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ミクロの機械の作り方や動かし方とその応用の研究

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ミクロの機械の作り方や動かし方とその応用の研究
ISSN 0285-2861
企雪白地面を照らしながら上昇する
55-520-2
号機,スパルパードにて
撮影
JanI
v
a
rTangen (ノルウエ一極地研究所)
〈研究紹介〉
ミ
ク
ロ
の
機
械
の
作
り
方
や
動
か
し
方
と
そ
の
応
用
の
研
究
東
京
大
学
生
産
技
術
研
究
所
マ
イ
ク
ロ
メ
カ
ト
ロ
ニ
ク
ス
国
際
研
究
セ
ン
タ
ー
1
藤
田
博
之
自分で歩き,簡単な動作を指令通りやるミクロの機
マイクロメカトロニクス
昔,ギリシャのある小国が隣の強固から難題を吹き
械を作ることができれば,難題は一気に解決します。
かけられました。「細長い巻き貝の天辺に穴をあけ,
このような夢は,映画か小説の世界だけの話と思われ
そこから下の口まで総を通せ。それができなければ属
ていましたが,最近これを現実に一歩近付けるような
国になれ」というものでした。貝はぐるぐると巻いて
研究成果が活発に発表されるようになってきました。
いて,いくら縦を押し込もうとしてもできません。 JQI
側帯電話やノートパソコンの小型軽量化をもたらした
日がせまり,王様や家臣が頭を抱えていると,一人の
シリコンチップに代表される半導体の微細加工を利用
老婆がいい知恵を綬けてくれました。蟻に馬の毛を縛
して,数十 μm という大きさの倹械部品やモータ,
りつけ,貝の口から追い込みます。天辺の穴に蜜を塗っ
クチュエータ等を,シリコン基板の上に製作すること
ておけば,蛾はそれに惹かれて螺旋形の通路を通り抜
が可能になったからです。
けます。後は事II を順に太くしていけばいいわけです。
ア
私たちの研究室では,このような夢の実現を目指し
こうして小国は独立を保てたといいます。
てシワコンチップの微調H加工(マイクロマシーニング)
さて,人工衛星や真空蓑置など非常にせまい場所で
を用いて,
ミクロの世界で微小な機械とエレクトロニ
ものを取り扱ったり,胃カメラや血管に挿入されるカ
クスを融合したシステムを作る研究(マイクロメカト
テーテルのように人体中で検査や治療を行う場合,こ
ロニクスの研究)を行っています。このミクロの ν ス
の難題と同じ悩みがあります。例えば,胃カメラを欽
テムは日本ではマイクロマン /,外国で MEMS( 皿 lero
んだことのある方は,
electro-m配hanical systems) と呼ばれています。
I こんなかさぼるコードを付け
ずに,薬のカプセルをちょっと大きくした程度のもの
ミクロの機械を実現するために,私たちは次の 3 つ
で,検査ができるようにならないかなあ」と感じられ
の方向から研究を進めています。
たでしょう。
①マイクロアクチュエータを中心とする要素デバイス
1
とその加工法の研究
設備の使用を管理する時に一番気をつけているのは,
②自分の行動を自分で決める賢いマイクロマシンの群
マイクロマシンの製作において最大限の自由度と最短
れが,協力して一つの仕事をするための制御法の研
のプロセス時間を目指すことです。論文などの締め切
究
りが迫って特急で仕事をすれば,マスク製作からマイ
③マイクロマシンのバイオやナノテクへの応JlJ
クロマシンの完成まで l 週間程度で行えます。このよ
これ以外の領域は「マイクロメカトロニクス国際研
うな体制は,考えついたことを直ちに実行して試し,
究センター」の教官や関述教官と一緒に研究していま
更に改良してゆく上で,極めて大切です。
す。例えば,マイクロマゾンの光技術への応用は年吉
講師が,微小流体システムや化学分析システムへの応
3. 研究テーマ
用は藤井筒夫助教疫が,機械的マイクロ 7:/ ーニング
3
. 1 マイクロマシンの作り方と動かし方
は増沢教疫が,またl原子レベルの超精密メカトロニク
高性能のマイクロマシンを作るには,立体的なマイ
スを川勝助教授が担当するなど,全部で 8研究室が参
クロ綿造と良く動くマイクロアクチュエータが不可欠
加しています。また,センターのおす『をパリのエッフェ
です。立体的なマイクロ情造の作り方として,シリコ
ル塔の近くに低いてあり,フランスを中心 Iこ,オラン
ン基仮をプラズマで垂直にエッチングする方法と,シ
ダ,スイス,
リコンの薄肢を高温で組成変形して立体的に組み上げ
ドイツとの研究交流を推進しています。
今後は,アメリカやアジア諸国もこのマイクロマシン
る方法の二つを開発しました。この加工法を使い,マ
研究ネットワークに参加してもらう予定です。
イクロアクチュエータとして,静 fE気や磁気の 11.
圧
fE効果,磁歪効果,形状記憶効巣,熱膨張など様々の
2.
J京l!rr で動くものを実証しました。
研究室の概要
生産技術研究所は六本木から駒場(旧東大宇宙航空
研究所の跡地)に移転の録中ですが,
例えば図 1 は
どちらのキャン
法で作った,
i在者らが.l{ u師マイクロマシーニング
i直筏 120μm のマイクロ i狩fE モータて'す。
パスも先端的な科学技術の情報の創造と交換の場になっ
材質は, ~1I~1.めっきしたニッケル股(厚さ 7μm) です。
ています。藤間研もその 'I" で,国際交流を含めて活動
円形に配置したステータ HI極に HI圧を}lij に加えると,
しています。現在,職只2名,大学院生4名,外国人研
ドーナツ状の口ータが中心の閑定制l の周りをすべらず
究員(フランス凶立科学研究センターより派 ill) 6名,
に転がり聞ります。俗にワプル(嬬動)モータと呼ばれ
企業からの共同研究只 3名など約 17 名の柄成です。研
る形式で,中心軸との路線が少ないため良く向転しま
究宅メンバーの半数近くがフランス人のため,研究打
す。 50V の駆動屯庄で最高 10,αxl阿転/分を得ており,
ち合わせ会も英5!? を公JIl穏にしています。政4りJ は大変
ロータの質量が小さいため停止→位向向転→停止のサ
ですが,グローパルスタンダードを目指して皆がんばっ
イクルを 1 秒間に数回繰り返すことができました。
ています。
図2 は,シリコン基仮をプラズマで垂直にエッチン
設備としては,
シリコンチップの製作法を利則した
グして作った,静電アクチュエータです。これは,ディ
ミクロの機械の加工法(半導体マイクロマシーニング)
ジタル屯気入力に対応するアナログの機械変位を出力
に絞り,マスク設計から薄膜形成,フォトリソグラフィ,
する DA変換穏で,
エッチングなどの微調n加工,観察と Z平価まで一口して
入力端子に O(OV) か 1(150V) の4 ピァ卜 1;1号をパラレル
行えるようになっています。
に人れると,
MEMDAC と呼んでいます。 4つの
380nm 釦l みで段大 5.7μm までの変位が得
られます。アクチュエータの変位は向lnHU圧の揺らぎ
によらず,望みの値で安定しています。ビット数を噌
やせば,凹n の制御も可能で.~査プロープ顕微鏡や
厳気ディスクヘッドの位置決め機織,
が
用
応
い
広
ど
な
御
制
度
角
の
ナ
ャ
キ
ス
光
,
ー
タ
.
1変
ル
ィ
フ
長
波
19J れ
さ
待
。
す
ま
3
. 2 群れで働くマイクロマシン
マイクロメカトロニクスの魅力は 1111 こ小さいことで
はなく,
r センサや\II了 liil 路とアクチュエータを集積
化した笈索を多数問 II寺に製作できる」点にあります。
この特長を}会に生かすため,たくさんのマイクロマ
図 1
シンが協調して働くシステムを従来しています。
マイヲロ静電モータ(直径 100μm)
ちょうど多数のアリがー阿ずつ1'1 11'. して動き,お互い
2
C
a
l4 ビ
ッ
ト
デ
パ
イ
ス
の
全
体
図
C
b
l1
図2
ビ
ッ
ト
分
の
拡
大
図
静
電
ア
ヲ
チ
ュ
エ
ー
タ
を
用
い
た
機
械
式
デ
ィ
ジ
タ
ル
ア
ナ
ロ
グ
変
換
器
協力することで大きなエサを述ぶように .ft いマイク
で
し
た
。
ま
た
,
セ
ン
サ
,
ア
ク
チ
ュ
エ
ー
タ
,
制
御
|
蔚
絡
を
ロシステムを多数配 -ill し,お Ii いに iili絡しあって助け
組
み
込
ん
だ
モ
ジ
ュ
ー
ル
を
平
図
的
に
放
べ
た
,
分
散
鍛
送
シ
合いながら一つの仕事を実行させようとするものです。
ス
テ
ム
を
作
っ
て
い
ま
す
。
綴
送
シ
ス
テ
ム
の
新しい γ ステムの考え方として最近注闘されている向
体
を
望
み
の
律分散ンステムのマイクロ版です。
物
体
の
形
状
に
よ
る
分
別
作
業
を
マ
イ
ク
ロ
マ
シ
ノ
ン
チ
ッ
プ
と
アレイ状に:;IJi.べた多数のアクチュエータでシリコン
VLSI
l句
き
を
合
わ
せ
る
作
業
や
.
