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富士通ジャーナル 2007年2月号 VOL.33 NO.2 2007 NO.297
表1.4入稿 07.2.1 8:25 PM ページ2 プロダクト&サービス NEWテクノロジー 環境 2 富士通ジャーナル P2-3入稿 07.2.1 8:28 PM ページ1 富士通グループのITとリソース、 ノウハウを融合、BPOサービスの可能性を拓く 業務プロセス変革で競争力を生み出す ビジネスプロセスアウトソーシング IT運用プロセスから業務運用プロセスのアウトソーシングへ、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の活用 範囲が急速に拡大しています。既存業務のプロセスを見直し、コストダウン、中核業務へのリソース集中、スピード アップ等、企業競争力強化を実現するBPO。富士通ではグループのリソース、ベストプラクティスを集約し最先端の オンデマンドサービス基盤をベースに、業務分析から運用までをワンストップでご提供するBPOサービスの拡充を 図っています。 なぜいまBPOなのか【BPO市場拡大の背景】 アウトソーシングが主流でした。近年、ITと周辺業務の垣根はな ITアウトソーシング・ニーズの 業務領域への拡大 くなりつつあり、業務を遂行する上で、ITインフラ、アプリケー いま、新しいアウトソーシングの形態が注目を集めています。 ションと利用者を一体のものとして業務フローを捉えることが、 それが、 ビジネスプロセス(業務処理)そのもの、 またその一部 より大きな効果をあげるために不可欠となっています。IT運用 を外部に委託するBPO(Business Process Outsourcing プロセス、 アプリケーション運用プロセス、業務運用プロセスと、 /ビジネスプロセスアウトソーシング)です。 アウトソーシング範囲が広がることにより、お客様が享受する BPOの代表例としてはエントリー業務、 プリンティング業務、 付加価値も拡大していきます(図1)。IT運用に業務処理も含 コールセンター業務等の汎用業務があげられます。ITの利用 めたBPOは、IT社会の成熟とともに生まれた新しいアウトソー 拡大、企業におけるアウトソーシングの認知、浸透により、経理 シングといえるでしょう。 や給与支払、人事管理、福利厚生等の間接業務、さらにギフト、 BPOによる効果をいくつかあげてみましょう。 クレジット、保険契約等のお客様特定業務へと、BPO適用範囲 ●コストメリット は大きな広がりをみせており、今後、急速な需要の伸びが見込 業務の標準化、集約化を図り、人、モノ、場所のオンデマンド まれています。 活用によるコストダウンの実現、オフバランスや変動費化対応 なぜいまBPOなのか。もう少し詳しく考察してみましょう。 による収益拡大 背景の一つには、 IT社会の急速な進展による、 アウトソーシング・ ●コアシフト ニーズの拡大があります。 中核業務へのリソース集中による競争力強化、ガバナンス これまでは、 データセンターやネットワーク等のインフラ、オ の柔軟性向上 ペレーション要員やアプリケーション等をベンダーに委託するIT ●品質向上、スピードアップ ■ 図1 アウトソーシングにおけるお客様価値変化 人的ミス低減/最適化、生産性向上の実現、専門リソース活 IT運用プロセスから業務運用プロセスへの変革 ⇒ITアウトソーシングからビジネスプロセスアウトソーシングへ スピードアップによる顧客満足度の向上 用による高品質化、 コスト・運用品質から、顧客満足・企業価値の創出へ ⇒アウトソーシング受託範囲の拡大で、さらなる価値創造 ●セキュリティ向上 情報漏洩対策、災害対策等 業務運用プロセス(BPO) 企画立案 業務開発 プロセス構築 BPR ※2 アプリケーション運用プロセス(AMO ※1 IT運用プロセス(ITO ) ) 提 供 バ リ ュ ー の 拡 大 ●CSR(Corporate Social Responsibility/ 企業の社会的責任)対策 各種法令遵守、 コンプライアンスの徹底、維持 ●短期導入 アウトソーシング範囲の拡大 ※1:ITO(Information Technology Outsourcing) ITインフラの運用を対象としたアウトソーシング形態 ※2:AMO(Application Management Outsourcing)アプリケーションの運用を対象としたアウトソーシング形態 ビジネスチャンスを逃すことなく、短期間で効率的に新規業 務の運用開始を実現 P2-3入稿 07.2.1 8:28 PM ページ2 ■ 図2 富士通のBPOサービスの考え方 競争力の向上へ 業務プロセス変革を実現するBPO お客様の期待[業務プロセスの変革] ・景気環境変化/内部統制強化/事業継続性対応/利益重視経営化 ・ ITプロセス運用から業務プロセス運用への期待 こうした効果を実現するBPOには、業務プロセス改善、IT化・ 自動化、標準化、集約化等、様々な技術やノウハウが必要になり 富士通が提供するBPO[差別化源泉] ます。これらは、富士通がいままで、そして現在、 またこれから も取り組んでいくことです。豊富な実績と実践経験のもと、最 IT化・自動化 ノウハウ蓄積・体系化 CSR/BC対策実績 規模経済性活用 専門性・技術力適用 TCO低減 価値連動契約 ワンストップ化 ・実績に基づく具体的な現場力(フィールドアウトソーシング) ・最大限の期待効果を創出する水平業務BPOサービスから展開 先端IT技術と富士通グループのリソース、 ノウハウを結集し、 時代の新しいアウトソーシング・ニーズに応えるべくサービス お客様への適用効果 コストダウン:オフバランス・変動費化・収益拡大 としてかたちにしたものが富士通のBPOサービスです。 品質向上:スピードアップ・人的ミス低減・生産性向上 BPO市場拡大のもう一つの背景、それは激しく変化する企 コアシフト:競争力強化・ガバナンス柔軟性向上 セキュリティ向上:安全・安心・信頼・継続 業環境です。人、 モノ、 情報、 マネー等、 限られた経営資源の中で、 いかに時代の変化にスピーディーに応え、競争力の向上を図っ をも連想させます。しかしながら、富士通ではアドバンテージ ていくか。その有効な手段の一つがBPOなのです。 を最大限に活かすために、ITアウトソーシングビジネスを軸に、 従来のITアウトソーシングではIT資産運用を中心とするIT オペレーショナルな部分を含めトータルにサービスを展開して 運用プロセスの変革が大きなテーマでしたが、BPOでは経営 いきます(図3)。 資源の集中やコスト削減、内部統制、利益重視経営化等、経営 富士通のBPOサービスメニューとしては、運用サービスの 課題の解決に直接つながる業務プロセスの変革が最大のテー 第一弾として、代表的な汎用業務である5つのメニューがすで マとなります(図2)。 にスタートしており、数多くの企業にご利用いただき、豊富な実 BPOを行う上では、現状のお客様業務を単純にお請けす 績を積み重ねています。5つのサービスとは次の通りです。 るだけではなく、アウトソーシング後に最大の効果が得られ ●コンタクトセンターサービス るよう、業務プロセスの再構築(BPR:Business Process お客様からのお問い合わせを一括受付、管理を実現。音声ソ Reengineering)を行うことが必要です。 リューション等、最新IT技術による高品質、高機能サービスをご 提供。対応履歴の分析等により、運用上の課題を可視化しサー ITとリソース、 ノウハウを融合 富士通のBPOサービス ビスの向上に貢献 ●エントリーサービス ここで、富士通の考えるBPOサービスを定義しておきます。 