果を指導者や教室、サー
クル等のお世話をしていただく等、様々な場所で活かしていけるシス
テムづくりを進めます。また、併せて指導者・講師等の人材バンクや
学習ボランティアへの登録を推進し、市民への情報提供を行います。
③
社会教育関係団体の育成・支援
既存の社会教育関係団体の活性化と自立に向けた支援を進めるため、
団体を対象とした研修機会の充実を図るとともに、各種事業等におい
て市や関係機関との連携を推進していきます。さらに、新たな社会教
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育関係団体の育成について検討を進めます。
目標指標
指標名
現状値
目標値
平成18年度
平成23年度
平成28年度
約 2,500 人
約 4,000 人
約 6,000 人
約 12 万 冊
約 13 万 冊
約 14 万 冊
約 2.4 冊
約 3.0 冊
約 4.0 冊
375 人
約 500 人
約 650 人
286 団 体
約 350 団 体
約 500 団 体
◇多様な学習機会の提供
①
②
③
各種教室・講座で
学ぶ市民の数
図書館の蔵書冊数
図書館での市民1人
あたりの貸出数
◇学習成果を活かせる場づくりの推進
①
②
人材バンクの
登録者数
人材バンクの
登録団体数
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