チ
ッ
プ
だ
け
で
実
行
さ
せ
る
研
究
を
進
め
て
い
ま
す
。
3
. 3
チップを述搬しました。人..L繊毛システムは,熱膨援
tに
載
せ
た
物
t立i世
に
巡
び
,
そ
の
ナノテクとバイオへの応用
科学技術娠興事業|引の戦略的基礎研究「極限物理現
によりパイメタルのようにたわむ 7 '7チュエータを,
1正敏J二に並べたもので'す。このアクチュエータは,銀
象」の一環として,局所的で極めて強い~1lW. 'll におけ
動するカンチレバーをこっ向き合わせて 2 自由度を実
る版子や分子の振る舞いを可被化観測する耐究をして
現したもので.
1313 に示すように交互に動くことでよ
います。具体的には.マイクロマシニング技術により
に償いた仮を支えたり一方に送ったりします。二つの
微小な走査トンネル顕微鏡 (STM) を作り.それを透
動くタイミングを逆にすれば,逆方向にも!IV)かせます。
過型fE子顕微鏡中で作動させ,ティップ先端における
実際には肉4のように,長さ 500μm.
阿 100μm.
さ 6μm のカンチレバーを交互に組み合わせ.
トンネル現象,原子の移動,鎖状高分子の'Ilt気・機繊
J写
(19特性の評価などを行う予定です。図 5 は.
IOmm 郎
2本のナノ
JJIこ 512本並べてあります。このうえに 2.6 X 1
.5X0
.
2
6
探針がお'/Iiーのように向き合った機迭です。針の A さは
m
m の
大
き
さ
で
重
さ
lOOnm ,その先端の間隔は 3∞om。一つずつの針は独
2.4 mg の
シ
リ
コ
ン
基
板
の
一
片
を
置
き
,
そ
れ
を
迎
び
ま
し
た
。
搬
送
述
!
立
は
,
ア
ク
チ
ュ
エ
ー
タ
立に動かせるので,ずj立お若ーのように DNA分子を自
の
動
作
周
波
数
に
つ
れ
て
速
く
な
り
.
20Hz
の
持 O.5 mm/s
仰に操作したり,カーボンナノチューブを調べたり,
半導体 £1子構造の特性を明らかにしたり,いろいろの
+ m E Z更
正立
o~
{斗」
F
∞~ ~
m昌
更
a
図3
応用が考えられます。
車主竺土
豆~
~
~
竺竺竺
E
Eヰ
アクチ 3 エータ
函4
人工繊毛システムの動作原理
人
工
繊
毛
シ
ス
テ
ム
内υ
喝
細胞の大きさや DNA分子の長さは,数ミクロンか
ら数十ミクロンであり,マイクロ構造と同程度の大き
さです。このためマイクロマシンはバイオ工学のツー
ルに最適です。直後 5μm ,長さ 30μm の微細な中~
針のアレイを作り,それを細胞の集合体に刺して,
0
NA を注入することに成功しました。また,特定のタ
ンパクを認識する分子を悶定した微細電極のアレイを
作り,そこにターゲット細胞だけを選択的に吸活する
研究もすすめています。(ふじた・ひろゆき)
h
t
t
p
:
/
/
w
w
w
.
f
u
j
i
t
a
3.
ii
s
.
u
t
o
k
y
o
.
a
c
.
j
p
/
図5
ツ
イ
ン
ナ
ノ
探
針
。
寄
々
の
探
針
は
個
別
に
駆
動
可
能
。
…
ヲ
お
知
ら
せ
責
宇
宙
学
校
の
お
知
ら
せ
今
年
度
も
宇
宙
学
校
を
下
記
の
と
お
り
開
催
し
ま
す
。
[A会場]
[B 会場]
日時
平成 13 年 1 月 27 日(土)
日時
平成 13 年2月 4 日
場所
相t草原市立産業会館
場所
東京大学教養学部
(相絞原市中央
校長
3-12-0
(目黒区駒場
小山孝一郎先生
校長
(EI)
13 号館 1323 教室
3-8-1)
的川泰主主先生
[時 1m 割]
第 1 時限惑星と生命
(9: 4{) -11:30)
-世界の月係変
III 中
-地球のいきもの・宇宙のいきもの
泉
谷
・映画
第2時限
智
先
生
1明
美
先
生
『私たちの太陽系』
ロケットと未来の宇宙開発
(12:10-14
∞)
• M-V ロケットと日本の宇宙科学の未来
的
川
泰
宣
先
生
・火星探査俊「のぞみ」の異常段悦と診断
橋
本
正
之
先
生
・映画
rr のぞみ」と惑星探査』
第3時限宇宙の謎に銚む (14:30-16:20)
-激しく活動する宇宙を探る
高
橋
忠
幸
先
生
-太陽系の電気の世界
松
|
湖
彩
子
先
生
・映画
IH] 合せ先
f プラックホールをさぐる J
字術科学研究所庶務W-fu l凶・広報係
TEL:042-759-8
∞B
食シンポジウム
システム計画研究会
開催日
宇宙輸送シンポジウム
1 月 9 日(火)
開催日
場所宇宙・科学研究所本館2階会議場
宇宙エネルギーシンポジウム
開俄日
場所
2月 1 日(木) -21ヨ(金)
場所宇宙科学研究所本館2階会議場・ 1 階入札室
衝繋放シンポジウム
2月 16 日(金)
開俄日
宇宙科学研究所本館2階会議場
3月 8 日(木) -10 日(土)
場所宇宙科学研究所本館2階会議場・会議室,
1 階入札室
大気圏シンポジウム
開催日
3月 IS 日(木) -16 日(金)
場所宇宙科学研究所本館2階会議場
問合せ先
宇宙科学研究所研究協力諜共同利 nH担当
TEL:0
4
2
7
5
9
8
0
1
9
4-
*ロケット・衛星関係の作業スケジュール( 1 月・ 2 月)
1
相
模
2
月
INDEX:PM 噛合せ試験 (1 2/ 11-2月中旬),
(PM:ProtoModel
原
度
PM 姿勢系民験 (2月初旬 -3月下旬),
月
TTM 試験 (2月中旬~下旬)
(TTM:ThermalT
e
s
tMode
,
開
発
モ
デ
ル
)
M-V-5 1 /2段接手分離試験
l
,
熱
真
空
試
験
モ
デ
ル
)
i
・: 2
児
2
4
島
能
NAL-735 地上燃焼試験(日程暫定案)
代
2
0 3/8 まで
,<;y;トヲIt
ζ万テ二割、ア
問I
U
S
伝
日 ζ二
日
出
事
相
\
"
\
三
~
I
j
ASTRO-F
TTM
鼠
験
今
春
行
わ
れ
た
術
進
モ
デ
ル
に
引
き
続
い
て
熱
モ
デ
ル
(MTM)
(
T
I
M
)
ク
ラ
イ
オ
ス
タ
ッ
ト
外
壁
を
放
射
冷
却
に
よ
っ
て
で
き
る
だ
け
試
験
低
掘
に
す
る
こ
と
で
す
。
し
か
し
,
実
際
に
宇
宙
空
間
で
ク
ラ
に
よ
る
熱
イ
オ
ス
タ
ッ
ト
各
部
の
共
空
試
験
が
行
わ
れ
ま
し
た
。
写
真
は
ス
ペ
ー
ス
チ
ェ
ン
パ
ー
内
に
鎮
座
し
,
主
が
閉
め
ら
れ
る
前
試
験
で
確
認
し
て
み
な
い
と
わ
か
り
ま
せ
ん
。
こ
の
た
め
,
ク
Ii 可
の
様
子
ラ
イ
オ
ス
タ
ッ
ト
に
液
体
ヘ
リ
ウ
ム
を
い
れ
,
ス
ペ
ー
ス
チ
ャ
で
す
。
上
部
の
円
筒
形
の
部
分
が
液
体
ヘ
リ
ウ
ム
ク
ラ
イ
オ
ス
タ
ッ
ト
で
内
部
に
口
筏
ン
パ
ー
外
か
ら
真
空
ポ
ン
プ
で
タ
ン
ク
を
減
70 セ
ン
チ
の
望
迷
鋭
と
観
測
装
慨
が
納
写
真
で
本
体
の
右
側
に
見
え
る
配
管
が
減
圧
ラ
イ
ン
で
す
。
1 源
等
の
~
二
通
機
ま
た
,
ク
ラ
イ
オ
ス
タ
ッ
ト
が
大
き
し
か
っ
複
雑
な
た
め
器
が
入
っ
て
い
る
パ
ス
郎
で
す
。
A
S
T
R
O
j工
し
,
液
体
ヘ
リ
ウ
ム
を
超
流
動
状
態
に
し
た
上
で
熱
真
空
試
験
を
行
い
ま
し
た
。
め
ら
れ
て
い
ま
す
。
ト
ラ
ス
機
造
で
ク
ラ
イ
オ
ス
タ
ッ
ト
と
結
合
さ
れ
て
い
る
下
部
が
通
信
,
姿
勢
制
御
,
I創
立
が
ど
の
よ
う
に
な
る
か
は
熱
瓦
窓
内
郎
の
淑
度
分
布
が
定
常
に
な
る
の
に
か
な
り
の
日
数
を
要
し
・Fで
は
液
体
ヘ
リ
ウ
ム
の
寿
命
を
で
き
る
だ
け
長
ま
す
。
こ
の
た
め
,
通
常
の
熱
真
空
試
験
に
比
べ
て
試
験
期
限
く
す
る
た
め
に
様
々
な
工
夫
が
さ
れ
て
い
ま
す
。
そ
の
一
つ
が
j
が
長
く
,
チ
ャ
ン
パ
ー
の
巡
転
は
l
I
2
0
1
3fi\l
f
j
8
日
か
ら
2
7 日
ま
で
の
に
も
な
り
ま
し
た
。
¥
い
試
験
は
順
調
に
進
み
,
宇
宙
空
間
を
僕
擬
し
た
試
験
が
2種
行
わ
れ
.
