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農政部 - 北海道
整理番号 評価基準日 06-01 平成21年5月1日 公 共 施 設 評 価 調 書 1 施設の概要 北海道立産業共進会場 TEL http://green-dome.or.jp/ 所在地 札幌市豊平区月寒東3条11丁目 農政部農政課 調書作成 責 任 者 課長 土屋 俊亮 011-852-1811 担当グループ 予算決算グループ 27−126 設置年月日 1972/8/1 新総合計画 設置目的 設置根拠等 利用対象者 施設内容 実施事業 料 金 体 系 主な料金 料金設定の 考え方 利用料金制度 [設置目的]・北海道における産業の振興及び生活文化の向上を図るため、施設及び設備を共進会、品評会、展示会、見本市、研修会、講演 会、その他集会、スポーツに係る競技会・練習会及びその他知事が認める催物の利用に供する。 [沿革]・昭和40年、北海道百年記念事業の一環として、畜産関係団体が北海道百年記念畜産事業期成会を結成し、常設の屋内共進会場の 設置について検討を開始した。これを受けて、道農政部(旧農務部)は、庁内関係部と札幌市で構成する北海道共進会場設置連絡会議を組織 し、施設内容・管理運営について協議を行い、多目的施設として昭和47年3月建物完成、同年7月に設置条例が制定された。 北海道産業共進会場条例 一般道民 年間240日稼働 人/年 設置時見込利用者数 [利用時間(休場日)]・開場時間9:00∼21:00まで ・休場日 年末(12/29∼1/3) [施設内容]・敷地面積∼122,700.80㎡ ・駐車場∼第1駐車場 1,100台、第2駐車場 400台、第3駐車場 500台 ・建造物∼審査場 1棟(鉄筋コンクリート造、鉄骨ドーム(円型)2階建、建築延面積 8,202.81㎡(1F 5,973.67㎡ 2F 2,229.14 ㎡)、塵芥集積庫 1棟、1号上屋 1棟、2号上屋 1棟、屋外トイレ 1棟、保管庫 1棟 ・施設の管理運営∼中古車市等の展示会、スポーツ、コンサート等の多様なイベント(ディズニーオンアイス、コンサート、大相撲、プロバ スケット)の開催。 ・施設の維持管理∼施設保守、警備・清掃、除雪業務。 ・「憩いの広場」の維持管理∼人と犬との共用スペース運営 (平成20年度23,857人)。 ・全部利用(基本料金)①共進会又は品評会 97,000円 ②展示会又は見本市 181,900円 ③研修会・講習会その他集会 140,000円 ④ア マチュアのスポーツに係る競技会又は練習会 79,400円 ⑤その他の催物 519,750円 ・一部利用 一般 470円 高校生 250円 小・中学生 無料 ※詳細については施設ホームページ参照 http://www.green-dome.or.jp/guide.htm 管理運営に要する年間経費のうち、直接利用者に負担させることが適当である経費(直接経費)を基礎として設定した料金及び札幌市内の類 似施設等の料金単価を参考に利用料金を設定。 ● 導入済 直営 管理運営方法 未導入 ( 平成16年度導入 一部委託 ● 指定管理者制度 ) ( 18 年度導入) 委託団体 (財)北海道体育文化協会 委託内容 産業共進会場の管理運営業務 関与団体番号 事業評価関連 2 施設を取り巻く状況 増加 社会的ニーズの 変化 ● 横ばい 減少 類似施 設の設 置状況 と役割 分担 ・家畜共進会を中心に多目的に利用できる施設として設置されたが、最近では展示会等を中心に多様なイベントに利用されている。 ・施設の年間稼働率は85.9%(平成20年度)、土日の稼働率ではほぼ100%となっており、自動車の展示会を中心に流通業・卸売業 などの業界や、プロバスケット興行等のイベント業界からの利用ニーズは根強い。 ・収支、稼働率、来場者数及び利用申込状況等から、今後も道民ニーズは堅調であると判断できるが、既に高い稼働率となっているため、極 端な増加は見込めないため横ばいで推移するものと見られる。 