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議事概要.
第13回e-とくしま推進会議 議事概要
Ⅰ.開催場所,日時
日時 : 平成25年3月18日(月)午後3時~4時30分
場所 : 徳島県庁10F 大会議室
Ⅱ.委員名簿
(五十音順,敬称略)
No.
WG
1
所 属 及 び 役 職
あ お き
け い こ
女 徳島県医師会事務局 次長
いちみや
しょういち
男 (公財)e-とくしま推進財団 専務理事
青木 圭子
2
一宮 省一
い と う
3
4
氏 名
あ け み
女 (株)テレパス四国 代表取締役
き
女 (株)クラッシー 代表取締役
伊藤 明美
生活
う え だ
せ
こ
植田 貴世子
男 西日本電信電話(株) 徳島支店 支店長
代理
副支店長
小林 哲也
うるしはら
か ん じ
男 四国放送(株) 代表取締役社長
代理
技術局長兼技術管理部長
西條 昌男
おおいわ
あ き よ
女 株式会社ひまわり 常務取締役 HAIRS沖浜店 ディレクター
かげおか
え み
女 徳島県立盲学校 教諭
たかおか
け い こ
女 (有)ケイ・トップス 代表取締役
たか はし
の ぶ こ
女 徳島商工会議所女性会 会長
たきかわ
みちこ
女 阿南東部高齢者お世話センター 主任介護支援専門員
たて いし
としあき
男 (社)日本インターネットプロバイダー協会 副会長
欠
と や ま
く に お
男 (社)徳島県情報産業協会 会長
欠
はぎ わら ひでのぶ
男 NHK徳島放送局 局長
欠
は ら だ
たけし
男 (株)ワイヤーオレンジ 代表取締役社長
な
女 徳島文理大学 人間生活学部 教授
6
漆原 完次
7
大岩 明代
8
蔭岡 絵美
高岡 慶子
10
高橋 信子
11
滝川 道子
基盤
立石 聡明
13
外山 邦夫
14
萩原 秀信
15
原田 剛
16
安全
安心
ふるもと
な
よ
古本 奈奈代
まる や ま
17
欠
な お き
上田 直毅
12
代理
う え だ
5
9
出欠
つとむ
丸山 力
女 徳島大学 研究国際部 国際課 医学部長補佐
も り い
男 神戸大学大学院 工学研究科 教授
教育
村澤 普恵
19
行政
森井 昌克
20
産業
山本 耕司
やま もと
ま さか つ
こう じ
代理
欠
男 徳島県 最高情報統括監(東京大学大学院 特認教授)
むらさわ ふみえ
18
欠
男 四国大学 経営情報学部 教授
欠
副会長
中村 秀美
Ⅲ.配席図
随行者席
蔭
岡
委
員
漆
原
委
員
代
理
中
村
様
高
岡
委
員
)
)
随
行
者
席
(
(
代
理
西
條
様
高
橋
委
員
随
行
者
席
(代理 小林様)
上田委員
伊藤委員
原田委員
一宮委員
村澤委員
青木委員
山本委員
宮
本
課
長
石
井
地
域
振
興
総
局
長
飯
泉
知
事
丸
山
会
長
事務局
庁内関係課(室)
Ⅳ.配布資料
資料1
資料2
参考
滝
川
委
員
次第
e-とくしま推進プラン進捗状況について
委員名簿
配席図
Ⅴ.議事概要
1.開会
2.知事あいさつ
・本日は、第13回目「e-とくしま推進会議」を開催いたしたところ、丸山
会長をはじめ、委員の皆様方には、年度末の大変お忙しい中、御出席を賜り、
また皆様方には日頃から、地域情報化の推進に大変御尽力をいただいている
こと、この場をお借りして厚くお礼申し上げる。
・当会は、平成16年3月に「e-とくしま推進プラン」の策定を掲げ、県民
誰もがICTの利便性を享受できる「e-とくしま」の実現に向けて、情報
化に取り組んできたところ。
・その間、地上デジタル放送の開始、アナログ放送の停止に伴い、本県で視聴
できていた関西地区放送局の番組が視聴できなくなることへの対応策として、
官民連携のもと「全県CATV網構想」を展開し、その結果、「地上デジタル
放送への対応」はもとより、コミュニティや地域防災等の「地域情報の発信」
、
同一エリア内での無料通話が可能となる「IP電話網の充実」、高速大容量・
高速接続の「ブロードバンド環境の整備」という「四種の神器」が揃った。
・総務省発表のケーブルテレビ普及率、平成24年3月末現在の最新の情報では、
遂に大阪を抜いて1位に、その普及率88.5%となったところ。本県において
