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1.軽量化に貢献する素材(PDF:948KB)

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1.軽量化に貢献する素材(PDF:948KB)
新しい素材への変化
アルミ使用量
(%)9.0
1 素材の変化
現在、乗用車の車両重量のうち金属の占める割合は約75%、残りは非金属や合成樹脂からなり、その割合は
年々増える傾向にあります。
6.0
5.0
● 普通・小型乗用車における原材料構成比の推移(重量比)
安全性や快適性のための装備の充実に伴い、クルマの総重量は増加の傾向にありますが、一方でアルミニウ
3.0
原単位
総重量の推移
(%)
2.0
63.6
(1.6)
17.5
5.0
13.9
(5.6) (2.8) (2.9)
100.0
1977年
64.8
(4.9)
16.1
4.7
14.4
(4.6) (2.6) (3.5)
106.5
1.0
0
1983年
61.7
(11.9)
14.7
5.6
16.4
(3.8) (3.3) (4.7)
14.3
5.6
18.4
(3.6) (3.9) (5.7)
105.9
102.7
59.4
(15.5)
15.0
6.1
(3.4) (3.9)
19.5
(7.3)
106.8
1989年
58.6
(19.3)
15.1
7.4
(3.5) (4.9)
18.9
(7.5)
115.1
1992年
57.0
(24.1)
19.7
(7.3)
136.8
1986年
15.3
8.0
(3.7) (6.0)
97年 7.5%
1986年までのアルミ化部品
・ピストン
・インテークマニホールド
・シリンダヘッド
・トランスミッション
・ハウジングケース
・クラッチハウジングカバー
・トルクコンバータカバー
・トルクコンバータステータ
・マスターシリンダ
・エアコンデンサー
2001年 6.2%
86年 3.9%
83年 3.5%
1989年までのアルミ拡大部品
80年 3.3%
・外板
フード、フロントフェンダー
1977年 2.6%
・バンパレインフォース
・アクスル部品
アクスルハウジング
ステアリングナックル
・エンジンブロック
・ブレーキキャリパー
・ホイール
1977
80
85
8.0
89年 7.5%
97年 7.5%
86年 7.3%
7.0
92年 7.3%
6.0
1977年 3.5%
83年 5.7%
1989年までの樹脂拡大部品
・外板(フード、フェンダー)
・バンパアマチュアなど
5.0
最近のアルミ化部品
・車体骨格
・サスペンション部品
・エンジンブロックへ
の拡大採用
4.0
ムや合成樹脂(プラスチック)など軽い素材を使うことで車両全体の軽量化が進められています。
1973年
92年 6.0%
89年 4.9%
車両の平均樹脂化率
車両の平均アルミ化率
8.0
7.0
1980年
(%)9.0
2001年 8.2%
1.軽量化に貢献する素材
63.3
(8.6)
合成樹脂使用量
90
95
80年 4.7%
4.0
1986年までの樹脂化部品
・ステアリングホイール
・シフトノブ
・メーターリッド
・テールランプ
・ラジエターグリル
・インストパネル
・ヒーターケース
・フェンダーミラー
・バンパフェイシア
・エアダクト
・ホイールカバー
・エアロパーツ
・ロッカーカバー
3.0
2.0
1.0
2000 (年)
資料:
「日本の自動車工業」2002 日本自動車工業会
0
1977
80
85
最近の樹脂化部品
・ヘッドランプ
・インテークマニホールド
・プーリー
・エンジン部品
・車体構造部品
90
95
2000 (年)
資料:
「日本の自動車工業」2002 日本自動車工業会
2 省エネを担う素材
アルミニウムやプラスチックは自重が軽いため、クルマ全体の軽量化に貢献しています。軽量化は、今後も
省エネ(燃費向上)の観点から重要な課題の1つです。
●自動車の軽量化部品例
1997年
53.9
(22.8)
16.9
9.6
(3.3) (7.5)
19.6
(7.5)
141.3
2001年
56.3
(23.0)
16.7
7.8
19.2
(4.3) (6.2) (8.2)
162.6
銑鉄、普通鋼
(内高張力鋼板、表面処理鋼板)
非鉄金属(内アルミ地金)
特殊鋼(内合金鋼)
非金属(内合成樹脂)
樹脂ランプレンズ
ラジエター樹脂タンクアルミラジエター
アルミシリンダブロック
マグネシリンダヘッドカバー
アルミルーフ
樹脂サンルーフハウジング
アルミエンジンフード
マグネステアリングコラム
ブラケット
マグネステアリング芯金
アルミシートフレーム
高強度サスペンション
スプリング
(注)各年の調査対象車種が異なり、原単位総重量はそのつど変化している。
資料:「日本の自動車工業」2002 日本自動車工業会
● 日本の乗用車のアルミ使用量と合成樹脂使用量の推移
日本の乗用車におけるアルミニウム使用量および合成樹脂の使用量は、この10年の間におよそ倍になってい
ることがわかります。この2つがクルマの軽量化に果たしている役割は大きなものがあります。
アルミシートレール
ウルトラハイテンインパクトビーム
アルミクラッチペダル
ハイテンボディ
アルミディスクホイール
アルミアッパーアーム
アルミサスペンションメンバー
アルミバンパリインフォース
樹脂タンク
樹脂バンパ
資料:「自動車と環境」トヨタ自動車
● 高張力鋼板採用部位の例
● 軽乗用車のアルミ採用例
部分はアルミ製パーツ使用箇所
資料:日本自動車工業会
高張力鋼板採用部位
資料:日本自動車工業会
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