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医療情報システムにおける相互運用性の実証事業(PDF形式:208KB)

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医療情報システムにおける相互運用性の実証事業(PDF形式:208KB)
平成18年度成果重視事業評価書
平成19年8月
施策名
17 サービス産業強化
成果重視事業名
医療情報システムにおける相互運用性の実証事業
事業担当課室名
商務情報政策局 医療・福祉機器産業室
事業概要
目標・目標達成時期
(目指す結果、効果)
担当課室長名
医療・福祉機器産業室長 渡辺 弘美
電子カルテ等を中心とした医療情報システムにおける相互運用性の確保を図るため、異なる事業者により構築されたシステム
間であっても医療情報データの交換を可能とするためのシステムの開発・標準化を行う。
具体的には、各社が持つ医療情報システム間で医療情報データの互換性を高めるため、医療情報の交換のための共通デー
タフォーマットを開発する。また、各社の部門システム間で情報交換を行う場合の通信プロトコル等の標準化を行う。さらに、デ
ータ交換を行う際に必要なシングルサインオン等の共通インフラ整備を行う。また、ベンダとユーザの代表からなる委員会を組織
し、成果の普及、メンテナンス体制の構築を検討する。
目標達成時期:平成19年度
・ 医療情報システムの相互運用性を確保することにより、効率的かつ効果的なシステムを安価で導入出来る環境を整備し、全
国の病院(実証事業の成果の活用先)における電子カルテの普及率を8%以上(平成17年度)、15%以上(平成18年度)、
20%以上(平成19年度)とする。
・ 一定規模の医療情報システムの導入コストを平成16年度との比較において、平成19年度までに9%削減する。
目標(指標名)
平成16年度
平成17年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
全国の病院における電子
8%以上
15%以上
20%以上
カルテの普及率
医療システムの導入コスト
平成16年度比
-
-
較で9%削減
◆ 目標値の根拠(事業内容と目標値との関係):
医療情報システムの相互運用性の欠如により、導入コストが高騰し、医療情報システム導入の阻害要因となっている。こ
のため、データフォーマットや通信プロトコルの標準化等を行い、これを解消することにより、導入コストが低下し、電子カル
テの普及が促進される。
目標(指標名)
目標達成状況
平成16年度
実績値
全国の病院における電子カル
テの普及率
医療システムの導入コスト
平成17年度
実績値
14.4%
(注)
-
平成18年度
実績値
平成18年度
目標値
平成18年度
目標達成状況(※)
23.0%(注)
15%以上
◎
-
-
-
※目標達成度について、「◎:100%達成」、「○:90%以上達成」、「△:80%以上達成」、「×:80%未満」。
(注) 財団法人 医療情報システム開発センター調べ
○ 目標達成状況に影響したと考えられる外部要因などの考慮すべき事項
・ 電子カルテの普及率 : 厚生労働省におけるコードの標準化等の電子カルテ普及施策の実施。
予算額・執行額等
年 度
予算額
(億円)
執行額
(億円)
予算執行の
弾力化措置
平成 16 年度
平成 17 年度
平成 18 年度
平成 19 年度
4.5
3.0
1.5
4.5
3.0
国庫債務負担行為
○
繰越明許
○
平成 20 年度
総事業費
9.0
-
目の大括り化
-
7.5
目間流用
-
予算執行の効率化・
弾力化によって
得られた効果
本事業は3年間にわたる事業であるため、国庫債務負担行為によって、全事業期間を見渡した効率的な予算計画の策定が
可能となるとともに、年度毎の予算執行手続きによる空白等のロスがなく、効率的な事業運営が可能となった。
既に行った評価・
有識者の意見
【平成18年度予算執行調査】
①調査結果及びその分析
国庫債務負担行為の活用により、全事業期間を見渡した効率的な予算計画の策定を行うとともに、当該計画に基づき、着実
な事業運営を行ったことから、当初設定した年次目標を上回る成果を達成することが出来た。
②今後の改善点・検討の方向性
19年度についても、当初想定した目標値を達成出来るよう、今後も事業計画に基づいた着実な事業の実施を図っていく。
総合的な評価
(今後の方向性)
〔引き続き/重点化/見直し〕
18年度事業については、当初目標を上回る成果を得ることが出来た。19年度についても、全国の病院において電子カルテ
が更に普及するよう、今後も事業計画に基いた着実な事業の実施を図っていく。
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