「BPO」という言葉は人材派遣ビジネスや役務代行ビジネス スキャナ、OCR/OMR等のデータエントリー専用システムを 利用し高品質な入力業務をご提供。パンチ入力を極力減らし、 ■ 図3 富士通のBPOサービスの定義 対象とするビジネス領域 ①IT+オペレーター型(水平業務) ●I T(ITソーシング)と単純オペレーターの 組み合わせによる共通業務の請負 ex.ドキュメント管理、デリバリー(印刷、配送)、入力 ITソーシング ビジネス 情報システム(ハード、ソフト及び サービス)の提供 人材派遣 ビジネス IS機能を除く、顧客業務 プロセス遂行に必要となる 単純オペレーターの提供 ②IT+BP役務型(垂直業務) ●I T(ITソーシング) と特定業務ノウハウ (+実施者)の組み合わせによる特定役務の請負 ex. ASP、 コールセンター、 EDI 特定役務代行 ビジネス 特定業務プロセスにおける ノウハウ(+実施者)の提供 ITリソースとアウトソーシングのノウハウを活かしたサービス提供 P4-5入稿 07.2.1 8:31 PM ページ1 品質向上を図り、 さらに原票を画像に変換して媒体保管するこ また、サービスメニュー以外にも「こういう業務をBPOで対 とにより省スペース化も実現。個人情報に対するセキュリティ 応できないだろうか」といったご要望も多数寄せられています。 向上のために個人情報については分割/分散でのエントリー そうしたお客様業務に特化したBPOサービスにお応えできる を実施 のも富士通のBPOサービスの特長の一つです。例えば、 受発注、 ●プリンティングサービス ギフト、 レセプト処理、給与計算、模擬採点集計等、多岐にわた 帳票設計から出力、製本、封入封緘、仕分け、配送までワンス る業務において導入及び検討が進められています。 トップでご提供。データ形式や印刷用紙、加工処理、DVD等各 これらのサービスメニューと、IT(ハード、 ソフト、サービス) 種出力媒体への対応等、お客様の要件に応じ柔軟に対応。災 及びIS(情報システム)機能と、さらには業務プロセス改革と 害発生時への対応等を目的に全国各地のセンターを利用する を組み合わせることで、経営環境に即応しお客様とともに成長 ことも可能 する新たなBPOサービスの創造を通じ、 お客様に最大限のベ ●トランクルームサービス ネフィットをご提供します。 RFIDを利用したセキュアな媒体保管を実現。ICタグによる 富士通のBPOサービスには大きく4つの特長があります。 媒体の入出庫管理/棚卸を実施 ●最先端テクノロジーが拓く新たなアウトソーシングサービス をご提供 ●デリバリーサービス お客様のご要望にあわせ、配送手段を選択可能 ●豊富な実績、実践で培ったプロセス改善ノウハウやベスト プラクティスを集約 ●ワンストップで全てのサービスをご提供 これらのサービスメニューは個別でのご提供はもとより、 ●自動化、効率化、可視化を実現する設備群を全国に配置 サービスメニューをベースに、ITアウトソーシングやアプリケー ションとも連動し、最適なBPOサービスソリューションとしてお では、次頁より富士通のBPOサービスの特長について具体 客様の多様なニーズにお応えいたします。 的にご紹介いたします。 ■ 図4 富士通のBPOサービスのご提供イメージ 第2STEP 対象業務 与信審査 各種業務代行サービス 税務申告 人事採用 財務処理 営業代行 市場調査 研究開発 ・・・ 第1STEP 対象業務 データ 配信・プリント DM発送 受発注処理 医療費計算 申込書入力 クレーム 処理・記録 契約処理 デジタル データ保管 書類・帳票 保管 媒体保管 特殊品保管 ナレッジ保守 各種試験 採点 支払い 遅延者管理 証票入力 スキャニング e-文書 電子認証 付与 在庫管理 給与計算 ・明細書発行 チケット等 の発券 ビジネスプロセスライブラリ キャッシュ ご提供サービスメニュー 導入後業務 コスト 現行業務 コスト エントリーサービス 現地調査 何年で回収? リソース再配置 現状分析 プロセス最適化 プロセス可視化 システム インテグレーション 効果測定 システム構築・移行 累積 キャッシュ フロー プリンティングサービス トランクルームサービス コンタクトセンターサービス デリバリーサービス 入力基盤 保管基盤 出力基盤 配送基盤 コンタクトセンター ITアウトソーシングサービス(アプリケーションオンデマンド) 分析・診断 設計・構築 運 用 運用起点のLCM化 P4-5入稿 07.2.1 8:31 PM ページ2 富士通のBPOサービスの特長【豊富な実績に基づく技術とノウハウを結集】 富士通のBPOサービスでは、海外も含め富士通グループ各 最先端テクノロジーが拓く 新たなアウトソーシングサービス 社が数多くの実践で培ったプロセス改善ノウハウやベストプラ IT運用に業務処理も含めてご提供するBPOサービスでは、 クティスを集約し、分析・診断、設計・構築、運用の各フェーズで IT技術の活用がBPO導入効果の最大化を大きく左右します。 活用。複雑な業務プロセスの可視化、 IT適用、 リスクヘッジ設計、 富士通のBPOサービスでは富士通グループの最先端技術リ リソース再配置はもとより、事業継続性や安全対策等、企業価 ソースをBPOセンターに結集(図5)。仮想・自律・統合を推進 値を高めるノウハウを融合し最大限の改善効果を創出します。 する富士通のIT基盤「TRIOLE」をベースに、お客様業務アプ また、各種法制度、日本版SOX法、個人情報保護法等の最 リケーションや特化業務パッケージを組み合わせたアプリケー 新動向に対応して行くセキュアなBPOサービスセンターでの ションオンデマンドサービスとも連動して安定稼働、効率化、 さ サービス運用を実現しています。 らにはサービスレベルや業務集約効果の「見える化」を実現し 業務分析から運用までを ワンストップでご提供 ます。スピーディーなビジネス展開で変化の時代を勝ち抜いて いく、 お客様企業とともに発展する新しいアウトソーシングサー ビスをご提供いたします。 アウトソーシングというと、1ヵ所に業務を集約して効率化を ■ 図5 最新IT技術、業務アプリケーションとの連携 図るイメージが先行しがちですが、BPOはIT化により業務の無 理や無駄を省き、その過程で残る人による作業を集約、標準化 お客様周辺業務(共創領域) 変動業務 24H365D 固有APL搭載 可視化要 し、 さらなる効率化を実現するものです。富士通のBPOサービ 非中核 スは、SIやシステムプロダクトの導入とあわせ、業務プロセス 業務アプリケーション基盤(UP/PKG) B P O サ ー ビ ス ERP※1 CRM※2 SCM※3 PRM※4 HR※5 S&M※6 の分析・診断から設計・構築、運用までのライフサイクルを専任 ア プ リ ケ ー シ ョ ン オ ン デ マ ン ド ITサービス基盤(オンデマンドインフラ) サーバ リソース ストレージ リソース ネットワーク リソース ユビキタス リソース OnDemand Data Center のスタッフがワンストップで実施。これにより継続的な業務改 善を可能にします。 BPO成否の鍵を握る業務分析(図6)では、現地に入り業務 に関係する一人ひとりにヒアリングを行い、 プロセス/活動の 非効率ポイントを明らかにするABM分析 ※等、作業内容を多 テクノロジー基盤(TRIOLE) 仮想技術 ※1:Enterprise Resource Planning ※4:Partner Relationship Management 自律技術 統合技術 ※2:Customer Relationship Management ※5:Human Resource 角的に分析することで業務プロセスを可視化し、人、モノ、 デー ※3:Supply Chain Management ※6:Sales & Marketing タ、 ロケーションの流れにおけるボトルネックを解消。