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24-3国語表現Ⅰ

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24-3国語表現Ⅰ
平成24年度シラバス
教
科
国語
科目名
国語表現Ⅰ
必修・選択
使 用
教科書
単位数
2
学年
3
共通選択科目
高等学校 国語表現Ⅰ
(第一学習社)
副教材等
パスポート国語必携(桐原書店)
1.学習の到達目標
生活を営み、気持ちを表現する上で最も重要である言語を用いる能力を涵養する。具体的には他人に
通じるように説明する力を養い、自らの考えを文章にして表現できる力を伸長する。
2.学習の計画
学習項目(単元)
学習内容
(表現の基礎1)
「まず伝わってこそ文章」
※国語表現ワークシート
「説明文の書き方」
(表現の基礎2)
「文章の書き方」「わかりやすい表現」
※国語表現ワークシート
「あいまいな表現をなくす」
「文の乱れをなくす」
・「美文」と「伝わりやすい文」の二つに対する作者の考え方を理解する。
・伝わる文章の概念について改めて意味づけ、身近な問題としてとらえる。
・ワークシートを用いて、伝わり文の構成について学ぶ。
(表現の基礎3)
「言葉のキャッチボール」
※国語表現ワークシート
「紹介の文章を書く」
・本文を用いて、日常会話と聞き取りに対する作者の考え方を理解する。
・ワークシートを用いて、自分自身を紹介する材料を集め、自分を他人に
紹介するわかりやすい文章を作成できる力を養う。
(表現の実践1)
「プレゼンテーションの必要性」
※国語表現ワークシート
「要約文の書き方」
「プレゼンテーションの書き方」
・本文を用いて、意見の主張の重要性と、その主張の仕方、組み立ての条件
を読み取る。
・ワークシートを用いて、社会問題や新聞記事などを要約する力をつけ、
そのうえで自らの意見を考える。
・ワークシートを用いて、簡単なプレゼンテーションの仕方を学び、主張す
る力を養う。
・進路実現に向けて、自ら興味関心を持つ分野、または進学先で必要となる
分野について調べ学習をする。
・要約文を作成した上で、自らが取り上げた問題について、どうあるべきか
を考えて、文章を作成する。
【作業学習1】
自分の進路に関係する時事問題を
調べ・要約・意見文を書く
【作業学習2】
自己の進路志望理由を作成する。
(表現の実践2)
「手紙の心」
※国語表現ワークシート
「手紙の書き方 基礎編」
「手紙の書き方 発展編」
(表現の実践3)
「時間の見方を変える時」
「意見文に反論してみよう」
・本文を用いて双括型、序論・本論・結論、頭括型など、それぞれの文章の
特徴と長所を理解する。
・本文を用いて、わかりやすい表現の具体例を知る。
・ワークシートを用いて、主・述のねじれや、あいまいな修飾語、副詞など
の問題点を自ら発見できる力を養う。
・進路実現に向けて、具体的な志望理由作文を作成する。
・自らに対する考えを深め、他者へ伝わる構成に集中して文章を組み立てる
力を高める。
・本文を用いて、手紙が大切となる時代背景や、手紙を通じて関係する人間
関係について理解を深める。
・ワークシートを用いて、頭語、結語、改行など基礎的な手紙の書き方を
実践的に学ぶ。
・ワークシートを用いて、他者への手紙を実際に想定して作成する。
・評論の読み方に習熟する。
・時代背景によって移り変わる時間の感覚についての筆者の考えを読み
取る。
・筆者の意見を読み取った後、その意見に対する肯定論・否定論を組み立て
作成する力を養う。
【作業学習3】
・自ら興味関心を持つ分野、または進学先で必要となる分野について詳細に
進路に関係する時事問題を選択し、
調べ、まとめる力をつける。
小論文作成
・自らが取り上げた問題についての対策、問題点などを掘り下げ、小論文と
して作成する力を高める。
(表現の実践4)
「ディベートをする」
※国語表現ワークシート
「ディベートの作成」
・本文を読み、ディベートの必要性、守るべき条件などを読み取る。
・ワークシートを用いて、共通の問題を通して、肯定と反対の論拠を深めて
いき、具体的に論述する。
・実際にディベートを行うことで、聞き取りの力、意見を構成し、発表する
力を身につける。
3.評価の観点・方法
※評価は次の観点から行います。
a.関心・意欲・態度 意見文や時事問題、手紙などあらゆる言語文化に関する関心を深め、進んで表現
したり理解したりしようとする。
b.話す・聞く能力
自分の考えをまとめたり深めたりして、目的や場面に応じ、筋道を立てて話した
り的確に聞き取ったりする。
c.書く・読む能力
本文を用いて、要旨を的確に読み取り、ワークシートを通じて適切な文章を構成
する。
d.知識・理解
表現と理解に役立てるための音声・文法・表記・語句・語彙・漢字等を理解し、
知識を身に付けている。
※具体的には次のものを対象とします。
①定期考査
②授業中の小テスト
③課題の提出状況
④授業中の取り組み状況(挙手発言、プレゼンテーション(SHOW&TELL)など)
※上記の①を60~80%、②~④を20~40%として評価する
4.その他(科目の特色、留意点、学習方法など)
言語は生活の基本です。使用範囲も非常に広く、思いを伝える最大の手段です。これから皆さんは
進学や就職を目指していきます。しかし、どんな人であっても無言で受験をして合格する人はいません。
何も書かないで合格する人もいません。なぜこの学校(あるいは会社)に入りたいのか、自分はどうい
う人間なのか、こうしたことを他人に通じるように説明し、文章にして表現できるようになることが国
語表現の到達目標です。ですから、国語表現の授業は通常の授業と違い、作業学習が多くなります。ま
た評価をする際も平常点が重視されます。平常点というと授業態度はもちろんですが、課題の提出状況
とその内容も重視されます。皆さんが一年かけて、思いを文章に、言葉に表す力を身につけるために、
しっかりと話を聞いて、意欲的に取り組んでください。
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