施設名 国・ ・アクセスサッポロ 市町村 ・札幌ドーム 施設 ・札幌コンベンションセンター 民間 なし 道立施設としての役割の考え方 ・産業共進会場は、共進会、展示会及び見本市、スポーツ等の産業振興や文化向上の多目的の催事施設として設置されたが、昭 和62年以降は畜産共進会が開催されないなど、共進会としての役割は終えたものの、最近では、自動車販売を中心に展示会・ 見本市等の多目的施設として機能しており、札幌市の類似施設とは機能が重複する部分もあるが、催事の規模、催事場の機能な どによって役割分担は図られている。 施設 類似施設の 利用状況等 施設名 アクセスサッポロ 札幌ドーム 札幌コンベンションセンター H17年度 H18年度 H19年度 H20年度 648,000 2,116,055 360,448 582,000 2,685,517 372,448 597,000 2,871,479 329,980 671,000 2,904,458 332,874 摘要 3 管理運営等の状況 (1)経費等の推移 費 用 収 益 職 員 数 区 分 事業費(一般) 庁舎等維持費 非常勤・臨職 その他 指定管理負担金 費用計① 人件費② 費用合計③ 使用料等 その他 指定管理利用料金収入 収益合計④ 道負担額 道職員 非常勤 指定管理団体職員数 (単位:千円) H17決算 H18決算 0 0 0 0 0 0 127,034 127,034 0 0 8 H19決算 H20決算 H21予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 151,696 151,696 0 0 0 7 165,207 165,207 0 0 0 7 164,873 164,873 0 0 0 7 摘要 0 0 0 0 0 0 H20からは、道職員の平均人件費(予算)×当該施設の道職員数 0 ①+② 146,030 146,030 0 直営:③−④ 指定管理:③ 0 0 7 指定管理業務に従事する職員数 (2)利用者等の推移 区 分 利用者数(人)⑤ 目標達成度 H17年度 H18年度 H19年度 H20年度 H21年度 331,722 132.2 % 540,303 215.3 % 359,442 143.3 % 309,971 123.5 % 250,915 250,915 繁忙期∼ 100.0 % ( 21 年) 閑散期∼ 目標値 利用者数は、イベントの内容により来場者数は変動する。年間の変動は特にない。 説明 89 施設の稼働率(%) 目標達成度 104.7 % 88 103.5 % 85 100.0 % 85 100.0 % % 人 人 利用者の 主な居住地 (割合) 85 100.0 摘要 月 月 ( 85 繁忙期∼ 21 年) 閑散期∼ 月 月 % % 説明 0 0 利用者一人当たり費用(円) 道民一人当たり費用(円) 0 0 0 0 0 0 0 ③÷⑤ 0 ③÷北海道人口(各年3月末住民基本台帳人口) (3)課題分析及び評価 ・毎年利用者数が30万人以上、年間稼働率が80%以上と高い水準にあり、展示会・見本市やスポーツ・コンサート等のイベントを通じて産業振興や生活文化の向上に貢献して いる。 目標達成度 ・平成20年度の利用数内訳は、展示会・見本市58.4%、研修会・集会等10.4%、アマチュアスポーツ等18.1%、その他(スポーツ興行等)13.1%となっている。 (利用状況等) ・収支、稼働率、来場者数及び利用申込状況から、今後も道民ニーズは堅調であると判断できる。 ・平成18年度の指定管理者制度導入以後、収支が黒字の状況が続いている。平成21年度においても減収の要因は少なく、憩いの広場の個 効率性 (収支状況、職 人利用の促進やプロバスケット興行等の各種イベントの開催により、利用料金収入の安定的確保が期待できる。 