様々な分 析結果をもとに集約効果や改善効果の診断を行い、現状の業 実践で培ったプロセス改善ノウハウと ベストプラクティスを集約 務を再構築し業務プロセスの最適化を図るとともに、BPOセ ンターのリソースへのマッチング等、最大限の効果が得られる BPOでは業務を扱うため、その導入においては実践に基づ ように設計・構築を行います。 く様々なノウハウが不可欠です。実際の現場を知らなければ真 ※ABM(Activity Based Management)分析 ビジネスプロセス毎の効率性・採算性を分析し、それに基づいて業務改革を行う経営手法 にBPOサービスの効果を実現することはできません。 ■ 図6 業務プロセスの徹底分析 お客様 富士通 プロセスA お客様 分析・診断 現地調査・効果分析・可視化 設計・構築 工程最適化・リソース再配置 運用・改善 サービス機能活用 ・コストダウン ・品質向上 ・コアシフト ・CSR、 BC対策 プロセスB プロセスC プロセスD プロセスE グループ各社の ベストプラクティス プロセス A ABM分析、運用成熟度診断、運用スクリーニング提案、コスト削減効果の可視化 等 委託 プロセス プロセス E P6-7入稿 07.2.1 8:35 PM ページ1 専門ベンダーとのパートナーシップ 全国各地にBPOセンターを展開 今後、サービスメニューの拡充 対象業務の拡大へ お客様の多様なニーズに最適なBPOサービスをワンストッ 今後、市場やお客様のニーズを踏まえ、第一ステップとして プでご提供するために、BPOサービスの導入実績をもつ富士 人事給与をはじめ各業種に共通したサービスメニューの拡充、 通エフ・アイ・ピーをはじめ、富士通グループ会社、協力会社等、 また受発注、ギフト、 レセプト処理等、各業種に特化した業務の 専用ベンダーの協力を得て柔軟なフォーメーションを確立し サービス提供も視野に入れ、 さらに第二ステップとして専門性 ています。 の高い特定業務へと対象領域を拡大していく予定です。 また、全国各地にBPOサービスのご提供を行うセンターを 富士通では、 お客様への運用サービスを起点とした企画・設 設置(図7)し、至近アクセスを望むお客様のご要望にお応え 計・構築を実現するライフサイクルのご提案に注力しており、 するとともに、分散処理によるスピードアップ、万が一の災害・ BPOサービスをその契機となる基幹事業として位置付けてい 障害時のリスク分散も実現。各センターには、自動化・効率化・ ます。今後もBPOセンターの拡張を含む、BPOサービスの充 可視化を実現する先進の設備群や専任人員が配置されており、 実、さらなる進化に一層努め、お客様の事業発展、競争力の向 お客様はこれらの環境をサービスの一部として即座にお使い 上に貢献してまいります。 いただくことができます。2006年度中には東京都大田区蒲 次頁に、富士通のBPOサービスにおいて業務に特化した特 田に新たなBPOセンターも開設。従来のITアウトソーシング 長的な事例の一つ、 「株式会社赤ちゃん本舗様の導入事例」を 体制に加え、BPO専任の体制強化にも積極的に取り組んで ご紹介いたします。 います。 ■ 図7 全国に広がるBPOサービス拠点 新設の蒲田センターを中心に、全国の拠点でサービスをご提供 蒲田に最先端のBPOサービスセンター開設! (2007年2月開設予定) 富士通ソリューションスクェアの既設棟内に、最新の設備を 備えたBPOサービスセンターを新設。富士通グループの BPOサービスの中核センターとして、各センターの業務ス コンタクトセンターイメージ ケジュールやサービス状況の監視等、運用状況の一元管理 を実現。また、 静脈認証等、 区画毎のセキュリティ管理に加え、 不正入室を防止する要員動態管理システム、さらに独立し た業務専用エリアの設置等、高度なセキュリティレベルを実 現。電源対策、火災対策等、先進の防災設備も保有し安全 性を確保しています。 商談ルーム 業務コントロール室 東京都大田区蒲田 2 約1,700m(順次拡張予定) コンタクトセンター 顧客 データベース ナレッジ データベース 電子カンバン エントリールーム 個別業務専用エリア トランクルーム ト ラ ッ ク ヤ ー ド BPOセンターイメージ ・・・BPOセンター P6-7入稿 07.2.1 8:35 PM ページ2 先進ユーザー事例【 BPOサービス 】 株式会社赤ちゃん本舗 様 ギフト処理コストを年間約3億5,000万円削減へ サービスレベルの統一も実現 常にお客様の満足を追求する(株)赤ちゃん本舗様。同社ではギフト商品が年間180 万件にも及ぶことから、受注業務に多大な作業負荷とコストを要し、サービスの質と スピードも課題となっていました。これらの課題を解決するべく導入されたのが富士 左/執行役員 堀口 右/管理本部 情報管理部 部長 大西 俊暁 氏 孝幸 氏 通グループ富士通エフ・アイ・ピーによるBPOサービスです。大幅な業務効率化、コ スト削減の実現とともにサービスレベルの統一等、サービス向上にも貢献しています。 年間180万件に及ぶギフト商品 受注業務への多大な作業負荷とコスト の課題が立ちはだかりましたが、富士通エフ・アイ・ピーがよく 協力してくれましたね」と、大西氏は振り返られます。 「良い品質、安全で優れた機能の商品をリーズナブルに」を BPOサービスの導入効果はギフト受注業務の全てに波及し モットーに、全国66店舗を展開する(株)赤ちゃん本舗様。同 ます。申込書のデータ入力や宅配便の伝票作成に要する人件 社のギフト商品はいまや受注件数180万件/年に及ぶ人気商 費をはじめ、ギフト受注業務に要するあらゆるコストを試算し 品となっています。しかし、 このギフト受注業務は、申込用紙の た結果、年間約3億5,000万円削減できると算出されました。 データ入力、宅配便の伝票作成をはじめ、ほとんどが紙と手 また、店舗毎にバラバラだったギフト受注業務の一元化による 作業だったことから、各店舗では、申込書処理の作業負荷が増 サービスレベルの統一も見逃すことのできない導入効果です。 大し、出荷スピード等にも影響を及ぼしていました。また、 お中 堀口氏も「効率的な運営への土台ができあがりました。今後 元やお歳暮時の繁忙期には店舗にお客様が集中し、顧客サー はスピードアップ等、さらにサービスの付加価値を高めていき ビスに専念できない等の課題がありました。 たいですね」と、期待を高めています。 これらの業務課題を解決するために導入されたのが、富士通 ■ 図8 BPOサービスの導入前(従来)と導入後(現在) グループのBPOサービスです。 「店舗にギフト窓口さえあれば 従 来 現 在 煩雑な受注業務 受注業務の効率化 繁忙期に集中するギフト業務 接客サービスの向上 作業負荷増大によるミス発生 ミスの削減(信頼性向上) 商品到着期間のバラツキ 確実な商品到着管理 受注に対応できる仕組みが理想でした。そんな私たちの想い と富士通エフ・アイ・ピーのシステム提案が一致したのです」と、 堀口氏は採用理由を語られます。 申込書のデータ入力をはじめ ギフト受注業務の全てを代行 今回のご導入においては、 システム構築、サーバホスティン グはもちろん、申込書のデータ入力、内容チェック等、ギフト受 注業務の全てについて、BPOサービスに豊富な実績をもつ 株式会社赤ちゃん本舗 設 立 1932年(昭和7年)4月 富士通エフ・アイ・ピーが代行しています。申込用紙のデータ入 資 本 金 1億9,000万円 力はBPOセンターでOCRに読み込ませることでデータ化。こ 売 上 高 960億円(2004年12月期) の受注データから宅配便の伝票作成、印刷、のし入れ、包装作 従業員数 3,200名(2005年12月現在) 業までを連携し効率化しました。 