こ
の
結
巣
は
ASTRO-F
t1 ill な
デ
ー
タ
を
j~} る
こ
と
が
出
来
ま
し
た
。
FM 製
作
に
反
映
さ
れ
ま
す
が
.
こ
れ
に
よ
り
が
よ
り
信
頼
度
の
商
い
シ
ス
テ
ム
に
な
る
も
の
と
忠
わ
れ
ま
す
。
(
絵
本
敏
雄
〕
世
宇
宙
学
校
た
け
お
さ
る II 月 II E
I(
土
)
,
佐
~
県
の
武
雄
il に
お
い
て
「
宇
宙
学
校
」
が
俄
さ
れ
た
。
九
州
で
は
初
め
て
の
試
み
で
,
延
べ
3∞
人
の
参
加
者
だ
っ
た
。
l 日、 !HN
(
秘
的
湾
総
忠
,
松
澗
)
,
智
ム
探
谷
)
,
3時
限
目
「
ロ
ケ
ッ
ト
と
米
米
の
宇
宙
開
発
」
2時
限
目
「
惑
!
i
(
的
)
I
,
総
本
IE)
目
「
宇
宙
の
謎
に
挑
む
」
J. と
生
命
J (
問
中
と
い
う
プ
ロ
グ
ラ
ム
で
,
素
朴
で
い
い
質
問
が
述
発
さ
れ
た
。
好
例
を
挙
げ
れ
ば
,
r光
に
は
.
i
l
l
さ
が
あ
る
ワ
J r太
陽
風
は
ど
う
し
て
地
球
を
よ
け
る
の
ヲ
J rよj は
何
色
ワ
J r字
街
か
ら
帰
っ
た
カ
エ
ル
は
跳
べ
る
の
つ
J r人
工
衛
星
に
貼
つ
で
あ
る
金
色
の
肢
は
何
ヲ
J rス
ペ
ー
ス
シ
ャ
ト
ル
の
中
の
空
気
は
ど
う
や
っ
て
提
供
さ
れ
て
い
る
の
つ
J な
ど
。
「
木
星
に
火
を
つ
け
た
ら
爆
発
し
ま
す
か
ヲ
」
と
い
う
質
問
に
は
,
講
師
も
5
ー
j支
)
I
f
!
を
抜
か
れ
た
。
(
的
)
I
I
)
と
い
う
運
営
会
社
が
行
っ
て
い
ま
す
。
こ
の
会
社
は
名
前
の
通
り
昔
は
石
炭
採
掘
の
会
社
だ
っ
た
そ
う
で
,
こ
こ
の
お
姉
さ
ん
た
ち
は
売
店
の
レ
ジ
か
ら
除
勺
や
ら
散
髪
や
ら
篤
く
こ
と
に
航
空
管
制
ま
で
一
人
で
何
役
も
こ
な
し
ま
す
。
ニ
ー
オ
ル
ス
ン
は
島
の
西
洋
Kongsfjorden
と
い
う
湾
に
面
し
て
い
て
対
岸
に
は
雪
を
か
ぶ
っ
た
と
が
っ
た
山
が
並
び
.
III と
山
の IIll を
氷
河
が
海
に
流
れ
込
む
雄
大
な
最
色
が
挑
め
ら
れ
ま
す
。
た
だ
し
太
陽
が
昇
れ
ば
の
詣
で
,
今
回
の
ニ
ー
オ
ル
ス
ン
滞
在
の
実
験
艇
の
内
3人
は 2年
前
の
調
査
で
明
る
い
と
き
の
機
子
を
見
て
い
ま
す
の
で
,
暗
い
中
を
こ
っ
ち
の
景
色
は
こ
う
,
あ
っ
ち
は
こ
う
す
ご
い
と
説
明
し
ま
す
が
他
の
大
半
の
実
験
班
に
は
な
に
や
ら
不
満
で
す
。
氷
河
の
先
端
か
ら
海
に
務
ち
た
氷
が
港
に
プ
カ
プ
カ
浮
か
ん
で
く
る
(
水
面
の
上
で
も
家
よ
り
大
き
L、
)
の
を
見
て
青
い
氷
に
氷
河
の
名
残
を
み
る
の
が
精
一
杯
で
し
た
。
こ
れ
は
み
ん
~t総 79度は本当に 791且で,あと 1 1ll'で 801.ll'.あと II 度
で ~t幅 l;~ です。学校で習ったことがその通りに起きます。
北極星はほぼ点上にあり哀の大三角は地面を突き刺すよ
うに立ったままぐるーっと一周します。 JJ は地平線のす
ぐ七を績に進んでこれも沈まず一周します。単に傾きが
変わっただけと納得するも,なんだか別の l世界に来た気
分になります。真昼でも太陽は地平線の下 10肢にあって,
天気の良い円で 1輔の山の鎗郭が少しだけ分かる斜度に漸
く光が hli きます。実際は'Hりや雪の日が多くて要するに
-II'1' 真附です。
極峨|占空の太目品ー胤と地球磁場の相互作用によって発生
す
る
と
さ
れ
る
上
府
大
気
中
の
イ
オ
ン
の
地
球
外
へ
の
流
出
俊
構
の
解
明
を
目
指
し
て
,
縦
割
IJ ロ
ケ
ッ
ト
SS-52
Q- 2 >j 僚
は
ノ
ル
ウ
エ
ー
領
ス
バ
ル
バ
ー
ド
諸
品
ス
ピ
ッ
ツ
ベ
ル
ゲ
ン
ぬ
ニ
ー
オ
ル
ス
ンから
10 ∞kIDの上空へ縦割
シ
ョ
ン
は
来
年
NASA
な
で
市
で
港
へ
行
っ
て
ヘ
ッ
ド
ラ
イ
ト
で
照
ら
し
て
眺
め
ま
す
。
あ
と
は
オ
ー
ロ
ラ
で
す
。
実
験
期
間
中
に
昼
間
も
含
め
て
赤
や
ら
IJ 訟
を
打
ち
上
げ
ま
す
。
こ
の
ミ
ッ
総
や
ら
何
同
も
出
ま
す
が
,
実
験
車
が
同
種
の
ロ
ケ
ッ
ト
実
験
を
計
画
し
て
い
の
~
が
甚
だ
し
い
こ
と
と
知
り
ま
し
た
。
外
で
見
る
の
は
望
書
い
の
る
こ
と
も
あ
り
,
是
非
と
も
今
回
の
成
功
が
望
ま
れ
ま
す
。
高
度
千
キ
ロ
を
越
え
る
の
が
実
験
主
任
と
の
約
束
で
す
が
.
