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平成24年11月15日 商店街活性化の取組事例・支援制度等 沖縄総合事務局経済産業部 1①沖縄市一番街商店街・沖縄市サンシティ商店街(沖縄市胡屋) (1)老朽化したアーケードの改修による商環境の向上 老朽化したアーケードの改修を実施。 アーケード空間を活かした集客イベン トによるにぎわい創出に取り組んでいる。 アーケードの改修: LED照明装置、防犯カメラ設置、路面舗装等 集客イベントの例: 福島物産展、エイサーナイト、フリーマーケット等 事業主体者: 沖縄市一番街商店街振興組合、沖縄市サンシティ商店街振興組合 事業コンセプト:輝け!響け!みんなのコザっ家~つくるぞ つなぐぞ コザ「新」ルネッサンス (2)空き店舗を活用したチャレンジショップで若手創業者を支援 長期空き店舗を定期借家し、以下の改修工事(リノベーション) を実施。 実施主体者:まちづくりNPOコザまち社中 ①コージーセントラル アーティスト・クリエーターの起業家を集積 新たな産業の育成 ロングライフデザインを基調とした生活雑貨、カフェレストラン ②コザゲートアパートメント 雑貨や器、衣類、アクセサリー等中心に、各個店にブースで売り場を設置。 2階はギ ャラリーとして貸し出し、グループ展や発表会などに活用。 3階はショウルームを兼ねたインキュベーション施設となっている。 県内 1②沖縄市一番街商店街・沖縄市サンシティ商店街(沖縄市胡屋) 【沖縄市の中心市街地活性化の歩み】 ●沖縄市の中心市街地は、戦後から嘉手納基地の門前町として、また、商業機能をはじめ都市機 能が集積した沖縄本島中部圏の中核都市として、飛躍的な発展を遂げた。 ●モータリゼーションの進展、高齢化といった社会情勢の変化、郊外への市街地化の拡大、さらに は近隣市町村への大型商業施設の相次ぐ出店などを背景として、空き店舗の増加、歩行者通 行量の減少、交流機能の低下など、かつてのにぎわいを喪失。 ●行政と民間が一体となって中心市街地の活性化に取り組むため、民間事業者を中心に組織され た「沖縄市中心市街地活性化協議会」を平成20年11月に設置。中心市街地の現状分析や市民 ニーズの把握・分析、これまでの取組の検証を行い、「コザ文化の継承と発展によるにぎわいづ くり」と「住む人目線での良好な生活空間の創出」の2つを基本方針とした「沖縄市基本計画」を 策定。 ●平成22年3月:中心市街地活性化法に基づく「沖縄市中心市街地活性化基本画」が認定を受け、 それに基づき、商店街の改修、リノベーション事業、集客イベントなどを実施。 活用した支援制度:戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金 ①制度の目的 : 地域商業の活性化 ・コンパクトで賑わいあふれるまちづくりを実現するため、「中心市街地の活性化に 関する法律」に規定する内閣総理大臣の認定を受けた中心市街地活性化基 本計画に基づく、商業施設又は商業基盤整備施設の整備事業を支援。 ・地域の自治体、商店街、商業者又や地権者などの幅広い関係者との連携を図 ポイント! りながら実施することが条件。 ②補 助 率 : 2/3以内 2①石垣市中央商店街(石垣市大川) 実施主体者:石垣市中央商店街振興組合 (1)老朽化したアーケードの改修による商環境の向上 ・石垣市中心市街地の中心部に位置する「ユーグレナモール」(アーケード) のスマートアーケード化を実施。 ・無線LAN環境の整備、 デジタルサイネージの設置、定点カメラの設置、 LED照明の導入。 ・光熱費やメンテナンス費を増大させていた屋根の雨仕舞い部分など、アー ケード全体のリニューアル。 ※同アーケードは2010年に日本初の商店街ネーミングライツを導入。 ネーミングライツ(施設命名権)の導入により、名称を「あやぱにモール」 から「ユーグレナモール」に変更。この取り組みは、日本初の商店街ネー ミングライツの導入事例。 命名企業の(株)ユーグレナと連携し、自然豊かな石垣島から環境の大切 さを発信。 