「従業員がITを意識しないよ 所 在 地 〒541-0054 大阪市中央区南本町3-3-21 うなシンプルなシステムを心がけました。OCRの精度アップ等 U R L http://www.akachan.jp/ お問い合わせ先 富士通(株)サービスビジネス本部 アウトソーシングサービス推進部 TEL 03-6424-6246 E-mail [email protected] P8-9入稿 07.2.1 8:39 PM ページ1 印刷物の情報漏洩対策(抑止、 追跡等)向けに簡単導入でき、即効性を備えたツール! 紙情報に関するセキュリティ強化対策を 着実に実現する 「PaperTracer」 昨今のセキュリティ対策では、従来の機密性、完全性、可用性のバランスのとれた対策に加え、マネジメント、セキュ リティ技術、 コンプライアンス対応が重視され、責任追跡性、真正性を考慮したセキュリティが求められてきています。 富士通では、情報漏洩事件の50%以上の原因となっている紙情報に関する情報セキュリティにスポットをあて、プリ ンタ出力後の印刷物のセキュリティ対策に取り組んできました。具体的には、 (1)偽造されにくい仕組み(2)強制的 に印刷物中にセキュリティ関連情報(真正確認情報、追跡関連情報)を埋め込む仕組みを開発し、 「PaperTracer」 としてご提供を開始しています。本パッケージは、業務システムへの適用も容易であり、簡単にセキュリティ強化を 実現できます。 いては、電子すかし関連技術、仮想プリンタドライバ関連技術 紙情報関連のセキュリティ強化が クローズアップ を開発し、関連特許を出願しています。 個人情報保護法の施行(2005年4月)から約2年が経過し、 電子書類に関わる情報セキュリティ (情報漏洩防止等)への関 心が高まり、業種を問わず、セキュリティ関連の情報装備が進 プリンタや印刷用紙に依存せず、 紙情報関連のセキュリティを簡単・着実に実現! んでいます。セキュリティの装備が進むにつれ、 印刷物(紙情報) 印刷物に関し、お客様が抱えている問題点や今後求められ が原因となる、セキュリティ上の課題や問題点がクローズアッ る情報セキュリティ (ISO/IEC 27001、IT内部統制等)を整 プされるようになりました※。 理したところ、次のような課題が浮き彫りになりました。 富士通では、印刷物(紙情報)に関わる情報セキュリティを重 (1)紙に出力した後、印刷物をアクセスコントロールできない 要テーマの一つと位置付け、 「紙のセキュリティ」に取り組んで (2)プリンタに社外秘文書が放置されている います。 (3) 「社外秘」の格付表記がない 従来、電子書類に関わるセキュリティツールは、 「紙には印刷 (4)コピーか原本か区別がつかない させない、 しない!」とするセキュリティ機能が主流を占めてい (5)不正コピーにより情報を持ち出される ました。その結果、紙を印刷できないと不便、業務が回っていか 上記の課題を解決する印刷物の情報漏洩対策手段の一つ ない等の問題点が噴出し、お客様の運用に支障をきたす事例 として、セキュリティ機能を有する仮想プリンタドライバソフト が多々報告されていました。そこで、富士通では、上記課題の ウェア「PaperTracer」を開発、製品化しました。 解決を目指し、不正利用検出情報や印刷者の追跡情報等を 本ソフトウェアには2つの大きな特長があります。 印刷時に印刷物中に強制出力する仕組みを独自開発し、パッ (1)プリンタ出力時に追跡情報を強制的に印刷物に記録するこ ケージとしてご提供を開始しています。本パッケージ関連にお とで、印刷物の不正利用を抑止し、万一の場合に流出元の特 ■ 図1「PaperTracer」で実現できること 定が可能 現 状 ①ヘッダー/フッター、 背景の重畳印刷(例) FI D EN T 心理的抑止効果 と格付情報の追記! N ・ヘッダー/フッターの重畳印刷部 CO 「社外秘」の格付 表記がない (2)地紋印刷による偽造防止(コピーした場合、隠し文字が浮か び上がり、原本/コピーを判別)が可能 L USER1、2005.06.25 IA プリンタに社外秘 文書が放置 PaperTracerによる対策 ・背景の重畳印刷部 また、本ソフトウェアの機能概要は次の通りです。 ●心理的抑止機能 ビジネス計画.doc 印刷物は業務上 不可欠! ) ∼文書情報の明示で心理的抑止効果を与えられる!∼ 所有者、 アカウント名、印刷日時、取り扱い方法、ページ数、文 止 認( コ ピ 承 コピー抑止 真正確認と コピー防止! ー 禁 6 .8 部 .2 長 2 コピー 0 0 コピーか原本か 区別がつかない 6 .8 部 .2 認( 長 2 コ ピ ー 禁 止 ) ②地紋印刷(例) 承 CO CO NF I N FI DE N D EN TI T AL IA L 紙に出力した後、 情報をアクセスコン トロールできない コピーすると隠し 文字が浮かび上がる 偽造防止用紙(さくら紙)利用時に 比較し40%以下のコストで実現 ※上記はアプリケーションやプリンタの設定に依存せず、全ての文書で印字可能! 書名等を強制的に印刷物のヘッダー/フッター、背景部に重畳 印刷できます。本機能により、職場環境における印刷物への管 理意識を向上できます。 P8-9入稿 07.2.1 8:39 PM ページ2 ■ 図2 処理イメージ(例) 通常の印刷処理 ②出力 ①印刷処理 プリンタ 任意のアプリケーション (Word, Excel, Adobe Reader etc.) ※ ③プリンタに データ転送 ①印刷処理 止 USER1、2005.06.25 ④出力 ー 禁 ②付加する追跡情報を選択 コ ピ PaperTracer使用時の印刷処理 コ ピ PaperTracer 任意のアプリケーション (Word, Excel, Adobe Reader etc.) ー 禁 止 DRAFT プリンタ 報告書.doc 仮想プリンタとして動作 ※ユーザーに選択させずに、強制的に付加させることも可能です。 ●真正確認機能 本ソフトウェアの適用事例の一つ(医療関連)をご紹介します。 ∼原本とコピーの区別が可能!∼ お客様の課題は、病院の処方箋の偽造による医薬品の不正 コピーした場合、地紋(隠し文字)が浮かび上がる地紋印刷 受給を防ぐ方法(処方箋用紙の不正利用対策)に関してです。 が可能です。本機能により、 コピー、偽造されにくい仕組みを実 「PaperTracer」導入によるメリットは、①地紋印刷により原本 現でき、 原本のコピーに対する注意喚起を促すことができます。 /コピーの区別が安価に実現できる点、②専用紙、専用プリン さらに、従来の偽造防止用紙(さくら紙)を利用する場合に比 タ等の特殊な設備を用意する必要がない点です。予想される 較し、運用コストを40%以下に削減できます(富士通調査)。 効果は、薬局で受け取る処方箋の不正利用の判別(原本/不 ●情報追跡関連機能 正コピー)が可能となり、高価な薬剤を繰り返し不正に入手さ ∼緊急時のために追跡情報を埋め込める!∼ れる機会が減り、犯罪を未然に防ぐことができます。 全ての印刷物を対象に、個々に追跡情報(可視文字、ヘッ ダー/フッターとして印刷)を埋め込むことができます。本機 今後、 ポリシーの一元管理、証跡の生成/管理等の要求に応 能により、誰がいつどこから印刷したかの漏洩元の追跡が可能 ソリューションと えるため、 「PaperTracer」をベースにした、 となり、持ち出し抑止を実現できます。 してお客様にご紹介していく方針です。 ※05年のセキュリティ調査結果の一つとして、情報漏洩の約半数が紙媒体経由との報告が あります(「2005年個人情報漏洩インシデント分析」より/NPO日本ネットワークセキュリ 本ソフトウェアをインストールするだけで、現在利用中の印刷 ティ協会) 環境をセキュリティ強化できます。