は
い
え
発
射
上
下
象
の
現
れ
る
南
西
の
2段
式
と
です。
111 を
相
吋
日
く
す
る
必
要
が
あ
る
こ
と
と
,
現
さ
て
実
験
は
II 月 13 日
か
ら
.
発
射
地
上
設
備
や
追
跡
を
但
当
す
る
ノ
ル
ウ
エ
ー
側
ア
ン
ド
ー
ヤ
ロ
ケ
ッ
ト
レ
ン
ジ
の
述
中
と
輸
}j 向
に
打
つ
た
め
グ
リ
ー
ン
ラ
ン
ド
や
ア
イ
送
俊
材
の
点
検
,
聞
欄
か
ら
M
i
め
,
輸
送
時
の
温
度
や
J
J
;
!
境
の
記
ス
ラ
ン
ド
,
ノ
ル
ウ
エ
一
本
土
を
脱
ん
で
務
下
域
の
設
定
に
気
を
泣
う
な
ど
そ
れ
ほ
ど
楽
な
打
ち
iニげではありません。
M ロケ y
録
を
点
検
し
て
よ
し
ょ
し
予
定
通
り
,
と
ま
ず
は
安
心
。
ス
エ
ズ
卜
の
ノ
ズ
ル
材
料
の
止
良
の
た
め
の
設
計
手
法
の
検
誌
の
役
目
も
巡
河
を
通
る
と
き
の
ロ
ケ
ッ
ト
の
温
度
環
岐
に
つ
い
て
の
す
っ
た
あ
り
通
常
の
観
測
ロ
ケ
ッ
ト
と
は
緊
張
の
度
合
い
は
ず
い
ぶ
ん
逃
も
ん
だ
や
ら
,
哨
合
わ
せ
で
の
ト
ラ
ブ
ル
や
武
践
で
の
出
荷
時
の
ゴ
タ
ゴ
タ
と
か
,
い
ろ
ん
な
こ
と
が
あ
っ
た
割
に
は
あ
っ
さ
り
と
います。
作
業
開
始
。
以
後
組
み
立
て
.
動
作
チ
ェ
ッ
ク
,
ラ
ン
チ
ャ
装
才
ス
バ
ル
バ
ー
ド
諸
ぬ
は
ノ
ル
ウ
エ
一
本
土
か
ら
北
へ
約
千
キ
ロ
。
こ
の
地
域
ま
で
流
れ
込
む
メ
キ
シ
コ
湾
流
の
た
め
に
気
温
は
7 イナス
12-3
12 月
の
平
均
1ll'で緋度の割には暖かく,今回の
打
ち
上
げ
を
行
っ
た
ニ
ー
オ
ル
ス
ン
と
い
う
町
は
岱
は
世
界
最
北
の炭坑だったのですが.現{£では極域の生態調査や科学
観担 IJ の盆地として研究-/'I'が常駐できる小さなコミュニティ
と
し
て
維
持
運
営
さ
れ
て
い
ま
す
。
日
本
か
ら
も
極
地
研
の
出
店
が
あ
り
ま
す
。
今
回
の
実
験
期
間
中
の
町
の
人
口
は
我
々
実
験
班
を
合
め
て
Eの
中
で
も
こ
れ
を
見
る
態
度
40 人
か
ら
週に 2度
の
定
期
便
が
町
の
イ
ン
フ
ラ
は
炭
坑
の
ω人
と
い
っ
た
と
こ
ろ
で
し
た
。
こ
の
時
期
I回
飛
ぶ
と
人
口
が
何
割
l も変わります。
l時
代
か
ら
引
き
継
が
れ
た
も
の
で
,
ロ
ッ
ジ
か
ら
エ
ネ
ル
ギ
供
給
,
食
事
,
飛
行
場
の
述
g
sBayK
u
l
lCompani (Kull は石炭,今は
III 維
持
な
ど
Kin
Iii に Kings
Bay)
6
ー
f
週に l 聞は Kings Bay のエアロピクス教室もあります。
「とほほ・・・おまえらは日本の誇りを背負って北極ま
でロケットを飛ばしに来ておる。エアロビクスのお姉さ
んをのぞくとはfPf'J助、?なに _I 一緒に踊っただと・­
情けない」
12月 40. 地上,上空,風の条件何とかよし,ただし
雪はやまな L 、。現象の現れるのを待つうちいよいよう陸験
主任ゴーサインで発射。雪と氷の地面を照らしながら
88-520-2号機は降りしきる勺の中を雲の向こうに消えて
ゆきました(表紙写真)。ロケットの飛刻正常。係敵機
*i,縦割IJ :l*動作もすべて正常。追跡受信も射点を合めロ
ングイヤーベン,ノルウエ一本土の 3 カ所とも正常。約
20分後ほぽ予定通りの的感で実験終了。頂点高度は千キ
ロを余俗で上回りあとは紛ってから PIの皆さんに良いデー
タを出してもらうだけ・・・と長 L 、 10 日間の待ちの苦労
も吹き飛び実験終了。録後はうろうろしているトナカイ
やシロクマや
キツネカq旬遭っ
て食べて腹を
こわさないよ
などきわめて順調。準備の良さと調査の完壁さを誇るロ
ケット斑チーフ。こういう時はさらりと流すものだとた
うに,射長の
しなめる実験主任。この後に始まる長い長い「待ち」の
周りに飛E織っ
ことなど想像もできず・・・予定通り II 月 25 日の打ち上
たケープルや
ロケットの保
げ初日に臨む体制ができあがりました。
"Wecontin
凶 to HOLD."
淑材やらの破
ずっと続く実験主任の歓送。
6
片を舗もった
PI は
雪の中で回収
毎朝 15 時からスケジュールに入り打ち上げ体制を作って
時過ぎから昼まで良い観測条件を待つ。実験主任と
地上観測とデータ
初除。ここは自然と動物が一番偉いところです。
QL で町で待軽量。ロケット組は射点近
くのプロックハウスに缶詰。以下,天気,風,打ち上げ
時間生活 25 泊のキャンペーンは M-V-4号機で l別けた多
条件ベストの日のアンドーヤの連中との会話(ロケット
媛な年の最後を締めくくることができました。何とか 21
の都合で打てなかった日のことは忘れている)
:r サイエ
ンスの奴らはどこまで欲張りだ 9 いつも 120% を狙う J
「いや 5∞%だJ r今までのアンドーヤでの待ちの記録は?
位紀を迎えられます。実験班の皆さんお疲れさま。ほか
に書くことは L 、っ It ~、ありますが紙面がつきました。ま
J
た別の機会に。
rNA8A の奴らが 23 日待って打てなかった。この時もサ
計画会議に始まり足かけ 3年,計画の延期やロケ γ 卜
イエンテイス卜が GOを出さなかった。次に出直して来
の設計変更,改修などいろいろなことがありましたがご
たら初日に上げて失敗だった Hそりゃかっこ惑いな」・・-
支援いただいた多くの皆さんのお陰で無事に乗り切るこ
「おおいシモセ行くど J r今日はヲ J rl 時間自体育.
時|間目玉突き,晩飯
3 時間自体育,サウナ.
2
i
n
c
hclub ,
とができました。ノルウェー側の協力や実験に著書 IJII され
なかった多くの関係の管さんにもお礼申し上げます。来
夜食 J r はいはい J r 今日は PI の若いのをいっちょもん
年はもっと良いことがありますように。
(稲谷芳文)
でやろう」・-打ち上げ待犠中の毎日の昼食後の会話,
-7 ー
着火・燃焼ともに正常,計測・光学も良好なデータ,
貴 INDEX衛星の MTM モデル振動衝撃鼠験
II 月 21 日から 12月初旬にかけて宇宙研の町DEX 衛
星の MTM モデルの振動衝撃試験を.
記録を取得できた。
I~'~ 圧燃焼に備え採用された
(
I
n
t
e
g
r
a
lT
h
r
o
a
t Entrance)
C練で行ってい
ます。 INDEX衛星は,他の科学衛星と巡い,インハ
入
日
告
~
や
低
目
付
CFRP
方
式
ノ
ズ
ル
の
ウス ν ステムをその目標のひとつにしており,大衛星
も
非
常
に
小
さ
く
,
今
年
度
末
に
予
定
さ
れ
て
い
る
タ
の
燃
焼
,
試
験
の
成
功
を
予
感
さ
せ
る
の
に
卜
分
で
あ
っ
た
。
般旅の取付を,樋口先生,奥泉 JjiJ手を始め,宇宙研若
ま
た
,
ノ
ズ
ル
か
ら
排
出
さ
れ
る
ア
ル
ミ
ナ
粒
子
の
捕
集
に
も
手?が一喜一憂しながら,行っている所です。
成功したが,燃焼終了後,ある指Ii集JlJ金属製たらいが
実
験
班
H-DA のピギーパック待I 星として
2∞2年頃に打ち上げられる.
