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十勝川流域下水道

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十勝川流域下水道
調書番号
08
−
15
−
0
特定課題評価調書
1 施設の概要
施設名
建設部まちづくり局都市環境課
調書作成
責 任 者
公園下水道担当課長 飯塚 賢司
担当グループ 下水道グループ 内29-618
昭和55年1月18日
十勝川流域下水道
http://www.tokachikankyou.or.jp/0400jyoukatop.html
TEL
0155-33-8662
帯広市西18条北3丁目13番地
所在地
設置年月日
資源、エネルギー循環の形成と健全な水環境の構築により良好な環境を創造
施策名
08041105
施策コード
関連する事務事 08113799
業評価番号
道は、本道における都市の健全な発達及び公衆衛生の向上に寄与し、併せて公共用水域における水質の保全に資するため流域下水道を設置して
いる。
十勝川流域下水道は、十勝地方の中心部に位置し広域都市計画区域「帯広圏」を形成する帯広市、音更町、幕別町、芽室町の1市3町で構成さ
設置目的
れ、合理的な下水道整備の基に、公共用水域の水質保全及び都市の生活環境の向上を図るものとして昭和52年度から事業に着手、昭和54年度末に
一部供用開始をした。
設置根拠等
利用対象者
施設内容
実施事業
下水道法、北海道流域下水道条例
1市3町(間接的に流域関連公共下水道に接続している住民)
計画区域面積 5,939.0ha 計画処理人口 203,560人
十勝川浄化センター処理敷地面積 10.35ha 水処理施設、汚泥処理施設等
中継ポンプ場1箇所、管渠延長 21,175m
設置時見込利用者数
222,150 人/年
下水道施設の運転、保守点検、補修、清掃等
流入水及び放流水の水質監視
下水汚泥の処分
緊急時の危機管理 など
維持管理費については、指定管理者である函館湾流域下水道維持管理連合体(1市3町で構成)が、1市3町からの負担金により、充当してい
る。
料
金
体
系
主な料金
料金設定の
考え方
利用料金制度
維持管理費全体を主に流入水量比により市町負担金を算出
導入済
直営
未導入
(
一部委託
直接住民が利用する施設ではないので不要
)
● 指定管理者制度
(
委託団体 十勝川流域下水道維持管理連合体
業務内容
(第Ⅰ期)
フロー図
※業務上の
裁量範囲が
明確となる
よう記載す
ること
18 年度導入)
関与団体番号
北海道
指定管理者
設置・改築・その他の管理
維持・修繕
設置・改築・更新
物件の設置の許可
目的外使用許可
監督処分
下水道施設の運転、保守点検、補修、清掃等
流入水及び放流水の水質監視
下水汚泥の処分
緊急時の対応 など
管理運営方法
業務内容
(第Ⅱ期)
フロー図
※業務上の
裁量範囲が
明確となる
よう記載す
ること
※Ⅰ期と差
がある場合
は、その対
象が明確と
なるよう記
載
1
2 施設を取り巻く状況
増加
社会的ニーズの
変化
● 横ばい
北海道の下水道処理人口普及率は年々向上しており、生活環境の改善や公衆衛生の向上、河川等の公共用水域の水質保全などの
下水道の役割の重要性は変わらない。
平成22年度末下水道処理人口普及率 89.4%(前年度 89.1%)
減少
施設名
類似施
設の設
置状況
と役割
分担
道立施設としての役割の考え方
国・
市町村
施設
民間
施設
3 管理運営等の状況
(1)経費等の推移
費
用
収
益
職
員
数
(単位:千円)
区 分
事業費(一般)
庁舎等維持費
非常勤・臨職
その他
指定管理負担金
費用計①
人件費②
費用合計③
使用料等
その他
指定管理利用料金収入
収益合計④
道負担額
道職員
非常勤
指定管理団体職員数
H20決算
H21決算
H22決算
H23決算
H24予算
649,048
582,786
589,899
618,309
610,859
649,048
0
649,048
582,786
0
582,786
589,899
0
589,899
618,309
0
618,309
610,859
0 道職員の平均人件費(予算)×当該施設の道職員数
610,859 ①+②
661,981
644,196
661,796
656,003
610,859 市町負担金、雑入、利息
661,981
0
644,196
0
661,796
0
656,003
0
610,859
0 直営:③−④ 指定管理:③
4(1)
4(1)
4(1)
4(1)
摘要
4(1) 指定管理業務に従事する職員数(うち臨時職員等人数)
(2)利用者等の推移
区 分
利用者数(人)⑤
目標達成度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
204,199
100.3 %
203,921
100.2 %
205,580
101.0 %
205,646
101.0 %
H24年度
