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「結婚したい?」「子どもは何人欲しい?」「少子化は問題?」
少子化の現状と次代の親アンケート調査結果報告 市内の高校生 543 人に聞きました 少子化の現状と次代の親アンケート調査結果報告 「結婚したい?」「子どもは何人欲しい?」「少子化は問題?」 ■問い合わせ:こども課子育て支援グループ☎内線 285 厚生労働省が発表した平成 26 年の国の人口動態統計による と、1人の女性が生涯に産む子どもの数を推計した「合計特殊 出生率」は 1.42 となり、9年ぶりのマイナスとなりました。 龍ケ崎市の合計特殊出生率も、前年比で 0.03 ポイント低下。 年間出生数も前年比で 23 人減少しました。市の総人口 ( ※ ) は、 平成 22 年の 80,610 人をピークに減少が続いており、平成 27 年は 78,941 人。この間、「高齢化率」は 18.5%から 24%に上 昇、14 歳以下の「年少人口割合」は 14.1%から 12.6%に下降 し、依然として少子高齢化の傾向が続いています。 合計特殊出生率の推移 ■ 出生数 国 県 市 ※各年4月1日現在の住民基本台帳登録者数 ( 平成 22 年~ 24 年は住 民基本台帳および外国人登録者数 ) ※平成 26 年の国・県の値は概数 資料:こども課・健康増進課 ● 市内の高校2年生の結婚観・子ども観を調査 日本の少子化の原因として、未婚化や晩婚化などに伴う晩産化や無産化が挙げられますが、実際の若者たちの結婚に 対する意識は、どうなのでしょうか? また、「子どもを持つこと」にどのような考えを持っているのでしょう? 市で は、平成 26 年 10 月に市内の高校2年生 543 人 ( 女性 303 人、男性 240 人 ) を対象に、アンケートを実施しました (「次 代の親アンケート調査」)。アンケートの結果についてお知らせします。 結婚したいと思いますか? 将来子どもは欲しいですか? わからない 6.3% 今すぐにでも したい 3.7% したいと思わない 6.6% わからない 23.4% よい相手が 見つかったら 14.2% 20 代のうちに したい 44.9% 欲しい 68.3% 欲しくない 8.3% いずれはしたい 24.3% 理想の子どもの数は? 少子化が進むことは問題? 無回答 5.1% 1人 6.8% その他 0.7% わからない 11.1% 4人以上 3.2% 関係ない 4.2% 3人 24.8% 大変深刻 34.6% 2人 60.1% むしろ望ましい 0.2% 多少問題 47.0% 特に問題ではない 2.2% ● アンケートの結果から見える若者の意識と現実のギャップ 今回のアンケートで、「結婚したい」と答えたのは全体の約 87%で、そのうちの半数以上が 20 代までの結婚を望ん でいます。子どもを持つことに関しては、全体の約 68%が「子どもが欲しい」と答えており、このうち、約 88%が2 人以上の子どもを望んでいます。少子化の進行に関しては、約 80%以上が「問題だと思う」と回答しています。 未婚化・晩婚化の進行が言われて久しくなりますが、平成 22 年の「25 ~ 29 歳の未婚率」を 30 年前と比較すると、 男性は 55.1%から 71.8%に、女性が 24.0%から 60.3%にそれぞれ上昇しており、さらに平成 22 年の「生涯未婚率」 を 30 年前と比較すると、男性は 2.6%から 20.1%に、女性は 4.5%から 10.6%に上昇しています ( ※ )。 アンケート結果から見える高校生の意識と現実との大きなギャップ。「このギャップの原因は何なのか?」 「具体的な 対応策は何か?」 今、国と地方、「官」と「民」をあげて取り組んでいかなくてはならない大きな課題です。 ※ 2010(平成 22)年の総務省「国勢調査」による -5- 平成 27 年 9 月後半号