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加熱・真空・プレスを集約

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加熱・真空・プレスを集約
!ズ・用途に合わせ改良
、圃圃島
水や不活性ガ していきたい﹂と市場の
スの使用量も 拡大を目指す。
減り、ランニ
︿大阪・川合良典︶
%の省電力化 限材料の研究でリードし
を達成。冷却 ている欧米諸国にも展開
断熱材を炉に の現状把握に努め、まず
採用し、従来 東南アジアへの出荷を目
機に比べ約日 指す。 4、5年後には極
素繊維の積層 の進出も視野に入れる。
密度に工夫を 横畠俊夫社長は、﹁市場
施した高性能 調査やハイマルチの用途
る
。
実績のある中国や韓国な
例えば、炭 どを皮切りに、諸外国へ
を重ねること 干つ。
ただ、海外展開はまだ
で省エネ化も
実 現 し て い 十分ではない。既に納入
ったという。 る﹂︿伴野一義サーモシ
しかし、改善 ステム事業部長︶とい
り、省エネを 発など、産業全体の効率
求める顧客の 化や環境負荷低減の一役
要望が少なか を担っていると考えてい
も持つ。ファインセラミ に対し、現在ではファイ 先端素材の開発に使われ ングコスト削減にも結び
ックスと金属の接合、あ ンセラミックスを導電性 る問機種は、量産の過程 ついた。﹁ハイマルチ自
らゆる素材の焼成など、 物質にするための検証に
で使われる工 体の省エネ化は限定的だ
業炉とは異な が、高効率な新素材の開
用途は多岐にわたる。ホ 使われている。さらに、
宇宙開発分野での耐熱複
合材料や、原子力発電向
けの耐腐食鋼など、極限
材料の開発を手がける研
しての硬さや耐熱性に優 り、用途の広がりをみせ
れたファインセラミック ている。
究機関への納入実績もあ
た工業加熱炉のメーカ 究室内に設置できるコン
ー。最先端素材の研究開 パクトなサイズも強み
だ。顧客のニーズと用途
発に使用される装置や、
スの開発が主流だったの
る溶解炉や焼成炉、ホッ 発売から約初年が経過し
トプレスといった機種を た今なお、最先端素材開
加工技術でモノづくりに モデルとなっている。
携わる。
抵抗加熱の原理で22
多くラインアップし、熱 発研究でのスタンダード
多目的高温炉﹁ハイマ 00度Cの高温に対応可
ルチ﹂は、大学などの研 能。窒素やアルゴンなど
究機関で新素材の研究開 の雰囲気ガスを使った真
焼結ができる多目的高温炉﹁ハイマルチ﹂
ー台で真空・常圧・加圧でのホッ卜プレスと
大学の研究室などで最
大量生産の工程で使われ に合わせ改良を重ねた。
富士電波工業︿大阪市 発に用いられる。加熱、 空・常圧・加圧によるホ ットプレス圧力が5 Jと
淀川区︶は、誘導加熱装 真空、プレスの技術を1 ットプレスと焼結ができ 日Jの2機種を用意。現
置や真空熱処理炉など、 台に集約し、機能と使い る。高温で薄膜を形成す 在までの合計出荷台数は
電気エネルギーを利用し やすさを向上させた。研 る蒸着装置としての機能 約250台にのぼる。
発売当初は、構造材と
、回圃圃圃‘
多目的高温炉
無断転載・複写禁止 ㈱日刊工業新聞社
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2015年2月25日 水曜日 8面掲載
加熱・真空・プレスを集約
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