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有機微量元素分析装置
《新機種紹介》 有機微量元素分析装 置 EAl l O 8 ( FI SONS社製) 分析センター 森 久 保 恵美子 炭素、水素、窒素)含有率の検出は、化合物の純度決定に重要であり、当分析 有機化合物のCHN ( センターでは、ヤナコMT-Ⅲ型を用いC HN測定を行 ってきました。 しか しここ数年来、難燃性化合物 および金属含有化合物の分析依頼が増加 し、対応に苦慮 しておりました。 この度極微料元素分析 システ ムの一環 としてFI SONS社 (旧カルロエルバ社)製のEAl l O 8 型元素分析装置が設置され、かなり広い 範囲の化合物に対応できるようになりました。 本装置は、以下に述べますように多 くの優れた特長を備えていて、また操作 も極めて容易なものです。 《 特長》 ◆C, H,N,だけでな く、燃焼管/還元管 の充填方法を変えることによりS、更には 燃焼管/分離カラムの交換、吸着 トラップ の付加、酸素導入スイッチの切替等により 0,の 5元素の分析が可能である。 dynami cf l a s h ◆ ダイナ ミック閃光燃焼 ( 方式を採用 している。 これ c o mbus t i on) は酸化触媒と高濃度酸素の存在下で試料を 0 2 0 ℃ 封入した錫 コンテナーカプセルを約 1 の燃焼炉に落下 《 基本構成》 EAl l O8 型 は以下の 8つの システムにより構 成 されている。 1.Pne umat i cc ont r ols ys t e m ( Heガ スを 燃焼用のキ ャリヤーガス、T CDの リフ ァレ ンス、オー トサ ンプラーのパージの三つのラ イ ンに供給) 2.酸素供給 システム(02ガスはHeガスにサ ン ドイ ッチされた状態でサ ンプル燃焼 ライン に供給 される為、非常 に酸素 リッチな状態で サ ンプルの劇的酸化、閃光燃焼が行われ る。 5m Cと また 1サ ンプル当た りの 0 2使用量が 2 少量の為、還元銅の消費が少な くてすみ分析 効率が良い) 3.サ ンプル供給 (オー トサ ンプラー)システム J ■L E :J glO 20 C オ化 ーブ ン :ト 1EAf 化A ld E:L 化 クロ ム● 、 A/ 暮 コJ iル 4,燃焼炉 (燃焼/還元 によ り、N2,CO皇, Li . ○之 0m l'C nC lt 浪&: 1O約 Om 65 l/ 0' *定 p -的 何2 :7 分 65 3 H元 e H之 0,S O之 か らなる混合ガスを生成) 5. コン トロール回路 ( エ レク トロニ クスパーツ) ( 炉温、オーブン温度、動作 タイ ミングなど 6.ガス / C 分 HN 析 分析概略図 の電気的設定) 分離 カラムはボラバ クロマ トグラフオープン/カラム ックQS充填のステ ンレススチールカラムを使用 ( 温度6 7.T クロマ CDト( カラムで分離 熱伝導検出器) されたガスは、NZ ,CO芝 , 5 ℃) 0,S 8.データ処理 TCDか らの信号を受け取 システム りデータ処理を行 う。 Hz 02の順にTCDで検出され る。 テムにより、 ウル ト ソフ トウエア、Ea ge r 2 0 0 を使用 したデータ処理 シス