本ソフトウェアは、 Windows XP、 Windows 2000のOSで動作するクライアントソフトとし お問い合わせ先 て動作します。本ソフトウェア導入後、管理者が設定した印刷ポ 富士通(株)サービスビジネス本部 安心安全ビジネス推進室 リシー(ヘッダー/フッター、 背景、地紋の印字ルール)にしたが URL http://segroup.fujitsu.com/secure/contact/ い、パソコン利用者は通常の印刷処理と同様の手順で、 セキュ 富士通のセキュリティソリューション http://segroup.fujitsu.com/secure/ リティ関連情報付きの印刷物を容易にプリンタ出力できます。 ■ 図3「PaperTracer(V1.0)」動作環境 管理者が印刷ポリシーファイル※を配布 ※印刷ポリシーファイルは、ユーザー、グループ単位に、 印刷方法「ヘッダー/フッター、背景、地紋の印字内容」 を記した定義ファイル。 印刷 ポリシー 印刷 ポリシー 印刷 ポリシー クライアント クライアント クライアント (Windows2000/XP) (Windows2000/XP) (Windows2000/XP) クライアント ・エージェント ・仮想プリンタドライバ プリンタ 動作環境 ● OS クライアント……Windows 2000, Windows XP ● 必須ソフト なし プリンタ 標準サポート機種 Printia LASER シリーズ 5350/5400/5900/6300 9260/9400/C2000/C8360 (カラーはモノクロ印刷のみ対応) ※上記以外は事前評価が必要 P10-11入稿 07.2.1 8:41 PM ページ1 ITインフラ最適化で変化に即応するシステムへ 効果的なスケールアウトのための トータルソリューション「PRIMERGYブレードサーバ」 システムの複雑化、多様化に伴う、システム運用管理負担の増大を解決する手段として、近年、スケールアウトによる サーバ統合に取り組む企業が増えています。この背景にあるのが、高集積型のブレードサーバの存在です。しかし、 ブレードサーバにより単に集約するだけではやはり運用負荷増大等が懸念されます。富士通では「PRIMERGY ブレードサーバ」を中核に、運用ライフサイクル全般に対応したシステム統合ソリューション「TRIOLE BladeServer」 をご提供することで、メリットの最大化を実現いたします。 スケールアウトを加速する 高集積型のブレードサーバ メリットを最大化するためには 運用ライフサイクルの考慮が不可欠 オープン化の進展に伴い、様々なサーバが乱立し、 システム ブレードサーバは、小型の筐体に複数のブレード(サーバ)を は複雑化、多様化の一途をたどっており、 システム運用管理負 集約し、電源ユニットや冷却ファン、 ケーブル配線等を一体化さ 担は以前とは比べものにならないほど高くなっています。また、 せた高性能・高集積型のサーバソリューションです。必要に応 こうした問題はスピードを鈍化させ、 ビジネスからの変更要求 じて筐体にブレードを装着することで、スケールアウトを実現 にシステムが簡単には対応できないという課題も引き起こし でき、一つの筐体に複数のサーバを集約できることから、従来 ています。 のPCサーバに比べ省スペースでリソース効率の向上等が期 そこで有効なのが、サーバの台数を増やすことにより、 シス 待できます。 テム全体の処理性能を向上させるスケールアウトによるサー しかし、ブレードサーバの導入においても、やみくもにサー バ統合です。統合化された複数のサーバで処理を分担するた バを追加していけば、運用管理の手間は増大してしまいます。 め、可用性、信頼性の向上が図れる上、比較的低コストで実現 ブレードサーバによる統合メリットを最大化するには、サーバ できることから、近年、 スケールアウトによるサーバ統合に取り だけでなく、ストレージやネットワーク構成までも含めて、 シス 組む企業が増えています。加速するスケールアウトを後押しし テム設計や将来の変更等を見据え、中長期にわたる運用ライ ているのが、高集積型のブレードサーバの存在です。 フサイクルを考慮することが不可欠です。また、ブレードサー ■ 図1 システムのライフサイクル全般に対応したシステム統合ソリューション「TRIOLE BladeServer」 企画・設計 レベルアップ 構築 運用・保守 運用ライフサイクル 導入・増設 ● 導入・設定の自動化 ● 構成の可視化 可視化技術 サーバ 運用 保守 ●トラブル箇所の短気特定 ● 対処の自動化 ● 業務運用中の保守 ● 保守作業の効率化 Systemwalker Resource Coordinator Systemwalker Service Quality Coordinator ストレージ ネットワーク ソフトウェア 企画・設計、構築、運用・保守といったライフサイクル全般にわたるサービスを提供するほか、 可視化技術をベースに運用管理の効率化、自動化を実現。ITシステムの課題解決を支援する。 P10-11入稿 07.2.1 8:41 PM ページ2 バを統合運用管理するソフトウェアや仮想化技術等もあわせ テム」を構築することも可能です。これは、稼働中のサーバに て活用し運用管理の効率化を図っていく必要もあります。 異常が発生した場合、SANストレージをブートディスクとして自 こうした課題に応えるために、富士通ではシステム統合ソ 動的に予備サーバに切り替えるというもの。これにより、サー リューション「TRIOLE BladeServer」をご提供しています(図 ビス停止時間を最小限に抑え、業務継続性を確保し、 システム 1)。 「TRIOLE BladeServer」は、 「PRIMERGYブレードサー の信頼性向上が図れます。この仕組みを活用すれば、サーバ、 バ」を中核に、 システムの設計、構築、運用・保守という運用ラ ストレージ、ネットワーク等のリソースの構成変更や増設等も イフサイクル全般に対応。ハードウェアだけでなく、運用管理用 自動化でき、運用管理負荷の軽減、人的操作ミスによるトラブ のミドルウェア、サポートサービス等を一体的にご提供し、課題 ル防止対策等をさらに促進することができます。つまり、 自動化・ 解決に貢献いたします。 自律化を推し進めつつ、高信頼のシステムで企業のビジネス 例えば、 システム設計に関しては、 ハードウェアやミドルウェア ニーズをサポートすることが可能になるのです。 の最適な組み合わせをモデル化した「TRIOLE BladeServer ブレードサーバによるスケールアウトのメリットを最大化さ テンプレート」や、 「TRIOLE BladeServerテンプレート」をベー せるためには、次期更新までを見据えた中長期にわたるシス スに様々なカスタマイズ要求にも対応する「TRIOLE Blade テム運用を総合的に捉えることが必要です。 「PRIMERGYブ Server導入・支援サービス」等により、導入期間の大幅短縮を レードサーバ」を中核とする「TRIOLE BladeServer」は、 シ 可能にします。また、 運用・保守面では、 サーバ運用に必要なシス ステムの運用ライフサイクルにあわせたトータルなサービスを テム構成管理、 トラブル対応、 システム監視等のサービス「サー ご提供することで、 ビジネスの成長に即応した、戦略的かつ柔 バ-LCM」、専門エンジニアによるオンサイトでのサポートに対 軟なIT活用を強力に支援いたします。 応する保守・運用支援サービス「SupportDesk」等もご用意。 ■ 図2 富士通のブレードサーバ「PRIMERGY BX620 S3」 運用ライフサイクル全般にわたり、包括的なサービスをご提供 することにより、 システムの信頼性、拡張性、運用性、保守性の 向上をサポートいたします。 