は、こうした充実した高速情報通信基盤を活用し、データセンターやコール
センターといった情報通信関連産業の誘致を進め、平成15年4月の段階では
0であったものが、現在10社13事業所で働くみなさんは1,000名を超える。
・さらに、美波町や神山町、三好市の中山間地域の古民家を活用した所に東京
や大阪のICTの企業によるサテライトオフィス、全12社が進出。
・ぜひ徳島としても、「光ブロードバンド環境」をはじめ、「e-とくしま」を
さらに県民のみなさんはもとより、全国のICTに関わる皆様方にぜひ愛好
していただきたいと考えている。
・委員の皆様方におかれては、徳島県の状況を御理解賜り、県民のみなさんは
もとより、e-とくしまをさらに全国のみなさん方にも享受していただける
このような環境について、配所高所から御提言、御提案賜るよう、よろしく
申し上げ、開会と冒頭にあたっての御挨拶とさせていただく。
3.丸山会長あいさつ
・本日は、大変お忙しい中、御出席いただき厚くお礼申し上げる。
・「e-とくしま推進プラン」は平成16年3月の策定から今年度で9年が経過。
・平成25年度までの10年間の計画期間も、残すところ1年となり、今後は、
目標達成に向けた取組を強化するとともに、より一層の進展を図って参りたい。
・本日は、皆様から「オンリーワン徳島」ならではの、御意見・御提言を期待。
・1時間30分という短い時間ではあるが、皆様には、積極的な御発言や活発
な御討論をお願いし、この会議が実り多いものとしていただくよう、念願し、
開会の御挨拶とさせていただく。
4.議事
(1) e-とくしま推進プラン進捗状況について
<事務局>
「資料2 e-とくしま推進プラン進捗状況について」により、説明。
<各WG座長>
各WG座長が「プランの達成見込み」と「次年度の重点取組事項」を説明。
①情報通信基盤WG座長
(プランの達成見込み)
・「全県CATV網構想」の推進により、「高速ブロードバンド網」の整備が
完了し、無線ブロードバンドの整備も順調に推移していることから、目標
は達成されると考えている。なお、災害対策、セキュリティ対策、新たな
技術への活用などが今後の課題であると考えている。
(次年度に重点的に取組むべき事項)
<1点目>
「災害に強い情報基盤づくり」
・御承知のとおり「情報通信基盤」は、電気、水道に代表されるライフライン
同様に、国民生活上なくてはならないライフラインであると言える。
・特に、災害発生時等の緊急時には、緊急通報や安否確認等のための通信手段
として機能するなど、国民の生命・身体の安全確保等を担う基盤として必要
不可欠なもの。
・このようなことから「基盤WG」においては今年度に引き続き「災害に強い
情報基盤づくり」に重点的に取組みたいと考えている。
・具体的に申し上げると「STNet」においては、今年度「通信センター局舎
の二重化」などを実施しており、来年度は「回線や機器の円滑な移行」を、
「NTT西日本」においては、今年度に引き続き「中継回線のルート新設」
による回線の冗長化、「交換局への防水対策」、「各自治体の避難所等への特設
公衆電話の事前設置」を、「ケーブルテレビ徳島」においては、信頼性の向上
のため「サブセンターへの発電機設置」を、「NTTドコモ」においては、「重要
通信設備の分散化」し、信頼性の向上に取り組むこととしている。
<2点目>
「情報セキュリティ対策の推進」
・特に、本県においては、「全国屈指のブロードバンド環境」を活かした、公衆
無線LANのアクセスポイントの設置拡大や利活用を推進していることから、
無線LANの利用が飛躍的に拡大しているところ。
・しかし、無線LANは、有線の通信サービスとは異なり、目に見えない通信
手段を利用するため、「無線LAN区間のデータの盗聴・改ざん」
、「他のPC
からの不正アクセス」、「アクセスポイントのなりすまし」、「ネット犯罪」など
の脅威が想定されるため、無線LANを利用する際には、情報セキュリティ
対策の強化が必要となる。
・そのため、「とくしま公衆無線LAN推進協議会」を通じ、セキュリティ対策
の必要性について、会員や県内公衆無線LAN設置者、ユーザーに周知して
参りたいと考えている。
②産業WG座長