50kg級で衛星コストが4
11 の気分を:f1
製
製 1m 口
部
ラ
イ
ナ
の
焼
損
の
!
l
[
合
い
メーカーさんのカを 1 tJりずに待度パネルの融l丸ダミ一
INDEX衛星は.
ITE
3D-C/C
M-25
モ
ー
1ま
せ
る
挙
動
を
と
っ
た
こ
と
を
付
記
し
て
お
く
。
(
峨
必
ー
)
億円程度の小型衛足です。小型といってもいろいろ工
夫をこらした 3軸姿勢安定衛足です。
現在の字 Hi liJfの科学術 )J[ では,計ll'!iVfJ 始から 10~1:以
上たってからでないとその成果が符られない長期化の
弊害が JHJ 題になっています。また,そのコストも,打
上コストを合めて 15則立円以上となります。この点を
改め,新規開発した衛星妓柿i をいち早く軌道上で:J<.liE
し,かっ,タイムリーに科学的成果が得られる.f!ll学観
測のチャンスを与えるために,問DEX 衛星は徒系さ
れました。 l 号機には,オーロラの微細情造を極軌道
から鍛影するカメラ 3fi と粒 f センサーが鋳載されま
す。尚i卓 (60加国 z)
な制御,
プロセッサによる術1rl,の統{t的
リチウム flI池,向効患な反射厳つき太陽パネ
ル等の工'芋的技術の災証も行 L 、ます。待i)註システムの
肯 MUSES-C
設計もlIf能な 'N り所内でおこない,挑戦ソフトはすべ
MUSES-C
て所内で開発しています。(蔚藤宏文)
搭
載
予
定
の
SSV 開
発
中
止
計
画
は
米
11~NASA
れ
て
い
る
が
,
そ
の
ー
っ
と
し
て
あ
っ
た
MUSES-C
JPL の
超
小
明
ロ
ー
パ
ー
Vehicle)
NASA
と
の UI
]
で
協
力
が
進
め
ら
の
開
発
を
へ
熔
載
予
定
で
が
断
念
す
る
こ
と
と
な
っ
た
。
の
説
明
に
よ
れ
ば
,
開
発
中
止
の
1
!
P
.
算
の
大
幅
な
庁
ltl は [tIlt
l 却l の
た
め
で
あ
り
,
そ
の
NASA/JPL
S
ep
a
r
a
b
l
e
(SSV:Small
N
A
S
A
及
び
予
1Y 対
に
は
紋
近
の
の
火
1
J
J
.
ミ
ッ
シ
ョ
ン
の
相
次
ぐ
失
敗
が
あ
っ
た
と
の
こ
と
で
あ
る
。
火
1註
ミ
ッ
シ
ョ
ン
31iil .i.'l!絞失敗の後,
JPL で
事 u正
進
行
中
の
全
て
の
計
阿
に
つ
い
て
の
見
出
し
が
行
わ
れ
た
結
果
,
現
状
の
判
定
さ
れ
SSV は
巡 JH I: の
リ
ス
ク
が
大
き
い
と
.
-JJ
る
に
は
見
な
る
そ
れ
を
お
Vに
汗
さ
れ
た
E皇
内
で
解
決
す
f t!.li' 1 が
必
要
な
た
め
,
中
I I.: I上
む
無
し
と
決
定
さ
れ
た
も
の
で
あ
る
。
SSV
MUSES-C
女 M-25 SIM-3 大気燃焼鼠験
M-v 'l'l ロケット第
2段M-24 モータの改良型
タの 1/3 .5縮尺のシミュレーションモータ
の燃焼試験がヰ
過去 2 回の紛 J~ 耳目モータの燃焼試験で既に
ことを,そして
星
と
し
て
の
iii" 躍しており,ノト問はう信俊なみに
)J で燃焼,試験を行った。
[nJ きともに巾し分のない条利子
なお.
l上
は
残
念
で
は
あ
る
が
,
工
学
実
験
衛
MUSES-C
社
両
全
体
の
成
功
と
い
う
観
点
か
ら
,
1011 寺30
Fで行われ,
MUSES-C
に
お
い
て
は
他
に
も
サ
イ
エ
ン
ス
及
び
DSN (深'-=j :!'IE 通信網)による追跡支援等の協力関係
l lO§,\IJミ
b: 火は午前
l旦
|
っ
て
俗
織
の
司
視
宇
宙
研
と
し
て
も
こ
の
決
定
を
受
け
入
れ
る
こ
と
と
し
た
。
CFRP モータケースが|・分に機能を米ー
を越える陀
ht 表面を!fiJ)き
及
び
よ
外
カ
メ
ラ
に
よ
る
「
そ
の
場
」
観
測
を
行
う
予
定
で
あ
っ
た
だ
け
に
そ
の
附
発
中
.90 気圧弱
4つ
の
車
輸
を
持
ち
,
が
小
惑
星
に
接
近
し
た
際
に
探
査
機
本
体
か
ら
切
り
離
さ
れ
て
心
地
,
小
惑
・3
F 是!jj!jりの推進性能を示す
たすことを
分,天候,風
M-25 モー
M-25SIM
ι成 12 年 11 r! 27 日,成功裏に終了した。
での圧力ドで供試モータが
は
手
の
ひ
ら
サ
イ
ズ
な
が
ら
があるため,現在これら協力の今後の進め方について
協議を行っているところである。(上杉邦滋)
-8 ー
t字'i)志
第 20 回
保守
シリコ ンマイクロストリップセンサー
深沢泰司
IOMeV よりエネルギーの高いガンマ線光子は,電
全天の 20%) ,観測時間の効率化にもなる。これによ
子陥ill子対生成を利用して検出する。発生した m子・
り,
GLAST は EGRETの 50倍の感度で全天をくまなく
勝 HI子対は,エネルギーが高くなると検出総中でカス
サーベイする画期的なガンマ線衛星となる。
GLAST には,東京大学(現
ケードシャワーを発生する。これらのカスケードシャ
広島大学)の袋江氏が
ワーや入射粒子の飛跡を高精度で測定することによっ
加速総笑験で世界のト y プレベルの SSD設計技術i を持
て,ガンマ線の到来方向を決めたり有打E粒子起甑のパッ
つ広烏大学の大杉氏と共開設計し,浜松ホトニクスの
クグラウンドを除去することができる。エネルギーが
協力を得て開発した SSDが採用されることが決まって
1 ∞GeV より大きくなると発生したシャワー粒子群が
おり,それは 6 インチという大面積の FZ高低抗ウエー
エネルギー測定用カロリメータ内で完全に吸収されに
ハーで製作に成功したものである。感度のある領域が
くくなり,
8
7.
5X87 .5m田2 で 384本 /1 伎のストリップが含まれる
また IOMeV 以下ではコンプトン散乱が主
検出過程になってくる。このため,
IOMeV-Iα>GeV領
(図 I)。この SSDが全体で約 l 万枚も用いられる予定で
1970年代から
ある。この大きさにもかかわらず,不感チャンネル比
SAS-2 やCOS-B により宇宙ガンマ線観測が行われてき
率が0.1%以下という高品質である。大面積化,商品
た。そして,
1990代は Compton 衛星第戦 EGRET によ
質化のおかげで不感部分の大幅削減,および検出稼の
り,検出天体が270 にもなった。まさに大きく発展し
組み立ての大幅能率化になり,出IJ定務全体の信頼度向
ようとしているエネルギー領域である。
上が期待される。 1999年に笑際に全体の 16分の 1 の単
域がガンマ線の中でも観測感度が良く,
従来は, fE子陽fE子飛跡測定のために,ガスの中に
位モジュール検出総が試験則に組み立てられ(悶 2) ,
ビーム試験に成功している。
ワイヤーを張ったスパークチェンパーが用 L 、られてき
GLAST衛星は,検出天体の数が I 万を越えると予想、
たが,ワイヤーの位 i丘精度や数で性能が制限され,ま
たガスを消耗するために測定時間が制限された。とこ
され,
ろが,半導体の実装伎術の進歩によりンリコンウエー
線な興替をガンマ線領域で与えると期待されている。
X線領域で Einstein 衛坐が科学者に与えたと同
ハー上にストリップ(縞)状の p電極を lμm の精度で実
そして.これまで主にパルサーや BLAZAR に限られ
装できるようになり,シリコンストリップセンサー
ていた MeV/GeV ガンマ線天体が,
(SSD) として開発され,
体,巨大分子雲,超新昼筏骸,近傍銀河,銀河団,ガ
19列代に入ると加速~実験で
トランジェント天
広〈使われるようになった。現在建設中の実験装置で
ンマ線パースト,超長I弥性粒子など多種多線に広がる。
は 1 つのプロジェクトで数万枚の SSD が用いられてい
GLAST と競合する他の衛昼計蘭も同時期には存在し
る。そして,このおDが米日伊仏共同の次期l ガンマ線
ないため,世界的にも注目されており,
衛星GLAST(Gamma-ray La
r
g
eAreaS
p
a
c
eTelescope,
に参加l しようとしている。
2∞5年打上げ予定)で初めて本絡がJ に宇宙観測に利用
SSD は,
日本が積極的
MeV領域のマルチコンプトンカメラや硬 X
されることとなった。 SSD を斤H 、ることにより,飛跡
線倣域の搬像検出総としても噌ー一円
の決定fi'IIlrが l旬 t してガンマ線源の位置fi'lJ.!£が格段に
JV]待されており,我々のグルー
|古] I:する (GLASTでは 0.5-20分角)。また,検出 ~;i の高
プも含めて現在その開発が行
さを低くして視野を大きくすることができ(G LAST は
われ始めている。
(広島大学ふかざわ・やすし)
図 1
シリコンストリ y プセンサー。
大きさは 87.5X87.5mm 日
図2
ビームテストモデ'"'左のように SSD15枚(本物は 16枚の予定)
が並んだユヱットが,鉛の板とともに 32層重ねられて右の 1 つ
のタワーになる。本物同 16 タワーで構成する。
-9 ー
i
l
.