可視化技術で運用管理性を向上 SANブートで信頼性向上も実現 「TRIOLE BladeServer」では、運用管理ソフトウェア 「Systemwalker」を使うことによりシステムの保有するITリ ソース全般を可視化することも可能です。これにより、課題に なっていたITシステム構成の把握や状態の確認・設定が容易 高密度実装を実現。 「TRIOLE BladeServer」 というソリューションの中核として機能し、サーバ 統合のニーズに応える。 になり、 リアルタイムな「IT構成把握」 「構成設計・変更確認作 業」 「性能ボトルネックの早期発見」 「トラブル発生時の業務 継続」等、変化にあわせた効率的なITの活用を実現できます。 さらには、 これらの機能を活用することで、人的な負荷を軽減 し、効率的かつ安定した運用管理を実現し、運用ライフサイク 特別価格キャンペーン実施中! 標準価格の27%OFFにてご提供いたします。 期間限定[2007年3月30日(金)まで] 適用条件等、詳しくは下記ホームページをご覧ください。 http://primeserver.fujitsu.com/primergy/ ルで発生するITシステムの課題を的確に解決することが可能 となります。 お問い合わせ先 また、 ブレードサーバのミッションクリティカルなシステムへ 富士通コンタクトライン TEL 0120-933-200 の活用ニーズに応え、高い可用性を実現する「SANブートシス 受付時間 平日9:00∼17:30(土・日・祝日を除く) P12-13入稿 07.2.1 8:43 PM ページ1 ヘルプデスクの運用を効率化する 分析技術 ヘルプデスクの業務は、応対エージェントの生産性といった人の能力と、時間帯毎のエージェントの配置といった 人の配置にその運用効率が左右されます。ここではヘルプデスクの運用に伴い蓄積される応対記録から、エージェ ントの生産性向上を支援する「回答知識(FAQ、ナレッジ)作成支援技術」と、効率的なエージェントの配置の策定を 支援する「要員配置支援技術」の2つの分析技術をご紹介します。 ヘルプデスク業務 ヘルプデスクとは顧客からの質問に対する問題解決を主業 務とするコールセンターのことです。ヘルプデスク業務は、番 を分析し、その結果を運用にフィードバックし改善するような 科学的なヘルプデスク運用方法が期待されています。 ■ 図1 ヘルプデスク 号案内等の単純なコールセンター業務に比べて1件当たりの 質問…… 回答…… 応対開始/終了 対応者…… 応対時間が長く、エージェント(応対要員)に高い熟練度が求め られるという特徴があります。 エージェント お 客 様 照 参 に 時 応対記録 付 ヘルプデスクの運用の効率に関わる要因は大別して2つあ 受 エージェントの配置 ります。一つは担当エージェントの生産性であり、 もう一つは担 当エージェントをどのようにシフト配置するかというものです。 回答知識作成者 サービスA 350.00 00:00 01:00 02:00 03:00 04:00 05:00 06:00 07:00 08:00 09:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 23:00 事例を回答知識(FAQ、ナレッジ)として蓄えておき、エージェ ントの教育で利用することや、エージェントに顧客応対時に参 照させることで高めることができます。ただし、全ての問い合 わせに対して回答知識を作成することはコスト的に見合わな 運用管理者 コ 300.00 ー 250.00 200.00 ル 150.00 100.00 数 50.00 0.00 “担当エージェントの生産性”は、高頻度で質問されるような 時刻 回答知識 9:00ー17:00 18名 12:00ー20:00 20名 14:00ー22:00 12名 エージェントの配置計画 ヘルプデスク業務の効率化を支援する分析技術 いため、高頻度で出現することが期待される事例を選別し集 前記の科学的ヘルプデスク運用方法を実現するために開発し 中的に回答知識を作成する必要があります。 たのが、 「回答知識作成支援技術」と「要員配置支援技術」です。 “担当エージェントの配置”は、 どの時間帯に何人のエージェ ントを配置すればどの程度の数の顧客からのコールを(あらか 回答知識作成支援技術 じめ決められたサービスレベルで)処理できるようになるかと ヘルプデスクで使用する回答知識の大部分は事前準備でき いう問題です。現実には時間帯によるコール数のむらに対応 るわけではなく、運用中に蓄積される応対記録から、 まず候補 するためエージェントの人数と勤務時間帯を組み合わせるこ となる質問事例を選び出し、それに対して回答を記述するとい とにより勤務シフトを作成する必要があることや、エージェント うプロセスで作成していく必要があります。しかしながら数十 間の能力差等から、ヘルプデスクの運用者が作成した勤務シフ 人の小規模なヘルプデスクでも年間のコール数は数万件、数 トが実際にどの程度の生産性になるのかを適切に把握するの 百人の規模であれば年間のコール数は100万件を超えるため、 が難しいという課題があります。 人手により高頻度で出現する事例を網羅的に選び出すのは困 従来のヘルプデスク運用では、両者ともに人の勘や経験によ 難です。 「回答知識作成支援技術」は、大量に蓄積された応対 り作業がされていました。しかしながら、現在のIT化されたヘル 記録より自動的に応対内容が類似した文書の固まりを頻度順 プデスクでは、エージェントが電話応対を行う毎に顧客からの に回答知識作成者に提示するので、作成者は提示された事例 質問とそれに対するエージェントの回答、電話応対開始や終了 順に回答知識を作成していけばよく、かつ現在応対記録の何 時刻等の応対記録が電子化された形で大量に蓄積されるよう %をカバーする回答知識が作成できているかを容易に把握 運用が成されています。そこで、 このような大量の実績データ することができます。技術的な特徴は類似した文書を集約する P12-13入稿 07.2.1 8:43 PM ページ2 のに適した階層型のクラスタリングを大規模文書集合へ適用 ン方式による精密な「要員配置支援技術」を開発しました。当 可能としたことで、数十万件規模の文書でも現実的な計算機 技術の特徴は、 コールセンターの現実に忠実なエージェントの 資源で処理が可能となっています。 シミュレーションと高速性で、1,000人規模のコールセンター ■ 図2 回答知識作成支援技術の説明図 の1日のシミュレーションが通常のノートPC上10分程度で可 お 客 様 エージェント 応対記録 能となっています。 回答知識 今後の展開 知識作成支援 キーワードの抽出 検索エンジンで 総当りに類似度を計算 辞書 同義語 不要語 質問A→/アイコン/を/ 消し/たい/… A B C A 0.9 0.8 B 0.9 0.6 C 0.8 0.6 D E F D E F 質問文の類似度により クラスタリングする ことで、頻出事例を 抽出・整理 「回答知識作成支援技術」は、すでに富士通のヘルプデスク 辞書を用いて キーワードを補完 には導入されており、 ソフトウェアやハードウェア障害の回答知 高速検索 エンジン 識の作成や顧客からの質問傾向の分析に用いられています。 また「要員配置支援技術」は、従来ヘルプデスク導入時のコス 選別/作成 高速に階層型クラスタ リングを実行 トと生産性の見積もり作業への導入に加え、大規模ヘルプデス 回答知識作成者 ク業務を対象とした要員配置支援への検討が始まっています。 要員配置支援技術 これらの分析技術が分析対象としている応対記録は、質問 コールセンターの要員配置の科学的基盤は、20世紀初期に 内容や電話交換機のログといった電子化データです。