(プランの達成見込み)
・産業分野におけるICTの活用は、プランの策定当初に思い描いていた理想
の姿よりもさらに発展している。
・県内においては、上勝町における「いろどり」、「サテライトオフィス」、「マチ
アソビ」など、全国的に見ても先進的な取組が進められており、目標の達成
に向け、順調に進んでいると考えている。
(次年度に重点的に取組むべき事項)
「デジタルコンテンツ産業の集積・連携と人材育成」
・「デジタルコンテンツ産業」の2011年の市場規模は、7兆6444億円※1とも
言われており、国内コンテンツ産業の63.5%を占めるまでになっている。
スマートフォンの普及拡大などにより、今後ますます拡大する事が予想される。
・徳島県においては、県内隅々までブロードバンド環境が整備されていること
や、「デジタルコンテンツ人材育成」に積極的に取り組まれている大学との連携
ができているといった強みを有しており、これまでも重点的に取り組んできた
ところ。
・来年度においては、さらに地域や企業、県内大学が連携した「新ビジネスの
創出」や、デジタルコンテンツの誘致企業とものづくり企業とのコラボレー
ションへと発展させていきたいと考えている。
・また、先ほど事務局から説明のあったように「とくしま・サテライトオフィス・
プロジェクト」は、東京に本社を置く「株式会社あしたのチーム」が、三好
市にオフィスを開設するなど、全県へと拡大しているところ。また、神山町
には、「サテライトオフィス・コンプレックス」が完成し、県内外の多様な才能
を持った企業や個人の「集積の場」となり、業種の枠を超えた交流が始まって
いる。
・この多様な才能が融合して生まれる「創造力」とベンチャー企業ならではの
「実行力」を「新たな事業」や「サービス」の展開に結びつけ、地元の企業、
大学との連携により、新たなビジネスの創出や、県内IT人材等の雇用創出
にもつながると大いに期待している。
※1「デジタルコンテンツ白書2012」
((財)デジタルコンテンツ協会公表数値)
③生活WG座長
(プランの達成見込み)
・
「とくしまポータルの開設」、潜在テレワーカーの発掘・育成や、企業等への
テレワークの周知啓発などの「テレワーカーに対する支援」、ワイヤーママ
による生活情報の入手・交換の場が提供されている「子育て支援」など、
目標に対する取組が実施され、達成に向けて順調に進んでいると考えている。
(次年度に重点的に取組むべき事項)
<1点目>
協働目標「県民ポータルサイトの利活用の推進」を実現するために作成した、
県民ポータルサイト「とくしまポータル」への県民参加を推進し、サイトの
充実をはかる
・生活WGのプラン策定当初からの目標であった徳島の「イベント」や「暮らし
の情報」などをワンストップで入手できる、県民ポータルサイト「とくしま
ポータル」については、昨年8月1日に開設となった。
・現在、1日のアクセス数は、約280アクセスであり、登録団体は、150
団体に御協力をいただいている状況。これを来年度には、1,000アクセス、
500団体に増やしていくことを数値目標としているが、県民とともに、この
「とくしまポータル」を育てていくことを一番の目標と考えている。
・そのため、まずは積極的なPRに努め、この「とくしまポータル」を、より
多くの県民の皆様に使っていただき、利用者の皆様の意見に耳を傾けながら、
意見を反映させていくことによって、さらに利便性の高いポータルサイトに
発展させていきたいと考えている。
・ついては、委員の皆様においても、PRに御協力をお願い。
<2点目>
協働目標「ICTの利活用による『だれもが活躍できる社会』の実現」を推進
するため、ICTを活用した在宅就労形態である「在宅テレワーク」による、
「障害者」や「子育て中の方」、「高齢者」、「引きこもりの若者」の雇用拡大
・その取組のひとつとして、JCI・テレワーカーズ・ネットワークにおいて
は、厚生労働省の創設した「在宅就業支援団体等活性化助成金」を活用し、
テレワーカーと業務のマッチングを図り、障害者の就業基盤としてテレワーク
が定着するよう支援を実施して参る。
・これによって、テレワークの普及の障害となっている、「テレワークに適した
