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L.A.C. 第165号 ラテンアメリカクラブ

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L.A.C. 第165号 ラテンアメリカクラブ
AVISO DE L.A.C.165
L.A.C. 第165号
165号
08/10/15
ラテンアメリカクラブ
支部 ボゴダ
●ニュース発行 上島善之 柴垣政明
お元気ですか。暑い夏も終わりすっかり
秋めいてきました。
それにしても地球は確実に温暖化の影
響を受けているようです。
最近の雨の激しさ、そして雷の多発。温
暖化によるのエネルギーが厖大になり、
一気に大地に降り注いでいるようです。
雷の音はしないのに、遠くで稲妻が光り、
何度も夜空を明るく照らしている様子を見
ました。東京で見るとは、何か不気味でし
た。
かつてアマゾンの原野で見た時以来で
した。
ブラジルフェスタ
今年もノリノリの
今年もノリノリの音楽
もノリノリの音楽が
音楽が会場にあふれて
会場にあふれていました
にあふれていました。
いました。
友人からメールが入った。ブラジルフェステイバルがあるという。すっかり忘れていた。9
月 6~7 日に開催。もう、こんな季節になっていたのだ。去年も出かけ、残暑の中でシュラス
コ(肉の串焼き)にビールを飲んで、強烈なリズムを楽しんできた。今年はちょっと忙しかった
が、去年の雰囲気を思い出し、急遽出かけることにした。
土曜日の午後 4 時過ぎ、広場は人でいっぱいだ。強烈なリズムが会場一杯に広がってい
る。人で身動きもできないほどだ。料理のブースにもたくさんの人が並んでいる。辺りは日本語
とポルトガル語が飛び交う。見た目もほとんど日本人と変わらない人がいると思うと、話す言葉
はポルトガル語。日本人だか、日系人だか、ブラジル人だか、みんなフェスタを楽しんでいる。欧
米人のような人たちもたくさん来ていて、まさに「人種のるつぼ」といった感じだ。
ステージでは 20 人ほどがトランペットを吹き、激しいドラムたたき、それに合わせて男性歌手
が歌いまくっていた。観客はリズムに合わせて、体を動かす。僕も 1 時間ほどみんなと体を動か
していたが、疲れた。みんなは疲れ知らず。
広場にはシートを敷いて歓談するグループもあり、久々に会うのかみんな楽しそう。今回で 3
回目、確実に定着してきているようだ。
秋は各国のフェスティバルが続く。スリランカ、ベトナム、ナマステ・インディアとここ代々木公園
で 9 月いっぱい行われる。お台場ではメキシコ・フェスタ。東京のいいところは、こんなところかも
しれない。外国へ行く時間も金もない時は、参加するだけでもハッピー。それに日本にもこんな
に外国から来ている人がいるんだなあと、そして、楽しそうな人々を見ていると、日本は平和で
いいなあと素直に思ってしまう。(上島)
人、人であふれる会場
であふれる会場
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AVISO DE L.A.C.165
08/10/15
「それはすごいね」で終わっていた。あそこにはキンがあったかも
しれない、今は「しまった」と思っている。
この展示を見た人は、同じように「もしかしたら自分も!」と、き
っと思ったに違いない。
次ぎによかったのは、金塊を触ることができたことである。アル
ミニウム、銅、銀、金と順番に撫でては、持ち上げてみるのだが、
キンは圧倒的に重かった。キンを持ち上げるがなかなか持ち上
がらない。固定しているのではと思い、ちらっとガードマンの目を
見て再度持ち上げるとやっと台から離れた。こんなに重くてはキ
ンを発見しても、「どうやって運んだらいいのだろうか」と、キンに
触りながら考えていた。
もう一つの「エル・ドラード」だが、こちらは 2008 年、日本とコロ
ンビアの外交樹立 100 周年を記念して、コロンビアの黄金の文化
財 200 点ほどが展示してある。たくさんあるが、並べてあるといっ
た感じだ。「目がキンになる」視点でもあまり迫力がない。
「人間なぜどん欲に、命を張ってまでキンを追い求めるのだろ
う」と帰り道、公園を歩きながら考えてみるが、キンに触るだけで
感激し、密かにキンを運ぶためにはどうしたらと、思っている人間
がいる限り、キンへの欲望は絶えることはないだろうと思った。
(上島)
「黄金の国ジパングとエル・ドラード展」
久々に上野公園に出かけた。国立科学博物館で行われている
「黄金の国ジパングとエル・ドラード展」を見るためだ。 いつ