員数等フルコス トによる評価) 道民サービス 向上の取組 ・利用者からの要望により、平成7年度より休場日であった毎月第1・3火曜日を臨時開場が可能となり、平成16年度より年末年始のみを 休場とした。 ・平成14年度よりホームページで施設概要や予約情報、イベント情報等を情報提供している。 ・平成19年度より「憩いの広場」を「人と犬との共用スペース」として、愛犬家など個人利用者の利用促進を図った。 ・築後37年が経過し、老朽化に伴う暖房設備配管や屋根など老朽化が目立っているが、現在、施設運営に支障が出ないよう指定管理者制度 施設内容 の範囲内で必要な補修を実施し、良好な状態で使用できるよう対応している。 (改善の必要性 ・当面、大規模な改修等の必要は無い。 等) 4 今後の方向性 (1)平成20年度評価知事意見 ・既に主たる設置目的が消滅し、事業の大部分が商業目的であること、商業以外の催事の参集範囲の大部分が札幌市内であることなど、今後も道立 評価意見 施設として設置する理由に乏しいことから、施設廃止について検討し、本年度中に結論を得ること。 ・農政部内にあり方検討会を設置し、事業廃止・財産処分に伴う課題について協議を行い、都市計画法上の規制や催事の代替、廃止の場合の処分上の課題について意見交換を行った。 対応状況 ・土地を提供した八紘学園と共進会場周辺の都市計画を所管する札幌市を訪問し、公共施設評価の説明と20年度知事意見(事業廃止)についての意見交換を行った。 (2)今後のあり方の検討 指定管理 者制度 導入 独立行政 法人化 影響中 ・関係法令等による制約はなく独法化は可能であるが、既に平成18年度から指定管理者制度を導入し、独立採算で運営を行ってお り独法化によるメリットは少なく、指定管理者制度を継続した方が効率的である。 困難 影響大 民営化 困難 影響大 ・民間への施設売却については、固定資産税等、新たな運営コストの負担や今後の施設の老朽化への対応のほか、都市計画法の第一 種低層住居専用地域に指定されている関係から、店舗や事務所の建設が出来ないなど、新たな事業展開を行う上で大きな制約があ る。また、収益性を考えた場合、利用料金の大幅な値上げは避けられず道民サービスが低下することが懸念される。これらの問題を クリアしないと民営化は難しい。 ・指定管理者制度を継続した方が効率的である。 ・札幌市でも類似の施設を管理運営しており移管することは可能であるが、敷地の一部を起債で取得しており、札幌市へ移管する場 合、その起債の繰り上げ償還等の問題がある。 移管 困難 影響大 廃止 困難 ・北海道百年記念事業として八紘学園等の協力により施設を設置した経緯がある中で、広大な空間を民間企業に売却することは、本 道の産業振興や生活文化の向上を図ることを目的とした北海道百年記念事業の趣旨に沿わず、土地を提供した八紘学園及び一般道民 等からも強い反対を惹起することが懸念される。 ・また、土日祝日に開催される自動車等の展示会・見本市やレラカムイのプロバスケットの試合については、他の類似施設も土日祝 日がフル稼働という状況であり、代替に当たり一定の猶予期間が必要。 上段:それぞれの方向性を実施した場合、道民サービス低下への影響を「無」「影響小」「影響中」「影響大」から選択 下段:それぞれの方向性の実施可能性を「可能」「困難」「不可能」から選択 (3)方向性評価 実施機関評価 方向性 説明 継続 ( 指定管理者 ) ・平成20年度の知事評価や施設・設備の状況から将来的には廃止することを前提とす るが、大規模改修が当面見込まれないことから、平成22年以降、当面の間、指定管理 者制度を継続する。 ・また、北海道百年記念事業として他団体の協力により施設を設置した経緯や道民の貴 重な財産の有効活用の観点から、今後、廃止した場合の施設跡地の利活用についても検 討を進める。 