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国際文化学科 インターンシップ
国際文化学科 インターンシップ 国連大学でのインターンシップ 研修先:国連大学 国際文化学科 石渡 麻伊 私は渋谷にある国際連合大学にインターンシップ研修で行きました。この研修を受講しようと思っ たきっかけは,国際的な活動が出来るということと,異文化体験が出来ると思ったからです。期間は 8月中旬から9月上旬のうちの2週間ほどでした。 私がお世話になったのは,留学生支援プログラム(UNU-FAP)という部署です。最初は国連大学 を一つの大きな組織として考えていたため,具体的な活動や内部のイメージはあまり掴めていません でしたが,この部署の主な活動は,開発途上国からの私費留学生が快適に暮らせるように,協力大学 を通じて奨学金制度の利用が出来るように支援することでした。 研修内容は,ニュースレターの作成と日常業務の補助です。ニュースレターというのは,留学生及 び協力大学を対象にした情報誌です。これまでに作成されたものはホームページから閲覧可能です。 研修中は一人一人にパソコンとデスクスペースが与えられ,他の協力大学からのインターンと合同で ニュースレターを作成しました。中国からの留学生の方もいたので,楽しく文化や知識に触れながら 活動できました。インターンでは職員と同じ立場として扱われるので,最初の説明以降は何をしたら よいか,どういう手順でやるのかということは全て自分たちで考え,実行しなければならず,少しと まどいました。けれども,職員の方は誠意を持って私たちのアイディアにアドバイスやバックアップ をしてくださり,私たちは留学生を呼んでインタビューするという企画を成功させることができまし た。仕事中はほとんどパソコンでの作業が中心だったため,オフィス内は静かでした。外国語が絶対 に必要な場面はありませんでしたが,国連大学内は英語が公用語の一つとなっているので,その気が あれば話す機会はたくさんありました。 短い期間の研修にも関わらず歓送迎会を開いてくださり,職員の方とも気さくに話ができました。通勤 には一苦労で,家に帰るまで気が抜けませんでした。インターンが終わった後は充実感と,ニュースレター を完成させたという達成感でいっぱいでした。UNU-FAPでの経験や大学生活とは全く違った環境での人 との関わりが,良い刺激になり,新しい事に挑戦する気持ちへと繋がりました。就職活動を始めるにあたっ て,インターンでの経験を振り返り,今後の改善点という目標も見えてきました。私は人見知りをしてし まうので,何とか積極的にいこうと心がけていましたが,今思えばまだまだ足りなかったように感じます。 知識や経験は決して無駄にはならないので,何事もまずはやってみることが大事だと痛感しました。 ─ 12 ─ ホテルでの研修から学んだこと 研修先:ホテル日航東京 国際文化学科 内山 雄喜 私は昨年8月17日から27日まで,お台場にあるホテル日航東京でのインターンシップに参加しまし た。なぜインターンシップに参加したかというと,小さい頃,家族で旅行に行ったときによく泊っ たホテルをとても気に入っていたこと,そしてホテルマンの方々のサービスをうけてホテルマンとい う仕事に漠然とあこがれていたからです。そこで,大学でのインターンシップ先に「接客(ホテル)」 というのがあったのを見て,これはホテルのことを学べる,実際の現場を生で見て体験できる良い機 会だと思い,志望しました。 インターンシップの内容としては,宿泊部,料飲部(レストラン等),ブライダルなどの講習があり, それぞれどのような仕事内容なのか等を学びました。また,現場研修もあり,客室,フロントサービ ス,レストラン,営業,施設部,調達部,の6ヶ所をローテーションでまわりました。インターンシッ プに参加している学生が12人だったので,2人1組になって,この6ヶ所をまわりました。 私が印象に残っているのは,施設や調達,営業などといった普段は表に出ない部署です。ホテルを 支えるには欠かせない, 重要なバック部門であることを知りました。施設部では,ホテル内のボイラー 室などを見学しました。実際に修理しているところを一緒について見たりもしました。この部署はホ テル全館の空調管理もしており,目立たないがなくてはならない部署だと感じました。調達部は,外 部の会社から届けられる食材や物品の確認と管理等が主な仕事です。私は届いた食材の個数などを数 えているところを見学しました。正確に数えなければいけないので,大変だと思いました。部署の方 は一生懸命になって数えていました。営業部では営業マンの方と1対1になって山手線沿いの企業を 全部で5社まわりました。けれども実際にお会いできたのは2社でした。そこで宴会の案内や会議場 としての利用を勧める宣伝をしました。 私は今までホテルに営業職があるとは思っていませんでした。 営業マンの方は,営業をやるにあたって大事なことは,ただ我がホテルを使って下さいと言うのでは なくて, 企業側の方と仲良くなることが大切だとちょっとしたアドバイスをくださいました。こういっ たバック部門は,お客としてホテルを利用した場合,フロントサービスやレストランと違って接する ことがまずありません。しかし,この方々も一人一人がプロ意識を持って,そして当然のこととして お客様のことを常に考え働いておられました。私はその姿にとても感銘を受けました。 私がホテルマンになったら,行き届いた気配りができるように,お客様に喜んでもらえるサービス ができるようになりたい,そして一度利用されたお客様に再びホテルを使ってもらえるような印象に 残る接客ができるようなりたい, と考えています。就職活動も始まっていますが,このインターンシッ プで学んだことをいかして,全力で取り組んでいます。そして,素敵な笑顔をもったホテルマンを目 指して,今後も精進努力していこうと思います。 ─ 13 ─