目標値
203,560 繁忙期∼
0.0
%
(
27 年) 閑散期∼
処理区域内人口を記載
目標値は、H24.3.2事業計画変更の計画数値。
説明
施設の稼働率(%)
目標達成度
%
%
摘要
月
月
人
人
利用者の
主な居住地
(割合)
%
%
%
(
繁忙期∼
年) 閑散期∼
月
月
%
%
説明
利用者一人当たり費用(円)
道民一人当たり費用(円)
3,179
116
2,858
105
2,869
107
3,007
112
③÷⑤
③÷北海道人口(各年3月末住民基本台帳人口)
4 現行の管理体制の妥当性に係る検証
項 目
説 明
実施に伴う削減人員
年間実施効果額
(1) 費用対効
果
人
説明
千円 説明
流域下水道として事業を立ち上げるにあたり、関係市町と「建設は北海道、管理は市町へ委託し管理に要する費用は市町負担」との覚書を締結し
ていたことから、指定管理者制度導入前から道費ゼロ、道職員ゼロのため、費用対効果は発生しない。
(2) 公共サー
ビスの質の維 施設の適切な運転による放流水の水質保全及び汚泥の有効利用を図っている。
持向上
(3) 施策への
生活環境の改善や公衆衛生の向上、河川等の公共用水域の水質保全に寄与している。
貢献度
(4) 運営上の
課題と対応方 施設の老朽化に対し、今後策定する「長寿命化計画」に基づき計画的な維持・修繕及び改築・更新により施設の長寿命化を図る。
向
流域下水道を設置している42都道府県中、指定管理者制度を導入しているのは10道県、包括民間委託を導入しているのは10府県、直営(一部委託
(5) 他都府県
を含む)が22都府県。(平成21年度下水道施設実態調査)
の状況
指定管理者制度導入10道県中、北海道以外は市町村から負担金を徴収し、指定管理者に維持管理費として支出している。
2
5 過年度における政策評価意見
平成21年度公共施設評
−
価知事意見
平成23年度事務事業評
意見なし
価二次意見
これまでの対応状況
−
6 今後のあり方検討
無
指定管理者
制度
導入
独立行政
法人化
可能
無
不可能
無
流域下水道の管理については、下水道法で都道府県又は市町村が行うこととされているため、不可能である。
下水道法
第25条の2 流域下水道の設置、改築、修繕、維持その他の管理は、都道府県が行うものとする。
2 前項の規定にかかわらず、市町村は、都道府県と協議して、流域下水道の設置、改築、修繕、維持その他の管理を行うことができ
る。
同 上
民営化
不可能
無
移管
困難
影響大
廃止
流域下水道の設置、改築、修繕、維持その他の管理は、原則として都道府県が行い、例外的に市町村が都道府県と協議して行うことが
できる旨規定しているが、流域下水道の広域的、根幹的施設としての性格からみて、その管理主体は、原則として都道府県であるべき旨
が規定されているのである。(下水道法解説)
流域下水道の設立時の覚書で「建設は北海道、管理は市町へ委託し管理に要する費用は市町負担」と申し合わせており、市町へ移管す
ることは極めて困難と考えられる。
1市3町の流域関連公共下水道からの下水を十勝川浄化センターで水質基準内に処理して河川へ放流しているが、流域下水道を廃止す
るとなれば、市町それぞれが終末処理場を建設して水質基準内に処理して河川等へ放流する必要があることから、市町に対し過大な負担
を強いることになる。
不可能
上段:それぞれの方向性を実施した場合、道民サービス低下への影響を「無」「影響小」「影響中」「影響大」から選択
下段:それぞれの方向性の実施可能性を「可能」「困難」「不可能」から選択
7 評価結果
項 目
方向性
評価
評価意見及び附帯意見等
(1) 一次政策
評価(案)
見直し
他の維持
管理方法
について
検討
(2) 基本評価
等専門委員会
意見
見直し
その他 管理のあり方を明らかにすること。
(3) 一次政策
評価
見直し
その他 の管理のあり方を取りまとめる。
(4) 二次政策
評価
見直し
その他
平成21年度に実施された行政監査(公の施設における指定管理者制度について)において、「流域下水道は広く道民の利
用に供するために設置された施設ではなく、公共下水道から排出される汚水の処理や流入水・放流水の水質監視などを事業
とした施設であり、その設置目的、事業内容、関係市町の関わり等を鑑みると、民間ノウハウを活用し、住民サービスの向
上と経費の削減等を図ることが目的の指定管理者制度にはなじまない施設と考えられることから、他の維持管理方法につい
て検討すること。」との改善意見を付されたことから、次期改定期まで検討する。
他府県の状況等を踏まえ、最も効果的かつ効率的な運営方法について検討を行い、今年度中を目途に、今後の流域下水道の
他府県の状況等を踏まえ、最も効果的かつ効率的な運営方法について検討を行い、今年度中を目途に、今後の流域下水道
方向性:「継続」「見直し」から選択
評 価:「指定管理」「直営」「移管」「廃止」「独法化」から選択
3
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