知事評価 廃止(大規模改修が必要となるまでの間、継続) 既に主たる設置目的が消滅し、施設利用の大部分が商業 目的となっている現状にあり、将来にわたり道立施設とし て設置する理由に乏しいと考えられる。 しかしながら本施設は、現状のままで使用が可能なこと から、大規模改修が必要となる時期までは有効活用を図 り、収益の確保に努めること。 なお、施設廃止の際には、道有財産の有効活用の観点か ら、外部有識者を含めた検討の場を設け、民間への売却な ど最も効果的な手法について検討すること。 方向性:「継続」「指定管理者制度導入」「独立行政法人化」「民営化」「移管」「廃止」から選択 ( )内は必要に応じて、(直営)(指定管理者)(一部)(統合)を選択 06-02 整理番号 平成21年5月1日 評価基準日 公 共 施 設 評 価 調 書 1 施設の概要 北海道立農業大学校 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/ngd/index 中川郡本別町西仙美里25-1 所在地 地域を支える農林水産業 新総合計画 設置目的 設置根拠等 利用対象者 施設内容 実施事業 料 金 体 系 主な料金 料金設定の 考え方 利用料金制度 0156-24-2121 設置年月日 北海道の農業後継者と農業・農村地域リーダーとしてふさわしい指導力を身につけた人材を育成することを目的に、昭和21年に北海道立農業講習所が開設され た。その後、農業の規模拡大、専業化、機械化の進展等時代の変遷に伴い、近代的農業経営を担うにふさわしい者及び農村において指導的役割を果たす農業者を 養成する新構想のもとに、昭和49年4月、北海道立農業大学校条例が施行され、高等農業教育施設として、現在の北海道立農業大学校が発足した。 平成7年5月、学校運営の年数経過から校舎、畜舎等の教育施設の老朽化のため、農業大学校の全面的な見直しの方針をまとめた「北海道立農業大学校整備構 想」が策定され、平成9年度から3ヶ年計画で、全面改築、新キャンパスへの整備が進められた。 平成18年度から学校教育法に基づく専修学校としても位置づけられ、大学3年次への編入が可能となった。 都道府県の農業大学校は、農業改良助長法の中での協同農業普及事業の一環として、農業を担うべき者に対し近代的な農業経営の担当者として必要な農業経営 に関する科学的技術及び知識を習得させるための研修教育を行う施設と位置づけられている。 北海道立農業大学校条例、農業改良助長法、学校教育法 養成課程(120人)、研究課程(20人)、研修部門(稲作コース20人、一般・機械780人) 不明 人/年 設置時見込利用者数 ・敷地面積 2,376,227㎡ ・総延床面積 23,991㎡ ・畑 83.5ha ・林地 112ha ・建設敷地他 44.5ha 〔施設内容〕 校舎関係…管理・教室棟、加工情報研修棟、体育館、機械研修センター、野球場、サッカー場 農場関係…乳牛舎、肉用牛舎、堆肥舎、飼料調整貯蔵施設、乾草舎、作物調査分析室、作物調整貯蔵施設、野菜集荷選別施設、機械格納 庫、温室等 宿泊施設関係…研修宿泊棟1棟、養成課程男子寮3棟、女子寮2棟、研究課程学生寮1棟、食堂1棟、学生駐車場 <養成課程> ○畜産経営学科・・・乳牛及び肉牛の飼養管理、家畜衛生、繁殖、削蹄、飼料作物の栽培及びバイテク技術の修得、コンピュータによる経営管理の学習等を行う。 ○畑作園芸経営学科・・・畑作物(小麦、てん菜、豆類、馬鈴薯)、野菜(トマト、玉ねぎ、大根、にんじん等)、花きについての施肥、は種、収穫等の栽培管理、バ イテク技術の習得、有機農業、コンピュータによる経営管理の学習等を行う。 <研究過程> ○農業経営研究科・・・養成課程卒業生等を対象に、各自のテーマ毎に更に高度な経営管理能力や技術を習得させる。 <研修部門> ○稲作経営専攻コース・・・農業大学校及び拓殖大学北海道短期大学において稲作経営に関する専門学習等を行う。 ○各 種 研 修・・・農業者の生涯教育の場として、発展段階に応じた実践的研修を実施している。 ・授業料 年額 118,800円 ・研修受講料 日額 470円 ・学生宿泊施設使用料 月額 1,050円(ブロック造)、1,470円(鉄筋コンクリート造) ・研修生宿泊施設使用料 日額40円 ・入校検定料 2,200円 ・入校料 5,650円 ・北海道立農業大学校条例に基づく料金。 ・平成15年度までは授業料、宿泊使用料を徴収していなかったが、平成16年度からは道立高校及び他の類似施設に準じて受益者負担としているところ。 ・金額は道立高校と同額。 導入済 ● 直営 管理運営方法 TEL 農業経営課長 調書作成 責 任 者 梶田 敏博 担当グループ 担い手育成グループ 昭和49年4月1日(平成11年改築整備完了) ● 未導入 ( ● 一部委託 ) 指定管理者制度 ( 年度導入) 委託団体 学校法人拓殖大学 関与団体番号 委託内容 農業教育機関である拓殖大学北海道短期大学に、本校稲作経営専攻コースの学生に対する実践的な教育指導を委託している。 事業評価関連 2 施設を取り巻く状況 社会的ニーズの 変化 類似施 設の設 置状況 と役割 分担 増加 ● 横ばい 減少 学生の募集人員に対し、毎年ほぼ100%の充足率となっている。 施設名 道立施設としての役割の考え方 【国施設】農業者大学校(つくば市)、 ・農業大学校は高校卒業者等を対象に、就農に直結した実践的な知識、技術等を修得させることに重点をおき、入校 国・ 帯広畜産大学別科 者の要件も「道内に就農の意思を有する者」と限定し、本道農業の担い手の育成・確保を目標としている。 ・農業者大学校は、農業大学校や4年制大学卒業者等を対象としており、より高度で専門的な知識、技術の習得を目 市町村 【市町村施設】なし 標としている。 施設 ・帯広畜産大学草地畜産別科は畜産科学の基礎教育を目標とし、全国から広く学生を募集している。 民間 施設 拓殖大学北海道短期大学、専修大学北 ・農業大学校は道立機関として、「北海道」の「農業担い手の育成・確保」を本分としていることから、入校条件も 海道短期大学、酪農学園大学短期大学 「道内で就農する意思を有する者」と限定している。 ・農業大学校は、優れた農業経営者の育成とともに、地域農業のリーダーや就農時に即戦力となるよう、卒業まで一 部、八紘学園北海道農業専門学校 貫した実践的教育を行っており、授業内容も実習・演習が全体の50%以上を占めている。 ・農業大学校では入校者の要件を「道内で就農する意思を有する者」と限定しているのに対し、国立・私立大学等で は、食品・環境・バイオなど農業関連産業への就職も視野に入れていることから、年齢、学歴等の要件以外は特に限 定せず、全国から入校者を集めている点で住み分けがなされている。 施設名 H17年度 H18年度 H19年度 H20年度 摘要 類似施設の 利用状況等 3 管理運営等の状況 (1)経費等の推移 費 用 収 益 職 員 数 区 分 事業費(一般) 庁舎等維持費 非常勤・臨職 その他 指定管理負担金 費用計① 人件費② 費用合計③ 使用料等 その他 指定管理利用料金収入 収益合計④ 道負担額 道職員 非常勤 指定管理団体職員数 (単位:千円) H17決算 H18決算 H19決算 H20決算 H21予算 28,614 258,516 15,187 35,672 0 337,989 376,867 714,856 19,493 33,595 0 53,088 661,768 44 6 0 31,117 233,158 15,059 23,698 0 303,032 368,986 672,018 20,008 33,464 0 53,472 618,546 44 6 0 37,673 218,983 10,545 23,982 0 291,183 364,005 655,188 19,875 36,155 0 56,030 599,158 44 5 0 34,218 207,933 6,122 5,859 0 254,132 