県内 2②石垣市中央商店街(石垣市大川) (2)空きスペースを活用した子育て世代でも楽しめる環境づくり ・商業拠点施設である公設市場2階の未利用スペースを活用 して、市民及び観光客が利用できる、月極利用及び一 時利用 が可能な「あやぱにキッズ保育園」を開設。 ・保育園と併設して、子供が遊ぶ姿を見ながらお茶や食事がで きるスペースを提供 。 活用した支援制度:中小商業活力向上補助 ①制度の目的 : 地域商業の活性化 ・商店街等が地域コミュニティーの担い手として実施する、少子化、高齢化等の社 会課題に対応した空き店舗活用事業の支援。 ・地域資源を活用した集客事業等、集客力向上又は売上げ増加の効果のある取り 組みを支援 ②補 助 率 : 2/3以内 3.栄町市場商店街(那覇市安里) 県内 ●レトロな雰囲気で活性化 那覇市安里にある栄町市場商店街は、戦後の復興時に誕生し、現在もなお、当時とほとんど変わらぬ姿で現存し ている。すっかり寂れてしまった時期もあったが、ここ数年、市場の人々や、県内外からこの町のレトロな魅力に惹 かれてやってきた、多くの人々の手によって、徐々に活気を取り戻しつつある。 ●街の魅力を活かしたイベントの開催 毎年6月~10月の月末土曜日に「屋台祭り」と称して、音楽、ダンスイベントを商店街の通路に特設舞台を設けて 開催。ボランティア参加者も多数いる。 商店街で商売を営む五十代の「おばぁ」がラップのリズムで商店街ソングを披露。そのユニークな演技が栄町市 場商店街を有名に し、活性化に貢献している。 沖縄・栄町市場にゆかりのあるアーティスト、デザイナーその他様々な人達が、ボランティアとして参加したオムニ バスCDを制作し地域を盛り上げている。 県外 中心市街地の活性化 (香川県高松市) ~コンパクトでにぎわいあふれるまちづくりを実現するため、様々な関係者が一体となって実施 ~ ◆高松丸亀町商店街再開発事業 ~デザインコードに基づく、まちのコンセプトに合わせた魅力ある店舗集積・景観統一~ ○A街区(壱番街)(18年12月オープン)土地の所有と利用を分離(定借、テナントミックス) 売上高3.3倍、通行量1.5倍※ ~戦略的中心市街地商業等活性化事業等による支援~ ○B~C街区(弐番街、参番街)(22年オープン)小規模連鎖型の再開発 ○B~F街区街路整備(路面舗装)(19~20年度整備) ○B~C街区アーケード整備(22年度整備) ○地域コミュニティ創出による商店街活性化事業 (高松丸亀町商店街振興組合)(21年度実施) 商品開発、開業支援を経て再開発の進む中心商業地にテナントミックスにより展開していく仕組みづくり ○G街区(丸亀町グリーン)(24年オ4月オープン) ○D~F街区(未定) ◆Irucaカードを活用した中心市街地活性化(高松琴平電気鉄道㈱)(19~21年度) IruCaカードで買い物ができる決済端末を中心市街地に設置 20年度はまちバスやコインロッカーなどに 利用拡大 21年度は決済端末、チャージ機の設置拡大、ポイント還元イベント等を開催 ◆交通 ICカードを活用したIT支援型多世代交流まちづくり(香川大学)(20~21年度) 高松丸亀町G街区 (丸亀町グリーン) 20年度は高松常磐街に多世代交流拠点(ミッドプラザ)を設置、学生証機能付きIruCaカードで中心市街地に誘導 21年度は「商都再生塾」を開催し、商店街活性化に向けた人材育成の仕組みを構築 Irucaカード ※A街区開業後の成果(平成18年以降) 売上高や通行量の増加 高松市の税収(固定資産税)の増加、地価の下げ止まり 等 億円 売上高 千人 40 百万円 20 30 33 20 10 通行量 40 18 10 0 0 開業前 開業後 高松丸亀町壱番街ドーム 36 30 20 12 10 固定資産税 10 0 開業前 開業後 4 開業前 開業後 高松丸亀町B街区 8 中心市街地魅力発掘・創造支援事業費補助金 平成25年度概算要求額10.0億円(新規) 沖縄総合事務局経済産業部 商務通商課 098-866-1731 事業イメージ 事業の内容 まちの魅力掘り起こし(事業化調査) 事業の概要・目的 ○中心市街地活性化法に基づき内閣総理大臣の認定を 受けた市町村に対して支援を実施します。 ○具体的には、まちの魅力を高めるための知恵の掘り 起こし、人材育成・派遣、先導的取組の実証を重点 的に支援することにより、生活者が安心して暮らす ために不可欠な活力ある商機能を維持し、市町村が 目指す「コンパクトでにぎわいあふれるまちづく り」を推進します。 ○生活者にとって快適な商機能の在り方調査、地 域産品の魅力・競争力分析等による地域の個性 の再発見、それを基礎とした新規性の強い事業 化調査等を支援します。 実証事業 ○事業化調査で得られたまちの魅力を高めるアイ デアにつき、その実現可能性を探るために行う 先導的で収益性の低い実証事業を支援します。 (例) 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 補助(2/3、1/2) まちづくり会社 商店街振興組合 等 統一的な景観を有する 商空間モデル構築等 ICカードを活用した 電子マネーサービス のモデル事業 専門人材の派遣 ○事業化調査や実証事業を踏まえ、まちづくり事 業に専門的な知見を有する人材の招聘等に対す る支援します。 中小商業活力向上事業 平成25年度概算要求額 16.2億円(18.0億円) 事業の内容 沖縄総合事務局経済産業部 商務通商課 098-866-1731 事業イメージ 事業の概要・目的 商店街等が、少子化・高齢化等の社会課題に対応した空き 店舗活用事業や地域資源を活用した集客力向上及び売上増 加に効果のある商店街活性化事業を行う場合に支援しま す。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 経 産 局 補助 集客イベント事業 商店街振興組合、事業協同組合、 商工会、商店街組織(法人化され ていない任意団体の商店街)、民 間事業者等 補助率:補助対象経費に対して原則1/2補助 (地域商店街活性化法認定案件は2/3) 想定金額:ソフト事業 100万円~数千万円程度 ハード事業 100万円~数億円程度 <補助対象> ソフト事業:商店街活性化イベント、空き店舗活用事業 等 ハード事業:交流施設、商業インキュベータ等の施設整備 等 アンテナショップ等の空き店舗活用事業 商業インキュベータ LED街路灯整備 地域商業再生事業 平成25年度概算要求額 41.9億円(15.0億円) 【うち要望枠11.9億円】 事業の内容 沖縄総合事務局経済産業部 商務通商課 098-866-1731 事業イメージ 調査・分析 事業の概要・目的 ●商店街等と民間事業者等(まちづくり会社・NPO法人 等)とが一体となって、子育て支援施設や高齢者の医 療補完施設等の整備など、地域コミュニティの機能再 生に向けた取組を行う場合に支援します。 ※地域住民の規模・行動範囲や商業量、地域住民が 商店街等に求める機能などを調査分析した上で行 うことが条件です。 ●また、商店街が、地域のコミュニティ機能を継続的・自 律的に果たしていけるよう、外部環境の変化に適合し た形で店舗を集約化するなど、構造改革を進める取組 等を新たに支援対象とします。 ・地域住民が商店街に求める「子育て支援」、「高齢者の社 会生活支援」などのコミュニティ機能やその事業の実現可能 性などを特定する調査・分析を支援します。 【地域の人口密度調査】 【まちづくりにおける土地利用計画】 コミュニティ活動拠点整備等 ・調査・分析結果に基づいて、地域の共助活動の拠点となる施 設整備を実施するなど、地域コミュニティ再生の取組を支援 します。 条件(補助率、対象者、補助金額) 補助 国 経産局 商店街等と民間企業 等との連携体 ◇補助率:補助対象経費の2/3を補助 ◇補助対象者:商店街等とまちづくり会社やNPO法人等の民 間企業等との連携体 ◇想定金額 調査・分析 100万円~500万円程度 コミュニティ活動拠点整備等 100万円~数億円程度 ・買い物の間の子ども預かりサービスや、 挨拶やしつけまで含めて地域ぐるみで 子どもの教育を行う拠点を整備 【子育て見守りサービス】 ・簡易な健康相談の施設を整備。健康状態 にあわせた食事レシピや運動メニューを 近隣店舗等と連携して提案 【健康相談】 ・コミュニティ機能を継続的・自立的に提供できるようにする ため、商店街の経営革新の取組もあわせて支援します。