しかし、 待ち行列理論の創始者アグナー・アーランがコペンハーゲン電 ヘルプデスクのアウトソースを始める段階では全てのコール 話会社で行った研究に遡ります。そして、 現在まで彼が考案した、 センターでこのようなデータが存在するわけではありません。 呼損率(≧放棄呼率)や待ち時間の計算式が広く使用され続け そのような電子化データが不在の場合、比較的容易に入手可 ています。しかしながら、アーランの計算式は全てのエージェ 能なのがエージェントと顧客の対話録音データ等です。アウト ントは同一の能力で単一のサービスをこなすという最単純に ソース適用支援等を視野に入れながら、今後はこのようなデー コールセンターをモデル化しているため、現実との齟齬を来た タも分析可能とするように技術の拡張を進めていきます。 しています。特に、エージェント間の熟練度(能力)の差が大き く、 しかも複雑化しながらコスト削減を求められる一方の最近 お問い合わせ先 のヘルプデスクでは、アーランの計算式では精度が不十分と なっています。そのため、現実に近い複雑なエージェントのモ (株)富士通研究所ITコア研究所 デル(エージェント間の能力差、 ライン間エスカレーション、複数 ソリューションテクノロジ研究部 サービス(マルチスキル)担当等)を組み込んだ、 シミュレーショ TEL 044-754-2674 ■ 図3 要員配置支援ツールの説明図 コールセンター・シミュレーター ACD(自動呼分配器) コール・データ コールの キューイング サービスA コ ー ル 数 サービスB・・・ コ ー ル 数 サービスE コ ー ル 数 350.00 擬似コール 発生器 入力 300.00 250.00 200.00 エージェント・データ エージェントの 状態変化 エージェントの コール割当て エージェント シミュレーター エージェント1の属性 エージェント2の属性・・・ エージェントNの属性 入力 シフト:A、ライン:1st、 ・・・ 能力: サービスA 150.00 100.00 50.00 0.00 00:00 01:00 02:00 03:00 04:00 05:00 06:00 07:00 08:00 09:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 23:00 サービスE エージェントの ログ コールのログ 時刻 サービスB サービスD サービスC 統計・レポーティングモジュール 出 力 処理呼数の推移(1時間単位) 各種サービスレベルの推移 ■電話呼数 ■電話処理呼数 ■電話放棄呼数 エージェント数 ■ ■ 100% 80% 60% 40% 20% 時刻 23:00 22:00 21:00 16:00 19:00 20:00 18:00 17:00 15:00 14:00 13:00 12:00 11:00 10:00 06:00 09:00 08:00 07:00 0% 05:00 23:00 22:00 21:00 20:00 16:00 19:00 18:00 17:00 15:00 14:00 13:00 09:00 12:00 11:00 10:00 06:00 08:00 07:00 05:00 04:00 03:00 02:00 01:00 00:00 0.00 ■ 120% 04:00 50.00 提 供 サ ー ビ ス レ ベ ル 03:00 100.00 エ ー ジ ェ ン ト 数 ︵ 人 ︶ 02:00 300.00 ■ 時刻 01:00 350.00 コ 250.00 ー 200.00 ル 数 150.00 エージェント別稼働率 電話平均サービス 電話要求スキル充足 エージェント数 160% 140% 00:00 170 160 150 140 130 120 110 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 400.00 時刻 コールやサービスレベルに関する 各種レポートとグラフ 180 170 160 150 140 130 120 110 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 100% エ ー ジ ェ ン ト 数 ︵ 人 ︶ 90% 80% 70% 稼 働 率 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 0 10 20 30 40 50 60 エージェントID 70 80 90 100 P14-15入稿 07.2.1 8:45 PM ページ1 植物性プラスチックの 製品への適用拡大を目指して 地球温暖化が急速に進み、CO2排出量の低減が急務となっているいま、資源に限りがある石油の代替材料として、 地球環境への負荷が小さい「植物性プラスチック」の活用に関心が高まっています。富士通では早くからこの研究 に取り組み、2002年6月、世界で初めて植物性プラスチックを採用したPCを製品化しました。以来、植物系の素材 をより幅広く富士通製品に採用していくための研究開発を続けています。 な課題となっていました。 世界で初めて、 PCに植物性プラスチックを採用 富士通、富士通研究所、東レ(株)の3社は、植物性プラスチッ 富士通では、1993年から独自の製品環境アセスメントを実 クの用途拡大に向け、 こうしたポリ乳酸の課題に取り組み、 ポリ 施し、 グループ全体で「環境配慮型製品」の開発を推進してい 乳酸と石油系プラスチックを混合する「ポリマーアロイ化技術」 ます。その一環として植物性プラスチックの研究にもいち早く と「難燃化技術」とを組み合わせ、IT機器の大型筐体に適用で 取り組み、02年6月、 トウモロコシを利用した植物性プラスチッ きる新材料の開発に成功しました。この新材料は、05年春に発 クを世界で初めて開発し、 ノートPC「FMV-BIBLO」の一部に 売されたノートPC「FMV-BIBLO NB80K」の筐体に採用さ 採用しました。 れ、大型筐体に植物性プラスチックを採用したPCとしては世界 植物性プラスチックの原料となる「ポリ乳酸」は、 デンプンや 初の製品となりました。 糖類を発酵して作られる乳酸を結合したものです。そのため、 持続可能な社会の形成に貢献する 植物性プラスチック製品 デンプンを多く含んでいる米、小麦等からもポリ乳酸を作るこ とができますが、大部分が主食として食されています。一方の トウモロコシは、食用の他に飼料用や工業用としても栽培され 植物性プラスチックを用いた製品を廃棄せず、新たな製品 ており、富士通ではその中でも、飼料用としても用いることの の原材料として再利用(マテリアルリサイクル) したり、焼却時 できない工業用トウモロコシを使用しています。 に熱エネルギーとして再利用(サーマルリサイクル)したりす ポリ乳酸は性質上、 60℃で変形してしまう、 石油系プラスチッ ることによって、地球環境へのCO2による負荷を増やすことな クと同様の成形が困難である、温度や湿度によっては微生物に く、 また、石油資源を消費することなく、地球温暖化の抑制を促 生分解される、 といった特徴があり、大型筐体への適用が大き 進することができます(図1)。 ■ 図1 植物性プラスチックのリサイクル 新開発材料 成 形 成 形 製 品 回 収 (リサイクルセンター) 収 穫 (デンプン) マテリアルリサイクル サーマルリサイクル CO2 H2 O 分 解 H2 O CO2 再生した 新開発材料 光合成 燃 焼 P14-15入稿 07.2.1 8:45 PM ページ2 プラスチックは、 その原料により、 「石油系プラスチック」と「植 ■ 図2 物性プラスチック」に分けられます。