業務がない」、「テレワークに期待ができない」などのテレワーク・在宅就業
者のスキルに対する誤った認識の解消に努めて参りたいと考えている。
・こうした取組の周知や、テレワークへの理解を深めるための啓発を行うこと
により、「障害者」や「子育て中の方」などの雇用につなげて参りたい
④安全安心WG座長
(プランの達成見込み)
防災分野では「安心とくしまネットワーク2.0」、「すだちくんメール」の運用
による発災時の迅速・的確な情報収集・提供が可能になり、防犯分野では「安心
メール」、「犯罪・不審者情報マップ」の運用による犯罪情報等の提供が行われる
など、着実に取組が進展していると考えている。また、医療分野についても、
医師不足などの対応にICTを活用した医療の提供が進められていると考えて
いる。各目標とも取組が実施され、達成の方向に向かっていると考えている。
(次年度に重点的に取組むべき事項)
<1点目>
「ICTを活用した医療機関連携による効果的な医療の提供」
・県内では読影医が不足しており、中核病院に勤務する読影医の負担は大きな
ものとなっていることや読影医のいない医療機関では、外部の読影医に物理
的に画像を送り画像診断をしており、診断に時間がかかっている。
・また、へき地診療所等では、救急時にへき地医療拠点病院等に画像を送り、
専門医や救急医等に相談ができる体制の整備が求められている。
・このことから、「画像診断サービスの提供体制」及び「救急時画像コンサルタント
体制」の整備を進め、画像診断の迅速化、読影医等の負担軽減を図って参りたい
と考えている。
<2点目>
「東日本大震災」の教訓などから、初動期の適切な対応の決め手となる情報
収集について、情報の一元的な集約・共有が行える情報共有基盤の構築を目指す
・今年度は、「安心とくしまネットワーク2.0」の構築により、稼働環境の完全
二重化され、耐障害性が強化されるとともに、「災害時情報共有システム」の
整備・運用により、情報を一元的に集約し、共有・発信できる体制が整うところ。
・来年度は、その機能をさらに強化し、被災地域における、保健・医療・福祉
コーディネートに必要な情報収集・共有機能を付加し、これまで以上に一元化
された情報共有を目指したいと考えている。
⑤教育WG座長
(プランの達成見込み)
・文科省の調査によると、徳島県の教員の「授業中にICTを活用して指導
する能力」は、前年度の70.1%から6ポイントアップして76.1%となり、
全国順位も9位から6位に向上している※1。
・また、e-とくしま推進財団によるCMS導入支援により、学校HPの更新が
容易になったことで、学校と保護者・地域が密接に情報を共有できるよう
サービス」の運用により、県民が利用しやすいサービスが提供されている
ことから、それぞれの目標について、着実に進捗していると考えている。
(次年度に重点的に取組むべき事項)
<1点目>
「ICTを活用した指導ができる教員」育成のさらなる強化
・ICTを効果的に活用した「よくわかる授業」を広め、生徒の「情報活用能力」
を育成するには、授業にICTを活用することができる教員が不可欠である。
・そのため、総合教育センターでは、今年度より、これら教員に対する施策と
して「ICT活用指導力養成講座」を実施し、
「ICTに苦手意識のある教員」
に焦点を絞った、わかりやすい「実習」や学校における授業や活動で実践を
行う事などにより、全体的なボトムアップを図って参りたいと考えている。
・「ICTを活用すること」は重要であるが、これは1つの手法であり、学習の
理解度を深めることが本質である事を忘れてはならないと考えている。
<2点目>
「学校支援システムの導入」
・徳島科学技術高校において、e-とくしま推進財団の助成事業を活用して、
OSSで開発されたものであり、県でカスタマイズされ、来年度、県立高校
数校で試行されることになっている。将来的には、県下全域の高校に導入を
予定している。
・校務の効率化を進め、教師の業務負担の軽減を図り、現場の教師と生徒との
交流時間を確保することで、生徒に対してよりよい授業や指導を行う助けと
なることを大いに期待しているところ。
※1「平成23年度 学校における教育の情報化の実態等に関する調査」
(平成24年3月現在)文科省実施より