.
_
A 主義 L'i
タ
イ
王
国
で
象
を
撫
で
た
小
林
康
徳
11 月 4 日
か
ら
活
く
が
,
会
議
中
の
行
事
で
そ
の
闘
境
近
く
の
象
の
餓
育
公
闘
10 日
間
,
タ
イ
王
国
チ
ェ
ン
マ
イ
市
の
ホ
テ
ル
で
開
俄
さ
れ
た
第
の
一
つ
を
訪
れ
た
。
そ
し
て
,
初
め
て
割
6問
国
際
ヒ
ー
ト
パ
イ
プ
シ
ン
ポ
ジ
ウ
ム
(6 fH PS)
に
参
加
し
,
帰
途
パ
ン
コ
ヲ
市
の
AIT
工
科
大
学
〕
に
立
寄
っ
て
き
た
。
6IHPS
2人
掛
け
の
ス
キ
ー
リ
フ
ト
に
日
似
た
木
枠
の
中
に
収
ま
る
わ
け
だ
が
,
背
上
か
ら
眺
め
る
と
象
M
a
l
で
第 5 恒l 白
の
背
中
は
馬
の
背
の
よ
う
に
丸
く
も
広
く
も
な
い
こ
と
に
気
が
つ
い
た
。
も
ち
ろ
ん
馬
よ
り
ず
っ
と
胴
幅
は
あ
る
が
,
背
中
あ
W
I 旬
ア
ジ
ア
・
環
太
平
洋
地
域
の
国
々
に
開
催
地
が
広
げ
ら
れ
た
。
I裂
な
る
象
の
背
中
に
乗
っ
た
。
乗
っ
た
と
言
っ
て
も
の
会
議
は
元
々
,
本
で
組
織
し
開
催
さ
れ
て
き
た
が
,
諸
々
の
か
ら
(
ア
ジ
ア
2年
後
{
ま
斡
薗
で
第
た
り
の
勾
配
は
紡
桃
7回
目
が
聞
か
れ
る
予
定
で
あ
る
。
~t な
の
で
あ
る
。
そ
れ
に
背
骨
子
環
境
汚
染
や
エ
ネ
ル
ギ
ー
問
題
に
悩
ま
さ
れ
て
い
る
事
情
は
ど
ン
チ
位
高
く
突
き
出
て
い
て
歩
行
と
と
も
に
大
き
く
蛇
行
す
る
。
こ
の
|
頚
や
地
域
も
閉
じ
で
.
つ
ら
れ
て
木
枠
も
ゆ
ら
り
ゆ
ら
り
と
左
右
に
大
き
く
綴
れ
る
。
rヒ
ー
ト
パ
イ
プ
j と
い
う
熱
輸
送
デ
ノ
〈
イ
ス
に
何
ら
か
の
期
待
を
寄
せ
る
気
持
ち
は
ア
ジ
ア
地
乗
り
心
地
は
決
し
て
良
く
な
域
に
は
ま
だ
強
ん
に
人
ひ
と
り
が
座
れ
る
ほ
ど
の
広
さ
が
あ
る
。
こ
の
特
等
!
市
L、
。
い
ま
世
界
中
に
出
回
っ
て
い
る
ほ
と
ん
ど
L、
。
象
の
闘
は
才
鎚
頭
で
て
っ
ぺ
全
て
の
ノ
ー
ト
プ
ッ
ク
型
パ
ソ
コ
ン
に
は
ヒ
ー
ト
パ
イ
プ
が
埋
に
は
象
め
込
ま
れ
て
い
る
が
,
そ
の
供
給
源
は
日
本
と
台
湾
で
ほ
ぼ
独
背
に
列
を
述
ね
て
小
一
時
間
,
占
し
て
い
る
。
こ
の
よ
う
な
事
実
も
ア
ジ
ア
諸
国
を
刺
激
し
て
欧
道
や
小
さ
な
沢
を
た
だ
黙
念
と
ノ
シ
リ
ノ
シ
リ
歩
い
て
く
れ
い
る
の
か
も
し
れ
な
し
、
。
会
議
は
名
で
そ
の
5日
間
,
参
加
I
~ 録
者
は
ue い
の
少
年
が
桜
掛
け
る
。
!I I の
浅
瀬
を
渡
り
,
森
の
中
の
す
と
今
日
の
稼
ぎ
は
終
わ
っ
た
の
だ
ろ
う
,
三
々
五
々
象
た
ち
ら
愛
し
尊
敬
し
て
い
る
国
で
あ
っ
た
。
総
じ
て
人
々
は
溜
や
か
は
ご
主
人
を
で
ゆ
っ
た
り
と
し
た
時
間
の
流
れ
の
中
で
暮
ら
し
て
い
る
と
い
少
年
も
象
も
い
た
っ
て
無
口
で
は
に
か
み
屋
で
あ
っ
た
。
マ
イ
市
が
首
都
バ
ン
コ
ク
か
ら
¥
'
1
た
こ
と
に
も
よ
る
だ
ろ
う
。
海
抜
310m
な
生
活
風
習
,
土
i
f
I
i
物
売
り
の
子
供
述
の
必
死
な
悶
,
物
の
に
位
白
し
,
平
均
気
l支
は
低
い
と
し
、
う
。
f高
段
と
人
々
の
人
絡
を
混
悶
し
兼
ね
な
い
危
う
さ
を
党
え
る
。
ま
201 世
紀
初
頭
に
タ
こ
と
,
私
は
タ
イ
で
経
済
シ
ス
テ
ム
の
か
ら
く
り
の
ー
織
を
見
6∞
年
の
康
史
と
独
自
の
文
E 車I) の
首
都
で
あ
っ
た
。
年
1ft 諸
氏
に
た
思
い
が
す
る
。
こ
れ
ら
の
物
tfA は
お
そ
ら
く
バ
ン
コ
ク
に
拠
は
ユ
ル
・
プ
リ
ン
ナ
ー
主
演
の
「
王
様
と
私
」
の
映
画
目
・
演
劇
点
、
を
置
く
ブ
ロ
ー
カ
ー
逮
を
介
し
て
,
何
倍
も
の
尚
品
価
絡
に
で
お
馴
染
み
の
ダ
ン
ス
大
好
き
王
様
が
活
躍
し
た
舞
台
で
あ
る
。
な
っ
て
日
本
市
場
に
流
れ
込
む
の
だ
。
バ
ン
コ
ク
を
中
心
に
推
現
在
の
人
口
は
約
定 20 万
人
も
の
有
象
無
象
の
日
本
人
が
は
び
こ
る
所
以
で
あ
る
。
60 万
人
,
タ
イ
で
二
番
目
に
大
き
い
都
市
だ
仏
教
徒
の
悶
,
タ
イ
ヱ
閏
は
し
か
し
,
私
た
ち
に
ま
だ
ま
だ
大
そ
う
た
が
,
国
の
総
人
口
の
ー
舗
を
抱
え
る
国
際
都
市
バ
ン
コ
ク
の
1/10
に
過
ぎ
な
L、
。
市
の
街
中
は
「
古
都
い
な
る
郷
愁
と
好
奇
心
を
抱
か
せ
る
興
郷
で
あ
る
。
チ
ェ
ン
マ
j か
ら
イ
メ
ー
ジ
す
る
静
寂
や
消
新
な
雰
l
1
l
i
気
と
は
速
く
,
綴
背
と
イ
i
1
J
の
城
壁
や
ア
ユ
タ
ヤ
遺
跡
の
膨
大
な
j
i
J
:
の
赤
レ
ン
ガ
,
Ij
I
の
排
気
IIl I 々
し
き
エ
メ
ラ
ル
ド
寺
院
,
バ
ン
コ
ク
郊
外
の
巨
大
な
食
料
品
卸
ガ
ス
で
淡
く
包
ん
で
い
る
。
人
々
も
街
並
み
も
地
味
な
色
彩
を
装
う
チ
ェ
ン
マ
イ
市
内
に
は
し
か
し
,
度
外
れ
て
金
ピ
カ
で
売
り
場
の
雑
踏
と
異
臭
,
水
上
ラ
ー
メ
ン
j(~
1
m
な
寺
院
が
新
!
