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国立大学法人鳴門教育大学
育児・介護のための支援制度
鳴門教育大学男女共同参画推進室
平成 27 年 8 月
男女共同参画推進委員会では,職員の皆さんが充実した職場生活や家庭生活を送ることができ
るよう支援に取り組んでいます。
このたび就業体制や環境整備の一環として,仕事と家庭の両立支援のための制度についてまと
めたパンフレットを作成しました。
このパンフレットは,職員の皆さん一人ひとりが,ご自身の職場生活や家庭生活の充実を図る
ために利用できる鳴門教育大学の就業規則や支援制度について案内するものです。
これらの支援制度を上手に活用し,皆さんが生き生きと働き続けるためのお役に立つことを願
っています。
休暇や休業が必要になったら
職場に早めに申出て,今後の業務について上司や周りの人と打合せをしておきましょう。
また,職場の協力に対して感謝も忘れないようにしましょう。
周りに休暇や休業を取る人がいたら
休暇や休業の申出を受けたら,今後の仕事の割り振りや体制について早めに話合いましょ
う。お休みする人にとって,相談や復帰がしやすい雰囲気作りを心がけましょう。
このパンフレットは,鳴門教育大学の規則・規程(平成 27 年 4 月現在)の一例をまと
めたものです。制度の利用や詳細については,必ず総務課人事計画係にご相談・ご確認く
ださい。
1
も く じ
妊娠・出産に関する支援制度・・・・・・・・・・・・・
3
育児に関する支援制度・・・・・・・・・・・・・・・・
5
介護に関する支援制度・・・・・・・・・・・・・・・・
7
鳴門教育大学男女共同参画基本理念・基本計画・・・・・
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妊娠・出産に関する支援制度
1. 妊産婦である職員(妊娠中の職員及び産後 1 年を経過しない職員)が申請できる制度
(1) 就業制限・業務軽減
・妊産婦※である職員は,妊娠,出産,哺育等に有害な業務への就業が制限されます。
・妊産婦である職員からの請求により,午後 10 時から午前 5 時までの間における勤務又は所
定の勤務時間以外の勤務(超過勤務)を免除することになっています。
・妊産婦である職員の請求により,その者の業務を軽減し,又は他の軽易な業務に就かせる
ことになります。
・妊娠中の職員からの請求により,その者の業務が母胎又は胎児の健康保持に影響があると
認めるときは,適宜休憩し,又は補食することが認められています。
※「妊産婦」とは,妊娠中の女性職員及び産後 1 年を経過しない女性職員を言います。
(2)通勤緩和
妊娠中の職員がつわりや体調不良,交通機関の混雑の程度が母胎又は胎児の健康保持に
影響があると認めるときは,所定の勤務時間の始め又は終わりにつき 1 日を通じて 1 時間
を超えない範囲内で勤務が免除されます。
(3) 健康診査・保健指導
妊産婦である職員からの請求により,それぞれ 1 日の所定の勤務時間等の範囲内で必要
と認められる時間,勤務が免除されます。
・妊娠満 23 週まで
4 週間に1回
・妊娠満 24 週から満 35 週まで
2 週間に 1 回
・妊娠満 36 週から出産まで
1 週間に 1 回
・出産後 1 年まではその間に
1回
(4)産前休暇
8 週間(多胎妊娠の場合は 14 週間)以内に出産する予定の女性職員が申し出た場合は,
出産の日までの申し出た期間休暇を取得することができます。
※職員の場合は特別休暇(有給)を取得することができますが,パートタイム職員の場合
は無給の休暇となります。
3
(5)産後休暇
出産の日の翌日から 8 週間を経過する日までの期間。ただし,産後 6 週間を経過した女
性職員からの申出により,医師が支障がないと認めた場合は、業務に復帰することができ
ます。
※職員の場合は特別休暇(有給)を取得することができますが,パートタイム職員の場合
は無給の休暇となります。
2.男性職員が配偶者の出産に伴い申請できる制度
(1)配偶者出産休暇
職員の妻(内縁を含む。以下同じ)が出産するため入院する等の日から出産の日後 2 週
間までの間に 2 日の範囲内で特別休暇(有給)が取得できます。
※パートタイム職員には適用されません。
(2)配偶者の出産に伴う子の養育休暇