石油系プラスチックは、強 度、耐熱性が高く、成形性に優れている反面、枯渇性資源であ る石油を使用し、また燃焼によって大量のCO 2を大気中に放 出します。 一方の植物性プラスチックの場合、 原料となるトウモロコシは その吸収量は、 プラスチッ 大気中のCO2を吸収しながら成長し、 トウゴマの種子 ポリアミド11の高い柔軟性 クとなって最終的に焼却される際のCO2放出量とほぼ同等と カバー部品は、その60∼80%が植物系素材という高い植物 考えられます。つまり、 ライフサイクルでみると、大気中のCO2 成分比率を達成しました。 を増加させたことにはならないといえます──これは「カーボ 加えてこの新材料は、強度を上げるために充填剤を高濃度 ンニュートラル」といわれる性質で、石油のような化石燃料に で添加しても高い耐衝撃性を維持できることから、将来はPC はない、環境にやさしい資源です。 の筐体部分等への採用も期待されています。 「FMV-BIBLO NB80K」の筐体に採用された新材料は、約 50%が植物系素材で構成されています。従来の100%石油 広がる植物性プラスチック採用製品 系プラスチックと比較すると、PC1台あたりのCO 2排出量を 約15%削減することができました。 ノートPC「FMV-BIBLO」他にも、富士通では植物性プラス チックを採用した製品を開発し、環境に配慮した「スーパーグ ひまし油を原料とした 繰り返しの屈曲に耐える新材料 リーン製品」として独自に認定しています。例えば、手のひら静 脈認証装置やPOSターミナル、スキャナ等、その分野は多岐 トウモロコシを使った植物性プラスチック採用製品の開発 にわたります(図3)。 を進めると同時に、植物系素材を使った製品をより幅広く提 また、植物性プラスチックの適用は製品に限りません。LSI 供していくために、柔軟性や量産性に優れ、かつより植物度の の包装に使用されるエンボステープは、02年から携帯電話用 高い新たな植物性プラスチックの開発も進めてきました。そ のLSI等一部で植物性プラスチックの適用を開始していました して06年、 フランスの大手化学メーカー、アルケマ(株)の協 が、05年2月からは全てのエンボステープに適用しました。 力のもと、 「ひまし油」を原料とした植物性プラスチックの開 富士通は、 これからも新材料の適用や用途の拡大に努め、環 発に成功しました。 境負荷低減と石油資源の消費削減に貢献していきます。 ひまし油は、 トウゴマの種子から抽出され、ナイロンのほか、 塗料や化粧品、医薬品等にも使われている原料です。このひま し油から作られるポリアミド樹脂「ポリアミド11」の分子鎖間 お問い合わせ先 の相互作用を弱め、組織の規則性を緩和することによって、繰 富士通(株)環境本部 SD企画統括部 り返し屈曲させても白化しない、柔軟性を備えた植物性プラス TEL 044-754-3413 チックが誕生しました(図2)。また試作に成功したノートPCの URL http://jp.fujitsu.com/about/eco/ ■ 図3 植物性プラスチックを採用した製品の例(全てスーパーグリーン製品として認定されています) ノートPC「FMV-BIBLO NBシリーズ」 筐体の全面 POSターミナル「TeamPoS3000」 手のひら静脈認証装置「PalmSecure」 イメージスキャナ「fi-5900C」 電子多目的キーボードの一部 構造成型品の全て 原稿排出部の一部 表1.4入稿 07.2.1 8:25 PM ページ1 環境負荷低減を目指す 富士通グループの幅広い環境活動実績が評価され 様々な表彰を受けました。 2006年12月14∼16日に開催された世界最大級の環境展示会「エコプロダクツ2006」 (主催:社団法人産業 環境管理協会、 日本経済新聞社)会場において、 「第3回エコプロダクツ大賞」、 「環境効率アワード2006」、 「第3回 LCA日本フォーラム表彰」の表彰が行われました。富士通グループもそれぞれ表彰を受けました。 「第3回LCA日本フォーラム表彰」奨励賞受賞 我が国におけるLCA(ライフサイクルアセスメント)手法の研究開発・ 社外表彰 「第3回エコプロダクツ大賞」推進協議会会長賞(優秀賞)受賞 「第3回エコプロダクツ大賞」 (主催:エコプロダクツ大賞推進協議会、 普及・発展に寄与した取り組みを顕彰する「第3回LCA日本フォーラム 表彰」 (主催:LCA日本フォーラム ■「第3回LCA日本フォーラム ((社)産業環境管理協会)、後援: 表彰」の発表 後援:財務省、 厚生労働省、 農林水産省、 経済産業省、 国土交通省、 環境省) 経済産業省)において、その優秀 のエコサービス部門において、 富士通の「ロジスティクスソリューション」 な活動に対して贈られる奨励賞に、 がエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)を受賞しました。 富士通の「ソフトサービス分野に 「ロジスティクスソリューション」は、物流分野において、ITを活用し おける環境貢献度の定量評価の てお客様のCO2排出量削減を支援するソリューションです。配送ルー 普及・促進」が選ばれました。 トの最適化による輸配送業務の改善、車載ステーションの導入による 日本環境効率フォーラム「環境効率アワード2006」会長賞受賞 燃費の向上、輸送計画による減車、CO2排出量計算システムによる資 環境効率(eco-efficiency)とは、経済性の向上を通じて環境負荷 料作成の自動化等、物流分野において、ITを活用して総合的に環境負 の削減を目指すためのもので、製品の機能・性能の向上や企業の財務 荷低減に貢献していることが評価されました。 パフォーマンスの向上と同時に環境負荷を削減する尺度で、産業界の ■「第3回エコプロダクツ大賞」表彰式の様子 様々な場面で適用されはじめています。 「環境効率アワード2006」 (主 催:LCA日本フォーラム((社)産業環境 ■2つの受賞トロフィー 管理協会)、後援:経済産業省)は、環境効 率の活用実績やその発展と普及に特に 優れた成果をあげたと認められる企業等 第3回エコプロダクツ大賞 エコサービス部門 エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞受賞 を表彰するもので、製品活動部門におい て「富士通グループにおける環境効率ファ 「エコプロダクツ大賞」は、環境負荷の低減に配慮した優れた製品・ クターによる経営革新」が、 日本環境効率 サービス(エコプロダクツ)を表彰することを通じて、それらに関する フォーラム会長賞を受賞しました。 情報を需要者サイドに広く伝えるとともに、エコプロダクツの供給者 である企業等の取り組みを支援することで、我が国におけるエコプロ お問い合わせ先 ダクツのさらなる普及を図ることを目的に、2004年創設されたも 富士通(株)環境本部 SD企画統括部 TEL 044-754-3413 のです。 URL http://jp.fujitsu.com/about/eco/ 富士通グループはチーム・マイナス6%に参加しています。 富士通ジャーナル 発 行 発行責任者 富士通株式会社 カスタマーリレーション部 E-mail : [email protected] 〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2 (汐留シティセンター) TEL 03-6252-2253(直通) デザイン・編集・印刷 富士通アプリコ株式会社 ※本誌記事中のプログラム名、CPU名、システム名などは各メーカーの商標、または登録商標です。 ※本誌は、古紙パルプ配合率100%再生紙を使用しています。また、印刷インキは大豆インキを使用しています。 次 号 予 告 2007年4月発行 TopStory 「フィールド・イノベーション」 2007年2月発行