日
大
小
.
合
わ
せ
て
う
。
300 寺
ほ
ほ
ど
あ
る
と
い
'I' に
銀
座
す
る
仏
陀
た
ち
も
|
肱
い
ば
か
り
の
金
色
に
郷
い
i長
の
珍
味
等
な
ど
。
そ
れ
に
,
夜
の
バ
ン
コ
ク
は
も
う
一
つ
の
'J~ 郷
が
現
れ
る
。
務
し
暑
さ
と
人
い
き
れ
,
片
言
の
日
本
初
,
1!JI! 911~»J
瀦
と
踊
り
・
・
・
。
日
本
人
は
融
い
か
。
私
は
タ
イ
の
ま
線
と
て
い
る
。
周
聞
の
街
並
み
嵐
長
と
際
立
つ
コ
ン
ト
ラ
ス
ト
で
あ
る
。
象
が
担
担
当
日
な
動
物
と
し
て
祭
ら
れ
,
機
々
な
姿
態
の
m像
人
々
と
拝
童
話
し
た
t渚
々
の
仏
陀
に
密
か
に
合
本
し
て
帰
路
に
つ
や
俊
樹
が
祭
ら
れ
て
い
る
の
も
特
徴
的
だ
。
上
仏
座
仏
教
の
正
い
た
。
機
内
は
買
い
物
袋
で
膨
れ
上
が
っ
た
ツ
ア
ー
容
で
満
席
。
体
を
知
り
た
く
な
っ
た
。
座
席
の
窮
飽
き
に
優
し
い
気
分
は
す
ぐ
に
吹
き
飛
び
.
成
田
の
チ
ェ
ン
マ
イ
市
を
北
西
に
向
か
え
ば
臨
線
距
離
ビ
ル
マ
,
北
東
方
向
に
II -Ii i の
物
や
労
賃
が
圧
倒
的
に
安
い
こ
と
だ
ろ
う
。
北
部
住
人
の
'
l
'
I
索
6∞k
m 北
に
あ
る
古
都
で
あ
っ
イ
王
悶
に
大
問
問
結
す
る
ま
で
は
lJ
l
に
釆
せ
て
森
の
中
に
消
え
て
い
っ
た
。
タ
イ
ヱ
尽
の
旅
で
受
け
た
級
大
の
イ
ン
パ
ク
ト
は
や
は
り
品
L、
。
こ
れ
は
多
分
,
私
た
ち
が
滞
従
し
た
チ
ェ
ン
化
を
持
つ
ラ
ー
ナ
タ
イ
ミ
L、
。
は
し
ゃ
い
で
い
た
の
は
背
上
の
人
間
様
だ
け
。
我
々
を
目
的
地
に
下
ろ
タ
イ
王
国
は
初
め
て
で
あ
っ
た
が
,
評
判
通
り
王
線
を
心
か
泡
は
バ
ン
コ
ク
よ
り
数
10 頭
く
ら
い
が
私
た
ち
を
た
。
象
た
ち
は
迎
命
を
達
観
し
て
い
る
に
迷
い
な
114
2/3 は
外
闘
か
ら
の
出
席
者
で
あ
っ
た
。
う
印
象
が
強
I) が 10 セ
1∞k
m 強
で
200km
寒
気
で
心
底
が
縫
え
た
。
泉
郷
か
ら
の
帰
還
で
あ
る
。
(
こ
ば
や
し
・
や
す
の
り
)
稼
で
ラ
オ
ス
の
箆
撹
に
た
ど
り
-10-
の
美
女
途
,
.,'-とョ
惑星探査テクノロジー第 9 回
ぷ定~o.;ノ
qぞ
極限環境と探査機技術
粛藤宏文
今回のお話は,惑星探査における極限的な環境とそ
の
速
度
で
月
表
面
に
激
突
し
て
,
衝
撃
と
し
て
は
10 ,α氾G が
れを乗り越えて惑星探在を行う場合に必~な探査機技
数
ミ
リ
秒
も
持
続
し
ま
す
。
技
術
的
な
難
し
さ
は
,
向
性
能
の
術についてです。乎術研では,惑frl分野の:mJ学研究者
翌
日
学
セ
ン
サ
ー
や
電
子
医
と工学関係者が将来の惑星探査について,その科学的
る
技
術
に
あ
り
ま
す
。
ま
た
,
金
昆
バ
ル
ー
ン
で
は
お
な意義と技術的な問題の洗い出しを行っています。そ
に
た
え
ら
れ
る
金
属
バ
ル
ー
ン
も
考
え
ら
れ
て
い
ま
す
。
の中で議論されている解決すべき惑星の極限1),1境とし
ては,以下の様なものがあります。
(
I
) 高
温
l路
'
1
f
.
を
ポ
ッ
テ
ィ
ン
グ
し
て
保
護
す
fj ~、気圧
* ** ** *
本
本
刻ド
本
以上のような極限的な環境が惑星探査に見受けられ
ます。椴造材料の分野では,ここに挙げたお温や衝撃
水
星
探
査
周
囲
衛
星
の
よ
う
に
太
陽
か
ら
の
砲
射
光
強
度
が
地
は,推進系や再突入後,その他の織造物が経験する環
沫
の
績よりも恋やかであるといえます。その意味で.むし
10 倍 (14kW/m'
げ
も
あ
る
環
境
が
あ
り
ま
す
。
こ
れ
は
直
射
日
光
を
遮
蔽
す
れ
ば
あ
る
程
度
は
,
避
け
ら
れ
ま
す
。
ろ,問題は屯子デバイス等の機能素子により大きな国
宇
宙
研
が
欧
州
と
訓
画
し
て
い
る
水
星
胤
閲
探
査
機
Colombo
Bepi­
て
'
は
,
基
本
的
に
は
14kW
1m' の
太
陽
重量さがあるといえます。
~l1 -f デバイスについて考えてみると .
I直
射
光
を
~·~rJ..環療と放
探
査
機
表
面
で
反
射
・
遮
蔽
し
て
,
熱
制
御
し
ま
す
。
ま
た
,
射線1),1111 はある程度共通した研究課題であるといえま
ノk 厄
ラ
ン
ダ
ー
や
金
星
低
高
度
気
球
計
闘
の
よ
う
に
温
度
と
し
す。商品1環境下では,同体索子中の112子が低エネルギー
て 400'(;
に
も
な
る
段
境
が
あ
り
ま
す
。
こ
れ
は
,
ガ
ス
や
表
[
日
の
温
度
が
高
湿
な
の
で
,
本
当
の
窓
味
で
高
温
(
2
)
1),1.t,'l
で
す
。
低
温
の状態、から高エネルギーの状態に熱的に励起されたり,
漏れ屯流を発生させます。一方,放射線が HIチデバイ
スに!照射されても,余分な m子・正孔が発生したり,
太
陽
か
ら
離
れ
た
外
惑
星
探
流
機
で
は
,
太
陽
光
が
微
弱
な
の
もれ ~U流が生じます。ですから,耐高温性と耐放射線
性は,共通した研究開発で対処できます。
で
低
並
立
が
|
問
題
に
な
り
ま
す
。
ま
た
,
月
惑
星
の
ラ
ン
ダ
ー
が
夜
側
で
経
験
す
る
温
度
は
,
その一例として.
-I ∞
℃
以
下
に
な
り
ま
す
。
地
中
に
持
守
れ
ば
熊
が
冬
眠
す
る
様
に
,
表
面
よ
り
は
暖
か
L 、です。
(
S
i
l
i
c
o
non In suJator)
ぺ
平
ト
レ
ー
タ
が
地
中
の
潜
り
込
む
利
点
の
一
つ
は
,
こ
こ
に
も確認試験をしましたが,
~1 しい説明は省略しますが,
デ
バ
イ
ス
が
あ
り
ま
す
。
宇
宙
研
で
3∞
℃
ま
で
動
作
す
る
も
あ
り
ま
す
。
ア
メ
リ
カ
や
ロ
シ
ア
で
は
,
い
わ
ゆ
る
放
射
線
バイスがあります。また,この素子は.
