「バレーボールをもう一度、日本のトップスポーツへ！」 前提「JVA の事業

2050 年構想プロジェクトからの提言 要旨
「バレーボールをもう一度、日本のトップスポーツへ！」
かつてはオリンピックをはじめとする大会での好成績、高視聴率、日常の円陣パス等、高い人気を誇ったバレ
ーボールも、他競技に先を行かれる状況に陥っている。2050 年には日本の人口減、少子高齢化の進行などマーケ
ットの縮小につながる予測も多く見られるなか、
「スポーツの産業化」等の流れをくみ取りつつ再度バレーボール
人気を高めるためにはバレーボール界一丸となった改革が必要であると強い危機感を抱き、本提言を作成する次
第である。
バレーボールそのものの魅力を押し出しながら、FIVB も推し進めるように「ファミリースポーツエンターテ
イメント」として「する・観る・支える」の様々な面から日本中に根付いたスポーツとして発展していくために
も、本提言を元に改革が進み、また随時見直しを行いながら環境の変化に応じて日々バレーボールの普及・発展
を目指して事業が推進されることを願うものである。
経済状況を含む背景や日本でのバレーボールの現状を踏まえ、25 の提言を以下のように前提および 5 つの項
目に取りまとめた。各項目を見直し、強化していくことで、バレーボールがもう一度「日本のトップスポーツ」
としての地位を確立できるものと考えている。
前提「JVA の事業と機能的な組織」
「バレーボール」としての範囲再定義 ／ 事業内容 ／ 組織体制・連携 ／ 人材登用・育成
プレイヤー
事業規模
競技力
社会貢献
高潔さ
人口
○大会の再検証
○イベント作り
○カテゴリーごとの
○環境整備
育成・楽しみ
○発信力の強化
○トップリーグとの
連携強化
○組織・団体との
連携
○ガバナンス強化
○クリーンさ
○全関係者との連携
○地域との連携
○男女平等
○アスリート支援
○教育面への寄与
○コンプライアンス
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スポーツ庁が中心となり「スポーツの産業化」が掲げられ、スポーツ界を取り巻く環境も変化すると見られて
おり、また昨今のグローバル化が進行することで、アジアにおける日本の重要性も高まっていくと予想される。
バレーボール界が一丸となって改革を推し進めることで、
日本全国でバレーボールの価値・楽しさが認められ、
さらに国内外の発展に寄与することで存在感を確立することを期待するものである。
以上