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削減目標設定の考え方について 資料6
削減目標設定の考え方について 資料6 温室効果ガス削減目標設定手法の考え方 ∼フォアキャスティング手法とバックキャスティング手法∼ ○ 国では、2050年までに60∼80%の温室効果ガスを削減するという目標を閣議 決 定 し 、こ の 目 標 を 達 成 す る た め に バ ッ ク キ ャ ス テ ィ ン グ の 手 法 を 用 い て 、2050 年 か ら遡って、今、そしてこれから何をしていかねばならないかを検討している。 ○ 将来の目標設定の方法としては、現状から考えられる方法の延長で将来を検討すると いうフォアキャスティングの手法と、目標とすべき社会を想定し、将来から現在の対策 を考えるというバックキャスティングの手法がある。 ○ 地球温暖化の危機的状況が見え始めた現在、フォアキャスティングの方法による目標 設定では、具体的な施策が積みあがらず高い目標が設定できないため、結果として問題 の解決に必要な対策の実施を遅延させてしまうことなりかねない。 参考 ※脱温暖化2050研究 シナリオチーム資料抜粋 こ れ ま で の 様 々 な 計 画 に お け る 目 標 の 設 定 に つ い て は 、現 状 分 析 か ら 将 来 を 予 測 す る 、い わゆるフォアキャスティング手法により組み立てられてきた。 し か し な が ら 、温 暖 化 対 策 に お け る 長 期 目 標 の 設 定 に つ い て は 、計 画 期 間 中 に 技 術 革 新 や 化 石 エ ネ ル ギ ー か ら の 脱 却 な ど も 期 待 で き る こ と か ら 、バ ッ ク キ ャ ス テ ィ ン グ な ど の 手 法 を含めて目標設定の検討をする必要がある。