同
位
元
素
(
ア
イ
ソ
ト
ー
プ
)
を
探
査
機
や
ラ
ン
ダ
ー
に
篠
載
強
い
政
射
線
で
も
,
び
く
と
も
し
ま
せ
ん
で
し
た
。
現
(
E
,
こ
し
て
熱
源
や
の SOlデバイスが放射線に強い事を利用して,周波数
t起
源
に
使
用
し
て
い
ま
し
た
。
し
か
し
,
昨
今
で
SOl
SOlデ
IMrad
は
,
1
)
,
1
境
問
題
か
ら
こ
れ
も
難
し
く
な
り
,
放
射
線
同
位
元
素
1 ∞MHz 以上の宇宙!H
を
利 m し
な
い
探
査
が
,
火
星
軌
道
ま
で
は
一
般
化
し
つ
つ
あ
うと剤耐しています。宇宙研のすべての科学衛星に,
CPU を,数年以内に:)f
り
ま
す
。
ま
た
,
低
淵
に
最
も
弱
い
徴
税
は
バ
ッ
テ
リ
ー
で
す
。
ま
た
,
実
用
術
獲
に
も
使
低
組
J
;
;
1
J
)
'
l
で
は
,
エ
ネ
ル
ギ
一
昔
話
確
保
と
低
温
に
耐
え
ら
れ
る
CPU に
な
る
予
定
で
す
。
こ
れ
は
,
惑
星
係
資
技
術
が
字
HI さ
れ
る
よ
う
な
汎
バ
ッ
テ
リ
ー
が
鍵
に
な
り
ま
す
。
全般に賀市
という
JlI化しよ
JIJ の
宇
宙
朋
Eli
t できる,一つの好例です。
(
3
) 店主射線
(さいとう・ひろぷみ)
太
陽
フ
レ
ア
ー
爆
発
に
よ
る
肱
射
線
は
,
太
陽
に
近
い
水
星
等
で mJ 題
に
な
り
ま
す
。
し
か
し
,
こ
れ
は
時
々
発
生
す
る
現
象
で
あ
り
,
極
限
的
と
い
え
る
ほ
ど
で
は
あ
り
ま
せ
ん
。
む
し
ろ
,
.
.
.
X
木
星
の
よ
う
に
滋
場
を
持
っ
て
い
る
惑
星
で
は
,
磁
場
に
か
ら
み
つ
い
て
い
る
高
エ
ネ
ル
ギ
ー
粒
子
に
よ
る
政
射
線
が
常
時
作
用
す
る
の
で
,
ミ
ッ
シ
ョ
ン
期
間
中
に
IOMRad
喝
合
会
?
以
上
と
い
う
と
い
う
よ
う
な
大
き
な
は
に
な
り
ま
す
。
(
4
) 衝
撃
や
圧
力
こ
れ
に
は
,
宇
宙
研
の
る
ベ
ネ
ト
レ
ー
タ
の
は
入
LUNAR-A
が
月
表
If可
に IT 入
さ
せ
l時
の
衝
聖
書
が
あ
り
ま
す
。
|
週
休
惑
星
探
慌
で
は
重
要
な
探
査
手
法
で
あ
る
の
で
,
あ
え
て
極
限
環
境
と
し
て
挙
げ
ま
す
。
J-J の
ペ
ネ
ト
レ
ー
タ
で
は
3∞m/sec
11-
憧憶(憧れ)
荒井智典
「さわでい,かっぷ(クラップ)
「宇宙」への憧れを増幅させるからではないでしょうか。
!J タイでは挨拶は,
「おはよう」も「こんにちは」も「さようなら」もこれ 1
未知なるがゆえに自分の空想が真実かもしれぬという想
つでOKです。発音が難しいと日本人の方はいいますが,
いが,なお一層少年連の血液を沸腿させるのだと。
2仮泊年の宇宙研の一般公開にはZ万人を超す人々が訪れ
I 番大事なのは微笑みを添えるということらしいです。
いきなり宇宙とは無関係なお話で恐縮です。まあ,挨
たと聞いております。私もほとんど終わりかけの唱えちょっ
拶と ISAS ということでお許しを f 日本学術振興会バンコ
とだけお邪魔しました。(そのとき駐車場係の方々には大
ク研究連絡センターの荒井でございます。お久しぶりで
変ご迷惑をおかけしてしまい,誠に申し訳ございません
ございます。ご記憶の方もまだいらっしゃいますよね。
でした。このような場を借りてすみませんが,心からお
平成6~8年度に宇宙研にお世話になっておりました。たっ
詫び申し上げます。)多くの人にとって「宇宙J は,いま
た 3年間ではございましたが,私にとりましては非常にエ
なお未知なる興味深い世界であり, I少年の憧れ」であり
キサイティングな日々でありました。仕事の内容もさる
続けていることを物語っていると思います。宇宙研での 3
ことながら,おそらく少年時代の終わりとともに閉じ込
年間は,そうした人々の憧れに非常に近い場所(距離的
めていた「宇宙」への狂おしいまでの憧憶(あこがれ)
なものだけでなく)で何らかの関与を仕事として行える
が宇宙研の先生方と接することで急に匙ってきたような
高揚感(初めて異性を意識した頃,
錯覚に後押しされたものだったのではなし、かと今振り返っ
手の娘の順番を頭の中で繰り返し繰り返し呪文のように
フォークダンスで相
て思っております。
確認していたあの昂ぶりにも似た)でいっぱいでした。
現在宇宙研で働く全てのみなさまに,私は嫉妬します。
ちょっと前になりますが, TVのパソコンの CM で西洋人
の男の子がロケット(デパートの屋上なんかに設註されて
どうか多くの人々の憧れの近くで働くことへの高揚感を
いる子供用の乗り物で 10 円玉を入れると前後に揺れるだ
楽しんでくださ L 、。独立行政法人化や省庁再編による行
けのやっ)に乗り込むと本絡的な打ち上げのアナウンスが
政機関としての煩雑な種々の問題等,考えたら頭の痛く
あり,満天の星空にロケットが向きを定め,少年の期待
なるような混沌とした状況ではありますが,
が顔いっぱ L 、に広がった瞬間にガコガコと前後に揺れて
形であれ人々の「宇宙」への憧れが無くならない限り,
少年の失望した顔アップで終わるといった映像がありま
「宇宙研は永遠に不滅です! (長崎風に )J と信じましょう。
どのような
私自身も再度宇宙研で働ける日を未だに夢見ておりま
した(実際にはここで知的好奇心を満足させるといった PC
の画面に続くのですが)。誰にでも似たような記憶がある
す。しかし,
と思います。映像にはありませんが,おそらくロケット
うものらしいです。(司E実,異動希望先として「宇宙研J
を降りて両手を広げ肩をすくめながら首を横にふり(欧米
と記入した私は今タイにおります。タイも本人希望です
人が良くやる仕草)やれやれといった感じで現実に戻って
けど。〕
いく少年が私で,
I人事」とは願えば願うほど遠ざかってしま
最後に文中「少年」と限定した表現を連呼したのは,
I なにくそ『それなら自分で作ってやる。」
と踏み出した少年が宇宙研の先生方ではなかったかと,
決して「少女」の除外を意図したものではありません。
この CM を見ながら思いました。誰もが一度は抱く「宇宙」
ただ荒井の媛小な脳みそのイメージで「少女の憧れ(=夢)J
への憧れを今も持ちつづけている,そんな先生方に軽い
イコール「宇宙」の数式が何故かしっくりいかなかった
嫉妬を覚えたのを今懐かしく思い返しております。
ので,敢えて「少年」とさせていただきました。お気に
触った女性の方には.ここでお詫びいたします。
こちらタイ王国におきましても,少年逮の宇宙に対す
(日本学術振興会バンコク研究述絡センター
る憤れは決して日本の子供たちに引けを取るものではあ
あらい・とものり)
りません。子供用の玩具売り場では,宇宙開辿(星閥飛
行ロケット等)の物は人気が高く, TV番組(子供向け)
⑫
でも宇宙ネタのアニメや CG物は非常に多いです。いいえ,
むしろこちらの子供たちの方が強いといっても良いでしょ
う。それは情報が日本の子供たちよりはるかに少なく,
かつ現実(生活)が非常'に厳しいという環境が未知なる
ISAS ニュース
先行
.4>:ニ
'r' Hi科学研究所(文
~~W1 吋)
N
o
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2
3
7 2
0
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神ぶ川県相
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ISSN 0285 ・2861
野 h3 11 TEL0
42759-8009
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覧
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れ
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す
(http.//www.isas.ac.jp)
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