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ノーマン・コンクエスト
第2回 (3) ノーマン・コンクエスト フランスに住み着いたヴァイキングの子孫のイギリス征服 英語の歴史を塗り替えた出来事 イギリス、乗っ取られる!? あの強力な国 イギリスが乗っ取られたなんて…… あなたは 信じられますか・・・? 8世紀になるとヴァイキングの襲撃が始まる。 彼らは、イギリスにもフランスにも上陸した。 スカンディナヴィア半島沿岸に住んでいた 人々(=ヴァイキング)のイギリス諸島襲撃 が始まる! ヴァイキング(Viking)の襲来 出典:橋本功著『英語史入門』 2007 ヴァイキング王朝出現!? 1013-1042 イングランドの統治 ヴァイキング(Viking)の襲来 イングランド王エセルレッド2世は ヴァイキングの攻撃・侵入・略奪 を防ぐことができなくなる! ヴァイキングの強力化 ~ヴァイキングの強力化。その後・・・?~ しかし。 1042年 アングロサクソン王朝が復活!! エドワード3世が王となる ウエストミンスター寺院 建立したことで知られている王 Westminster Abbey Norman Norman French [ノルマン出身のフランス人] [ノルマン訛りのフランス語] ヴァイキングの一部は、フランス にも上陸し、狼藉を働いた。フラ ンス王はフランスのノルマディー 地方を与え、王の部下(侯爵)に した。彼らは出身地のノルマン語 訛りのフランス語を話すようにっ た。彼らをノルマン人という。 Descendants of the Vikings Norman Conquest 以降Normanに2つの意味 1) Norman = Norman French Normandyに住み着きフランス語を 話すようになったNorman人 2) Norman デンマーク、スカンジナビア半島を 原住地としたゲルマン人の一派 イングランド王 Alfred大王 Edward III 1066年死亡 跡目相続争い勃発 ヴァイキングの子孫で ノルマンディ領の公爵 イングランドの大臣級の人 William I Harold Battle of Hastings1066 William I 勝利 イングランドの公用語がフランス語に!? ~ヴァイキングの子孫がイングランドの王に 子供がいなかったエドワード3世死亡 (1066) エドワード3世の 側近ハロルドが王 位を主張 仏王の臣下・ヴァイキ ングの子孫ウイリアム 1世も王位を主張 王位争奪戦勃発 (1066) イングランドの公用語がフランス語に!? その結果…… イングランドで フランス語を母語を とするようになった ヴァイキングの子孫の 王朝ができる! イングランドの公用語がフランス語に!? ノルマン訛りのフランス語を話す ヴァイキング(=ノルマン人)の 子孫が王位争奪戦に勝利 これをノルマン=ノーマン・コンクエストと言う (フランスに住み着いたノルマン人のイングランド征服の意味) ノルマン=ノーマン ENGLANDの支配者 ノルマディ後の英国 ヴァイキングを先祖に フランス人 持つフランス人の人口 10 % アングロ・サク ソン人の人口 90% 支配階級 非支配階級 (フランス語) (英語) イングランドの公用語がフランス語に!? ~ノーマン・コンクエスト勃発!~ ノルマンディー公のイングランド征服の結果…… 公用語および支配階級の言語 beef ・ chamber フランス語 下層階級の言語 cow ・ room 英語 「社会的二言語使用状態」の出現 確認問題 ノーマン・コンクエストの結果 イングランドではどのような 言語使用状況が出現したのか? あなたのことばで述べましょう! 確認問題 ノーマンコンクエストの結果、 イギリス国内では、支配階級の言語 はフランス語になり、 下層階級では英語が使われるという 社会的ニ言語使用が広がった。