353,460 607,592 20,013 35,032 0 55,045 552,547 43 4 0 31,515 227,633 6,146 13,358 0 278,652 344,400 623,052 18,288 28,764 0 47,052 576,000 42 4 0 摘要 基準行政経費、義務的経費 施設等整備、ほ場整備(社会資本) H20からは、道職員の平均人件費(予算)×当該施設の道職員数 ①+② 直営:③−④ 指定管理:③ 指定管理業務に従事する職員数 (2)利用者等の推移 区 分 利用者数(人)⑤ 目標達成度 H17年度 H18年度 80 H19年度 83 H20年度 77 H21年度 80 目標値 83 100.0 % 103.8 % 96.3 % 100.0 % 103.8 % ( 年) ・一年生の各課程・部門の定員が80人(養成課程:60人、研修部門(稲作コース):10人、研究課程:10人/ 学年)であるため目標値は固定している。 ※各種研修については、短期間の研修が多く、その内容も毎年ニーズに合わせて変更しているため利用者目標値 からは除いている。 説明 施設の稼働率(%) 目標達成度 % % % % % 摘要 月 月 80 繁忙期∼ ( 閑散期∼ 利用者の 主な居住地 (割合) 人 人 道内各地(94%) 繁忙期∼ 年) 閑散期∼ 月 月 % % 説明 利用者一人当たり費用(円) 8,935,700 127 道民一人当たり費用(円) 8,096,602 119 8,508,935 117 7,594,900 109 7,506,651 ③÷⑤ 112 ③÷北海道人口(各年3月末住民基本台帳人口) (3)課題分析及び評価 ・農業大学校は、利用者数の目標達成度も高い値で推移している。 目標達成度 ・当校は担い手育成を目的としており、当校の卒業生(養成課程、稲作コース、研究課程)の就農率は過去5ヶ年平均で80%を上回っている。(なお、全国の (利用状況等) 農業大学校の卒業生の就農率は4割未満。) 効率性 (収支状況、職 員数等フルコス トによる評価) 道民サービス 向上の取組 施設内容 (改善の必要性 等) ・運営コストに関しては、毎年縮減に取り組んでいる。しかし、農場を含めた施設や設備の維持管理については、年数経過に伴い修理・修繕費が増加しており、 燃料や光熱費の高騰により更なる経費の縮減は厳しい状況である。 ・庁舎清掃、学生給食業務など外部委託を実施しており更なる業務の委託は困難な状況である。 ・職員は、授業や実習の指導のほか、事前準備、資料作成、学生相談など様々な業務を行っており、これ以上の職員削減は学生指導業務に与える影響が大きく困 難である。 ・卒業生の進路の幅を広げるため、平成18年度に専修学校化し、農業系大学等への編入が可能となった。 ・各種研修を実施しているほか、小・中学校等の児童・生徒に対して施設を開放し農業体験研修や地域づくり講座を実施するなど、農業教育や地域交流の拠点と しての役割が増している。 ・平成18年度から、全校生徒を対象にアンケートを取り、学校評価を行っている。(結果についてはホームページにおいて公開している。) ・農業大学校の活動状況については、ホームページにおいて情報を公開している。 ・施設整備後10年が経過し、消耗部品の交換経費、施設や設備などの修繕維持費が増加している。 4 今後の方向性 (1)平成20年度評価知事意見 農業系大学については道内に8校あり、また、本校課程について、一部大学に委託している現状にあり、今後の農業大学校のあり方について道州制 評価意見 特区制度の活用などを前提に、指定管理者制度の導入も含め検討を行うこと。 また、更なる他校との連携(外部委託)等によりコスト削減を図ること。 学校教育法に基づく専修学校であることから、直営を基本とし効率化を進めるとともに、道州制特区制度の活用なども視野に入れながら、指定管理 対応状況 者制度の導入等について検討を行うこととしている。 (2)今後のあり方の検討 指定管理者 制度 導入 独立行政 法人化 影響大 不可能 影響大 ・地方独立行政法人法の業務の範囲の中に、農業大学校は含まれないことから現行法では不可能である。 不可能 困難 ・農業大学校は、入校時から「北海道内」での「就農希望者」を学生募集の要件としており、道内の国立・私立の農業系大学との住み 分けがなされている。 ・農業大学校は、北海道で優れた農業経営者、地域のリーダー、就農時に即戦力となるような人材を育成すべく「全寮制」「学生によ る農場管理」「生産現場において密接な農家指導をしている改良普及指導員による授業」等の特徴ある教育体制により、入校時から卒 業時まで一貫して「農業経営者育成のための実践的教育」を行い、そのノウハウを築き上げてきた。 ・民営化は現在の農業大学校の廃止を意味するが、これまでの就農率等の実績、就農希望者に対する教育ノウハウ等鑑みれば、農業大 学校の廃止が本道農業に与える影響は大きい。 影響大 ・道内の地方公共団体で他に運営されている類似施設はない。また、道の施策として実施しており、農業改良助長法に基づく農業研修 教育施設として、指導職員には農業改良普及指導員等を配置して運営することになっているため、移管は不可能である。 影響大 民営化 ・農業大学校は、農業改良助長法第7条1項5号に基づき北海道が実施する農業者研修教育施設であり、農業に関する普及事業と密接 に関連して本道農業の担い手を育成する仕組みとなっている。また、平成18年度からは学校教育法に基づく専修学校としても位置付 けられていることから、農業大学校の管理権限は道に残す必要があることため、指定管理者制度の導入は不可能である。 移管 不可能 影響大 ・農家戸数の減少や高齢化が進行する本道農業にとって担い手の育成・確保は重要かつ喫緊の課題であり、定員を上回る受験者数であ ることから、道民のニーズも満たしていると考えられ、継続設置する必要がある。 廃止 不可能 上段:それぞれの方向性を実施した場合、道民サービス低下への影響を「無」「影響小」「影響中」「影響大」から選択 下段:それぞれの方向性の実施可能性を「可能」「困難」「不可能」から選択 (3)方向性評価 実施機関評価 方向性 説明 継続 ( 知事評価 直営 継続 ) ・食料自給率等の問題が社会的にもクローズアップされる一方、農家戸数の減少や高齢 化が進む昨今、次代を担う担い手を育成・確保は喫緊の課題である。 ・「本道農業の担い手育成」を本分とし、これまでも多くの就農者を送り出してきた農 業大学校においては、これまで以上にその役割が期待される。 ・道内でも有数の農業基盤を持つ十勝地方に位置する農業大学校は、その地域特性、講 師である農業改良普及指導員、全寮制という体系及び大学校のほ場等を生かし、就農時 に即戦力となれるような教育のノウハウを蓄積してきた。 ・稲作経営専攻コースについては当校の立地条件から、稲作条件の整っている空知管内深川 市の拓殖大学北海道短期大学へ委託し対応しているところ。(稲作園芸経営学科を滝川市 へ設置する予定であったが、厳しい財政状況から現在凍結中。) ・「新・北海道総合計画」にも位置づけられているとおり、農業大学校は、今後もこれ まで蓄積してきたノウハウを生かすとともに、国立・私立の農業系大学等と連携を図り ながら、本道農業の担い手の育成・確保の充実に一層貢献していく必要がある。 ( 直営 ) 道内に8校ある農業系大学との更なる連携(外部委託)等 によりコスト削減を図るとともに、現在、道立高校と同額に 設定している授業料等について、適切な受益者負担の観点か ら、今後の在り方を検討すること。 また、道州制特区制度の活用などを前提に、指定管理者制 度の導入も含め検討を行うこと。 方向性:「継続」「指定管理者制度導入」「独立行政法人化」「民営化」「移管」「廃止」から選択 ( )内は必要に応じて、(直営)(指定管理者)(一部)(統合)を選択