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アンカラ大学留学体験記 経済学部 経営学科 関根由紀菜 私は2016年2
アンカラ大学留学体験記 経済学部 経営学科 関根由紀菜 私は2016年2月から7月までの5ヶ月間、トルコ共和国アンカラ大学に留学していました。トルコに 興味を持ったきっかけはトルコ人の友人とトルコ留学をしていた先輩でした。もともと留学をした いという気持ちはあったものの、具体的に国が決まっているわけでもなく、何となく英語以外を習 得したいと思っていた時に、当時トルコ留学をしていた先輩からトルコの様々な文化や生活の話を 聞く機会があり、「面白そう」という気持ちでトルコ留学を決めました。 トルコの公用語はトルコ語です。先輩からトルコ人のほとんどが英語を使える人が少ないことを 聞いていたため、友人にトルコ語を習ってから現地に行きましたが、あいさつ程度しか理解するこ とが出来ず、当初は一人でバスに乗ることも出来ませんでした。しかし周りの人の力を借りながら 少しずつ慣れていきました。2ヶ月ほど経つと生活に困らない程度までトルコ語を習得出来ました。 また私は寮で住んでいたのですが、春期からの留学生は少ないため日本人は私一人で、何も分から ない私にトルコ語でいつも話しかけてくれた寮の友達おかげもあり、最終的には会話もスムーズに 出来るほどまで上達させることができました。 現地到着後、すぐにアンカラ大学付属の語学学校に通い始めました。語学学校は1ヶ月単位で授業 を受けます。月曜日から金曜日まで午前9時から13時まであり15人程度の国際色豊かなクラス でした。クラスには留学生だけでなく、様々な理由でトルコに来た人達がいて内戦やテロについて 多くのことを考えました。午後は留学生向けに英語での授業が開講されています。私は人的資源管 理論を受講しましたが、授業内容や時間は担当する教授によって異なるため一概には言えません。 私の場合は毎回レポートを提出し、授業は様々なトピックについてのディスカッションでした。様々 な国の考え方や文化に触れることができとても貴重な経験となりました。 大学は4つのキャンパスに分かれており、私はそのうちの一つのキャンパスの寮で生活していま した。部屋は一部屋4人から6人、キッチン、シャワー、ランドリールームは共同です。寮費は部 屋の人数によって異なりますが毎月20日までに銀行で支払います。門限がありますが許可をとれ ば外泊も可能です。 トルコでの生活についてですが、野菜や果物、食料品は非常に安くおいしいので自炊も可能です。 ただ外食も安いため私はほとんど外食でした。アンカラ市内はバスが発達しているため大きなショ ッピングモールなどにも行きやすいです。治安についてですが、現在はいつ何が起こるか分からな い状況であることは否定できませんし、絶対安全と言うことも出来ませんが、それはどこの国でも 同じだと思っています。 トルコ留学は私にとって多くのことを学べた一生ものの経験でした。今まで考えたことのなかっ た状況で様々な人達と出会い、人生、政治、価値観、宗教、文化、言語などを日々考え、さらに外 から日本を見ることができ良いところも悪いところも知ることができました。はじめにうちは、ト ルコの生活を受け入れられなかったり、帰りたいと思うこともありましたがその経験も含めて、留 学して良かったと心から思っています。ぜひ一度トルコに足を運ぶことをお勧めします。