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11 月

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11 月
「新しい環境への適応力づくり」プログラム(小6
11 月~)
24 コミュニケーション能力を高める SST・SGE
~聞く・話す・自己主張する~
1 目的と指導のポイント
(1)本プログラムの目的
集団へ適応していくための基本技能である「聞く・話す」というコミュニケーション能力を高め
る。
(2)指導のポイント
①きちんと最後まで相手の話に耳を傾ける態度が、コミュニケーションを行う上で大切である。よ
って、聴き方に重点を置いた指導が重要である。
②話すテーマによって、どの学年でも、何回でも実施できるプログラムである。繰り返し実施する
ことで、コミュニケーション能力を高めたい。
③コミュニケーションを円滑に行うため、また友だち関係を良好に保つために、自分の気持ちを正
直に、しかも相手を怒らせないような「断り方」を体験することもよい。
2 実践プラン1
(1)事前に準備するもの
振り返りワークシート
題材:私の好きなもの 好きな遊び 好きな場所 好きな教科 好きな時間
学校に来る時のこと 昨日のこと 休み時間のこと 明日のこと
楽しかったこと 嬉しかったこと 今一番欲しいもの 行って見たいところ 等
(2)流れ
過
学習活動と内容
指導上の留意点
程
導 1 本時のねらいを知る。
○事前にテーマを知らせ、話すことを考えてお
入 ○友だちの話をしっかり最後まで聞くことと、
くように伝える。
自分のことをしっかり話すこと。
展 2 プログラムを始める
開 (1)2人組を作る。
(2)2人でじゃんけんをして勝った方が先に話
す。
(3)話し終わって時間が余った時は、話に対する
質問をさせる。
(4)終わりの合図で、話す人と聞く人を交代す
る。
(5)2人の話が終わったら、2人組を2つ結合さ
せ、4人組を作る。
(6)じゃんけんをして、勝った人から自分の相方
から聞いた話を他の2人にする。
ま 3 振り返りを行う。
と (1)感じたことや考えたことをワークシートに
め
記入する。
(2)ワークシートをもとに、学級全体で振り返り
を行う。
○話す人は相手と向き合って一生懸命自分の思
いを伝えること、聞く人はうなずきなからし
っかり聞くように伝える。
○一人一人の時間を確保するため時間を計る。
話す時間は低学年で 20~30 秒、高学年で 30
~45 秒くらいにする。
○忘れてしまったら本人に補足してもらっても
よい。
3 実践プラン2
(1)事前に準備するもの
振り返りワークシート
題材:公園で遊ぶことを断る場面
(2)流れ
過
学習活動と内容
程
導 1 本時のねらいを知る。
入 ○友だちと仲良くしていくためには、上手に断る
ことも大切である。
場面
「ねえAさん。今度の金曜日に一緒に公園で遊
ばない?」学校の帰り道で、Aさんは仲良しの
Bさんに公園で遊ぶことを誘われました。で
も、今度の金曜日は予定があってBさんとは遊
べません。
展 2 プログラムを始める
開 (1)2人組を作る。
(2)色々な断り方を2人で試す。
①もじもじしてずっと黙っている。
②ただ「ダメ」と拒否する。
③相手への感謝の気持ちを添えて断る。
例「ごめんね。誘ってくれたのはうれしいけど、
金曜日は遊べない」
④断る理由や気持ちを伝えて断る。
例「ごめんね。金曜日はお母さんと買い物に行く
約束があるの。それに、誘ってもらってうれしい
けど、私今あんまり外で遊びたくないんだ」
⑤相手の気持ちに応えられるような案を出して断
る。
例「今度の金曜日は無理だけど、土曜日なら遊べ
ると思うよ。土曜日にしない?」
ま 3 振り返りを行う。
と (1)感じたことや考えたことをワークシートに記
め
入する。
(2)ワークシートをもとに、学級全体で振り返りを
行う。
指導上の留意点
○事前にテーマを知らせ、話すことを考えてお
くように伝える。
○誘う人と断る人を交代で行わせる。
○誘う人は、すぐにあきらめることや、何度も
繰り返し誘うことを行い、いろいろな場面を
つくる。
○それぞれの断り方を行った後に、相互に感想
を伝えあう。また、いくつかの例を複合する
ことや、新たな断り方を試させてもよい。
4 期待される子どもの声
○自分の話を聞いてくれてうれしかった。
○普段何気なくしていることをほめられて嬉しかった。
○断るときにも相手のことをよく考えて断らなければならないことが分かった
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