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2012年9月30日 2012年9月30日 町田市トライアスロン練習大会

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2012年9月30日 2012年9月30日 町田市トライアスロン練習大会
2012年9月30日 町田市トライアスロン練習大会レポート(
町田市トライアスロン練習大会レポート(元木一晶)
元木一晶)
昨年、54歳でトライアスロンを始めた。スイムもバイクもランも初挑戦である。初ラ
ンは皇居2周10KM を1時間1分で走り切った。バイクも時間はかかったものの荒川河川
敷を80KM 走れた。問題はスイムである。初スイムは80M で苦しくてプールに足をつ
いてしまった。スイム1500M は天文学的距離に思えたのである。
今年に入り会社の仲間、友人、知人に声をかけトライアスロンチーム Saorin`s を立ち上
げ揃いのユニフォームまで作った。チームとしての初レースを千葉県館山トライアスロン
に定め、基本自主練だが3種目合同での練習も行い初レースに挑んだ。全員が3時間を切
っての完走だった。このレース一発で全員がトライアスロンにはまったのである。
数日後の初挑戦の打ち上げの席で仲間の一人が、「町田トライアスロンがある。こじんま
りした、手作りの大会でとてもアットホームな素敵な大会らしい。出てみない?」初レー
スで既にトライアスロンにはまったメンバーである。アルコールの勢いもあったのかもし
れないが、その場で参戦が決まった。
翌日町田トライアスロンのホームページを拝見しびっくりすることが続くのである。ま
ず、山本会長の自己紹介の文書である。実は数週間前にこのページの部分だけを私は全然
別のところで読んでいたのである。このページだけだと町田トライアスロン連合の会長と
は書かれていないので、初めて読んだときは凄いおばちゃんがいるもんだと感心したので
ある。(失礼)
そして大会概要を拝見すると定員56名と書いてあった。どこの大会も数百名規模であ
るから、これは急がないとすぐ定員になると思い、失礼と思いながらもホームページに記
載されていた事務局の池田さんの携帯にお電話させていただいた。その後何度か池田さん
に連絡させて頂く中で、なんとお互い仕事柄非常に近しい関係であることが分かったので
ある。
大会1週間前の23日日曜日は、バイクコースの試走会であったが、あいにくの雨のた
め試走会は中止になったが、池田さんの車でバイクコース、ランコースを下見させていた
だいた。途中かなりの登り坂があり、ここをバイクで7周、ランで2周はかなりハードな
セッテイングだと思われた。
いよいよ大会当日である。おりしも大型の台風17号が猛威を振るっていた。沖縄では
瞬間風速59メートルである。その台風が関東を直撃するというのだ。天気の心配ばかり
するが、大会当日午前中は曇りで上陸は夜になるということで何とか大会は出来そうだと
思い眠りについた。そして朝目覚めると、快晴、無風の絶好のコンデションである。気持
ちも前向きに6時には会場に着いた。すでに数人の選手がバイクの準備をしていた。スタ
ッフの方々は受付準備中であった。我がチームのメンバーも続々と会場に集まってきた。
6時30分受付開始。ナンバリングは他のレースと同じだが、トラバックは町田独特
のものだろう。最終要項は何度も読み返し、どのトラバックに何を入れるのかトランジッ
ションをシミュレーションしてきたが、実際入れる段になると間違うと、途中でレースが
出来なくなると思い緊張しながら慎重にトラバックに荷物を詰め込んだ。
7時20分プールサイドに集合し、諸注意連絡事項がありいよいよスタートである。こ
の大会は今年で15回目であるが、節目の大会として過去と大きな違いがあった。今回初
めて町田警察から道路使用許可を貰っているとのことである。使用許可があっても交通規
制はないので、一般車両、歩行者に注意して走行するのは例年と同じらしい。目に見えて
変わったのは、スタッフの人数が例年の7倍、参加選手と同じ人数になったことだそうだ。
