...

第1講の様子 - 津屋崎ブランチ

by user

on
Category: Documents
23

views

Report

Comments

Transcript

第1講の様子 - 津屋崎ブランチ
2010 年 5 月開催
第1講の様子
快晴の下、穏やかな波音の中で第 1 講がスタートしました。
自治体職員、市議会議員、大学の先生、学生 , そして自営をされている方など。
多様なメンバーが集まり、話題提供者の影山知明氏とともに学びの場を開きました。
1 日目ワールド・カフェ会場(スタービーチ)
プログラム概要
津屋崎千軒まちごとキャンパス
■日程:2010 年 5 月 21 日 ( 金 ) ∼ 23 日 ( 日 )
江戸時代より塩田と海運で栄え、今も昔懐かしい町並み
■場所:福岡県福津市 津屋崎千軒一帯(まちごとキャンパス)
が残る津屋崎。新しいまちづくりの学校の期間中は、
このまち全体がキャンパスに。
■テーマ:「地域と共生する経済をつくる」
■キーワード:「仕事がなければ、つくればいい」
■参加者:受講者 9 名、話題提供者 3 名、地元協力者 8 名
静かな波音に揺られて
1 日目会場/全体本部
「スタービーチ」(津屋崎海水浴場)
■プログラム:
1 日目
13:00 開校式
14:00 ワールド・カフェ
16:30 パイロットファーム
19:30 LANDSHIP CAFE にて懇親会
2日目
9:00 タイムライン(年表)づくり
13:00 影山知明氏との対話
16:00 振り返りの時間
テーブル越しに落ちる夕陽
1 日目懇親会
LANDSHIP CAFE(宮司浜海水浴場)
建物から伝わる、このまちの歴史
2日目影山氏とのワークショップ会場
旧玉乃井旅館(津屋崎千軒)
新しいまちづくりを語る場
2日目夕食会
20:00 地域交流センター津屋崎ブランチにて夕食会
3 日目
8:30 サイレントワーク
10:00 自由会議(オープン・スペース・テクノロジー)
地域交流センター(津屋崎千軒)
旧き千軒の佇まい残る
14:00 全体会と振り返りの時間
2 日目会場
15:00 終校式
旧永島邸(津屋崎千軒)
参加者の声
○いろいろな部分の脳を使いながら話す機会が無いので、とても苦しかったけど楽しかったです。(福津市 女性)
○もしかしたらこの 3 日間は自分のファーストステップは何だろうと考えることだったのかもしれない。
(福岡市 男性)
○人の意見ではなく自分の頭で考える 3 日間でしたし、何より自分の本音を考える時間だったと思いました。
(大刀洗町 男性)
NPO法人地域交流センター
〒811-3304 福 岡 県 福 津 市 津 屋 崎 4 − 1 5 − 1 7
Email : [email protected] h t t p : / / 1 0 0 0 g e n . c o m
新しいまちづくりの学校 公式ホームページ
結論を出すのが目的ではない。
考えるプロセスを大切にした 3 日間。
1日目 感じていることを素直に表現する。
天気は快晴、波は穏やか。津屋崎浜に面した部屋で初日が始まりました。参加者と運営スタッ
フが全員参加してのプログラム、自己紹介と今の気持ちを述べ合う「チェックイン」からスター
ト。
次はカフェのテーブルを渡り歩き、小グループの話し合いを重ねる「ワールド・カフェ」
。「あ
なたがいいなあと思うまちの姿は?」「いいなあと思うことを実現しつつ、経済的に潤うには
どうしたらいい?」というテーマを設定、自由に語りながら思ったことをテーブルクロス代
わりに敷かれたクラフト紙に書き込んでいきます。
休憩を挟んだあと、車座になって座りワールド・カフェで起きたことを全員で共有しました。
これまで考えていたこと、感じたことが話され、3 日間の基調となるキーワードもいくつか
提示されました。
2 日目 地に足の付いた議論を展開する。
1日目に浮かび上がってきた疑問や問いを
そのような時代認識を共有した後で、津屋崎
踏まえて、2日目はしっかりと現実を見つ
千軒の中へ参加者は移動。旧玉乃井旅館で話
めることが重視されました。午前中のワー
題提供者の影山知明氏との対話の時間を迎え
ク「タイムライン」では、クラフト紙に参
ます。カフェを経営する中で影山さんが大事
加者の記憶にある出来事が書き込まれてい
にしていることは?ファンド運営者としてど
き、参加者たちが共有すべき年表が姿を現
んな経済観を持っているか?未来への思い
しました。そこから読み取れたのは 1995 年
は?投げかけられた問いに、影山さんは1つ
を境にした大きな社会の変化。個人のニー
1つ自分の思いを述べていきました。
ズが拡大、細分化されていく中で、行政機
プログラム終了後は津屋崎ブランチに会場を
能の縮小、さらには「社会」という言葉の
移して、影山さんを囲んでの夕食会。地元の
範囲が「地域」という言葉の範囲に近づく
お母さんたちの手作り料理のバイキングで
中で、個人と国家の間のローカルの意味合
す。地元食材にこだわった愛情たっぷりの料
いが政治経済的な面でも情緒精神的な面で
理が参加者の会話をもり立ていました。
も強くなっていることでした。
3日目 未来への一歩を踏み出す。
3日目の朝は一人になる時間から始まりました。言葉の洪水から離れ、静けさの中で自分の考え
を見つめ直す「サイレントワーク」の時間です。しっとりした雨の中、ゆっくりと海岸を歩きます。
そして改修された古民家永島邸で最後のセッションに臨みました。オープン・スペース・テクノ
ロジー。「自由会議」とも呼んでいます。今自分が一番話したいこと、解決したい問題を宣言して
いきます。いいまちづくりにつながる場とは。地域と共生する仕事を編み出したい。地域行政「職
員」ならぬ「職人」になることはできるか。受け入れられ、向き合える場を作りたい…。この2
日間で醸成された親しさの上に、自らの「責任と情熱」において宣言したテーマでの話し合いで
した。
お昼を経て振り返りの時間。全員が円になって座り話し合いの場からのチェックアウトをしてい
きました。結論を求めることはなく、話し合いの中で出てきた言葉に正面から向き合い、自分の
考えを紡ぎだす。チェックアウトはそれぞれの気持ちの移り変わり、思考の過程を述べ合う場と
なりました。
NPO法人地域交流センター
〒811-3304 福 岡 県 福 津 市 津 屋 崎 4 − 1 5 − 1 7
Email : [email protected] h t t p : / / 1 0 0 0 g e n . c o m
新しいまちづくりの学校 公式ホームページ
Fly UP