もは上野駅の公園口から出るのだが、この日は地下鉄浅草駅か
ら出た。
上野駅は構内にショッピング街などができて、見違えるようにき
れいなり、にぎわっているのだが、こちらの公園へ向かう道は何
となく寂しい。派手な看板があった映画館も建物は残っているが
もうやっていない。確か「聚楽」か何かの大きなレストランもあった
はずだが、なくなっている。人通りもすっかり少なくなっている。
メキシコの魂
『メキシコの魂を唄った男/ホセ・アルフレド・ヒメネス』の映
画を見た。これはメキシコ勉強会の特別催しで、上映後テキー
ラの試飲会もあるというので、これにつられて渋谷まで出かけ
た。
久しぶりに東急本店へ向かって歩いたが、人でいっぱいだ。
やはり「109」あたりは若い人が多い。いつも新宿の西口辺りを
ウロウロしていると、同じ東京なのになあと、思ってしまう。
映画だか、
“メキシコが生んだ偉大な歌手であり、作曲家のホ
セ・アルフレド・ヒメネス。
「人生なんて価値はない」と唄う「グ
アナファトへの道」などメキシコ人たちの魂を震わせる詩とメ
ロディー。楽器も弾かなければ、音符も読めなかった伝説的な
作曲家の知られざるエピソードが、今、彼の歌声とともによみ
がえる。監督:エドアルド・ゴンサレス・イバーラ 2005 年/DV/
カラー・モノクロ/54 分(ラテンアメリカクラブ掲示板より)”
と、いうものだ。
47 歳で亡くなったそうだが、生涯を仲間や家族が語るドキュ
メンタリーである。当時の写真や音楽が至るところに挿入され
ており、哀愁をおびたメロディに、愛を歌い上げる歌詞にうっ
とりしてしまう。
「星をプレゼントしようと手をのばしたが、手に入れること
ができなかった。それでも私は、貴方に受け入れなくてもやっ
て来た」というような歌詞にも、彼が歌うと納得してしまう魅
力を持つ。
「楽器も弾けず、音符も読めなかった」とあるが、ま
さに彼のなみはずれた感性が、人々の心をとらえるのだろう。
トークのあとテキーラの試飲もあり、ほろ酔い加減で会場を
出た。で、終わればいいのだが、久々の東横渋谷駅裏通りの焼
鳥屋で升酒を 2 杯。気持ちはメキシカンで、カラダはジャパン
でした。
(上島)
上野公園への階段を上る途中、いつもいる似顔絵描きのおじさ
ん達は健在で、二人ほどがぼんやりと座って客を待っている。
「よっこらしょ」と、石段を登ると右手に西郷さんが立っている。
久々に見る西郷さんだが、周りの木がすっかり大きくなり、なんだ
か姿が小さく見える。
ここに来ると、いつも上野は遠く懐かしく感じる。ずいぶん前に
なるが初めて上野に来た時、ここは東北のような感じがした。九
州から来たせいか、伊沢八郎の歌せいか、何となく東北の雰囲気
がしていた。でも、遠く感じたが、九州の「ふるさと」を感じた場所
でもある。
東京文化会館、国立西洋美術館を過ぎると大勢の生徒たちが
前からやって来た。まだ、夏休み、修学旅行だろうか、お土産の
袋を持ち、みんな楽しそうだ。先生が「2 列に並ぶように。まあ、3
列でもいいか」と、あまり真剣に注意する気もないようだ。
さて催しだが、あまりおもしろくなかった。確かに「黄金の国ジ
パング」のタイトルのように、金に関しての解説、金塊や砂金、金
鉱石の展示や文化財などの紹介があったが、歴史的背景など深
みはなく、単に見るだけの展示に感じた。ただ、パンフのコピーに
あるように「目がキンになる」では、おもしろかった。
そこで、「目がキンになる」視点で見てみると、自然の金塊の提
示はおもしろかった。実際発見された大きな金塊や日本で発見さ
れた砂金も展示されており、ひょっとしたら僕も発見できるかも、
と金塊を見つめて密かに思ったりした。
というのも、以前ボリビアで、アンデス山脈を下りアマゾン川上
流に到達した時、雇った地元のポーターがキンの混じった石を見
せてくれた(本物と思ったが)。そして、これは谷の向こうで拾った
と言った。その時は疲れ切って、まじめに聞く元気もなかったので、
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08/10/15
■お知らせ■
『伊勢・熊野路を歩く』(発行・ウェッジ、1800 円)
目と耳の両方が不自由な子ども達とその家族の会「
「ふうわ」
ふうわ」
という会があります。この会では、会報発行のほか、毎年一回、
全国の仲間が集まって交流することを、活動の大きな柱にして
きました。
ところが、ここ数年、活動のための資金難が続いています。
そこで、今回「
「ふうわ応援
ふうわ応援セット
応援セット」
セット」を販売し、その収益を「ふ
うわ」の活動費にあてることになりました。