私は、今年初めての参加であったが、この増えたスタッフのおかげで最後まで頑張れたと
思う。
7時50分スイムスタート。7人の仲間達は各コースばらばらで、泳ぎだしたらどのく
らいのペースで泳いでいるのかは分からない。息継ぎの時、電光掲示板に見える時計を見
ていつもと同じペースで泳げているのを確認しながら焦らず1500M を泳ぎ切った。概
ね33分、7人のメンバーの内4名が同じ時間に上がってきてバイクジャージに着替え始
めた。2人は圧倒的に速いのですでにバイクに移っていると想像できたが、もう1人は水
泳を始めたばかりでまだ泳いでいるのかと思いながらも、確認する余裕はなくバイクパー
トへと急いだ。
バイクはスタート後急激な下り坂、その後少しの登りはあるもののほぼ平坦な道が続い
いた。そして激坂が現れた。車に乗って見る坂よりも、実際に走る上り坂はこうも違うの
かと痛感させられた。しかし1か月ほど前にチームのメンバーと峠越えの練習をしていた
ので心まで折れることはなかった。4周が終わり半分超えた。6周が終わりラスト1周。
そう心で思いながらペダルを踏み込んでいた。周回チェックは激坂の終わりの方でスタッ
フの方が3名程でされていたが、7周目の上り坂に向かう手前、左にほぼ直角に曲がるコ
ーナーでスタッフの方に「ラストだね」と声をかけて頂いた。僕のこと見てくれていたん
だと嬉しい思いをしながら最後の坂を駆け上がった。
いよいよラストパート、ランのスタート。バイクを降りた直後足はフラフラだったが、
応援に来てくれたチームの会長兼マドンナがビデオ撮影してたので栄養補給をして恰好だ
けは元気にランスタートしていった。ランスタート直後いきなりの下り坂である。足がふ
らついている状態での下り坂は危険だった。足がもつれて転びそうになるのを必死で抑え
てスピードを落として走った。ランも上り坂がきついと想像していたのだが、私にとって
は上り坂より、下り坂の方がきつかった。2周目になって走っていて足がつりそうになる
のを初めて経験した。右足膝の上がぴくぴくしながら走り続けた。
今回スタッフの方が増えたことによって心強く走れたのは私だけではないと思う。感覚
だが、300M おき位にスタッフの方がいて「頑張れ」と声をかけてくれた。一般の方の
応援はないものの、スタッフの方の応援は本当にありがたかった。心から感謝します。
ついにゴール。すでにゴールしていたチームメンバーの私の息子と、会長兼マドンナ
がゴールを迎えてくれた。ここで他のメンバーの情報が確認できた。私より数分前に1人
がゴールしていた。ここまでゴールは3人。バイク最終週の激坂の最後の方で私の前を走
っていたメンバーがかなり苦悶の表情を浮かべてバイクを降りた。「大丈夫か」「かなりや
ばいっす」「頑張れ。先行くぞ」そう声をかけて行った。そのメンバーもランスタートした
との事だった。スイム1番のメンバーをバイクの途中で抜いて行ったのだが、ランスター
ト直後ぎっくり腰になったらしい。それでも棄権せず2周目へと向かって行ったそうだ。
スイム初心者のメンバーはスイムは全参加者中最後の方だったらしいが、バイク、ランと
がんばってチーム4位で完走した。激坂でバイクを降りたメンバーもゴールし、6人目ま
でがゴールした。残りはぎっくり腰で走っているメンバーだ。しばらく間が空いたが7人
目のゴール。ついに全員完走できた。
ゴール後、お弁当とアイスクリームが配られた。私はアイスクリームはスプーンも使わ
ず直接かぶりついて食べたが、お弁当はとても食べる気にならない程疲労困憊であった。
私自身オリンピックデイスタンス5回目だったが、今回が一番タフなコースだった。まだ
経験が浅いので分からないが、この町田のコースを年に1回経験していればどこの大会に
出てもビビることはないのではないかと思う。
今回初めて町田トライアスロン練習会に参加させてもらったが、池田さんはじめ多くの
スタッフの方々のご配慮、応援感謝甚大でした。本当にありがとうございました。来年も
また参加させていただきたいと思います。来年バイクのタイムがどれだけ短縮しているか
自分自身の1年間の成長を楽しみにしたいと思います。
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