⑥行政WG座長
(プランの達成見込み)
・県HPの情報提供件数の増加や電子申請等のオンライン手続の普及により、
県民から見て透明性や利便性の高い行政サービスが提供されていることや
県庁の業務システムの最適化によるコスト削減、徳島発のOSSが全国展開
し、県内産業の振興に貢献していることなどから、各目標について、実現
に向けて順調に推移していると考えている。
(次年度に重点的に取組むべき事項)
<1点目>
・本県では、災害に強い情報通信インフラの構築を目指しており、「南海トラフ
の巨大地震」等の大規模災害発生時においても、業務継続性を確保して参り
たいと考えている。
・そのため、通信引込回線等の浸水対策や庁内ネットワーク基幹機器の免震化
などにより、地震や津波による被災時においても情報機能を確保するととも
に、本庁舎のインターネット回線が切れた場合でも他の庁舎から接続を可能
とするためにインターネットの接続を複線化し、予備系のネットワーク機器
の設置する予定。
<2点目>
・電子地図を活用した県民への情報提供を進めて参りたいと考えている。
・これは、現状で業務毎に提供されている地図提供システムを全体最適化し、
一元的な管理システムを構築し、県民に対して地図のワンストップサービス
を実現するもの。
・さらに、地図基盤は「災害時情報共有システム」とも連携し、防災、減災対策
としても有効に機能するものと考えている。
・また、一元的な管理によるコスト削減、さらには、地図基盤をOSSで開発
することによって、「徳島県のOSS戦略」に組み込み、県内の市町村や全国
の自治体へのシステム供給による展開を進めて参りたいと考えている。
(2) 意見交換
<委員>
・便利な機能があっても、そのことを知らない方々に対して、それを有効に
活用していただけるよう、どのように周知徹底していくかが重要。
・例えば、災害が起こった時、通常であれば、まずテレビを付けて情報収集
するが、テレビが使えない場合には、緊急速報メールが有効である。ただ、
この機能を活用するには、事前に各自が所有する携帯やスマートフォンの
メール受信設定が必要。
・また、発災時、電話不通の際、家族や友人との安否確認に、メールを使う
場合には、受信する側のサーバ(各種携帯キャリア及びインターネット・
サービス・プロバイダーのメール受信サーバ)の混雑状況により、メール
受信時間に遅延が生じることがある。このような場合でも「新着メールの
受信方法」を知っていれば、この問題も解決できる。
そのほか、「災害用伝言サービス」も有効であるが、いざ発災となった場合
にも、スムーズに活用できるよう、事前にこの操作を確認しておくとよい。
<委員>
・(通信事業者の立場から)
災害対策事業として、住民向けの防災訓練を実施しているところ。
住民のみなさんに御参加いただき、自治体との連携によって、防災訓練を
実施するなどの活動に取り組んでいる。
・「171災害伝言サービス」の活用演習においては、3.11以降、参加される
住民の方々の防災に対する意識が高揚してきたということを実感している。
・自治体・防災関係機関と相互に連携し、今後も災害に強い基盤環境を整備
していきたい。
<委員>
・3.11以降、県民の防災意識が高まり、(先程の御発言のとおり)「171災害
伝言サービス」等に対する注目度も変わってきた模様。
・しかし、実際のところ、まだこの機能自体を知らない方や、知っていても
使用方法を知らないために使えない方が、かなり多い。
・今後は、そのような方々に対して、どのように周知徹底していくかが課題。
何か良いアイデアがあれば、ぜひとも教えていただきたい。
<委員>
・産業WGについては、プラン策定当初5つの協働目標を掲げてスタートし、
既に2つの目標については達成され、昨年には見直しも行ったところ。
・いずれのWGも、全てに通じてICTというのは、大変重要なポイントで、
繋がっていると思われる。(生活・防災・産業・教育など…)
・今後、これらの目標について、具体的にどのように達成していくかという
ことも大切であるが、実際にICTを使う側の立場にある県民のみなさん
それぞれに、どのようにすれば目標が達成されたと実感してもらえるのか
というところが大切。
<委員>