皆様のご友人、お知り合いにもお声をかけていただければ本
当にうれしいです。
詳しくは、こちらをご覧いただければ幸甚です。
http://homepage2.nifty.com/liming/Fuwa/Flyerab080829.pdf
八幡浜ちゃんぽんセットは、6食入り・2500円です。
(送料・消費税込。北海道だけは、送料を別途 200 円頂戴いた
します。)
お品物の発送は、ご入金の確認後となります。
このセットの販売収益は、ふうわ運営のために利用されます。
ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、以下の内容を、
[email protected] 柴垣美代
まで、ご連絡ください。
森本剛史さんが本を出しました。カラーたっぷりで、迫力あるの写真
は森本さん撮影。以下森本さんからです。
「不肖、私が本を出版しました。表紙のお燈祭りの写真も僕が撮りま
した。この本は、三重県出身の山野肆朗氏との共著で、私は熊野の紀
行文と写真を担当しました。この出版社はJR東海の系列会社です。
世間に数多あるただの熊野ガイドブックでは「つまらん!」と、熊野カルト
度を大いに高めて、地元出身者しかあまり知らないような伝説とかエピ
ソードを織り込みました。
ダルの話、一つ目ただら、熊野のオオカミ伝説、補陀落渡海、アンド
レ・マルローと那智の滝などなど。
熊野の歴史は勉強すればするほど、わからなくなってきました。でも
面白い。執筆しながら、こういう風土に生を受けたことに感謝せな阿寒
を幸せに感じています。
興味があれば、ぜひ一冊お手に取ってみて下さい」。
おまけ
ベトナムフェスティバル
ご注文する方のお名前
ご住所
お電話番号/メールアドレス
ご注文内容と価格
お品物の送り先(ご住所・お名前・電話番号)
と同じ場合は、
「同上」としてください。
到着指定日 ある・なし
ある場合:
月
日
到着時間:
いつでも・午前・午後・夜
ご自宅用に、ちょっとしたギフトに、お中元・お歳暮に…。
なにかのきっかけにご利用いただければうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ベトナムを代表
ベトナムを代表する
代表する歌姫
する歌姫、
歌姫、ミー・リンのステージ
『第 8 回宮崎ツヤ子 MOLA 教室作品展』
2008年9月20・21日、代々木公園でベトナムフェスティバルが行われま
した。今年の3月にベトナムへ出かけ、この国に興味を持つようになり、
―海の物語りー
初めて参加してみました。今年は、日本とベトナムが外交関係を樹立し
●2008 年 10 月 17 日(金)~22 日(水) ギャラリー絵夢
●AM11:00~PM5:00
●場所 東京都新宿区新宿 3-33-10 新宿区モリエールビル 3F
●連絡 TEL 03-3350-4870 事務所 TEL 03-3352-0413
て、35周年迎えているそうです。
あいにくの雨の中でも、大勢の人々が参加していました。現在、在日
ベトナム人は:32,485人
人(2006年末現在)ということです。けっこう多くのベト
ナムの人が日本に住んでいるのですね。ここにも多くのベトナムの人た
ちが来ていました。
会員の宮崎ツヤ子さんの教室作品展が行われます。いつも会
場には鮮やかで、すてきな模様のモラが会場いっぱいに展示さ
れています。新宿東口、大塚家具のすぐ近くですのでぜひお出
かけください。
何を食べようかも迷っていたのですが、結局春巻きにしました。各ブ
ースには、行列ができていました。
生春巻き1本300円、ベトナムと比べれば当然高いですが、けっこう美
味しかったですよ。これを素揚げ
にした揚げ春巻きも大好きです。
生春巻き
生春巻き。ソースはいろいろ
な種類があり
種類があり、
があり、店によって味
によって味
3
が違う。
AVISO DE L.A.C.165
08/10/15
ベトナムのお好
ベトナムのお好み焼き、パインセオ
パインセオは、米粉生地のベトナム風お好み焼きです。生地
を薄くのばして、豚肉やエビ、モヤシなどをのせて焼いていま
した。いくつもの鍋で素早く作ります。
ここのものより小さいですが、ベトナムでは安くて手軽に食
べることができました。ヌクマム(小魚を発酵させた魚醤)つけ
て食べました。ヌクマムは気に入ると「クセ」になりますよ。
パインセオ。
パインセオ。とあるベトナムレストランの出店
とあるベトナムレストランの出店ブース
出店ブース
※会報の一部を紹介しています。
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