職員の妻が出産する場合に,産前産後の期間(出産予定日の 8 週間(多胎妊娠の場合は
14 週間)前の日から出産の日後 8 週間を経過する日までの期間)で,当該出産にかかる子
又は小学校就学前の子を養育する場合に 5 日の範囲内で特別休暇(有給)が取得できます。
※パートタイム職員には適用されません。
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育児に関する支援制度
1. 育児中に申請できる制度
(1) 就業免除
小学校就学前の子の養育を行う職員の請求により,業務の正常な運営を妨げる場合を除
き,1 月 24 時間,1年 150 時間を超える所定労働時間外の勤務(超過勤務)が免除されま
す。
(2)就業制限
・3歳に満たない子の養育を行う職員の請求により,業務の正常な運営を妨げる場合を除
き,所定労働時間外の勤務(超過勤務)又は休日勤務をさせることはありません。
・小学校就学前の子の養育を行う職員の請求により,業務の正常な運営を妨げる場合を除
き,午後 10 時から午前 5 時までの深夜に勤務させることはありません。
2. 育児中に取得できる休暇制度
(1)保育休暇
生後 1 年に達しない子を育てる職員が,その子の保育のために必要と認める授乳や保育
園の送迎等を行う場合は,1 日 2 回それぞれ 30 分以内の期間休暇を取得することができま
す。
※職員の場合は特別休暇(有給)が取得できますが,パートタイム職員の場合は無給の休
暇となります
(2)子の看護休暇
小学校就学前の子の看護(負傷や病気の世話,または,病気の予防を図るための予防接
種,健康診断を受けさせる等の世話)の場合に,1年において 5 日(小学校就学前の子が
2 人以上の場合は 10 日)の範囲内で休暇が取得できます。
※職員の場合は特別休暇(有給)が取得できますが、パートタイム職員の場合は無給の休
暇となります
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3. 育児のため休業できる制度
継続雇用期間が 1 年未満であり,休業申出の日から起算して 1 年以内に雇用関係が終了する
ことが明らかな職員は取得できません。
(1) 育児休業
職員の場合は,3 歳に満たない子を養育するため,原則1回休業することができます。
パートタイム職員の場合は,1 歳に満たない子の養育のため休業することができます。
※育児休業開始日の 1 月前までに申出が必要です。
※育児休業中は無給となります。1 週間の勤務日数が 2 日以下のパートタイム職員は適用
されません。
(2) 育児短時間勤務
職員が小学校就学前の子を養育するため,勤務時間を短縮することができます。1 回に
取得できる期間は,子が小学校就学の始期に達するまでの間で,1 月以上 1 年以下の連続
した期間です。
育児時間を始めようとする日の 1 月前までに申出が必要です。
(1)1日 3 時間 55 分(週 19 時間 35 分)
(2)1日 4 時間 55 分(週 24 時間 35 分)
(3)週 3 日(週 23 時間 15 分)
(4)週 2 日半(週 19 時間 25 分)
(5)週 19 時間 25 分,19 時間 35 分,23 時間 15 分又は 24 時間 35 分
※裁量労働制適用職員は(3)のみ,変形労働制適用職員は(5)のみ。
※勤務に就かない時間は無給となります。パートタイム職員は適用されません。
(3) 育児時間
職員の場合は,小学校就学の始期に達するまでの子を養育するため,勤務時間の始め又
は終わりにおいて,1日を通じて 2 時間を超えない範囲で 30 分を単位として部分休業が
できます。
パートタイム職員の場合は,3 歳に満たない子を養育するため,勤務時間の始め又は終
わりにおいて,1日を通じて 2 時間を超えない範囲で 30 分を単位として部分休業するこ
とができます。
※育児時間により勤務に就かない時間は無給となります。1 週間の勤務日数が 2 日以下の
パートタイム職員は適用されません。
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介護に関する支援制度
1.家族の介護のために申請できる制度
(1) 所定労働時間外の勤務の免除
家族の介護を行う職員からの請求により,業務の正常な運営に支障がある場合を除き,