・10年前に、10年後のICTの未来を描くというかなりの無理をしながら、
本プランを策定したため、基本目標自体、かなり漠然とした言葉になって
いる(例えば、「e-とくしま」、「e-ビジネス」など)。
・現在は、e-モニターの御協力によって、アンケートを実施し、その数値
を参考に、プランの進捗状況等を図っているところ。
・ICT利用者である県民のみなさんに「徳島県はICTをより良く使って
いる」と感じていただけるような徳島県に。
・災害時の対応として、モチベーションのあるところからICTを活用する
ことは、(ICTに対する苦手意識をお持ちの方にとっても)ICT利用者
としての知識をアップしていただけるチャンスである。
<委員>
・(糖尿病の予防啓発を例にとり、)広く周知徹底を図るには、あらゆる媒体
を使って、いろいろな場面でPRしていくこと。
何かの機会ごとに各機関のトップ等から、発言の折には一言触れてもらう
ことで、少しずつ皆の意識に残っていくのではないか。
・現在は、メールや電話やFAXにより連絡をとっているところではあるが、
今後は、フェイスブック等も有効なツールとして活用していきたい。
・医療関係システム等の活用については、人材不足に悩む規模の小さな病院、
特に山間部や県南地域の医療機関や、私的な機関(医師会や私立病院)等
でもぜひお願いしたい。
<知事>
・現在は、県南地域においても「光ファイバー」によって、病院や御家庭も
相互に繋がっているので、このシステムが完成すれば活用できるのでは。
・まずは、国立・県立病院をモデルとして、システムを作り上げ、最終目標
としては、民間まで活用していただけるような仕組づくりをしていきたい。
・まずは、みなさんに知っていただくこと。
みなさんにも御協力いただき、今後、どんどんアピールをしていきたい。
<委員>
・日頃より皆様の御協力に感謝。
・宝のもちぐされとならないように、今後も「とくしまポータル」のPRに
努め、活用を強化していきたい。
・今後は、フェイスブックの活用も検討していきたい。
・県内に限らず、全国のみなさまに向けて発信していきたい。
<委員>
・「電子書籍版ワイヤーママ」が、パソコンに限らず、スマートフォンからも
閲覧可能な無料アプリサービスを2月号から開始。
・「とくしまポータル」の知名度をさらにアップさせるためには、サイト名に
工夫が必要では?(新しく愛称を付けるなど)
・サテライトオフィスに県民のみなさんもよく知る有名企業がたくさん進出
してくると、さらに徳島県のPRになるのではないか。
・OSSの導入経費について教えてほしい。
<庁内関係課>
・プログラム自体はOSSのため無償であるが、導入に当たって、どの程度
まで業者にお願いするかによって異なるため一概にお答えできない。
・徳島県には技術力があることを全国に向けて広くPRするとともに、県内
の民間企業に仕事がおりてくることを期待している。
<委員>
・「 とくしまポータル」について、積極的に学校現場でも広めていきたい。
・学校現場における「総務事務システム」を例として、すべての方がICT
の利便性を享受し、利活用できる「e-とくしま」にしていただきたい。
希望も含めてお願いしたい。
<委員>
・私たちの本分であり、ぜひそのようにしていきたい。
<知事コメント>
・現在は、年代を超えて、多くの方々が、携帯電話やスマートフォンを所有
する時代である。メールやツイッター、フェイスブックにユーチューブ等、
ツールが複雑・多様化している。
・県民のみなさんが、どこのどんな情報を、どのように使用しているのか、
性別や年代階層別にしっかり分析し、それをもとに、周知方法の検討を。
・(災害時対応として )「すだちくんメール」の良いところは、平時から多く
の有用な情報を提供していること、また平時と同じ使い方で、いざ発災と
なった場合には、画面が瞬時に切り替わり、利用者は使い慣れたツールを
そのまま使える。
・県民の皆様はもとより、全国のみなさんに徳島をアピールし、安全安心を
確保し、こうしたシステムを、今後も作り上げていきたい。
委員の皆様にも平時からそうした点をお考えいただきたい。
5.閉会
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