1月 24 時間,1 年 150 時間を超える所定労働時間外の勤務(超過勤務)が免除されます。
(2) 深夜勤務の制限
家族の介護を行う職員からの請求により,業務の正常な運営を妨げる場合を除き,午後 10
時から午前 5 時までの深夜勤務に勤務させることはありません。
(3) 介護休暇
要介護者※である家族の介護,その他の世話を行う職員が,当該世話を行うため,勤務しな
いことが相当であると認められた場合は,1 年に 5 日(要介護者が 2 人以上の場合は 10 日)
の範囲内の期間休暇を取得することができます。
※職員の場合は特別休暇(有給)が取得できますが,パートタイム職員の場合は無給の休暇
となります。
「要介護者※」とは,負傷,疾病,老齢又は身体上もしくは精神上の障害により 2 週間以上
の期間にわたり常時介護を必要とする状態をいいます。
2. 家族の介護のために休業できる制度
継続雇用期間が 1 年未満であり,休業の申出があった日から起算して 93 日以内に雇用関係
が終了することが明らかな職員は取得できません。
(1) 介護休業
要介護者である家族の介護をするため,勤務しないことが相当であると認められる場合に
取得できます。
職員の場合は,要介護者 1 人につき介護を必要とする一の継続する状態ごとに連続する 6
月の期間内で休業することができます。
パートタイム職員の場合は,要介護者 1 人につき介護を必要とする一の継続する状態ごと
に連続する 93 日の期間内で休業することができます。
※介護休業中は無給となります。1 週間の勤務日数が 2 日以下のパートタイム職員は適用さ
れません。
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(2) 介護部分休業
要介護者である家族を介護するために,職員が請求した場合には,業務の運営を考慮した
うえで,始業および終業の時刻を別に定めることができます。1 日を通じて始業の時刻から
連続し,又は終業の時刻まで連続した 4 時間の範囲内で 1 時間単位。
※給与は時間に応じて減額されます。
4. 家族の範囲
同居・別居を問わない者
・配偶者(事実上婚姻関係と同様の事情にある者も含む以下この条件において同じ)
・父母
・子
・配偶者の父母
同居を条件とする者
・祖父母
・孫
・兄弟姉妹
職員又は配偶者との間において事実上父母と同様の関係にあると認められる次の
者および職員との間において事実上子と同様の関係にあると認められる次の者
・父母の配偶者
・配偶者の父母の配偶者
・子の配偶者
・配偶者の子
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鳴門教育大学
男女共同参画基本理念・基本計画
※『鳴門教育大学』男女共同参画基本理念
平成11年に制定された「男女共同参画社会基本法」(平成11年法律第78号)に
おける,「男女の人権の尊重」,「家庭生活における活動と他の活動の両立」などの考えに
基づき,男女共同参画社会の実現を目指した取り組みが行われている。
鳴門教育大学は,「鳴門教育大学憲章」において,「教育は国の基(もとい)である」
という理念のもと,豊かな人間性と幅広い教養,高度な専門的能力を備えた教員を養成
すること,そして,そうした教育的営為を保証するため,すべての構成員の基本的人権
を尊重し,民主主義の原則に基づいて大学を運営することを宣言した。
これらの目標を実現するためには,本学に集うすべての男女が,個人としての尊厳を
保証され,性別による差別的取り扱いを受けないで,真に対等な構成員として,その個
性と能力を発揮する機会と場が確保されていることが前提となる。そうした男女共同参
画の「教学の府」を創り上げるために,さまざまな意識改革や女性研究者の活用,就労
・就学環境の整備など,その理想の実現に向けて,努力を重ねていく所存である。
※『鳴門教育大学』男女共同参画基本計画
(1) 男女共同参画を推進する環境の整備と制度の改善
(2) 男女共同参画の視点に立った教育研究組織の確立
(3) 男女共同参画に資する教育・研究の充実及び就業と家庭生活の両立支援
(4) 男女共同参画に関する教職員・学生への啓発・意識改善
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